JP2000177663A - 車体組立方法および車体組立装置 - Google Patents

車体組立方法および車体組立装置

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JP2000177663A
JP2000177663A JP10354974A JP35497498A JP2000177663A JP 2000177663 A JP2000177663 A JP 2000177663A JP 10354974 A JP10354974 A JP 10354974A JP 35497498 A JP35497498 A JP 35497498A JP 2000177663 A JP2000177663 A JP 2000177663A
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jig
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English (en)
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Teruo Segawa
輝夫 瀬川
Setsuo Nakamura
節男 中村
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数車種に対応可能な車体組立装置の提供を
目的とする。 【解決手段】 ベースプレート33上に2台の台車35
を円形のガイドレール39,41に沿って循環移動可能
に設ける。治具セット工程Lにある台車35に対して
は、治具ストレージ99,101に収容されている治具
37を、治具ハンドリングロボット43によりセットす
る。治具37がセットされた台車35は次のワークセッ
ト工程Mに移動し、ここで作業者45がワークを治具3
7にセットする。治具セットおよびワークセットを行っ
ている間に、溶接・搬出工程Nにある台車35に対して
は、その台車35上の治具37にセットされているワー
クに対して溶接ロボット47による溶接作業を行うとと
もに、溶接作業後のワークの搬出を搬出用ロボット49
により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、治具にセットし
た車体部品に対し所定の組立作業を行う車体組立方法お
よび車体組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車体部品として、例えば自動車のボディ
サイドを製造する際に、そのアウタパネルとインナパネ
ルとをスポット溶接にて溶接固定する作業などにおい
て、異なる車種を連続して製造する、いわゆる混流生産
を行うには、以下に示すような方法がある。
【0003】(1)図37に示すように、治具ベース1
上に車種専用の治具3を設置するとともに、これに直列
あるいは並列に別の車種専用の治具を治具ベース上に設
置して、これら各車種に対応した治具に対して作業者が
掛け持ちしてワークWのセットおよびワークWに対する
溶接作業を行う。但し、図38のようなスポット溶接ガ
ン5を治具ベース1上に設置して自動溶接することもあ
る。
【0004】(2)図39に示すように、ターンテーブ
ル7上に、二つの車種にそれぞれ対応した治具9および
治具11を設置し、一方の治具9に固定されたワークW
に対し溶接ロボット13あるいは作業者により溶接作業
が終了したら、ターンテーブル7を180度回転させて
他方の治具11に固定されたワークWに対して上記と同
様の溶接作業を行う。
【0005】図40は、上記ターンテーブル7における
治具全体の回転動作に代えてスライド動作を行うように
したものであり、一方の治具15上のワークWに対して
溶接ロボット17により溶接作業が終了したら、他方の
治具19上のワークWに対して溶接作業を行うべく、各
治具15,19が設置されたそれぞれのスライドベース
21,23を適宜スライド移動させる。
【0006】(3)図41に示すように、治具ハンドリ
ングロボット25により、ワークWを固定保持する治具
27を、各車種毎に持ち換える構成とし、これにより複
数車種に対応する。治具ハンドリングロボット25は、
治具27にて保持したワークWを所定の溶接作業工程に
位置決めし、この位置決めされたワークWに対して図示
しない溶接ロボットなどよって溶接作業がなされる。
【0007】(4)前記図37における治具3を、図4
2に示すような複数車種に対応可能なゲージ切換式汎用
治具29とする。このゲージ切換汎用治具29は、車種
毎に対応するゲージ29aが、使用する際に上方へ突出
し、使用しないゲージは下部の引込部29b内に引き込
んだ状態となる。
【0008】(5)図43に示すように、ワークWをク
ランプするゲージ31を、NC制御により上下左右に移
動位置決めして各車種に対応する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た(1)ないし(5)の各種の車体組立方法において
は、次のような問題がある。
【0010】(1)作業者が一人の場合には、直列ある
いは並列配置した治具相互間を移動する必要があって作
業が煩雑になり、この対策として作業者を複数配置する
