JP3096745B2 - パルスカウント機能を有した熱線式検知器 - Google Patents
パルスカウント機能を有した熱線式検知器Info
- Publication number
- JP3096745B2 JP3096745B2 JP03274558A JP27455891A JP3096745B2 JP 3096745 B2 JP3096745 B2 JP 3096745B2 JP 03274558 A JP03274558 A JP 03274558A JP 27455891 A JP27455891 A JP 27455891A JP 3096745 B2 JP3096745 B2 JP 3096745B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse
- hot
- detection
- heat ray
- test mode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Burglar Alarm Systems (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パルスカウント機能を
有した熱線式検知器の改良に関する。
有した熱線式検知器の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】近時、防犯用のセキュリティーシステム
や、店舗などで用いられる来客報知システムなどが開発
され使用されるようになってきたが、このようなシステ
ムには、人体から放射される遠赤外線の変動を検知し
て、変化量に応じた検知信号を出力する焦電素子を利用
した熱線式検知器が使用されている。
や、店舗などで用いられる来客報知システムなどが開発
され使用されるようになってきたが、このようなシステ
ムには、人体から放射される遠赤外線の変動を検知し
て、変化量に応じた検知信号を出力する焦電素子を利用
した熱線式検知器が使用されている。
【０００３】このような熱線式検知器では、図６の
（ａ）に示したように、検知エリアＥに経路Ｃ１を通っ
て人が侵入したときに直ちに発報させるもの（図６の
（ｂ），（ｃ）参照）や、図７の（ａ）に示したように
検知エリアＥを経路Ｃ２を通って人が通過したときに発
報させるもの（図７の（ｂ），（ｃ）参照）などがある
が、通過検知型のものでは、人が検知エリアＥに侵入し
た時点から所定時間内に、人が検知エリアＥから離脱す
ることによって生じる熱線変動を検知したときに発報さ
せるようなパルスカウント機能を有した構成とされてい
る。
（ａ）に示したように、検知エリアＥに経路Ｃ１を通っ
て人が侵入したときに直ちに発報させるもの（図６の
（ｂ），（ｃ）参照）や、図７の（ａ）に示したように
検知エリアＥを経路Ｃ２を通って人が通過したときに発
報させるもの（図７の（ｂ），（ｃ）参照）などがある
が、通過検知型のものでは、人が検知エリアＥに侵入し
た時点から所定時間内に、人が検知エリアＥから離脱す
ることによって生じる熱線変動を検知したときに発報さ
せるようなパルスカウント機能を有した構成とされてい
る。
【０００４】ところで、このようなパルスカウント機能
を有した熱線式検知器では、施工時の検知エリアの設定
や動作試験を容易に行えるようにするための試験モード
を備えており、試験モードに設定中は、発報表示灯を点
灯させて容易に発報確認を行えるようにされているが、
このような発報表示灯だけでは、検知エリアのどの部分
を人体が移動したときに何回熱線が検知されたかとか、
あるいは、１度目の熱線が検知されてから２度目の熱線
が検知されて発報するまでの時間が所定値以内に納まっ
ているかなどをチェックすることができず、動作試験の
不満を残していた。
を有した熱線式検知器では、施工時の検知エリアの設定
や動作試験を容易に行えるようにするための試験モード
を備えており、試験モードに設定中は、発報表示灯を点
灯させて容易に発報確認を行えるようにされているが、
このような発報表示灯だけでは、検知エリアのどの部分
を人体が移動したときに何回熱線が検知されたかとか、
あるいは、１度目の熱線が検知されてから２度目の熱線
が検知されて発報するまでの時間が所定値以内に納まっ
ているかなどをチェックすることができず、動作試験の
不満を残していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みて提案されるもので、試験モードにおいて、熱線の
検知回数を表示させることによって人体の移動に伴う熱
線の検知状態を正確に把握できるようにし、これによっ
て、取付施工を容易にしたパルスカウント機能を有した
熱線式検知器を提供することを目的としている。
鑑みて提案されるもので、試験モードにおいて、熱線の
検知回数を表示させることによって人体の移動に伴う熱
