JPH0515210A - 播種プラント装置 - Google Patents

播種プラント装置

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Publication number
JPH0515210A
JPH0515210A JP17132691A JP17132691A JPH0515210A JP H0515210 A JPH0515210 A JP H0515210A JP 17132691 A JP17132691 A JP 17132691A JP 17132691 A JP17132691 A JP 17132691A JP H0515210 A JPH0515210 A JP H0515210A
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JP
Japan
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box
vegetable
soil
paddy rice
seeding
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Pending
Application number
JP17132691A
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English (en)
Inventor
Sadao Takeno
節生 武野
Eiichi Takahashi
栄一 高橋
Takamichi Shimomura
孝道 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は野菜と水稲の両方の播種作業を能率
的に行うことができるものである。 【構成】 ポット3aを具備する野菜用育苗箱2、及び水
稲用育苗箱2-1 の両方を供給できる苗箱供給装置1と、
養土充填機5と、両育苗箱2,2-1 を区別して切換自在
に播種できる野菜用播種機8並びに水稲用播種機8-1 を
併設して順次備えると共に、これらの後部に覆土機10を
設けて野菜の播種作業と、水稲の播種作業が自在にでき
るように構成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野菜用育苗箱と水稲用
育苗箱の両方に各々播種作業が可能である播種プラント
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、播種装置としては、ポットを具備
する野菜用育苗箱に養土を充填すると共に、ポット内に
野菜用種子を播種しながら覆土機により覆土自在とした
野菜用播種装置が存在する。
【0003】また、水稲用育苗箱においても上記と同様
に養土を充填すると共に育苗箱内に種籾を播種しながら
覆土機により覆土する水稲用播種装置が存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
のうち、前者のものはポットを有する野菜用育苗箱につ
いては、播種作業が可能であるが、同装置により水稲用
育苗箱に種籾を播種することはできないものであった。
【0005】また、後者のものは、水稲専用の播種装置
であるから、同装置により野菜用育苗箱に対して野菜の
種子を播種することができないものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポットを具備
する野菜用育苗箱、及び水稲用育苗箱の両方を供給でき
る苗箱供給装置と、養土充填機と、両育苗箱を区別して
切換自在に播種できる野菜用播種機並びに水稲用播種機
を併設して順次備えると共に、これらの後部で両育苗箱
の搬送下手側に覆土機を設けて野菜の播種作業と、水稲
の播種作業が自在にできるように構成したことを特徴と
する播種プラント装置を提供せんとするものである。
【0007】また、本発明は下記の構成にも特徴を有す
る。
【0008】上記野菜用播種機と水稲用播種機の設置位
置は、野菜用播種機を両育苗箱の搬送上手側に位置させ
ると共に、水稲用播種機を搬送下手側に位置させたこ
と。
【0009】上記野菜用播種機と水稲用播種機の作動
は、苗箱供給装置側より供給移送される野菜用育苗箱と
水稲用育苗箱のうち、ポットの有無を検出スイッチによ
り検出し、これに連動して自動的に両播種機を切換えて
播種すること。
【0010】上記野菜用育苗箱と水稲用育苗箱を供給移
