JP3159731B2 - 柱・梁の接合装置 - Google Patents

柱・梁の接合装置

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JP3159731B2 JP14260491A JP14260491A JP3159731B2 JP 3159731 B2 JP3159731 B2 JP 3159731B2 JP 14260491 A JP14260491 A JP 14260491A JP 14260491 A JP14260491 A JP 14260491A JP 3159731 B2 JP3159731 B2 JP 3159731B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として角型鋼管か
らなる柱とH型鋼からなる梁との接合装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、角型鋼管とH型鋼からなる
柱の接合は、その柱の外側面に梁と同断面のブラケット
を予め突出させておき、このブラケットと梁とを、各ブ
ラケットと梁のフランジ間に跨がって取付けた接合プレ
ート、及び、両者のウエブ間に跨がって取付けた接合プ
レートを介して、ボルトで接合することが行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構造においては、ブラケットと梁とを少な
くとも3枚の接合プレートで接合しなければならず、部
品点数が増大し、また、接合プレートの両端部でボルト
締めを行わなければならず、ボルト本数が増大するとと
もに、ボルト締めの工数も多くなるという欠点がある。
また、ブラケットと梁とは、クレーン等で吊りこんだ梁
をそのブラケットの高さ位置に吊り下げ状態で位置決め
しながら、ボルト締め作業を行わなければならず、非常
に不安定な状態で行なうことから、作業が困難であると
いう問題がある。更に、上記ブラケットは柱の外側面に
溶接されているが、この柱を充分厚肉のものにしない
と、そのブラケットを介して柱に伝達される荷重によっ
て、柱が座屈したり或いは変形するといった恐れがあ
る。この発明は、これら従来の欠点を解消することを目
的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、まず、柱の端部に厚肉の接合用筒体
の端部を溶接して一体に固着し、かつ、この接合用筒体
の外方に水平な接合プレートを突出させるとともに、H
型鋼からなる梁端部のエンドプレートを、前記接合用筒
体に形成したボルト穴とその梁端部のエンドプレートと
に差し込んだボルトで、その接合用筒体へ接合するとと
もに、同じく梁の下部フランジを前記接合プレート上に
載置してボルトで接合し、且つ、前記接合用筒体には、
前記エンドプレートに差し込んだボルト締め作業用の開
口部を形成する。
【0005】更に、前記梁のエンドプレートは、その下
端が梁の上下方向の中間までとされて、接合用筒体の前
記のボルト穴をエンドプレートに対応してその接合用筒
体の上半部分に形成し、且つ、前記の開口部はほぼその
下半部分がエンドプレートの下端より下方に位置してい
ることを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】図において、1、1は、梁接合部で上下に分
割された一対の柱本体であり、この柱本体1、1の端部
に、4枚のプレートを断面方向に接合した厚肉の接合用
筒体2が、その両端部の小径部3、3を柱本体1、1の
端部に挿入するとともに、隅肉溶接されて互いに固着さ
れている。この接合用筒体2には、梁との接合部の側面
において、その上部寄りの位置にボルト穴4、4が形成
されている。更に、梁を接合しない−側面に、作業用の
開口部5を接合用筒体の下半部分に形成している。更
に、この接合用筒体2の下端部には、外方に突出するよ
うにして水平な接合プレート6が一体に突出され、この
接合プレート6に多数のボルト穴12が形成してある。
【0007】H型鋼からなる梁7は、そのフランジ8、
8が上下平行となるようにして配置されるが、上記構成
からなる柱9との接合部側の端部に、その上半部におい
てのみエンドプレート10を予め溶接している。即ち、
このエンドプレート10の下端は梁7の上下方向の中間
までであって、前記接合用筒体2のボルト穴4に一致す
るボルト穴11、11が、形成してある。また、前記の
開口部5は、図1のように、ほぼその下半部分がエンド