線の検知状態を正確に把握できるようにし、これによっ
て、取付施工を容易にしたパルスカウント機能を有した
熱線式検知器を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される請求項１に記載の本発明は、試験スイッチ
の操作によって所定の試験時間だけ試験モードに切換設
定を行う試験モード切換部と、人体から発せられる熱線
を処理した熱線パルスの検知回数を順次表示するパルス
番号表示部と、上記試験モード時に限って、上記パルス
番号表示部の表示を許容する表示制御部と、上記試験モ
ードに応じて定められた有効検知時間内における熱線パ
ルスの検知回数をカウントしながら、上記パルス番号表
示部で表示させる検知信号処理部とを備えた構成とされ
ている。
に提案される請求項１に記載の本発明は、試験スイッチ
の操作によって所定の試験時間だけ試験モードに切換設
定を行う試験モード切換部と、人体から発せられる熱線
を処理した熱線パルスの検知回数を順次表示するパルス
番号表示部と、上記試験モード時に限って、上記パルス
番号表示部の表示を許容する表示制御部と、上記試験モ
ードに応じて定められた有効検知時間内における熱線パ
ルスの検知回数をカウントしながら、上記パルス番号表
示部で表示させる検知信号処理部とを備えた構成とされ
ている。
【０００７】また、請求項２に記載の本発明は、上記パ
ルス番号表示部が複数の表示灯を有しており、検知信号
処理部から伝送される駆動信号を受けて、複数の表示灯
を順次点灯駆動するようにされている。
ルス番号表示部が複数の表示灯を有しており、検知信号
処理部から伝送される駆動信号を受けて、複数の表示灯
を順次点灯駆動するようにされている。
【０００８】
【作用】請求項１に記載の本発明では、試験スイッチを
操作すると試験モード切換部によって試験モードに切換
設定され、この期間は、表示制御部によってパルス番号
表示部の表示が許容される。このようにして試験モード
に切換設定されると、予め定められた有効検知時間内に
熱線が検知される毎に、信号処理部では、検知回数を順
次カウントしながらパルス番号表示部でその検知回数を
表示させる。このため、検知エリア付近で移動しなが
ら、パルス番号表示部で表示される熱線の検知回数を見
ることによって、熱線の検知状態を正確に把握すること
ができる。
操作すると試験モード切換部によって試験モードに切換
設定され、この期間は、表示制御部によってパルス番号
表示部の表示が許容される。このようにして試験モード
に切換設定されると、予め定められた有効検知時間内に
熱線が検知される毎に、信号処理部では、検知回数を順
次カウントしながらパルス番号表示部でその検知回数を
表示させる。このため、検知エリア付近で移動しなが
ら、パルス番号表示部で表示される熱線の検知回数を見
ることによって、熱線の検知状態を正確に把握すること
ができる。
【０００９】請求項２に記載の本発明は、熱線が検知さ
れる毎に、検知信号処理部では、パルス番号表示部の表
示灯を順次点灯駆動させて検知回数を表示させる。
れる毎に、検知信号処理部では、パルス番号表示部の表
示灯を順次点灯駆動させて検知回数を表示させる。
【００１０】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。図１は、本発明のパルスカウント機能を有した
熱線式検知器１の構成例図を示したもので、図におい
て、１０は人体から発せられる熱線を検知する熱線セン
サー、１１は検知信号を増幅する増幅回路、１２は増幅
された検知信号が所定の閾値を越えたときに熱線パルス
を出力するウインドコンパレータ、１３は熱線パルスを
受けて所定の有効検知時間Ｔだけタイマー信号を出力す
るタイマー回路である。また、１４は熱線パルスを処理
する検知信号処理部、１５は検知信号処理部１４から発
報制御信号を受けて外部に発報信号を移報出力する発報
回路、１６はパルス番号表示部、１７は試験スイッチ１
７ａの操作によって試験モードに切換設定を行う試験モ
ード切換部、１８は試験モード設定中はパルス番号表示
部の表示を許容する表示制御部である。
明する。図１は、本発明のパルスカウント機能を有した
熱線式検知器１の構成例図を示したもので、図におい
て、１０は人体から発せられる熱線を検知する熱線セン
サー、１１は検知信号を増幅する増幅回路、１２は増幅
された検知信号が所定の閾値を越えたときに熱線パルス
を出力するウインドコンパレータ、１３は熱線パルスを
受けて所定の有効検知時間Ｔだけタイマー信号を出力す
るタイマー回路である。また、１４は熱線パルスを処理
する検知信号処理部、１５は検知信号処理部１４から発
報制御信号を受けて外部に発報信号を移報出力する発報
回路、１６はパルス番号表示部、１７は試験スイッチ１
７ａの操作によって試験モードに切換設定を行う試験モ
ード切換部、１８は試験モード設定中はパルス番号表示
部の表示を許容する表示制御部である。
