JP3097270B2 - クラウン調整ロール - Google Patents

クラウン調整ロール

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JP3097270B2
JP3097270B2 JP04039792A JP3979292A JP3097270B2 JP 3097270 B2 JP3097270 B2 JP 3097270B2 JP 04039792 A JP04039792 A JP 04039792A JP 3979292 A JP3979292 A JP 3979292A JP 3097270 B2 JP3097270 B2 JP 3097270B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クラウン調整ロールに
関し、さらに詳しくは薄板やフィルムの製造ラインにお
いて、蛇行抑止やしわ発生抑止を目的として設置する、
デフレクターロールやピンチロールとして用いるのに適
したロール軸方向の送り速度を有するクラウン調整ロー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】通常の真直なロール軸を有する従来のク
ラウン調整ロールでは、ピンチロールとして用いると押
圧圧力が軸方向で変化してしまう。またそれをデフレク
ターロールとして用いた場合には、ストリップの座屈や
フィルムのしわが発生し問題となりやすい。このような
従来のクラウン調整ロールの欠点を解消するものとし
て、特開昭62−114722号公報が提案する湾曲軸クラウン
ロールがある。
【0003】これは図4に略式断面図で示すようにロー
ル軸30を湾曲させ、これにベアリング32およびボビンを
介してクラウンを有するゴムライニング33を回転自在に
取り付けたものである。しかし、この湾曲軸ロール方式
のクラウン調整ロールでは次のような問題点があった。 ロール軸湾曲精度が悪いため、クラウン量にバラツキ
が生じる。 大径ロールではロール軸も太くなるが、大径軸を正確
に湾曲させることは実際上困難である。 ロール軸の湾曲を平面内に収めることは容易でなく、
高荷重、高速回転時には、振れ回りや振動を生じる。 鉄鋼プロセスに求められるような大径ロールの製作は
難しい。 クラウン量 (湾曲量) が一定で可変とすることができ
ない。
【0004】そこで、それに対応するクラウン調整ロー
ルとして特開平2−155513号公報で示すロール構造が提
案されている。これによればロール軸が真直であるため
精度や剛性を高めることが可能であり、またスリーブを
真直にできるのでゴムを嵌装するときに片寄りすること
なく嵌装できるという利点がある。なお、ベアリングを
偏心させて直接ロールに嵌装すると、スリーブは真直ぐ
にならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなロール構造であっても次のような問題点が見られる
ことが判明した。 分割部に大きなギャップが形成され、ストリップが支
持されない所ができる。 ライニングを施した場合、ロールの回転に対してその
屈曲部で軸方向の引張り、圧縮が繰り返されるためスリ
ーブの耐久性が低下する。
【0006】ここに、本発明の目的は、このような従来
技術の問題点を解消したクラウン調整ロールを提供する
ことである。さらに、本発明の目的は、耐久性に優れ、
高精度でクラウン量の調整が可能なクラウン調整ロール
を提供することである。さらに外に、本発明の目的は、
組立が簡便・容易なクラウン調整ロールを提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決すべ
く、本発明者が検討の結果、次のような点を見出し、本
発明を完成した。 スリーブの継目でのロール屈曲部を、円弧になるよう
に連結することによってスリーブ間のギャップを分散で
きる。 金属スリーブをコイルバネで連結することによって、
スリーブの屈曲部を円弧状に滑らかに曲げることが可能
となり、さらに、ライニングした場合、ライニング材に
対するロールの回転によるひずみ負荷を緩和し、耐久性
が大幅に向上する。 金属スリーブの曲げ角度は自動調心ベアリングの偏心
量、つまりベアリング支持押え部材の回転角度で決める
ため、高精度のクラウンロールが得られる。
