JPH0322369Y2 - - Google Patents

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JPH0322369Y2
JPH0322369Y2 JP9498186U JP9498186U JPH0322369Y2 JP H0322369 Y2 JPH0322369 Y2 JP H0322369Y2 JP 9498186 U JP9498186 U JP 9498186U JP 9498186 U JP9498186 U JP 9498186U JP H0322369 Y2 JPH0322369 Y2 JP H0322369Y2
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water supply
mounting plate
hole
supply pipe
faucet
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、単水栓あるいは混合水栓の水栓本
体を、流し台、洗面台等の水流台上に設置するた
めの、水栓取付固定具に関するものである。
(従来の技術) 水栓、とくに流し台、洗面台等の水洗台に設置
するタイプのものは、その水洗台のカウンター等
の天板に取付けるのが一般的である。そこで従
来、この種の水栓を設置するにあたつては、例え
ば、第6図で示すようににした。即ち、給水管1
および給湯管2を備えた水栓本体3の基端部に螺
筒4を設け、一方、水洗台5の天板6には取付孔
7を明ける。そして、この取付孔7に前記螺筒4
を挿入し、天板6の下面側よりワツシヤ8を介し
てナツト9を締めることにより取付け固定した。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような設置方法では次のよ
うな不都合があつた。即ち、設置工事の現場にあ
つては、天板6下のキヤビネツトC内にもぐり込
みナツト9の締め付け作業をする者の他に、その
締め付けに際して水栓本体3が回動しないよう
に、同本体3を天板6上から手で押され込む共同
作業者が必要であつた。従つて、設置工事は単独
では行うことができず、常に共同作業者がもう一
人必要であるという不経済なものであつた。ま
た、水栓本体3の設置箇所は、図では明らかなよ
うに、水洗槽Wの奥で壁際に近い所が多いため、
キヤビネツトC内では前記水洗槽Wが障害となつ
て、通常の締め付け工具でであるスパナ等は入ら
ず、専用工具を使用する必要があつた。従つて、
現場にこの専用工具の持ち込みを忘れてしまつた
場合には、設置工事ができず同工事を中断せざる
をえない状況も生じた。
この考案は、以上のような従来のもつ欠陥を解
消するために案出されたものがあり、水栓の設置
工事を単独で、しかも専用工具でなく通常の一般
工具を使用することによつて行うことができる、
水栓取付固定具を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案は、上記目的を達成するために
次の構成からなる。即ち、この考案に係る水栓取
付固定具は、水洗台の天板に開孔した取付孔に対
して、その上面側から嵌着する上取付板と、その
下面側から当てて仮固着する下取付板とからな
る。上取付板は、水栓本体の基端部内に嵌まり同
基端部に固着される本体部と、同本体部の下部に
設けられ前記取付孔内に嵌まる突部とからなり、
かつ、前記水栓本体が備える給水管あるいは給湯
管、もしくは給水管および給湯管の双方が挿通す
る通孔を有する。また下取付板は、前記通孔と相
対応位置することにより前記給水管あるいは給湯
管、もしくは給水管および給湯管の双方が挿通す
る通孔を有する。そしてこれら上下の取付板を、
前記取付孔内を挿通する締付手段によつて前記天
板を挟むように固定するようにしたものである。
(実施例) 以下、この考案を、シングルレバー式の湯水混
合栓の取付固定具に具体化した実施例につき説明
する。
第1実施例 この考案の第1実施例につき第1図〜第3図に
基づいて説明する。
図中11は流し台、洗面台の天板12に取付け
る、シングルレバー式湯水混合栓の水栓本体であ
つて、給水本管及び給湯本管と接続する給水管1
3および給湯管14を備える。栓本体11の基端
部内側には、段Sによつて区分された下方に開口
する円形空間室15を形成し、その外周2ヶ所に
は同空間室15に貫通するネジ挿通孔16を設け
る。17は栓本体11を天板12に取付けるた
め、同天板12に開孔した取付孔18に装着す
る、この考案に係る取付固定具全体を示し、天板
12の上面側から嵌着する上取付板19と、下面
側から当て適宜接着手段によつて仮固着する下取
付板20とを備える。
上取付板19は、全体が円盤状であつて、栓本
体11の基端部内側に形成した前記空間室15に
ちようど嵌まる大きさの外径からなる短円筒状の
本体部21と、同本体部21の下部に設けられ、
かつ、本体部21よりも小径で前記取付孔18に
ちようど嵌まる大きさの径からなる突部22とか
らなる。本体部21の周壁23には、前記挿入孔
16と連通し固定ネジ24が螺入する貫通ネジ孔
25を設ける。また内底26には、その中央部に
給水管13および給湯管14を通す長孔状の通孔
27を設け、かつ、その中央両側には取付孔18