送する移送手段において、野菜用育苗箱の移送速度を、
水稲用育苗箱の移送速度よりも遅くすること。
【0011】
【作用】ポットを具備する野菜用育苗箱又は水稲用育苗
箱を苗箱供給装置にセットし、野菜用育苗箱に播種作業
を行う場合は、野菜用育苗箱を供給できる始動スイッチ
をオンする。そして、養土充填機により育苗箱内に養土
を供給しながら播種機側へ搬送する。この場合にポット
の有無を検出スイッチにより検出して、野菜用育苗箱に
対しては野菜用播種機が自動的に作動して野菜の種子を
播種する。播種作業が完了すると覆土機側に搬送されて
覆土を行うものである。
【0012】また、水稲用育苗箱に播種作業を行う場合
は、水稲用育苗箱を供給できる始動スイッチをオンす
る。そして、養土充填機により育苗箱内に養土を供給し
ながら播種機側へ搬送する。この場合に、検出スイッチ
により検出して水稲用育苗箱に対しては水稲用播種機が
自動的に作動して種籾を播種するものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は全体の側面説明図、図2は全体の側面図、
図3は養土充填機部の説明図であり、図中1はポット3a
を具備する野菜用育苗箱2と水稲用育苗箱2-1 をそれぞ
れ箱状トレイ3,3-1 により多段状に収納する苗箱自動
供給装置で、箱状トレイ3,3-1 が前後に併設されなが
ら、野菜用育苗箱2、又は水稲用育苗箱2-1 のいずれか
が供給自在となっている。4は苗箱供給装置1の下方に
臨ませて供給装置1から供給される1枚毎の育苗箱2,
2-1 を後方に搬送する充填コンベア、5は前記充填コン
ベア4の中途位置の上部に設けて養土ホッパ6内の養土
を充填コンベア4上の野菜用育苗箱2のポット3a、又は
水稲用育苗箱2-1 内に供給する養土充填機、7は前記充
填コンベア4の送り終端に連設する播種コンベア、8は
前記播種コンベア7の送り中間部に設けて該コンベア7
上の養土充填後の野菜用育苗箱2のポット3a内に播種を
行う野菜用播種機であって、同野菜用播種機8の後部で
搬送下手側には、水稲用育苗箱2-1 内に播種を行う水稲
用播種機8-1 を併設している。
【0014】9は前記播種コンベア7の送り終端に送り
始端を連設する覆土コンベア、10は前記覆土コンベア9
の送り中間部に設けて該コンベア9上の播種後の育苗箱
2,2-1 に覆土を行う覆土機である。そして、前記苗箱
自動供給装置1により供給された育苗箱2,2-1 を各コ
ンベア4,7,9で搬送しながら、該育苗箱2,2-1に
養土充填・播種・覆土を行うように構成している。
【0015】また、前記養土充填機5は、ホッパ6内の
養土を野菜用育苗箱2のポット3a、又は水稲用育苗箱2-
1 に供給する養土供給コンベア11と、各育苗箱2,2-1
に供給された養土表面を平均する均平丸ブラシ12と、養
土充填後のコンベア4による通過時前記育苗箱2,2-1
上端を加圧空気でもって噴出清掃する圧縮空気噴出装置
13と、養土表面均平後の各育苗箱2,2-1 に噴霧灌水を
行う充填用灌水装置14と、育苗箱2,2-1 を養土供給時
に振動させて養土の供給を助長させる加振器15と、前記
均平丸ブラシ12のコンベア4下方位置に臨ませて落下回
収される養土を縦搬送装置16を介して前記養土ホッパ6
に還元する回収コンベア装置17と、前記灌水装置14のコ
ンベア4の下方位置に臨ませる充填用排水樋18とを備
え、前記充填コンベア4の駆動をモータ19で、また養土
供給コンベア11及び丸ブラシ12の駆動をモータ20で、さ
らに回収コンベア装置17及び縦搬送装置16の各駆動をモ
ータ21,22 で行って養土充填作業を行うように構成して
いる。
【0016】図4に示す野菜用播種機8は、空気圧縮機
23及び真空ポンプ24を備え、播種コンベア7の駆動をモ
ータ25で行うもので、真空播種装置8aには、野菜用育苗
箱2の各ポット3aに充填された養土表面に播種用の凹部
Aを形成させる鎮圧体26と、該鎮圧体26の昇降を行う鎮
圧昇降機構27と、播種用の種子Bを貯留する種子ホッパ
28と、該種子ホッパ28のノズル挿入口29にノズル口30a
を突入させて1粒の種子Bを真空吸引力でもって吸着取
出しする吸着ノズル30と、前記ノズル挿入口29にノズル
口30a を突入させるべく上下及び前後方向に吸着ノズル
30を移動させるノズル移動機構31と、前記ノズル挿入口
29にノズル口30a 突入時ホッパ28を回動させてノズル口
30a 近傍に種子Bを集合させるホッパ回動機構32と、前
