JP3412253B2 - 苗植機 - Google Patents

苗植機

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JP3412253B2
JP3412253B2 JP09467694A JP9467694A JP3412253B2 JP 3412253 B2 JP3412253 B2 JP 3412253B2 JP 09467694 A JP09467694 A JP 09467694A JP 9467694 A JP9467694 A JP 9467694A JP 3412253 B2 JP3412253 B2 JP 3412253B2
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哲 加藤
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真一郎 矢野
弘和 仲
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、ポット苗を植付る苗
植機に関するもので、ポット形に育苗されたポット苗を
用いる田植機や野菜移植機等に用いられる。 【0002】 【従来の技術】トラクタにポット苗を植付る苗植装置を
連結した苗植機がある。この苗植装置は、ポット苗を育
苗した育苗トレイを載せる苗供給台,育苗トレイを下方
に送り出す苗箱繰出装置,苗箱繰出装置で送り出された
育苗トレイからポット苗を押し出す苗押出装置,押し出
されたポット苗を受けて下方の搬送ベルトに移し替える
苗ホルダ−,苗ホルダ−上のポット苗を搬送ベルトに押
し出す押出装置,押し出されたポット苗を機体の進行方
向に対して左右方向に搬送する搬送ベルト,搬送ベルト
の搬送終端側に設けられていて送られてきたポット苗を
植付る苗植込杆で構成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このようなポット苗の
苗植機は、ポット苗を縦方向に移動させる植付初期の行
程と、ポット苗を左右横送りした後に圃場に植付る植付
後期の行程からできていて、ポット苗の動きが複雑であ
るため、ポット苗の葉部の姿勢が乱れて移送及び植付が
正確にできないという問題点があつた。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、トラクタ1
の後方に苗植装置10を連結し、トラクタ1の座席5の
後方に施肥装置54のホッパ55を設け、苗植装置10
を育苗トレイ11を載せる苗供給台12,育苗トレイ1
1を送り出す苗箱繰出装置14,育苗トレイ11からポ
ット苗を押し出す苗押出装置16,押し出されたポット
苗を受けて下方の搬送ベルト17に移し替える苗ホルダ
−27,苗ホルダ−27上のポット苗を搬送ベルト17
に押し出す押出子33,ポット苗を左右方向に搬送する
搬送ベルト17及び搬送ベルト17の終端側に設けられ
ている苗植込杆18で構成、該苗植装置10には押出
子33及び搬送ベルト17の左右全幅にわたって噴霧す
る噴霧装置43を設けると共に、該噴霧装置43のタン
ク39をトラクタ1の前部又は座席5の側方に配置し
ことを特徴とする苗植機の構成とする。 【0005】 【作用】トラクタ1が走行すると、トラクタ1の座席5
の後方に設けた施肥装置54のホッパ55から肥料を繰
り出して施肥すると共に、苗供給台12からポット苗の
育苗されている育苗トレイ11が苗箱繰出装置14で送
り出され、次いで、苗押出装置16により育苗トレイ1
1からポット苗が押し出されて,苗ホルダ−27に載せ
替えられ、次いで、苗ホルダ−27が下降移動をしてポ
ット苗が押出子33により搬送ベルト17に押し出して
移し替えられ、次いで、ポット苗は搬送ベルト17で左
右横方向に搬送されて、苗植込杆18で圃場に植付られ
ていく。 【0006】このようなポット苗の移動植付行程におい
て、トラクタ1の前部又は座席5の側方に配置した噴霧
装置43のタンク39内の水あるいは液肥を押出子33
及び搬送ベルト17の左右全幅にわたって噴霧装置43
により噴霧するので、押出子33及び搬送ベルト17に
付着している泥を落すことができる。 【0007】 【実施例】この発明の実施例について説明する。まず、
図1〜図7に基づき苗植機について説明する。トラクタ
