JP3296725B2 - 湯水混合栓 - Google Patents

湯水混合栓

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JP3296725B2 JP20319796A JP20319796A JP3296725B2 JP 3296725 B2 JP3296725 B2 JP 3296725B2 JP 20319796 A JP20319796 A JP 20319796A JP 20319796 A JP20319796 A JP 20319796A JP 3296725 B2 JP3296725 B2 JP 3296725B2
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明 西岡
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、バスデ
ッキ混合栓等の湯水混合栓に関し、吐水口の混合栓本体
への組付けを簡素化できる湯水混合栓に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のバスデッキ混合栓を図6に示す。
図6において、吐水口61を混合栓本体62へ組付ける
には、まず、吐水口61と吐水口立ち上がり部材63の
間に立ち上がりナット64を介在させた状態で、吐水口
61と立ち上がり部材63のネジ部に接着剤を塗布した
後、ネジ部同士を締め付けて両者61,63を固定し一
体化する。そして、両者61,63は一体であるが、ナ
ット64とは何ら結合していないので、ナット64の雌
ねじと混合栓本体62の胴部62aの雄ねじを締め付け
ていくとき、両者61,63はナット64と一緒に回転
すること無く、この間に吐水口61の方向を決めること
ができると同時に、立ち上がり部材63の下端で、下方
に突出して形成された回転止め片65と、胴部62aの
内壁で、回転止め片65に係止されるよう形成された当
たり止め部材66により、吐水口61は混合栓本体に対
して回転制御されることになる。なお、67は、吐水口
61を回転し易くするための吐水口受け、68は、混合
栓本体62が取り付けられているバスデッキである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の組付け
工程においては、立ち上がり部材63と一体の吐水口6
1をナット64で締め込んでいる間、重たい吐水口61
が振れたりしてナット64の締め込み作業がはかどらな
かったり、吐水口61の向きを予め予測すること無く両
者61,63を胴部62a内に挿入する場合が多いの
で、両者61,63を胴部62aに締め込んだ後、吐水
口61がどの方向に向くかということを予測することが
難しかった。要するに、組付け作業が極めて非能率であ
るとともに、吐水口の位置を予め所望の位置に設定する
ことが難しかった。
【0004】この発明は、上記問題に鑑みてなしたもの
で、組付け工程を簡素化できるとともに、吐水口の位置
を予め所望の位置に容易に設定できる湯水混合栓を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、混合栓本体の胴部に固着されて吐水口
を混合栓本体に対して回転可能に装着するナットと、吐
水口の自由回転を制御するための回転制御手段とにより
吐水口を所定範囲内で回転操作させる湯水混合栓におい
て、前記回転制御手段が、吐水口の基端部に形成された
ねじ穴と、このねじ穴に締め込まれる止めねじと、吐水
口の回転範囲を規制するよう切欠きおよび前記止めねじ
の当たり止めが形成されるとともに、内壁に第1のセレ
ーションを有する環状体の回転止め部材とから構成さ
れ、前記ナットが、前記胴部に締結される締結部分とこ
の締結部分よりも小径で締結部分から上方に突出した突
出部分を有し、更に、この突出部分は外壁に前記第1の
セレーションを介して前記ナットに前記回転止め部材を
結合させる第2のセレーションを有し、しかも、前記胴
部に前記締結部分を介して前記ナットを締結し、前記第
1,2のセレーションを介して前記回転止め部材を上方
側から前記ナットに固着した後、前記上方側から前記ナ
ットに前記吐水口を被せたときに、前記吐水口の基端部
に当接した状態で前記吐水口を回転可能に支持するリン
