JP3098054U - すべり出し窓用開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】障子の開閉と障子のロックおよびロック解除とを同時に行う。
【解決手段】ケーシング3と、一端部が垂直ピン4によりケーシング3に回転自在に取り付けられかつ他端部がケーシング3から前方に突出した位置において障子2に連結される障子開閉用アーム5と、アーム5と部分的に重なった状態で一端部が垂直ピン4によりケーシング3に回転自在に取り付けられかつ他端部がケーシング3から突出した位置で、閉状態にある障子2をロックするロック部材8とを備えている。ケーシング3に回転自在に取り付けられた操作ハンドルと、操作ハンドルの回転をロック部材8の回転に変換する伝動装置12と、アーム5およびロック部材に形成された長穴17、22に移動自在に通されるとともに上下両端部がケーシング3に設けられたガイド溝15に沿って移動自在に取り付けられ、かつロック部材8の回転によりアーム5を回転させる垂直連結ピン24とを備えている。
【選択図】 図3
【解決手段】ケーシング3と、一端部が垂直ピン4によりケーシング3に回転自在に取り付けられかつ他端部がケーシング3から前方に突出した位置において障子2に連結される障子開閉用アーム5と、アーム5と部分的に重なった状態で一端部が垂直ピン4によりケーシング3に回転自在に取り付けられかつ他端部がケーシング3から突出した位置で、閉状態にある障子2をロックするロック部材8とを備えている。ケーシング3に回転自在に取り付けられた操作ハンドルと、操作ハンドルの回転をロック部材8の回転に変換する伝動装置12と、アーム5およびロック部材に形成された長穴17、22に移動自在に通されるとともに上下両端部がケーシング3に設けられたガイド溝15に沿って移動自在に取り付けられ、かつロック部材8の回転によりアーム5を回転させる垂直連結ピン24とを備えている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、窓枠と、窓枠に上端部において水平な回転中心線の周りに回転するように設けられ、かつ回転中心線が上下方向に移動するようになされた障子とを備えたすべり出し窓において、障子を開閉させるのに用いられる開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
この種のすべり出し窓に用いられる開閉装置としては、従来、窓枠の下枠部材に固定されたケーシングと、一端部が垂直ピンによりケーシングに垂直軸線の周りに障子開位置と障子閉位置とに切り替えられるように回転自在に取り付けられるとともに他端部がケーシングから前方に突出した位置において障子に連結され、かつ障子開位置と障子閉位置に切り替えられることにより障子を開閉させる障子開閉用アームと、ケーシングに回転自在に取り付けられた操作ハンドルと、操作ハンドルの回転を障子開閉用アームの垂直軸線周りの回転に変換する伝動装置と、ケーシングに障子開閉用アームとは別の垂直軸線周りに回転自在に設けられ、かつ障子に設けられた係合部に係合して障子をロックするロック部材とを有するものが用いられていた。
【0003】
しかしながら、従来の開閉装置では、操作ハンドルによる障子の開閉と、ロック部材による障子のロックおよびロック解除とを別々に行わなければならず、その作業が面倒であるという問題があった。
【0004】
この考案の目的は、上記問題を解決し、障子の開閉と障子のロックおよびロック解除とを同時に行うことができるすべり出し窓用開閉装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と考案の効果】
請求項1の考案によるすべり出し窓用開閉装置は、
窓枠と、前記窓枠に上端部において水平な回転中心線の周りに回転するように設けられ、かつ前記回転中心線が上下方向に移動するようになされた障子とを備えたすべり出し窓において、前記障子を開閉させる開閉装置であって、
前記窓枠の下枠部材に固定されるケーシングと、一端部が垂直ピンにより前記ケーシングに垂直軸線の周りに障子開位置と障子閉位置とに切り替えられるように回転自在に取り付けられるとともに他端部が前記ケーシングから前方に突出した位置において前記障子に連結される障子開閉用アームと、前記障子開閉用アームと部分的に重なった状態で一端部が前記垂直ピンにより前記ケーシングに垂直軸線周りに回転自在に取り付けられるとともに、他端部が前記ケーシングから突出した位置で、閉状態にある前記障子に係合して前記障子をロックするロック部材と、前記ケーシングに回転自在に取り付けられた操作ハンドルと、前記操作ハンドルの回転を前記ロック部材の垂直軸線周りの回転に変換する伝動装置と、前記障子開閉用アームおよび前記ロック部材の重なり部分に形成された貫通穴に移動自在に通されるとともに上下両端部が前記ケーシングに設けられたガイドに沿って移動自在に取り付けられ、かつ前記ロック部材の回転により前記障子開閉用アームを回転させる垂直連結ピンとを備えており、前記ケーシングのガイド、ならびに前記障子開閉用アームおよび前記ロック部材の貫通穴が、前記障子開閉用アームが障子閉位置にあるときに前記ロック部材だけを所定角度回転させるための前記垂直連結ピンの移動を許容するような形状となされているものである。
【0006】
請求項1の考案において、障子開閉用アームは、障子の下かまちに沿ってその長さ方向に移動しうるとともに回転しうるように下かまちに直接連結される場合と、補助アームを介して障子の下かまちに連結される場合がある。補助アームを用いる場合、補助アームの両端部は障子開閉用アームおよび下かまちに枢着される。
【0007】
請求項1の考案によれば、閉状態でロックされている障子のロックを解除するとともに障子を開く際には、操作ハンドルを回すことにより、伝動装置を介してロック部材を回転させる。すると、ロック部材が回転して障子への係合が解除されることにより、障子のロックが解除される。このとき、垂直連結ピンが、ケーシングのガイドに案内されてロック部材および障子開閉用アームに形成された貫通穴内を移動することにより、障子開閉用アームは回転することがなく、停止させられたままとなる。操作ハンドルによりロック部材をさらに回転させると、垂直連結ピンがケーシングのガイドに案内されて移動し、障子開閉用アームが垂直連結ピンの働きにより回転させられて障子開位置に切り替わり、障子が開かれる。
【0008】
障子を閉じてロックする際には、操作ハンドルを回すことによりロック部材を回転させると、垂直連結ピンがケーシングのガイドに案内されて移動し、障子開閉用アームが垂直連結ピンの働きにより回転させられて障子閉位置に切り替わり、障子が閉じられる。操作ハンドルによりロック部材をさらに同方向に回転させると、ロック部材が障子に係合し、障子がロックされる。障子開閉用アームが障子閉位置に切り替えられた後ロック部材が障子に係合するまでの間は、垂直連結ピンがケーシングのガイドに案内されてロック部材および障子開閉用アームに形成された貫通穴内を移動することにより、障子開閉用アームは回転することがなく、停止させられたままとなる。
【0009】
したがって、操作ハンドルを回すだけで、障子のロックおよびロック解除と、障子の開閉とを同時に行うことができるので、これらを別個に行う必要があった従来の装置に比べて操作が簡単になる。