と、人件費の上昇により生産コストが高くなる。また、
治具ベース1上にスポット溶接ガン5を設置する場合に
は、スポット溶接ガン5が多数必要となってコストアッ
プを招く。スポット溶接ガン5に代えて溶接ロボットを
使用する場合にも、各車種に対応する治具ベース上の治
具の設置部位に溶接ロボットが必要となってコストアッ
プを招く。
【0011】(2)ターンテーブル7を使用する場合
は、テーブル規模の制約上4車種程度が限界であり、ま
たスライドベース方式も同様に、面積効率が悪く、多数
の車種の対応には限界がある。
【0012】(3)治具ハンドリングロボット25の稼
働範囲に設置する治具27の数に限界があり、多数車種
に対応できない。また、治具ハンドリングロボット25
で保持できる治具27の重量に限界があり、それを保持
可能とするために治具27を軽量化すると、剛性が低下
してワークWの位置決め精度が低下し、溶接加工精度も
低下する。
【0013】(4)複数車種に対応するために複数のゲ
ージを備えたゲージ切換汎用治具29は、一つの車種専
用のゲージを備えた治具に比べて大型であり、レイアウ
ト上問題がある。
【0014】(5)NC制御方式は初期投資が大きく、
またゲージの移動によって対応するものであってゲージ
自体は交換しないため、細部にまで対応できず、ゲージ
の成立性に制約がある。さらに、現場においての治具テ
ィーチング後の位置決め精度検証に手間がかかる。
【0015】そこで、この発明は、上記のような各種の
問題を解消して多数車種に対応可能とすることを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、車体部品がセットされる治具を
セット可能で、かつ所定の循環経路上を循環移動可能な
台車を、前記循環経路に対応して順次設けられた作業工
程に合わせて循環移動させて車体の組立作業を行う車体
組立方法としてある。
【0017】上記した車体組立方法によれば、車種に対
応した各種治具を台車にセットすることで、各車種に対
応可能となる。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の発明の車体
組立方法において、作業工程は、台車に治具をセットす
る治具セット工程と、前記台車上の治具に車体部品をセ
ットする車体部品セット工程と、前記治具上の車体部品
に対して所定の組立作業を行うとともに組立後の車体部
品を搬出する組立・搬出工程との三つの作業工程で構成
されている。
【0019】上記した車体組立方法によれば、治具セッ
ト工程で台車に治具をセットした後、この台車を循環移
動させて次の車体部品セット工程で治具に車体部品をセ
ットし、さらにこの台車を次の組立・搬出工程へ循環移
動させて車体部品に対し組立作業を行った後、車体部品
の搬出作業を行う。
【0020】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明の車体組立方法において、使用する台車を、生産能力
要求に応じ、1台もしくは相互に独立して循環移動可能
な複数台のいずれかを選択可能である。
【0021】上記した車体組立方法によれば、生産台数
が少ない場合には使用する台車を1台とし、生産台数が
多くなるに従って使用する台車の数を増やす。
【0022】請求項4の発明は、請求項2の発明の車体
組立方法において、使用する台車を1台とし、この1台
の台車に治具セット工程にて治具をセットして次の車体
部品セット工程へ台車を移動させ、この移動後の台車上
の治具に車体部品をセットし、さらにこの台車を次の組
立・搬出工程へ移動させて車体部品に対する組立および
搬出作業を行う。
【0023】上記した車体組立方法によれば、1台の台
車を作業工程に沿って循環移動させるので、生産台数の
少ない場合に対応する。
【0024】請求項5の発明は、請求項2の発明の車体
組立方法において、使用する台車を2台とし、治具セッ
ト工程での一方の台車に対する治具のセットに続くこの
一方の台車移動後の車体部品セット工程での治具への車
体部品のセット作業の間に、他方の台車では治具上の車
体部品に対して組立および搬出作業行い、前記車体部品
のセット作業および車体部品の搬出作業の終了後に、2
台の台車を次の作業工程へそれぞれ循環移動させる。
【0025】上記した車体組立方法によれば、2台の台
車を作業工程に沿って順次循環移動させるので、生産台
数が中規模の場合に対応する。
【0026】請求項6の発明は、請求項2の発明の車体
組立方法において、使用する台車を3台とし、それぞれ
の台車に対して三つの作業工程にて個別に作業を行った
後、各台車をそれぞれ次の作業工程へ順次循環移動させ
る。
【0027】上記した車体組立方法によれば、3台の台
車を作業工程に沿って順次循環移動させるので、生産台
数が大規模の場合に対応する。
【0028】請求項7の発明は、車体部品がセットされ
る治具をセット可能な台車を、所定の循環経路上を循環
移動可能に設け、前記循環経路に沿って、前記台車に治
具をセットする治具セット工程と、前記台車上の治具に
車体部品をセットする車体部品セット工程と、前記治具
上の車体部品に対して所定の組立作業を行うとともに組
立後の車体部品を搬出する組立・搬出工程との三つの作
業工程を配置した。
