JPH09247906A - ブラシホルダー - Google Patents
ブラシホルダーInfo
- Publication number
- JPH09247906A JPH09247906A JP5458096A JP5458096A JPH09247906A JP H09247906 A JPH09247906 A JP H09247906A JP 5458096 A JP5458096 A JP 5458096A JP 5458096 A JP5458096 A JP 5458096A JP H09247906 A JPH09247906 A JP H09247906A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush holder
- bearing
- inner diameter
- bearing housing
- outer diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はブラケットを使用せずしてモータの
機能を果たし、安価で薄型，軽量なモータにするブラシ
ホルダーを提供する。 【解決手段】 ブラシホルダーにベアリングハウジング
を一体に成形し、その深さをベアリング幅の１／３〜１
／２とし、ブラシホルダー外径はフレーム内径に圧入，
ベアリングはハウジングに圧入することにより、ブラシ
ホルダー自体がブラケットの機能を有することになり、
ブラケットを不要にする。
機能を果たし、安価で薄型，軽量なモータにするブラシ
ホルダーを提供する。 【解決手段】 ブラシホルダーにベアリングハウジング
を一体に成形し、その深さをベアリング幅の１／３〜１
／２とし、ブラシホルダー外径はフレーム内径に圧入，
ベアリングはハウジングに圧入することにより、ブラシ
ホルダー自体がブラケットの機能を有することになり、
ブラケットを不要にする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のアクチュエ
ータやポンプ用として用いられる整流子モータのブラシ
ホルダーに関するものである。
ータやポンプ用として用いられる整流子モータのブラシ
ホルダーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、自動車の電化が進み、モータが多
用されるようになって久しいが、省エネルギーの点で小
型化，軽量化の要望が一段と厳しいものとなってきてい
る。
用されるようになって久しいが、省エネルギーの点で小
型化，軽量化の要望が一段と厳しいものとなってきてい
る。
【０００３】図３は従来のブラシホルダーを使用したモ
ータの内部構成を示す半断面図、図４は従来のブラシホ
ルダー正面図である。
ータの内部構成を示す半断面図、図４は従来のブラシホ
ルダー正面図である。
【０００４】図３，図４に示すように、ブラシホルダー
１には黄銅板より成るブラシ箱２とターミナル３がカシ
メなどにより固定されており、ブラシ箱２にはバネ５に
よりブラシホルダーの中心方向つまり回転軸１３の方向
に付勢されたブラシ４が挿入されている。なお、バネ５
は通常はコイルバネが使用される。また、ブラシ４に埋
設されたピグテール６はターミナル３に溶接などにより
固定されている。このようにアセンブルされたブラシホ
ルダー１は、フレーム７とブラケット８により挟み込ま
れ固定されている。ターミナル３に給電されるとブラシ
４，整流子９を介してコア１９に巻装されたコイル１０
に給電され、マグネット１２が持つ磁束により回転力を
得、ベアリング１１により保持された回転軸１３が回転
しトルクが出力される。
１には黄銅板より成るブラシ箱２とターミナル３がカシ
メなどにより固定されており、ブラシ箱２にはバネ５に
よりブラシホルダーの中心方向つまり回転軸１３の方向
に付勢されたブラシ４が挿入されている。なお、バネ５
は通常はコイルバネが使用される。また、ブラシ４に埋
設されたピグテール６はターミナル３に溶接などにより
固定されている。このようにアセンブルされたブラシホ
ルダー１は、フレーム７とブラケット８により挟み込ま
れ固定されている。ターミナル３に給電されるとブラシ
４，整流子９を介してコア１９に巻装されたコイル１０
に給電され、マグネット１２が持つ磁束により回転力を
得、ベアリング１１により保持された回転軸１３が回転
しトルクが出力される。
【０００５】また、このように構成されたモータは通し
ボルトなどにより本体１４に固定されている。
ボルトなどにより本体１４に固定されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のブラ
シホルダーを有するモータでは、トルクを伝えるための
ベアリング１１を支持する目的のみのためにブラケット
８を要し、モータの重量，長さの点で不利であった。
シホルダーを有するモータでは、トルクを伝えるための
ベアリング１１を支持する目的のみのためにブラケット
８を要し、モータの重量，長さの点で不利であった。
【０００７】本発明は上記課題を解決するもので、薄型
で軽量かつ安価なモータにするブラシホルダーを提供す
ることを目的としている。
で軽量かつ安価なモータにするブラシホルダーを提供す
ることを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、円盤状のブラシホルダーの一方の面に一体
に成形されたベアリングハウジングを有し、ブラシホル
ダーの外径は全周もしくは部分的にフレーム内径より大
とし、ベアリングハウジング内径はベアリング外径より
全周もしくは部分的に小とし、かつ深さをベアリング幅
の１／３〜１／２とさせてなるものである。
に本発明は、円盤状のブラシホルダーの一方の面に一体
に成形されたベアリングハウジングを有し、ブラシホル
ダーの外径は全周もしくは部分的にフレーム内径より大
とし、ベアリングハウジング内径はベアリング外径より
全周もしくは部分的に小とし、かつ深さをベアリング幅
の１／３〜１／２とさせてなるものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、合成樹脂からなり、円盤状で中心に軸が貫通するた
めの孔部を有し、一方の面に導電性金属よりなるブラシ
箱及びターミナル、炭素または炭素を主材料とするブラ
