JP3096724B2 - 柱・梁の接合装置 - Google Patents

柱・梁の接合装置

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JP3096724B2 JP03142603A JP14260391A JP3096724B2 JP 3096724 B2 JP3096724 B2 JP 3096724B2 JP 03142603 A JP03142603 A JP 03142603A JP 14260391 A JP14260391 A JP 14260391A JP 3096724 B2 JP3096724 B2 JP 3096724B2
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利文 大木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、角形鋼管その他の鋼
管製柱とH型鋼からなる梁との接合装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】鋼管製柱にH型鋼の梁を接合する手段と
して、従来においては、その柱の側面にあらかじめエン
ドプレートを備えたブラケットを溶接しておき、このエ
ンドプレートと梁端部のエンドプレートとを、ボルトで
接合する方法が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにあらかじめブラケットを溶接した構造では、この
ブラケットが柱の側方に大きく突出することから、運搬
および保管時に場所を取るとともに、取り扱いも面倒に
なる欠点がある。また、ブラケットは柱の側面に直接溶
接されており、接合部の十分な強度を得るためには、柱
自体の肉厚を大きくしなければならず、材料コストが高
くなり、重量も重くなるという欠点がある。この発明
は、これら従来の欠点を解消することを目的としてなさ
れたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、鋼管からなる柱内に上下の間隔をお
いて一対のダイヤフラムを設置して、このダイヤフラム
の位置に対応して柱外側面に当接した梁受けブロック
を、その梁受けブロックのボルト穴に挿入したボルトの
先端を前記ダイヤフラムにネジ込んで固定するととも
に、上部側ダイヤフラムに固定したブロックの上面にH
型鋼からなる梁の上部フランジを載せ、下部側ダイヤフ
ラムに固定したブロックの上面に同じ梁の下部フランジ
を載せて、それらのブロックのネジ穴に各フランジの上
からネジ込むボルトでこのフランジを固定することを
特徴とする。
【0005】また、上記において、柱外側からダイヤフ
ラムにネジ込むネジでこのダイヤフラムを仮止めするこ
とが考えられる。その際、この出願の第3の発明では、
梁を接合しない側面側において柱の外側からダイヤフラ
ムに螺合するボルトで、このダイヤフラムを正式に固定
するようにしている。
【0006】
【作用】ダイヤフラムは、予め鋼管柱内に設置してネジ
で仮止めした状態で現場に搬入される。そして、現場で
柱の外側面に梁受けブロックをボルトで固定し、このブ
ロックの上に梁のフランジをボルトで固定する。したが
って、現場へ搬入するまでは、柱の外側面にはブラケッ
トのようなものは突出せず、取り扱いが容易で、場所を
取ることもない。
【0007】
【実施例】図において、1は、角形鋼管からなる柱であ
り、この柱1内に、その柱1の内径に適合する上下一対
の鋼製ダイヤフラム2、3が挿入されるとともに、その
柱1の外側面からダイヤフラム2、3外周にネジ込んだ
ネジとしてのビス4によって、予め仮止めされている。
このビス4の皿状の頭部は、柱1の側壁内に凹入するよ
うにして、柱1外方に突出しないようになっている。ま
た、ダイヤフラム2、3の外周には、その各辺に左右2
個のネジ穴5、5が形成され、このネジ穴5、5に対応
して、柱1の側壁にボルト穴6、6が形成してある。
【0008】8、8は、上部側のダイヤフラム2、3に
取付けられる角棒状の左右一対の梁受けブロックであ
り、これらブロック8、8の長手方向に一つのボルト穴
9が形成されている。また、その上面には、長手方向に
間隔をおいて、3個のネジ穴10、10…が設けられて
いる。そして、これらのブロック8、8を柱1の梁取り
付け面において、そのボルト穴10を柱1のボルト穴6
に一致させるようにして、長手方向の一端面を当接し、
その反対側から差し込んだボルト11の先端を、柱1の
ボルト穴6を貫通させてダイヤフラム2のネジ穴5にネ
ジ込んで、ダイヤフラム2に固定するとともに、このダ
イヤフラム3を柱1の内壁面に密着させて、正式に固定
している。
【0009】13は、下部側のダイヤフラム2、3に取
り付けられる幅の広い一個の梁受けブロックで、このブ
ロック13には、左右方向の間隔をおいて2個のボルト
穴14、14が、長手方向に形成されている。また、そ
の上面に前記上部のブロック8と同じ間隔をおいて3個
のネジ穴15、15…が、長手方向に形成してある。そ
して、このブロック13の一方の端面を、前記と同様に
して、そのボルト穴14を柱1のボルト穴6に一致させ
るようにして当接し、反対側の端面から差し込んだボル
ト11を、柱1のボルト穴6からダイヤフラム3にネジ
込んで、ブロック13を取り付けるとともに、ダイヤフ
ラム3を正式に固定している。
【0010】H型鋼からなる梁17は、そのフランジ1
8、18が上下平行となるようにして配置されるが、各
フランジ18、18の端部には、前記ブロック8、13
のネジ穴10、15と同じ間隔で、ボルト穴19、19
…が設けられている。そして、上部のフランジ18、1
8を、上部のダイヤフラム2に取り付けたブロック8、
13上面に、梁17のウエブ20を両ブロック8、8が
挟むようにして設置し、下部のフランジ18を下側のブ
ロック13上面に設置する。この状態で、フランジ1
8、18のボルト穴19とブロック8、13のネジ穴1
0、15を一致させるよう位置決めし、それらのボルト
穴19に上方から差し込んだボルト21を、ブロック
8、8、13のネジ穴10、15にネジ込んで梁17を
固定するものである。
【0011】上記において、梁17を接合した柱1の側
面側においては、ブロック8、8、13を固定するボル
ト11の締め付け力でダイヤフラム2、3を柱1に正式
に固定しているが、図2のように、梁17を取り付けて
いない側においては、単尺のボルト22を直接ダイヤフ
ラム2、3にネジ込んで、正式に締め付け固定する。こ
の固定は、水平荷重を梁17から柱1側に効率良く伝達
することになる。
【0012】
【発明の効果】上記のように、この発明では、予め柱内
に仮止めして取り付けたダイヤフラムに、梁受ブロック
をボルトで取り付けて、そのブロックへ梁を取り付ける
ものであるから、現場への搬入の際にはブラケットのよ
うなものが柱の外方に突出することがなく、運搬や取扱
性に優れ、また、保管時や積載時のスペースも小さくて
済む効果がある。この場合、ダイヤフラムはビスのよう
なネジで仮止めしておくだけでよいから、例えば溶接な
どで柱の内壁に取り付ける場合に比較して、容易に取り
付けることができる。更に、梁は、ブロックの上面に設
置した状態で上方からボルトをねじ込むことができるの
で、クレーンなどで吊り上げたまま作業する場合に比較
して、ボルト穴の位置決めや締め付け作業が容易で、作
業性に優れるという効果がある。加えて、梁の固定は、
各フランジの上方からブロックに形成したネジ穴にねじ
込んで行うようにしているので、ボルト・ナットで固定
する場合のようにブロックの片方からボルトを差し込
み、他方の側でナットを螺合するといった面倒な作業が
不要で、片側のみでボルトの締め付け作業を行うことが
できるとともに、いずれも上方からの作業であるので、
より作業性が向上するという効果が得られる。しかも、
柱内に設けられたダイヤフラムが、梁から柱に作用する
曲げ荷重等を支持することになるので、梁接合部の剛性
が高まり、柱の肉厚を大きくする必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す梁接合部の縦断面図で
ある。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】梁接合部の水平断面図である。
【符号の説明】
1 柱 2 ダイヤフラム 3 ダイヤフラム 4 ビス 5 ネジ穴 6 ボルト穴 8 ブロック 9 ボルト穴 11 ボルト 13 ブロック 14 ボルト穴 17 梁 18 フランジ 22 ボルト