【００１１】このような構成の本発明の熱線式検知器１
の試験モードにおける動作を、図２の（ａ）〜（ｆ）の
タイムチャートを参照して説明する。尚、図１の対応し
た部分には対応した（ａ）〜（ｆ）の符号を付してい
る。 試験スイッチ１７ａを操作すると、試験モード切換部
１７によって試験モードに切換設定が行われ、表示制御
部１８によってパルス番号表示部１６の表示が許容され
る。 熱線センサー１０によって人体から発せられる熱線が
検知されるとウインドコンパレータ１２から出力される
熱線パルスによってタイマー回路１３がトリガされて所
定時間Ｔだけタイマー信号を出力する。 検知信号処理部１４では、タイマー回路１３から出力
されるタイマー信号を受けている期間Ｔは、第１パルス
表示部１６ａに駆動信号を送出して１番目のパルスを受
けたことを表す表示を行う。 この後、時間Ｔが経過してタイマー信号が停止するま
でに、ウインドコンパレータ１２から再度熱線パルスが
出力されると、検知信号処理部１４では、その都度、第
２パルス表示部１６ｂ・・・に順番に駆動信号を送出し
て検知されたパルス番号を表示させる。 このようにして、熱線パルスが順次検知され、発報信
号を出力すべきｎ番目の熱線パルスが検知されたときに
は、検知信号処理部１４では、第ｎパルス表示部１６ｎ
に駆動信号を送出してパルス番号表示を行わせるととも
に、発報回路１５に発報制御信号を伝送して外部に発報
信号を移報出力させる。 タイマー回路１３がタイムアップすると、検知信号処
理部１４からパルス番号表示部１６に伝送されていた駆
動信号が停止して表示が解除される。
の試験モードにおける動作を、図２の（ａ）〜（ｆ）の
タイムチャートを参照して説明する。尚、図１の対応し
た部分には対応した（ａ）〜（ｆ）の符号を付してい
る。 試験スイッチ１７ａを操作すると、試験モード切換部
１７によって試験モードに切換設定が行われ、表示制御
部１８によってパルス番号表示部１６の表示が許容され
る。 熱線センサー１０によって人体から発せられる熱線が
検知されるとウインドコンパレータ１２から出力される
熱線パルスによってタイマー回路１３がトリガされて所
定時間Ｔだけタイマー信号を出力する。 検知信号処理部１４では、タイマー回路１３から出力
されるタイマー信号を受けている期間Ｔは、第１パルス
表示部１６ａに駆動信号を送出して１番目のパルスを受
けたことを表す表示を行う。 この後、時間Ｔが経過してタイマー信号が停止するま
でに、ウインドコンパレータ１２から再度熱線パルスが
出力されると、検知信号処理部１４では、その都度、第
２パルス表示部１６ｂ・・・に順番に駆動信号を送出し
て検知されたパルス番号を表示させる。 このようにして、熱線パルスが順次検知され、発報信
号を出力すべきｎ番目の熱線パルスが検知されたときに
は、検知信号処理部１４では、第ｎパルス表示部１６ｎ
に駆動信号を送出してパルス番号表示を行わせるととも
に、発報回路１５に発報制御信号を伝送して外部に発報
信号を移報出力させる。 タイマー回路１３がタイムアップすると、検知信号処
理部１４からパルス番号表示部１６に伝送されていた駆
動信号が停止して表示が解除される。
【００１２】このように、本発明の熱線式検知器によれ
ば、有効検知時間内における熱線検知回数がパルス番号
表示部で順次表示されるので、検知エリアを移動しなが
ら熱線の検知回数を確認することが可能となり、人体の
移動に伴う熱線の検知状態を正確に把握することができ
る。
ば、有効検知時間内における熱線検知回数がパルス番号
表示部で順次表示されるので、検知エリアを移動しなが
ら熱線の検知回数を確認することが可能となり、人体の
移動に伴う熱線の検知状態を正確に把握することができ
る。
【００１３】図３は、上述した熱線式検知器１におい
て、熱線を２回検知したときに発報させるようにした熱
線式検知器１’の回路構成を詳細に示したもので、図１
と同一部分には同一の符号を付している。
て、熱線を２回検知したときに発報させるようにした熱
線式検知器１’の回路構成を詳細に示したもので、図１
と同一部分には同一の符号を付している。
【００１４】試験モード切換部１７は、試験スイッチ１
７ａを操作すると所定時間ＴＣだけコンパレータＣＭＰ
からモード切換信号を出力する動作を行うものである。
図示回路では、試験スイッチ１７ａを操作すると、トラ
ンジスタＱ１がオンしてトランジスタＱ２との間でオン
保持がかかり、このオン保持状態では、抵抗Ｒ４，Ｒ５
を介してコンデンサＣ４が充電されて端子電圧が徐々に
上昇し、コンデンサの端子電圧が（ＶＣＣ−ＶBEQ1）の
レベルを越えると（但し、ＶＣＣは電源電圧、ＶBEQ1は
トランジスタＱ１のベース・エミッタ間順方向電圧）、
トランジスタＱ１，Ｑ２がオフして自動的にタイマーモ
ードが解除されるようになっており、この試験モード期
間中は、表示制御部１８のＦＥＴＱ３がオンして、パル
