JP3096024B2 - ロボット装置 - Google Patents

ロボット装置

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JP3096024B2
JP3096024B2 JP10261735A JP26173598A JP3096024B2 JP 3096024 B2 JP3096024 B2 JP 3096024B2 JP 10261735 A JP10261735 A JP 10261735A JP 26173598 A JP26173598 A JP 26173598A JP 3096024 B2 JP3096024 B2 JP 3096024B2
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卓也 長谷川
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動二輪車
などのホイールにおける中心部のハブと外周部のリムと
を連結するスポークをリムに本締めするような処理を自
動的に行うことのできるロボット装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】自動二輪
車などのホイールは、その中心部のハブと外周部のリム
とを複数本のスポークで連結して構成される。そのスポ
ーク連結作業は、仮締め工程と本締め工程の前後2工程
を作業者の手作業により行う。仮締め工程では、先ずス
ポークの一端部をハブに係止し、次にスポークの他端部
をリムに仮締めするという作業をリムの全周にわたって
繰り返す。本締め工程では、仮締めしたホイールを、上
下から治具で挟んで保持し、この保持状態で各スポーク
の他端部をリムに順次本締めする。このスポーク連結作
業のうち、仮締め工程においてスポークの一端部をハブ
に係止する処理については、これを装置により自動的に
行う技術が提案されているが(特開平8−91007号
公報)、その他の処理はすべて作業者の手作業により行
われている。
【0003】そこで、発明者は、このようなホイールの
リム締付け作業における後工程の本締めをロボット装置
で自動化することを考えた。ところが、自動化にあたっ
て、従来の一般的な方法を採用した場合、締付け工具を
取り付けたロボットハンドをマニュアル操作で動かし
て、リムの全周にわたって各スポークの端部をリムに本
締めする処理の全てをロボット装置にティーチングし、
そのときの動きを記憶しておき、これを読み出して前記
処理をプレイバック制御によりロボット装置に繰り返し
行わせることになる。
【0004】しかし、このようにリムの全周にわたる本
締め作業をロボット装置にティーチングする方法では、
ティーチングデータが甚大で、処理プログラムが複雑に
なり制御が容易でないばかりか、ティーチング作業に多
くの時間がかかり、前記本締め作業の対象となるホイー
ルが多機種にわたる場合には、それらの全ての機種につ
いてティーチング作業を行わなければならず、さらに多
大な時間を要する。
【0005】
【0006】本発明は、このような課題を解消し、マニ
ュアル操作によるティーチング作業をほとんど要するこ
となく、ホイールの本締め作業などを自動的に行わせる
ことができるロボット装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1のロボット装置は、ワークを保持する治具
と、前記治具を支持する作業台と、前記治具に保持され
たワークにロボットハンドで処理を施すロボットと、前
記作業台に前記治具と選択的に支持される基準出し具と
を備える。前記ロボットは、前記治具の基準位置および
基準方向に基づくワークの処理プログラムを実行するワ
ーク処理制御手段と、前記ロボットハンドを前記基準出
し具の基準表示点に合致させることにより前記基準位置
をティーチングする基準位置ティーチング手段と、前記
ロボットハンドを前記基準出し具の基準平面に接触して
移動させることにより前記基準方向をティーチングする
基準方向ティーチング手段とを有する。この構成におい
て、例えばホイールなどの回転中心を持つワークを、作
業台に支持された治具で保持するのとは別に、ロボット
に対して、そのロボットハンドを基準出し具の基準表示
点に合致させることで前記治具の基準位置をティーチン
グするとともに、ロボットハンドを前記基準出し具の基
準平面に接触して移動させることで前記治具の基準方向
をティーチングし、ティーチングした基準位置および基
準平面に基づき、ワークの処理プログラムをロボットに
実行させる。これにより、基準位置および基準方向の簡
単なティーチングおよび処理プログラムだけで、治具に
保持されたワークに対してロボットハンドで本締めなど
の処理を自動的に行うことができる。
【0008】また、請求項2のロボット装置は、請求項
1において、前記基準方向を、水平方向と治具の径方向
としている。この構成によれば、例えばホイールの本締
め作業などに使用する場合に、ホイールの中心へ向けて