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼管からなる柱内に上下の間隔をおいて一
    対のダイヤフラムを設置して、このダイヤフラムの位置
    に対応して柱外側面に当接した梁受けブロックを、その
    梁受けブロックのボルト穴に挿入したボルトの先端を前
    記ダイヤフラムにネジ込んで固定するとともに、上部側
    ダイヤフラムに固定したブロックの上面にH型鋼からな
    る梁の上部フランジを載せ、下部側ダイヤフラムに固定
    したブロックの上面に同じ梁の下部フランジを載せて、
    それらのブロックのネジ穴に各フランジの上方からネジ
    込むボルトでこのフランジを固定することを特徴とする
    柱・梁の接合装置。
  2. 【請求項2】柱外側からダイヤフラムにネジ込むネジで
    このダイヤフラムを仮止めしたことを特徴とする請求項
    1記載の柱・梁の接合装置。
  3. 【請求項3】梁を接合しない側面側において柱の外側か
    らダイヤフラムに螺合するボルトで、このダイヤフラム
    を正式に固定したことを特徴とする請求項2記載の柱・
    梁の接合装置。
JP03142603A 1991-05-17 1991-05-17 柱・梁の接合装置 Expired - Fee Related JP3096724B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200485939Y1 (ko) 2016-09-01 2018-03-19 여동수 밀폐용기

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