1の車体2は、ステアリングハンドル3によって操向さ
れる前輪4,4、及び、座席5の後方に位置している後
輪6,6を有し、座席5の下方に搭載しているエンジン
7によって駆動走行される四輪駆動の走行形態である。
車体2の後方には、油圧シリンダ8の伸縮によって昇降
される昇降リンク9を設け、この昇降リンク9を介して
苗植装置10を連結している。 【0008】苗植装置10は、ポット苗形の育苗トレイ
11を上下二段に載せて供給する苗箱供給台12を上部
に設け、この苗箱供給台12の後下端部から側面視U字
状の繰出通路13に育苗トレイ11が送り出されると、
苗箱繰出装置14で下方に繰り出され、ポット苗の押し
出された空の育苗トレイ11は、U字型の繰出通路13
で送られて空トレイ収容部15へ移送され、空箱収容部
15aに段積みされる構成である。 【0009】育苗トレイ11は、図2に示すように、柔
軟な屈曲自在の合成樹材から成形されていて、平面視で
方形状の容器内に、縦方向及び横方向に整列してポット
部11a,11a,…が構成されている。夫れ夫れのポ
ット部11a,11a,…に床土を充填して、播種して
ポット苗を育苗するものである。このポット部11a,
11a,…の底部には、穴(図示省略)が形成されてい
て、育苗時の排水機能を発揮したり、また、ポット部1
1a,11a,…からポット苗を押し出すときには、こ
の穴に後述の苗押出ピン16を挿入して、ポット苗を押
出す機能を発揮する。育苗トレイ11の長手方向の左右
両側部に沿って、送り孔11b,11b,…を形成して
いて、図5に示すように、苗箱繰出装置14の繰出爪2
3を送り孔11b,11b,…に係合されて、育苗トレ
イ11を1ポット苗づつ間歇的に繰り出すものである。 【0010】苗箱繰出装置14により、育苗トレイ11
が繰り出されると、図3に示すように、育苗トレイ11
のポット部11a,11a,…に、前後に往復動する左
右方向の複数の苗押出ピン16が挿入されて、左右一列
のポット苗を苗ホルダ−27の苗保持部27a上に上に
押し出していく。この苗ホルダ−27の苗保持部27a
上に押し出されたポット苗は、後述の平行リング28,
28の下降移動により下降し、苗送ベルト17上に載せ
変えられ、次いで、苗送ベルト17で左右外側方向に移
送されて、終端側に位置している苗植え込み杆18に供
給され、苗植え込み杆18の回転によって、苗植え込み
ガイド18a,18aに沿って下降し、土壌面に植付け
られる構成としている。これらの苗箱供給台12,苗箱
繰出装置14,苗植え込み杆18等からなる苗植装置1
0は、土壌面を滑走する左右複数のフロ−ト19,1
9,…で支持されている。 【0011】次に、更に詳しくポット苗の植付構成につ
いて説明する。苗箱供給台12に載置されている育苗ト
レイ11が、左右の搬送ガイド21内の苗箱繰出通路2
2に案内されて下方に繰り出されると、図5に示すよう
に、育苗トレイ11の左右両側部の送り孔11b,11
b,…に、苗箱繰出装置14の繰出爪23の係合爪部2
3aを係合させて、揺動ア−ム24の揺動運動によって
繰出爪23を上下移動させ、育苗トレイ11の左右一列
のポット部11a,11a,…を一列づつ間歇的に下方
へ繰り出す構成である。この揺動ア−ム24は伝動ケ−
ス25内の伝動機構によりロッドを介して駆動される。 【0012】育苗トレイ11が繰出爪23によって間歇
的に送り出されて停止すると、育苗トレイ11の送り孔
11b,11b,…に、軸26aを支点として回動する
停止用レバ−26の停止爪26aが関連的に係合して、
育苗トレイ11は係止され停止する構成で、この停止用
レバ−26は前記繰出爪23の揺動に関連して作動して
作動し、育苗トレイ11の繰出、及び、停止を繰り返す
構成である。 【0013】前記苗植装置10の苗押出ピン16と苗送
ベルト17との間には、苗ホルダ27が設けられてい
る。この苗ホルダ−27には、育苗トレイ11の左右方
向の一列のポット数と同数の苗保持部27aを対向して
形成し、苗植装置10側の機体に軸部28a,28bを
介して軸支されている平行リンク28,28で、昇降移
動自在に取付けられている。そして、前記伝動ケ−ス2
5の伝動機構によって駆動される回転軸35,回転軸3
5に取り付けられていていて回転するア−ム36,一端
がア−ム36の先端に軸支されていて、且つ、他端部が