ロボットハンドを進退させる作業をティーチングなし
に、プログラムのみで行うことができる。
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照しながら詳述する。図1は、本発明
の一実施形態であるロボット装置を備えた、自動二輪車
などのホイールのリム締付設備を示す概略構成図であ
る。このリム締付設備は、図7に示すハブ2に一端部が
係止されたスポーク4の他端部のニップル10をリム3
に仮締めした仮組みホイール1に対して、そのスポーク
4をニップル10によってリム3に締め付けて固定する
設備であって、図1に示すように、前記仮組みホイール
1をワーク受入口5まで搬送する搬入機6と、前記ワー
ク受入口5に搬送された仮組みホイール1を本締めする
ロボット装置7とを備える。
【0012】前記搬入機6は、たとえばローラコンベア
からなり、この上にワーク台8が載せられている。その
搬送路の始端側で前記ワーク台8に、ホイール1のハブ
2とリム3が載せられ、搬送路の終端部である前記ワー
ク受入口5の前まで搬送される。また、前記搬送路の始
端側では、前記ワーク台8の上に取り付けられた記憶媒
体であるワークIDカード9に、生産計画に基づいて、
図示しない書込み器により、機種名(番号)やリム径、
リム幅、スポーク孔数、スポーク孔ずれ幅、スポークね
じれ角度など、本締め機であるロボット装置7によるニ
ップル本締め作業に用いられる締付けデータと、本締め
機7に用いる治具の識別データとが書き込まれる。な
お、ワークIDカード9は、ホイール1のハブ2やリム
3などに直接取り付けてもよい。このワークIDカード
9としては、磁気誘導式、光学式など、種々の非接触型
で書込み、読出しが可能な記憶媒体を使用できる。
【0013】前記搬送路の途中の所定位置では、スポー
ク4の一端部をハブ2に係止するとともに、スポーク4
の他端部のニップルをリム3に仮締めして仮組みホイー
ル1とする仮締め作業が作業者の手作業で行われる。こ
の仮締め作業を、本締め作業を示す図7と図8を用いて
説明すると、まず、図7のハブ2のスポーク孔2aに、
スポーク4を挿入させて、その一端部の鍔4aをハブ2
に係止させるとともに、リム3の外周側から、リム3に
形成されたスポーク孔3aにニップル10を挿入し、図
8に示すニップル10の雌ねじ部10aをスポーク4の
他端の雄ねじ部4bに緩く螺合させて、ニップル10の
頭部10bをリム3の外周側に仮係止させる。
【0014】図1に示す搬入機6が形成する搬送路の仮
締め作業位置よりも下流側の所定位置では、ワーク台8
上に取り付けられたワークIDカード9のデータを読み
取る読取り器11が設けられている。前記IDカード9
はワーク台8の下面または側面に取り付けてもよい。
【0015】前記ロボット装置7は、ワークである仮組
みホイール1を、その軸心が上下方向に向いた姿勢で治
具により保持する回転自在な治具回転機12と、ホイー
ル1の軸対称部について同時に、スポーク4の他端部の
ニップルをリム3にロボットハンド68で本締め処理す
る2台のロボット13A,13Bと、これらロボットの
ロボットハンド68に治具の基準位置および基準方向を
ティーチングするために使用される基準出し具52を備
える。前記治具は、図2に示すように、ホイール1を上
下から挟んで保持する治具上半体14および治具下半体
15からなる。前記治具回転機12は、治具を支持する
作業台16と、この作業台16を回転駆動する駆動装置
17とを備え、駆動装置17で作業台16を回転駆動さ
せることにより、前記ロボット13A,13B(図1)
の動作範囲内にホイール1の本締め箇所を位置させる。
【0016】前記作業台16には、作業台16の回転中
心を通る径方向に搬送方向を持つ搬送機34が設けら
れ、後述する搬送台38との間で、ホイール1を保持し
た前記治具下半体15や前記基準出し具52を搬送す
る。前記作業台16の搬送機34はローラコンベアから
なる。
【0017】また、前記作業台16の下部には、作業台
16の上に搬入された治具下半体15や基準出し具52
が搬送方向へ移動するのを阻止して、作業台上の中心位
置に治具下半体15や基準出し具52を位置決めする図
3に示す一対のストッパ24が、モータ25の駆動によ
って起倒自在となるように設けられている。
【0018】さらに、作業台16の下部には、図2に示
す作業台上の治具下半体15や基準出し具52を上方に
持ち上げる治具持ち上げ機構26が設けられている。こ
の治具持ち上げ機構26は、昇降板27を昇降駆動する
シリンダ28と、昇降板27に垂設された4本の持ち上
げロッド29と、各持ち上げロッド29のガイドスリー
ブ30とからなる。4本の持ち上げロッド29のうち、
2本の持ち上げロッド29の上端には、治具下半体15
のプレート部15a(図5)に設けられた位置決め孔
(図示せず)に径脱可能な係合突起(図示せず)が設け
られている。
【0019】図1に示す治具回転機12の外周には、治
具回転機12を中心として回転自在なリング状のターン