【0008】よって、本発明は、真直なロール軸と、該
ロール軸に内輪が嵌装された第一自動調心ベアリング
と、ロール軸中心に対し偏心した状態でロール周方向に
回転可能にロール軸両端部に嵌装したスリーブ傾斜角調
整用のベアリング支持・押え部材と、該ベアリング支持
・押え部材に内輪が嵌装された第二自動調心ベアリング
と、第一、第二自動調心ベアリングの外輪に嵌装した複
数の金属スリーブと、これらの金属スリーブと金属スリ
ーブとを連結したコイルバネと、該金属スリーブおよび
コイルバネの外周に嵌装した弾性材スリーブと、を備え
たことを特徴とするクラウン調整ロールである。
【0009】さらに、本発明の1好適態様によれば、前
記ロール軸の両端部に、ベアリング支持・押え部材取付
用の軸部を設け、ロール軸と該軸部とを偏心させるとと
もに、該軸部に対し前記ベアリング支持・押え部材をも
同じ量だけ偏心させるようにしてもよい。
【0010】また、第一および第二自動調心ベアリング
の内輪にロール軸に対し偏心した状態でロール周方向に
回転可能なベアリング支持・押え部材が嵌装された状態
にしてもよい。この場合、ベアリング支持・押え部材
を、ロール軸の軸部に取り付け、この軸部自体はロール
軸と同心であるようにしてもよい。
【0011】このように、本発明によれば、ロール軸ま
たはベアリング支持・押え部材に内輪が嵌装された第一
自動調心ベアリングを設けるとともに、前記ロール軸の
胴部に対して偏心してベアリング支持押え部材を設け、
該ベアリング支持・押え部材に第二自動調心ベアリング
を固定し、次いでこれら第一、第二自動調心ベアリング
に金属スリーブを外装するとともに、それらを連結する
コイルバネ部材を設けることで、この金属スリーブに傾
きを与えて自由回転するように構成する。別の面からは
本発明は真直なロール軸と、ロール軸中心に対し偏心し
た状態でロール周方向に回転可能にロール軸部に嵌装し
た複数のベアリング支持・押え部材と、該ベアリング支
持・押え部材に内輪が嵌装された自動調心ベアリング
と、該自動調心ベアリングの外輪に嵌装した複数の金属
スリーブと、これらの金属スリーブと金属スリーブとを
連結したコイルバネと、該金属スリーブおよびコイルバ
ネの外周に嵌装した弾性材スリーブとを備えたことを特
徴とするクラウン調整ロールである。さらに別の面から
は本発明は真直なロール軸と、ロール軸中心に対し偏心
した状態でロール周方向に回転可能にロール軸部に嵌装
した複数のベアリング支持・押え部材と、該ベアリング
支持・押え部材に内輪が嵌装された自動調心ベアリング
と、該自動調心ベアリングの外輪に嵌装した複数の金属
スリーブと、該金属スリーブを嵌装した自動調心ベアリ
ングの間に通常のベアリングを介在させ、これに嵌装し
た金属スリーブと、これらの隣接する金属スリーブと金
属スリーブとを連結したコイルバネと、該金属スリーブ
およびコイルバネの外周に嵌装した弾性材スリーブとを
備えたことを特徴とするクラウン調整ロールである。
らになお別の面からは、本発明は真直なロール軸と、
ロール軸に内輪が嵌装された第一自動調心ベアリング
と、ロール軸中心に対し偏心した状態でロール周方向に
回転可能にロール軸部に嵌装した複数のベアリング支持
・押え部材と、該ベアリング支持・押え部材に内輪が嵌
装された第二自動調心ベアリングと、該第一、第二自動
調心ベアリングの外輪に嵌装した複数の金属スリーブ
と、該金属スリーブを嵌装した自動調心ベアリングの間
に通常のベアリングを介在させ、これに嵌装した金属ス
リーブと、これらの隣接する金属スリーブと金属スリー
ブとを連結したコイルバネと、該金属スリーブおよびコ
イルバネの外周に嵌装した弾性材スリーブとを備えたこ
とを特徴とするクラウン調整ロールである。
【0012】本発明の別の好適態様によれば、ベアリン
グ支持・押え部材の回転によってクラウン量をゼロから
最大値にまで連続的に変更できるが、その場合には、さ
らに、固定軸である前記ロール軸に対するベアリング支
持・押え部材を回転させる手段を備えてもよい。かかる
押え部材回転角度調整装置としては各種の構造のものが
考えられるが、例えば特開昭63−273504号公報に開示さ
れているように、ウオーム機構によってロール軸に対し
ベアリング支持・押え部材を回転してこれをキー止めす
ることで固定するようにしてもよい。
