JPS6143331B2 - - Google Patents

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JPS6143331B2
JPS6143331B2 JP52111689A JP11168977A JPS6143331B2 JP S6143331 B2 JPS6143331 B2 JP S6143331B2 JP 52111689 A JP52111689 A JP 52111689A JP 11168977 A JP11168977 A JP 11168977A JP S6143331 B2 JPS6143331 B2 JP S6143331B2
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JP
Japan
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zone
butadiene
stream
solvent
extractive distillation
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Application number
JP52111689A
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English (en)
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JPS5340702A (en
Inventor
Furederitsuku Notsuto Robaato
Aansuto Handorosu Aasaa
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
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Filing date
Publication date
Application filed by Shell Internationale Research Maatschappij BV filed Critical Shell Internationale Research Maatschappij BV
Publication of JPS5340702A publication Critical patent/JPS5340702A/ja
Publication of JPS6143331B2 publication Critical patent/JPS6143331B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C7/00Purification; Separation; Use of additives
    • C07C7/04Purification; Separation; Use of additives by distillation
    • C07C7/05Purification; Separation; Use of additives by distillation with the aid of auxiliary compounds
    • C07C7/08Purification; Separation; Use of additives by distillation with the aid of auxiliary compounds by extractive distillation

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ブタジエンと、他のC4―炭化水素
および少量の飽和および不飽和C5―炭化水素と
の混合物から、ブタジエンを回収する方法に関す
るものである。
ブタジエンは合成ゴム、薬品等の製造のための
重要な出発原料である。公知のブタジエン製造方
法は次の如きブタジエン分離工程を常に1または
それ以上含むものである。すなわちこの分離工程
においては、通常の分留操作では分離できないよ
うな同程度の揮発度(常圧下の揮発度)を有する
複数の炭化水素成分からなる混合物からブタジエ
ンを分離しなければならないのである。これらの
公知方法に用いられるブタジエン製造用原料は一
