JP3097312B2 - 積層フィルム - Google Patents

積層フィルム

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JP3097312B2
JP3097312B2 JP04145951A JP14595192A JP3097312B2 JP 3097312 B2 JP3097312 B2 JP 3097312B2 JP 04145951 A JP04145951 A JP 04145951A JP 14595192 A JP14595192 A JP 14595192A JP 3097312 B2 JP3097312 B2 JP 3097312B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスバリア性と透明性
に優れた積層フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品や薬品を長期間保存するためには、
腐敗や変質を促進する外気からの酸素や水蒸気の侵入を
遮断する効果を持った、いわゆるガスバリア性に優れた
包装を行なう必要がある。この目的に使用されるガスバ
リア性に優れたフィルム包装材料に、近年特に内容物の
状態を確認できる透明性が要求される傾向が強くなって
いる。
【0003】金属酸化物を高分子フィルム基材上に形成
したものがガスバリア性と透明性に優れていることは従
来よりよく知られている。これらの中で特に酸化珪素を
高分子樹脂フィルム上に形成したものが特公昭53−1
2953号公報により、酸化アルミニウムを高分子樹脂
フィルム上に形成したものが特公昭62−179935
号公報により知られている。
【0004】ところで酸化珪素薄膜は、例えば独LEY
BOLD社のT.G.KrugらがBarrier P
ack Conference(London, Ma
y21 and 22, 1990)で発表したもの
や、雑誌「コンバーテック」1990.6 30〜36
ページ(海保恵亮氏著)にあるように、高いガスバリア
性(酸素透過率2cc/m2 ・day以下、水蒸気透過
率2g/m2 ・day以下)を確保するためには50n
m程度の膜厚が必要とされる。さらに完全酸化膜のSi
2 という組成ではガスバリア性が発現しないために酸
素が欠損した組成すなわち、SiOX (X <2.0)と
いう組成の薄膜が形成される。従って透明ではあるが、
短波長側での吸収が大きくなり蒸着膜に黄色い着色があ
り、中に食品を入れた場合、変質の状況が分かりにく
い、あるいは変質していないにもかかわらず変質してい
るように見えるといった問題がある。また膜厚が大きい
ために薄い基材のフィルムを用いた場合、カールしやす
く、このためにハンドリング性が悪くなり乱暴に扱うと
蒸着膜にクラック(割れ)が入りガスバリア性が低下す
るという問題もある。
【0005】一方アルミニウムの酸化膜は無色透明で、
ある程度のガスバリア性を発現することができる。しか
し雑誌「ジャパンフードサイエンス」1990.12
58〜63ページ(渡邊英男氏著)にあるように酸化珪
素薄膜並のガスバリア性を発現することは不可能であっ
た。また同様のアルミニウムの酸化膜の応用として、特
開昭62−220330号公報に、電子材料の包装材料
として、アルミニウムの金属成分が1から15重量%含
有されたアルミニウムの不完全酸化膜を高分子樹脂フィ
ルム基材上に形成し、制電性とガスバリア性を備えたフ
ィルムが開示されている。しかし膜全体に最低で1重量
%のアルミニウム金属が存在することで、光線透過率が
かなり低下することが述べられており、透明性の点で問
題があった。また、該フィルムは、制電性(すなわち導
電性)を有するために、マイクロ波の透過率が低く、包
装材料として使用し内容物を包装したまま電子レンジで
加熱する場合に、加熱できないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
問題点を解決することを目的とする。すなわち本発明
は、透明性が高く、ガスバリア性に優れ、かつ従来の透
明ガスバリア性フィルムがもっていた着色や電子レンジ