【0010】
請求項2の考案によるすべり出し窓用開閉装置は、請求項1の考案において、前記ケーシングに設けられたガイドが、前記垂直ピンの中心軸を曲率中心とする円周上に位置する円弧状の第1部分および第1部分の一端部に連なって前記円周からずれる方向に伸びる第2部分を有しており、前記障子開閉用アームに形成された貫通穴が、前記障子開閉用アームが障子閉位置にあるときに、平面から見て前記ガイドの第2部分に合致する形状の長穴であって一端部が前記円周上に位置するとともに他端部側に向かって前記円周からずれる方向に伸びており、前記ロック部材に形成された貫通穴が、一端部が前記円周上でかつ前記ガイドの第1部分から周方向に間隔をおいた位置にあるとともに他端部側に向かって前記円周からずれる方向に伸びた長穴であり、前記ロック部材の貫通穴の前記他端部が、前記障子開閉用アームが障子閉位置にあるときに、平面から見て前記ガイドの第2部分の先端部および前記障子開閉用アームの貫通穴の他端部と合致する部分に位置しており、前記障子開閉用アームが障子閉位置にあるとともに前記ロック部材が前記障子と係合しているときに、前記垂直連結ピンが、前記ガイドの第2部分の先端部、前記障子開閉用アームの貫通穴の前記他端部および前記ロック部材の貫通穴の前記他端部に位置し、前記障子開閉用アームが障子閉位置にあって前記ロック部材が回転して前記障子への係合が解除されるときに、前記垂直連結ピンが、前記ガイドの第2部分を第1部分側に移動するとともに、前記ロック部材および前記障子開閉用アームの貫通穴内を前記一端部側に移動し、前記障子への係合が解除された状態で前記ロック部材がさらに同方向に回転することにより、前記垂直連結ピンが、前記ガイドの第1部分内を移動するとともに、前記ロック部材および前記障子開閉用アームの貫通穴の前記一端部に位置したまま前記障子開閉用アームが前記垂直連結ピンに押されて回転させられ、前記障子開閉用アームが障子開位置に切り替えられるようになされているものである。
【0011】
【考案の実施形態】
以下、この考案の実施形態を、図面を参照して説明する。図1はこの考案による開閉装置を備えたすべり出し窓の下部の構成を示し、図2〜図7は開閉装置の構成を示す。以下の説明において、図1の左側(図3の上側)を前、これと反対側を後といい、図1の上下を上下というものとする。また、図3の左右を左右というものとする。
【0012】
図1において、すべり出し窓は、窓枠(1)と、窓枠(1)に上端部において水平な回転中心線の周りに回転するように設けられ、かつ前記回転中心線が上下方向に移動するようになされた障子(2)とを備えている。
【0013】
すべり出し窓用開閉装置は、図2〜図7に示すように、窓枠(1)の下枠部材(1a)に固定されるプラスチック製ケーシング(3)と、一端部が垂直ピン(4)によりケーシング(3)に、障子閉位置(図3参照)と障子開位置(図5参照)とに切り替えられるように垂直軸線の周りに回転自在に取り付けられた左右1対の障子開閉用アーム(5)と、一端部が各障子開閉用アーム(5)の先端部に回転自在に枢着された左右1対の補助アーム(6)と、左右両端部が左右の補助アーム(6)の他端部に回転自在に枢着された1つの障子取付板(7)と、左側の障子開閉用アーム(5)上に部分的に重なった状態で一端部が垂直ピン(4)によりケーシング(3)に垂直軸線周りに回転自在に取り付けられたロック部材(8)と、右側の障子開閉用アーム(5)上に部分的に重なった状態で一端部が垂直ピン(4)によりケーシング(3)に垂直軸線周りに回転自在に取り付けられたアーム作動部材(9)と、ケーシング(3)に回転自在に取り付けられた操作ハンドル(11)と、操作ハンドル(11)の回転をロック部材(8)およびアーム作動部材(9)における垂直ピン(4)の中心軸線周りの回転に変換する伝動装置(12)とを備えている。
【0014】
なお、以下の説明において、各部品の説明における前後および左右は、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にあるときを基準にしていうものとする。
【0015】
ケーシング(3)は上下2つの構成部材(13)(14)を相互に固定することにより形成されており、前方に開口している。ケーシング(3)の上下両壁(3a)(3b)の内面における前側部分に、それぞれ左右2つのガイド溝(15)(ガイド)が間隔をおいて形成されている。上壁(3a)内面の2つのガイド溝(15)および下壁(3b)内面の2つのガイド溝(15)は、それぞれケーシング(3)の左右方向の中心線を挟んで左右対称となされている。各ガイド溝(15)は、垂直ピン(4)の中心軸を曲率中心とする円周上に位置する円弧状の第1部分(15a)と、第1部分(15a)の左右方向外端部に連なって前記円周からずれるように後方に直線状に伸びる第2部分(15b)とを有している。
【0016】
左側の障子開閉用アーム(5)は、ケーシング(3)に取り付けられる側の基端部から前斜め左方に伸びてケーシング(3)よりも前方に突出しかつケーシング(3)の前方において左方に屈曲したものである。右側の障子開閉用アーム(5)は左側の障子開閉用アーム(5)と左右対称形である。これらの障子開閉用アーム(5)は、その基端部を上下方向に貫通した垂直ピン(4)の上下両端部が、ケーシング(3)の上下両壁(3a)(3b)内面に形成された有底穴(16)内に回転自在に嵌め入れられることにより、ケーシング(3)に垂直ピン(4)の中心軸線の周りに回転自在に取り付けられている。また、各障子開閉用アーム(5)には、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にあるときに、平面から見てケーシング(3)のガイド溝(15)の第2部分(15b)に合致する形状の長穴(17)が形成されている。すなわち、この長穴(17)は、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にあるときに、一端部がガイド溝(15)の第1部分(15a)の左右方向外端部と合致した位置にあるとともに、他端部側に向かって前記円周からずれるように後方に直線状に伸びている。さらに、各障子開閉用アーム(5)の先端部には、若干斜め上方に傾斜した屈曲部(5a)が設けられている。
【0017】
両補助アーム(6)の長さは相互に等しくなっている。また、左側の補助アーム(6)の左端部および右側の補助アーム(6)の右端部には、それぞれ障子開閉用アーム(5)の屈曲部(5a)上に重なるように、若干斜め上方に傾斜した屈曲部(6a)が設けられている。そして、各補助アーム(6)は、屈曲部(6a)が障子開閉用アーム(5)の屈曲部(5a)上に重ねられた状態で、ねじ(18)により、障子開閉用アーム(5)に枢着されている。また、左側補助アーム(6)の右端部および右側補助アーム(6)の左端部は、それぞれ障子取付板(7)の左右両端部の下側に重ね合わされた状態で、ピン(19)により障子取付板(7)に枢着されている。したがって、左側の障子開閉用アーム(5)が図3の時計方向に回転すると、左側の補助アーム(6)が同図の反時計方向に回転し、右側の障子開閉用アーム(5)が図5の反時計方向に回転すると、右側の補助アーム(6)が同図の時計方向に回転するようになっている。また、両屈曲部(5a)(6a)の働きにより、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にあるときには、各補助アーム(6)は障子開閉用アーム(5)上に重なり、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置から障子開位置に回転するにつれて、各補助アーム(6)の障子取付板(7)側の端部の高さ位置は徐々に上方に移動するようになっている。