グ状の吐水口受けが設けられている。
【0006】この発明は、ねじ締結に用いるナットに第
2のセレーションを、回転止め部材に第2のセレーショ
ンに対応する第1のセレーションを設ける一方、吐水口
の基端部にねじ穴を形成してこのねじ穴に締め込まれる
止めねじを回転止め部材に形成した当たり止めに係止で
きるよう構成したものである。よって、ナットを混合栓
本体の胴部に締め付けた後、第1,2のセレーションを
介してナットに回転止め部材を固定するときに、止めね
じの当たり止めの位置を確認して回転止め部材をナット
に差し込むだけの組付け作業で、吐水口の位置を予め所
望の位置に容易に設定できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。なお、それによってこの発明は限
定を受けるものではない。図1〜図4は、回転止め部材
の上端に、吐水口の回転範囲を規制する切欠きおよび当
たり止めを設けたこの発明の第1の実施形態を示す。
【0008】図1〜図4において、1は混合栓本体で、
バスデッキ2に取り付けられている。この混合栓本体1
は、左右にそれぞれ湯ハンドル3、水ハンドル4を有
し、中央に胴部5を有する。この胴部5の外壁には、雄
ねじmが形成されている。
【0009】6は吐水口で、吐水口6の基端部7にねじ
穴8が形成されている。9は、このねじ穴8に締め込ま
れる止めねじで、ねじ穴8は基端部7の背面pから止め
ねじ9が螺着できるように形成されている。
【0010】10は、胴部5にスパナ等を用いて締め込
まれる立ち上がりナットで、吐水口6を混合栓本体1に
対して回転可能に装着するためのものであり、10a
は、スパナ噛み部分である。前記ナット10は、胴部5
に締結される締結部分11と、この締結部分11よりも
小径で締結部分11から上方に突出した突出部分12と
で構成され、この突出部分12は外壁に第2のセレーシ
ョンS2 を有する。この締結部分11の内壁には、雄ね
じmに螺着する雌ねじnが形成されている(図3参
照)。また、セレーションS2 は、後述する回転止め部
材13に設けた第1のセレーションS1 とでナット10
に回転止め部材13を結合させるためのものである。1
4は、突出部分12に設けられたシール用の第1のOリ
ングで、15は、リング状の吐水口受けである。また、
21は、締結部分11の内壁の上部に設けた第2のOリ
ングである。
【0011】回転止め部材13は、吐水口6の回転範囲
を規制するよう切欠き16および止めねじ9の当たり止
め17が形成されるとともに、内壁に第1のセレーショ
ンS1 を有する環状体のものである。なお、20は、当
たり止め17を備えたストッパー部分で、この実施形態
では、平面視半円弧状に形成してある。なお、30は、
発泡ポリエチレン製のリング状シール部材である。
【0012】而して、吐水口6を混合栓本体1へ組付け
るには、まず、胴部5にナット10をスパナ等を用いて
締め込む。次に、回転止め部材13の当たり止め17の
位置を作業者は確認し、第1,第2のセレーション
1 ,S2 を通して回転止め部材13をナット10の突
出部分12に差し込む。この実施形態では、図4に示す
ように、ストッパー部分20を浴室の壁側Wに対向する
浴槽側Iに向けて設置する。
【0013】続いて、ナット10に吐水口6を被せる。
この場合、吐水口6は、基端部7の背面pが浴室の壁側
Wに向くように設置されるので、ねじ穴8に止めねじ9
を締め込んで吐水口6を安定化させた場合に、止めねじ
9が浴槽側Iから見えないので、見栄えがよくなる。
【0014】そして、吐水口6が回転されると、止めね
じ9も一緒に移動するが、止めねじ9が当たり止め1
7,17に当たることによって、吐水口6の回転は切欠
き16の範囲内に規制される。この場合、リング状の吐
水口受け15が吐水口6の基端部7に当接した状態で吐
水口6を回転可能に支持するので、吐水口6は回転し易
い。
【0015】このように、ナット10と回転止め部材1
3にセレーションS1 ,S2 を切り、ナット10を胴部
5に締め込んだ後、回転止め部材13のストッパー部分
20の位置を目視・確認し、セレーションS1 ,S2
通して回転止め部材13をナット10に差し込むだけの
容易な作業で、吐水口6の位置を予め所望の位置に設定
できる。また、シール部分を構成するOリング14,2
1が2個で済む。