加熱性といった欠点を解消したフィルムを提供すること
を目的とするものである。さらに本発明は、耐屈曲性、
耐ボイル性など透明ガスバリア性フィルムの実用上重要
な特性を顕著に向上させたフィルムを提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、高分子樹脂フ
ィルム基材の少なくとも片面にアルミニウム酸化膜が形
成されてなる透明ガスバリア性フィルムに、少なくとも
1層の高分子樹脂フィルムが積層されてなる積層フィル
ムであって、該アルミニウム酸化膜の全膜厚が6nm以
上であり、かつアルミニウムの金属成分が含有されてな
る不完全酸化層が該アルミニウム酸化膜の内部にのみ少
なくとも1層存在し、該アルミニウム酸化膜全体中のア
ルミニウム金属成分含有量が0.5%・nm〜10%・
nmの範囲であることを特徴とする積層フィルムであ
る。
【0008】本発明に用いる透明ガスバリア性フィルム
の高分子樹脂フィルム基材の材質は、特に限定されない
が代表的なものとして、ポリエチレン、ポリプロピレン
などのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2、6−
ナフタレートなどのポリエステル、ナイロン6、ナイロ
ン12などのポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル、ポリス
ルフォン、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレン
サルファイド、芳香族ポリアミド、ポリイミド、ポリア
ミドイミド、セルロース、酢酸セルロースなどおよび、
これらの共重合体や、他の有機物との共重合体などを例
示することができる。透明性、ガスバリア性などの点
で、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンが
好ましく、ポリエチレンテレフタレート系がより好まし
い。
【0009】これらの高分子樹脂フィルムは熱可塑性樹
脂の場合、未延伸、一軸延伸、二軸延伸のいずれでもよ
いが、寸法安定性や機械特性およびガスバリア性の安定
性の点から二軸延伸されたものが好ましい。また該高分
子樹脂フィルム基材内には食品衛生上問題にならなけれ
ば公知の添加剤、例えば帯電防止剤、酸化防止剤、滑
剤、着色防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、着色剤などが
添加されていてもよい。
【0010】高分子樹脂フィルムは透明であることが好
ましく、光線透過率が好ましくは40%以上、より好ま
しくは60%以上、さらに好ましくは80%以上であ
る。また蒸着に先立ち、フィルム上に公知の表面処理、
例えばコロナ放電処理、グロー放電処理やコーティング
によるアンカーコート処理が施されてもよい。
【0011】さらに本発明に用いる高分子樹脂フィルム
のアルミニウム酸化膜を形成する表面は平滑であること
が好ましい。中心線平均荒さで0.5μm以下が好まし
く、より好ましくは0.2μm以下、さらに好ましくは
0.05μm以下である。この理由としてフィルム表面
上に大きな突起が存在すると、ガスバリア性蒸着膜が均
一に形成されないためである。
【0012】本発明に用いる高分子樹脂フィルムの厚み
は特に限定されるものではないが、包装材料として5μ
m〜500μmの範囲が好ましい。
【0013】本発明の積層フィルムにおいて、高分子樹
脂フィルム基材上に形成されるアルミニウムの酸化膜の
全膜厚は6nm以上である必要がある。全膜厚が6nm
未満であるとガスバリア性が満足できない。またアルミ
ニウムの酸化膜の全膜厚は50nm未満であることが好
ましい。全膜厚が大きいとカールが発生しやすく、加工
時にガスバリア性が急激に低下するなどの問題が起こり
うる場合がある。生産性の点からも全膜厚は小さい方が
好ましく、より好ましくは全膜厚は30nm未満であ
る。
【0014】本発明の積層フィルムにおいては、アルミ
ニウムの金属成分が含有されてなる不完全酸化層が該ア
ルミニウム酸化膜の内部にのみ少なくとも1層存在す