【0018】
障子取付板(7)の左端部には、ロック部材(8)と係合する係合ピン(21)が下方突出状に設けられている。障子取付板(7)は、障子(2)の下かまち(2a)の下面に複数のビスにより固定されている。そして、障子取付板(7)が、障子開閉用アーム(5)および補助アーム(6)の回転により、窓枠(1)の下枠部材(1a)と平行に前後方向に移動することにより、障子(2)が開閉するようになっている。
【0019】
ロック部材(8)は、円板状部(8a)と、円板状部(8a)に前方突出状に一体に形成されかつ障子取付板(7)の係合ピン(21)に係合しうるフック部(8b)とよりなり、垂直ピン(4)が円板状部(8a)の中心を貫通していることにより、ケーシング(3)に垂直ピン(4)の中心軸線周りに回転自在に取り付けられている。そして、ロック部材(8)は、フック部(8b)が係合ピン(21)に係合したロック位置(図3参照)と、フック部(8b)の係合ピン(21)への係合が解除されたアンロック位置(図4参照)との間で回転しうるとともに、この回転により左側の障子開閉用アーム(5)を障子開位置と障子閉位置との間で回転させるようになっている。ロック部材(8)の円板状部(8a)における障子開閉用アーム(5)と重なった部分には、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にありかつロック部材(8)がロック位置にあるときに、一端部がガイド溝(15)の第1部分(15a)が位置している円周と同一円周上でかつ第1部分(15a)から周方向(図3の反時計方向)に離隔した位置にあり、他端部が左側障子開閉用アーム(5)の長穴(17)の前記他端部に合致した位置にある長穴(22)が形成されている。長穴(22)の前記一端部と左側のガイド溝(15)の第1部分(15a)との周方向の間隔は、ロック位置とアンロック位置との間でのロック部材(8)の回転角度と等しくなっている。
【0020】
アーム作動部材(9)はロック部材(8)の円板状部(8a)よりも小径の円板状であり、垂直ピン(4)がその中心を貫通していることにより、ケーシング(3)に垂直ピン(4)の中心軸線周りに回転自在に取り付けられている。そして、アーム作動部材(9)は、右側の障子開閉用アーム(5)を障子開位置と障子閉位置との間で回転させるようになっている。アーム作動部材(9)における障子開閉用アーム(5)と重なった部分には、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にあるときに、一端部が右側のガイド溝(15)の第1部分(15a)が位置している円周と同一円周上でかつ第1部分(15a)から周方向(図3の時計方向)に離隔した位置にあり、他端部が右側障子開閉用アーム(5)の長穴(17)の前記他端部に合致した位置にある長穴(23)が形成されている。長穴(23)の前記一端部と右側のガイド溝(15)の第1部分(15a)との周方向の間隔は、アーム作動部材(9)の回転角度と等しくなっている。
【0021】
左側の障子開閉用アーム(5)の長穴(17)およびロック部材(8)の長穴(22)に垂直連結ピン(24)が移動自在に通されるとともに、右側の障子開閉用アーム(5)の長穴(17)およびアーム作動部材(9)の長穴(23)に垂直連結ピン(24)が移動自在に通され、これらの垂直連結ピン(24)の上下両端部がケーシング(3)の上下両壁(3a)(3b)内面のガイド溝(15)内に移動自在に嵌め入れられている。そして、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にあるとともにロック部材(8)のフック部(8b)が係合ピン(21)と係合しているときに、垂直連結ピン(24)が、ガイド溝(15)の第2部分(15b)の先端部、障子開閉用アーム(5)の貫通穴(17)の前記他端部、ならびにロック部材(8)およびアーム作動部材(9)の長穴(22)(23)の前記他端部に位置し、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にある状態でロック部材(8)が回転してアンロック位置に来るとともにアーム作動部材(9)がロック部材(8)と反対方向に同角度回転したときに、垂直連結ピン(24)が、ガイド溝(15)の第2部分(15b)を第1部分(15a)側に移動するとともに、ロック部材(8)およびアーム作動部材(9)、ならびに障子開閉用アーム(5)の長穴(22)(23)(17)内を前記一端部側に移動し、ロック部材(8)およびアーム作動部材(9)がさらに同方向に回転することにより、垂直連結ピン(24)がガイド溝(15)の第1部分(15a)内を移動し、垂直連結ピン(24)がロック部材(8)およびアーム作動部材(9)、ならびに障子開閉用アーム(5)の長穴(22)(23)(17)の前記一端部に係合していることにより、障子開閉用アーム(5)が垂直連結ピン(24)に押されて回転させられ、障子開閉用アーム(5)が障子開位置に切り替えられるようになっている。
【0022】
伝動装置(12)は、操作ハンドル(11)のハンドル軸(11a)におけるケーシング(3)内に突出した部分に固定状に設けられたウォーム(25)と、ロック部材(8)の円板状部(8a)およびアーム作動部材(9)の周縁部にその略半周にわたって形成されかつウォーム(25)と噛み合う複数の歯よりなるウォームホイール部(26)とからなる。そして、操作ハンドル(11)を回すことにより、ウォーム(25)とウォームホイール部(26)との働きにより、ロック部材(8)とアーム作動部材(9)とが互いに反対方向に同速度で回転するようになっている。
【0023】
上記構成の開閉装置を備えたすべり出し窓において、障子(2)が閉じられているとともにロックされている場合、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にあるとともに、ロック部材(8)がロック位置にあってフック部(8b)が障子取付板(7)の係合ピン(21)に係合している。また、アーム作動部材(9)は、図3の最も時計方向側に回転した位置にある。さらに、左側補助アーム(6)は左側障子開閉用アーム(5)に対して図3の最も時計方向側に、右側補助アーム(6)は右側障子開閉用アーム(5)に対して図3の最も反時計方向側にそれぞれ回転した位置にある。このとき、垂直連結ピン(24)は、ケーシング(3)のガイド溝(15)の第2部分(15b)の先端部、障子開閉用アーム(5)の長穴(17)の前記他端部、ならびにロック部材(8)およびアーム作動部材(9)の長穴(22)(23)の前記他端部に位置している。
【0024】