ス番号表示部１６の表示が許容される。（以上、図４の
（Ａ）〜（Ｅ）参照、尚、図３の対応した部分には対応
した（Ａ）〜（Ｅ）の符号を付している）。
７ａを操作すると所定時間ＴＣだけコンパレータＣＭＰ
からモード切換信号を出力する動作を行うものである。
図示回路では、試験スイッチ１７ａを操作すると、トラ
ンジスタＱ１がオンしてトランジスタＱ２との間でオン
保持がかかり、このオン保持状態では、抵抗Ｒ４，Ｒ５
を介してコンデンサＣ４が充電されて端子電圧が徐々に
上昇し、コンデンサの端子電圧が（ＶＣＣ−ＶBEQ1）の
レベルを越えると（但し、ＶＣＣは電源電圧、ＶBEQ1は
トランジスタＱ１のベース・エミッタ間順方向電圧）、
トランジスタＱ１，Ｑ２がオフして自動的にタイマーモ
ードが解除されるようになっており、この試験モード期
間中は、表示制御部１８のＦＥＴＱ３がオンして、パル
ス番号表示部１６の表示が許容される。（以上、図４の
（Ａ）〜（Ｅ）参照、尚、図３の対応した部分には対応
した（Ａ）〜（Ｅ）の符号を付している）。
【００１５】リトリガブルタイマー回路１３は、ウイン
ドコンパレータ１２から熱線パルスが出力される毎に、
所定の有効検知時間Ｔだけタイマー信号を出力する基本
動作を行う一方、タイマー信号が出力されてから有効検
知時間Ｔが経過するまでに再度熱線パルスが検知された
ときには、その時点から有効検知時間Ｔだけタイマー信
号を継続して出力するリトリガブル動作を行う。
ドコンパレータ１２から熱線パルスが出力される毎に、
所定の有効検知時間Ｔだけタイマー信号を出力する基本
動作を行う一方、タイマー信号が出力されてから有効検
知時間Ｔが経過するまでに再度熱線パルスが検知された
ときには、その時点から有効検知時間Ｔだけタイマー信
号を継続して出力するリトリガブル動作を行う。
【００１６】また、検知信号処理部１４は、処理回路１
４Ａ、保持回路１４Ｂおよびリセット回路１４Ｃで構成
されている。処理回路１４Ａは、ウインドコンパレータ
１２から出力される熱線パルスをコンデンサＣ１と抵抗
Ｒ１で成る微分回路で微分した信号と、リトリガブルタ
イマー回路１３から出力されるタイマー信号を抵抗Ｒ２
とコンデンサＣ２で成る積分回路で積分した信号とを論
理積回路ＮＡＮＤ１に加え、これによって、ウインドコ
ンパレータ１２から１つ目の熱線パルスが出力されたと
きには論理積回路ＮＡＮＤ１からは検知信号を出力させ
ず、有効検知時間Ｔの間に再度熱線パルス入力されたと
きに論理積回路ＮＡＮＤ１から保持回路１４Ｂに検知信
号を出力する動作を行う。尚、処理回路１４Ａに設けら
れた切換スイッチＳＷ１は、接点ａ側に切換設定する
と、熱線パルスを受ける毎に保持回路１４Ｂから発報制
御信号が出力され、切換スイッチＳＷ１を接点ｂ側に切
換設定すると、熱線パルスを２度受けたときに発報制御
信号が出力される切換を行うパルスカウント機能のオ
ン、オフを切換設定するものである。保持回路１４Ｂ
は、リトリガブルタイマー回路１３がタイムアップする
と、リセット回路１４Ｃによるリセット状態を保持する
一方、処理回路１４Ａから検知信号を受けるとセット状
態に切り換えて発報制御信号を保持出力する動作を行
う。
４Ａ、保持回路１４Ｂおよびリセット回路１４Ｃで構成
されている。処理回路１４Ａは、ウインドコンパレータ
１２から出力される熱線パルスをコンデンサＣ１と抵抗
Ｒ１で成る微分回路で微分した信号と、リトリガブルタ
イマー回路１３から出力されるタイマー信号を抵抗Ｒ２
とコンデンサＣ２で成る積分回路で積分した信号とを論
理積回路ＮＡＮＤ１に加え、これによって、ウインドコ
ンパレータ１２から１つ目の熱線パルスが出力されたと
きには論理積回路ＮＡＮＤ１からは検知信号を出力させ
ず、有効検知時間Ｔの間に再度熱線パルス入力されたと
きに論理積回路ＮＡＮＤ１から保持回路１４Ｂに検知信
号を出力する動作を行う。尚、処理回路１４Ａに設けら
れた切換スイッチＳＷ１は、接点ａ側に切換設定する
と、熱線パルスを受ける毎に保持回路１４Ｂから発報制
御信号が出力され、切換スイッチＳＷ１を接点ｂ側に切
換設定すると、熱線パルスを２度受けたときに発報制御
信号が出力される切換を行うパルスカウント機能のオ
ン、オフを切換設定するものである。保持回路１４Ｂ
は、リトリガブルタイマー回路１３がタイムアップする
と、リセット回路１４Ｃによるリセット状態を保持する
一方、処理回路１４Ａから検知信号を受けるとセット状
態に切り換えて発報制御信号を保持出力する動作を行
う。
【００１７】このような構成の熱線式検知器１’の試験
モードにおける概略動作を、図５の（Ｆ）〜（Ｐ）のタ
イムチャートを参照して説明する。尚、図３の対応した
部分には対応した（Ｆ）〜（Ｐ）の符号を付している。 人体から発せられる熱線が検知されてウインドコンパ
レータ１２から熱線パルスが出力されると、リトリガブ
ルタイマー回路１３から有効検知時間Ｔだけタイマー信
