JP3096883B2 - 水栓の取付構造 - Google Patents

水栓の取付構造

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JP3096883B2 JP07070355A JP7035595A JP3096883B2 JP 3096883 B2 JP3096883 B2 JP 3096883B2 JP 07070355 A JP07070355 A JP 07070355A JP 7035595 A JP7035595 A JP 7035595A JP 3096883 B2 JP3096883 B2 JP 3096883B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗面カウンターの上面
側から湯水の混合水栓又は単水栓を取り付けたり、浴槽
又は洗面器の上面側から排水栓を取り付けたりすること
のできる水栓の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】最近で
は、洗面器やキッチン及び浴槽の水槽部分が大型化する
傾向にある。そのため、洗面カウンター又はキッチンカ
ウンターに湯水混合水栓や単水栓を取り付けたり、浴槽
や洗面器の底部に排水栓を取り付けたりする作業は、一
人の作業員のみでは手が届き難くなり、カウンター及び
浴槽等の上面側と下面側とにそれぞれ作業員が必要であ
って、二人の作業員を要していた。
【0003】また一人の作業員のみでは不安定且つ無理
な姿勢が長時間続くことになり、疲れがひどく、作業時
間も長くなるという問題があった。更に、一人の作業員
のみでは、工具の引っ掛かり具合が悪く、水栓をしっか
り取り付けたつもりでも不十分である場合が多く、吐水
口の回動範囲を規制するストッパー付きのシングルレバ
ー式の水栓等では、吐水口を回動させると水栓本体自体
が共廻りし、その取り付けが緩むという欠点があった。
更にまた、水槽部分の大型化のため、これを取り付ける
ためのスペースが拡大し、室内の有効利用が制限される
という問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、カウンター
及び浴槽等の上面側からのみの作業で水栓を取り付ける
ことのできる水栓の取付構造を提供せんとするものであ
る。
【0005】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した手段は、水栓を取り付けるための板状部材に
設けた水栓取付用孔に、前記板状部材の下面に係止する
フック部を備えると共に複数個に分割された締結用爪を
装着し、前記板状部材の上面側に係止用爪を円周上の所
定位置に保持するリングを配設し、前記締結用爪の内周
面側にスリーブを装着し、前記リング又は締結用爪に筒
状の台座を螺子嵌合したことを特徴とする水栓の取付構
造である。
【0006】
【作用】本発明にあっては、板状部材の水栓取付用孔
に、板状部材の下面に係止するフック部を備え、複数個
に分割された締結用爪を装着している。そして、板状部
材の上面側に筒状のリングを配設し、該リングの内周面
側の所定位置に、前記締結用爪を係合させることによ
り、前記複数個の締結用爪を円周上の所定位置に保持し
ている。
【0007】また締結用爪の内周面側には、スリーブが
嵌合装着されている。このスリーブは、締結用爪を水栓
取付用孔の内周面側に押し付けることで係止用爪を所定
の径寸法に保持し、締結用爪のフック部を板状部材の下
面に係止させるためのものである。次に、板状部材の上
面側でリング又は締結用爪に筒状の台座を螺子嵌合させ
ている。
【0008】これにより、前記締結用爪は、直接又はリ
ングを介して上方へ引き寄せられることになり、フック
部が板状部材の下面側に係止される。そして、前記フッ
ク部と台座との間で板状部材を挟持するようになる。つ
まり、板状部材の水栓取付用孔に台座が固定されること
になる。然る後は、水栓が湯水混合水栓である場合に
は、前記台座に水栓本体を螺子等を介して固定すればよ
く、また水栓が排水栓である場合には、前記台座に目皿
等を取り付ければよい。
【0009】このように本発明にあっては、水栓本体の
取付作業をカウンターや浴槽底壁等の板状部材の上面側
のみの作業で行うことができ、一人の作業員であっても