る。該金属成分を含む不完全酸化層がアルミニウム酸化
膜の内部に存在せず、アルミニウム酸化膜全体が完全酸
化膜で構成されたものでは優れたガスバリア性を得るこ
とは困難である。一方、アルミニウム酸化膜全体に金属
成分が認められる、すなわち層全体が不完全酸化膜から
なるものにおいては、光線透過率が低いものとなり好ま
しくない。
【0015】ここで、アルミニウム酸化膜中のアルミニ
ウムの金属成分含有の有無および程度は、表面感度の非
常に高い分析手法であるX線光電子分光法(以下XPS
と言うことがある。)分析によるAl2pスペクトルに
よって判別することができる。すなわち、該スペクトル
が酸化されたアルミニウムによるピーク(Al(II
I))以外に金属成分の存在を示すAl(0)ピークを
有するとき、アルミニウムの金属成分が含有されている
ことが分かる。また、アルミニウム酸化膜の内部にのみ
アルミニウムの金属成分が含有されていることを確認す
るには、該XPS分析をアルミニウム酸化膜の表面から
行なうだけでなく、アルミニウム酸化膜を表面から少し
ずつイオンエッチングしながらXPS分析を行い、アル
ミニウム酸化膜の深さ方向に沿ったAl2pスペクトル
の変化(以下デプスプロファイルと言う。)を追う必要
がある。すなわち、「アルミニウム酸化膜の内部にのみ
アルミニウムの金属成分が含有されている」とは、表面
からのXPS分析ではAl(0)ピークが認められず、
デプスプロファイルの途中でAl(0)ピークが認めら
れ、高分子樹脂フィルム基材との界面近傍では再びAl
(0)ピークが認められなくなることを意味する。
【0016】アルミニウム酸化膜の内部のアルミニウム
の金属成分の含有量は、以下の定義により特定される。
すなわち、XPS分析によるAl2pスペクトルのデプ
スプロファイルをとった場合、アルミニウム酸化膜表面
と高分子樹脂フィルム基材との界面は上述のようにAl
(III)のみで完全酸化膜であることを示すが、内部
にAl(III)のスペクトル以外にAl(0)の金属
成分の存在を示すスペクトルが得られる。表面からの深
さd(nm単位)におけるスペクトルのピーク分割を行
ない、Al(III)とAl(0)のピーク面積をそれ
ぞれに帰属するアルミニウム原子の相対数に換算した値
を各々N3 (d)、N0 (d)とし、その深さにおける
アルミニウムの金属成分の存在割合M(d)(単位%)
を100×N0 (d)/(N3 (d)+N0 (d))
(単位%)で定義する。横軸に表面からの深さd(nm
単位)、縦軸にその深さでのアルミニウムの金属成分の
存在割合M(d)(%単位)を取ったグラフを描く。こ
こでM(d)の深さd方向の積分(d=0からd=アル
ミニウム酸化膜の全厚み)を取ると%・nmの単位を持
つ値が得られる。この値はアルミニウム酸化膜中に存在
するアルミニウム金属量に対応し、アルミニウム金属成
分含有量(%・nm)と定義する。本発明の積層フィル
ムにおいては、アルミニウム金属成分含有量の値は0.
5%・nm〜10%・nmである必要がある。0.5%
・nm未満ではガスバリア性能が不十分であり、10%
・nmを越えると光線透過率が下がり、またボイル処理
した後のガスバリア性が急激に低下する。さらに高いガ
スバリア性を得るためには1%・nm〜10%・nmが
より好ましい。
【0017】本発明の積層フィルムのアルミニウム酸化
膜の内部には少なくとも1層のアルミニウムの金属成分
を含有する層が存在するが、該層は2層以上存在しても
よい。該層の層数は、横軸に表面からの深さd(nm単
位)、縦軸にその深さでのアルミニウムの金属成分の存
在割合M(d)(%単位)を取ったグラフにおいてM
(d)の分布の形によって判断することができる。
【0018】本発明に用いる透明ガスバリア性フィルム
は、酸素透過率が2cc/m2 ・day以下(より好ま
しくは1cc/m2 ・day以下)、かつ水蒸気透過率
が2g/m2 ・day以下(より好ましくは1g/m2
・day以下)であることが好ましい。
【0019】本発明の積層フィルムは、上述の透明ガス
バリア性フィルムに少なくとも1層の高分子樹脂フィル
ムを積層してなる。積層する高分子樹脂フィルムの材質
