JP3096071U - 傘 - Google Patents

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JP3096071U
JP3096071U JP2003000878U JP2003000878U JP3096071U JP 3096071 U JP3096071 U JP 3096071U JP 2003000878 U JP2003000878 U JP 2003000878U JP 2003000878 U JP2003000878 U JP 2003000878U JP 3096071 U JP3096071 U JP 3096071U
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JP
Japan
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umbrella
wheel
lower wheel
center rod
fixed
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Application number
JP2003000878U
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English (en)
Inventor
明達 謝
Original Assignee
株式会社裕源
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 傘の下ロクロがガタガタ動くのを抑制した傘
を得る。 【解決手段】 傘の下ロクロに切込みを設けるととも
に、中棒に上ハジキと止め鋲とを設け、下ロクロを中棒
に沿って傘の開き状態の位置に移動させたとき、中棒の
上ハジキが下ロクロと係合し、かつ、止め鋲が下ロクロ
の切込みに挟み込まれるようにして下ロクロを固定す
る。あるいは、下ロクロに凹部を設けるとともに、上ロ
クロに凸部を設け、下ロクロを中棒に沿って傘の開き状
態の位置に移動させたとき、上ロクロの凸部と下ロクロ
の凹部とが係合するようにして下ロクロを固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、傘の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にこうもり傘などの傘は、下ロクロと称される部分を中棒に沿って移動させ て開閉する。この下ロクロは移動させるものであるので固定されておらず、ガタ ガタするものがある。特に風雨の強い日にはハンドルをしっかり持っていても下 ロクロがぐらつき、使い心地を損ねる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案はこのような課題を解決して、傘のガタガタする状態を抑制し、使い 心地をよくした傘を得ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案の一例の傘では、傘の下ロクロに切込みを設けるとともに、中棒に上 ハジキと止め鋲とを設ける。そして、下ロクロを中棒に沿って傘の開き状態の位 置に移動させたとき、中棒の上ハジキが下ロクロと係合し、かつ、止め鋲が下ロ クロの切込みに挟み込まれるようにして下ロクロを固定するようにしたものであ る。
【0005】 また、この考案の他の一例の傘では、傘の下ロクロに凹部を設けるとともに、 上ロクロに下ロクロの凹部に対向する凸部を設ける。そして、下ロクロを中棒に 沿って傘の開き状態の位置に移動させたとき、中棒の上ハジキが下ロクロと係合 し、かつ、上ロクロの凸部が下ロクロの凹部と係合するようにして下ロクロを固 定するようにしたものである。
【0006】
【考案の実施の形態】 実施の形態1. 図1は、この考案が適用されるこうもり傘の一例の構造を示す全体概略構成図 である。 図1に示すように、この考案の一実施の形態によるこうもり傘では、中棒1の 下端に手元(HANDLE又はGRIP)2を固着し、中棒1の上端には上ロクロ(NOTCH )3を設けている。上ロクロ3には、複数の親骨4の上端部を枢着し、これら親 骨4の下端側を受骨5の外側端で枢着支持している。受骨5の内側端は下ロクロ (RUNNER)6に枢着支持されている。下ロクロ6は環状であり、その中穴を中骨 1が貫通している。中骨1は下ロクロ6に遊嵌されており、下ロクロ6は中棒1 に対して摺動可能となっており、これにより親骨4が開閉可能となり、親骨に張 られた張り布7を開閉するようになっている。なお、親骨4の先端部には露先( TIP)8が付けられている。