操作ハンドル(11)を回すと、伝動装置(12)を介してロック部材(8)が図3の時計方向にアンロック位置まで回転させられ、フック部(8b)の係合ピン(21)への係合を解除されて障子(2)のロックが解除される。これと同時に、アーム作動部材(9)を同図の反時計方向に、ロック部材(8)と同角度回転させられる。このようなロック部材(8)およびアーム作動部材(9)の回転時に、垂直連結ピン(24)がケーシング(3)のガイド溝(15)の第2部分(15b)に案内されて移動させられ、ガイド溝(15)の第1部分(15a)における左右方向外側の端部に至るとともに、ロック部材(8)およびアーム作動部材(9)、ならびに障子開閉用アーム(5)の長穴(22)(23)(17)内を前記一端部側に移動する。したがって、障子開閉用アーム(5)には回転力が作用せず、障子開閉用アーム(5)は障子閉位置に保持される(図4参照)。
【0025】
操作ハンドル(11)をさらに同方向に回すと、伝動装置(12)を介してロック部材(8)が図4の時計方向にさらに回転させられるとともに、アーム作動部材(9)が同図の反時計方向にロック部材(8)と同角度回転させられる。すると、垂直連結ピン(24)は、ロック部材(8)およびアーム作動部材(9)の長穴(22)(23)の前記一端部との係合によって、ガイド溝(15)の第1部分(15a)に案内されて左右方向内方に移動させられる。垂直連結ピン(24)がこのように移動すると、垂直連結ピン(24)と障子開閉用アーム(5)の長穴(17)の前記一端部とが係合していることによって、左側の障子開閉用アーム(5)が図4の時計方向に、右側の障子開閉用アーム(5)が図4の反時計方向にそれぞれ回転させられる。両障子開閉用アーム(5)がこのように回転すると、左側補助アーム(6)が左側障子開閉用アーム(5)に対して図4の反時計方向に、右側補助アーム(6)が右側障子開閉用アーム(5)に対して図4の時計方向にそれぞれ回転させられる。その結果、障子取付板(7)が前方に平行移動して障子(2)が開かれ、両障子開閉用アーム(5)がそれぞれ障子開位置に至ると障子(2)は完全に開いた状態となる(図5参照)。
【0026】
開かれている障子(2)を閉じる場合、操作ハンドル(11)を前記とは反対方向に回し、伝動装置(12)を介してロック部材(8)を図5の反時計方向に、アーム作動部材(9)を同図の時計方向に回転させる。すると、垂直連結ピン(24)は、ロック部材(8)およびアーム作動部材(9)の長穴(22)(23)の前記一端部と係合していることによって、ガイド溝(15)の第1部分(15a)に案内されて左右方向外方に移動させられる。垂直連結ピン(24)がこのように移動すると、垂直連結ピン(24)が障子開閉用アーム(5)の長穴(17)の前記一端部と係合していることにより、左側の障子開閉用アーム(5)が図5の反時計方向に、右側の障子開閉用アーム(5)が図5の時計方向にそれぞれ回転し、左側補助アーム(6)が左側障子開閉用アーム(5)に対して図5の時計方向に、右側補助アーム(6)が右側障子開閉用アーム(5)に対して図5の反時計方向に回転する。その結果、障子取付板(7)が後方に平行移動して障子(2)が閉じられ、両障子開閉用アーム(5)が障子閉位置に至ると障子(2)は完全に閉じられる(図4参照)。このとき、垂直連結ピン(24)はガイド溝(15)の第1部分(15a)における左右方向外端部にくる。
【0027】
操作ハンドル(11)をさらに同方向に回し、伝動装置(12)を介してロック部材(8)を図4の反時計方向に、アーム作動部材(9)を図4の時計方向にさらに回転させると、垂直連結ピン(24)は、ガイド溝(15)の第2部分(15b)に案内されてその先端部側へ移動させられる。このとき、垂直連結ピン(24)は障子開閉用アーム(5)の長穴(17)内を前記他端部側に移動するとともに、ロック部材(8)およびアーム作動部材(9)の長穴(22)(23)内を前記他端部側に移動し、その結果障子開閉用アーム(5)には回転力が作用せず、障子閉位置に維持される。そして、ロック部材(8)がロック位置まで回転してフック部(8b)が障子取付板(7)の係合ピン(21)に係合し、障子(2)がロックされる。垂直連結ピン(24)は、ガイド溝(15)の第2部分(15b)の先端部、障子開閉用アーム(5)の長穴(17)の前記他端部、ならびにロック部材(8)およびアーム作動部材(9)の長穴(22)(23)の前記他端部に至る(図3参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による開閉装置を備えたすべり出し窓の下部の構成を示す垂直断面図である。
【図2】この考案による開閉装置を示す分解斜視図である。
【図3】障子が閉じられているとともにロックされているときの開閉装置の一部切り欠き平面図である。
【図4】障子が閉じられているとともにロックが解除されたときの開閉装置の一部切り欠き平面図である。
【図5】障子が開かれているときの開閉装置の一部切り欠き平面図である。
【図6】図3の部分拡大図である。
【図7】開閉装置のケーシング部分の垂直断面図である。
【符号の説明】
(1):窓枠
(1a):下枠部材
(2):障子
(3):ケーシング
(4):垂直ピン
(5):障子開閉用アーム
(7):障子取付板
(8):ロック部材
(11):操作ハンドル
(11a):ハンドル軸
(12):伝動装置
(15):ガイド溝
(17):長穴
(22):長穴
(24):垂直連結ピン
(25):ウォーム
(26):ウォームホイール部
【考案の属する技術分野】
この考案は、窓枠と、窓枠に上端部において水平な回転中心線の周りに回転するように設けられ、かつ回転中心線が上下方向に移動するようになされた障子とを備えたすべり出し窓において、障子を開閉させるのに用いられる開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
この種のすべり出し窓に用いられる開閉装置としては、従来、窓枠の下枠部材に固定されたケーシングと、一端部が垂直ピンによりケーシングに垂直軸線の周りに障子開位置と障子閉位置とに切り替えられるように回転自在に取り付けられるとともに他端部がケーシングから前方に突出した位置において障子に連結され、かつ障子開位置と障子閉位置に切り替えられることにより障子を開閉させる障子開閉用アームと、ケーシングに回転自在に取り付けられた操作ハンドルと、操作ハンドルの回転を障子開閉用アームの垂直軸線周りの回転に変換する伝動装置と、ケーシングに障子開閉用アームとは別の垂直軸線周りに回転自在に設けられ、かつ障子に設けられた係合部に係合して障子をロックするロック部材とを有するものが用いられていた。
【0003】
しかしながら、従来の開閉装置では、操作ハンドルによる障子の開閉と、ロック部材による障子のロックおよびロック解除とを別々に行わなければならず、その作業が面倒であるという問題があった。
【0004】
この考案の目的は、上記問題を解決し、障子の開閉と障子のロックおよびロック解除とを同時に行うことができるすべり出し窓用開閉装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と考案の効果】
請求項1の考案によるすべり出し窓用開閉装置は、
窓枠と、前記窓枠に上端部において水平な回転中心線の周りに回転するように設けられ、かつ前記回転中心線が上下方向に移動するようになされた障子とを備えたすべり出し窓において、前記障子を開閉させる開閉装置であって、