は、特に限定されないが代表的なものとして、ポリエチ
レン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リエチレン−2、6−ナフタレートなどのポリエステ
ル、ナイロン6、ナイロン12などのポリアミド、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エチレン酢酸ビニル
共重合体、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアク
リロニトリル、ポリスルフォン、ポリフェニレンオキサ
イド、ポリフェニレンサルファイド、芳香族ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリアミドイミド、セルロース、酢酸
セルロースなどおよび、これらの共重合体や、他の有機
物との共重合体などを例示することができる。透明性、
耐屈曲性、耐熱性、耐ピンホール性などの点で、ポリエ
チレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ナイロン6
などのポリアミドが好ましい。
【0020】これらの高分子樹脂フィルムは熱可塑性樹
脂の場合、未延伸、一軸延伸、二軸延伸のいずれでもよ
いが、耐屈曲性、耐熱性の点からは二軸延伸されたもの
が好ましく、一方ヒートシール性の点では、未延伸のも
のが好ましい。また該高分子樹脂フィルム内には食品衛
生上問題にならなければ公知の添加剤、例えば帯電防止
剤、酸化防止剤、滑剤、着色防止剤、紫外線吸収剤、可
塑剤、着色剤などが添加されていてもよい。
【0021】該高分子樹脂フィルムは透明であることが
好ましく、光線透過率が好ましくは40%以上、より好
ましくは60%以上、さらに好ましくは80%以上であ
る。
【0022】本発明の積層フィルムは、550nmの波
長における全光線透過率が40%以上(より好ましくは
60%以上さらに好ましくは80%以上)、酸素透過率
が2cc/m2 ・day以下(より好ましくは1cc/
2 ・day以下)、かつ水蒸気透過率が2g/m2
day以下(より好ましくは1g/m2 ・day以下)
とすることが好ましい。かかる特性は、アルミニウム酸
化膜の全膜厚が6nm以上であり、かつアルミニウム酸
化膜の内部にのみアルミニウムの金属成分が含有された
不完全酸化層が少なくとも1層存在し、かつ該アルミニ
ウム酸化膜全体中のアルミニウム金属成分含有量が0.
5%・nm〜10%・nmの範囲であるようにするほか
に、アルミニウム酸化膜の高分子樹脂フィルム基材およ
び積層する高分子樹脂フィルムの材質、厚さ、光線透過
率を適宜選択することにより達成することができる。た
だし、積層フィルムとしてのガスバリア性は、主として
アルミニウム酸化膜によって発現するので、アルミニウ
ム酸化膜の高分子樹脂フィルム基材および積層する高分
子樹脂フィルムとしてガスバリア性のフィルムを用いる
必要はない。
【0023】高分子樹脂フィルムは、上述の透明ガスバ
リア性フィルムの少なくとも片側に少なくとも1層設け
れば良く、設ける側、層数に特に制約はないが、耐ボイ
ル性、耐レトルト性の点からは、該高分子樹脂フィルム
は透明ガスバリア性フィルムの表面に形成されているア
ルミニウム酸化膜を覆うように設けるのが好ましい。こ
のような構成とした場合、該積層フィルムを沸騰水中で
30分ボイル処理した後の全光線透過率及び酸素透過率
が各々40%以上(より好ましくは60%以上さらに好
ましくは80%以上)及び2cc/m2 ・day以下
(より好ましくは1cc/m2 ・day以下)とするこ
とが好ましい。
【0024】本発明の積層フィルムの少なくとも片側の
最外層がヒートシール性のフィルムで構成されているこ
とが好ましい。ここでヒートシール性とは、フィルム同
士を重ね合わせて加熱しながら押圧することで互いに接
着しあうことを言う。
【0025】このようなヒートシール性を発現する高分
子樹脂フィルム(以下シーラントフィルムということが
ある。)の組成としては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体、エチ
