JP2609972B2 - 継手支持固定具 - Google Patents

継手支持固定具

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水栓の取付け等におけ
る床下からの配管工事に使用される継手支持固定具に関
し、詳しくは、仕上床の床下に高さ調整可能に設置され
て、仕上床上に配管される直管等に接続する継手が収納
される継手支持固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記配管工事に使用される継手支
持固定具としては、図11に示すように、内部に継手3
0を収納する収納体80と、収納体80内に収納された
継手30を抜止め状態に固定する固定リング83とから
なるものが使用されていた。そして、この継手支持固定
具は、その収納体80の外周に設けられた鍔部81のビ
ス孔82にビス84を挿通させて調整座金85に取付
け、調整座金85に設けられた挿通孔86にスラブ面4
0に立設固定した支持ボルト87を挿通させて、上下に
調整ナット88を取付け、この調整ナット88を支持ボ
ルト87に対して位置調整することにより、継手支持固
定具の高さ調整が行われるようになっており、このよう
に高さ調整された継手支持固定具に対しては、図12に
示すように、その後、仕上材41の床貼り工事がなされ
て、仕上床41上に配管される直管52が接続されるよ
うになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
継手支持固定具においては、次のような問題があった。
すなわち、従来の継手支持固定具を使用した場合、その
高さ調整は、床貼りされる前に行われ、床貼り後に行う
ことができず、このため、図12に示すように、躯体床
面40の凹凸に気づかずにすべての継手支持固定具が一
定の高さで設置固定された場合には、継手支持固定具が
仕上床41上に突出したり、ひっこんだりした状態とな
って、カバー等の取付けができず、仕上床41をはがし
て、再度継手支持固定具の高さ調整をして、仕上床41
を貼り直すといった面倒な作業が必要であった。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであり、躯体床面の凹凸、あるいは施工時の誤差等に
より継手支持固定具の高さ調整が必要になった場合に、
床貼り後であってもその高さ調整が簡単に行える継手支
持固定具を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
継手支持固定具は、躯体床面と該躯体床面から所定の高
さに形成される仕上床との間に設置固定される基台と、
床上に臨んで継手を支持するとともに、前記基台に着脱
自在に装着され、操作部を有して該操作部に対する前記
仕上床上からの操作で前記基台に対して上下動可能であ
支持体と、前記継手を前記基台に固定する固定手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0006】
【作用】かかる継手支持固定具にあっては、基台に対し
て上下動する支持体によって、仕上床を貼った状態で、
基台に対する継手の高さ位置調整を行うことができ、基
台の高さが低く設置された場合には、支持体を上方に移
動させて基台に対する継手の位置を高く調整し、又、基
台の高さが高く設置された場合には、支持体を下方に移
動させて基台に対する継手の位置を低く調整することに
より、仕上床の位置に対応した状態に継手を設置するこ
とができるようになっている。
【0007】
【実施例】以下、図面に示す実施例にしたがって、本発
明を詳細に説明する。図1は本発明に係る継手支持固定
具の一実施例の分解斜視図である。図において、基台1
0は内部に継手収納空間を有する筒状に形成され、その
外周面及び内周面には雄ねじ部11及び雌ねじ部12が
形成されている。基台10の下端にはビス止めによる止
め具25、又は図10に示す止め具25を有するサポー
ト管26が取付けられるようになっており、止め具25
に設けられた係止爪を利用して鞘管50が接続されるよ
うになっている。又、基台10の両側には鍔部13が設
けられ、鍔部13には支持ボルト22を挿通させる挿通
孔14が形成されている。したがって、基台10は挿通
孔14に支持ボルト22を挿通させ調整ナット23で鍔
部13が止めつけられることによって、支持ボルト22
に取付けられるようになっている。なお、支持ボルト2
2は板状の固定座金24に所定間隔をおいて立設状態に
取付けられるようになっている。
【0008】支持体である調整スリーブ15は、筒状に
形成され、その外周面に前記基台10の雌ねじ部12に
螺合する雄ねじ16を有している。又、調整スリーブ1
5は、内部に継手30を挿入させることができ、その上
端には後述の図8に示す水栓レンチ62の係合突起64
と係合する、請求項の操作部としての係合溝17が形成
されているとともに、その上端にて継手30に設けられ
た鍔31を支持し得るようになっている。
【0009】固定手段である固定リング18は継手30
の接続口32を臨ませる開口19を有し、その内周面に
基台10の雄ねじ部11に螺合する雌ねじ20を有し、
雄ねじ部11に螺着されるようになっている。基台10
内に継手30が収納され、固定リング18が基台10の
雄ねじ部11に螺着された状態では、固定リング18の
開口19周縁の裏面に継手30の鍔31が当接し、継手
30が上方に抜け止めされた状態に固定されるようにな
っている。
【0010】かかる継手支持固定具にあっては、図2に
示すように、支持ボルト22に取り付けられた基台10
の高さが、床貼りする仕上床41より低く設置された場
合には、図3に示すように、調整スリーブ15を基台1
0から突出させた状態に螺合して、継手30の高さを調
整することができる。又、図4に示すように、支持ボル
ト22に取り付けられた基台10の高さが床貼りする仕
上床41より高く設置された場合には、図5に示すよう
に、調整スリーブ15を基台10内に収まるように螺合
して、継手30の高さを調整することができる。
【0011】なお、本発明における基台は、躯体床面4
0と該躯体床面40から所定の高さに形成される仕上床
41との間に設置固定される構造を備えたものであれば