【0013】
【作用】次に、本発明によるクラウン調整ロールの機能
を添付図面を参照しながら説明する。図1および図2
は、それぞれ本発明にかかるクラウン調整ロールの断面
図であり、図1のロール軸を180 度転回したときのロー
ル軸の様子を図2が示す。図示例では左右対称に第一、
第二の自動調心ベアリング10、12が設けられ、それらに
は金属スリーブ14が装着されており、その間はコイルバ
ネ部材16によって連結されている。そしてその上には弾
性材スリーブ18が設けられている。
【0014】本発明にかかるロールの組立に際しては、
まず、第一自動調心ベアリング10の中心を合わせて、真
直なロール軸20を挿入し、次いで第二自動調心ベアリン
グ12を取り付けたベアリング支持・押え部材22をロール
軸両端部に形成された軸部23に装着する。これらのベア
リング支持・押え部材22は、ロール軸に対して偏心して
設けられている。なお、総ての自動調心ベアリングをロ
ール軸に対し偏心させた状態のロールの場合は第一自動
調心ベアリングの内輪にベアリング支持・押え部材を嵌
合してからベアリング支持押え部材をロール軸に取り付
ける。第一、第二自動調心ベアリング10、12には金属ス
リーブ14、14を両側から嵌め込む。これらの金属スリー
ブは中心部分でコイルバネ部材16によって連結されてい
る。
【0015】ベアリング支持・押え部材22をロール軸に
対して偏心して設けるには、軸部23を偏心させるか、ま
たはベアリング支持・押え部材22自体を偏心させた形態
とする。図示例では、いずれも軸部23が偏心している。
それらの偏心量a、bがa=bとなって相殺されるた
め、ロールは真直ぐになっている。
【0016】このようにして真直ぐな状態でロールを組
み立ててから、その後で両側の自動調心ベアリング12の
ベアリング支持押え部材22を回転させて、金属スリーブ
14のロール軸20に対する傾斜角度を調整するのである。
ベアリング支持・押え部材22の回転はロール軸20を固定
して行ってもよく、あるいは前述のようにロール軸回転
機構を別途設けてもよい。それらの具体的機構はこれま
での説明からも当業者には明らかであろう。
【0017】なお、図1は、一例として、屈曲部がない
場合であり、これは偏心量がゼロの状態を示す。同じ
く、図2は屈曲部が中央に一つある場合であり、軸部23
をロール軸20に対して偏心して設けることでベアリング
支持・押え部材22がロール軸に対して回転する際にロー
ルを屈曲させる。
【0018】金属スリーブとコイルバネ部材とは一般に
溶接などによって固定されればよく、その連結状態は、
バネが圧縮側でも引張り側でもよい。機械加工によるボ
ルト留め等特定の結合機構に制限されず、その目的であ
るスリーブとバネの強固な結合が達成されるものはいず
れも本発明の範囲内にある。
【0019】このように、本発明によれば、図2に示す
ように前記ロール軸20の胴部に対してδだけ偏心した軸
部にベアリング支持・押え部材22を設け、該ベアリング
支持・押え部材22に第二自動調心ベアリング12を固定
し、次いでこの第二自動調心ベアリングに金属スリーブ
14を外装させて設けることで、この金属スリーブ14に傾
きを与えて自由回転するように構成される。
【0020】上記金属スリーブ14は、さらに例えばゴ
ム、ウレタンなどの弾性材から成る弾性材スリーブ18に
嵌着される。あるいはゴムやウレタン等の弾性材料でラ
イニングされていてもよい。図1および図2において、
ロール軸20は、中央の胴体部20に対してδだけ偏心した
軸部23を有し、そこに同じくδだけ偏心した位置に軸部
とのはめ合いになる貫通穴を有するベアリング支持・押
え部材22が嵌装されている。軸部と押え部材の偏心量を
相殺することによってロールは一直線を形成する。次
に、ベアリング支持押え部材22をゼロ〜 180°回転させ
ることによって、スリーブの曲り量γを0≦γ≦γmax
で任意に選択される。ここで、
【0021】
【数1】
【0022】である。 δ=偏心量 l=ベアリングの中心間距離 y=バネ部長さ R=バネ中心での曲率半径 θ=ベアリング支持押えの回転角度 (0のときストレート) 。
【0023】ロール軸部を偏心させる代わりに、ベアリ
ング支持・押え部材を偏心させて取付けてもよい。特に
両者を同じ量だけ偏心させることにより、組立時にそれ