前記窓枠の下枠部材に固定されるケーシングと、一端部が垂直ピンにより前記ケーシングに垂直軸線の周りに障子開位置と障子閉位置とに切り替えられるように回転自在に取り付けられるとともに他端部が前記ケーシングから前方に突出した位置において前記障子に連結される障子開閉用アームと、前記障子開閉用アームと部分的に重なった状態で一端部が前記垂直ピンにより前記ケーシングに垂直軸線周りに回転自在に取り付けられるとともに、他端部が前記ケーシングから突出した位置で、閉状態にある前記障子に係合して前記障子をロックするロック部材と、前記ケーシングに回転自在に取り付けられた操作ハンドルと、前記操作ハンドルの回転を前記ロック部材の垂直軸線周りの回転に変換する伝動装置と、前記障子開閉用アームおよび前記ロック部材の重なり部分に形成された貫通穴に移動自在に通されるとともに上下両端部が前記ケーシングに設けられたガイドに沿って移動自在に取り付けられ、かつ前記ロック部材の回転により前記障子開閉用アームを回転させる垂直連結ピンとを備えており、前記ケーシングのガイド、ならびに前記障子開閉用アームおよび前記ロック部材の貫通穴が、前記障子開閉用アームが障子閉位置にあるときに前記ロック部材だけを所定角度回転させるための前記垂直連結ピンの移動を許容するような形状となされているものである。
【0006】
請求項1の考案において、障子開閉用アームは、障子の下かまちに沿ってその長さ方向に移動しうるとともに回転しうるように下かまちに直接連結される場合と、補助アームを介して障子の下かまちに連結される場合がある。補助アームを用いる場合、補助アームの両端部は障子開閉用アームおよび下かまちに枢着される。
【0007】
請求項1の考案によれば、閉状態でロックされている障子のロックを解除するとともに障子を開く際には、操作ハンドルを回すことにより、伝動装置を介してロック部材を回転させる。すると、ロック部材が回転して障子への係合が解除されることにより、障子のロックが解除される。このとき、垂直連結ピンが、ケーシングのガイドに案内されてロック部材および障子開閉用アームに形成された貫通穴内を移動することにより、障子開閉用アームは回転することがなく、停止させられたままとなる。操作ハンドルによりロック部材をさらに回転させると、垂直連結ピンがケーシングのガイドに案内されて移動し、障子開閉用アームが垂直連結ピンの働きにより回転させられて障子開位置に切り替わり、障子が開かれる。
【0008】
障子を閉じてロックする際には、操作ハンドルを回すことによりロック部材を回転させると、垂直連結ピンがケーシングのガイドに案内されて移動し、障子開閉用アームが垂直連結ピンの働きにより回転させられて障子閉位置に切り替わり、障子が閉じられる。操作ハンドルによりロック部材をさらに同方向に回転させると、ロック部材が障子に係合し、障子がロックされる。障子開閉用アームが障子閉位置に切り替えられた後ロック部材が障子に係合するまでの間は、垂直連結ピンがケーシングのガイドに案内されてロック部材および障子開閉用アームに形成された貫通穴内を移動することにより、障子開閉用アームは回転することがなく、停止させられたままとなる。
【0009】
したがって、操作ハンドルを回すだけで、障子のロックおよびロック解除と、障子の開閉とを同時に行うことができるので、これらを別個に行う必要があった従来の装置に比べて操作が簡単になる。
【0010】
請求項2の考案によるすべり出し窓用開閉装置は、請求項1の考案において、前記ケーシングに設けられたガイドが、前記垂直ピンの中心軸を曲率中心とする円周上に位置する円弧状の第1部分および第1部分の一端部に連なって前記円周からずれる方向に伸びる第2部分を有しており、前記障子開閉用アームに形成された貫通穴が、前記障子開閉用アームが障子閉位置にあるときに、平面から見て前記ガイドの第2部分に合致する形状の長穴であって一端部が前記円周上に位置するとともに他端部側に向かって前記円周からずれる方向に伸びており、前記ロック部材に形成された貫通穴が、一端部が前記円周上でかつ前記ガイドの第1部分から周方向に間隔をおいた位置にあるとともに他端部側に向かって前記円周からずれる方向に伸びた長穴であり、前記ロック部材の貫通穴の前記他端部が、前記障子開閉用アームが障子閉位置にあるときに、平面から見て前記ガイドの第2部分の先端部および前記障子開閉用アームの貫通穴の他端部と合致する部分に位置しており、前記障子開閉用アームが障子閉位置にあるとともに前記ロック部材が前記障子と係合しているときに、前記垂直連結ピンが、前記ガイドの第2部分の先端部、前記障子開閉用アームの貫通穴の前記他端部および前記ロック部材の貫通穴の前記他端部に位置し、前記障子開閉用アームが障子閉位置にあって前記ロック部材が回転して前記障子への係合が解除されるときに、前記垂直連結ピンが、前記ガイドの第2部分を第1部分側に移動するとともに、前記ロック部材および前記障子開閉用アームの貫通穴内を前記一端部側に移動し、前記障子への係合が解除された状態で前記ロック部材がさらに同方向に回転することにより、前記垂直連結ピンが、前記ガイドの第1部分内を移動するとともに、前記ロック部材および前記障子開閉用アームの貫通穴の前記一端部に位置したまま前記障子開閉用アームが前記垂直連結ピンに押されて回転させられ、前記障子開閉用アームが障子開位置に切り替えられるようになされているものである。
【0011】
【考案の実施形態】
以下、この考案の実施形態を、図面を参照して説明する。図1はこの考案による開閉装置を備えたすべり出し窓の下部の構成を示し、図2〜図7は開閉装置の構成を示す。以下の説明において、図1の左側(図3の上側)を前、これと反対側を後といい、図1の上下を上下というものとする。また、図3の左右を左右というものとする。
【0012】
図1において、すべり出し窓は、窓枠(1)と、窓枠(1)に上端部において水平な回転中心線の周りに回転するように設けられ、かつ前記回転中心線が上下方向に移動するようになされた障子(2)とを備えている。
【0013】
すべり出し窓用開閉装置は、図2〜図7に示すように、窓枠(1)の下枠部材(1a)に固定されるプラスチック製ケーシング(3)と、一端部が垂直ピン(4)によりケーシング(3)に、障子閉位置(図3参照)と障子開位置(図5参照)とに切り替えられるように垂直軸線の周りに回転自在に取り付けられた左右1対の障子開閉用アーム(5)と、一端部が各障子開閉用アーム(5)の先端部に回転自在に枢着された左右1対の補助アーム(6)と、左右両端部が左右の補助アーム(6)の他端部に回転自在に枢着された1つの障子取付板(7)と、左側の障子開閉用アーム(5)上に部分的に重なった状態で一端部が垂直ピン(4)によりケーシング(3)に垂直軸線周りに回転自在に取り付けられたロック部材(8)と、右側の障子開閉用アーム(5)上に部分的に重なった状態で一端部が垂直ピン(4)によりケーシング(3)に垂直軸線周りに回転自在に取り付けられたアーム作動部材(9)と、ケーシング(3)に回転自在に取り付けられた操作ハンドル(11)と、操作ハンドル(11)の回転をロック部材(8)およびアーム作動部材(9)における垂直ピン(4)の中心軸線周りの回転に変換する伝動装置(12)とを備えている。
【0014】
