JP3096144B2 - 播種装置 - Google Patents

播種装置

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JP3096144B2
JP3096144B2 JP04090959A JP9095992A JP3096144B2 JP 3096144 B2 JP3096144 B2 JP 3096144B2 JP 04090959 A JP04090959 A JP 04090959A JP 9095992 A JP9095992 A JP 9095992A JP 3096144 B2 JP3096144 B2 JP 3096144B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、育苗ポットを搬送しな
がらそれぞれのポット内に用土を充填し、灌水、播種、
覆土を施す、播種プラントにおける播種装置の吸着ノズ
ルからのエアの制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から真空播種装置の構成は公知とな
っており、種子ホッパーに吸着ノズルを挿入して種子を
吸着し、シュート上方まで搬送して吸着を解除して種子
をシュートよりポット内に落下させる技術は公知となっ
ているのである。例えば、実開平2−6412号公報の
技術等である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
構成した播種機では、吸着ノズルに種子を吸着してシュ
ート上方で吸引を解除した場合であっても、種子や吸着
ノズルが濡れていたり、吸着ノズルの吸引孔に種子の凸
部が嵌入したり、種子自体の水分等で種子が吸着ノズル
に付着して落下せずに、播種ミスを生じることがあり、
また、ホッパーより種子を吸着するときに、塵や種子の
皮等を吸着して吸引孔が詰まり、種子を吸着できずに吸
着ミスを生じることがあったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
目的を果たすために、次のような手段を用いるものであ
る。吸着ノズルをシュートとホッパーの間を移動可能と
して、ホッパー内の種子を吸着してシュート上方で種子
を放出し、該シュートよりトレイ上に種子を落下させる
播種機において、吸着ノズルに種子を吸着してシュート
上方に搬送した時に、吸着を停止すると共に、該吸着ノ
ズルよりエアを吹き出し種子を確実に放出させ、次に、
前記吸着ノズルをシュート上方からホッパーへ移動させ
る時にエアを吹き出し、吸着ノズルを清掃すべく構成
し、更に、前記種子放出時のエア吹き出しは低圧で、吸
着ノズル清掃時のエア吹き出しは高圧で吹き出すべく構
成したものである。
【0005】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説
明する。図1は播種プラントの全体側面図、図2は同じ
く全体平面図、図3はトレイ供給装置側面略図、図4は
用土充填装置と灌水装置側面図、図5は播種装置側面
図、図6は吸着ノズルとホッパー駆動部側面図、図7は
覆土装置と灌水装置側面図、図8は操作パネル正面図、
図9〜図17は制御フローチャートである。
【0006】まず、播種プラントの全体構成を、図1及
び図2にて説明する。碁盤の目状に凹部を配した合成樹
脂よりなる育苗ポット9を内包するトレイTが、トレイ
供給装置Aにおいて積載され、該トレイ供給装置Aより
搬出されたトレイTは、用土充填装置Bにてポット内に
用土が充填される。B’は、余分の用土を回収する用土
回収装置である。そして、灌水装置Cにて灌水された
後、播種装置Dにおける鎮圧具にて表土に播種用の穴が
施され、吸着ノズル30がホッパー22内の種子を真空
吸着して該穴内に落下させることにより播種される。そ
して、覆土装置Eにて覆土された後、再び灌水装置Fに
より灌水され、播種完了するのである。
【0007】前記トレイ供給装置Aは図3に示すよう
に、搬送装置1aの四隅上に支柱42が前方に傾斜して
立設されてトレイTを積み上げて収納可能とし、該積み
上げたトレイTの中央下方にはシリンダー43が配設さ
れている。該シリンダー43のピストンロッド先端には
リンク44が枢結され、該リンク44他端にはローラ4
5が枢結されて、最下端のトレイTが送り出される時
に、シリンダー43を伸長させて、ローラ45を下から
二番目のトレイT’の下面に当てて支持し落下しないよ
うにするのである。前記搬送装置1はモーターM1から