らの偏心量を相殺させ真直ぐな状態で組立てることがで
き、有利である。次に、図2はベアリング支持・押え部
材22を回転させてロールを屈曲させた状態を示す。ベア
リング支持・押え部材の回転角θとスリーブの傾斜角γ
【0024】
【数2】
【0025】の関係で求める。ここで本発明では、中央
にコイルバネ部材16を有し、ゴム等のライニング材のひ
ずみを緩和して耐久性を向上させるようにしている。
【0026】図2に示す形状のロールでは、長さ l1
金属スリーブ14の部分でライニング材を密着させ、バネ
部で浮かした方法で固定すると、従来の屈曲方式に比べ
て、ロールの回転によるスリーブのひずみを分散するこ
とが可能となる。さらにライニング材をスリーブ化し、
ロール軸の両端部でのみ金属スリーブに固定する方法を
用いれば、さらにゴム等のスリーブに対する伸縮負荷は
低減される。ここで、バネ部でのひずみを評価するには
【0027】
【数3】
【0028】で目安を得ることができる。次に、図3
は、図1の第一自動調心ベアリング10の間にさらに平滑
回転面を与える通常のベアリング40を設けた例を示すも
ので、この場合、屈曲部はベアリング40の両端部の合計
二箇所である。第一、第二自動調心ベアリング10、12、
および通常のベアリング40、40の間に嵌着された各金属
スリーブ14は図1の場合と同様にコイルバネ部材16によ
って連結されている。
【0029】特に、このような構成は、薄物で広幅材の
場合には有効であり、ストリップに対する負荷を分散す
るのに有利となる。なお、図3の場合も、ロール軸部23
がロール軸20に対して偏心して設けられており、同時に
ベアリング支持・押え部材22も同じ割合で軸部23に対し
偏心している。次に、実施例によって本発明の構成・効
果をさらに具体的に説明する。
【0030】
【実施例】
実施例1 本例では、図1に示すように、直径380 mm×長さ1800mm
のロールを製作し、ピンチロールとして使用した。ロー
ル仕様を表1に示すが、金属スリーブの外周にはネオプ
レンゴムの弾性材スリーブを嵌着した。このゴム製スリ
ーブの両端それぞれを300 mm幅で固定し、屈曲部を中央
に設けた。
【0031】本ロールをピンチロールとして使用するこ
とによって、ゴム製スリーブの耐久性が大幅に向上し
た。また、ロール中央の湾曲が、両端のスリーブに滑ら
かにつながっているため、主軸を回転させることによっ
て幅方向の圧下を調節する際により均一な圧下が可能と
なった。
【0032】
【表1】
【0033】実施例2 本例では、図3に示す直径300 mm×長さ2200のロールを
製作し、デフレクターロールとして使用した。ロール仕
様は表2に示す通りであった。左右2ヶ所で湾曲部を有
するロールでナイロン系の弾性材スリーブを全長に亘っ
て嵌装した。本ロールを用いてストリップを搬送したが
特に金属スリーブの分割部に局所的な摩耗が発生するこ
ともなく、通常のストレートのライニングロールと同等
の耐久性が得られた。
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されることか
ら、次のような作用効果が得られる。 従来の屈曲式のクラウン調整ロールに比べて外表面の
ライニング材またはゴム製の弾性材スリーブ等の耐久性
が大幅に向上し、金属スリーブの分割部での劣化が解消
された。しかも、従来のクラウン調整ロールと機能的に
は同等の効果を発揮する。 ピンチロールとして用いる場合には、ストリップの押
圧を幅方向で均一化するためにロール軸を回転させて微
調節するが、クラウン形状が従来の屈曲形より滑らかな
曲率を形成するため、より均一な押圧力が得られる。し
かも、軸に対してロール面が傾斜し回転するため、蛇行
抑止やしわ伸ばしの効果も有する ロールの曲げ角度は、ベアリング支持押え部材のロー
ル軸に対する回転量で決まるため、高精度のクラウンが
得られる。 組立時、真直なロールとして組立てることができるた
め、組立が容易、簡便となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクラウン調整ロールの真直状態で
の断面図である。
【図2】本発明によるクラウン調整ロールの屈曲状態で
の断面図である。
【図3】本発明によるクラウン調整ロールの他の例の断
面図である。