般に非選択型脱水素操作、または多くの場合にお
いて熱分解(ピロリシス)操作により得られたも
のである。このような脱水素操作まは熱分解操作
により得られる混合物は、ブタジエンと、他の
種々の飽和および不飽和炭化水素類(炭素原子数
が同一であり、そして不飽和度が相異なる種々の
化合物を包含する)との混合物であつて、この混
合物中の種々の化合物を相互に分離することは非
常に困難である。工業的立場からみれば、上記の
如き場合には、抽出蒸留技術にしたがつてアセト
ニトリル、アセトン、フルフラール、ジメチルホ
ルムアミドまたはそれらの水性混合物の如き極性
溶媒の存在下に抽出蒸留操作を行つてブタジエン
を回収、精製するのが有利である。極性溶媒は炭
化水素成分類の相対的揮発度の変化させるもので
あつて、これによつて、これらの成分が蒸留によ
り相互に分離できるようになるのである。
ブタジエンと、それに近い沸点を有する炭化水
素(たとえばブタン、ブテン)との混合物から、
ブタンを回収するための、かなり効果的な公知回
収方法について説明する。この公知方法では、極
性溶媒(好ましくはアセトニトリルまはその水性
混合物)の存在下に抽出蒸留を行う。そして、か
くして得られた非フラツシユ液状生成物に、前記
抽出蒸留帯域の圧力よりも低い圧力においてスト
リツピングを行うかまたはフラツシングとストリ
ツピングとを順次行うことにより、ブダジエンが
最初に、低圧下においてフアツト溶媒含有底部生
成物からブタジエン富化蒸気の形で回収される。
ここに「フアツト溶媒」は、ブタジエン等を含ん
でいる溶媒のことである。上記の低圧フラツシン
グおよびストリツピング操作により得られたブタ
ジエン富化蒸気生成物を其後に集めて、前記抽出
蒸留帯域の圧力に等しいかまたはそれよりも一層
高い圧力になるまで圧縮し、この圧縮蒸気の一部
は前記抽出蒸気帯域の底部に戻し、前記圧縮蒸気
の「残りの部分」は第2ストリツピング塔に入
れ、ここでブタジエンをオーバーヘツド生成物と
して回収する(英国特許第1325978号明細書参
照)。この公知方法は次の如き利点を有する。す
なわちフラツシング帯域およびストリツピング帯
域の操作が比較的低い温度において実施でき、こ
れによつてジオレフインおよびアセチレンの重合
が充分に抑制または防止でき、かつ同時に装置に
おける熱エネルギー、冷却および圧縮のための必
要経費がかなり節約できる。
上記の公知方法は実質的に商業的規模で実施で
きるものであることが確認されているけれども、
その実施効率が、所望の最高効率よりも低い場合
があることに注目されたい。このような間題が起
こる場合の1つの例は、抽出蒸留すべき炭化水素
原料(フイードストツク)が、飽和および/また
は不飽和C5―炭化水素を少量(ただし、はつき
り認識できる程度の量)含むものである場合であ
る。たとえば、ブタジエンよりも分子量の高い化
合物(たとえば、n―ペンタン、イソペンタン、
3―メチルブテン―1の如きC5―炭化水素)
を、はつきり認識できる程度の含有量で含有する
炭化水素流を、抽出蒸留実施前に常法にしたがつ
て分留または蒸留して、比較的重質の炭化水素を
除去することによりブタジエンをナフサ熱分解エ
フルエントまたは製油所ブテン(リフアイナリブ
テン)から回収するときに、上記の事態が一般に
起こり易い。このような事態またはそれに類する
事態が起こつた場合には、前記抽出蒸留帯域の上
流側にある分留帯域の原料組成の変化、誤操作
(まは不適当な操作)および/または不適当な設
計施工のために、前記分留帯域から出て前記抽出
蒸留帯域に供給されるべき「該分留帯域のブタジ
エン含有オーバーヘツド生成物」にかなりの量の
C5―炭化水素が含まれるようになると考えられ
る。抽出蒸留工程および其後のブダジエン回収工
程(フラツシング工程およびストリツピング工程
を包含する)においては、前記C5―炭化水素は
非融和的挙動を示し、すなわち炭化水素混合物中
では重質炭化水素としての挙動を示し、一方、溶
媒中では軽質炭化水素としての揮発度特性をあら
わす。ここれによつて受ける実質的な影響という
のは、極性溶媒の他にC4―およびC5―炭化水素
を含む混合物を分留することが非常に困難にな
り、そしてその結果として、抽出蒸留実施後のプ
ロセス流の中にC5―炭化水素が蓄積する傾向が
生ずることである。このC8―炭化水素の蓄積は
好ましくないことである。なぜならば、この蓄積