【0029】上記した車体組立装置によれば、治具セッ
ト工程で台車に対して治具のセットを行った後、この台
車を次の車体部品セット工程へ移動させて治具に車体部
品をセットする。その後台車をさらに次の組立・搬出工
程へ移動させて車体部品に対して組立作業を行った後、
車体部品を外部に搬出する。
【0030】請求項8の発明は、請求項7の発明の車体
組立装置において、一つの車体部品に対応する治具を二
つに分割し、この二つの分割治具をそれぞれ別の治具収
容部に収容した。
【0031】上記した車体組立装置によれば、治具を二
つに分割することで、治具の収容スペースが小さくな
り、治具収容部の取り扱いが容易になるとともに、治具
の台車へのセット作業も容易となる。また、治具をロボ
ットにより搬送する場合には、ロボットの可搬重量が減
少する。
【0032】請求項9の発明は、請求項8の発明の車体
組立装置において、治具収容部は、分割治具を上下方向
に複数段収容可能であるとともに、上下方向の各段にも
複数収容可能である。
【0033】上記した車体組立装置によれば、例えば、
治具収容部の各段毎に相互に異なる車種の治具を収容
し、各段においては同一車種の治具を複数収容する。
【0034】請求項10の発明は、請求項8または9の
発明の車体組立装置において、二つの分割治具がそれぞ
れ収容された各治具収容部に対し、それぞれの分割治具
を個別に把持可能な治具ハンドリングロボットを設置し
た。
【0035】上記した車体組立装置によれば、一方の治
具ハンドリングロボットが、それに対応する一方の治具
収容部に収容されている分割治具を把持して台車へセッ
トし、他方の治具ハンドリングロボットが、それに対応
する他方の治具収容部に収容されている分割治具を把持
して台車へセットする。
【0036】請求項11の発明は、請求項7の発明の車
体組立装置において、台車は、治具がセットされる面
が、斜め上方を向くよう傾斜している。
【0037】上記した車体組立装置によれば、治具の設
置スペースが小さく抑えられるとともに、作業者による
治具への車体部品のセット作業が容易となる。
【0038】請求項12の発明は、請求項7または11
の発明の車体組立装置において、台車は、治具をクラン
プ固定するクランプ機構を備えている。
【0039】上記した車体組立装置によれば、治具が台
車にセットされると、クランプ機構により治具をクラン
プ固定する。
【0040】請求項13の発明は、請求項7の発明の車
体組立装置において、台車の循環経路を円形とし、この
円形の循環経路に対して同心状に回転駆動可能な回転駆
動部材を設け、この回転駆動部材と前記台車との間に、
これら両者間の連結および遮断を行う連結遮断機構を設
けた。
【0041】上記した車体組立装置によれば、連結遮断
機構を連結状態とすることで、回転駆動部材の駆動力が
台車に伝達されて台車が循環移動し、一方連結遮断機構
を遮断状態とすることで、回転駆動部材の駆動力が台車
に伝達されれず、台車は循環移動しない。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、車体部品がセ
ットされる治具をセット可能で、かつ所定の循環経路上
を循環移動可能な台車を、前記循環経路に対応して順次
設けられた作業工程に合わせて循環移動させて車体の組
立作業を行うようにしたので、車種に対応した各種治具
を台車にセットすることで、大きなスペースを必要とす
ることなく多車種に対応することができ、また、例えば
車体部品を治具にセットする作業工程ではその工程に作
業者が待機すればよいので作業効率が向上し、さらに車
体部品に対して例えば溶接作業を行う作業工程ではその
工程にて必要な溶接ロボットを設置すればよいのでコス
ト低下を達成できる。
【0043】請求項2の発明によれば、作業工程は、台
車に治具をセットする治具セット工程と、前記台車上の
治具に車体部品をセットする車体部品セット工程と、前
記治具上の車体部品に対して所定の組立作業を行うとと
もに組立後の車体部品を搬出する組立・搬出工程との三
つの作業工程で構成されているので、台車に治具をセッ
トした後、この台車を循環移動させて次の工程で治具に
車体部品をセットし、車体部品を治具にセットした台車
をさらに循環移動させて次の工程で車体部品に対して組
立・搬出作業を行うことができる。
【0044】請求項3の発明によれば、使用する台車
を、生産能力要求に応じ、1台もしくは相互に独立して
循環移動可能な複数台のいずれかを選択可能であるの
で、生産台数が少ない場合には使用する台車を1台と
し、生産台数が多くなると台車を複数使用し、これによ
り生産能力要求に応じて生産台数が変更可能である。
【0045】請求項4の発明によれば、1台の台車を、
治具セット工程、車体部品セット工程および組立・搬出
工程の三つの作業工程に沿って循環移動させるので、生
産台数の少ない場合に対応することができる。
【0046】請求項5の発明によれば、使用する台車を
2台とし、治具セット工程での一方の台車に対する治具
のセットに続くこの一方の台車移動後の車体部品セット
工程での治具への車体部品のセット作業の間に、他方の
台車では治具上の車体部品に対して組立および搬出作業
行い、前記車体部品のセット作業および車体部品の搬出