容易に取り付けることが可能である。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の構成を、キッチンキャビネ
ット上へ設置されたキッチンカウンターへシングルレバ
ー式の湯水混合水栓を取り付ける場合に基づいて、図面
を参照して説明すると次の通りである。図1〜図7は本
発明の第1の実施例に係るものであり、図1はシングル
レバー式の湯水混合水栓1をカウンター2に設置した場
合の全体を示す縦断面図、図2は締結用爪3を示す斜視
図、図3はスリーブ4の斜視図、図4はリング5の斜視
図、図5は台座6を示す斜視図、図6は配管固定リング
7である。また図7はクランプフック8の斜視図、図8
は化粧カバー9の斜視図である。なお、図1において、
32は吐水口、33はハンドルである。
【0011】同図に示すように、この第1の実施例にあ
っては、先ず、カウンター2の水栓取付用孔2aに、前
記図2の図(a)に示す締結用爪3を装着する。締結用
爪3は、筒状部材を多分割した分割片10からなり、下
端面側に外径方向へ突出するフック部11が形成されて
いる。また上端面側には外径方向へ突出する係止突部1
2が形成されている。そして、この実施例の締結用爪3
は、上半分が幅広で、下半分が細幅になっている。
【0012】この締結用爪3は、図4の図(a)に示す
リング5の内周面側に穿設した係止凹部13へその係止
突部12が嵌合装着される。これにより、カウンター2
の水栓取付用孔2aの円周上に締結用爪3が分配されて
配置されることになる。このように締結用爪3の分割片
10は、リング5の円周上に分配されて係止されておれ
ばよく、その形状並びにリング5との係合関係はこれら
のものに限定されるものではない。
【0013】例えば、図2において、図(b)は締結用
爪3の各分割片10の幅を上下端面間で同一にしたもの
であり、図4の図(b)に示すリング5を対象とするも
のである。その他にも締結用爪3の分割片10は、図2
の図(c)及び図(d)に示すように、頭部にT字状の
係止部14を設けたものや、図(e)に示すように、上
部に係止孔15を穿設したもの、図(f)に示すよう
に、上部側に係止用の段部16を備えたものであっても
よく、リング5に対して係合し得る構造を有したもので
あればよい。
【0014】次に、図3の図(a)に示す、筒状のスリ
ーブ4を前記リング5及び締結用爪3の各分割片10の
内周面側から挿入する。これにより、前記分割片10
は、スリーブ4の外周面に外嵌装着された状態となり、
該スリーブ4の外周面と水栓取付用孔2aの内周面との
間に保持される。そのため、各分割片10の下端面側に
形成されたフック部11がカウンター2の下面側で水栓
取付用孔2aの周囲において、これに当接接合する。ス
リーブ4は、他にも図3の(b)に示すように、多角形
の筒状を呈するものであってもよい。多角形筒状にした
場合は、締結用爪3の各分割片10の回り止めを兼用す
ることが可能である。
【0015】然る後は、図5の図(a)に示す台座6を
準備し、その内周面側に刻設された螺子部17を前記リ
ング5の外周面に形成した雄螺子18へ螺合させる。そ
して、リング5に対して台座6を順次螺子込んでいけ
ば、リング5は締結用爪3の各分割片10を上方へ引き
上げるようになる。これにより、各分割片10のフック
部11がカウンター2の下面側に当接し、続いて台座6
の下端面がカウンター2の上面側に当接するようにな
る。つまり、各分割片10のフック部11と、台座6と
でカウンター2を上下方向から挟持するようになり、結
果として台座6がカウンター2上へ固定されることにな
る。
【0016】次に、台座6の内周面側においては、その
上部側に刻設したスプライン19へ図6に示す配管固定
リング7の外周面へ刻設したスプライン20を噛合させ
て装着する。配管固定リング7へは、その取付孔21及
び22へ給水管23,給湯管24が挿通されており、C
リング等により下方へ逸脱しないように取り付けられて
いる。
【0017】また台座6の外周面側においては、図8の
図(a)に示す化粧カバー9が外嵌装着されている。こ
の化粧カバー9は、図7に示すクランプフック8のフッ
ク部25の外周面側に接合してこれを縮径方向へ押圧
し、この状態で保持するストッパー26と、前記フック
部25の内周面側に接合してこれを拡径方向へ押圧し、
フック部25を台座6の外径寸法よりも大きくなるよう