【図4】従来の湾曲軸ロールの略式断面図である。
【符号の説明】
10,12 : 自動調心ベアリング 14 : 金属スリーブ 16 : コイルバネ部材 18 : 弾性材スリーブ 20 : ロール軸 22 : ベアリング支持・押え部材 23 : 軸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 益居 健 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友 金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−114722(JP,A) 特開 平2−155513(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21C 47/00 B21B 39/00 B21C 47/34

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真直なロール軸と、 該ロール軸に内輪が嵌装された第一自動調心ベアリング
    と、 ロール軸中心に対し偏心した状態でロール周方向に回転
    可能にロール軸両端部に嵌装したスリーブ傾斜角調整用
    のベアリング支持・押え部材と、 該ベアリング支持・押え部材に内輪が嵌装された第二自
    動調心ベアリングと、 第一、第二自動調心ベアリングの外輪に嵌装した複数の
    金属スリーブと、 これらの金属スリーブと金属スリーブとを連結したコイ
    ルバネと、 該金属スリーブおよびコイルバネの外周に嵌装した弾性
    材スリーブと、 を備えたことを特徴とするクラウン調整ロール。
  2. 【請求項2】 前記ロール軸の両端部に、ベアリング支
    持・押え部材取付用の軸部を設け、ロール軸と該軸部と
    を偏心させるとともに、該軸部に対し前記ベアリング支
    持・押え部材をも同じ量だけ偏心させることを特徴とす
    る、請求項1記載のクラウン調整ロール。
  3. 【請求項3】真直なロール軸と、 ロール軸中心に対し偏心した状態でロール周方向に回転
    可能にロール軸部に嵌装した複数のベアリング支持・押
    え部材と、 該ベアリング支持・押え部材に内輪が嵌装された自動調
    心ベアリングと、 該自動調心ベアリングの外輪に嵌装した複数の金属スリ
    ーブと、 これらの金属スリーブと金属スリーブとを連結したコイ
    ルバネと、 該金属スリーブおよびコイルバネの外周に嵌装した弾性
    材スリーブと、 を備えたことを特徴とするクラウン調整ロール。
  4. 【請求項4】真直なロール軸と、 ロール軸中心に対し偏心した状態でロール周方向に回転
    可能にロール軸部に嵌装した複数のベアリング支持・押
    え部材と、 該ベアリング支持・押え部材に内輪が嵌装された自動調
    心ベアリングと、 該自動調心ベアリングの外輪に嵌装した複数の金属スリ
    ーブと、 該金属スリーブを嵌装した自動調心ベアリングの間に通
    常のベアリングを介在させ、これに嵌装した金属スリー
    ブと、 これらの隣接する金属スリーブと金属スリーブとを連結
    したコイルバネと、 該金属スリーブおよびコイルバネの外周に嵌装した弾性
    材スリーブと、 を備えたことを特徴とするクラウン調整ロール。
  5. 【請求項5】真直なロール軸と、 該ロール軸に内輪が嵌装された第一自動調心ベアリング
    と、 ロール軸中心に対し偏心した状態でロール周方向に回転
    可能にロール軸部に嵌装した複数のベアリング支持・押
    え部材と、 該ベアリング支持・押え部材に内輪が嵌装された第二自
    動調心ベアリングと、 該第一、第二自動調心ベアリングの外輪に嵌装した複数
    の金属スリーブと、 該金属スリーブを嵌装した自動調心ベアリングの間に通
    常のベアリングを介在させ、これに嵌装した金属スリー
    ブと、 これらの隣接する金属スリーブと金属スリーブとを連結
    したコイルバネと、 該金属スリーブおよびコイルバネの外周に嵌装した弾性
    材スリーブと、 を備えたことを特徴とするクラウン調整ロール。
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