記吸着ノズル30でもって種子ホッパ28より取出した種子
Bを放出落下させる播種ガイド口33と、該ガイド口33に
播種ホース34を介して連動接続させてガイド口33からの
種子Bを各ポット3a内養土の凹部Aに排出する播種口35
とを備え、ホッパ28内より種子Bの1粒づつを吸着ノズ
ル30の真空吸引力で吸着取出して1粒或いは2粒播きの
播種を行うように構成している。
【0017】図5は、水稲用播種機8-1 を示すものであ
って、種籾60を貯留する種籾ホッパ61の下部に、種籾60
を一定量づつ繰出す繰出しローラ62を設けて構成してい
る。
【0018】63は繰出しローラ62の外周に多数設ける凹
溝で、回転に伴い種籾60を下側に位置する水稲用育苗箱
2-1 上に播種するものである。
【0019】また、上記野菜用播種機8と水稲用播種機
8-1 の作動は、苗箱供給装置1側より供給移送される野
菜用育苗箱2と水稲用育苗箱2-1 のうち、ポット3aの有
無を検出スイッチ65により検出し、同検出スイッチ65の
検出結果に連動して、いずれか一方が自動的に作動する
ように構成されている。
【0020】また、野菜用育苗箱2と水稲用育苗箱2-1
を供給移送する充填コンベア4及び播種コンベア7並び
に覆土コンベア9などの移送手段4-1 は、野菜用育苗箱
2の移送速度V1を、水稲用育苗箱2-1 の移送速度V2より
も遅くなるように構成している。
【0021】また、66は野菜用育苗箱2を供給するため
に箱状トレイ3に設ける始動スイッチ、67は水稲用育苗
箱2-1 を供給するための始動スイッチである。
【0022】前記覆土機10は、ホッパ36内の覆土を各育
苗箱2,2-1 に供給する覆土供給コンベア37と、この覆
土後各育苗箱2,2-1 全体に噴霧灌水を行う覆土用灌水
装置38と、該灌水装置38のコンベア9下方位置に臨ませ
る覆土用排水樋39とを備え、各コンベア9,37の駆動を
モータ40,41 で行ってこの覆土作業を行うように構成し
ている。
【0023】また、各コンベア4,7,9の育苗箱搬送
経路上に育苗箱2,2-1 を検出するスイッチ42,43,44,4
5,46,47,48を設置するものであり、前記充填機5位置に
育苗箱検出第1スイッチ42を、前記コンベア4の送り終
端位置に育苗箱検出第2スイッチ43を、前記野菜用播種
機8位置に育苗箱検出第3スイッチ44を、前記覆土機10
位置に育苗箱検出第4スイッチ45を、前記コンベア9の
送り終端位置に育苗箱検出第5スイッチ46をそれぞれ設
置すると共に、前記播種装置8の鎮圧体26と播種口35位
置に育苗箱2,2-1 を検出する育苗箱検出鎮圧及び播種
スッチ47,48 を設置している。
【0024】本発明の実施例は上記の如く構成されてお
り、したがって、ポット3aを具備する野菜用育苗箱2、
又は水稲用育苗箱2-1 を苗箱供給装置1にセットし、野
菜用育苗箱2に播種作業を行う場合は、野菜用育苗箱2
を供給できる始動スイッチ66をオンする。そして、養土
充填機5により育苗箱2内に養土を供給しながら播種機
側へ搬送する。この場合にポットの有無を検出スイッチ
65により検出して、野菜用育苗箱2に対しては野菜用播
種機8が自動的に作動して野菜の種子Bを播種する。播
種作業が完了すると覆土機10側に搬送されて覆土を行う
ものである。
【0025】また、水稲用育苗箱2-1 に播種作業を行う
場合は、水稲用育苗箱2-1 を供給できる始動スイッチ67
をオンする。
【0026】次に養土充填機5により育苗箱2-1 内に養
土を供給しながら播種機側へ搬送する。この場合に、検
出スイッチ65により検出して水稲用育苗箱2-1 に対して
は水稲用播種機8-1 が自動的に作動して種籾を播種する
ものである。
【0027】また、上記の播種プラントの制御方法につ
いては、図6に示す如く、この播種プラントの駆動制御
を行う播種制御回路49に、自動制御操作を行う自動ボタ
ンスイッチ50と、前記の各スイッチ42,43,44,45,46,47,
48と、自動制御時以外などで、各播種機8,8-1 の自動
切換及び播種駆動の1サイクルのみの駆動或いは自動制
御時にあってこのサイクル駆動を停止させる播種サイク
ルスイッチ51と、1粒播きと2粒播きの切替えを行うセ
レクタスイッチ52とを入力接続させると共に、前記の各
モータ19,20,25,40,41と、前記播種装置8aでの各機構2
7,31,32の駆動を行う播種駆動機構8bと各灌水装置14,38
と、圧縮空気噴出装置13と、空気圧縮機23と、真空ポ