は、ブタジエン生成物、特に1,2―ブタジエン
およびビニルアセチレンから他種汚染物の除去操
作に悪影響を与えるものであり、すなわちこの除
去操作に溶媒の大量損失が必ず伴うようになるの
である。
本発明者は比度、抽出蒸留帯域から出たフアツ
ト溶媒中に存在するC5―炭化水素が、ストリツ
ピング帯域およびフラツシング帯域(ただしこの
帯域が存在する場合に限る)から回収された1ま
たはそれ以上の蒸気流の中に濃縮すること、およ
び全プロセス流に比べて小さいプロセス流を分離
してこれをさらに処理することにより(この小さ
いプロセス流のために必要な追加的装置のための
出費はごく僅かである)、飽和および不飽和C5
炭化水素の蓄積が容易に防止できること〔この蓄
積は、前記の小さいプロセス流を設けない場合に
おいて、抽出蒸留帯域に送られる原料(一般に、
分留された原料である)の中に少量のC5―炭化
水素が存在するために起こり得るものである〕を
見出した。
したがつて本発明は、ブタジエンと、他のC4
―炭化水素および少量の飽和および不飽和C5
炭化水素との混合物から、ブタジエンを回収する
ために、該混合物に極性溶媒の存在下に抽出蒸留
操作を行い、この抽出蒸留帯域から回収されたフ
アツト溶媒を、部分的なデプレシヨン
(depletion)操作の後に、または、デプレシヨン
操作を行うことなく、第1ストリツピング帯域内
に導入し、しかしてこの第1ストリツピング帯域
は前記抽出蒸留帯域よりも低い圧力のもとで操作
されているものであり、該ストリツピング帯域か
らブタジエン富化蒸気流を回収し、該蒸気流の一
部を圧縮後に前記抽出蒸留帯域に戻し、該蒸気流
の別の一部は圧縮後に第2ストリツピング帯域内
に導入し、該ストリツピング帯域からブタジエン
を回収することからなるブタジエンの回収方法に
おいて、前記第1ストリツピング帯域からのブタ
ジエン富化蒸気流(これは、飽和および不飽和
C5―炭化水素を比較的高濃度で含むものであ
る)の一部を凝縮させて液流にし、この液流を洗
浄して極性溶媒をそこから除去し、かくして得ら
れた洗浄済の凝縮液生成物を実質的に分留帯域内
を通過させ、これによつて、飽和および不飽和
C5―炭化水素をこのプロセスから実質的に除去
することを特徴とする方法に関するものである。
好ましくは、前記抽出蒸留帯域から回収された
フアツト溶媒を、該抽出蒸留帯域よりも低い圧力
のもとで操作されるフラツシユ帯域内に導入し、
該フラツシユ帯域からブタジエン富化蒸気流およ
び「一部デプレシヨンされたフアツト溶媒流」を
回収し、この溶媒流を前記第1ストリツピング帯
域に移送する。前記のフラツシユ帯域および/ま
たは第1ストリツピング帯域は1―7.5気圧(絶
対)の範囲内の圧力下に操作するのが好ましい。
このブタジエン回収操作のうちの公知操作の好ま
しい具体例および操作条件は英国特許第1325978
号明細書に記載されている。
本発明方法において出発原料として使用される
炭化水素混合物は、任意の常法にしたがつて得ら
れたものであつてよい。たとえば、ブタジエンお
よび他のC4―炭化水素の他に、飽和および不飽
和C5―炭化水素を含む混合炭化水素流の生成を
伴う常用プロセスにおいて得られる炭化水素混合
物が、本発明において使用できる。このような炭
化水素流の例には、前もつて接触脱水素操作を行
つた製油所ブテン流(混合流)、およびナフサ熱
分解(クラツキングまたはピロリシス)エフルエ
ントがあげられる。一般に、これらの流れには、
ブタジエン回収操作実施前に、C5―およびそれ
より重質の炭化水素の実質的部分を除去するため
の分留または蒸留操作が行われる。本発明方法に
おいて出発原料として有利に使用できる炭化水素
混合物の例には、ナフサ熱分解エフルエントの最
終分留操作のときにオーバーヘツド生成物として
得られる炭化水素混合物があげられる、この最終
分留操作は、一般に1またはそれ以上の分留塔
(これは充填塔または非充填塔であり得る)にお
いて熱蒸留を行うことを含むものであるが、該最
終分留操作を通常の操作条件のもとで行うことに
より、C4―留分から飽和および不飽和C5―炭化
水素が実質的に完全に除去できる場合が多く、そ
してC4―留分はオーバーヘツドとして取出され
て前記抽出蒸留帯域に送られるのであるけれど
も、該分留塔の誤操作(または不適当な操作)お
よび/まは不適当な設計のためにC4―留分中に
少量(たとえば0.1―0.5重量%)のC5―炭化水素