レン・アクリル酸共重合体、オレフィン系アイオノマ
ー、共重合ポリエステルなどを例示することができる。
シーラントフィルム中には、ブロッキング防止剤、スリ
ップ剤などの添加物を通常添加される程度の濃度で含む
ことができる。
【0026】本発明の積層フィルムの表面または積層層
間には、高分子樹脂フィルム以外の印刷層、接着剤など
のコーティング層が設けられていてもよい。ただし、ア
ルミニウム箔、金属アルミニウム蒸着など不透明な層が
全面を覆い、透明性が損なわれるような構成は、本発明
の目的に馴染まない。また印刷層など部分的に不透明な
層が形成されている場合は、上述の全光線透過率は透明
な部分で測定するものとする。
【0027】次に、本発明の積層フィルムを製造する方
法について述べる。
【0028】本発明におけるアルミニウムの酸化膜を形
成するための方法は、酸素雰囲気下での反応性蒸着によ
る。酸素雰囲気とは酸素ガス単独あるいは酸素ガスを不
活性ガスで希釈したものを真空蒸着機中に必要量導入し
たものをいう。不活性ガスとはArやHeなどの希ガス
ならびに窒素ガスおよびこれらの混合ガスを指す。反応
性蒸着とはこういった酸素雰囲気下でアルミニウムを蒸
発源から蒸発させ、高分子樹脂フィルム基材近傍で酸化
反応を起こさせ、アルミニウムの酸化物を高分子樹脂フ
ィルム基材上に形成する手法である。このための蒸発源
としては抵抗加熱方式のボート形式や、輻射あるいは高
周波加熱によるルツボ形式や、電子ビーム加熱による方
式などがあるが、特に限定されない。
【0029】本発明の構成のアルミニウムの酸化膜を形
成するためには高分子樹脂フィルム基材上に蒸着される
アルミニウム蒸気のビーム強度と高分子樹脂フィルム基
材近傍の酸素分圧の関係が重要である。
【0030】図1にフィルム状の基材上に連続的に蒸着
を行なう場合の蒸発源とフィルムの位置関係の一般的な
ものを示す。蒸発源1の上方に配置された冷却ドラム2
を回転させ、高分子樹脂フィルム3をこのドラムに供給
する形をとる。一般に蒸発源からのアルミニウム蒸気の
ビーム強度の最も強い蒸発源の直上を中心に開口部を持
つ防着板4が設けられ、この開口部から高分子樹脂フィ
ルム基材上に蒸着が行なわれる。ここで開口部を大きく
とった場合の開口部位置5、6、7を考えた場合、6が
最もアルミニウム蒸気のビーム強度が強く、5、7は弱
い。
【0031】ここに防着板4より上の空間にのみ、該空
間内で均一でかつ5および7の近傍のアルミニウム蒸気
のビーム強度に対してはアルミニウムを完全に酸化でき
るが6の近傍のアルミニウム蒸気のビーム強度に対して
はアルミニウムを十分には酸化できない程度の酸素分圧
を与えた場合、5および7の近傍すなわち蒸着初期およ
び蒸着最後に酸素が十分供給された完全酸化層が形成さ
れ、6の中心部では酸素が不十分な不完全酸化層が形成
される。図2はこの場合の位置5、6、7のアルミ蒸気
強度と酸素分圧の関係を説明するものである。一般に知
られているように蒸発源の法線方向からの角度θ方向の
蒸気の強度はcosn θに比例(n は一般に2〜4の
値)するためアルミニウム蒸気強度は図2に示すような
分布を取る。
【0032】防着板4より下の空間も含めて全体に均一
な酸素分圧を与える方法、すなわち防着板上下の部分に
均等に酸素雰囲気が導入される場合では、本発明のよう
な構成を有するアルミニウム酸化膜を得ることが極めて
困難となる。この理由は以下のとおりである。すなわち
上述のように防着板上の蒸着部分の酸素分圧を目的とす
る値にしようとすると、蒸発源部分の酸素分圧が同時に
上昇し、蒸発源のアルミニウム溶融体表面に酸化皮膜が
形成されやすくなる。アルミニウム溶融体表面に酸化皮
膜が形成されるとアルミニウムの蒸発速度が急激に減少
する。このためアルミニウム蒸気強度が全体的に減少し
て、形成される膜の酸化の程度が大きくなる。また同時
にアルミニウム蒸発速度が減少することによりアルミニ
ウムの酸化膜形成で消費される酸素が減少し酸素分圧が
上昇することも酸化の程度を大きくする原因である。こ
の結果として内部にアルミニウム金属成分を含有した層