号が出力される。これによって、パルス番号表示部１６
の第１パルス表示部１６ａにタイマー信号が伝送され、
ＦＥＴＱ４がオンして第１パルス表示灯Ｌ１が点灯駆動
される。 検知信号処理部１４の処理回路１４Ａでは、論理積回
路ＮＡＮＤ１の入力ａ側に、熱線パルスを微分した信号
が加わり、同時に、リトリガブルタイマー回路１３から
出力されたタイマー信号を積分した信号が論理積回路Ｎ
ＡＮＤ１の入力ｂ側に加わるが、タイマー信号の積分信
号が時間ＴＢだけ遅れて「Ｈ」レベルに上昇するので、
論理積回路ＮＡＮＤ１からは検知信号が出力されない。 しかし、有効検知時間Ｔが経過してリトリガブルタイ
マー回路１３がタイムアップするまでに、ウインドコン
パレータ１２から再度熱線パルスが出力されると、論理
積回路ＮＡＮＤ１の入力ｂ側にはタイマー信号の積分信
号が加えられる一方、入力ａ側には微分された熱線パル
スが加えられて検知信号が出力され、保持回路１４Ｂか
ら発報制御信号が保持出力される。これによって、パル
ス番号表示部１６の第２パルス表示部１６ｂに発報制御
信号が伝送され、ＦＥＴＱ５がオンされて第２パルス表
示灯Ｌ２が点灯表示する。 リトリガブルタイマー回路１３がタイムアップする
と、リセット回路１４Ｃによって保持回路１４Ｂがリセ
ットされ、これによって、パルス番号表示部１６の点灯
表示が解除される。
モードにおける概略動作を、図５の（Ｆ）〜（Ｐ）のタ
イムチャートを参照して説明する。尚、図３の対応した
部分には対応した（Ｆ）〜（Ｐ）の符号を付している。 人体から発せられる熱線が検知されてウインドコンパ
レータ１２から熱線パルスが出力されると、リトリガブ
ルタイマー回路１３から有効検知時間Ｔだけタイマー信
号が出力される。これによって、パルス番号表示部１６
の第１パルス表示部１６ａにタイマー信号が伝送され、
ＦＥＴＱ４がオンして第１パルス表示灯Ｌ１が点灯駆動
される。 検知信号処理部１４の処理回路１４Ａでは、論理積回
路ＮＡＮＤ１の入力ａ側に、熱線パルスを微分した信号
が加わり、同時に、リトリガブルタイマー回路１３から
出力されたタイマー信号を積分した信号が論理積回路Ｎ
ＡＮＤ１の入力ｂ側に加わるが、タイマー信号の積分信
号が時間ＴＢだけ遅れて「Ｈ」レベルに上昇するので、
論理積回路ＮＡＮＤ１からは検知信号が出力されない。 しかし、有効検知時間Ｔが経過してリトリガブルタイ
マー回路１３がタイムアップするまでに、ウインドコン
パレータ１２から再度熱線パルスが出力されると、論理
積回路ＮＡＮＤ１の入力ｂ側にはタイマー信号の積分信
号が加えられる一方、入力ａ側には微分された熱線パル
スが加えられて検知信号が出力され、保持回路１４Ｂか
ら発報制御信号が保持出力される。これによって、パル
ス番号表示部１６の第２パルス表示部１６ｂに発報制御
信号が伝送され、ＦＥＴＱ５がオンされて第２パルス表
示灯Ｌ２が点灯表示する。 リトリガブルタイマー回路１３がタイムアップする
と、リセット回路１４Ｃによって保持回路１４Ｂがリセ
ットされ、これによって、パルス番号表示部１６の点灯
表示が解除される。
【００１８】このように、本発明の熱線式検知器１’に
よれば、試験モード設定中は、１回目の熱線が検知され
ると第１パルス表示灯が点灯し、この後、有効検知時間
内に２回目の熱線が検知されると第２パルス表示灯が点
灯するとともに発報信号が出力されるので、人体の移動
に伴う熱線の検知状態を正確に把握することができる。
よれば、試験モード設定中は、１回目の熱線が検知され
ると第１パルス表示灯が点灯し、この後、有効検知時間
内に２回目の熱線が検知されると第２パルス表示灯が点
灯するとともに発報信号が出力されるので、人体の移動
に伴う熱線の検知状態を正確に把握することができる。
【００１９】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項１に記載の本発明によれば、熱線が検知された回数を
パルス番号表示部で順次表示させることができるので、
検知エリアを移動しながらパルス番号表示部によって熱
線検知状態を正確に把握することが可能となり、取付施
工時の動作試験を確実に行うことができる。請求項２に
記載の本発明によれば、複数の表示灯を設けた簡単な構
成によって、請求項１に記載の熱線式検知器を効果的に
実施することができる。
項１に記載の本発明によれば、熱線が検知された回数を
パルス番号表示部で順次表示させることができるので、
検知エリアを移動しながらパルス番号表示部によって熱
線検知状態を正確に把握することが可能となり、取付施
工時の動作試験を確実に行うことができる。請求項２に
記載の本発明によれば、複数の表示灯を設けた簡単な構
成によって、請求項１に記載の熱線式検知器を効果的に
実施することができる。
【図１】本発明のパルスカウント機能を有した熱線式検
知器の構成例図である。
知器の構成例図である。
【図２】（ａ）〜（ｆ）は、図１に示した熱線式検知器