が残留することもしばしばあるのである。
前記の分留塔から出た抽出蒸留用炭化水素原料
の中に含まれるC5―炭化水素の量は、0.02重量%
以下(抽出蒸留用炭化水素原料全量基準)である
ことが好ましい。この抽出蒸留用C4―炭化水素
原料に少量存在するC5―炭化水素は、飽和およ
び不飽和C5―炭化水素を包含し、しかしてn―
ペンタン、イソペンタンおよび3―メチルブテン
―1が、最も多く存在するC5―炭化水素であ
る。これらの化合物は、前記第1ストリツピング
帯域からオーバーヘツドとして回収されるブタジ
エン富化蒸気流中に濃縮することが見出されたの
で、フラツシユ帯域が利用できる場合には、不所
望のC5―炭化水素の蓄積を避けるために、この
蒸気流の一部を排出させるのが有利である。
本発明方法にしたがつて凝縮されるべきブタジ
エン富化蒸気流の部分は、その圧縮後に前記蒸気
流から取出すのが好ましい。これによつて、冷却
に要する設備、費用を最低限度まで節約すること
ができる。前記第1ストリツピング帯域の上流側
にフラツシユ帯域を設けることを包含する具体例
においては、フラツシユ帯域およびストリツピン
グ帯域の蒸気流を集めて一緒にし、そしてそれを
圧縮した後に、コンプレツサーの出口から「凝縮
すべき部分」を取出すのが有利である。この「部
分」の量は、前記蒸気流中に存在するC5―炭化
水素の量と、ブタジエン回収系におけるC5―炭
化水素の許容存在量〔爆発(disruption)を引起
こさない程度の少量として許容され得る量〕と
に、ある程度左右されるものである。大低の実施
態様では、前記蒸気流中のC5―炭化水系の量が
10重量%以下であるときに、安定な操作を行うこ
とができる。コンプレツサーからの排出物の中に
多量のC5―炭化水素が蓄積するのを避けるため
に、充分な量の蒸気を取出さなければならない。
一般に、前記の如く取出して本発明にしたがつて
処理すべき蒸気の量は、ブタジエン富化蒸気流全
体のうちのごく少量にすぎず、たとえば10重量%
未満の量にすぎない。好ましくは、コンプレツサ
ーの出口から排出される蒸気のうちで「本発明に
したがつて処理される蒸気」の量は、全蒸気排出
量の約3重量%よりも少ない量である。凝縮すべ
き蒸気流はその分離後にコンデンサー内を通過さ
せ、ここでその露点より低い温度に冷却する。こ
のコンデンサーは、現在慣用されている形のコン
デンサーであるのが好ましく、たとえば、外部か
ら冷却される型式の管胴型熱交換器であることが
好ましい。このコンデンサーに、充分な量の冷却
剤を供給して、前記蒸気流の温度を「該蒸気が実
質的に液体の形で存在し得るような温度」にまで
低下させる。一般に、該コンデンサーから出る液
体エフルエント(凝縮液エフルエント)の温度
は、35―45℃の範囲内の温度であろう。
凝縮後に、ブタジエンと、比較的高濃度のC5
―炭化水素と、少量の極性溶媒とを含む前記液流
を、洗浄帯域に通し、ここでこれを洗液(好まし
くは水)と接触させこれによつてその中に含まれ
る極性溶媒を、洗液中に吸収させて前記液流から
除去する。一般に、この洗浄帯域は垂直配向型の
液体接触塔からなり、しかして該塔には適当なパ
ツキングが設けられており、そして該帯域内で
は、前記凝縮液流が該塔にその下部から入り、こ
れが、該塔の上部から導入された洗液流(たとえ
ば水)と向流接触するようになつている。このよ
うな慣用形態の洗浄帯域を用いた場合には、極性
溶媒を実質的に含まない炭化水素エフルエントが
該塔の頂部から回収され、一方、極性溶媒を含む
洗液は該塔の底部生成物として回収される。本発
明方法の好ましい具体例では、一般に前記凝縮液
対水(洗浄)の重量比は0.2ないし0.4とし、理論
的混合段(ミキシングテージ)は4ないし6にす
るのがよく、これによつて、この洗浄帯域におい
て極性溶媒が実質的に完全に除去できる。
凝縮されかつ洗浄された炭化水素流からのC5
―炭化水素の除去は、たとえば次の方法にしたが
つて実施できる。洗浄帯域から出た炭化水素エフ
ルエントを分留帯域に戻す。この分留帯域は前記
抽出蒸留帯域のすぐ上流側に設けるのが好まし
い。この好ましい具体例では、前記の「凝縮され
かつ洗浄された流れ」に含まれるC5―炭化水素
が上記分留帯域において実質的に除去され、すな
わち、前記抽出蒸留用原料から除去され、しかし
てこのC5―炭化水素は該分留帯域の底部生成物
