JP3563470B2 - 偏平種子播種機用鎮圧具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は播種穴が断面V字形に形成される偏平種子播種機用鎮圧具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
土面又は発泡樹脂苗床に播種穴を設けて播種するものが実開昭60−106411号公報や、実開昭63−95411号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上のものは何れもカボチャ又はキュウリ等の偏平種子の播種については考えられていない。
通常の播種装置で偏平種子を播種すると種子の長軸方向が一定にそろっていないのでセルの中での子葉の向きが一定にならない。
例えば接木装置を用いて機械で接木をしてやる場合は子葉の向きが一定でないとうまく接木ができない。
又、セルの中で子葉が重なり合い発育不良をおこすという不具合も生じる場合がある。
したがって本発明は偏平種子を一定方向の適正な姿勢で播種できる播種機に用いられる鎮圧具をうることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上のような目的を達成するために次のような偏平種子播種機用鎮圧具を提供するものである。
すなわち、円柱の先端を断面山形状に形成して屋根形斜面を形成した偏平種子播種機用鎮圧具である。
【0005】
【作用】
本発明の鎮圧具で播種穴を形成したものは、断面V字形に形成されて、播種穴は長手方向に穿孔されたものとなるので、種子を播種したとき種子の方向が一定となる。そして異なる鎮圧具を用いることにより播種穴の深さが変更されて種子の種類に対応できる。
【0006】
【実施例】
以下図面に示す実施例について説明する。
先ず従来の播種プラントから説明すると、図7、図8において(1)は育苗箱(2)を多段に収納する育苗箱自動供給装置である。(4)は供給装置(1)の下方に送り始端側を臨ませて供給装置(1)から供給される1枚毎の育苗箱(2)を後方に搬送する充填コンベアである。(5)は充填コンベア(4)の送り中間部に設けて床土ホッパー(6)内の床土を充填コンベア(4)上の育苗箱(2)に供給する床土充填機である。(7)は充填コンベア(4)の送り終端に連設する播種コンベアである。(8)は播種コンベア(7)の送り中間部に設けて、コンベア上の床土充填機の育苗箱(2)に播種を行う真空播種機である。(9)は播種コンベア(7)の送り終端に送り始端を連設する覆土コンベアである。(10)は覆土コンベア(9)の送り中間部に設けてコンベア(9)上の播種後の育苗箱(2)に覆土を行なう覆土機であり、供給装置(1)から育苗箱(2)を各コンベア(4)、(7)、(9)で搬送中、育苗箱(2)に床土充填、播種、覆土を行うように構成している。
【0007】
充填機(5)はホッパー(6)中の床土を育苗箱(2)に供給する床土供給コンベア(11)と、育苗箱(2)に供給された床土表面を均平する均平丸ブラシ(12)と、床土充填後のコンベア(4)による通過時、育苗箱(2)上端との隙間を加圧空気でもって噴出清掃する圧搾空気噴出装置(13)と、床土表面均平後の育苗箱(2)に噴霧灌水を行う充填用灌水装置(14)と、育苗箱(2)に床土供給時、育苗箱(2)を振動させて床土の供給を助長させる加振器(15)と、丸ブラシ(12)のコンベア(4)下方位置に臨ませて落下回収される床土を縦搬送装置(16)を介してホッパー(6)に還元する回収コンベア装置(17)と、灌水装置(14)のコンベア(4)下方に臨ませる充填用排水樋(18)とを備えている。
【0008】
真空播種機(8)は空気圧縮機(19)及び真空ポンプ(20)を備え、播種コンベア(7)の駆動をモータ(21)で行うものであり、種子ホッパー内の種子を真空吸引力でもってノズルに吸着させて取出し、コンベアで搬送する育苗箱に順次播種するようになっている。覆土機(10)はホッパー(22)内の覆土を育苗箱(2)に供給する供給コンベア(23)と、この覆土後、育苗箱(2)全体に噴霧灌水を行う覆土用灌水装置(24)と、灌水装置(24)のコンベア(9)下方位置に臨ませる覆土用排水樋(25)とを備えている。したがって、育苗箱自動供給装置(1)から育苗箱は床土充填機(8)で播種され、覆土機(10)で覆土されるようになっている。以上のような播種プラントによれば床土供給時、育苗箱(2)を振動させて床土の供給を助長させる加振器(15)があり、また、丸ブラシ(12)のコンベア(4)下方位置に臨ませて落下回収される床土を縦搬送装置(16)を介してホッパーに還元する回収コンベア装置(17)があって床土のオーバーフロー分を回収するようになっている。
【0009】
そして播種機は次のように構成されている。