シ、弾性体よりなるバネがアセンブルされており、もう
一方の面には一体に形成された同面側に開口部を有する
ベアリングハウジングを備えたブラシホルダーであっ
て、前記ブラシホルダー外径は全周もしくは部分的にフ
レーム内径より大とし、前記ベアリングハウジングの内
径を全周もしくは部分的にベアリング外径よりも小と
し、深さをベアリング幅の半分以下かつ３分の１以上と
したものであり、ベアリングはブラシホルダーに、ブラ
シホルダーはフレームに圧入保持されているのでブラケ
ットを必要とせず、モータを薄く，軽く、しかも安価に
提供できるという作用を有する。
は、合成樹脂からなり、円盤状で中心に軸が貫通するた
めの孔部を有し、一方の面に導電性金属よりなるブラシ
箱及びターミナル、炭素または炭素を主材料とするブラ
シ、弾性体よりなるバネがアセンブルされており、もう
一方の面には一体に形成された同面側に開口部を有する
ベアリングハウジングを備えたブラシホルダーであっ
て、前記ブラシホルダー外径は全周もしくは部分的にフ
レーム内径より大とし、前記ベアリングハウジングの内
径を全周もしくは部分的にベアリング外径よりも小と
し、深さをベアリング幅の半分以下かつ３分の１以上と
したものであり、ベアリングはブラシホルダーに、ブラ
シホルダーはフレームに圧入保持されているのでブラケ
ットを必要とせず、モータを薄く，軽く、しかも安価に
提供できるという作用を有する。
【００１０】以下、本発明の実施の形態について、図１
から図２を用いて説明する。 （実施の形態１）図１は本発明の一実施の形態によるブ
ラシホルダーを使用したモータの内部構成を示す半断面
図、図２（ａ）は本発明の一実施の形態によるブラシホ
ルダー正面図、図２（ｂ）は同ブラシホルダーの裏面図
である。
から図２を用いて説明する。 （実施の形態１）図１は本発明の一実施の形態によるブ
ラシホルダーを使用したモータの内部構成を示す半断面
図、図２（ａ）は本発明の一実施の形態によるブラシホ
ルダー正面図、図２（ｂ）は同ブラシホルダーの裏面図
である。
【００１１】図に示すようにブラシホルダー１，ブラシ
箱２，ターミナル３，ブラシ４，バネ５のアセンブルは
従来例と同一であり説明は省略する。なお、ブラシホル
ダー１は機械的強度，耐熱性，化学的安定性等を考慮し
てＰＥＴ，ＰＢＴ，ＰＰＳ，フェノールなどの樹脂を用
いることが望ましい。ブラシホルダーの外径１７は全周
もしくは部分的にフレーム７の内径より小としてあり、
フレーム７に設けられたストッパー１５までブラシホル
ダー１が圧入される。また、ブラシホルダー１のベアリ
ングハウジング１８の内径はベアリング１１の外径より
全周もしくは部分的に小としてあり、かつベアリングハ
ウジング１８の深さはベアリング１１の幅の１／３〜１
／２としてあるために、ベアリング１１はベアリングハ
ウジング１８の端面より１／３〜１／２飛び出した状態
で圧入されることになる。
箱２，ターミナル３，ブラシ４，バネ５のアセンブルは
従来例と同一であり説明は省略する。なお、ブラシホル
ダー１は機械的強度，耐熱性，化学的安定性等を考慮し
てＰＥＴ，ＰＢＴ，ＰＰＳ，フェノールなどの樹脂を用
いることが望ましい。ブラシホルダーの外径１７は全周
もしくは部分的にフレーム７の内径より小としてあり、
フレーム７に設けられたストッパー１５までブラシホル
ダー１が圧入される。また、ブラシホルダー１のベアリ
ングハウジング１８の内径はベアリング１１の外径より
全周もしくは部分的に小としてあり、かつベアリングハ
ウジング１８の深さはベアリング１１の幅の１／３〜１
／２としてあるために、ベアリング１１はベアリングハ
ウジング１８の端面より１／３〜１／２飛び出した状態
で圧入されることになる。
【００１２】このように構成されたモータは通しボルト
などを介し、本体１４に固定されることになるが、本体
１４はモータのベアリング１１を支持する本体側ベアリ
ングハウジング１６が設けられてあり、ベアリング１１
の幅の２／３〜１／２を本体側ベアリング１６が支持す
ることになる。
などを介し、本体１４に固定されることになるが、本体
１４はモータのベアリング１１を支持する本体側ベアリ
ングハウジング１６が設けられてあり、ベアリング１１
の幅の２／３〜１／２を本体側ベアリング１６が支持す
ることになる。
【００１３】ブラシホルダー１は樹脂成形品であり、熱
クリープによる圧入部（ブラシホルダー１の外径１７と
フレーム７の内径，ブラシホルダー１のハウジング１８
とベアリング１１の外径）にガタが発生することは避け
られない。これを回避するためにブラシホルダー１自体
は、フレーム７のストッパー１５と本体１４で挟み込ん
で固定、ベアリング１１は本体側ベアリングハウジング
１６で支持している。よってブラシホルダー１の外径１
７の、フレーム７の内径に対する圧入力，ベアリング１
１のブラシホルダー１の、ハウジング１８に対する圧入
力は、本体１４に取り付けられるまでの作業（特性テス
ト，輸送など）に耐える程度で良い。
クリープによる圧入部（ブラシホルダー１の外径１７と
フレーム７の内径，ブラシホルダー１のハウジング１８
とベアリング１１の外径）にガタが発生することは避け
られない。これを回避するためにブラシホルダー１自体
は、フレーム７のストッパー１５と本体１４で挟み込ん
で固定、ベアリング１１は本体側ベアリングハウジング
１６で支持している。よってブラシホルダー１の外径１
７の、フレーム７の内径に対する圧入力，ベアリング１
１のブラシホルダー１の、ハウジング１８に対する圧入
力は、本体１４に取り付けられるまでの作業（特性テス
ト，輸送など）に耐える程度で良い。
【００１４】なお、以上の説明ではブラシホルダー自体
がブラケットの機能を有しているため、ブラケットを必
要とせず安価で薄型，軽いモータに仕上がる。
がブラケットの機能を有しているため、ブラケットを必
要とせず安価で薄型，軽いモータに仕上がる。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ブラケッ
トを使用せずしてモータとしての機能を有しているため
に、薄型，軽量かつ安価なモータが提供できる。
トを使用せずしてモータとしての機能を有しているため
に、薄型，軽量かつ安価なモータが提供できる。
【図１】本発明の一実施の形態によるブラシホルダーを