(重質炭化水素を多量含む生成物)として除去さ
れる。前記の「凝縮されかつ洗浄された炭化水素
流」からC5―炭化水素を除去するための手段と
して「最初の分留帯域」を利用することは、有利
なことである。なぜならばC5―炭化水素除去設
備を別個に設ける必要がなく、かつ、前記凝縮流
に含まれるブタジエンが直接に抽出蒸留用原料と
して使用できるからである。さらに、最初の分留
帯域に戻される「凝縮されかつ洗浄された炭化水
素」の量は、該帯域において処理される全炭化水
素流の量に比して非常に少なく、たとえば炭化水
素原料全量の2%未満の量であるから、この再循
環流のために該分流帯域の形状および操作条件を
変える必要はほとんどなく、たとえこのような変
改が必要である場合でも、ごく僅か変えるだけで
充分である。
本発明方法においては、コンプレツサー蒸気の
凝縮液から極性溶媒を除去するために洗浄帯域が
使用されるが、この洗浄帯域から排出される極性
溶媒含有洗液(水)から、極性溶媒を除去するた
めに既存の設備を用いることができるが、これも
本発明の効果の1つである。したがつて、本発明
の好ましい具体例では次の操作が行われる。前記
極性溶媒含有洗浄水を前記抽出蒸留プロセスの溶
媒回収系に通し、ここでこれを、水洗後の溶媒
流、および極性溶媒含有水性底部生成物(抽出蒸
留塔からのオーバーヘツドの洗浄のために向流接
触を行つたときに得られる底部生成物)と混合す
る。この混合流を前記溶媒回収帯域で蒸留するこ
とにより濃縮し、そして再循環させる。本発明に
したがえば、洗浄帯域から出された溶媒含有洗浄
水の全量は、溶媒回収系において処理される水性
溶媒の全量に比較すれば極めて少量であつて、一
般にその量は4%未満(溶媒回収系で処理される
水洗済溶媒の全量基準)にすぎない。したがつ
て、この溶媒含有洗浄水は直接に溶媒回収系に通
すことができ、しかしてこの系で用いられる蒸留
塔は、この操作ために改造が必要な場合でも、ご
く僅か改造するだけで充分である。
実施例 添付図面は本発明方法の好ましい具体例に使用
される装置の略式フローシート(フローダイアグ
ラム)である。この装置においては、ナフサ熱分
解エフルエントからブタジエンを回収するめに、
水性アセトニトリルを極性溶媒として用いて分留
および抽出蒸留を順次行うのである。なお、この
添付図面は単に諸工程を簡単に図示したものにす
ぎず、この装置に使用される慣用部材および弁系
統を詳細に示すことは、この図面の目的ではない
ことに注意されたい。
添付図面記載の装置を用いて次の実験を行つ
た。ナフサの熱分解によりC4―留分含有炭化水
素原料が得られた、この炭化水素原料は、C5
炭化水素およびそれより重質の炭化水素を一般に
約45重量%含んでいた。このC4―留分含有炭化
水素原料を管11を経て慣用分留帯域(すなわち
デブタナイザー)10の中央部に導入した。この
分留帯域(すなわち分留塔)10は底部温度100
℃、圧力5.5気圧(絶対)において操作された、
この分留帯域10から、実質的にC4―オレフイ
ンおよびパラフインからなりそして飽和および不
飽和C5―炭化水素を少量(たとえば0.5重量%)
含む軽質炭化水素流をオーバーヘツド流として管
12を経て取出し、抽出蒸留帯域20の中央部に
入れた。分留すべき炭化水素原料中に含まれる実
質的にすべてのC5―炭化水素およびそれより重
質の炭化水素が、底部生成物として管13を経て
除去された。
水を約10重量%含むアセトニトリル溶媒を約54
℃の温度において管21を経て抽出蒸留帯域20
の頂部付近に入れた。この抽出蒸留帯域20は直
立塔であつて、これは頂部圧約6気圧(絶対)底
部圧約7気圧(絶対)において操作された。C4
―オレフインと、パラフインと、少量のアセトニ
トリル溶媒(ブタジエンを実質的に含まない溶
媒)とを含む炭化水素流をオーバーヘツド生成物
として管22を経て取出し、溶媒回収系の水洗塔
80に導入した。実質的な量のブタジエンとアセ
チレン(たとえばビニルーおよびエチルアセチレ
ン)とを含み、かつ少量のC5―炭化水素および
水性アセトニトリル溶媒をも含むフアツト溶媒を
抽出蒸留塔20の底部から管23を経て取出し
た。この抽出蒸留のために必要な熱エネルギー
は、管52を経て抽出蒸留塔20に導入されるブ
タジエン富化蒸気により供給した。この方法によ
り、抽出蒸留塔20の底部が、約85℃という比較
的低い温度に維持できた。