テーブル37が配置され、このターンテーブル37上に
は、その周方向に互いに90度の水平角度だけ離間して
4台の搬送台38が固定されており、これらの搬送台3
8はターンテーブル37の回転により同期回転する。タ
ーンテーブル37の下部には、図2に示すように、4台
の搬送台38を同期回転させる搬送台回転駆動装置39
が設けられている。この搬送台回転駆動装置39は、前
記ターンテーブル37の下面に固定され、ターンテーブ
ル37の軸心を回転中心とする外歯ギア40と、駆動源
であるモータ41と、このモータ41の回転出力を減速
ギア入力部42に伝達するウオームギア43と、減速ギ
ア入力部42の回転を外歯ギア40に伝達する減速ギア
出力部44とで構成される。
【0020】前記搬送台回転駆動装置39は1回の駆動
毎に、図1に示すターンテーブル37を90度だけ回動
させ、これにより4台の搬送台38は、前記ワーク受入
口5に対応する位置と、本締め済みのホイール1が前記
作業台16から排出される作業台右隣のワーク排出口3
5に対応する位置と、後述する治具受入口50に対応す
る位置と、作業台16の左隣の位置のいずれかに停止す
る。
【0021】前記各搬送台38には、前記ターンテーブ
ル37の径方向(治具回転機12の径方向)に搬送方向
を持つ搬送機51が設けられている。この搬送機51は
ローラコンベアからなる。また、各搬送台38は、搬送
台上に搬入された治具下半体15や基準出し具52が搬
送方向に移動するのを阻止するストッパ45をそれぞれ
有する。そのストッパ45は、空気圧シリンダ(図示せ
ず)で搬送台38上に出没するように駆動される。
【0022】図1に示すターンテーブル37を挟んで前
記ワーク受入口5と対向する側には、複数機種のホイー
ル1にそれぞれ対応した複数の治具下半体15と、前記
基準出し具52とを収納した治具棚46が設けられてい
る。この治具棚46と前記ターンテーブル37との間に
は、治具棚46に沿って移動自在で、かつ昇降自在な治
具載置テーブル47を有する治具段取り替え台車48が
設けられている。この治具段取り替え台車48は、治具
棚46と前記各搬送台38のいずれかとの間で治具下半
体15や基準出し具52の搬入および搬出を行う。治具
段取り替え台車48の移動路の、前記ターンテーブル3
7と対向する位置は、治具下半体15や基準出し具52
の受入口50となる。
【0023】治具下半体15は、図7に示すように、底
壁の大部分を形成する方形のプレート部15aと、ホイ
ール1のリム3を支えるリム支持部15bと、ホイール
1のハブ2を下から支えるハブ支持部15cとを有す
る。リム支持部15bは、プレート部15aに固定され
リム3を直接受け止める固定リング材56と、この固定
リング材56の内周側に配置され、周方向に並んだ複数
のばね57を介してプレート部15aに上下動可能に支
持された可動リング材58とで構成されている。前記可
動リング材58の上下動により、リム内径が異なるホイ
ール1の場合でも、常に治具下半体15と同心位置にホ
イール1が位置決めされる。
【0024】前記治具下半体15のプレート部15aに
は、図1に示すように、その治具下半体15の種類を識
別するための識別データを記憶させた治具IDカード5
9が取り付けられている。また、前記ワーク受入口5の
近傍には、前記治具IDカード59の識別データを読み
取る読取機60が設けられている。さらに、図7に示す
治具下半体15のリム支持部15bより内側のプレート
部15aには、図5に示すように、治具下半体15にセ
ットされた仮組みホイール1のリム3の内周面に押し付
けられる位置決めピン61を有する位置決め具62が設
けられている。前記位置決めピン61は、ばね63によ
ってリム3の内周面を押圧する突出側に付勢されてお
り、対向する位置にリム3のバルブ孔3bがくると、こ
のバルブ孔3bに位置決めピン61が係合して、治具下
半体15上で仮組みホイール1が周方向の基準位置に位
置決めされる。バルブ孔3bは、リム3に装着されるタ
イヤへ空気を注入するためのバルブが挿通される孔であ
る。
【0025】図2に示すように、ロボット装置7の上方
には、複数種類の治具上半体14から1つの治具上半体
14を選択して、作業台16の上の治具下半体15と対
向する位置で下降させる治具上半体搬出入機64が配置
されている。この治具上半体搬出入機64は、複数機種
のホイール1に対応する複数の治具上半体14を吊持し
て水平な一方向に移動させるガイドレール65(図3)
と、治具上半体14の移動方向の中間位置であって、下
方の作業台16と対向する位置に配置され、選択された
1つの治具上半体14を下降させ、治具下半体15とで
仮組みホイール1を挟む昇降装置66とを備える。
【0026】前記ガイドレール65の敷設されるレール
支持体71には、そのレール支持体71の長手方向に向
けてタイミングベルトまたはチェーンのような無端伝動
体72が配置され、モータ73により回転駆動される。
この無端伝動体72には、各治具上半体14の上面に回
転自在に連結される連結体74を係止させる複数の係止