に開かせる爪開き27とが形成されている。
【0018】然る後は、湯水混合水栓1の本体28の下
面側の外周部に、図7に示すクランプフック8をビス2
9等により固定し、そのフック部25を化粧カバー9と
台座6との間の空間へ挿入し、水栓本体28及びクラン
プフック8を図8の図(a)に示す化粧カバー9に対し
て反時計方向に回動させる。
【0019】これにより、クランプフック8のフック部
25の背面側が化粧カバー9のストッパー26に当接し
て内径方向へ押圧され、図1に示すように、台座6の環
状段部30へ係合し、水栓本体28を台座6に対して固
定するようになる。つまり、水栓本体28に取り付けた
クランプフック8を押し込んで捻るだけで水栓本体28
の取り付けを完了することができ、ワンタッチ式に行え
るので極めて便利である。しかも、これらの取付作業の
全てをキッチンカウンター2の上面側から行うことがで
き、一人の作業員でも行うことが可能である。
【0020】なお、水栓本体28の台座6への取付時に
あって、配管固定リング7に装着した給水管23及び給
湯管24の頭部は、水栓本体28のそれぞれ水の流入通
路31及び図示しない湯の流入通路へ連通接続されるよ
うになっている。また給水管23及び給湯管24の下端
側は、水栓本体28の取付作業が終了した後に、キッチ
ンキャビネット内において、給水源及び給湯源へそれぞ
れ接続される。
【0021】次に、図9に示す、本発明の第2の実施例
について説明する。この第2の実施例は、クランプフッ
ク8を図7の図(b)に示すもの用いるようにし、これ
に対する化粧カバー9を図8の図(b)に示すものを用
いるようにすることで、第1の実施例における水栓本体
28の台座6に対する取り付けを変更するようにしたも
のである。
【0022】クランプフック8は、円周上に等分割され
た爪34を有し、各爪34の下端側の内周面側にはフッ
ク部35が形成されている。また各爪34の外周面側に
は、その下端面側から凹条36が上方へ向かって次第に
浅くなるように穿設されている。これに対して化粧カバ
ー9は、ストッパー37と爪開き38とが円周上に等分
割された位置で対になって一組を形成し、合計で三組形
成されている。
【0023】ストッパー37は、クランプフック8の凹
条36と嵌合し、凹条36の溝深さに応じて爪34を内
径方向へ押圧し、そのフック部35を台座6の外周面に
形成された環状の段部30へ係止させる。これにより水
栓本体28の台座6への取り付けが完了する。
【0024】一方、爪開き38は、フック部35と係合
する枠組みされた挿通孔を有しており、該孔へフック部
35を挿入させることで、フック部35のテーパー面3
9を利用して爪34を拡径させる方向へ押圧し、台座6
の環状の段部30からのフック部35の係合を離脱させ
るようになっている。然る後は、化粧カバー9と水栓本
体28とを一体的に台座6から取り外せばよい。これに
より、水栓本体28の台座6からの取り外しが完了し、
水栓本体28の保守・点検を行うことが可能である。そ
の他の構成並びに作用効果は、前述した第1の実施例の
場合と同じであり、ここでの説明は省略する。
【0025】次に、図10に示す本発明の第3の実施例
について説明する。この第3の実施例は、台座6として
図5の図(b)に示すものを用いるようにしている。こ
の台座6は、筒状本体の内周面側にリング5の雄螺子1
8に螺合し得る雌螺子17が穿設されており、筒状本体
の上部側に水栓本体28を固定するためのビス孔40が
円周上の等配位置に三個穿設されている。
【0026】これに対して、水栓本体28側には、前記
固定ビス孔40へ螺着されてその内面側へ突出する固定
ビス41の先端傾斜面42と係合する傾斜面凹部43を
有している。水栓本体28を台座6の内部へ装着した後
で、固定ビス41を台座6の外周面側から螺子込んでい
くと、その先端傾斜面42が水栓本体28の傾斜面凹部
43へ侵入して水栓本体28を下方へ押し下げるように
なり、結果として台座6へ固定するようになる。
【0027】なお、この第3の実施例では、化粧カバー
9を上下方向で二分割とし、固定ビス41を螺子込む場
合は、上部側の化粧カバーを下部側の化粧カバーに重ね
て装着しておき、固定ビス41の取付完了後に上部側カ
バーを上方へスライドさせて所定位置へ配置するように
すればよい。その他の構成並びに作用効果は、前述した
第1の実施例と同じである。
