JP3096761B2 - トルクリミッタおよびその製造方法 - Google Patents

トルクリミッタおよびその製造方法

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JP3096761B2 JP07109861A JP10986195A JP3096761B2 JP 3096761 B2 JP3096761 B2 JP 3096761B2 JP 07109861 A JP07109861 A JP 07109861A JP 10986195 A JP10986195 A JP 10986195A JP 3096761 B2 JP3096761 B2 JP 3096761B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙送り装置などに用
いるトルクリミッタおよびその製造方法に関し、さらに
詳しくは、全長を変えることなく容易にトルクを調整可
能であり、簡単な構造で、生産性が良く、コストを安価
にできるトルクリミッタおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、特開平5−248453号公報
に記載のトルクリミッタを示す斜視図である。このトル
クリミッタ200は、外周面に円筒形状の内側磁石24
0を固設した内部回転軸230と、内周面に円筒形状の
外側磁石220を固設した外部回転軸210と、前記
回転軸230を回転自在に支持し且つ前記外部回転軸
210に螺合するキャップ250と、前記内側磁石24
0の一端を前記外部回転軸210側から弾性的に支持す
るコイルスプリング260とを具備して構成されてい
る。なお、252はキャップ250のねじ部であり、2
13は外部回転軸210のねじ部である。
【0003】内側磁石240と外側磁石220の間には
磁力が働くので、内部回転軸230と外部回転軸210
の間でトルクを伝達できる。伝達できるトルクは、内側
磁石240と外側磁石220の対向面積の大きさに依存
する。そこで、キャップ250を螺入していくと、内側
磁石240と外側磁石220の対向面積が大きくなり、
伝達できるトルクが増加する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のトルクリミ
ッタ200では、キャップ250の螺合の程度を調整す
ることにより、トルクを調整できる。しかし、キャップ
250の螺合の程度を調整すると、トルクリミッタ20
0の全長L’が変動してしまう問題点がある。かかる場
合、トルクリミッタ200の全長L’の変動を吸収する
機構が必要となり、トルクリミッタ200を取り付ける
機械側の構成が複雑になる。また、トルクリミッタ20
0の構成が複雑で、生産性が悪く、コスト高となる問題
点がある。そこで、この発明の目的は、全長を変えるこ
となく容易にトルクを調整可能であり、簡単な構造で、
生産性が良く、コストを安価にできるトルクリミッタお
よびその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、この発
明は、外周面に円筒状の永久磁石(または半硬質磁性
体)を設けた内部回転軸と、内周面に円筒状の半硬質磁
性体(または永久磁石)を設けた外部回転軸とを具備
し、前記永久磁石(または半硬質磁性体)と前記半硬質
磁性体(または永久磁石)とが対向するように前記内部
回転軸と前記外部回転軸とを同軸に配置し相対回転可能
に一体化し、前記永久磁石と前記半硬質磁性体との間に
働くヒステリシストルクによって前記内部回転軸と前記
外部回転軸との間でトルクを伝達するトルクリミッタで
あって、前記外部回転軸の内周面の軸方向の長さは、内
周面上で前記半硬質磁性体(または永久磁石)の位置を
軸方向に変更することにより、前記内部回転軸と前記外
部回転軸の配置を変えることなく前記永久磁石と前記半
硬質磁性体の対向面積を変えることを可能とする程度
に、前記半硬質磁性体(または永久磁石)の長さよりも
十分に長く、前記位置の変更により前記永久磁石と前記
半硬質磁性体の対向面積を変え、ヒステリシストルクを
調節可能としたことを特徴とするトルクリミッタを提供
する。また、この発明は、外周面に円筒状の永久磁石
(または半硬質磁性体)を設けた内部回転軸と、内周面
に円筒状の半硬質磁性体(または永久磁石)を設けた外