体75が連結されている。各治具上半体14の連結体7
4は、図3に示すように、前記ガイドレール65に係合
するガイドローラ76(図4)と、前記係止体75に係
合する係止ローラ77とを有する。
【0027】図4に示す治具上半体搬出入機64の昇降
装置66は、前記レール支持体71を支持するフレーム
88に対して垂直姿勢に設けられた昇降シリンダ89
と、この昇降シリンダ89によって昇降駆動される治具
係合体90とを有する。この治具係合体90は、昇降装
置66の上昇待機位置において、前記ガイドレール65
と整合してこれの一部分を形成し、レール支持体71の
中間位置にきた治具上半体14における連結体74のガ
イドローラ76が係合可能なガイドレール91を有す
る。なお、前記フレーム88には、図1に鎖線で示す円
形の部分に、先述した2台のロボット13A,13Bが
固定される。
【0028】前記基準出し具52は、図6(A)に示す
ように、治具下半体15のプレート部15aと同じ方形
で同じ寸法のプレート53の上に、水平盤54と基準方
向板55とを設けて構成され、図2に示す中央の作業台
16に搬入されたあと、治具下半体15の場合と同様に
治具持ち上げ機構26によって若干持ち上げられる。図
6(A)の基準方向板55は水平盤54の上に設けら
れ、基準方向板55の上端面55aには、作業台16
(図2)に位置決めされた治具下半体15の基準位置P
1を示す基準表示ピン67が突設されている。
【0029】前記基準方向板55の向きは、基準出し具
52が前記作業台16に搬入されて位置決めされた状態
で、作業台16の中心(治具下半体15の中心と同じ)
に向く方向に設定されており、ロボットハンド68に保
持される工具99のビット(先端部)を基準方向板55
の側面55bに倣わせて移動させるることで、治具下半
体15にセットされ作業台16に位置決めされたホイー
ル1の中心に向く所定周回角度の基準方向をロボット1
3A,13Bにティーチングできる。
【0030】また、前記基準方向板55の上端面55a
は水平面とされており、この上端面55aや、前記水平
盤54の上面54aに前記工具99のビットを倣わせて
ロボットハンド68を移動させることで、工具ビットが
水平となるロボットハンド68の角度をティーチングで
きる。
【0031】また、基準出し具52のプレート88上面
から基準方向板55の上端面55aまでの高さは、治具
下半体15のプレート部15a上面からリム支持部15
bの固定リング材55上端までの高さh1に等しく設定
されている。さらに、基準方向板55の上端面55aに
突設される前記基準表示ピン67の高さは、治具下半体
15の固定リング材55の上端から、治具下半体15に
セットされたホイール1のリム3の幅方向中間位置まで
の高さh2(図6(B))に設定されている。このた
め、基準表示ピン67の先端に工具ビットを合致させる
と、工具ビットは治具下半体15にセットされたホイー
ル1のリム幅方向中間高さに設定されることになる。な
お、図6(A)における位置P2は、ロボットハンド6
8が待機位置にあるときの工具ビットの位置を示す。こ
の待機位置P2の座標は、後述するロボット13A,1
3Bのコントローラ112に予め入力されている。
【0032】図1に示すターンテーブル37の外周側
の、前記各ロボット13A,13Bに近い位置には、各
ロボットのロボットハンド68に装着された工具99を
交換する工具交換台100がそれぞれ設けられている。
【0033】図9(A),(B)は、前記工具交換台1
00の上に設置された機構の平面図および側面図を示
す。この工具交換台100上には、工具交換が可能な姿
勢にロボットハンド68を保持する保持台101と、こ
の保持台101で保持されたロボットハンド68に対し
て2種類の工具99の選択的な取付けおよび取外しを行
う工具交換機102とが設けられている。
【0034】前記工具交換機102は、工具交換台10
0の上に設けられたガイドレール103に沿って移動自
在な移動台104を有し、この移動台104は、交換台
100に固定されたシリンダ105により、前記保持台
101上に保持されたロボットハンド68に対して接近
および離間させられる。前記移動台104には、その移
動方向に回転軸106が向けられ、モータ107によっ
て回転駆動されるタレット板108が設けられている。
このタレット板108には、工具99を保持する2台の
チャック109A,109Bが、タレット板108の回
転中心Cを挟んで対向する位置で、保持台101側に向
けて固定されている。
【0035】前記タレット板108とモータ107は、
チャック109A,109Bのいずれか一つを、保持台
101に保持されたロボットハンド68に選択的に対向
させる選択機構110を構成し、モータ107でタレッ
ト板108を前記回転中心C回りに180度だけ回動さ
せることにより、ロボットハンド68に対向するチャッ
クが入れ替わる。工具交換台100には、前記選択機構
110によるチャック109A,109Bの回転で、チ
ャックが工具交換台100と干渉しないように開口10