なお、以下の説明において、各部品の説明における前後および左右は、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にあるときを基準にしていうものとする。
【0015】
ケーシング(3)は上下2つの構成部材(13)(14)を相互に固定することにより形成されており、前方に開口している。ケーシング(3)の上下両壁(3a)(3b)の内面における前側部分に、それぞれ左右2つのガイド溝(15)(ガイド)が間隔をおいて形成されている。上壁(3a)内面の2つのガイド溝(15)および下壁(3b)内面の2つのガイド溝(15)は、それぞれケーシング(3)の左右方向の中心線を挟んで左右対称となされている。各ガイド溝(15)は、垂直ピン(4)の中心軸を曲率中心とする円周上に位置する円弧状の第1部分(15a)と、第1部分(15a)の左右方向外端部に連なって前記円周からずれるように後方に直線状に伸びる第2部分(15b)とを有している。
【0016】
左側の障子開閉用アーム(5)は、ケーシング(3)に取り付けられる側の基端部から前斜め左方に伸びてケーシング(3)よりも前方に突出しかつケーシング(3)の前方において左方に屈曲したものである。右側の障子開閉用アーム(5)は左側の障子開閉用アーム(5)と左右対称形である。これらの障子開閉用アーム(5)は、その基端部を上下方向に貫通した垂直ピン(4)の上下両端部が、ケーシング(3)の上下両壁(3a)(3b)内面に形成された有底穴(16)内に回転自在に嵌め入れられることにより、ケーシング(3)に垂直ピン(4)の中心軸線の周りに回転自在に取り付けられている。また、各障子開閉用アーム(5)には、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にあるときに、平面から見てケーシング(3)のガイド溝(15)の第2部分(15b)に合致する形状の長穴(17)が形成されている。すなわち、この長穴(17)は、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にあるときに、一端部がガイド溝(15)の第1部分(15a)の左右方向外端部と合致した位置にあるとともに、他端部側に向かって前記円周からずれるように後方に直線状に伸びている。さらに、各障子開閉用アーム(5)の先端部には、若干斜め上方に傾斜した屈曲部(5a)が設けられている。
【0017】
両補助アーム(6)の長さは相互に等しくなっている。また、左側の補助アーム(6)の左端部および右側の補助アーム(6)の右端部には、それぞれ障子開閉用アーム(5)の屈曲部(5a)上に重なるように、若干斜め上方に傾斜した屈曲部(6a)が設けられている。そして、各補助アーム(6)は、屈曲部(6a)が障子開閉用アーム(5)の屈曲部(5a)上に重ねられた状態で、ねじ(18)により、障子開閉用アーム(5)に枢着されている。また、左側補助アーム(6)の右端部および右側補助アーム(6)の左端部は、それぞれ障子取付板(7)の左右両端部の下側に重ね合わされた状態で、ピン(19)により障子取付板(7)に枢着されている。したがって、左側の障子開閉用アーム(5)が図3の時計方向に回転すると、左側の補助アーム(6)が同図の反時計方向に回転し、右側の障子開閉用アーム(5)が図5の反時計方向に回転すると、右側の補助アーム(6)が同図の時計方向に回転するようになっている。また、両屈曲部(5a)(6a)の働きにより、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にあるときには、各補助アーム(6)は障子開閉用アーム(5)上に重なり、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置から障子開位置に回転するにつれて、各補助アーム(6)の障子取付板(7)側の端部の高さ位置は徐々に上方に移動するようになっている。
【0018】
障子取付板(7)の左端部には、ロック部材(8)と係合する係合ピン(21)が下方突出状に設けられている。障子取付板(7)は、障子(2)の下かまち(2a)の下面に複数のビスにより固定されている。そして、障子取付板(7)が、障子開閉用アーム(5)および補助アーム(6)の回転により、窓枠(1)の下枠部材(1a)と平行に前後方向に移動することにより、障子(2)が開閉するようになっている。
【0019】
ロック部材(8)は、円板状部(8a)と、円板状部(8a)に前方突出状に一体に形成されかつ障子取付板(7)の係合ピン(21)に係合しうるフック部(8b)とよりなり、垂直ピン(4)が円板状部(8a)の中心を貫通していることにより、ケーシング(3)に垂直ピン(4)の中心軸線周りに回転自在に取り付けられている。そして、ロック部材(8)は、フック部(8b)が係合ピン(21)に係合したロック位置(図3参照)と、フック部(8b)の係合ピン(21)への係合が解除されたアンロック位置(図4参照)との間で回転しうるとともに、この回転により左側の障子開閉用アーム(5)を障子開位置と障子閉位置との間で回転させるようになっている。ロック部材(8)の円板状部(8a)における障子開閉用アーム(5)と重なった部分には、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にありかつロック部材(8)がロック位置にあるときに、一端部がガイド溝(15)の第1部分(15a)が位置している円周と同一円周上でかつ第1部分(15a)から周方向(図3の反時計方向)に離隔した位置にあり、他端部が左側障子開閉用アーム(5)の長穴(17)の前記他端部に合致した位置にある長穴(22)が形成されている。長穴(22)の前記一端部と左側のガイド溝(15)の第1部分(15a)との周方向の間隔は、ロック位置とアンロック位置との間でのロック部材(8)の回転角度と等しくなっている。
【0020】
アーム作動部材(9)はロック部材(8)の円板状部(8a)よりも小径の円板状であり、垂直ピン(4)がその中心を貫通していることにより、ケーシング(3)に垂直ピン(4)の中心軸線周りに回転自在に取り付けられている。そして、アーム作動部材(9)は、右側の障子開閉用アーム(5)を障子開位置と障子閉位置との間で回転させるようになっている。アーム作動部材(9)における障子開閉用アーム(5)と重なった部分には、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にあるときに、一端部が右側のガイド溝(15)の第1部分(15a)が位置している円周と同一円周上でかつ第1部分(15a)から周方向(図3の時計方向)に離隔した位置にあり、他端部が右側障子開閉用アーム(5)の長穴(17)の前記他端部に合致した位置にある長穴(23)が形成されている。長穴(23)の前記一端部と右側のガイド溝(15)の第1部分(15a)との周方向の間隔は、アーム作動部材(9)の回転角度と等しくなっている。
【0021】