内を挿通する締付ネジ28挿入用の挿入孔29を
設ける。
下取付板20は、前記上取付板19の本体部2
1よりもやや大きい径を有した平滑面からなる円
盤状のものであつて、その中央部には前記通孔2
7と相対応位置することにより給水管13および
給湯管14を通す異形の(中央がくびれた両孔状
の)通孔30を設け、その中央両側には前記締付
ネジ28が螺入する貫通ネジ孔31を設ける。
なお、下取付板20は、上面側である一方の表
面部に接着剤を塗布したりあるいは両面テープを
張るなど適宜の接着手段によつて、天板12の下
面に仮固着できるようにする。いずれか一方の表
面部に予め粘着剤層を形成し、保護シートをはく
離することにより、固着できるような構成として
も良い。
32は栓本体11の基端部と天板12との水密
を確保するパツキンである。
さて、このように構成した取付固定具によつて
水栓本体を取付けるには、まず、水洗台のキヤビ
ネツト内にもぐり込み、天板12に開孔した取付
孔18に対して、その下面側より下取付板20を
仮固着する。この固着に際しては、既述した通り
接着剤、両面テープ等の適宜の接着手段を利用す
る。
下取付板20を仮固着したところで、もぐり込
んだキヤビネツトから出る。そして、同じく取付
孔18に対して、天板12の上面側から突部22
を嵌入するようにして上取付板19を嵌着する。
このとき、締付ネジ28を締め付けることができ
るように、また後ほどの栓本体11の取付けの際
に、給水管13および給湯管14が取付孔18内
を挿通できるように、上下の取付板19,20の
相互の位置決めには注意を要する。
次に、上取付板19の挿入孔29から締付ネジ
28を挿入し、取付孔18を挿通させるようにし
て下取付板20のネジ孔31に螺入する。よつ
て、上下の取付板19,20が天板12を挟むよ
うにして固定されたところで、その上取付板19
に栓本体11取付ける。この栓本体11の取付け
に際しては、まずその給水管13および給湯管1
4を、両取付板19,20の通孔27,30を介
して取付孔18内を挿通させる。そして、基端部
の空間室15に上取付板19の本体部21を嵌着
させ、かつ、ネジ孔25と挿入孔16とが連通す
るように位置決めする。両孔25,16が連通し
たところでに固定ネジ24を螺入する。よつて、
栓本体11は、上下の取付板19,20により天
板12に堅固に固定される。
そして、給水管13および給湯管14を、それ
ぞれ給水本管および給湯本管に接続することによ
り、水栓の設置および配管が完了する。
第2実施例 第4図および第5図は、この考案の第2実施例
を示す。第1実施例と同一部分には同一の符号を
付す。同第2実施例で示す取付固定具も、天板1
2の上面側から嵌着する上取付板33と、下面側
から当てて仮固着する下取付板34とを備える。
下取付板34には、天板12の下面との間で挟む
菊座35の中央孔36にちようど嵌まる、突段部
37を形成する。そしてこれら上下の取付板3
3,34の中央部には、同一の大きさおよび形状
からなる長孔状の通孔38,39を設ける。
もつとも、この実施例における下取付板34
は、既述した第1実施例とは異なり、掛止具40
の取付けによつて前記天板12の下面側に仮固着
されるようになつている。
即ち、掛止具40は、中央部に円形の通孔41
を設けた円盤状の基盤42を備えるとともに、前
記通孔41の周縁部には、相対抗位置するように
立上がりその先端部に互いに外側方向に向いた爪
43を形成した、一対の湾曲掛止片44を備え
る。
なお、掛止片44間の距離は、両掛止片44が
前記通孔38,39に対してその長手方向にちよ
うど嵌まる程度の間隔を設定する。
よつてまず、上取付板33を、天板12の上面
側から取付孔18に対して嵌着する。次に下取付
板34を、天板12の下面側から菊座35を介し
て前記取付孔18に当てる。そして、同下取付板
34に対して掛止具40をあてがい、その掛止片
43の先端部をやや内側に傾かせつつ前記下取付
板34の通孔39に挿入し、かつ、上取付板33
の通孔38をも挿通させる。掛止片43の先端部
が通孔38を挿通した瞬間、同先端部に形成した
爪42は外側方向へと反発復帰し、上取付板33
の本体部内底26に引つ掛かる。かくして、下取
付板34は、この掛止具40の取付けにより上取
付板33と一体となり、天板12の下面に固定支
持されるように仮固着されることとなる。
その後は、第1実施例と同様に、上取付板33
の挿入孔29から締付ネジ28挿入するととも
に、取付孔18を挿通させるようして下取付板3
4のネジ孔31へと螺入し、完全に固定する。以
後の栓本体11の設置、ならびに、給水管13お
よび給湯管14の配管の手順は第1実施例と全く
同様である。
この第2実施例によれば、掛止具40の取付に
よつて、上下の取付板33,34の通孔38,3
9がぴつたり位置決めされ、また、上取付板33
の挿入孔29と下取付板34のネジ孔31とが相
互に確実に位置決めされる。従つて、給水管13
および給湯管14の挿通、ならびに、締付ネジ2
8の螺入が極めて容易となる。
なお、以上の両実施例では、締付ネジ28の締
め付けによつて両取付板19,33,20,34
を天板12に固定したが、締付手段は、この例に
限られず種々の変更が可能である。例えば、下取
付板20,34に、取付孔18を挿通するととも
に上取付板19,33を貫通するボルトを一体成