0aが形成されている。
【0036】前記ガイドレール103、移動台104お
よびシリンダ105は、チャック109A,109Bお
よび選択機構110を、保持台101側に接近および離
間させる移動機構111を構成する。
【0037】図1において、ロボットコントローラ11
2は、前記各ロボット13A,13Bを制御するもので
あって、ワーク処理手段113と、基準位置ティーチン
グ手段114と、基準方向ティーチング手段115と、
工具交換制御手段116とを備える。制御装置96は、
リム締付設備全体の動作を制御する装置である。
【0038】基準位置ティーチング手段114は、図6
(A)の前記基準出し具52の基準表示ピン67の先端
にロボットハンド68に装着された工具99のビットを
合致させることにより、治具の基準位置P2をロボット
13A,13Bにティーチングする手段である。基準方
向ティーチング手段115は、ロボットハンド68に装
着された工具99のビットを前記基準出し具52におけ
る基準方向板55の側面55bに接触させて移動させる
ことにより、治具の基準方向(ホイール1の中心方向)
をロボット13A,13Bにティーチングする手段であ
る。前記ワーク処理手段113は、ティーチングされた
治具の基準位置および基準方向に基づき、ホイール本締
めの処理プログラム117を実行する手段である。
【0039】次に、前記リム締付設備による本締め動作
を説明する。本締め作業に入る前に、図1の2台のロボ
ット13A,13Bに対して以下のようなティーチング
が行われる。先ず、段取り替え台車48によって、治具
棚46から基準出し具52が搬出され、治具受入口50
の搬送台38を介して作業台16上に搬入される。本締
め作業時に、この作業台16に搬入される治具下半体1
5の場合と同様に、治具持ち上げ機構26(図2)によ
って所定高さまで基準出し具52が持ち上げられて位置
決めされた状態のもとで、作業者のマニュアル操作によ
り、一方のロボット13Aのロボットハンド68に装着
された工具99のビットを、図6(A)に示す基準出し
具52の基準表示ピン67の上端に合致させると、この
ときの位置データを、図1の基準位置ティーチング手段
114が読み取り、ロボット13Aに治具の基準位置P
1がティーチングされる。
【0040】また、図6(A)に示す同じ工具99のビ
ットを水平面である基準出し治具52の基準方向板55
の上端面55aや水平盤54の上面54aに接触させて
移動させ、さらに工具99のビットを基準出し治具52
の基準方向板55の側面55bに接触させて移動させる
ことにより、このときの角度データを基準方向ティーチ
ング手段115(図1)が読み取り、ロボット13Aに
治具の基準方向がティーチングされる。
【0041】以上のティーチング操作を、作業台16
(図1)を180度回動させて、基準出し具52の向き
を、もう一方のロボット13Bに対して繰り返す。これ
により両ロボット13A,13Bにロボットハンド68
の水平角度や、治具の基準位置P1や基準方向がティー
チングされる。
【0042】ロボット13A,13Bへのティーチング
が終わると、基準出し具52は、搬出時とは逆の手順
で、図1に示す治具棚46に戻される。この後、以下の
ようにしてホイールの本締めが行われる。
【0043】スポーク4の他端部をリム3に仮締めした
仮組みホイール1が、搬入機6によってワーク受入口5
に搬送される途中で、ワーク台8に取り付けられたワー
クIDカード9の機種データを読取器11が読み取る。
読み取られた機種データに基づき、治具段取り替え台車
48および治具上半体搬出機64が制御装置96により
制御されて、機種データに対応する治具下半体15がワ
ーク受入口5に搬入される。
【0044】すなわち、先ず治具段取り替え台車48が
治具棚46から選択された治具下半体15を取り出し、
治具受入口48からこの位置の搬送台38に搬入し、次
に搬送台38が右回りの90度回動を2回繰り返して、
治具下半体15をワーク受入口5まで搬送する。
【0045】ついで、搬入機6によりワーク受入口5に
搬送されてきた仮組みホイール1を、作業者が手作業
で、ワーク受入口5に位置する治具下半体15の上にセ
ットする。
【0046】このとき、図5に示すリム3のバルブ孔3
bが、治具下半体15のプレート部15aに突設された
位置決め具62の位置決めピン61にほぼ対向する位置
となるように仮組みホイール1をセットし、この状態で
仮組みホイール1を治具下半体15の上で若干回すこと
により、位置決めピン61がリム3の内周面に摺動して
バルブ孔3bに係合する。これにより、仮組みホイール
1は基準の周方向位置に位置決めされる。
【0047】次に、図1に示すワーク受入口5の搬送台
38のストッパ45が下方に没入して、その搬送台38
の搬送機51が駆動するとともに、作業台16の搬送機
34も駆動して、仮組みホイール1をセットした治具下
半体15を中央の作業台16の上に搬入する。次に、作
業台16の下からストッパ24が突出して、作業台上の
