JP3098514B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3098514B2
JP3098514B2 JP11159234A JP15923499A JP3098514B2 JP 3098514 B2 JP3098514 B2 JP 3098514B2 JP 11159234 A JP11159234 A JP 11159234A JP 15923499 A JP15923499 A JP 15923499A JP 3098514 B2 JP3098514 B2 JP 3098514B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置、特
にDRAMのセンスアンプとビット線とを接続するMO
Sトランジスタのゲート回路と電源に関する。
【0002】近年DRAMの高集積化によりメモリセル
は微細化の一途を辿っている。これに伴いメモリセルに
用いられるトランジスタのゲート長も短くなる一方であ
り、たとえば4Mでは0.9μm程度、16Mでは0.
5μm程度、といった具合である。これによりトランジ
スタの耐圧も低下するので、メモリセルから与える電圧
も低下させる必要が生じている。また、メモリセルに与
える電圧つまりビット線の電圧振幅を小さくすること
で、メモリセルアレイが消費する電力も少なくなり、こ
れにより、高集積化に伴って一度に充放電するビット線
数が増大して必然的に消費電力が増大することを防止で
きる。
【0003】
【従来の技術】センスアンプとビット線との接続はMO
Sトランジスタを介してなされることが殆どである。こ
のトランジスタの目的は、主として次の3つである。
【0004】センスアンプとビット線との間に抵抗成
分を該トランジスタのチャネル抵抗によって挿入し、ビ
ット線容量とCR時定数を形成して、センスアンプ動作
時にビット線容量が大きな容量性負荷としてセンスアン
プに加わり、センスアンプの動作の負担にならないよう
にすること。この目的のためには当該トランジスタは常
に導通したままで良い。すなわち、当該トランジスタに
ゲートは外部から供給される電源VCCに接続しておけば
良い。
【0005】該トランジスタのゲートをクロック制御
して、センスアンプ動作時に該トランジスタをオフさ
せ、センスアンプが動作中にビット線を負荷としないよ
うにすること。このときは、該トランジスタのゲートは
直接電源に繋ぐのではなく、ゲートを制御するクロック
の発生回路につながる。このクロックはRASクロック
に同期してゲートを制御するため、該クロック発生回路
はロウ系周辺回路の一部として、ロウ系周辺回路の電源
から電源を供給させるか、もしくは直接外部から供給さ
れる電源から供給させる。
【0006】いわゆるシェアド・センスアンプのと
き、アレイ選択用スイッチとするため。シェアド・セン
スアンプは1つのセンスアンプを2対のビット線に共通
に使うため、トランジスタ(切替スイッチ)を介してセ
ンスアンプとビット線を繋ぐ。選択するセルアレイ側に
トランジスタを導通させ、他方を遮断すれば良い。導通
しているトランジスタとセンスアンプとビット線の関係
はと同じになる。
【0007】何れの場合にせよ、センスアンプとビット
線とを接続するトランジスタは、メモリセルに書き込む
電圧を規定する手段に用いるのではなく、シェアド・セ
ンスアンプのときのアレイ選択スイッチ用、時定数形成
のための抵抗用などに過ぎなかった。
【0008】図6は従来のDRAMの電源配分構成を示
すものである。ダイナミックRAMはブロック化するセ
ルアレイ10、センスアンプ群11、RAS(Row Addr
essStrobe) 系周辺回路12、CAS(Colu-mm Addres
s Strobe)系周辺回路13、データ出力系周辺回路14
などになるが、周辺回路14は一般には5Vの電源電圧
CCを受け、周辺回路12、13は該Vccから作った例
えば4Vの電圧であるVcc2 を受け、センスアンプ群1
1は該VCCから作った例えば3.3Vの電圧Vcc1 を受
ける。セルアレイのビット線とセンスアンプとを接続す
るMOSトランジスタQ1 、Q 2…Qn のゲートは本例
では電源VCCへ接続され、単なる抵抗として働らく。
【0009】ゲートをVCCすなわち外部供給電源に繋い
だ場合、ビット線の最高電圧つまりセルへのリストア電
圧はVCC−Vthになって、メモリセルアレイ内の電圧は
電源電圧よりも降下する。またこうして得られたリスト
ア電圧は供給電圧にトラッキングして、常に供給電圧か
らしきい値電圧Vthだけ降下した電圧になり、電源電圧
が変化すればそのままビット線のリストア電圧も追従し
て変化してしまう。このため、ビット線とセンスアンプ
の間にトランジスタを入れ、そのゲートを電源VCCへ接
続するだけのことでは、メモリセル内動作電圧を約0.