の動作を説明するタイムチャートである。
の動作を説明するタイムチャートである。
【図３】図１に示した熱線式検知器の一例として、熱線
を２度検知したときに発報信号を出力する熱線式検知器
の詳細な回路例図である。
を２度検知したときに発報信号を出力する熱線式検知器
の詳細な回路例図である。
【図４】（Ａ）〜（Ｅ）は、図３に示した熱線式検知器
の試験モード切換部および表示制御部の動作を説明する
タイムチャートである。
の試験モード切換部および表示制御部の動作を説明する
タイムチャートである。
【図５】（Ｆ）〜（Ｐ）は、図３に示した熱線式検知器
の試験モードにおける動作を説明するタイムチャートで
ある。
の試験モードにおける動作を説明するタイムチャートで
ある。
【図６】（ａ）〜（ｃ）は、熱線を検知する毎に発報す
る熱線式検知器の説明図である。
る熱線式検知器の説明図である。
【図７】（ａ）〜（ｃ）は、熱線を２回検知する毎に発
報する熱線式検知器の説明図である。
報する熱線式検知器の説明図である。
１・・・パルスカウント機能を有した熱線式検知器 １４・・・検知信号処理部 １６・・・パルス番号表示部 １６ａ・・・表示灯（第１パルス表示灯） １６ｂ・・・表示灯（第２パルス表示灯） １７・・・試験モード切換部 １７ａ・・・試験スイッチ １８・・・表示制御部 Ｔ・・・有効検知時間
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平５−87629（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−276897（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−267037（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−151491（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−316299（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−115194（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−112694（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01J 1/02 G01J 1/42 G01J 5/02 G01V 9/04 G08B 13/19 - 13/191 G08B 17/00 - 17/12
Claims (2)
- 【請求項１】試験スイッチの操作によって試験モードに
切換設定を行う試験モード切換部と、 人体から発せられる熱線を処理した熱線パルスの検知回
数を順次表示するパルス番号表示部と、 上記試験モード時に限って、上記パルス番号表示部の表
示を許容する表示制御部と、 上記試験モードに応じて定められた有効検知時間内にお
ける熱線パルスの検知回数をカウントしながら、上記パ
ルス番号表示部で表示させる検知信号処理部とを備えた
ことを特徴とするパルスカウント機能を有した熱線式検
知器。 - 【請求項２】上記パルス番号表示部が複数の表示灯を有
しており、検知信号処理部から伝送される駆動信号を受
けて上記表示灯を順次点灯駆動するようにしたことを特
徴とする請求項１に記載のパルスカウント機能を有した
熱線式検知器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03274558A JP3096745B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | パルスカウント機能を有した熱線式検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03274558A JP3096745B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | パルスカウント機能を有した熱線式検知器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0587628A JPH0587628A (ja) | 1993-04-06 |