の動力によりチェーン46を介して駆動軸47が駆動さ
れ、該駆動軸47上のスプロケットと従動軸48上のス
プロケットに巻回されたチェーン49が回動され、該チ
ェーン49上に突出した突起49a・49aにてトレイ
Tが搬送されるのである。そして、該突起49aにスイ
ッチ等よりなるセンサーS1が当たりONすると一定時
間後に前記シリンダー43を伸長させて支持するのであ
る。
【0008】用土充填装置Bは、図4に示すように、搬
送装置1bの両枠上に側板50を立設し、該側板50上
に用土ホッパー51を載置し、該用土ホッパー51内に
用土の有無を検出するセンサーS7を配置し、左右の側
板50・50それぞれの内側にモーターM2・M5を固
設してい。るモーターM2はその駆動軸よりチェーンを
介して搬送装置1bの枠に横架した搬送ローラー52・
52・・・を駆動可能とし、モーターM5はその駆動軸
よりチェーンを介して左右の側板50・50間に軸架し
た回動軸上に巻回した用土供給ベルト53を駆動可能と
している。そして、前記側板50前端の搬送装置1b上
には搬送されてくるトレイTを検出するセンサーS2が
配設され、該センサーS2がONするとモーターM5を
駆動して用土充填装置B及び用土回収装置B’を駆動す
るのである。
【0009】後部の側板50・50間にはブラシ54・
55とローラー56からなる均平装置が配設され、育苗
ポット9に充填された余分な用土を除いて均平するよう
にし、ブラシ55後部の側板50・50に清掃ノズル8
1・81が配設されてコンプレッサー(図示せず)と接
続され、トレイTの縁部上に圧縮空気を吹きつけて、堆
積した用土を吹き飛ばし後述するポット検出センサーに
よりポットを確実に検知できるようにしている。そし
て、後工程側の搬送装置1b上に灌水装置Cが配設され
ており、パイプ41を水道管と連通して、所定量の水を
用土充填後に撒くようにし、前記搬送装置1b後端上に
は搬送されてくるトレイTを検出するセンサーS3が配
設されている。
【0010】播種装置Dは、図5・図6に示すように、
側板10・10が搬送装置1c上に固設され、該側板1
0・10前部に支持プレート11を横架して前後方向調
節具12を固定し、該前後方向調節具12前端に上下方
向調節具16が装着されて、それぞれツマミ13・17
を回動することにより、上下方向調節具16に付設した
シリンダー19を上下に位置調節可能としている。該シ
リンダー19のピストンロッド19aの先端には鎮圧具
20が左右方向二列配設されている。該鎮圧具20はト
レイに載置した育苗ポット9の幅方向の数と同数の突起
を設けて、前記シリンダー19を伸長させることによっ
て育苗ポット9に充填した用土表面に種子を嵌入させる
ための穴を穿つのである。該シリンダー19には、ロッ
ドの位置を検出するセンサーXG・XHが配設されて鎮
圧具20の位置を検出し、シリンダー19側面には支持
ステー31を側方下部へ延設し、該支持ステー31下端
にポット検出センサー32を設けて、ポットに鎮圧具2
0を確実に嵌入できるようにしている。
【0011】前記支持プレート11上方には逆L字状の
アーム21が突設され、該アーム21先端に後述するホ
ッパー22に種子を補充するための漏斗23が設けら
れ、図6に示すように、前記側板10中央側部には前後
方向に伸縮する横シリンダー24が配設され、該横シリ
ンダー24側面に上下方向に伸縮する上下シリンダー2
5がプレート29を介して固設されている。該上下シリ
ンダー25のピストンロッド25a上端にノズル支持体
26が固定され、該ノズル支持体26先端に吸着ノズル
30が固設され、該吸着ノズル30に真空ポンプ(図示
せず)とコンプレッサーに接続されている。27は吸着
ノズル30の高さを調節するネジであり、前記横シリン
ダー24にはロッド24aの位置を検出するセンサーX
A・XBが配設され、上下シリンダー25にも同様に位
置を検出するセンサーXC・XDが配設されている。
【0012】また、前記側板10・10の後上部には枠
体28が立設され、該枠体28内には回収ホッパーが内
装され、上部に回動軸を横架して、枠体28側面にロー
タリーシリンダー34を付設して、枠体28内の回動軸
にホッパー22を枢支して、前記ロータリーシリンダー
34にてリンクを介してホッパー22を揺動可能とし
て、該ホッパー22内に投入した種子が揺り動かされる
ようにしている。該ホッパー22を駆動するリンク部に
はホッパー22の位置を検出するセンサーXE・XFが
配設され、前記枠体28前部にはシュート支持体35が
固設されてシュート36・36・・・が支持され、該シ