下側の平行リンク28の端部に連結されているロッド3
7を介して、この平行リング28,28は駆動され、苗
ホルダ−27は平行状態を保持しながら昇降移動する構
成である。 【0014】苗ホルダ−27が上方に移動した状態で
は、図3に示すように、苗押出ピン16の後方に位置し
ていて、苗押出ピン16で育苗トレイ11のポット部1
1a,11a,…からポット苗が押出されると、ポット
苗の土付部Pを苗ホルダ−27の苗保持部27aで受け
るものであり、また、苗ホルダ−27が下降した状態で
は、下方の苗送ベルト17の上面に対向した位置に移動
し、苗送ベルト17の上面に接近しながら後側から前側
へ移動し、苗ホルダ27の苗保持部27aが押出子33
の下方を通過するときに、図4に示すように、背面視く
し状の押出子33により、ポット苗の土付部が相対的に
後方に押し出され、下側の苗送ベルト17の上面に載せ
替えられていく構成である。なお、17aは、搬送ベル
ト17の搬送方向に沿って所定間隔毎に設けた突起で、
この突起17a,17aの間に一つのポット苗が載置さ
れる。 【0015】このようにして、ポット苗が搬送ベルト1
7上に載せ変えられると、図4に示すように、搬送ベル
ト17で左右外側方向に搬送されて、苗ガイド18a,
18aの上端部に送り込まれ、回転している苗植込杆1
8に係止されて、苗ガイド18a,18a内を下方に案
内されて、順次圃場面に植付られていく。なお、38は
補助苗置き台である。 【0016】次に、図1及び図8について説明する。ト
ラクタ1の車体2の前部には、タンク39を配置し、ゴ
ムバンド等の取付具40で取り付け、タンク39内の水
あるいは液肥はポンプ41で送水ホ−ス42を経由して
後方に圧送され、噴霧ノズル43,43から噴霧される
構成である。苗ホルダ−27の苗保持部27aに対向し
て設けられている噴霧ノズル43は、苗ホルダ−27の
苗保持部27a上に載置されているポット苗に体して、
その土付部から苗身の先端側に向かって、且つ、苗ホル
ダ−27の下降行程に噴霧するもので、苗の葉の絡みつ
きを解して長手方向に沿わせ、また、苗ホルダ−27の
上昇行程にも噴霧ノズル43から噴霧して、苗ホルダ−
27に付着している泥を落していく。なお、噴霧ノズル
43からの噴霧を、苗ホルダ−27の下降行程のみと
し、上昇行程では噴霧を停止する構成としてもよい。 【0017】また、苗送ベルト17に対向配置している
噴霧ノズル43は、苗送ベルト17及び苗ホルダ−27
の通過位置の上方に位置で、且つ、苗送ベルト17のポ
ット苗の土付部が載置される上方位置に設けられてい
て、苗送ベルト17に向けて噴霧する構成である。この
噴霧ノズル43は、苗送ベルト17の左右全幅にわたっ
て噴霧し、且つ、苗送ベルト17のポット苗の搬送に関
連して、間歇的に噴霧されるものである。しかし、この
噴霧範囲は、ポット苗の2〜3個にまたがったもの、あ
るいは、ポット苗の一個分を噴霧範囲とし、搬送ベルト
17の間歇的な搬送作用に関連して、間歇的に噴霧する
構成としてもよい。 【0018】なお、これらの噴霧ノズル43は、ポット
苗の植付条数に合わせて構成するもので、4条植えの場
合は4個,6条植えの場合には6個夫れ夫れ対向して設
けられるものである。なお、図10は、噴霧ノズル43
の構成を示す下面図及び断面図である。また、噴霧ノズ
ル43からエア−を噴出する構成としてもよく、また、
図13に示すように、噴霧ノズル43から押出子33の
全幅にわたって噴霧し、泥の付着を防止する構成として
もよい。 【0019】また、図14に示すように、タンク39の
供給口(図示省略)には、中途部に給水用ポンプ52の
あるホ−ス53を接続すると、タンク39への水の供給
が容易になる。また、図面は省略したが、車体2におけ
る座席5の左右両側方に、タンクを配置し、このタンク
への注水用のホ−スの始端側を、機体前部のステアリン
グハンドル3の前方位置まで延長しておくと、タンクへ
の注水が容易となり、また、タンクの下方にポンプを配
置すると、噴霧ノズルまでの距離が短くなって、噴霧ノ
ズルからの噴霧圧力が向上し、間歇的に噴霧する際のタ
イムラグが小さくなり、清掃作用が確実化する。 【0020】図9に基づき、間歇的に噴霧する構成につ
いて説明する。タンク39内の水はポンプ41で吐出さ
れ、送水ホ−ス42,送水分岐管44を介して圧送さ