プレート10の下端よりも下方に位置している。
【0008】他方、上下のフランジ8、8のうち下部フ
ランジ8には、その先端部分において、前記接合プレー
ト6のボルト穴12に一致するボルト穴13が形成して
ある。 上記のような構成において、まず、梁7の下部
フランジ8を前記水平な接合プレート6上面に載置し
て、このフランジ8のボルト穴13と接合プレート6の
ボルト穴12とを互いに一致させて、この穴に差し込ん
だボルト15、15…で相互に接合する。更に、エンド
プレート10を接合用筒体2の外側面に当接させるとと
もに、その接合用筒体2のボルト穴4とエンドプレート
10のボルト穴11とを相互に一致させ、前記作業用開
口部5より手を入れて、その接合用筒体2の内側からボ
ルト穴4、11に差し込んだボルト16の先端にナット
17を螺合して、両者を締めつけ固定するものである。
この時のボルト16は、その先端とナット17とを外側
から同時に掴んで、片側から締めつけることのできる形
式のものが用いられる。また、このボルト16は高力ボ
ルトが用いられる。
【0009】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、梁のエ
ンドプレートを接合用筒体に直接接合し、同じく梁の下
部フランジを接合用筒体より突出させた接合プレート上
に載置してボルトで接合するので、従来のブラケットの
ように多くの接合用プレートを用いる必要がなく、部品
点数が減少する。また少なくとも3枚の接合プレートの
両端部でボルト締め作業を行なうものよりはボルト本数
が減少し、この点からも部品数が減少するとともに、締
め付け作業の工数も低減できる効果がある。加えて、梁
の下部フランジを水平な接合プレート上に載置してボル
トの締め付けを行なうことができるので、その位置決め
及び締め付け作業が非常に容易である。
【0010】また、梁のエンドプレートは、その下端が
梁の中間部までとなるようにして、ほぼ梁の上半部分に
おいてのみ接合用筒体と接合するようにして、接合強度
を確保するのに必要充分な大きさとしているので、この
エンドプレートは従来の半分程度の大きさで足りること
となり、それだけ材料費を節減できる。加えて、このよ
うに、梁の上半部分のみで接合用筒体へ接合することに
伴って、その接合用筒体にもその上半部分にのみボルト
穴を形成して、開口部のほぼ下半部分をエンドプレート
の下方に位置させているから、仮に、この開口部と同じ
側面に梁のエンドプレートを接合する場合でも、この開
口部の大きさを充分なものとしておけば、同様にこの開
口部を通してボルト締め作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す柱と梁の接合部の要部
を縦断した側面図である。
【図2】同じく要部の水平断面図である。
【図3】接合部分の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 柱本体 2 接合用筒体 4 ボルト穴 5 作業用開口部 6 接合プレート 7 梁 8 フランジ 9 柱 10 エンドプレート 11 ボルト穴 15 ボルト 16 ボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱の端部に厚肉の接合用筒体の端部を溶接
    して一体に固着し、かつ、この接合用筒体の外方に水平
    な接合プレートを突出させるとともに、H型鋼からなる
    梁端部のエンドプレートを、前記接合用筒体に形成した
    ボルト穴とその梁端部のエンドプレートとに差し込んだ
    ボルトで、その接合用筒体へ接合するとともに、同じく
    梁の下部フランジを前記接合プレート上に載置してボル
    トで接合し、且つ、前記接合用筒体には、前記エンドプ
    レートに差し込んだボルト締め作業用の開口部を形成
    し、更に、前記梁のエンドプレートは、その下端が梁の
    上下方向の中間までとされて、接合用筒体の前記のボル
    ト穴をエンドプレートに対応してその接合用筒体の上半
    部分に形成し、且つ、前記の開口部はほぼその下半部分
    がエンドプレートの下端より下方に位置していることを
    特徴とする柱・梁の接合装置
JP14260491A 1991-05-17 1991-05-17 柱・梁の接合装置 Expired - Fee Related JP3159731B2 (ja)

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