左側の障子開閉用アーム(5)の長穴(17)およびロック部材(8)の長穴(22)に垂直連結ピン(24)が移動自在に通されるとともに、右側の障子開閉用アーム(5)の長穴(17)およびアーム作動部材(9)の長穴(23)に垂直連結ピン(24)が移動自在に通され、これらの垂直連結ピン(24)の上下両端部がケーシング(3)の上下両壁(3a)(3b)内面のガイド溝(15)内に移動自在に嵌め入れられている。そして、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にあるとともにロック部材(8)のフック部(8b)が係合ピン(21)と係合しているときに、垂直連結ピン(24)が、ガイド溝(15)の第2部分(15b)の先端部、障子開閉用アーム(5)の貫通穴(17)の前記他端部、ならびにロック部材(8)およびアーム作動部材(9)の長穴(22)(23)の前記他端部に位置し、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にある状態でロック部材(8)が回転してアンロック位置に来るとともにアーム作動部材(9)がロック部材(8)と反対方向に同角度回転したときに、垂直連結ピン(24)が、ガイド溝(15)の第2部分(15b)を第1部分(15a)側に移動するとともに、ロック部材(8)およびアーム作動部材(9)、ならびに障子開閉用アーム(5)の長穴(22)(23)(17)内を前記一端部側に移動し、ロック部材(8)およびアーム作動部材(9)がさらに同方向に回転することにより、垂直連結ピン(24)がガイド溝(15)の第1部分(15a)内を移動し、垂直連結ピン(24)がロック部材(8)およびアーム作動部材(9)、ならびに障子開閉用アーム(5)の長穴(22)(23)(17)の前記一端部に係合していることにより、障子開閉用アーム(5)が垂直連結ピン(24)に押されて回転させられ、障子開閉用アーム(5)が障子開位置に切り替えられるようになっている。
【0022】
伝動装置(12)は、操作ハンドル(11)のハンドル軸(11a)におけるケーシング(3)内に突出した部分に固定状に設けられたウォーム(25)と、ロック部材(8)の円板状部(8a)およびアーム作動部材(9)の周縁部にその略半周にわたって形成されかつウォーム(25)と噛み合う複数の歯よりなるウォームホイール部(26)とからなる。そして、操作ハンドル(11)を回すことにより、ウォーム(25)とウォームホイール部(26)との働きにより、ロック部材(8)とアーム作動部材(9)とが互いに反対方向に同速度で回転するようになっている。
【0023】
上記構成の開閉装置を備えたすべり出し窓において、障子(2)が閉じられているとともにロックされている場合、障子開閉用アーム(5)が障子閉位置にあるとともに、ロック部材(8)がロック位置にあってフック部(8b)が障子取付板(7)の係合ピン(21)に係合している。また、アーム作動部材(9)は、図3の最も時計方向側に回転した位置にある。さらに、左側補助アーム(6)は左側障子開閉用アーム(5)に対して図3の最も時計方向側に、右側補助アーム(6)は右側障子開閉用アーム(5)に対して図3の最も反時計方向側にそれぞれ回転した位置にある。このとき、垂直連結ピン(24)は、ケーシング(3)のガイド溝(15)の第2部分(15b)の先端部、障子開閉用アーム(5)の長穴(17)の前記他端部、ならびにロック部材(8)およびアーム作動部材(9)の長穴(22)(23)の前記他端部に位置している。
【0024】
操作ハンドル(11)を回すと、伝動装置(12)を介してロック部材(8)が図3の時計方向にアンロック位置まで回転させられ、フック部(8b)の係合ピン(21)への係合を解除されて障子(2)のロックが解除される。これと同時に、アーム作動部材(9)を同図の反時計方向に、ロック部材(8)と同角度回転させられる。このようなロック部材(8)およびアーム作動部材(9)の回転時に、垂直連結ピン(24)がケーシング(3)のガイド溝(15)の第2部分(15b)に案内されて移動させられ、ガイド溝(15)の第1部分(15a)における左右方向外側の端部に至るとともに、ロック部材(8)およびアーム作動部材(9)、ならびに障子開閉用アーム(5)の長穴(22)(23)(17)内を前記一端部側に移動する。したがって、障子開閉用アーム(5)には回転力が作用せず、障子開閉用アーム(5)は障子閉位置に保持される(図4参照)。
【0025】
操作ハンドル(11)をさらに同方向に回すと、伝動装置(12)を介してロック部材(8)が図4の時計方向にさらに回転させられるとともに、アーム作動部材(9)が同図の反時計方向にロック部材(8)と同角度回転させられる。すると、垂直連結ピン(24)は、ロック部材(8)およびアーム作動部材(9)の長穴(22)(23)の前記一端部との係合によって、ガイド溝(15)の第1部分(15a)に案内されて左右方向内方に移動させられる。垂直連結ピン(24)がこのように移動すると、垂直連結ピン(24)と障子開閉用アーム(5)の長穴(17)の前記一端部とが係合していることによって、左側の障子開閉用アーム(5)が図4の時計方向に、右側の障子開閉用アーム(5)が図4の反時計方向にそれぞれ回転させられる。両障子開閉用アーム(5)がこのように回転すると、左側補助アーム(6)が左側障子開閉用アーム(5)に対して図4の反時計方向に、右側補助アーム(6)が右側障子開閉用アーム(5)に対して図4の時計方向にそれぞれ回転させられる。その結果、障子取付板(7)が前方に平行移動して障子(2)が開かれ、両障子開閉用アーム(5)がそれぞれ障子開位置に至ると障子(2)は完全に開いた状態となる(図5参照)。
【0026】
開かれている障子(2)を閉じる場合、操作ハンドル(11)を前記とは反対方向に回し、伝動装置(12)を介してロック部材(8)を図5の反時計方向に、アーム作動部材(9)を同図の時計方向に回転させる。すると、垂直連結ピン(24)は、ロック部材(8)およびアーム作動部材(9)の長穴(22)(23)の前記一端部と係合していることによって、ガイド溝(15)の第1部分(15a)に案内されて左右方向外方に移動させられる。垂直連結ピン(24)がこのように移動すると、垂直連結ピン(24)が障子開閉用アーム(5)の長穴(17)の前記一端部と係合していることにより、左側の障子開閉用アーム(5)が図5の反時計方向に、右側の障子開閉用アーム(5)が図5の時計方向にそれぞれ回転し、左側補助アーム(6)が左側障子開閉用アーム(5)に対して図5の時計方向に、右側補助アーム(6)が右側障子開閉用アーム(5)に対して図5の反時計方向に回転する。その結果、障子取付板(7)が後方に平行移動して障子(2)が閉じられ、両障子開閉用アーム(5)が障子閉位置に至ると障子(2)は完全に閉じられる(図4参照)。このとき、垂直連結ピン(24)はガイド溝(15)の第1部分(15a)における左右方向外端部にくる。
【0027】
操作ハンドル(11)をさらに同方向に回し、伝動装置(12)を介してロック部材(8)を図4の反時計方向に、アーム作動部材(9)を図4の時計方向にさらに回転させると、垂直連結ピン(24)は、ガイド溝(15)の第2部分(15b)に案内されてその先端部側へ移動させられる。このとき、垂直連結ピン(24)は障子開閉用アーム(5)の長穴(17)内を前記他端部側に移動するとともに、ロック部材(8)およびアーム作動部材(9)の長穴(22)(23)内を前記他端部側に移動し、その結果障子開閉用アーム(5)には回転力が作用せず、障子閉位置に維持される。そして、ロック部材(8)がロック位置まで回転してフック部(8b)が障子取付板(7)の係合ピン(21)に係合し、障子(2)がロックされる。垂直連結ピン(24)は、ガイド溝(15)の第2部分(15b)の先端部、障子開閉用アーム(5)の長穴(17)の前記他端部、ならびにロック部材(8)およびアーム作動部材(9)の長穴(22)(23)の前記他端部に至る(図3参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による開閉装置を備えたすべり出し窓の下部の構成を示す垂直断面図である。