ュート36下端は前記鎮圧具20と同様に二列に配置さ
れて、二列のポット9に同時に種子が正確に入るように
下端が播種ガイド37に連通されている。該播種ガイド
37側面には支持ステー38を固設して、該支持ステー
38にポット検出センサー39が配設され、該播種ガイ
ド37は調節具40にて位置調整されるのである。
【0013】そして、その後工程側の搬送装置1d上に
は、図7に示すように、覆土装置Eと灌水装置Fが載置
されており、その構成は前記用土充填装置Bの均平部を
除いた部分と灌水装置Cと略同じ構成となっており、搬
送装置1dの枠上に固設した側板3・3に搬送よりロー
ラー4・4・・・を駆動するモーターM4と、チェーン
を介して用土を繰り出すベルト6を駆動するモーターM
6が固設され、前記側板3上に固設したホッパー8内に
は撹拌装置とシャッターの他に用土の有無を検知するセ
ンサーS8が設けられ、側板3前部にはトレイの有無を
検知するセンサーS5が配設され、後工程側の灌水装置
Fは灌水装置Cと同じ構成である。そして、搬送装置1
dの終端にトレイを検知するセンサーS6が設けられ、
作業者がトレイを別の位置に搬送できずに終端まで至る
とONして搬送装置、及び作業を停止してトレイが搬送
装置1上で詰まることを防止している。
【0014】次に、前記播種プラントを操作するための
播種装置D下部側面に設けた操作パネル70について図
8にて説明すると、71は電源スイッチ、72は自動・
手動切替スイッチであり、自動運転においては、スター
トスイッチ63をONするすることにより後述するフロ
ーチャートに基づく制御が行われ、自動的にトレイが供
給されて、用土が充填されて均平・灌水された後に播種
が行われ、覆土され、灌水されて播種が終了するのであ
る。この自動運転において、播種する粒が1粒かあるい
は2粒かは切替スイッチ65にて選択でき、ホッパー2
2内の種子が左右均等になりどの吸着ノズル30・30
・・・にも種子がいきわたるようにするホッパー22の
上下回動回数が切替スイッチ66にて設定できる。切替
スイッチ67は播種装置Dにおける鎮圧をするかどうか
を選択するものであり、68はカウンターでありトレイ
Tの数を数えて作業枚数が判るようにし、69aは用土
充填装置Bに用土がなくなると点灯する警報ランプ、6
9bは覆土装置Eに用土がなくなると点灯する警報ラン
プである。
【0015】そして、前記自動・手動切替スイッチ72
を切り替えることによりそれぞれの装置を手動で運転可
能としており、メンテナンス等で手動操作により、搬送
装置1はスイッチ57を、トレイ供給装置Aはスイッチ
58を、用土充填装置Bはスイッチ60を、用土回収装
置B’はスイッチ59を、覆土装置Eはスイッチ61
を、灌水装置Fはスイッチ62をそれぞれONすること
により作動させることができ、スイッチ64は全装置を
停止させるためのスイッチである。
【0016】また、播種装置Dはスイッチ73をONす
ることによりワンサイクル運転できるようにしており、
吸着ノズル30は放出位置(イ)からホッパー上方の確
認位置(ロ)を経て、ホッパー22内に吸着ノズル30
先端を挿入した吸着位置(ハ)に至り、種子を吸着し
て、上動して確認位置(ロ)で停止し、更にワンサイク
ルスイッチ73をONすると放出位置(イ)で停止す
る。そして、ワンサイクルの過程でスイッチ73をON
すると、確認位置(ロ)、吸着位置(ハ)で一時停止で
き、確認位置(ロ)で吸着ノズル30のそれぞれに種子
が吸着されているか確認後に吸着停止スイッチ75をO
Nすると種子はホッパー22内に戻すことができるので
ある。76はホッパーを上動させるスイッチ、78aは
コンプレッサー駆動スイッチ、78bはコンプレッサー
停止スイッチ、79aは真空ポンプ駆動スイッチ、79
bは真空ポンプ停止スイッチである。
【0017】このような構成において、モーターM1〜
M6、センサーS1〜S8、XA〜XH、32・39、
シリンダー19・24・25・34・43への圧縮空気
の送りを切り替えるバルブのソレノイド、灌水装置の送
水を切り替えるバルブのソレノイドや操作パネル上のス
イッチはコントローラと接続され、以下のように制御さ
れるのである。
【0018】まず、図9に示すように初期条件として、
まず電源スイッチ71をONして、自動・手動切替スイ
ッチ72どちらに切り替えられているかを判断し、手動
に切り替えられている場合は前記スイッチにより手動運
転が行われ、自動の場合には吸着ノズル30が右端(セ
ンサーXAON?)で上昇位置(センサーXCON?)