【0007】 図2及び図3は、この考案の実施の形態1による傘の下ロクロの構造と固定方 法を説明するための斜視図である。 図2及び図3に示すように、この実施の形態の下ロクロ20は、本体部21の 上側に受骨取付け部22が設けられ、この受骨取付け部22において受骨5の端 部を枢着支持している。受骨取付け部22のさらに上側には、本体部21から上 方に延在した筒状の延長部分23が設けられ、この延長部分23には切込み24 が設けられている。なお通常は延長部分24と本体部分21とは同一内径で連続 して形成されている。 下ロクロ20は、中棒1の周囲を摺動して上下移動するが、その移動の上端位 置には、中棒1に止め鋲(STOP PIN)10と上ハジキ(UPPER SPRING)11とが 設けられている。
【0008】 次に傘の動作、すなわち、使用方法を説明する。図2は、傘を開く際に、下ロ クロ20を上方に持ち上げるとき、すなわち、上ロクロ3の方向に移動させると きの状態を示す図である。また、図3は、下ロクロ20を固定位置にセットした 状態を示す図である。
【0009】 図2に示すように、傘を開くときには、下ロクロ20を中棒1に沿って摺動さ せて上方へ持ち上げる。下ロクロ20が上ハジキ11の位置に達すると、上ハジ キ11は、下ロクロ延長部分23の切込み24に挟み込まれるように入り、さら に下ロクロ20を持ち上げると上ハジキ11は下ロクロ20の内径壁に押さえ込 まれて中棒1の中へ沈み込む。さらに、下ロクロ20を移動させると、図3に示 すように、止め鋲10が切込み24に挟み込まれるように入り、同時に上ハジキ 6が浮上して下ロクロ20の内壁の窪み(くぼみ)にカチッと入り込み、下ロク ロ20の移動を制限し、固定する。
【0010】 このような固定方法によれば、下ロクロ20は、上ハジキ11と止め鋲10と により、安定的に固定することができる。詳述すれば、下ロクロ20の上下動( 中棒方向の動き)は上ハジキ11によって止められ、下ロクロ20の回動(中棒 1の周り方向の動き)は止め鋲10によって止められるので、下ロクロ20が安 定的に固定され、ガタガタ動くことが抑制されるので、傘の使用心地が向上する 。
【0011】 以上のように、この実施の形態の傘によれば、下ロクロ20の切込み24に中 棒1の止め鋲(上部ピン)10を挟み込み、傘を開いて固定する。これにより下 ロクロ20のグラツキを解消できる。言い換えれば、中棒1と受骨5の接点が固 定され、この接点の動きを原因とする傘のグラツキを解消することができる。
【0012】 なお、この実施の形態の傘は、図1における下ロクロ6を図2及び図3に示し たような下ロクロ20に改良したものに相当する。また、この実施の形態による 傘は、長傘に適用するのに好適なものである。
【0013】 なおまた、この実施の形態の傘を次のように述べることもできる。すなわち、 この実施の形態による傘は、中棒1と、この中棒1の一端部に設けられた上ロク ロ3と、この上ロクロ3に枢着された複数本の親骨4と、中棒1に沿って摺動す る下ロクロ20と、一端がこの下ロクロ20に枢着され他端がそれぞれ親骨4に 枢着された複数本の受骨5とを備えた傘において、下ロクロ20の上ロクロ3に 近い側の端部に少なくとも一つの切込み23を設けるとともに、傘を開いたとき に下ロクロ20が止まる部分において中棒1に上ハジキ11を設け、さらにこの 上ハジキ11より上ロクロ3に近い側において中棒1に止め鋲10を設け、下ロ クロ20を中棒1に沿って傘の開き状態の位置に移動させたとき、中棒1の上ハ ジキ11が下ロクロ20の内径側の面に係合し、かつ、止め鋲10が下ロクロ2 0の切込み24に挟み込まれるようにして下ロクロ20を固定するようにしたも のである。
【0014】 実施の形態2. 図4及び図5は、この考案の実施の形態2による傘の上下ロクロの構造と固定 方法を説明するための斜視図である。 図4及び図5に示すように、この実施の形態の下ロクロ30は、本体部31の 上側に受骨取付け部32が設けられ、この受骨取付け部32において受骨5の端 部を枢着支持している。受骨取付け部32のさらに上側には、本体部31から上 方に延在した筒状の延長部分33が設けられ、この延長部分33の先端には複数 の凹部34が設けられている。なお通常、延長部分33と本体部分31とは同一 内径で連続して形成されている。
【0015】 一方、上ロクロ40にはその外周に下方に向かって、すなわち、下ロクロ30 の方向に向かって複数の凸部41が設けられている。また、上ロクロ40の凸部 41と下ロクロ30の凹部34とは相互に嵌りあうことができる位置と形状に設 けられている。なお、上ロクロ40の凸部41は、1個又は複数個設けられ、従 って下ロクロ30の凹部34もそれと同数設けられる。
【0016】 次に傘の動作、すなわち、使用方法を説明する。図4は、傘を開く際に、下ロ クロ30を上方に持ち上げるとき、すなわち、上ロクロ40の方向に移動させる ときの状態を示す図である。また、図5は、図4の破線の円内部分を拡大して、 下ロクロ30を固定位置にセットした状態を示す図である。 図4に示すように、傘を開くときには、下ロクロ30を中棒1に沿って摺動さ せて上方へ持ち上げる。このとき、上ハジキは、下ロクロ40の内径壁面に押さ え込まれて中棒1の中へ沈み込む。さらに、下ロクロ30を移動させると、図5 に示すように、上ロクロ40の凸部41が下ロクロ30の凹部34に嵌りこみ、 同時に上ハジキが浮上して下ロクロ30の下側面にカチッと入り込み、下ロクロ 30の移動を制限し、固定する。