中央位置に治具下半体15が仮位置決めされる。
【0048】次に、図4に示す作業台16の下方の4本
の持ち上げロッド29が上昇して、治具下半体15が若
干持ち上げられる。このとき2本の持ち上げロッド29
は、その上端の図示しない係合突起が、治具下半体15
のプレート部15aの図示しない位置決め孔に係合する
ので、持ち上げロッド29で持ち上げられた治具下半体
15は作業台16の中心位置に位置決めされた状態にあ
る。
【0049】このような動作と並行して、図2に示す治
具上半体搬出入機64では、無端伝動体72が駆動し、
ガイドレール65に沿って治具上半体14が移動する。
前記作業台16上の治具下半体15に対応する治具上半
体14が、上昇待機する昇降装置66のところまでくる
と、無端伝動体72が停止する。このとき、図4に示す
治具上半体14の連結体74のガイドローラ76はガイ
ドレール65から昇降装置66における治具係合体90
のガイドレール91に移載される。次に、治具係合体9
0の図示しない位置決めピンが連結体74の図示しない
係合孔に係合し、治具上半体14がガイドレール91に
沿って移動するのを規制する。次に、昇降装置66の昇
降シリンダ89が作動して、治具係合体90を下降させ
る。これにより、治具係合体90に支持された治具下半
体14が下降して、作業台16の上の治具下半体15と
で仮組みホイール1を、図7に示すように挟み付けて保
持する。
【0050】この保持状態のもとに、仮組みホイール1
に対してその軸対称位置に配置された図1に示す2台の
ロボット13A,13Bが、仮組みホイール1のリム3
に対して、その基準回動位置に対応する例えば各4本の
スポーク4のニップルの本締めを行う。すなわち、図7
に示すリム3の外側からスポーク孔3aに挿通されスポ
ーク4の他端部の雄ねじ部4bに仮締め状態に螺合され
ているニップル10の頭部10bの係合溝98に、ロボ
ット13A,13Bのロボットハンド68に装着された
工具99を係合させて本締めする。
【0051】この場合のロボット13A,13Bによる
本締め処理では、先にティーチングされた治具の基準位
置P1および基準方向により、工具99のビットの基準
位置および進退方向が設定され、さらに前記ワークID
カード9(図1)から読み取られたリム径やスポークね
じれ角度などのデータに基づき、基準位置P1からの進
出距離や進出角度などが演算されるので、簡単な処理プ
ログラム117により前記本締め処理を精度よく行うこ
とができる。つまり、本締め処理全体をロボット13
A,13Bにティーチングする必要がない。
【0052】各ロボット13A,13Bによる4本のス
ポーク4のリム3への本締めが終わると、次の4本のス
ポーク4の本締め位置が各ロボット13A,13Bの動
作範囲内となる位置まで、図2に示す作業台16が、駆
動装置17の作動により回動して停止し、同様に2台の
ロボット13A,13B(図7)による本締め処理が行
われる。以上の本締め処理を、リム3の全周にわたって
順次行う。このとき、治具上半体14は、その上面の連
結体74に対して回転自在であるため、治具下半体15
との共廻りが許容される。
【0053】このように、図1に示す対向配置された2
台のロボット13A,13Bで、リム3の軸対称部が同
時に本締めされ、しかも、締付方向や締付力がロボット
13A,13Bによって正確に管理されるので、振れの
ない高精度の本締め作業を行うことができ、後工程でホ
イール1の振れ取り作業を行う必要がない。また、ホイ
ール1を保持した治具上半体14と治具下半体15と
を、治具回転機12で順次回転させ、本締めするロボッ
ト13A,13Bの動作許容範囲内にホイール1の本締
め箇所を位置させるようにしているので、ロボット13
A,13Bの動作範囲を少なくして、本締めを能率よく
行うことができる。
【0054】本締め動作の間、別の治具下半体15が、
治具段取り替え台車48により治具棚46から取り出さ
れ、搬送台38によりワーク受入口5に搬入される。こ
の治具下半体15に対して、先の場合と同様に次の仮組
みホイール1がセットされる。
【0055】前記本締め作業が完了すると、図2に示す
治具上半体搬出入機64の昇降装置66が治具上半体1
4を上昇退避させるとともに、作業台16の持ち上げロ
ッド29も下降して治具下半体15が作業台16上に載
る。
【0056】次に、作業台16が90度だけ右回りに回
動し、作業台16の搬送方向が左右に待機する搬送台3
8に対向する。次に作業台16の搬送機34と右隣の搬
送台38の搬送機51が搬送駆動して、作業台16から
右の搬送台38へ本締め済みホイール1のセットされた
治具下半体15が移載される。
【0057】つづいて、図1に示す作業台16がさらに
右回りに90度回動して、その搬送方向がワーク受入口
5に向く姿勢とされる。次に、ワーク受入口5の搬送台
38と作業台16の各搬送機34,51が搬送駆動し
て、次の仮組みホイール1を、セットした治具下半体1
5が搬送台38から中央の作業台16上に移載される。
以下、先の場合と同様にして、作業台16上の仮組みホ