を有するアルミニウム酸化膜を安定して形成することが
困難となる。
【0033】図3に示すように開口部位置10近傍より
酸化雰囲気を入れた場合は図4に示すように5、6、7
の方向に酸素分圧が下がるため、酸素が不十分な層が形
成される位置は7の側にシフトする。従って比較的表面
に近いところに金属成分が含有された層が形成される。
また、5、7近傍の両方から酸素雰囲気を導入した場合
も中心部に金属を含有した層が形成されることは容易に
推定できる。
【0034】いずれにせよ、本発明の透明ガスバリア性
フィルムを得るためには酸素雰囲気を蒸着部分近く(高
分子樹脂フィルム基材近傍)に導入することが肝要であ
る。また図3の様に酸素が消費される領域を囲むこと
は、上述のアルミニウム蒸気のビーム強度と酸素分圧の
関係を正確に制御し、また酸素を効率よく利用し、必要
以上に排気ポンプに負荷をかけないためにも重要であ
る。
【0035】なお、従来公知の特開昭62−22033
0号公報においてアルミニウムの酸化膜に金属アルミニ
ウムが1から15重量%含まれたものは、蒸着表面のX
PS分析でアルミニウムの金属成分が1重量%以上認め
られることから、少なくとも表面に金属成分が認められ
ない本発明の構成とは本質的に異なる。
【0036】こうして得られた高分子樹脂フィルム基材
の少なくとも片面にアルミニウム酸化膜が形成された透
明ガスバリア性フィルムに、少なくとも1層の高分子樹
脂フィルムを積層する手段としては、既知の任意の方法
が適用できる。たとえば、予め形成された高分子樹脂
フィルムを接着剤を介して張り合わせる方法(ドライラ
ミネート)、高分子樹脂を溶融押出機で溶融し、フィ
ルムの表面に溶融した高分子樹脂をフィルム状に押し出
して被覆する方法(エクストルージョンラミネート)な
どが適用できる。ドライラミネート、エクストルージョ
ンラミネートのいずれの場合でも、ラミネートもしくは
接着剤の塗布に先だって、積層される表面に積層後の付
着強度を増すためにアンカーコート層を設けることもで
きる。
【0037】フィルムに2層以上の高分子樹脂フィルム
を積層する場合は、上述の方法を複数回繰り返したり、
組み合わせたりして形成することもできるし、予め形成
した2層以上からなる積層フィルムとフィルムを張り合
わせて形成することもできる。
【0038】
【特性の測定方法および効果の評価方法】本発明の特性
値は以下の測定法による。
【0039】(1)全膜厚 透過型電子顕微鏡による断面観察で校正した蛍光X線分
光法によるアルミニウムのピーク強度で全膜厚を決定し
た。蛍光X線分光はセイコー電子製SEA2001によ
り行なった。これら蛍光X線分光を行なったサンプルの
いくつかを透過型電子顕微鏡(日本電子製 JEM−1
200EX)により、超薄切片法により蒸着膜の断面を
切り出し観察し、蛍光X線のアルミニウムのピークの強
度と、実際の膜厚がよい比例関係にあることを確認し
た。
【0040】(2)アルミニウム金属成分含有量 X線光電子分光装置(SSI社 SSX−100)を用
い、X線源AlKα、X線出力10kV−10mA、光
電子の脱出角度をサンプル表面の法線に対して55度の
角度で測定した。デプスプロファイル測定のためのエッ
チングはArイオンを用い、加速電圧3kV、試料電流
10.3μAで行なった。含有量の計算方法は既に述べ
たとおりである。
【0041】(3)水蒸気透過率 水蒸気透過率測定装置(ハネウェル(株)製、W82
5)を用いて40℃、100%RHの条件で測定した。
【0042】(4)酸素透過率 ASTM D−3985に準じて、酸素透過率測定装置
(モダンコントロール社製、OX−TRAN100)を
用いて20℃、0%RHの条件で測定した。
【0043】(5)全光線透過率 分光光度計(日立製作所(株)、自記分光光度計323
型)により550nmでの全光線透過率を測定した。
【0044】
【実施例】本発明を実施例により説明する。
【0045】実施例1〜5、比較例1〜2 図3に示した蒸着部分の構成でサンプルを作成した。蒸
発源は電子ビーム加熱による方式であり、アルミナ製ル
ツボに99.99%のアルミニウム金属を装填して蒸着