作業の終了後に、2台の台車を次の作業工程へそれぞれ
循環移動させるので、生産台数が中規模の場合に対応す
ることができる。
【0047】請求項6の発明によれば、使用する台車を
3台とし、それぞれの台車に対して三つの作業工程にて
個別に作業を行った後、各台車をそれぞれ次の作業工程
へ順次循環移動させるので、生産台数が大規模の場合に
対応することができる。
【0048】請求項7の発明によれば、車体部品がセッ
トされる治具をセット可能な台車を、所定の循環経路上
を循環移動可能に設け、前記循環経路に沿って、前記台
車への治具のセット、前記治具への車体部品のセット、
および前記車体部品に対する所定の組立・搬出の各作業
工程を配置した構成としたので、大きなスペースを必要
とすることなく多車種の車体部品に対して組立・搬出ま
での作業を行うことができ、また、例えば車体部品を治
具にセットする作業工程ではその工程に作業者が待機す
ればよいので作業効率が向上し、さらに組立・搬出工程
では車体部品に対して例えば溶接作業を行う場合には、
その作業工程にて必要な溶接ロボットを設置すればよい
のでコスト低下を達成できる。
【0049】請求項8の発明によれば、一つの車体部品
に対応する治具を二つに分割し、この二つの分割治具を
それぞれ別の治具収容部に収容したので、治具の収容ス
ペースが小さくなり、治具収容部の取り扱いが容易にな
るとともに、治具の台車へのセット作業も容易となる。
また、治具をロボットにより搬送する場合には、ロボッ
トの可搬重量が減少し、ロボットの大型化を回避でき
る。
【0050】請求項9の発明によれば、治具収容部は、
分割治具を上下方向に複数段収容可能であるとともに、
上下方向の各段にも複数収容可能であるので、例えば、
治具収容部の各段毎に相互に異なる車種の治具を収容
し、各段においては同一車種の治具を複数収容するなど
とすることができる。
【0051】請求項10の発明によれば、二つの分割治
具がそれぞれ収容された各治具収容部に対し、それぞれ
の分割治具を個別に把持可能な治具ハンドリングロボッ
トを設置したので、各治具ハンドリングロボットがそれ
ぞれの治具収容部に収容されている分割治具を同時に把
持して台車へセットすることができ、治具のセット作業
時間を短縮化することができる。
【0052】請求項11の発明によれば、台車は、治具
がセットされる面が、斜め上方を向くよう傾斜している
ので、治具の設置スペースが小さく抑えられるととも
に、作業者による治具への車体部品のセット作業が容易
となる。
【0053】請求項12の発明によれば、台車は、治具
をクランプ固定するクランプ機構を備えているので、ク
ランプ機構により治具をクランプ固定することで、治具
の剛性を高めることができ、これにより治具自身に必要
以上の剛性を持たせる必要がなくなって治具の軽量化を
達成できるとともに、車体部品の組立精度も向上する。
【0054】請求項13の発明によれば、台車の循環経
路を円形とし、この円形の循環経路に対して同心状に回
転駆動可能な回転駆動部材を設け、この回転駆動部材と
前記台車との間に、これら両者間の連結および遮断を行
う連結遮断機構を設けたため、台車を2台使用する場合
に、一方の台車を移動させずにそのままにして他方の台
車のみを移動させることができる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0056】図1は、この発明の実施の一形態に係わる
車体組立装置の全体構成を示す平面図である。ベースプ
レート33上には、長方形状の台車35が設置されてい
る。台車35は、ここでは2台使用する状態を示してい
るが、生産規模に応じて1台あるいは3台使用すること
もある。3台使用する場合の他の1台は、二点鎖線で示
してある。この台車35上に車体部品であるワークWを
セットすべく位置決め固定する治具37がセットされて
いる。
【0057】台車35は、ベースプレート33上に施設
された2本の環状のガイドレール39,41上を図1中
で時計方向に回転移動する。すなわち、このガイドレー
ル39,41に沿う円形の移動軌跡が台車35の循環経
路となる。
【0058】上記2台の台車35のうちの図1中でベー
スプレート33の左側に位置する一方の台車35が停止
している位置が、治具ハンドリングロボット43により
治具37を台車35にセットする治具セット工程Lであ
る。治具セット工程Lに対し回転方向前方側へ60度回
転した位置、すなわち二点鎖線の台車35が示されてい
る位置が、作業者45により治具37にワークWをセッ
トする車体部品セット工程としてのワークセット工程M
である。ワークセット工程Mからさらに60度回転した
位置、すなわち他方の台車35が停止している位置が、
溶接ロボット47によりワークWに対し組立作業として
溶接作業を行うとともに、溶接作業後のワークWを搬出
用ロボット49により外部に搬出する、組立・搬出工程
としての溶接・搬出工程Nである。上記三つの作業工程
を、2台の台車35が順次循環移動する。
【0059】図2は、溶接・搬出工程Nにおける図1の
P矢視図で、図3は、ワークセット工程Mにおける図1
のQ矢視図である。
【0060】台車37は、ガイドレール39,41上に
水平状態で移動可能に設置される基部50を備え、この