7V低下させるが、該電圧を安定に制限する手段ではな
い。
【0010】従来メモリセルに与える電圧を安定に制限
する方法は次の2つがあった。
【0011】外部供給電圧(たとえば5V)からチッ
プ内で電圧(たとえば3.3V)を発生させ、これをチ
ップ内全回路の供給電源にする。この電圧変換回路は温
度変化や外部供給電圧変化に対しても一定の電圧が発生
できるように回路的工夫をされているので、メモリが微
細化していってもそれに応じて最適な電圧を発生すれば
良いだけである。ところがこの方法は考え方としては簡
単であるが、集積度の向上とともに微細化を急ピッチで
進める必要があるセルと、それほど急ピッチで微細化し
なくてもチップ寸法に大きな変化がない周辺回路とで与
える電圧を別にすることができず、必ずしも最適な設計
にはならない。また、消費電流がダイナミックに変化す
るDRAMでは一部の回路の動作で生じる瞬時電流が他
の回路に雑音として影響を与えるため、一括したチップ
内電圧降下方法でセルアレイに与える電圧を安定にする
ことは容易でない。
【0012】外部供給電圧(たとえば5V)からチッ
プ内で電圧(たとえば4V)を発生させ、周辺回路に供
給する。これとともに、センスアンプにはチップ内で発
生させた別の電圧(たとえば3.3V)を供給し、微細
化の進んだセルアレイの電圧を下げる。図6はこの例を
示している。Vcc1 は3.3V、Vcc2 は4Vに設定さ
れている。この方法をとると瞬間的電流変化の大きいセ
ンスアンプと周辺回路を別系統の電源にできることか
ら、センスアンプが他の回路に雑音を与えないメリット
がある。しかしビット線のリストア電圧をセンスアンプ
の振幅制限で行うこの方法では、電圧を低下させるほど
センスアンプがデータバスを駆動する駆動力が小さくな
るので、これに伴ってコラム側のアドレスアクセス時間
が長くなってしまう欠点がある。この欠点はでも電圧
を低下させることにおいて同じ欠点として現れる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このようにメモリセル
アレイを駆動する電圧をセル微細化に応じて低下させる
とき、一括して電圧を低下させると、負荷電流がDRA
Mではとくに変化が激しいのでチップ内電圧の安定化が
難しい。具体的には、瞬時大電流を駆動できる大型のト
ランジスタで電圧制御しなければならず、大型にトラン
ジスタはこれを駆動する回路も消費電力の大きい大型の
増幅回路でなければならず、またこれに伴い制御回路の
フィードバックループの安定化が容易ではない。また必
ずしもセルアレイと周辺回路とでは電圧を最適化するこ
とができない。更に、周辺回路とセンスアンプを別々の
チップ内発生電圧で駆動した場合でも、センスアンプの
振幅をセルアレイの所望電圧に応じて下げてしまうとア
クセス時間が長くなってしまうという問題がある。
【0014】本発明はかかる点を改善し、負荷電流の変
動などの影響を受けずに低い一定の電圧をセルアレイに
供給できるようにすること、一方、センスアンプは比較
的大きな振幅で動作できてデータバスを強力に駆動でき
るようにすること、及び消費電流の増大などを招かない
ことを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1に示すように本発明
では、セルアレイ10の各ビット線とセンスアンプ群1
1の各センスアンプとを接続するMOSトランジスタQ
1 、Q2 、…Qn のゲートを、センスアンプ群の電源回
路15、周辺回路の電源回路16とは別の電源回路17
で駆動する。
【0016】電源回路17は安定化電源回路であり、一
定電圧を出力する。この一定電圧は、センスアンプが増
幅後最終的に到達する電圧(出力端電圧)より低いのが