イール1の本締めが行われる。
【0058】この間、搬送台38が90度だけ右回りに
回動して、図2に示す本締め済みホイール1のセットさ
れた治具下半体15を載せた搬送台38がワーク受入口
5(図1)まで移動する。次に、その治具下半体15か
ら、本締め済みホイール1が作業者の手作業により取り
外される。取り外された本締め済みホイール1は、図1
に示す搬出機36によって別の工程に送られる。次に、
作業者は、搬入機6によりワーク受入口5に搬送されて
きている次の仮組みホイール1(先の仮組みホイールと
同一機種)を、ワーク受入口5の搬送台38に載ってい
る治具下半体15に手作業でセットする。
【0059】以上のような手順を繰り返すことにより、
ワーク受入口5に搬送されてくる同一機種の仮組みホイ
ール1が、順次、本締めされる。
【0060】搬入機6の読取り器11が、それまでと異
なる機種の仮組みホイール1を載せたワーク台8のワー
クIDカード9のデータを読み取ると、それまでの機種
のホイール1の本締めが行われている間に、治具段取り
替え台車48が治具棚46から新たな機種に対応する治
具下半体15を取り出し、治具受入口50の搬送台38
に搬出する。
【0061】次に、作業台16での本締めが終了し、図
1に示す本締め済みホイール1のセットされた治具下半
体15が作業台16から右隣の搬送台38に移載される
と、搬送台38が90度だけ右回りに回動し、ワーク受
入口5に本締め済みホイール1のセットされた治具下半
体15が送られる。その治具下半体15から手作業で本
締め済みホイール1が取り外されると、図1の搬送台3
8がさらに右回りに90度だけ回動して、新たな機種に
対応する治具下半体15がワーク受入口5に送られる。
これにより、ワーク受入口5の治具下半体15に新たな
機種の仮組みホイール1がセットされて、作業台16に
移載され、先の場合と同様の本締めが行われる。
【0062】なお、この場合、治具上半体15として、
それまでの機種に対応するものに替えて、新たな機種に
対応する治具上半体14が使用される。この段取り替え
は以下のように行われる。
【0063】すなわち、先ず、治具上半体搬出入機64
の昇降装置66が待機位置まで上昇(後退)する。これ
により、治具上半体14の上面に設けられる連結体74
の図4に示す係止ローラ77が、待機する係止体75に
係合する。次に、無端伝動体72(図2)が作動して、
全部の治具上半体14が水平移動する。これにより、使
用済みの治具上半体14が、治具係合体90のガイドレ
ール91からレール支持体71のガイドレール65に載
り移り、昇降装置66から外れる。新たな機種に対応す
る選択された治具上半体14が、図2の昇降装置66の
待機位置まで移動すると、無端伝動体72が停止する。
これにより、選択された治具上半体14が昇降装置66
に連結され、昇降装置66の下降駆動により、選択され
た新たな治具上半体14が作業台16の上方の作業位置
にまで進出する。
【0064】新たな機種のホイール1の本締めの間に、
図1に示す治具段取り替え台車48により、新たな機種
の2台目の治具下半体15が治具棚46から治具受入口
50の搬送台38に搬出される。以下、先の場合と同様
にして、本締め済みのホイール1がワーク受入口5に送
られるとともに、不要となったそれまでの機種の治具下
半体15は治具受入口50まで送られて、治具段取り替
え台車48により治具棚46に戻される。
【0065】なお、前記本締め作業において、ニップル
頭部10bの係合溝98が図8(B)に示すようなプラ
ス溝の場合には、工具99としてプラスドライバを使用
する。また、ニップル頭部10bの係合溝98が図8
(C)に示すような六角溝の場合には、工具99として
六角レンチを使用する。
【0066】前記本締めの対象となるホイール1の機種
の変更により、ロボットハンド68に装着される工具9
9の種類を替える必要が生じる場合があるが、その工具
交換は以下のようにして自動的に行われる。
【0067】すなわち、搬入機6の読取り器11でワー
クIDカード9から読み取られるデータにより、治具下
半体15にセットされて作業台16上に送られたホイー
ル1の本締めに新たな工具99が必要であることが分か
った場合、各ロボット13A,13Bは、ロボットコン
トローラ112における工具交換制御手段116の制御
により、それらのロボットハンドを、図9に示すように
対応する工具交換台100の保持台101に保持させ
る。
【0068】次に、前記工具交換台100上の工具交換
機102では、前記工具交換制御手段116(図1)の
制御により、先ず選択機構110が作動して、そのタレ
ット板108に設けられている2つのチャック109
A,109Bのうち、空となっているチャックが保持台
101と対向するように設定される。次に、移動機構1
11が作動して、選択機構110全体が保持台101側
に向けて進出移動し、ロボットハンド68に装着されて
いる工具99を空のチャックが保持可能となる位置で停
止する。
【0069】つづいて、前記空のチャックが閉じてロボ