基部50上に、治具37がセットされる治具保持部51
が設けられている。治具保持部51は、基部50上にお
けるベースプレート33の外周側に相当する部位に、図
4に示すように、治具37がセットされる面51aが斜
め上方を向くよう傾斜した状態で、支持部材54を介し
て取り付けられている。上記治具保持部51上には、治
具37を位置決めしてクランプ固定するクランプ機構5
3が複数設置されている。
【0061】上記治具保持部51が傾斜して配置されて
いるので、装置全体として設置スペースが小さく抑えら
れるとともに、ワークセット工程Mでの作業者45によ
るワークWのセット作業が容易となる。
【0062】ここでのワークWは、自動車のボディサイ
ドであり、このボディサイドが位置決め固定される治具
37は、図5に示すように、車体のフロント部分Fに対
応する前部治具37Fと、車体のリア部分Rに対応する
後部治具37Rとの二つに分割されている。前部治具3
7Fおよび後部治具37Rには、それぞれワークWを位
置決め固定するクランプ手段55が適宜位置に複数設け
られている。
【0063】図6は、分割された前部治具37Fと後部
治具37Rとを、治具保持部51上のクランプ機構53
により位置決め固定した状態を示している。図7は、固
定前の治具保持部51と治具37との相対位置関係を示
す図6の左側面図、図8は、同位置関係を示す図6の底
面図であり、これら図7および図8では、クランプ機構
53は省略してある。
【0064】クランプ機構53は、図6の拡大されたA
−A断面図である図9に示すように、治具37の下面に
一体的に形成した固定用凸部57を収容する凹部59a
を備えたゲージ部59と、凹部59aにて位置決めした
治具37の上面を押圧して固定保持するクランプアーム
61とを備えている。但し、このクランプアーム61
は、前記図4では省略してある。
【0065】クランプアーム61は、長手方向ほぼ中心
付近に凸片63が固定され、この凸片63は、治具保持
部51に固定された支持ブラケット65に対し軸67を
介して回動可能となっている。上記支持ブラケット65
の側部には、エアシリンダ69の端部がブラケット71
先端の軸73を介して回動可能に設けられ、エアシリン
ダ69のピストンロッド74の先端は、クランプアーム
61の端部に軸75を介して回動可能に軸支されてい
る。すなわち、ピストンロッド74の進退移動によりク
ランプアーム61が実線位置と二点鎖線位置との間を軸
67を中心として回動する。
【0066】上記クランプ機構53は、前部治具37F
と後部治具37Rとが相互に突き合わされる部位(図6
中でB−B断面に相当する部位)については、図10に
示すように、クランプアーム61はその先端部分で両治
具37F,37Rを同時に押圧固定する構成であり、ま
たここでの各治具37F,37Rの固定用凸部57は凹
部59a内にて側面相互が密着している。
【0067】上記したクランプ機構53によって治具3
7をクランプ固定することで、治具37の剛性を高める
ことができ、これにより治具37自身に必要以上の剛性
を持たせる必要がなくなって治具37の軽量化を達成で
きるとともに、ワークWに対する溶接作業も高精度に行
える。
【0068】図11は、台車35を裏面側からから見た
斜視図で、台車35の基部50上には、前記クランプ機
構53におけるエアシリンダ69にエアを供給するため
のリザーブタンク76が設置されている。リザーブタン
ク76へのエアの補給は、台車35が治具セット工程L
にあるときに、ベースプレート33に設置してあるエア
コネクタ77を介してなされる。上記エアコネクタ77
が設けられる部位には、図12に示すように、相互に非
接触な台車35側の送信部78aとベースプレート33
側の受信部78bとを備えた信号電送用のカプラ78が
併設されている。このカプラ78は、治具37上にセッ
トされたワークWに対する検知信号および、クランプ機
構53によるワークWに対するクランプ信号を、台車3
5側とベースプレート33側とで送受信するためのもの
である。
【0069】また、図6ないし図8に示すように、前部
治具37Fおよび後部治具37Rには、治具ハンドリン
グロボット43が把持するための把持部79が形成され
ている。把持部79は、図13の動作説明図で示すよう
に、中央の細径部79aに治具ハンドリングロボット4
3側の一対のクランパ81が入り込んで把持するもので
ある。
【0070】図14は、上記クランパ81を備えるロボ
ットハンド83の正面図で、一対のクランパ81は、図
中で下部にある支持軸85を中心として上部側が相互に
接近離反する方向に回動可能である。そして、一方のク
ランパ81の上端にはシリンダ87が軸89を中心に回
転可能に支持される一方、他方のクランパ81の上端に
はピストンロッド91が軸93を中心に回転可能に支持
されている。すなわち、シリンダ87の駆動により、一
対のクランパ81は図14中で実線で示すアンクランプ
位置と、二点鎖線で示すクランプ位置との間を回動可能
である。
【0071】また、図15に示すように、把持部79の
両側に位置決めピン95を設け、これに対応してロボッ
トハンド83側には、図14に示すように、一対のクラ
ンパ81の両側に、前記位置決めピン95が挿入される
位置決め孔97を設けることで、治具ハンドリングロボ