すなわち、図9において播種装置はトレイの各育苗箱(a)に充填された表土表面に播種用の凹み(A)を形成させる鎮圧体(26)と、該鎮圧体(26)の昇降を行う鎮圧昇降機構(27)と播種用の種子(B)を貯留するホッパー(28)と該ホッパー(28)のノズル挿入口(29)に先端ノズル口(30a)を突入させて1粒の種子(B)を真空吸引力でもって吸着取出しする吸着ノズル(30)と、前記ノズル挿入口(29)にノズル口(30a)を突入させるべく上下及び前後方向にノズル(30)を移動させるノズル移動機構(31)と、前記ノズル挿入口(29)にノズル口(30a)突入時ホッパー(28)を回動させてノズル口(29)近傍に種子(B)を集合させるホッパー回動機構(32)と、前記ノズル(30)でもってホッパー(28)より取出した種子(B)を放出落下させるガイド口(33)と、該ガイド口(33)に播種ホース(34)を介して連通接続させてガイド口(33)からの種子(B)を各ポット内養土の凹み(A)に排出する播種口(35)とを備え、ホッパー(28)内より種子(B)の1粒づつをノズル(30)の真空吸引力で吸着取出して1粒或いは2粒播きの播種を行うようにしている。
【0010】
以上の如くトレイの各育苗箱(a)に播種するには播種穴をあけて、種子(B)を播種している。
この鎮圧具(26)による播種穴をあけるには、図6の如き円柱体の下端が裁頭円錐形に形成されるもので、播種穴をあけているので播種穴の形状が裁頭円錐形になり、これに播種しても偏平種子は一定方向に播種されない。
【0011】
そこで本発明では鎮圧具を次の如く構成した。すなわち、図1の如く円柱体(26a)の先端を断面山形状に形成して屋根形斜面(26b)(26b)を形成した。
このように円柱体(26a)の先端を断面山形状に形成して屋根形斜面を形成した点にあるから、円柱体の先端の部分の寸法と、円柱の断面山形状に形成されていない部分の直径の寸法が同じであり、従ってトレイが正方形状のものについて、そのトレイの正方形の一辺に対応するように偏平種子播種機用鎮圧具の円柱体を設計でき、トレイの中に一定のV字形の溝が形成できる。
本発明の鎮圧具によって穿孔すると、鎮圧具の尖端(26c)と斜面(26b)(26b)とによって図3に示す如く断面がV字形の播種穴(36)が形成される。
したがって、尖端(26c)が育苗箱の進行方向に対してその長手方向になるように図4の如く鎮圧具を形成すると、播種穴(36)に播種された種子は斜面(26b)(26b)によって形成された播種穴の斜面(36a)にガイドされ、図5に示す如く長手方向の種子がそろって播種されるものである。
したがって、偏平種子の播種は後工程での接木装置に関連して種子の方向を一定にせねばならないが、本発明によれば、それに対応できる。そして種子の大きさに応じて円柱体の径の大きさの異なるものを選び、更に斜面(26b)(26b)の角度の異なるものを選ぶことができ、種子により深さが変更できる。
【0012】
【発明の効果】
本発明の鎮圧具によれば、断面V字形の播種穴を形成することができて、種子の方向を一定(育苗箱の進行方向に対し長手に置く)にするため、後工程での接木装置に関連して種子の方向を一定とせねばならないものに適合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明鎮圧具の斜面図
【図2】同上上面図
【図3】播種穴の断面図
【図4】本発明鎮圧具の取付状態図
【図5】トレイの各育苗箱に播種穴を形成した状態を示す説明図
【図6】従来の鎮圧具の説明図
【図7】播種プラントの正面図
【図8】同上の詳細図
【図9】従来の播種機の正面図
【符号の説明】
26 鎮圧具
26a 円柱体
26b 斜面
26c 尖端
36 播種穴
36a 斜面
Claims (1)
- 円柱の先端を断面山形状に形成して屋根形斜面を形成した偏平種子播種機用鎮圧具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP02380995A JP3563470B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 偏平種子播種機用鎮圧具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP02380995A JP3563470B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 偏平種子播種機用鎮圧具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08214618A JPH08214618A (ja) | 1996-08-27 |
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ID=12120668
Family Applications (1)
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JP02380995A Expired - Fee Related JP3563470B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 偏平種子播種機用鎮圧具 |
Country Status (1)
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-
1995
- 1995-02-13 JP JP02380995A patent/JP3563470B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH08214618A (ja) | 1996-08-27 |
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