好ましい。電源回路15、16は安定化電源であっても
なくてもよく、電圧がVccでよければ回路らしきものが
なく単なる配線であってもよい。
【0017】シェアド・センスアンプでは2つのセルア
レイに1つのセンスアンプ群が設けられ、MOSトラン
ジスタにより各セルアレイは選択的にセンスアンプ群に
接続される。従ってこのMOSトランジスタのゲート駆
動回路は論理回路であり、接続すべきセルアレイ具体的
には行(ロー、ワード線)アドレスによりMOSトラン
ジスタQ1 、Q、2 …をオンオフする。例えば第1のセ
ルアレイにはQ1 〜Qn の前半が用いられ、第2のセル
アレイには同後半が用いられるとすると、第1のセルア
レイをアクセスするときは論理回路17AはQ1 〜Qn
の前半をオン、後半をオフにする(そのようにゲートを
駆動する)。この論理回路17Aも本発明では少なくと
もその最終段の電源は、センスアンプ及び周辺回路の電
源回路とは別のチップ内安定化電源回路から供給し、ト
ランジスタQ1 〜Qn を一定電圧で駆動させる。
【0018】この一定電圧は、センスアンプが増幅後に
到達する電圧(出力端電圧)より低いようにするとよ
い。
【0019】このように、ビット線とセンスアンプとを
接続するMOSトランジスタのゲートを安定化電源回路
17または論理回路17Aから供給する、センスアンプ
出力電圧以下の一定電圧で駆動すると、該MOSトラン
ジスタのソース電圧に従ってビット線電圧は該一定電圧
で規定されて、一定値となり、負荷電流変動などの影響
を受けない。
【0020】また該一定電圧でビット線電圧に従ってメ
モリセルのリストア電圧が規定されるから、セルアレイ
側は低電圧、小振幅として高速化を図り、一方センスア
ンプ側は大振幅として強力にデータバスを駆動し、高速
化することができる。
【0021】安定化電源17、17Aの負荷はMOSト
ランジスタQ1 〜Qn のゲート回路だけで、軽負荷であ
り、これの出力電圧安定化は容易であり、大電流素子、
大消費電力を必要としない。
【0022】
【発明の実施の形態】図3に本発明の実施例を示す。本
例はシェアド・センスアンプ構成なので、図2に対応す
る。また本例では電源Vccは3.3Vであり、ビット線
BL1a、……とセンスアンプ11A、……を接続する
MOSトランジスタQ1a、……のゲートを駆動する論理
回路Q11とQ12、……の電源電圧Vcc3 は2.2Vであ
る。センスアンプの電源は定電流源であり、従ってその
電圧Vcc1 は一定ではないが、増幅後の最終電圧はVcc
に近くなる。周辺回路の電源16はここでは図示してい
ない。また図中において、*を付された信号線は反転信
号線を表している。
【0023】論理回路17Aの電源部の抵抗R1 、ダイ
オード接続のnチャネルMOSトランジスタQ17
18、p チャネルMOSトランジスタQ19は2.2Vの
一定電圧を出力する。即ちトランジスタQ17、Q18でV
th(=0.6V)だけの電圧降下があり、Q19でもVth
(=1V)だけ電圧降下があり、合わせて2.2Vの電
圧降下がある。なおQ19のVth=1Vは、ソース接地で
の閾値0.8Vに基板バイアス効果が加わったことによ
る。この2.2Vは差動対Q11〜Q15のトランジスタQ
11のゲートに加わり、他方のトランジスタQ12のゲート
には帰還回路(トランジスタQ16)の電圧Vcc3 が加わ
るので、該VCC3 は2.2Vに等しくなるように自動調
整される。
【0024】論理回路17Aの論理部は、トランジスタ
11とQ12、Q13とQ14で構成されるCMOSインバー
タであり、ローアドレスが左側のセルアレイ10Aに属
するものであるとき選択信号BTX1がL、BTX2が
Hになって、CMOSインバータQ11とQ12がH(2.