【0028】次に、図11を参照しつつ本発明の第4の
実施例を説明する。この第4の実施例は、締結用爪3と
して図2の図(f)に示すものを用い、リング5として
図4の図(c)に示すものを用い、台座6として図5の
図(c)に示すものを用い、クランプフック8として図
7の図(c)に示す筒状のものを用いるようにしてい
る。この場合のクランプフック8は、化粧カバー4が一
体形成されたタイプのものである。締結用爪3は、その
分割片10の頭部側の内周面に、環状のリング5に係合
する溝44を有し、リング5の下端面に所定間隔をおい
て突出形成された位置決め用の凸部45どうしの間に装
着され、円周上の所定位置に配設される。
【0029】台座6は下半部と上半部との間に段差46
が形成されており、下半部の外周面には雄螺子47が刻
設されている。一方、クランプフック8は、上部側が二
重筒構造となっており、内筒48には縦方向に割溝49
が形成され、この割溝49によって分割された分割片5
0の上部内周面側には、図11に示す水栓本体28の環
状凹部51へ係合し得る係止凸部52が形成されてい
る。また外筒53は内筒48よりも低く設定されてお
り、クランプフック8の下半部の内周面には雌螺子54
が刻設されている。
【0030】台座6をカウンター2の水栓取付用孔2a
の周囲へ取り付ける要領は、前述した各実施例の場合と
同じである。而して、本実施例にあっては、台座6の外
周面に形成した雄螺子47へクランプフック8の雌螺子
54を螺合させ、台座6にクランプフック8を外嵌固定
している。そして、この状態でクランプフック8の内筒
48と台座6との間に、水栓本体28の筒状の下部部材
55を嵌合装着し、下部部材55の環状凹部51へクラ
ンプフック8の各分割片50に形成した係止凸部52を
嵌合させている。
【0031】これにより、水栓本体28は台座6とクラ
ンプフック8との間に挟持されて固定される。尚、この
状態では、クランプフック8の各分割片50は外方向へ
広がることができ、水栓本体28が逸脱する虞れがあ
る。そのため、本実施例にあっては、図11に示すよう
に、吐水口32の本体装着部56を外嵌させることによ
り、各分割片50が広がるのを防止している。また吐水
口32の本体装着部56をクランプフック8へ外嵌装着
することで、本体装着部56の中心軸線を水栓取付用孔
2aの中心軸線に合致させることが容易である。更にま
た、水栓本体28の下部部材55と台座6とはセレーシ
ョン57を介して嵌合しており、相互に回り止めがなさ
れている。
【0032】このように第4の実施例にあっても、全て
の取付作業をカウンター2の上面側から行うことがで
き、しかもワンタッチ式で水栓本体28を取り付けるこ
とが可能である。なお、この実施例では、水栓本体28
へ予め給水管23及び給湯管(図11では図示せず)を
取り付けるようにしている。その他の構成並びに作用効
果は、前述した各実施例の場合と同じである。
【0033】図12は、本発明の第5の実施例を示すも
のである。この第5の実施例は、台座6の上端面が水栓
本体28の下部部材55の内周面側の段部58で当接す
るようにしたものであり、その他の構成並びに作用効果
は、前述した第4の実施例の場合と同じである。
【0034】図13は、本発明の第6の実施例を示すも
のである。この第6の実施例は、台座6の外周面側に袋
ナット59を外嵌装着し、該袋ナット59で水栓本体2
8の下部部材55を螺合締結するようにしている。な
お、同図において、60は抜止防止用の割りリングであ
る。その他の構成並びに作用効果は、前述した第4の実
施例の場合と同じである。
【0035】図14は、本発明の第7の実施例を示すも
のである。この第7の実施例は、台座6として図5の図
(d)に示すものを用い、クランプフック8として図7
の図(d)に示すものを用い、化粧カバー9として図8
の図(c)に示すものを用いるようにしたものであり、
その他の構成は前述した第1の実施例の場合と同じであ
る。
【0036】この第7の実施例の台座6は、外周面側に
環状の凹部61が形成されており、水栓本体28に固定
されたクランプフック8のフック部62が係合するよう
になっている。化粧カバー9は、上下に二分割された方
式であり、クランプフック8を介して水栓本体28を台
座6へ取り付けるときは、上半部の化粧カバー63を下
方へスライドさせて下半部の化粧カバー64の上に重ね