抽出蒸留塔20の底部からフアツト溶媒を取出
し、管23を経てフラツシユドラム30に入れ
た。フラツシユドラムは約2.8気圧(絶対)にお
いて操作した。フラツシユドラム30において、
このフアツト溶媒中に含まれるブタジエンの大部
分と、C5―炭化水素のうちの少なくとも若干量
とが、上記低圧下に蒸発した。フラツシユドラム
内の温度は約70℃であつた。フラツシユドラム3
0の頂部に集積したブタジエン富化蒸気を、管3
1および32を経てコンプレツサー50のサクシ
ヨン部に入れた。ブタジエンの一部をデプレシヨ
ンした前記フアツト溶媒がフラツシユドラム30
の底部に集積したが、これは管33を経て取出し
て第1ストリツピング塔(帯域)40の上部に入
れた。第1ストリツピング塔40に、リボイラー
46を介して熱を供給してストリツピングを行
い、フアツト溶媒中に残存するブタジエンを該フ
アツト溶媒から除去した。C5―炭化水素の「残
りの部分」を含んでいるブタジエン富化蒸気をオ
ーバーヘツド生成物として回収し、管41を経て
コンプレツサー50のサクシヨン部に送り、ここ
でこれと、フラツシユドラム30から管31およ
び32を経て回収されるブタジエン富化蒸気とを
一緒にしした。実質的にすべてのブタジエンをス
トリツピングより除去した溶媒(リーン溶媒)を
底部生成物としそて管42を経て回収し、そして
これは、第2ストリツピング帯域60から出され
た再循環用底部生成物との熱交換を行つた後に、
管21を経て抽出蒸留帯域20に戻した。
第1ストリツピング塔40の操作圧は約2.8気
圧(絶対)であり、その結果、その底部の温度は
比較的低く、約115℃であつた。この低い温度の
ときには、ブタジエンとビニルアセチレンとの相
対的揮発度の差異がかなり大きくなり、アセチレ
ン含有量の大きい溶媒富化流を第1ストリツピン
グ塔40の中央部から管43を経て取出すことが
できたので、最終ブタジエン生成物のアセチレン
含有量は比較的低い値に維持できた。管43を経
て取出された流れからは、アセチレンがサイドド
ローストリツパー(side draw stripper)(図示
せず)または他の適当な手段により除去できる。
フラツシユドラム30から生たブタジエン富化
蒸気流と、第1ストリツピング塔40から出たオ
ーバーヘツド生成物とを一緒にして、コンプレツ
サー50で約8気圧(絶対)の圧力下に圧縮し
た。この場所において、本プロセス流中のC5
炭化水素の濃度は最高値に達し、すなわち約2―
15重量%(圧縮蒸気流全量基準)に達した。少量
のアセトニトリル溶媒(その量は、たとえば8重
量%)が、この圧縮蒸気流にも存在していた。コ
ンプレツサー50から管51を介して出たこの圧
縮蒸気流を3つの部分に分けた。すなわち、この
圧縮蒸気流全体を管52と管53との間で分け、
その一部は抽出蒸留塔20の底部に房し、別の一
部は第2ストリツピング塔60に入れた。
上記圧縮蒸気流の「残りの部分」(その量は一
般に、排出された蒸気流全体の10%未満であ
る。)は管54を経てコンデンサー55に入れ、
ここでこれをその露点よりも低い温度に冷却し
た。コンデンサー55から冷い液体エフルエント
を、管56を経て約40℃の温度において凝縮液水
洗帯域70に入れ、ここでこれを、管71を経て
該水洗帯域に導入された洗浄水と接触させた。前
記凝縮液流に含まれるアセトニトリルはこの水洗
帯域中に吸収させ、そして水性アセトニトリル底
部生成物として管72を経て取出し、溶媒回収系
の蒸留塔90に移送した。水洗後の炭化水素流は
アセトニトリルを実質的に含まないものであつた
が、これを水洗帯域(洗浄帯域)70からオーバ
ーヘツドとして管73を通じて取出し、炭化水素
原料送給管11を経て分留帯域10に戻し、ここ
で、この水洗済の凝縮液流に含まれるC5―炭化
水素を、炭化水素原料に含まれる重質炭化水素と
一緒に、分留帯域底部生成物として除去した。
ブタジエンは、第2ストリツピング塔60のオ
ーバーヘツド生成物として管61を経て回収した
が、これはアセチレンを100重量部未満しか含ま
ず、かつC5―炭化水素を0.4重量%未満しか含ま
ないものであつた。
この第2ストリツピング塔60は約8気圧(絶
対)のオーバーヘツド圧のもとで稼行し、普通の
冷却水によるオーバーヘツドブタジエン蒸気の凝
縮を促進できるようにした、リーン溶媒再循環系
において分離されたリーン溶媒を、管62を経て