使用したモータの内部構成を示す半断面図
使用したモータの内部構成を示す半断面図
【図２】（ａ）本発明の一実施の形態によるブラシホル
ダー正面図 （ｂ）本発明の一実施の形態によるブラシホルダー裏面
図
ダー正面図 （ｂ）本発明の一実施の形態によるブラシホルダー裏面
図
【図３】従来のブラシホルダーを使用したモータの内部
構成を示す半断面図
構成を示す半断面図
【図４】従来のブラシホルダー正面図
１ ブラシホルダー ２ ブラシ箱 ３ ターミナル ４ ブラシ ５ バネ ６ ピグテール ７ フレーム ８ ブラケット ９ 整流子 １０ コイル １１ ベアリング １２ マグネット １３ 軸 １４ 本体 １５ ストッパー １６ 本体側ベアリングハウジング １７ ブラシホルダー外径 １８ ベアリングハウジング １９ コア
Claims (1)
- 【請求項１】合成樹脂からなり、円盤状で中心に軸が貫
通するための孔部を有し、一方の面に導電性金属よりな
るブラシ箱及びターミナル、炭素または炭素を主材料と
するブラシ、弾性体よりなるバネがアセンブルされてお
り、もう一方の面には一体に形成された同面側に開口部
を有するベアリングハウジングを備えたブラシホルダー
であって、前記ブラシホルダー外径は全周もしくは部分
的にフレーム内径より大とし、前記ベアリングハウジン
グの内径を全周もしくは部分的にベアリング外径よりも
小とし、深さをベアリング幅の半分以下かつ３分の１以
上としたことを特徴とするブラシホルダー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05458096A JP3487066B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | ブラシホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05458096A JP3487066B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | ブラシホルダー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09247906A true JPH09247906A (ja) | 1997-09-19 |
| JP3487066B2 JP3487066B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=12974646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05458096A Expired - Lifetime JP3487066B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | ブラシホルダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3487066B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002291203A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-04 | Showa Corp | 電動パワーステアリング装置 |
| JP2011504719A (ja) * | 2007-11-22 | 2011-02-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 直流機 |
| JP2012065390A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-03-29 | Tamagawa Seiki Co Ltd | モータハウジング圧入ケース一体型レゾルバ構造 |
| US11251675B2 (en) | 2017-02-20 | 2022-02-15 | Nidec Corporation | Motor |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5169020B2 (ja) | 2007-05-16 | 2013-03-27 | アイシン精機株式会社 | 軸受ホルダを備えたモータ |
-
1996
- 1996-03-12 JP JP05458096A patent/JP3487066B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002291203A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-04 | Showa Corp | 電動パワーステアリング装置 |
| JP4690568B2 (ja) * | 2001-03-28 | 2011-06-01 | 株式会社ショーワ | 電動パワーステアリング装置 |
| JP2011504719A (ja) * | 2007-11-22 | 2011-02-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 直流機 |
| JP2012065390A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-03-29 | Tamagawa Seiki Co Ltd | モータハウジング圧入ケース一体型レゾルバ構造 |
| US11251675B2 (en) | 2017-02-20 | 2022-02-15 | Nidec Corporation | Motor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3487066B2 (ja) | 2004-01-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071031 Year of fee payment: 4 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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