れ、噴霧ノズル43,43,…から噴霧される構成であ
る。このポンプ41の駆動用のモ−タ45は、苗ホルダ
−27の昇降タイミング,苗送ベルト17の間歇的な搬
送タイミングあるいは苗植込杆18の植付タイミング等
に関連して、ポンプ間歇作動用タイマ−46により間歇
的に駆動される構成である。なお、47は主スイッチ,
48はバッテリ−である。 【0021】次に、図11及び図12について説明す
る。苗送ベルト17の搬送終端側下方には、駆動ブラシ
49を配置している。この駆動ブラシ49はブラシ軸4
9aの外周にラセン状のブラシを取り付けた構成であ
り、苗送ベルト17に接触しながら回転して、搬送ベル
ト17に付着している泥土を掻き落とすものである。苗
送ベルト17は、一対のロ−ラ17a,ロ−ラ17aに
巻き掛けられていて、伝動ケ−ス25からの動力伝達を
受けて、矢印方向に回転する構成である。外側のロ−ラ
17aの端部に、ギヤ50を取り付け、ブラシ軸49a
の端部にも該ブラシ軸49aに噛み合うギヤ51を取り
付けて、ロ−ラ17a,ギヤ50,ギヤ51を介して、
駆動ブラシ49が回転駆動される。また、これらの苗送
ベルト17,駆動ブラシ49及びフロ−ト19の関係
は、図12のように構成されている。即ち、フロ−ト1
9は、前広幅部19a及び後狭幅部19bで構成されて
いて、前広幅部19aで整地均平された後を、平面視で
後狭幅部19bの側方で、且つ、苗送ベルト17の側方
に、ポット苗が苗植込杆18で植え付けられていもので
あり、また、植付作業中に駆動ブラシ49で掻き落とさ
れた泥は、矢印方向に回転している駆動ブラシ49によ
り、植付位置とフロ−ト19との間隔部に落とされ、フ
ロ−ト19上に泥が溜ることはない。なお、ロ−ラ17
aと駆動ブラシ49との間を、ベルト(図示省略)で伝
動する構成としてもよい。また、搬送ベルト17に噴霧
ノズル43(図示省略)から水を噴霧しながら、駆動ブ
ラシ49で泥を掻き落とす構成としてもよい。 【0022】次に、図15〜図18について説明する。
トラクタ1及びポット苗の苗植装置10等は、前記の実
施例と同様に構成されている。座席5の後方に肥料等の
粒状物供給装置54を設けている。この粒状物供給装置
54は、肥料を貯蔵するホッパ55,ホッパ55内の粒
状物を繰り出す繰出装置56,繰り出された粒状物をポ
ット苗の植付位置近傍に導くホ−ス57,ブロワ58,
該ブロワ58からのエアを貯めるエア室59等で構成さ
れている。 【0023】エア室59には、開閉弁(図示省略)を介
して、清掃ホ−ス60の始端側が接続されていて、清掃
ホ−ス60の終端側は、苗送ベルト17,苗ホルダ−2
7,苗ガイド18a,18a,押出子33等の清掃をす
る部分に臨ませている。そして、苗植装置10の作動あ
るいは停止を司る植付レバ−(図示省略)の切状態への
切替に関連して、前記の開閉弁(図示省略)が開側に切
替られて、前記の苗送ベルト17,苗ホルダ−27,苗
ガイド18a,18a,押出子33等清掃部分に、エア
を吹き付けて、泥を吹き飛ばし清掃をする。そして、植
付レバ−(図示省略)の入状態への切替に関連して、前
記の開閉弁(図示省略)が閉鎖側に切替られ、清掃ホ−
ス60への送風を停止し、植付作業中は清掃を中止する
構成である。しかして、施肥装置のブロワを有効に活用
して、ポット苗の苗植装置10の清掃をすることがで
き、苗植作業中は清掃を中止するので、植付作業中の肥
料の散布に悪影響を及ぼすこともない。 【0024】次に、図1〜図6の作用について説明す
る。トラクタ1を前進させながら、苗箱供給台12から
側面視U字状の繰出通路13に育苗トレイ11を苗箱繰
出装置14で送り出されると、次いで、繰出爪23が育
苗トレイ11の送り孔11b,11b,…に作用して、
ポット苗が間歇的に繰り出されて停止し、次いで、育苗
トレイ11のポット部11a,11a,…に複数の苗押
出ピン16が押し込まれて、ポット苗が苗ホルダ−27
の苗保持部27a上に押し出される。次いで、平行リン
ク28,28の下降移動により、苗送ベルト17の上方
を通って前方(図3の左側)に移動し、更に、苗ホルダ
27の苗保持部27aが押出子33の下方を通過すると
きに、背面視くし状の押出子33により、ポット苗の土
付部が後方に押し出され、下側の苗送ベルト17の上面
に載せ替えられる。次いで、搬送ベルト17上のポット