第2ストリツピング塔60の頂部付近に入れ、前
記ブタジエン生成物からのアセチレン系物質の分
離促進のために役立てるようにした。溶媒富化底
部生成物は管63を経て第1ストリツピング塔4
0の頂部に戻し、ここでブタジエンおよびアセチ
レン系物質を溶媒から分離した。このストリツピ
ング操作のために必要な熱エネルギーは、次の方
法にしたがつて供給した。すなわち、この第2ス
トリツピング帯域60の底部生成物を、管64を
経て「底部生成物の熱交換器65」内を通過さ
せ、ここで、第1ストリツピング塔40の底部生
成物からの熱リーン溶媒との間に熱交換を行つ
た。第2ストリツピング塔60の底部における最
高到達温度は約80℃であつた。
この好ましい具体例では、アセトニトリル溶媒
は、抽出蒸留工程の炭化水素含有オーバーヘツド
生成物(管22を通るもの)と、水洗済の凝縮液
である底部生成物(管72を通るもの)とから、
水洗帯域80と蒸留帯域90とを含む溶媒回収系
においてて回収された。また、第1ストリツピン
グ帯域40のリーン溶媒含有底部生成物も管42
を経て抽出蒸留帯域20に戻し、ただしこの底部
生成物の一部は、前記溶媒回収系内の再循環溶媒
の品質保持のために、この系を経由して循環させ
た。このために、再循環流のごく一部(一般に、
この再循環流全体の1.0%未満の量)を分離して
管81を通過さ、そしてこれを溶媒回収用水洗帯
域80の底部に入れた。ま、管22を通る炭化水
素含有オーバーヘツド流も、この水洗帯域80の
底部に導入した。これらの2つの流れは、添付図
面に示したように別々に導入してもよく、あるい
は混合流の形で導入してもよい。水洗帯域80に
おいて、これの溶媒含有流を、管82を経て該帯
域80の頂部に導入された洗浄水と接触させて該
溶媒含有流から溶媒を実質的に除去し、そして実
質的に溶媒を含まない炭化水素オーバーヘツド流
を、管83を経て排出させた。一方、水性アセト
ニトリル底部生成物は管84および91を経て蒸
留帯域90に移送した。だたし、蒸留帯域90に
通す前に、凝縮液洗浄帯域70から出たアセトニ
トリル含有底部生成物(管72を通るもの)を上
記水性アセトニトリル底部生成物(管91を通る
もの)と一緒にした。この混合流を蒸留帯域90
に入れて熱蒸留を行い、リーン溶媒含有オーバー
ヘツド流92を生成させた。このオーバーヘツド
流92は共沸混合物に近い組成を有するものであ
つた。蒸留帯域90の底部からは、実質的に溶媒
を含まない水性底部生成物を取出して管93を通
過させたが、これは、不所望の不純物の蓄積防止
のためにその一部を小側流として管94を経て除
去した後に、洗浄帯域80に入れて洗浄水として
利用した。蒸留帯域90からのリーン溶媒含有オ
ーバーヘツド流の一部は、管95を経て該帯域の
頂部に還流として再循環させた。前記のリーン溶
媒含有オーバーヘツド流の「残りの部分」は管9
6を経て溶媒供給管21に戻し、前記抽出蒸留の
ために使用した。溶媒の補充を行う必要がある場
合には、補充用溶媒は管97を経て本系に供給で
きるようになつていた。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本発明の1具体例に使用される装
置のフローシートを示したものである。 10……分留帯域(蒸留塔)、20……抽出蒸
留帯域、30……フラツシユドラム、40……第
1ストリツピング帯域、46……リボイラー、5
0……コンプレツサー、55……コンデンサー、
60……第2ストリツピング帯域、70……洗浄
(水洗)帯域、80……洗浄(水洗)帯域、90
……蒸留帯域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ブタジエンと、他種C4―炭化水素と、その
    ほかに少量の飽和および不飽和C5―炭化水素と
    を含む混合物からブタジエンを回収するために、
    該混合物に極性溶媒の存在下に抽出蒸留操作を行
    いこの抽出蒸留帯域から回収されたフアツト溶媒
    を、部分的なデプレシヨン操作を行つた後に、あ
    るいは行うことなく、第1ストリツピング帯域内
    に導入し、この第1ストリツピング帯域は前記抽
    出蒸留帯域よりも低い圧力のもとで操作し、前記
    ストリツピング帯域からブタジエン富化蒸気流を
    回収し、該蒸気流の一部は圧縮後に前記抽出蒸留