ンプ24と、警報ブザー53とに、前記制御回路49を出力接
続させて、各コンベア4,7,9による搬送中の育苗箱
2,2-1 位置の検出でもって充填・播種・覆土の一連の
作業を自動的に行わせしめるように構成している。
【0028】ところで、この播種プラントはプラント本
体54を充填部54a と播種覆土部54bとに2分割し、電装
や空圧管路を途中で分離接続可能とすると共に、清掃用
のエアガンをそれぞれに接続させるガン接続口55a,55b
を各部54a,54b に設けて、このプラントの移設・移動の
容易化と作業終了などにおける清掃の至便化を図るよう
に構成している。
【0029】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下図7乃至図9のフローチャートを参照してこの
作用を説明する。
【0030】今自動ボタンスイッチ50がオン操作される
とき、各モータ19,25,40によって各コンベア4,7,9
の駆動が開始される。そして、野菜用育苗箱2を載置す
る箱状トレイ3側の始動スイッチ66をオンすることによ
り、野菜用育苗箱2の搬送が行われるもので、同育苗箱
2が第1スイッチ42位置に至って該スイッチ42がこれを
検出するとき、モータ20の駆動によってこの野菜用育苗
箱2に対する養土充填が養土充填機5により行われると
共に、前記ブラシ12による充填養土表面の均平が行わ
れ、前記スイッチ42のオンよりタイマ一定時間経過後の
前記噴出装置13位置を野菜用育苗箱2が通過時にあって
は、圧縮機23からの加圧空気が野菜用育苗箱2に噴出さ
れて清掃が行われて、この後行われる前記センサ47,48
での野菜用育苗箱2の検出を確実なものとさせることが
できる。
【0031】さらに、前記スイッチ42のオンよりタイマ
一定時間経過後の前記灌水装置14位置を野菜用育苗箱2
が通渦中に充填養土表面に噴霧灌水が行われ、該育苗箱
2がコンベア4の送り終端位置である前記スイッチ43位
置に至ってこれが検出する状態にあって、前記スイッチ
44がオフの、野菜用播種機8位置に前回搬送の野菜用育
苗箱2が無い播種終了状態のとき、そのまま播種コンベ
ア7にこの同育苗箱2が受継ぎされて野菜用播種機8に
送り込まれれると共に、前記スイッチがオンの、野菜用
播種機8位置に前回搬送の野菜用育苗箱2が有る播種作
業状態のとき、充填コンベア4の駆動は停止されて野菜
用育苗箱2の待機が行われ、野菜用播種機8での作業が
完了し前回搬送の野菜用育苗箱2がスイッチ44位置より
移動するとき、再びコンベア4は駆動を開始して野菜用
育苗箱2を播種コンベア7に受継ぎ搬送させる。
【0032】そして、野菜用育苗箱2が前記鎮圧スイッ
チ47まで搬送され、該スイッチ47が野菜用育苗箱2を検
出する毎に、養土表面に播種用の凹部Aを形成させる鎮
圧作業が鎮圧体26の昇降動作でもって行われると共に、
野菜用育苗箱2が播種スイッチ48まで搬送され、該スイ
ッチ48が野菜用育苗箱2を検出する毎に、1粒播種にあ
っては図10のプログラムに示す如き播種1サイクルCの
搬送と種子吸着工程が各ポット3a毎に順次行われるもの
である。
【0033】つまり、今播種スイッチ48位置で1ピッチ
のポット3aの播種が終了するとき、播種コンベア7駆動
による野菜用育苗箱2搬送と、前記ノズル30作動による
種子吸着工程を平行させて同時に行い、次回ピッチのポ
ット3aをスイッチ48が検出するとき、野菜用育苗箱2の
搬送停止に合わせて前記ノズル30における種子吸着工程
を終了させる状態とさせて種子Bの放出を行うようにし
たもので、野菜用育苗箱2の搬送工程と種子Bの吸着工
程を別個とさせるものに比べ、この播種1サイクルCに
要する作業時間を大幅に短縮化させることができる。な
おこの場合、2粒播種にあっては1サイクルC中種子吸
着放出工程が2回行われるものである。
【0034】このような各ピッチ毎のポット3aに対する
播種作業かが終了し、覆土コンベア9に野菜用育苗箱2
が受継ぎされ、同野菜用育苗箱2は水稲用播種機8-1 側
を通過する。そして、覆土機10位置まで野菜用育苗箱2
が搬送されたことをスイッチ45が検出するとき、播種後
の養土表面に覆土が順次施され、次に野菜用育苗箱2が
灌水装置38まで搬送されるスイッチ45のオンよりタイマ
一定時間経過後に覆土表面に噴霧灌水が行われ、野菜用
育苗箱2がコンベア9の送り終端まで搬送されたことを
スイッチ46で検出するとき、該コンベア9の駆動が停止