した。フィルムは東レ(株)製ポリエチレンテレフタレ
ート(以下PETという。)フィルム“ルミラー”P6
0(12μm)を用いた。ロール状で巻き出しロールか
ら冷却ドラム上に送膜し蒸発源直上で蒸着が行なわれ
る。酸素雰囲気として100%酸素を巻き出し側から導
入した。冷却ドラムは冷水により約20℃に冷却した。
蒸着の手順は以下のとおりである。フィルムおよび蒸着
用アルミニウムを連続蒸着機にセットし、真空排気を行
なう。到達圧力5×10−4Torr以下になったらフ
ィルムを走行させ、電子ビーム蒸発源に電力を投入しア
ルミニウムの蒸着を開始する。インラインの光線透過率
計および抵抗率計を用いて、目的とする蒸着速度になる
ように蒸発源の電力を調整した後、酸素ガスをマスフロ
ーコントローラを通して導入する。フィルム走行速度を
低速(例えば1m/min)にし、酸素を導入するにし
たがってインラインでモニタしている光線透過率が上が
ってくることを確認し、あらかじめ定めた光線透過率に
なるように酸素導入量を調整する。フィルム走行速度を
上げて目的とする全膜厚になるようにし、透明ガスバリ
ア性フィルムを作製した。これらのサンプルはすべてX
PS分析のデプスプロファイルによりアルミニウム酸化
膜の表面とPETフィルムとの界面では完全酸化膜が形
成されていることを確認した。
【0046】このようにして得られた透明ガスバリア性
フィルムと未延伸のポリプロピレンフィルムを以下の方
法で張り合わせた。用いたポリプロピレン(PP)フィ
ルムは東レ合成フィルム(株)製“トレファンNO”の
50μm厚である。PPフィルム上にタイプ10のメタ
バーを用いて、ポリエステル系接着剤東洋モートン製
“アドコート AD−578A”10gと“アドコート
AD−578B”1.4gと酢酸エチル:酢酸ブチル
(1:1)23.7gの混合溶液をコーティングし、オ
ーブン中80℃で1分乾燥させる。透明ガスバリア性フ
ィルムの蒸着面とPPフィルムコーティング面を合わ
せ、ロール温度80℃、線圧13N/cm、1m/mi
nでドライラミネートを行なって複合フィルムを得た。
【0047】表1にこのように作成した複合フィルムの
実施例1〜5と比較例1〜2の初期および沸騰水中で3
0分ボイル処理した後のガスバリア性と、原反PETフ
ィルムの特性をまとめた。
【0048】
【表1】 実施例、比較例ともに全光線透過率は高いが、全膜厚が
6nm以下であるとラミネート後もボイル後もガスバリ
ア性が十分ではない。なおこれら積層フィルムは未延伸
PPフィルム同士を合わせて150℃1秒間のヒートシ
ールで接着できる。
【0049】実施例6〜10、比較例3〜7 表2にアルミニウムの金属成分含有量を変えた場合の実
施例と比較例を示す。同様にいずれのサンプルもXPS
分析のデプスプロファイルによりアルミニウム酸化膜の
表面は完全酸化膜である。
【0050】
【表2】 XPS分析でアルミニウム金属の存在する層のアルミニ
ウム金属含有量が極めて小さい場合あるいは、アルミニ
ウム金属が全く認められない場合、全膜厚の大小にかか
わらず全光線透過率は非常に高く透明であるが、ガスバ
リア性は十分ではない。また比較例6、7で示すように
全膜厚の大小にかかわらず、アルミニウム金属含有量が
10%・nmを越えると、ラミネート後のガスバリア性
は良好であるが全光線透過率が急激に下がり、褐色の着
色が顕著になり好ましくない。またアルミニウム金属含
有量が大きいとボイル後にガスバリア性が急激に低下す
る。これはアルミニウム金属含有量が多いとボイルによ
り金属が水酸化物化してカサ高になり蒸着膜の構造を乱
すためと考えられる。
【0051】実施例11、12 蒸着面にポリエチレンを押し出し温度320℃で、30
μmの厚みをアンカーコートなしでエクストルージョン
ラミネートした。この積層フィルムを実施例11とす
る。さらに蒸着面と反対側に前述と同じ方法で東レ合成
フィルム製20μm厚ナイロンフィルムをドライラミネ
ートして実施例12とした。結果を表3に示す。
【0052】
【表3】
【0053】
【発明の効果】本発明の積層フィルムは、以上のような
構成としたため、光線透過率が高く、かつ酸素および水