よく、そのための部材は一体であっても、複数個で組立
てられるものであってもよい。
【0012】又、支持体は、継手30を支持して、かか
る状態で基台10に対して上下動するものであればよ
く、例えば、図1に示す固定リング18について、その
開口19に継手30の接続口32を臨ませた状態で、内
側より継手30の鍔31を押さえる嵌着リングを止めつ
けたり、あるいは固定リング18の側壁に孔をあけて、
この孔に継手30の鍔31を支える支持部材を挿入した
りすることにより固定リング18自体に継手30を支持
させ、固定リング18に設けられた雌ねじ20と基台1
0の雄ねじ部11との螺合状態を調整することによって
基台10に対する継手30の高さ位置を調整する構造と
してもよい。また、基台10に対して上下動するもので
あればねじ構造のものに限らない。
【0013】又、固定手段は、継手30が基台10内に
抜け止めされた状態に固定されるものであればよく、例
えば、図1に示す調整スリーブ15について、その上
継手30の鍔31を支持した状態で、継手30の鍔3
1にビス孔を設けて調整スリーブ15にビス止めした
り、あるいは調整スリーブ15内に係止爪を設けて、こ
の係止爪を調整スリーブ15内に挿入された継手30の
外周に設けられたへこみに嵌入させたりして、調整スリ
ーブ15に固定手段を設け、継手30を抜止め状態に固
定する構造としてもよい。
【0014】次に、本発明に係る継手支持固定具を使用
して配管工事を行なう場合の一例について、図1に示す
実施例を例に説明する。まず、躯体床面40に固定座金
24と支持ボルト22とからなる支持具を固定し、固定
リング18の上面が仕上床41の表面と同じ高さになる
様に調整ナット23を調整して、継手支持固定具を支持
具の支持ボルト22に取付ける。調整スリーブ15は基
台10に対して半分程度螺合した状態としておき、調整
スリーブ15内には継手30を挿入しておく。基台10
には床下に配管された鞘管50を接続しておく。こうし
て仕上床41を貼る。
【0015】仕上床41の高さと継手支持固定具の固定
リング18の高さにずれを生じた場合には、固定リング
18及び継手30を取り外して、図2及び図3又は図4
及び図5において説明したように、調整スリーブ15を
回転させて基台10に対して上下動させて高さを調整
し、固定リング18の上面が仕上床41の表面と同じ高
さになる様に調整する。なお、固定リング18の取り付
け、取り外し及び調整スリーブ15の回動は固定リング
18の上端に多数形成した係合凹部21及び調整スリー
ブ15の係合溝17に図8に示す水栓レンチ62に設け
られた多数の係合突起64を係合させて容易に行なうこ
とができる。なお、水栓レンチ62は図7に示すように
流体管51と継手30との接続に使用される工具であ
る。
【0016】次に、配管に際しては、まず固定リング1
8及び継手30を取り外しておいて、図6に示すよう
に、流体管ガイド60を利用して合成樹脂製の鞘管50
内に湯、水を通す合成樹脂製の可撓性のある流体管51
を挿通させ、流体管51を床上にひき出す。ひき出され
た流体管51には、図7に示すように、継手30を接続
し、継手30を調整スリーブ15上に載置して基台10
内に収める。なお、流体管51と継手30とを接続する
場合において、スパナ61でナット33を締付ける際
に、一端に継手30の接続口32に螺着するねじ部63
が設けられた水栓レンチ62を使用すると接続作業を楽
に行うことができて便利である。次に、図8に示すよう
に、固定リング18を基台10に取付ける。そして最後
に、図9に示すように、直管52を取付け、化粧カップ
53をはめる。
【0017】なお、本発明に係る継手支持固定具は、上
記のように鞘管50内に流体管51が挿通されて配管さ
れる場合に限らず、鞘管50は使用せずに流体管51の
みで配管される場合においても、使用することができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る継手
支持固定具は、床貼り施工後において、継手の高さを簡
単に調整することができて、仕上床を貼り直すといった
面倒な作業が不要となり、配管作業の効率化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る継手支持固定具の一実施例を示す
分解斜視図である。
【図2】図1に示す継手支持固定具の使用状態を示す位
置調整前の断面図である。
【図3】図1に示す継手支持固定具の使用状態を示す位
置調整後の断面図である。
【図4】図1に示す継手支持固定具の使用状態を示す位
置調整前の断面図である。
【図5】図1に示す継手支持固定具の使用状態を示す位
置調整後の断面図である。
【図6】図1に示す継手支持固定具を用いた配管作業例
を示す斜視図である。
【図7】図1に示す継手支持固定具を用いた配管作業例
を示す斜視図である。
【図8】図1に示す継手支持固定具を用いた配管作業例
を示す斜視図である。
【図9】図1に示す継手支持固定具を用いた配管作業例
を示す側面図である。
【図10】鞘管の接続形態の別例を示す部分断面図であ
る。
【図11】従来の継手支持固定具の一実施例を示す分解
斜視図である。
【図12】従来の継手支持固定具の使用状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 基台 11 雄ねじ部 12 雌ねじ部 15 調整スリーブ 16 雄ねじ 18 固定リング 19 開口 20 雌ねじ 22 支持材 23 調整ナット 24 固定座金 25 止め具 26 サポート管 30 継手 40 スラブ面 41 仕上材 50 鞘管 51 流体管 52 直管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体床面と該躯体床面から所定の高さに
    形成される仕上床との間に設置固定される基台と、 床上に臨んで継手を支持するとともに、前記基台に着脱
    自在に装着され、操作部を有して該操作部に対する前記
    仕上床上からの操作で前記基台に対して上下動可能であ
    支持体と、前記 継手を前記基台に固定する固定手段と、 を備えたことを特徴とする継手支持固定具。
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