されると共にこの一定時間経過後には警報ブザー53が作
動してこれれを作業者に報知するものである。
【0035】また、このような自動制御中以外にあって
図8に示す如く、播種サイクルスイッチ51をオン操作す
るときは、前述の如き播種の1サイクルC工程のみを行
わしめることができ、ノズル30に対する種子の吸着確認
や、ノズル30の高さ調節などの事前確認が容易に変えて
種子Bを損失させることのない効率の良い作業が可能に
できる。
【0036】さらに、自動制御中に播種サイクルスイッ
チ51をオフ状態とさせるとき、図9に示す如く、播種の
サイクルC工程を一時停止させてこの作業中での播種の
確認も容易に行わしめることができるものである。
【0037】また、水稲用育苗箱2-1 を載置する箱状ト
レイ3-1 側の始動スイッチ67をオンすることにより、水
稲用育苗箱2-1 の搬送が行なわれる。そして、同水稲用
育苗箱2-1 は上記と同様に養土充填機5により養土充填
が行われると共に、前記噴出装置13により加圧空気が水
稲用育苗箱2-1 に噴出される。
【0038】さらに、灌水装置14により通過中の水稲用
育苗箱2-1 の充填養土表面に噴霧灌水が行われる。そし
て、同育苗箱2-1 は野菜用播種機8を通過して水稲用播
種機8-1 に至って、同水稲用播種機8-1 により種籾60が
播種される。
【0039】次いで、覆土機10側へ移送された水稲用育
苗箱2-1 は播種後の養土表面に覆土が順次施され、覆土
表面に噴霧灌水が行われるものである。
【0040】また、図13は播種プラント装置の他の実
施例を示すものであって、図中70は、ポット3aを具備す
る野菜用育苗箱2と、水稲用育苗箱2-1 を供給して搬送
する苗箱供給装置、71は同苗箱供給装置70の後部で搬送
下手側に設ける養土充填機で、養土ホッパ71-1及び縦搬
送装置71-2を有している。72は圧縮空気噴出装置、73は
灌水装置である。
【0041】そして、これらの後部で育苗箱2,2-1 の
搬送下手側には、野菜用播種機74と水稲用播種機75を並
設しながら同野菜用播種機74と水稲用播種機75は横方向
の二本のレール76上に載置されて横方向に移動自在とな
っている。そして、両播種機74,75 は養土充填機71の後
部に対して入替可能に構成されている。77は覆土機、78
は灌水装置、79は充填コンベア、80は播種コンベア、81
は覆土コンベアである。
【0042】そして、上記実施例によれば、苗箱供給装
置70側に野菜用育苗箱2を供給して、同野菜用育苗箱2
に対して野菜の種子を播種する場合は、養土充填機71の
後部に野菜用播種機74を位置させて野菜の種子を播種す
るものである。
【0043】また、苗箱供給装置70側に水稲用育苗箱2-
1 を供給して同水稲用育苗箱2-1 に対して種籾を播種す
る場合は、養土充填機71の後部に水稲用播種機75をセッ
トして播種を行うものである。
【0044】したがって、上記実施例においては、播種
機側を横方向に移動自在としながら入替可能としたもの
であるから、播種プラント装置の全長が短くなると共
に、同播種機の構造が簡単であって、全体としての播種
プラント装置がコンパクトに構成されるものである。
【0045】
【発明の効果】本発明による播種プラント装置は、野菜
用播種機と水稲用播種機の両方を併設したものであるか
ら、ポットを具備する野菜用育苗箱と水稲用育苗箱の二
種類の育苗箱を自動的に区別しながら、野菜用育苗箱に
対しては野菜用播種機を作動させて野菜の種子を播種す
ることができると共に、水稲用育苗箱に対しては水稲用
播種機を作動させて水稲の種籾を播種することができる
ものである。
【0046】したがって、一体的に構成された播種プラ
ント装置により、野菜及び水稲の両方の播種作業を能率
的に行うことができるものである。
【0047】また、従来においては、野菜用播種装置と
水稲用播種装置を別々に製作していたが、本発明によれ
ば、両者を併設するものであるから、構造簡単で、コス
トが安価となるものである。
【0048】また、野菜用播種機と水稲用播種機の設置
位置は、野菜用播種機を搬送上手側に位置させると共
に、水稲用播種機を搬送下手側に位置させたものである
から、野菜用播種機の整備点検が広い空間を利用して行
えるから容易にできるものである。
【0049】また、野菜用播種機と水稲用播種機の作動
は、育苗箱のポットの有無を検出スイッチにより検出し
て、これに連動して自動的に両播種機を切換えて播種す
ることができ、したがって、播種作業が能率的に行われ