ット43による治具37に対する把持動作が確実になさ
れる。
【0072】図1に示すように、治具ハンドリングロボ
ット43は、台車35上の前部治具37Fがセットされ
た付近に配置した前部治具用のものと、同後部治具37
Rがセットされた付近に配置した後部治具用のものとの
2基設けられている。
【0073】図1中で上部に位置する前部治具用の治具
ハンドリングロボット43の周囲には、前部治具37F
を収容する治具収容部としての前部治具用ストレージ9
9が4つ配置されている。同様にして、後部治具用の治
具ハンドリングロボット43の周囲には、後部治具37
Rを収容する治具収容部としての後部治具用ストレージ
101が4つ配置されている。
【0074】前部治具用ストレージ99(後部治具用ス
トレージ101)は、図16に示すように、上下2段式
となっており、上段および下段にそれぞれ三つずつの前
部治具37F(後部治具37R)が収容される。前部治
具用ストレージ99(後部治具用ストレージ101)に
おける上段に収容される三つの前部治具37F(後部治
具37R)は、相互に同一車種のもので、下段に収容さ
れる三つの前部治具37F(後部治具37R)も、相互
に同一車種であるが、上段の前部治具37F(後部治具
37R)と下段の前部治具37F(後部治具37R)と
は異なる車種に対応している。また、四つの前部治具用
ストレージ99(後部治具用ストレージ101)相互間
での前部治具37F(後部治具37R)も相互に異なる
車種に対応している。
【0075】このため、上下2段の四つの前部治具用ス
トレージ99(後部治具用ストレージ101)を使用す
ることで、上段4車種、下段4車種の全部で8車種の前
部治具37F(後部治具37R)が収容されることとな
る。また、相互に対となって同一車種に使用されるる前
部治具37Fおよび後部治具37Rがそれぞれ収容され
る前部治具用ストレージ99および後部治具用ストレー
ジ101は、図1中で上下に対応する位置に設置する。
つまり、2台の治具ハンドリングロボット43それぞれ
に対し、同一車種の前部治具37Fおよび後部治具37
Rが配置される位置までの距離をほぼ同等として、2台
の治具ハンドリングロボット43の動作時間などの作業
条件をほぼ同等とする。
【0076】治具を、前部治具37Fと後部治具37R
との二つに分割し、この二つの分割治具をそれぞれ別の
治具ストレージ99,101に収容してあるので、治具
37の収容スペースが小さくなり、治具ストレージ9
9,101の取り扱いが容易になるとともに、治具37
の台車35へのセット作業も容易となり、また、治具ハ
ンドリングロボット43による可搬重量が減少し、治具
ハンドリングロボット43の大型化が回避される。
【0077】図16に示すように、前部治具用ストレー
ジ99(後部治具用ストレージ101)内での前部治具
37F(後部治具37R)は、上部フレーム103およ
び下部フレーム105にそれぞれ取り付けられたL字型
の上部位置決めブロック107および下部位置決めブロ
ック109により、図17の斜視図に示すように、傾斜
状態で位置決めされて収容される。
【0078】そして、上下各段において前後に三つ並べ
て収容された前部治具37F(後部治具37R)は、最
前部のもの(図16中で右側のもの)を治具ハンドリン
グロボット43が取り出した後は、他のものが順次前方
側(図16中で右側)へ進出して治具ハンドリングロボ
ット43により取り出し可能となる、いわゆるスライド
インデクス機能を備えている。
【0079】図18は、上記スライドインデックス機能
の構造を概略的に平面図として示したもので、最前部の
治具37aを保持する上部フレーム103(下部フレー
ム105)の外側(図18中では上下方向両側)に、次
の中間部にある治具37bを保持する上部フレーム10
3(下部フレーム105)が位置し、さらにその外側
に、最後部の治具37cを保持する上部フレーム103
(下部フレーム105)が位置している。
【0080】中間部の上部フレーム103,下部フレー
ム105および、最後部の上部フレーム103,下部フ
レーム105は、図19に示すような上下のリニアガイ
ド111,113により、図18(b),図18(c)
のように最前部の上部フレーム103,下部フレーム1
05の外側に位置するようスライド移動可能である。各
リニアガイド111,113は、治具ストレージのハウ
ジング側に固定されている。
【0081】そして、上記スライド移動は、ロッドレス
シリンダ115によってなされる。図18に示すよう
に、中間部の上部フレーム103(下部フレーム10
5)を移動させるロッドレスシリンダ115は、ガイド
部115aの一端が最前部の上部フレーム103(下部
フレーム105)相互を連結する連結部材117に連結
され、ガイド部115aの他端は治具ストレージのハウ
ジング側に固定されている。ガイド部115aに沿って
移動する移動体115bは、中間部の上部フレーム10
3(下部フレーム105)相互を連結する連結部材11
9に固定されている。
【0082】一方、最後部の上部フレーム103(下部
フレーム105)を移動させるロッドレスシリンダ11
5は、ガイド部115aの一端が最前部の上部フレーム
103(下部フレーム105)相互を連結する連結部材