2V)出力、CMOSインバータQ13とQ14がL(0
V)出力になる。従ってトランジスタQ1a、Q2a……が
オン、トランジスタQ1b、Q2b……がオフになり、左側
のセルアレイがセンスアンプに接続される。選択信号B
TX1がH、BTX2がLのときはこの逆で、右側のセ
ルアレイ10Bがセンスアンプに接続される。トランジ
スタQ1a……のゲート電圧が2.2Vであると、ビット
線BL1a 、……はそれよりVth=0.6Vだけ下がっ
た1.6Vであり、センスアンプの電源電圧より低い一
定電圧である。
【0025】電圧Vcc3 を出力する電源電圧は、負荷は
トランジスタQ1a〜Qna、Q1b〜Qnbのゲート回路だけ
であり、極めて軽い。従って一定の低電圧Vcc3 を出力
するのは容易で、大電流素子の使用は必要でない。また
センスアンプや出力回路などの動作による大電流変動の
影響を受けにくい。この結果、ビット線のリストア電圧
に従ってメモリセルの“1”書込みレベルは常に安定し
ている。
【0026】センスアンプ群の電源電圧はトランジスタ
15とQ16、抵抗R2 、トランジスタQ17で構成され
る。センスイネーブル信号SEが入ってQ17がオンにな
ると、抵抗R2 に電流が流れ、Q15、Q16はカレントミ
ラーを構成するから、Q16に従ってセンスアンプ群へは
抵抗R2 と電源Vccなどで定まる一定の電流が流れる。
【0027】センスアンプの動作は既知の通りで、ワー
ド線WLで選択したメモリセルMCによりビット線BL
a が*BL1a よりHになると、センスアンプ11A
のトランジスタQ33がオン、Q32がオフ、Q30がオン、
31がオフ側へ駆動され、BL1a をVcc1 へプルアッ
プ、*BL1a を、このときオンのトランジスタQ25
介してグランドへプルダウンする。Vcc1 は最終的には
cc=3.3Vまで上昇するが、トランジスタQ1a、Q
2aにより制限されてBL1a が上昇できるのは上記1.
6Vまでである。Lレベル側の*BL1a はQ2a、Q33
によりグランドレベルまでプルダウンされる。
【0028】トランジスタQ18〜Q21と抵抗R3 は、リ
セット電圧、本例では0.8Vを発生する回路である。
pチャネルMOSトランジスタQ21、Q19のVthは0.
8V、nチャネルMOSトランジスタQ20、Q18のVth
は0.6V、そこでQ18のゲートへは1.4Vの一定電
圧が与えられ、これで定電流化されてトランジスタQ19
は0.8Vを発生する。リセット時にリセット信号RE
が出るとトランジスタQ22、Q23がオンになり、センス
アンプの電源とグランド端子がトランジスタQ23で短絡
され、かつトランジスタQ22により0.8Vを与えられ
る。これでビット線BL、*BL(添字1a 、1 b等は
適宜省略する)は、振幅1.6Vの半分の0.8Vにリ
セットされる。このときクロックSEはLであるからセ
ンスアンプ電源(Vcc1 )回路は不動作、トランジスタ
25はオフである。
【0029】トランジスタQ35、Q36はコラムゲート
で、コラムデコーダに出力CL1 〜CLn によりオンに
なり、センスアンプ出力をデータバスDBへ加える。こ
れはメモリ読取り時であるが、メモリ書込み時はデータ
バスDBの電圧をビット線BL、*BLへ加える。
【0030】トランジスタQ38、Q39はビット線BL、
*BLの短絡線用トランジスタで、リセット信号REに
よりオンになる。
【0031】図4に、図3の各部の電圧波形を示す。R
ASバークロックが立下がってチップが選択状態になる
と、リセットクロックREが立下がり、ローアドレスに
応じてBTX本例ではBTX2が立上がる。これにより
図3の左側にセルアレイ10Aがセンスアンプに接続さ
れ、右側にセルアレイ10Bはセンスアンプから切離さ
れる。
【0032】ワード線WLが立上がり、センスアンプ活
性化クロックSEが立上がると、センスアンプはビット
線の電圧を増幅する。N1 、N2 はセンスアンプの出力
端で、図示のようにビット線BL1a 、*BL1a より
高速で変化する。この理由は、ビット線とセンスアンプ
との間にトランジスタQ1a、Q2aがあり、これらのトラ
ンジスタのチャネル抵抗のためビット線容量が直接セン
スアンプにつながらないからである。
【0033】センスアンプの出力端の電圧がある程度大
きくなったときコラム選択信号CL1 が出てトランジス
タQ35、Q36がオンになり、これによりデータバスDB
がセンスアンプに接続する。センスアンプは今度はデー
タバスも駆動しながら、Hレベル側はVcc近くへ上昇し