ットハンド68の工具99を保持する。次に、移動機構
11が作動して、選択機構110全体が元の待機位置ま
で後退する。次に、選択機構110が作動して、タレッ
ト板108を180度回動させ、タレット板108に設
けられた2つのチャック109A,109Bのうち、選
択すべき別の工具99を保持したチャックを、保持台1
01に対向させる。次に、移動機構11が再び作動し
て、選択機構110全体が保持台101側に向けて進出
移動し、保持台101に保持されているロボットハンド
68に、選択された新たな工具99が装着される。この
後、ロボットハンド68に対向するチャックが工具99
を保持解除し、移動機構11の再度の作動により、選択
機構110全体が元の待機位置まで後退する。したがっ
て、複数の工具の複数の収容場所へロボットハンドを移
動させて、工具の取り替えを行う場合の複雑なティーチ
ングが不要になり、簡単な制御プログラムにより、工具
99の交換を自動的に行うことができる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明の一構成に係るロ
ボット装置によれば、例えばホイールのような回転中心
を持つワークを、作業台に支持された治具で保持するの
とは別に、ロボットを、そのロボットハンドを基準出し
具の基準表示点に合致させることで前記治具の基準位置
をティーチングするとともに、ロボットハンドを前記基
準出し具の基準平面に接触して移動させることで前記治
具の基準方向をティーチングし、ティーチングした基準
位置および基準平面に基づき、ワークの処理プログラム
を実行することにより、治具に保持されたワークにロボ
ットハンドで処理を施すので、マニュアル操作によるテ
ィーチング作業をほとんど要することなく、簡単なティ
ーチングおよび処理プログラムだけで、ホイールの本締
め作業などの処理を自動的に行わせることができる
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るロボット装置を備え
たホイールのリム締付設備を示す概略構成図である。
【図2】前記リム締付設備を示す一部破断した要部正面
図である。
【図3】前記リム締付設備を示す側面断面図である。
【図4】前記リム締付設備における治具上半体搬出入機
の側面図である。
【図5】前記リム締付設備における治具下半体への仮組
みホイールの位置決め状態を示す要部断面図である。
【図6】(A)はロボット装置における基準出し具の斜
視図、(B)は同基準出し具における基準表示ピンの高
さの説明図である。
【図7】前記リム締付設備におけるロボットによるホイ
ールの本締め処理を示す説明図である。
【図8】(A)はリムのスポーク連結部を示す断面図、
(B)はニップル頭部の一例を示す正面図、(C)はニ
ップル頭部の他の一例を示す正面図である。
【図9】(A),(B)はロボット装置における工具交
換台上の構成を示す平面図および側面図である。
【符号の説明】
1…ホイール(ワーク)、7…ロボット装置、13A,
13B…ロボット、14…治具上半体、15…治具下半
体、16…作業台、52…基準出し具、67…基準表示
ピン(基準表示点)、68…ロボットハンド、99…工
具、101…保持台、102…工具交換機、109A,
109B…チャック、110…選択機構、111…移動
機構、113…ワーク処理制御手段、114…基準位置
ティーチング手段、115…基準方向ティーチング手
段、116…工具交換制御手段、117…処理プログラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−211807(JP,A) 特開 平3−245955(JP,A) 特開 平4−100118(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 9/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを保持する治具と、 前記治具を支持する作業台と、 前記治具に保持されたワークにロボットハンドで処理を
    施すロボットと、 前記作業台に前記治具と選択的に支持される基準出し具
    とを備え、 前記ロボットは、前記治具の基準位置および基準方向に
    基づくワークの処理プログラムを実行するワーク処理制
    御手段と、 前記ロボットハンドを前記基準出し具の基準表示点に合
    致させることにより前記基準位置をティーチングする基
    準位置ティーチング手段と、 前記ロボットハンドを前記基準出し具の基準平面に接触
    して移動させることにより前記基準方向をティーチング
    する基準方向ティーチング手段とを有しているロボット
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記基準方向は、水
    平方向と治具の径方向であるロボット装置。
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