部回転軸とを具備し、前記永久磁石(または半硬質磁性
体)と前記半硬質磁性体(または永久磁石)とが対向す
るように前記内部回転軸と前記外部回転軸とを同軸に配
置し相対回転可能に一体化し、前記永久磁石と前記半硬
質磁性体との間に働くヒステリシストルクによって前記
内部回転軸と前記外部回転軸との間でトルクを伝達する
トルクリミッタであって、前記内部回転軸の外周面の軸
方向の長さは、外周面上で前記永久磁石(または半硬質
磁性体)の位置を軸方向に変更することにより、前記内
部回転軸と前記外部回転軸の配置を変えることなく前記
永久磁石と前記半硬質磁性体の対向面積を変えることを
可能とする程度に、前記永久磁石(または半硬質磁性
体)の長さよりも十分に長く、前記位置の変更により前
記永久磁石と前記半硬質磁性体の対向面積を変え、ヒス
テリシストルクを調節可能としたことを特徴とするトル
クリミッタを提供する。
【0006】第2の観点では、この発明は、内部回転軸
の外周面に円筒状の永久磁石(または半硬質磁性体)を
設け、外部回転軸の内周面に円筒状の半硬質磁性体(ま
たは永久磁石)を圧入し、前記永久磁石(または半硬質
磁性体)と前記半硬質磁性体(または永久磁石)とが対
向するように同軸に配置して前記内部回転軸と前記外部
回転軸とを相対回転可能に一体化するトルクリミッタの
製造方法であって、前記外部回転軸の内周面の軸方向の
長さは、内周面上で前記半硬質磁性体(または永久磁
石)の位置を軸方向に変更することにより、前記内部回
転軸と前記外部回転軸の配置を変えることなく前記永久
磁石と前記半硬質磁性体の対向面積を変えることを可能
とする程度に、前記半硬質磁性体(または永久磁石)の
長さよりも十分に長く、前記圧入具合を調整して、前記
内部回転軸と前記外部回転軸とを一体化したときの前記
永久磁石と前記半硬質磁性体との対向面積を変え、所定
のヒステリシストルクを得ることを特徴とするトルクリ
ミッタの製造方法を提供する。また、この発明は、内部
回転軸の外周面に円筒状の永久磁石(または半硬質磁性
体)を圧入し、外部回転軸の内周面に円筒状の半硬質磁
性体(または永久磁石)を設け、前記永久磁石(または
半硬質磁性体)と前記半硬質磁性体(または永久磁石)
とが対向するように同軸に配置して前記内部回転軸と前
記外部回転軸とを相対回転可能に一体化するトルクリミ
ッタの製造方法であって、前記内部回転軸の外周面の軸
方向の長さは、外周面上で前記永久磁石(または半硬質
磁性体)の位置を軸方向に変更することにより、前記内
部回転軸と前記外部回転軸の配置を変えることなく前記
永久磁石と前記半硬質磁性体の対向面積を変えることを
可能とする程度に、前記永久磁石(または半硬質磁性
体)の長さよりも十分に長く、前記圧入具合を調整し
て、前記内部回転軸と前記外部回転軸とを一体化したと
きの前記永久磁石と前記半硬質磁性体との対向面積を変
え、所定のヒステリシストルクを得ることを特徴とする
トルクリミッタの製造方法を提供する。
【0007】
【作用】上記第1の観点によるトルクリミッタでは、
部回転軸の内周面の軸方向の長さを半硬質磁性体(また
は永久磁石)の長さよりも十分に長くし、外部回転軸の
内周面上で半硬質磁性体(または永久磁石)の位置を軸
方向に変更することにより内部回転軸と外部回転軸の配
置を変えることなく半硬質磁性体(または永久磁石)と
内部回転軸の永久磁石(または半硬質磁性体)の対向面
積を変えることを可能とした。また、上記第1の観点に
よるトルクリミッタでは、内部回転軸の外周面の軸方向
の長さを永久磁石(または半硬質磁性体)の長さよりも
十分に長くし、内部回転軸の外周面上で永久磁石(また
は半硬質磁性体)の位置を軸方向に変更することにより
内部回転軸と外部回転軸の配置を変えることなく永久磁
石(または半硬質磁性体)と外部回転軸の半硬質磁性体
(または永久磁石)の対向面積を変えることを可能とし
た。このように、永久磁石と半硬質磁性体の対向面積を
変えることで、ヒステリシストルクを容易に調節するこ
とが出来る。また、内部回転軸と外部回転軸の配置は変
えないから、トルクリミッタの全長が変動せず、トルク
リミッタの全長の変動を吸収する機構が不要となり、ト
ルクリミッタを取り付ける機械側の構成を簡単化でき
る。また、トルクリミッタも簡単な構造となり、生産性
が良くなり、コストを安価にできる。
【0008】上記第2の観点によるトルクリミッタの製
造方法では、外部回転軸の内周面の軸方向の長さを半硬