| JP3096745B2 true JP3096745B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=17543402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03274558A Expired - Lifetime JP3096745B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | パルスカウント機能を有した熱線式検知器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3096745B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06327533A (ja) * | 1993-05-20 | 1994-11-29 | Okamura Corp | 椅 子 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP03274558A patent/JP3096745B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06327533A (ja) * | 1993-05-20 | 1994-11-29 | Okamura Corp | 椅 子 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0587628A (ja) | 1993-04-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5623259A (en) | Motion detector sensor system for positioning vehicle | |
| EP1350235B1 (en) | A fire detector | |
| US5656995A (en) | Object presence detection method and system having quick object departure detection to turn off system | |
| US5151682A (en) | Fail-safe testing of an infrared sensor arrangement | |
| JP3096745B2 (ja) | パルスカウント機能を有した熱線式検知器 | |
| US3840871A (en) | Control system for an alarm installation having a remote transmitter with a remotely controlled emergency device | |
| US20030201877A1 (en) | Blind spot alert system | |
| GB2278437A (en) | Counting people entering and leaving a zone | |
| JPH08185583A (ja) | 検知装置 | |
| JPH0512865Y2 (ja) | ||
| JPH0730497U (ja) | 人体検知器付き照明装置 | |
| JP3151221B2 (ja) | 人体検知装置 | |
| JP2829444B2 (ja) | 熱線式検知器 | |
| JP2562271B2 (ja) | 人体検出器 | |
| JPH05325052A (ja) | 防犯装置 | |
| JP2802201B2 (ja) | 警報装置 | |
| JP3067851B2 (ja) | 反射型赤外線センサ及びそれを用いたセンサシステム | |
| JP2617624B2 (ja) | 表示機能付きの感知器 | |
| JPS5929270Y2 (ja) | 侵入者検知器 | |
| JP2992383B2 (ja) | 照明制御システム | |
| JPH04340194A (ja) | 防犯監視装置 | |
| JPH0520556A (ja) | 受動型熱線センサのアラームメモリ表示方式 | |
| JP2501374B2 (ja) | 熱線式検知器 | |
| JP3064028B2 (ja) | 駐車検知器 | |
| JP3329508B2 (ja) | 報知発報機能を備えた防犯用警報機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000613 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070811 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080811 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811 Year of fee payment: 9 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811 Year of fee payment: 9 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811 Year of fee payment: 12 |