るものである。
【0050】そして、育苗箱を供給移送する移送手段に
おいては、野菜用育苗箱の移送速度を水稲用育苗箱の移
送速度よりも遅くしたものであるから、野菜用育苗箱の
播種が確実に行なわれて野菜の育成を良好にするもので
ある。
【0051】さらに、野菜用育苗箱と水稲用育苗箱とを
横方向に並設した場合は、播種プラント装置の全長が短
くなり、コンパクト化されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面説明図。
【図2】全体の側面図。
【図3】養土充填機部の説明図。
【図4】野菜用播種機のの説明図。
【図5】水稲用播種機の説明図。
【図6】制御回路図。
【図7】フローチャート。
【図8】フローチャート
【図9】フローチャート
【図10】播種工程のタイムチャート。
【図11】野菜用育苗箱の断面側面図。
【図12】水稲用育苗箱の断面側面図。
【図13】播種プラント装置の他の実施例の全体を示す
側面説明図。
【符号の説明】
1 荷箱供給装置 2 野菜用育苗箱 2-1 水稲用育苗箱 3a ポット 4-1 移送手段 5 養土充填機 8 野菜用播種機 8-1 水稲用播種機 10 覆土機 65 検出スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポット3aを具備する野菜用育苗箱2、及
    び水稲用育苗箱2-1の両方を供給できる苗箱供給装置1
    と、養土充填機5と、両育苗箱2,2-1 を区別して切換
    自在に播種できる野菜用播種機8並びに水稲用播種機8-
    1 を併設して順次備えると共に、これらの後部で両育苗
    箱2,2-1 の搬送下手側に覆土機10を設けて野菜の播種
    作業と、水稲の播種作業が自在にできるように構成した
    ことを特徴とする播種プラント装置。
  2. 【請求項2】 上記野菜用播種機8と水稲用播種機8-1
    の設置位置は、野菜用播種機8を、両育苗箱2,2-1 の
    搬送上手側に位置させると共に、水稲用播種機8-1 を搬
    送下手側に位置させたことを特徴とする請求項1記載の
    播種プラント装置。
  3. 【請求項3】 上記野菜用播種機8と水稲用播種機8-1
    の作動は、苗箱供給装置1側より供給移送される野菜用
    育苗箱2と水稲用育苗箱2-1 のうち、ポット3aの有無を
    検出スイッチ65により検出し、これに連動して自動的に
    両播種機8,8-1 を切換えて播種することを特徴とする
    請求項1記載の播種プラント装置。
  4. 【請求項4】 上記野菜用育苗箱2と水稲用育苗箱2-1
    を供給移送する移送手段4-1 において、野菜用育苗箱2
    の移送速度V1を、水稲用育苗箱2-1 の移送速度V2よりも
    遅くすることを特徴とする請求項1記載の播種プラント
    装置。
  5. 【請求項5】 野菜用育苗箱2、及び水稲用育苗箱2-1
    を供給して搬送する苗箱供給装置70と、養土充填機71を
    連設すると共に、これの後部で両育苗箱2,2-1 の搬送
    下手側に、野菜用播種機74と水稲用播種機75を並設しな
    がら横方向に移動自在とし、かつ、同両播種機74,75 を
    養土充填機71の後部に対して入替可能に設置したことを
    特徴とする播種プラント装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111480418A (zh) * 2019-01-28 2020-08-04 周口师范学院 一种蔬菜工厂化生产用播种装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8801231B2 (en) 2010-08-06 2014-08-12 Posco Led Company Ltd. Optical semiconductor lighting apparatus
US8894247B2 (en) 2010-08-06 2014-11-25 Posco LED Co. Optical semiconductor lighting apparatus
CN111480418A (zh) * 2019-01-28 2020-08-04 周口师范学院 一种蔬菜工厂化生产用播种装置

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