質磁性体(または永久磁石)の長さよりも十分に長くし
ておき、外部回転軸の内周面上で半硬質磁性体(または
永久磁石)の位置を軸方向に変更することにより内部回
転軸と外部回転軸の配置を変えることなく半硬質磁性体
(または永久磁石)と内部回転軸の永久磁石(または半
硬質磁性体)の対向面積を変えることを可能にしてお
く。そして、外周面に永久磁石(または半硬質磁性体)
を設けた内部回転軸と内周面に半硬質磁性体(または永
久磁石)を圧入した外部回転軸とを、前記永久磁石と前
記半硬質磁性体とが対向するように配置し、一体化す
る。そして、前記圧入の際、圧入具合を調節して、前記
外部回転軸の内周面上での前記半硬質磁性体(または永
久磁石)の位置を調整し、前記内部回転軸と前記外部回
転軸とを一体化したときの前記永久磁石と前記半硬質磁
性体との対向面積を変える。また、上記第2の観点によ
るトルクリミッタの製造方法では、内部回転軸の外周面
の軸方向の長さを永久磁石(または半硬質磁性体)の長
さよりも十分に長くしておき、内部回転軸の外周面上で
永久磁石(または半硬質磁性体)の位置を軸方向に変更
することにより内部回転軸と外部回転軸の配置を変える
ことなく永久磁石(または半硬質磁性体)と外部回転軸
の半硬質磁性体(または永久磁石)の対向面積を変える
ことを可能にしておく。そして、外周面に永久磁石(ま
たは半硬質磁性体)を圧入した内部回転軸と内周面に半
硬質磁性体(または永久磁石)を設けた外部回転軸と
を、前記永久磁石と前記半硬質磁性体とが対向するよう
に配置し、一体化する。そして、前記圧入の際、圧入具
合を調節して、前記内部回転軸の外周面上での永久磁石
(または半硬質磁性体)の位置を調整し、前記内部回転
軸と前記外部回転軸とを一体化したときの前記永久磁石
と前記半硬質磁性体との対向面積を変える。このよう
に、永久磁石と半硬質磁性体の対向面積を変えること
で、ヒステリシストルクを容易に調節することが出来
る。また、内部回転軸と外部回転軸の配置は変えないか
ら、トルクリミッタの全長が変動せず、トルクリミッタ
の全長の変動を吸収する機構が不要となり、トルクリミ
ッタを取り付ける機械側の構成を簡単化できる。また、
トルクリミッタも簡単な構造となり、生産性が良くな
り、コストを安価にできる。
【0009】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの発明をさら
に詳細に説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。図1は、この発明の一実施例のトル
クリミッタを示す断面図である。このトルクリミッタ1
00は、外周面11に円筒状の永久磁石3を嵌め込んで
接着した内部回転軸1と、内周面21に円筒状の半硬質
磁性体4を圧入した外部回転軸2とを、前記永久磁石3
と前記半硬質磁性体4とが対向するように同軸に配置
し、相対回転可能に一体化して構成されている。
【0010】前記永久磁石3は、例えばネオジュウムボ
ンド磁石であり、回転方向に交互にN極およびS極を有
しており、その外径R1は例えば8mmであり、幅H1
は例えば15mmである。なお、永久磁石3として、フ
ェライト系プラスチック磁石、希土類磁石(Sm−Co
系,Nd−Fe−B系)、金属磁石(Al−Ni−Co系,
Fe−Cr−Co系)などを用いてもよい。
【0011】前記内部回転軸1は、例えばステンレス製
であり、前記永久磁石3の位置決めをし且つ当該内部
転軸1が前記外部回転軸2から抜けるのを防止するフラ
ンジ部12と、トルクリミッタ100を取り付ける機械
側の駆動シャフト(図示省略)を嵌入する軸穴13とを
有している。
【0012】前記半硬質磁性体4は、例えばマルテンサ
イト系ステンレス鋼であり、その内径R2は例えば10
mmであり、幅H2は例えば23mmである。なお、半
硬質磁性体4として、Mn鋼系、Cr−Co系、析出硬化
系ステンレス鋼、Cr鋼などを用いてもよい。
【0013】前記外部回転軸2は、例えばポリオレフィ
ン樹脂であり、圧入された前記半硬質磁性体4を保持す
る胴部22と、前記内部回転軸1の一端部1aを支持す
る軸受部25を有する上蓋部23と、前記内部回転軸1
の他端部1bを支持する軸受部26を有する下蓋部24
とからなる3分割構造である。前記外部回転軸2の内周
面21の幅Wは、前記半硬質磁性体4の幅H2よりも十