117に連結され、ガイド部115aの他端は治具スト
レージのハウジング側に固定されている。ガイド部11
5aに沿って移動する移動体115bは、最後部の上部
フレーム103(下部フレーム105)相互を連結する
連結部材121に固定されている。
【0083】また、最前部および中間部の上部フレーム
103の下部には、治具取り出し後、後の治具の取り出
し作業の邪魔にならないように、図20に示すように、
上部位置決めブロック107が、シリンダ123によっ
て上方に跳ね上げられる構造となっている。すなわち、
上部位置決めブロック107は、上部フレーム103の
ブラケット125に対し軸127を介して回転可能であ
る。一方、シリンダ123は、上部フレーム103のブ
ラケット129に対し軸131を介して回転可能であ
り、そのピストンロッド133の先端は、上部位置決め
ブロック107のブラケット135に対し軸137を介
して回転可能である。
【0084】上記シリンダ123は、左右の上部位置決
めブロック107の一方にのみ設けてあり、左右両上部
位置決めブロック107相互は、図19に示すように、
連動リンク139で連動連結されている。
【0085】台車35が移動する際のガイドとなるベー
スプレート33上のガイドレール39,41には、図2
1に示すように、スライドユニット143が移動可能に
取り付けられ、複数のスライドユニット143上に台車
35がボルトなどによって固定される。
【0086】図22に示すように、ベースプレート33
上のガイドレール41の内側には、台車35を回転させ
るための回転駆動部材としての駆動リング145が設け
られている。駆動リング145は、内周面にラック14
5aが形成され、このラック145aに、図23ないし
図25に詳細に示すように、ピニオン147が噛み合っ
ている。ピニオン147の回転により、駆動リング14
5は、図24に示すように、ベースプレート33上に設
置された環状のガイドレール149に沿って回転移動可
能である。
【0087】上記ピニオン147は、ベースプレート3
3上に下端が回転可能に支持された支持軸151に装着
されており、支持軸151の上端は、支持軸151の上
部を覆うようにしてベースプレート33上に固定される
カバー部材153に回転可能に支持されている。
【0088】ピニオン147の上方の支持軸151に
は、従動スプロケット155が固定され、従動スプロケ
ット155はチェーン157を介して駆動スプロケット
159に連結されている。駆動スプロケット159は、
変速機161を介してモータ163に連結されている。
すなわち、このモータ163の駆動によって駆動リング
145が回転する。
【0089】駆動リング145上には、駆動リング14
5側の回転を台車35に伝達するためのエアシリンダ1
65が設置されている。エアシリンダ165は、進退移
動するピストンロッド167の先端に凸部169aを備
えた嵌合部材169が設けられ、これに対応して台車3
5の底面には、上記凸部169aか嵌合する凹部171
aを備えた台車側嵌合部材171が設けられている。
【0090】エアシリンダ165には、エア供給管が1
66の一端が接続され、エア供給管166の他端は、ベ
ースプレート33の中心部に設けた図示しないスイベル
ジョイントに接続され、図示しないエアモータから供給
されるエアがこれらを通して各台車35におけるエアシ
リンダ165に選択的に供給される。
【0091】ピストンロッド167の前進により凸部1
69aが台車35側の凹部171aに嵌合し、これによ
り両者相互が連結状態となって駆動リング145の回転
が台車35に伝達される。ピストンロッド167が後退
し凸部169aが凹部171aから外れると、両者は遮
断状態となって駆動リング145の回転が台車35に伝
達されず、台車35は回転しない。すなわち、上記エア
シリンダ165,嵌合部材169および台車側嵌合部材
171により連結遮断機構172を構成している。
【0092】図22に示すように、台車35とベースプ
レート33との間には、台車35を所定の作業工程位置
で停止させるためのストッパ機構173が設けられてい
る。ストッパ機構173は、ベースプレート33上に固
定した固定ブロック175に、台車35の底面に取り付
けられたストッパアーム177が係止するもので、スト
ッパアーム177は、シリンダ179によって軸181
を中心に回転し、図22に示す係止状態と、この係止状
態から図中で時計方向に回転した非係止状態ととに変位
する。
【0093】さらに、台車35とベースプレート33と
の間には、上記ストッパ機構171によって停止位置出
しがなされた状態で、この停止位置を保持するための停
止位置保持ロック機構183が設けられている。停止位
置保持ロック機構183は、図22の拡大されたD−D
断面図である図26に示すように、ベースプレート33
側に設けたブロック185に位置決め孔185aを設
け、台車35側に設けたエアシリンダ187から図中で
下方に突出する位置決めピン189を、位置決め孔18
5aに挿入することで停止位置の保持がなされる。
【0094】図27は、溶接・搬出工程Nにて溶接作業
が完了したワークWを、搬出用ロボット49が搬出する
際に使用する搬出汎用ハンド191を示している。この