て行く。ビット線のHレベル側BL1a は、1.6V近
くでトランジスタQ1aがオフし始めるので、1.6V以
上へは上昇しない。こうしてビット線のリストア電圧は
1.6Vに制限される。トランジスタQ1aがオフになる
と、センスアンプ側から見るとビット線は負荷にならな
いことになり、増幅動作は高速化する。尤も、ほぼこの
ときデータバスがセンスアンプに接続するので、これが
センスアンプの負荷になる。センスアンプ出力は最終的
にはVcc近くへ上昇するので、データバスは強力駆動さ
れ、アクセスの高速化が図られる。
【0034】この図4のSap、Sanはセンスアンプの電
源の高、低電位側を示す。ΔVはトランジスタQ1a……
のゲート電圧以上にセンスアンプを駆動する分(差電
圧)である。
【0035】このようにビット線とセンスアンプを接続
するトランジスタのゲートで電圧を制限することでビッ
ト線のリストア電圧を規定し、センスアンプはこれ以上
の電圧で駆動することで、アクセスの高速化をはかりつ
つアレイの低消費電力化が図られる。
【0036】図5は本発明の別の実施例を示す。基本的
構成は図3と同じであるが、読み出し専用ビット線デー
タバスを接続するトランジスタQ41〜Q44を設け、読み
出し動作のときにビット線は直接データバスDBに接続
されないようにしている。すなわち、ビット線をQ41
42 のゲートで受け、当該トランジスタをバッファと
してデータで読み出す。コラムの選択は、トランジスタ
43、Q44を選択信号CL1 Rで駆動することで行う。
これにより、センスアンプはデータバス線を負荷容量と
してもたなくなるので、増幅動作はより高速化される。
【0037】データの書き込みは選択信号CL1 でトラ
ンジスタQ35、Q36を駆動することで従来と同じように
行われる。書き込みゲート部分の配線が読み出しの際に
余計な負荷容量とならないように、トランジスタQ45
46のゲートをクロックBSで制御して、読み出し動作
時にはこの部分の配線を切り離す。
【0038】このトランジスタを介してのビット線とデ
ータバスとの接続は本発明者が別途提案している。本発
明ではかかる記憶装置のビット線とセンスアンプを接続
するMOSトランジスタのゲートを安定化された論理回
路17Aの出力電圧で駆動する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によりビッ
ト線に最高電圧は、ビット線とセンスアンプを接続する
トランジスタのゲート電圧で規定しているので、センス
アンプと独立にセルを最適な電圧で動作できる。この結
果センスアンプはメモリセルに与える電圧以上の電圧で
動作させることにより、データバスを強力に駆動できる
のでアクセスの高速化が図られる。更にこのトランジス
タのゲート電圧を規定するチップ内安定化電源回路は、
負荷としてゲートをもつだけであり、大きな消費電流を
賄う必要がないため、定常時の消費電流の少ない小型の
ものですむ利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の原理図である。
【図3】本発明の実施例を示す回路図である。
【図4】図3の動作説明用波形図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す回路図である。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 〜Qn :MOSトランジスタ 17:安定化電源回路 17A:論理回路 11:センスアンプ 15、16:電源供給手段

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリセルに接続されたビット線をセンス
    アンプへ接続するMOSトランジスタと、 該MOSトランジスタのゲートにゲート電圧を供給する
    チップ内安定化電源回路と、 リセット電圧を発生するリセット電圧発生回路と、 リセット信号に応答して前記リセット電圧を前記センス
    アンプの電源端子に供給するセンスアンプリセット手段
    と、 前記MOSトランジスタの前記メモリセル側に設けら
    れ、前記リセット信号に応答して前記ビット線のレベル
    をリセットするビット線リセット手段を有し、前記メモ
    リセルへのリストア電圧が前記MOSトランジスタのゲ
    ート電圧によって規定されていることを特徴とする半導
    体記憶装置。
  2. 【請求項2】前記リセット電圧は、前記ビット線のリセ
    ットレベルと等しいことを特徴とする請求項1記載の半