【0016】図5は、回転止め部材の下端に、吐水口の
回転範囲を規制する切欠きおよび当たり止めを設けたこ
の発明の第2の実施形態を示す。上記第1の実施形態と
異なる点は、回転止め部材の下端に切欠きおよび当たり
止めを設けたので、シール部分を構成するOリング1
4,21が2個では無く、Oリング24を一個追加した
点だけである。このOリング24は、回転止め部材13
の外壁全周にわたり設けられている。
【0017】この第2の実施形態でも、ナット6を胴部
5に締め付けた後、第1,2のセレーションS1 ,S2
を介してナット6に回転止め部材13を固定するとき
に、止めねじ9の当たり止めの位置を確認して回転止め
部材13をナット10に差し込むだけの組付け作業で、
吐水口6の位置を予め所望の位置に容易に設定できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、ねじ締
結に用いるナットに第2のセレーションを、回転止め部
材に第2のセレーションに対応する第1のセレーション
を設ける一方、吐水口の基端部にねじ穴を形成してこの
ねじ穴に締め込まれる止めねじを回転止め部材に形成し
た当たり止めに係止できるよう構成したものである。よ
って、ナットを混合栓本体の胴部に締め付けた後、第
1,2のセレーションを介してナットに回転止め部材を
固定するときに、止めねじの当たり止めの位置を確認し
て回転止め部材をナットに差し込むだけの組付け作業
で、吐水口の位置を予め所望の位置に容易に設定でき
る。
【0019】このように、組付け工程を簡素化できる上
に、吐水口の方向性を簡単に決められる。
【0020】また、従来のように立ち上がり部材と一体
の吐水口をナットで締め込んでいる間、吐水口が振れた
りしないので、吐水口、ナットおよび回転止め部材を軽
量化しても組付け作業に支障は無く、これに伴い鋳物全
体の重量も低減でき、コスト安を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す全体構成説明
図である。
【図2】上記実施例における要部分解斜視図である。
【図3】上記実施例における要部構成説明図である。
【図4】上記実施例における組付け作業を説明するため
の図である。
【図5】この発明の第2の実施形態を示す要部構成説明
図である。
【図6】従来例を示す要部構成説明図である。
【符号の説明】
1…混合栓本体、5…胴部、6…吐水口、7…吐水口の
基端部、8…ねじ穴、9…止めねじ、10…立ち上がり
ナット、11…締結部分、12…突出部分、13…回転
止め部材、15…リング状の吐水口受け、16…切欠
き、17…当たり止め、S1 …第1のセレーション、S
2 …第2のセレーション。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混合栓本体の胴部に固着されて吐水口を
    混合栓本体に対して回転可能に装着するナットと、吐水
    口の自由回転を制御するための回転制御手段とにより吐
    水口を所定範囲内で回転操作させる湯水混合栓におい
    て、前記回転制御手段が、吐水口の基端部に形成された
    ねじ穴と、このねじ穴に締め込まれる止めねじと、吐水
    口の回転範囲を規制するよう切欠きおよび前記止めねじ
    の当たり止めが形成されるとともに、内壁に第1のセレ
    ーションを有する環状体の回転止め部材とから構成さ
    れ、前記ナットが、前記胴部に締結される締結部分とこ
    の締結部分よりも小径で締結部分から上方に突出した突
    出部分を有し、更に、この突出部分は外壁に前記第1の
    セレーションを介して前記ナットに前記回転止め部材を
    結合させる第2のセレーションを有し、しかも、前記胴
    部に前記締結部分を介して前記ナットを締結し、前記第
    1,2のセレーションを介して前記回転止め部材を上方
    側から前記ナットに固着した後、前記上方側から前記ナ
    ットに前記吐水口を被せたときに、前記吐水口の基端部
    に当接した状態で前記吐水口を回転可能に支持するリン
    グ状の吐水口受けが設けられていることを特徴とする湯
    水混合栓。
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