【0017】 このような固定方法によれば、下ロクロ30は、上ハジキと下ロクロ30との 係合のほかに、上ロクロ40の凸部41と下ロクロ30の凹部34との係合によ り、安定的に固定することができる。詳述すれば、下ロクロ30の上下動(中棒 方向の動き)は上ハジキによって止められ、下ロクロ30の回動(中棒のまわり の方向の動き)は上ロクロ40の凸部41と下ロクロ30の凹部34との係合に より止められるので、下ロクロ30がガタガタ動くことが抑止され、傘の使い心 地が向上する。
【0018】 以上のように、この実施の形態の傘によれば、下ロクロ30の上端に1ヶ所以 上の凹部(メス部)34を付け、この凹部34に上ロクロ40に付けた凸部(オ ス部)41を差込むことで、傘を開いて固定する。これにより下ロクロ30のグ ラツキが解消できる。言い換えれば中棒1と受骨5との接点が固定され、この接 点の動きを原因とする傘のグラツキを解消することができる。
【0019】 なお、この実施の形態の傘は、図1における上ロクロ3及び下ロクロ6を図4 及び図5に示したような上ロクロ40及び下ロクロ30に改良したものに相当す る。また、この実施の形態による傘は、折りたたみ傘に適用するのに好適なもの である。
【0020】 なおまた、この実施の形態の傘を次のように述べることもできる。すなわち、 この実施の形態による傘は、中棒1と、この中棒1の一端部に設けられた上ロク ロ40と、この上ロクロ40に枢着された複数本の親骨4と、中棒1に沿って摺 動する下ロクロ30と、一端がこの下ロクロ30に枢着され他端がそれぞれ親骨 4に枢着された複数本の受骨5とを備えた傘において、下ロクロ30の上ロクロ 40に近い方の端部に少なくとも一つ好ましくは複数の凹部を設けるとともに、 上ロクロ40には下ロクロ30の凹部34に対向する凸部を設け、下ロクロ30 を中棒1に沿って傘の開き状態の位置に移動させたとき、中棒1の上ハジキが下 ロクロ30と係合し、かつ、上ロクロ40の凸部41が下ロクロ30の凹部34 に嵌りこんで係合するようにして下ロクロ30を固定するようにしたものである 。
【0021】 また、以上の記載では、図4及び図5において下ロクロ30に凹部(メス部) 34を設けると説明したが、隣りあう凹部34の間の部分を凸部(オス部)とみ ることもできる。また、上ロクロ40に凸部(オス部)41を設けると説明した が、隣り合う凸部41の間の部分を凹部(メス部)とみることもできる。そうす れば、下ロクロ30に凸部を設け、上ロクロ40に凹部を設けて勘合させるとい うように表現することもできる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案では、傘を開いたとき下ロクロが安定に固定さ れるようにしたので、傘がガタガタすることがなく、使い心地が向上した傘が得 られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる傘の一例の構造を示す全体概
略構成図である。
【図2】 本考案の実施の形態1による傘の、下ロクロ
の構造と固定方法を説明するための斜視図である。
【図3】 本考案の実施の形態1による傘の、下ロクロ
の構造と固定方法を説明するための斜視図である。
【図4】 本考案の実施の形態2による傘の、下ロクロ
の構造と固定方法を説明するための斜視図である。
【図5】 本考案の実施の形態2による傘の、下ロクロ
の構造と固定方法を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 中棒、 2 手元、 3 上ロクロ、 4 親骨、 5 受骨、 6 下ロクロ、 7 張り布、 8 露先、 10 止め鋲、 11 上ハジキ、 20 下ロクロ、 21 本体部、 22 受骨取付け部、 23 延長部、 24 切込み、 30 下ロクロ、 31 本体部、 32 受骨取付け部、 33 延長部、 34 凹部、 40 上ロクロ、 41 凸部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傘の下ロクロに切込みを設けるととも
    に、中棒に上ハジキと止め鋲とを設け、前記下ロクロを
    前記中棒に沿って傘の開き状態の位置に移動させたと
    き、前記中棒の上ハジキが前記下ロクロと係合し、か
    つ、前記止め鋲が前記下ロクロの切込みに挟み込まれる
    ようにして前記下ロクロを固定するようにしたことを特
    徴とする傘。
  2. 【請求項2】 傘の下ロクロに凹部を設けるとともに、
    上ロクロに前記下ロクロの凹部に対向する凸部を設け、
    前記下ロクロを前記中棒に沿って傘の開き状態の位置に
    移動させたとき、前記中棒の上ハジキが前記下ロクロと
    係合し、かつ、前記上ロクロの凸部が前記下ロクロの凹
    部と係合するようにして前記下ロクロを固定するように
    したことを特徴とする傘。
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