にあるか、ホッパー22が下降位置(センサーXFON
?)にあるか、鎮圧具20が上昇位置(センサーXGO
N?)にあるか、停止スイッチがOFFであるかを判断
して、前記位置にある場合にスタートスイッチ63をO
Nすると、自動運転が可能となり、搬送装置を駆動する
モーターM2・M3・M4と灌水装置C・Fのソレノイ
ドを作動して吐水させるのである。
【0019】そして、トレイ供給が開始されるのであ
る。即ち、図10、図3に示すように、搬送装置1a後
端に配置したセンサーS1がOFFであるとタイマーT
1(以下タイマーはコントローラに内蔵されている)が
ONされ、用土充填装置Bに設けたセンサーS2がOF
F、即ち、トレイがないことを確認してモーターM1が
駆動され、タイマーT1のt1時間経過すると、下側の
トレイTが約半分送り出されてシリンダー43が伸長さ
れ、その上のトレイT’を支え、突起49aがセンサー
S1をONするとトレイTは完全に送り出されてシリン
ダー43が縮小され、その上のトレイT’を下げて前記
作業が繰り返されるのである。前記センサーS2がON
している場合には用土充填装置Bにトレイが存在するの
でモーターM1は停止され、トレイがなくなると再度駆
動されるのである。
【0020】用土充填装置BにトレイTが搬送されてく
ると、図11、図4に示すように、センサーS2がON
するとタイマーT3・T5・T6がONされ、モーター
M5がONされて用土供給ベルト53が駆動されて用土
を供給し、時間t3が経過するとトレイTは用土供給ベ
ルト53下方を通り過ぎるのでモーターM5を停止し、
時間t5が経過すると、トレイT先端が清掃ノズル81
に達するので清掃ノズル81からエアを吐出し、時間t
6経過するとトレイTは清掃ノズル81を通過するので
吐出を停止するのである。
【0021】そして、灌水装置Cは吐水され続けている
のでその下方を通過して、搬送装置1b終端に至りセン
サーS3がONすると、停止スイッチ64がONされて
おらず、搬送装置1d終端のセンサーS6がONしてい
ない場合であって、播種装置Dの入口にあるセンサーS
4がONあれば、トレイが播種装置Dにあるためそのま
ま送ると詰まってしまうので、モーターM2が停止さ
れ、搬送が停止され、灌水装置Cも停止され、センサー
S4がOFFであれば、トレイが存在しないのでそのま
ま搬送されて播種装置Dに送られるのである。
【0022】播種装置Dにトレイが送られると図13に
示すように、センサー32がONすると、タイマーT2
0がONして鎮圧具20の下方に至る時間t20が経過
するとカウンターCT1に1を加え、鎮圧具20はポッ
ト二列同時に鎮圧するので、カウンターCT1が2とな
るまで繰り返し、二列ポットが通過すると、モーターM
3を停止して搬送装置1cを停止し、シリンダー19を
伸長して下端(XHがON)に至るとシリンダー19を
縮小し、上端(XGがON)するとカウンターCT1を
リセットして鎮圧が繰り返されるのである。
【0023】トレイが播種部に至ると図14に示すよう
に、センサー39がONすると、タイマーT21がON
し、播種ガイド37下方に至る時間t21が経過すると
カウンターCT2に1を加え、播種も鎮圧具20と同様
に二列ずつ行うので、カウンターCT2が2となるまで
繰り返し、二列通過すると、モーターM3がOFFとな
り搬送装置1cが停止される。前記センサー39がON
すると同時に横シリンダー24がONされて、タイマー
16がONし、時間t16経過後にバルブを切り替えて
コンプレッサーより吸着ノズル30から高圧の空気を吐
出してノズル清掃を行う。右端に至る(XBがON)と
吸着ノズル30からの吐出を停止し、バルブを切り替え
て真空ポンプと吸着ノズル30と接続して吸着ノズル3
0より吸引を開始し、上下シリンダー25を縮小して下
降させ、吸着ノズル30が下端に至る(XDがON)
と、ロータリーシリンダー34が上動してホッパー22
が上端に至る(XEがON)と、タイマー9がONして
種子7を吸着するようにするのである。
【0024】吸着時間t9が経過すると、ロータリーシ
リンダー34を下降させ、ホッパー22が下端に至る
(XFがON)と、ホッパー22を2回上下動させるよ
うにスイッチ66が切り替えられている場合には再度上
昇を繰り返す。ロータリーシリンダー34を下降させた
その後、ホッパー22が下端に至ったことを確認して、
上下シリンダー25を伸長し、上端に至る(XCがO
N)と、横シリンダー24を左動させ、左端に至る(X
AがON)と、バルブを切り替えて吸引を停止すると共
に、タイマーT12をONしてコンプレッサーより低圧
吐出を行い、吸着ノズル30より種子をシュート36に