ておき、取付後に上半部の化粧カバー63を上方へスラ
イドさせて図14に示す状態にすればよい。その他の構
成並びに作用効果は、前述した第1の実施例の場合と同
じである。
【0037】ところで、本発明は上述した実施例に限定
されるものではなく、適宜の変更が可能である。例え
ば、水栓本体は湯水混合水栓や単水栓又は排水栓であっ
てもよく、またこれを取り付ける対象物はキッチンカウ
ンターや洗面カウンター、バスカウンター等の各種カウ
ンター並びに浴槽や洗面器等であってもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
キッチンカウンター等の板状部材の水栓取付用孔に締結
用爪を装着し、板状部材の上面側に筒状のリングを配設
して前記締結用爪を円周上の所定位置に保持し、締結用
爪の内周面側にスリーブを嵌合装着して締結用爪を水栓
取付用孔内で所定の径寸法に保持し、締結用爪のフック
部を板状部材の下面に係止させている。
【0039】そして、リング又は締結用爪に筒状の台座
を螺子嵌合させ、台座を螺子込むことにより、締結用爪
を引き上げ、該締結用爪と台座とでキッチンカウンター
等の板状部材を挟持するようにしたから、これらの作業
を全て板状部材の上面側から一人の作業員で行うことが
でき、キャビネット内とカウンター上面との両側にそれ
ぞれ作業員を必要とすることはない。
【0040】またカウンター等の上面側での作業は、台
座や水栓本体を螺子込むだけの単純なものであり、無理
な作業姿勢を取る必要もなく、充分な締付力を容易に得
ることが可能である。更に、工具を殆ど必要としないの
で、そのための作業スペースを確保しておく必要がな
く、室内の有効スペースを制限するということもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る水栓の取付構造を
示す縦断面図である。
【図2】図(a)〜図(f)は本発明に係る締結用爪の
各実施例を示す斜視図である。
【図3】図(a)及び図(b)は本発明に係るスリーブ
の各実施例を示す斜視図である。
【図4】図(a)〜図(c)は本発明に係るリングの各
実施例を示す斜視図である。
【図5】図(a)〜図(d)は本発明に係る台座の各実
施例を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る配管固定リングを示す斜視図であ
る。
【図7】図(a)〜図(d)は本発明に係るクランプフ
ックの各実施例を示す斜視図である。
【図8】図(a)〜図(c)は本発明に係る化粧カーバ
の各実施例を示す斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施例に係る水栓の取付構造を
示す縦断面図である。
【図10】本発明の第3の実施例に係る水栓の取付構造
を示す部分縦断面図である。
【図11】本発明の第4の実施例に係る水栓の取付構造
を示す部分縦断面図である。
【図12】本発明の第5の実施例に係る水栓の取付構造
を示す部分縦断面図である。
【図13】本発明の第6の実施例に係る水栓の取付構造
を示す部分縦断面図である。
【図14】本発明の第7の実施例に係る水栓の取付構造
を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
1…シングルレバー式湯水混合水栓 2…キッチンカウ
ンター 3…締結用爪 4…スリーブ 5…リング 6…台座 7…配管固定リング 8…クランプフッ
ク 9…化粧カバー 28…水栓本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 27/00 F16K 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水栓を取り付けるための板状部材に設けた
    水栓取付用孔に、前記板状部材の下面に係止するフック
    部を備えると共に複数個に分割された締結用爪を装着
    し、前記板状部材の上面側に係止用爪を円周上の所定位
    置に保持するリングを配設し、前記締結用爪の内周面側
    にスリーブを装着し、前記リング又は締結用爪に筒状の
    台座を螺子嵌合したことを特徴とする水栓の取付構造。
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