    導体記憶装置。
  3. 【請求項3】前記チップ内安定化電源回路は、前記セン
    スアンプが増幅後最終的に到達する電圧より低い一定電
    圧を出力することを特徴とする請求項1記載の半導体記
    憶装置。
  4. 【請求項4】メモリセルが接続されたビット線をセンス
    アンプへ接続するMOSトランジスタと、該MOSトラ
    ンジスタのゲートをアドレスに対応して選択的に駆動す
    る論理回路を備え、 該論理回路の少なくとも最終段の電源は、前記センスア
    ンプへの電源供給手段とは別のチップ内安定化電源回路
    から供給され、前記メモリセルへのリストア電圧が前記
    MOSトランジスタのゲート電圧によって規定されてい
    ることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】請求項4に於いて、前記論理回路の少なく
    とも最終段は、前記センスアンプが増幅後、最終的に到
    達する電圧より低い一定電圧を出力することを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】請求項4に於いて、前記センスアンプへの
    電源供給手段は定電流源であり、 前記論理回路は、該センスアンプが増幅後最終的に到達
    する電圧より低い一定電圧を出力する安定化電源部と、
    前記アドレスの一部で駆動されて、前記MOSトランジ
    スタの前記ゲートへ前記安定化電源部の出力する前記一
    定電圧または接地電位を供給するCMOSインバータか
    らなることを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】ビット線と、 前記ビット線に接続されたメモリセルと、 センスアンプと、 前記センスアンプに対して動作電源電圧として第1電圧
    を与える第1手段と、 前記センスアンプと前記ビット線との間に接続されたM
    OSトランジスタと、 前記メモリセルへのリストア動作時に、前記第1電圧よ
    りも低い安定化された第2電圧を前記MOSトランジス
    タのゲート電極に与える安定化電源回路を有する第2手
    段と、 リセット電圧を発生するリセット電圧発生回路と、 リセット信号に応答して前記リセット電圧を前記センス
    アンプの電源端子に供給する第3の手段と、 前記MOSトランジスタの前記メモリセル側に設けら
    れ、前記リセット信号に応答して前記ビット線のレベル
    をリセットするビット線リセット手段、 を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】第1のメモリセルに接続された第1のビッ
    ト線と、 第2のメモリセルに接続された第2のビット線と、 センスアンプと、 前記第1のビット線と前記センスアンプとの間に設けら
    れた第1のMOSトランジスタと、 前記第2のビット線と前記センスアンプとの間に設けら
    れた第2のMOSトランジスタと、 前記センスアンプに対して動作電源電圧として第1電圧
    を与える第1手段と、 前記第1電圧よりも低い安定化された第2電圧を出力す
    る安定化電源回路と、 アドレス信号に応答して、前記第1及び第2のMOSト
    ランジスタのゲート電極の一方に前記第2電圧を選択的
    に与える第2手段と、 を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】請求項7に於いて、前記安定化電源回路
    は、外部電源電圧を降圧して前記第2電圧を生成する降
    圧素子を有し、該降圧素子は、前記第2電圧と基準電圧
    との比較結果に応答して制御されていることを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】請求項8に於いて、 リセット電圧を発生するリセット電圧発生回路と、 リセット信号に応答して前記リセット電圧を前記センス
    アンプの電源端子に供給する第1のリセット手段と、 前記第1のビット線をリセットする第2のリセット手段
    と、 前記第2のビット線をリセットする第3のリセット手段
    をさらに有し、 該第1及び第2のビット線のリセットレベルは、前記リ
    セット電圧と等しいことを特徴とする半導体記憶装置。
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