確実に放出し、時間t12が経過すると低圧吐出を停止
する。二粒播種の場合には前記横シリンダー24を再び
右動させて吸着作業と放出作業を繰り返し、種子放出が
終了するとカウンターCT2をリセットしてモーターM
3を駆動して搬送を再開し、ポットが検出できなくなる
まで繰り返されるのである。
【0025】トレイが搬送装置1cより搬送装置1dに
送られて、覆土装置Eの入口側のセンサーS5がONす
ると、図16、図7に示すように、タイマーT7がON
してモーターM6がONされて覆土供給ベルト6が駆動
されて用土を供給し、トレイが通過する時間t7が経過
するとモーターM6がOFFとされ、トレイは灌水装置
Fを通過して作業は完了するのである。
【0026】そして、警報装置は常に作動可能であり、
図17に示すように、覆土装置Eの搬送装置1d終端に
設けたセンサーS6がONすると、トレイが搬送装置上
に詰まっていることになるので、搬送装置1b・1c・
1dを駆動するモーターM2・M3・M4を停止し、灌
水装置C・Fも停止し、警報ブザーを断続鳴動させ、ト
レイを除去すると、ブザーの鳴動は停止し、搬送及び灌
水が再始動されるのである。また、用土ホッパー51に
用土がなくなるとセンサーS7がONして警報ランプ6
9aが点灯して警報ブザーが鳴動され、また、覆土ホッ
パー8の用土がなくなってもセンサーS8がONして警
報ランプ69bが点灯して警報ブザーを鳴動し、用土を
補給すると、ランプは消燈し、ブザーの鳴動も停止する
のである。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成する事によ
り、次のような効果を奏するものである。即ち、播種装
置の吸着ノズルに吸着した種子を放出する時に該吸着ノ
ズルよりエアを吹きだすので、確実に種子を放出するこ
とができるようになり、このエアの吹きだしは低圧であ
るため、種子が傷付いたりあらぬ方向へ飛び出したりす
ることがなく、確実にシュートからトレイ上に播種する
ことができたのである。また、ホッパーへの移動時に吸
着ノズルよりエアを吹きだすので、吸着ノズルに詰まっ
たゴミ等を除去でき、該エアの吹きだしは高圧であるた
め、殆どのゴミ等は除去でき、移動毎に吸着ノズルの清
掃が行われるために確実に吸着できるようになり、播種
精度を向上することができたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】播種プラントの全体側面図である。
【図2】同じく全体平面図である。
【図3】トレイ供給装置側面略図である。
【図4】用土充填装置と灌水装置側面図である。
【図5】播種装置側面図である。
【図6】吸着ノズルとホッパー駆動部側面図である。
【図7】覆土装置と灌水装置側面図である。
【図8】操作パネル正面図である。
【図9】初期条件の制御フローチャートである。
【図10】トレイ供給の制御フローチャートである。
【図11】用土充填・清掃の制御フローチャートであ
る。
【図12】用土充填から播種装置への搬送時の停止条件
のフローチャートである。
【図13】鎮圧の制御フローチャートである。
【図14】播種の制御フローチャートである。
【図15】同じく播種の制御フローチャートである。
【図16】覆土の制御フローチャートである。
【図17】警報の制御フローチャートである。
【符号の説明】
D 播種装置 7 種子 22 ホッパー 30 吸着ノズル 36 シュート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−283203(JP,A) 実開 昭64−41209(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 7/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着ノズルをシュートとホッパーの間を
    移動可能として、ホッパー内の種子を吸着してシュート
    上方で種子を放出し、該シュートよりトレイ上に種子を
    落下させる播種機において、吸着ノズルに種子を吸着し
    てシュート上方に搬送した時に、吸着を停止すると共
    に、該吸着ノズルよりエアを吹き出し種子を確実に放出
    させ、次に、前記吸着ノズルをシュート上方からホッパ
    ーへ移動させる時にエアを吹き出し、吸着ノズルを清掃
    すべく構成し、更に、前記種子放出時のエア吹き出しは
    低圧で、吸着ノズル清掃時のエア吹き出しは高圧で吹き
    出すべく構成したことを特徴とする播種装置。
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