    帯域に戻し、該蒸気流の別の一部は圧縮後に第2
    ストリツピング帯域内に導入し、そしてこの第2
    ストリツピング帯域からブタジエンを回収するこ
    とからなるブタジエンの回収方法において、前記
    第1ストリツピング帯域から出た前記ブタジエン
    富化蒸気流(これは飽和および不飽和C5―炭化
    水素を比較的高濃度で含むものである)の一部を
    凝縮させて液流にし、この液流を洗浄して極性溶
    媒をそこから除去し、その結果得られた洗浄済の
    凝縮液生成物を実質的に分留帯域内を通過させ、
    これによつて飽和および不飽和C5―炭化水素を
    本プロセスから実質的に除去することを特徴とす
    るブタジエンの回収方法。 2 前記抽出蒸留帯域から回収されたフアツト溶
    媒を、該抽出蒸留帯域よりも圧力のもとで操作さ
    れるフラツシユ帯域内に導入し、該フラツシユ帯
    域からブタジエン富化蒸気流と、一部デプレシヨ
    ンされたフアツト溶媒流とを回収し、該溶媒流を
    前記第1ストリツピング帯域に移送することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3 前記フラツシユ帯域および/または前記第1
    ストリツピング帯域を1―7.5気圧(絶対)の範
    囲内の圧力のもとで操作することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。 4 凝縮されるべき前記ブタジエン富化蒸気流の
    部分を、前記蒸気流の圧縮後にそこから取出すこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項―第3項の
    いずれか一項に記載の方法。 5 前記フラツシユ帯域と前記第1ストリツピン
    グ帯域との各帯域から回収されたブタジエン富化
    蒸気流を全部集めて一緒にして圧縮し、次いで、
    集められかつ圧縮さた前記蒸気流から、凝縮され
    るべき部分を取出すことを特徴とする特許請求の
    範囲第2項に記載の方法。 6 前記の凝縮されるべき部分の量がブタジエン
    富化蒸気流全体の10%未満の量であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項―第5項のいずれか
    一項に記載の方法。 7 前記の凝縮されるべき部分の量が前記蒸気流
    全体の3%未満の量であることを特徴とする特許
    請求の範囲第6項に記載の方法。 8 前記の凝縮されかつ洗浄された炭化水素流
    を、前記抽出蒸留帯域のすぐ前の分留帯域内を通
    過させることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    ―第7項のいずれか一項に記載の方法。 9 出発物質である炭化水素混合物が、ナフサ熱
    分解エフルエントの最終分留時のオーバーヘツド
    生成物として得られたものであることを特徴とす
    る特徴請求の範囲第1項―第8項のいずれか一項
    に記載の方法。 10 前記抽出蒸留のときに極性溶媒としてアセ
    トニトリルまたはその水性混合物を使用すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項―第9項のい
    ずれか一項に記載の方法。 11 前記抽出蒸留帯域のオーバーヘツド生成物
    から極性溶媒を回収するために、前記の凝縮液流
    から水洗により除去された前記極性溶媒を、溶媒
    回収系の蒸留部に供給することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項―第10項のいずれか一項に記
    載の方法。
JP11168977A 1976-09-21 1977-09-19 Improvement in method of recovery of butadiene Granted JPS5340702A (en)

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NL187348C (nl) 1991-09-02
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