分に長くしてある。これにより、外部回転軸2の内周面
21上で、半硬質磁性体4の位置を、軸方向に変更する
ことが出来る。そして、この位置の変更により、内部回
転軸1と外部回転軸2の配置を変えることなく、半硬質
磁性体4と内部回転軸1の永久磁石3の対向面積を変更
可能になる。
【0014】図1の組立て状態では、前記永久磁石3の
全長H1に対して対向するように前記半硬質磁性体4を
圧入している。この場合の対向面積はπ・R1・H1=
約376平方mmであり、伝達しうるヒステリシストル
クは約350gfmmである。図2は、上記トルクリミ
ッタ100において、前記半硬質磁性体4の圧入具合を
変えたもので、前記永久磁石3の部分長H3に対して対
向するように前記半硬質磁性体4を圧入している。前記
H3=12mmとすると、対向面積はπ・R1・H3=
約300平方mmであり、伝達しうるヒステリシストル
クは約290gfmmである。このように、前記半硬質
磁性体4の圧入具合を変えることで、ヒステリシストル
クを容易に調節できる。一方、内部回転軸1と外部回転
軸2の配置は変えないから、トルクリミッタ200の全
長が変動せず、トルクリミッタ200を取り付ける機械
側の構成を簡単化できる。また、トルクリミッタ200
も簡単な構造となり、生産性が良くなり、コストを安価
にできる。
【0015】次に、トルクリミッタ100の製造方法に
ついて説明する。まず、図3の(a)および(b)に示
すように、前記外部回転軸2の上蓋部23を取り外した
状態で、前記半硬質磁性体4を前記外部回転軸2の胴部
22に圧入する。次に、図3の(c)に示すように、外
周面11に永久磁石3を固設した内部回転軸1を、その
他端部1bが前記外部回転軸2の軸受部26で支持され
るように、前記外部回転軸2内に挿入する。次に、図3
の(d)に示すように、前記内部回転軸1の一端部1a
が前記外部回転軸2の軸受部25で支持されるように、
前記外部回転軸2の上蓋部23を前記外部回転軸2の胴
部22に嵌め込む。
【0016】図4は、前記圧入を行う圧入機Mの斜視図
である。圧入機Mの台座M4の上に外部回転軸2を載置
し、その外部回転軸2の上に半硬質磁性体4を載置し、
圧入機MのレバーM1を押し下げ、圧入機Mの押圧部M
2で半硬質磁性体4を押し、半硬質磁性体4を外部回転
軸2内に圧入する。圧入具合は、圧入機Mの頭部に設け
られたストッパ機構M3により調節する。なお、半硬質
磁性体4を圧入しすぎた場合は、下蓋部24を取り外
し、半硬質磁性体4を押し上げればよい。
【0017】
【発明の効果】この発明のトルクリミッタは上記のよう
に構成されているため、永久磁石と半硬質磁性体の対向
面積を変えることで、ヒステリシストルクを容易に調節
することが出来る。また、内部回転軸と外部回転軸の配
置は変えないから、トルクリミッタの全長が変動せず、
トルクリミッタの全長の変動を吸収する機構が不要とな
り、トルクリミッタを取り付ける機械側の構成を簡単化
できる。また、トルクリミッタも簡単な構造となり、生
産性が良くなり、コストを安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のトルクリミッタを示す断
面図である。
【図2】半硬質磁性体の圧入具合を変えた場合の図1の
トルクリミッタの断面図である。
【図3】図1のトルクリミッタの製造方法を示す説明図
である。
【図4】半硬質磁性体の圧入方法を示す説明図である。
【図5】従来のトルクリミッタの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
100 トルクリミッタ 1 内部回転軸 11 外周面 12 フランジ部 2 外部回転軸 21 内周面 22 胴部 23 上蓋部 24 下蓋部 25 軸受部 26 軸受部 3 永久磁石 4 半硬質磁性体

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に円筒状の永久磁石(または半硬
    質磁性体)を設けた内部回転軸と、内周面に円筒状の半
    硬質磁性体(または永久磁石)を設けた外部回転軸とを
    具備し、前記永久磁石(または半硬質磁性体)と前記半
    硬質磁性体(または永久磁石)とが対向するように前記
    内部回転軸と前記外部回転軸とを同軸に配置し相対回転
    可能に一体化し、前記永久磁石と前記半硬質磁性体との