【図2】この考案による開閉装置を示す分解斜視図である。
【図3】障子が閉じられているとともにロックされているときの開閉装置の一部切り欠き平面図である。
【図4】障子が閉じられているとともにロックが解除されたときの開閉装置の一部切り欠き平面図である。
【図5】障子が開かれているときの開閉装置の一部切り欠き平面図である。
【図6】図3の部分拡大図である。
【図7】開閉装置のケーシング部分の垂直断面図である。
【符号の説明】
(1):窓枠
(1a):下枠部材
(2):障子
(3):ケーシング
(4):垂直ピン
(5):障子開閉用アーム
(7):障子取付板
(8):ロック部材
(11):操作ハンドル
(11a):ハンドル軸
(12):伝動装置
(15):ガイド溝
(17):長穴
(22):長穴
(24):垂直連結ピン
(25):ウォーム
(26):ウォームホイール部
Claims (2)
- 窓枠と、前記窓枠に上端部において水平な回転中心線の周りに回転するように設けられ、かつ前記回転中心線が上下方向に移動するようになされた障子とを備えたすべり出し窓において、前記障子を開閉させる開閉装置であって、
前記窓枠の下枠部材に固定されるケーシングと、一端部が垂直ピンにより前記ケーシングに垂直軸線の周りに障子開位置と障子閉位置とに切り替えられるように回転自在に取り付けられるとともに他端部が前記ケーシングから前方に突出した位置において前記障子に連結される障子開閉用アームと、前記障子開閉用アームと部分的に重なった状態で一端部が前記垂直ピンにより前記ケーシングに垂直軸線周りに回転自在に取り付けられるとともに、他端部が前記ケーシングから突出した位置で、閉状態にある前記障子に係合して前記障子をロックするロック部材と、前記ケーシングに回転自在に取り付けられた操作ハンドルと、前記操作ハンドルの回転を前記ロック部材の垂直軸線周りの回転に変換する伝動装置と、前記障子開閉用アームおよび前記ロック部材の重なり部分に形成された貫通穴に移動自在に通されるとともに上下両端部が前記ケーシングに設けられたガイドに沿って移動自在に取り付けられ、かつ前記ロック部材の回転により前記障子開閉用アームを回転させる垂直連結ピンとを備えており、前記ケーシングのガイド、ならびに前記障子開閉用アームおよび前記ロック部材の貫通穴が、前記障子開閉用アームが障子閉位置にあるときに前記ロック部材だけを所定角度回転させるための前記垂直連結ピンの移動を許容するような形状となされているすべり出し窓用開閉装置。 - 前記ケーシングに設けられたガイドが、前記垂直ピンの中心軸を曲率中心とする円周上に位置する円弧状の第1部分および第1部分の一端部に連なって前記円周からずれる方向に伸びる第2部分を有しており、前記障子開閉用アームに形成された貫通穴が、前記障子開閉用アームが障子閉位置にあるときに、平面から見て前記ガイドの第2部分に合致する形状の長穴であって一端部が前記円周上に位置するとともに他端部側に向かって前記円周からずれる方向に伸びており、前記ロック部材に形成された貫通穴が、一端部が前記円周上でかつ前記ガイドの第1部分から周方向に間隔をおいた位置にあるとともに他端部側に向かって前記円周からずれる方向に伸びた長穴であり、前記ロック部材の貫通穴の前記他端部が、前記障子開閉用アームが障子閉位置にあるときに、平面から見て前記ガイドの第2部分の先端部および前記障子開閉用アームの貫通穴の他端部と合致する部分に位置しており、前記障子開閉用アームが障子閉位置にあるとともに前記ロック部材が前記障子と係合しているときに、前記垂直連結ピンが、前記ガイドの第2部分の先端部、前記障子開閉用アームの貫通穴の前記他端部および前記ロック部材の貫通穴の前記他端部に位置し、前記障子開閉用アームが障子閉位置にあって前記ロック部材が回転して前記障子への係合が解除されるときに、前記垂直連結ピンが、前記ガイドの第2部分を第1部分側に移動するとともに、前記ロック部材および前記障子開閉用アームの貫通穴内を前記一端部側に移動し、前記障子への係合が解除された状態で前記ロック部材がさらに同方向に回転することにより、前記垂直連結ピンが、前記ガイドの第1部分内を移動するとともに、前記ロック部材および前記障子開閉用アームの貫通穴の前記一端部に位置したまま前記障子開閉用アームが前記垂直連結ピンに押されて回転させられ、前記障子開閉用アームが障子開位置に切り替えられるようになされている請求項1のすべり出し窓用開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002983U JP3098054U (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | すべり出し窓用開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002983U JP3098054U (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | すべり出し窓用開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3098054U true JP3098054U (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=43251825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003002983U Expired - Fee Related JP3098054U (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | すべり出し窓用開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3098054U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011149160A (ja) * | 2010-01-19 | 2011-08-04 | Lixil Corp | 開口部装置 |
CN103114783A (zh) * | 2013-03-11 | 2013-05-22 | 常州信息职业技术学院 | 一种开窗机械控制器 |
CN103276996A (zh) * | 2013-05-08 | 2013-09-04 | 宁波市佳利来机械制造有限公司 | 拆卸式摇窗机 |
-
2003
- 2003-05-26 JP JP2003002983U patent/JP3098054U/ja not_active Expired - Fee Related
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