形し、このボルトに、上取付板19,33側から
ナツトを締め付けるようにして取付け固定する構
成としても良い。
また上下取付板19,33,20,34の形状
は、必ずしも円盤上に限られず任意の形状に変更
することができる。
さらに、この取付固定具によつて取付けられる
水栓は、混合水栓に限られず、給水管のみあるい
は給湯管のみを備えた単水栓であつても良い。
(考案の効果) 以上詳述したところから明らかなように、この
考案の水栓取付固定具によれば、水栓設置作業が
合理化され、かつ、簡易化される。即ち、下取付
板を天板下面に仮固着しておき、後の作業とくに
水栓設置のための締め付け作業がすべて天板上面
側から行うことができる。
従つて、設置工事を単独でも容易に行うことが
でき、従来のように、天板を挟んでその上下にそ
れぞれ作業者を配置し、共同作業によつて設置し
なければならないという、不経済な面が全くなく
なる。
また、水洗槽が障害となるように狭いキヤビネ
ツト内という特殊な場所で締め付け作業を行う必
要がないため、専用の特殊工具でなく一般の作業
工具を用意しておくのみで充分に設置工事が可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る水栓取付固定具の第1
実施例を示す要部破断側面図、第2図はその上取
付板の平面図、第3図は前記取付固定具の分解斜
視図、第4図および第5図はこの考案の第2実施
例を示すものであり前記第1図および第3図に該
当する図、第6図は従来の水栓の取付け方法およ
び構造を説明する一部破段側面図である。 11……水栓本体、12……天板、13,14
……給水管、給湯管、18……取付孔、19,3
3……上取付板、20,34……下取付板、21
……上取付板本体部、22……上取付板突部、2
7,38……上取付板通孔、30,39……下取
付板通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 水洗台の天板に開孔した取付孔に対して、そ
    の上面側から嵌着する上取付板と、その下面側
    から当てて仮固着する下取付板とからなり、 上取付板は、水栓本体の基端部内に嵌まり同
    基端部に固着される本体部と、同本体部の下部
    に設けられ前記取付孔内に嵌まる突部とからな
    り、かつ、前記水栓本体が備える給水管あるい
    は給湯管、もしくは給水管および給湯管の双方
    が挿通する通孔を有し、 下取付板は、前記通孔と相対応位置すること
    により前記給水管あるいは給湯管、もしくは給
    水管および給湯管の双方が挿通する通孔を有
    し、 これら上下の取付板を、前記取付孔内を挿通
    する締付手段によつて前記天板を挟むように固
    定するようにした、水栓取付固定具。 (2) 下取付板を、接着手段によつて天板の下面に
    仮固着する実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の水栓取付固定具。 (3) 下取付板を、同下取付板の通孔および上取付
    板の通孔をもとに挿通し、同上取付板の本体部
    内底へと掛止める掛止片を備えた掛止具によつ
    て、天板の下面に固定支持するようにして仮固
    着する実用新案登録請求の範囲第2項に記載の
    水栓取付固定具。
JP9498186U 1986-01-18 1986-06-20 Expired JPH0322369Y2 (ja)

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JP9498186U JPH0322369Y2 (ja) 1986-01-18 1986-06-20

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JP528986 1986-01-18
JP9498186U JPH0322369Y2 (ja) 1986-01-18 1986-06-20

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Publication Number Publication Date
JPS62200765U JPS62200765U (ja) 1987-12-21
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ID=33161291

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5042391B1 (ja) * 2012-01-14 2012-10-03 株式会社竹村製作所 取付固定器具及び取付固定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5042391B1 (ja) * 2012-01-14 2012-10-03 株式会社竹村製作所 取付固定器具及び取付固定方法

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JPS62200765U (ja) 1987-12-21

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