    間に働くヒステリシストルクによって前記内部回転軸と
    前記外部回転軸との間でトルクを伝達するトルクリミッ
    タであって、前記外部回転軸の内周面の軸方向の長さは、内周面上で
    前記半硬質磁性体(または永久磁石)の位置を軸方向に
    変更することにより、前記内部回転軸と前記外部回転軸
    の配置を変えることなく前記永久磁石と前記半硬質磁性
    体の対向面積を変えることを可能とする程度に、前記半
    硬質磁性体(または永久磁石)の長さよりも十分に長
    く、 前記位置の変更により前記永久磁石と前記半硬質磁性体
    の対向面積を変え、ヒステリシストルクを調節可能とし
    たことを特徴とするトルクリミッタ。
  2. 【請求項2】 内部回転軸の外周面に円筒状の永久磁石
    (または半硬質磁性体)を設け、外部回転軸の内周面に
    円筒状の半硬質磁性体(または永久磁石)を圧入し、
    記永久磁石(または半硬質磁性体)と前記半硬質磁性体
    (または永久磁石)とが対向するように同軸に配置して
    前記内部回転軸と前記外部回転軸とを相対回転可能に一
    体化するトルクリミッタの製造方法であって、前記外部回転軸の内周面の軸方向の長さは、内周面上で
    前記半硬質磁性体(または永久磁石)の位置を軸方向に
    変更することにより、前記内部回転軸と前記外部回転軸
    の配置を変えることなく前記永久磁石と前記半硬質磁性
    体の対向面積を変えることを可能とする程度に、前記半
    硬質磁性体(または永久磁石)の長さよりも十分に長
    く、 前記圧入具合を調整して、前記内部回転軸と前記外部回
    転軸とを一体化したときの前記永久磁石と前記半硬質磁
    性体との対向面積を変え、所定のヒステリシストルクを
    得ることを特徴とするトルクリミッタの製造方法。
  3. 【請求項3】 外周面に円筒状の永久磁石(または半硬
    質磁性体)を設けた 内部回転軸と、内周面に円筒状の半
    硬質磁性体(または永久磁石)を設けた外部回転軸とを
    具備し、前記永久磁石(または半硬質磁性体)と前記半
    硬質磁性体(または永久磁石)とが対向するように前記
    内部回転軸と前記外部回転軸とを同軸に配置し相対回転
    可能に一体化し、前記永久磁石と前記半硬質磁性体との
    間に働くヒステリシストルクによって前記内部回転軸と
    前記外部回転軸との間でトルクを伝達するトルクリミッ
    タであって、 前記内部回転軸の外周面の軸方向の長さは、外周面上で
    前記永久磁石(または半硬質磁性体)の位置を軸方向に
    変更することにより、前記内部回転軸と前記外部回転軸
    の配置を変えることなく前記永久磁石と前記半硬質磁性
    体の対向面積を変えることを可能とする程度に、前記永
    久磁石(または半硬質磁性体)の長さよりも十分に長
    く、 前記位置の変更により前記永久磁石と前記半硬質磁性体
    の対向面積を変え、ヒステリシストルクを調節可能とし
    たことを特徴とするトルクリミッタ。
  4. 【請求項4】 内部回転軸の外周面に円筒状の永久磁石
    (または半硬質磁性体)を圧入し、外部回転軸の内周面
    に円筒状の半硬質磁性体(または永久磁石)を設け、前
    記永久磁石(または半硬質磁性体)と前記半硬質磁性体
    (または永久磁石)とが対向するように同軸に配置して
    前記内部回転軸と前記外部回転軸とを相対回転可能に一
    体化するトルクリミッタの製造方法であって、 前記内部回転軸の外周面の軸方向の長さは、外周面上で
    前記永久磁石(または半硬質磁性体)の位置を軸方向に
    変更することにより、前記内部回転軸と前記外部回転軸
    の配置を変えることなく前記永久磁石と前記半硬質磁性
    体の対向面積を変えることを可能とする程度に、前記永
    久磁石(または半硬質磁性体)の長さよりも十分に長
    く、 前記圧入具合を調整して、前記内部回転軸と前記外部回
    転軸とを一体化したときの前記永久磁石と前記半硬質磁
    性体との対向面積を変え、所定のヒステリシストルクを
    得ることを特徴とするトルクリミッタの製造方法。
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