蒸気に対するガスバリア性が高いという特長を持つ。ま
た、黄色味を帯びた着色もなく、実用上十分な加工適性
を有する。また、酸化アルミニウム膜を高分子樹脂フィ
ルム層で覆った積層フィルムは、レトルトやボイルなど
の処理によってガスバリア性が変化しにくい他、物理的
な摩擦、酸・アルカリとの接触などによってもガスバリ
ア性が変化しにくいという特長がある。
【0054】本発明の積層フィルムは、長期保存が必要
な食品や薬品の包装材料として広く用いることができ
る。たとえば、食品をレトルトやボイルによる殺菌を行
なって長期保存できるいわゆるレトルトパウチやスタン
ディングパウチといった包装形態にも適用したり、厚手
の積層フィルムを用いてガスバリア性を有する透明な箱
状の容器とすることもできる。
【0055】本発明の積層フィルムは、光線透過率が高
いために、内容物の状態を確認したいという要求に対応
できる。また本発明の積層フィルムはマイクロ波の透過
率が高いために、包装状態でそのまま電子レンジにかけ
て内容物を調理するといった要求にも応えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルム状基材上に蒸着を行なう連続蒸着機の
蒸着部分の概略図である。
【図2】図1の場合のアルミ蒸気強度と酸素分圧の関係
を示す。
【図3】図1と同様フィルム状基材上に蒸着を行なう連
続蒸着機の蒸着部分であるが、反応性蒸着を行なうため
のガス導入をフィルム巻き出し側から行なう場合の概略
図である。
【図4】図3の場合のアルミ蒸気強度と酸素分圧の関係
を示す。
【符号の説明】
1:蒸発源 2:冷却ドラム 3:フィルム 4:防着板 5:蒸着位置 6:同上 7:同上 8:ドラム回転方向 9:アルミニウム蒸気 10:酸素導入経路 11:蒸着部分を囲った場合の防着板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−339704(JP,A) 特開 平5−338072(JP,A) 特開 平5−305972(JP,A) 特開 昭62−103359(JP,A) 特表 昭58−500031(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 C08J 7/04 - 7/06 C23C 14/00 - 14/58

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子樹脂フィルム基材の少なくとも片
    面にアルミニウム酸化膜が形成されてなる透明ガスバリ
    ア性フィルムに、少なくとも1層の高分子樹脂フィルム
    が積層されてなる積層フィルムであって、該アルミニウ
    ム酸化膜の全膜厚が6nm以上であり、かつアルミニウ
    ムの金属成分が含有されてなる不完全酸化層が該アルミ
    ニウム酸化膜の内部にのみ少なくとも1層存在し、該ア
    ルミニウム酸化膜全体中のアルミニウム金属成分含有量
    が0.5%・nm〜10%・nmの範囲であることを特
    徴とする積層フィルム。
  2. 【請求項2】 550nmの波長における全光線透過率
    が40%以上であり、かつ酸素透過率が2cc/m2
    day以下で、かつ水蒸気透過率が2g/m2・day
    以下であることを特徴とする請求項1記載の積層フィル
    ム。
  3. 【請求項3】 沸騰水中で30分ボイル処理した後の全
    光線透過率及び酸素透過率が各々40%以上及び2cc
    /m2 ・day以下であることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の積層フィルム。
  4. 【請求項4】 積層フィルムの少なくとも片側の最外層
    がヒートシール性のフィルムで構成されてなることを特
    徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の積層フ
    ィルム。
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