苗は、搬送ベルト17に回転により左右外側に搬送され
て、苗ガイド18a,18aの上端部に繰り出され、次
いで、回転している苗植込杆18に係止されて、順次圃
場面に植付られていく。 【0025】このような苗植作業中に、タンク39内の
水あるいは液肥は、ポンプ41で送水ホ−ス42を経由
して後方に圧送され、噴霧ノズル43,43から噴霧さ
れ苗植装置10の清掃個所を清掃をする。この際、苗ホ
ルダ−27の苗保持部27a側に対向配置している噴霧
ノズル43は、苗保持部27a上に載置されているポッ
ト苗の下降行程に、ポット苗の土付部から苗身の先端側
に向かって噴霧するので、苗ホルダ−27に付着してい
る泥を落すと共に、苗の葉の絡みつきを解しながら苗身
をまっすぐにすることができて苗身方向を整然とし、搬
送及び苗植込杆18への引継ぎが正確となってその後の
苗植作業を確実化でき、植付の精度を向上させることが
できる。 【0026】 【効果】このようにこの発明は、トラクタ1の座席5の
後方に設けた施肥装置54のホッパ55から肥料を繰り
出して施肥すると共に、ポット苗の植付行程において、
トラクタ1の前部又は座席5の側方に配置した噴霧装置
43のタンク39内の水あるいは液肥を押出子33及び
搬送ベルト17の左右全幅にわたって噴霧装置43によ
り噴霧するので、押出子33及び搬送ベルト17に付着
している泥を落すことができ、搬送及び苗植込杆18へ
の引継ぎが正確となり、植付の精度を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】苗植機の側面図 【図2】育苗トレイの斜視図 【図3】要部の切断側面図 【図4】要部の切断背面図 【図5】要部の切断側面図 【図6】要部の側面図 【図7】要部の背面図及び平面図 【図8】要部の側面図 【図9】ブロック図 【図10】平面図及び切断側面図 【図11】斜視図 【図12】平面図 【図13】側面図及び背面図 【図14】一部の側面図 【図15】全体の側面図 【図16】要部の切断側面図 【図17】要部の切断背面図 【図18】一部の斜視図 【符号の説明】 1 トラクタ5 座席 10 苗植装置 11 育苗トレイ 11a ポット部 11b 送り孔 12 苗箱供給台 14 苗箱繰出装置 16 苗押出ピン 17 苗送ベルト 18 苗植込杆 27 苗ホルダ 33 押出子39 タンク 43 噴霧ノズル54 粒状物供給装置 55 ホッパ
フロントページの続き (72)発明者 矢野 真一郎 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 仲 弘和 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 名本 学 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 塩谷 晶紀 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (56)参考文献 特開 平6−30618(JP,A) 実開 平5−13123(JP,U) 実開 平5−82211(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 トラクタ1の後方に苗植装置10を連結
    し、トラクタ1の座席5の後方に施肥装置54のホッパ
    55を設け、苗植装置10を育苗トレイ11を載せる苗
    供給台12,育苗トレイ11を送り出す苗箱繰出装置1
    4,育苗トレイ11からポット苗を押し出す苗押出装置
    16,押し出されたポット苗を受けて下方の搬送ベルト
    17に移し替える苗ホルダ−27,苗ホルダ−27上の
    ポット苗を搬送ベルト17に押し出す押出子33,ポッ
    ト苗を左右方向に搬送する搬送ベルト17及び搬送ベル
    ト17の終端側に設けられている苗植込杆18で構成
    、該苗植装置10には押出子33及び搬送ベルト17
    の左右全幅にわたって噴霧する噴霧装置43を設けると
    共に、該噴霧装置43のタンク39をトラクタ1の前部
    又は座席5の側方に配置したことを特徴とする苗植機。
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