搬出汎用ハンド191は、車体前後方向に延長されるメ
インフレーム193および、メインフレーム193の下
部に連結フレーム195を介して連結される下部フレー
ム197を主に備える。
【0095】メインフレーム193には、上部および下
部に、シリンダ199によって上方および下方にそれぞ
れ突出してワークWのドア開口部を押圧して保持する鋸
歯状の保持治具201が設けられている。また、メイン
フレーム193の図中で左側端部付近には、この搬出汎
用ハンド191でワークWを保持する際に、ワークWの
基準となる位置決め孔に挿入して位置決めするためのロ
ケートクランプ203が設けられている。さらに、上記
メインフレーム193の図中で右側端部付近には、車種
によって図中で左右方向および上下方向にサーボ軸20
5を介して移動可能で、ワークWの位置決め孔に挿入し
て位置決めするためのロケートクランプ207が設けら
れている。
【0096】上記搬出汎用ハンド191のほぼ中心位置
に形成した取付板209には、搬出用ロボット49のロ
ボットハンド先端が取り付けられる取付部211が設け
られている。
【0097】図28は、上記した搬出汎用ハンド191
を取り付けた搬出用ロボット49の具体的な動作を示し
ている。この搬出動作の前に、溶接ロボット47により
ワークWに対して溶接作業を行う。
【0098】次に、作用を説明する。図29ないし図3
1は、図1に示したように、台車35を2台使用した場
合の作業形態を示す。ここでは、図29において、治具
セット工程Lにある台車をA、溶接・搬出工程Nにある
台車をBとして説明する。図32は、上記図29ないし
図31の動作に対応したタイムチャートである。
【0099】図29および図30で、溶接・搬出工程N
にて台車B上のワークWに対し溶接ロボット47による
溶接作業およびワークWの搬出作業を行っている間に、
図29のように、台車Aに対し治具セット工程Lにて治
具ハンドロングロボット43により治具37の交換を行
った後、図30のように、治具交換した台車Aを次のワ
ークセット工程Mに移動させて作業者45によりワーク
Wの治具37へのセットを行う。
【0100】この動作は図32の(a)に相当する。台
車Aが治具セット工程Lからワークセット工程Mへ移動
する際には、駆動リング145の回転動力を台車Aに伝
達させるべく連結遮断機構172を連結状態とする一
方、台車Bは連結遮断機構172を遮断状態として駆動
リング145との連結を遮断する。
【0101】上記動作が終了した後に、図30の状態か
ら、台車Bを溶接・搬出工程Nから治具セット工程Lへ
移動させると同時に、台車Aをワークセット工程Mから
溶接・搬出工程Nへ移動させ、図31の状態とする。こ
のとき、台車A,Bともに、連結遮断機構172を連結
状態として駆動リング145の動力を各台車A,Bに伝
達する状態とする。
【0102】この図31の状態で、前記図29での動作
と同様な作業、すなわち溶接・搬出工程Nで台車A上の
ワークWに対し溶接ロボット47により溶接作業および
ワークWの搬出作業を行っている間に、台車Bに対し治
具セット工程Lにて治具ハンドロングロボット43によ
り治具37の交換を行った後、治具交換した台車Bを次
のワークセット工程Mに移動させて作業者45によりワ
ークWのセットを行う。この動作は図32の(b)に相
当する。
【0103】以後、上記図29ないし図31の動作を繰
り返すことで、異なる車種の生産が連続して行える、い
わゆる混流生産が可能となる。同一車種を続けて生産す
る場合には、治具セット工程Lでの治具37の交換は行
う必要はない。
【0104】図33は、前記図29ないし図31の生産
形態より生産台数が少ない場合であり、1台の台車35
(ここでは台車Aとして説明する)を使用し、この台車
Aを三つの作業工程L,M,Nに沿って循環移動させて
順次作業を進める。ここで使用する1台の台車Aについ
ては、連結遮断機構172を常時連結状態として駆動リ
ング145の動力を台車Aに伝達する状態とする。
【0105】図34は、図33の動作に対応したタイム
チャートであり、1台の台車Aが治具セット工程Lにあ
るときに、治具37の交換を行い(a)、この台車Aを
ワークセット工程Mに移動させてワークWの治具37へ
のセットを行い(b)、さらに台車Aを溶接・搬出工程
Nに移動させてここでワークWに対する溶接および搬出
作業を行う(c)。この場合にも、同一車種を続けて生
産する場合には、治具セット工程Lでの治具37の交換
は行う必要はない。
【0106】図35は、前記図29ないし図31の生産
形態より生産台数が多い場合であり、台車35を3台使
用した場合の作業形態である。ここでは、治具セット工
程Lにある台車をA、ワークセット工程Mにある台車を
B、溶接・搬出工程Nにある台車をCとして説明する。
図36は、上記図35の動作に対応したタイムチャート
である。
【0107】この場合には、各台車A,B,Cにつき連
結遮断機構172を常時連結状態として、三つの台車
A,B,Cを同時に循環移動させ、各作業工程L,M,
Nにて、治具37のセット(交換)、ワークWの治具3
7へのセットおよび、ワークWに対する溶接作業に続く
ワークWの搬出作業をそれぞれ行う。この場合にも、同
一車種を続けて生産する場合には、治具セット工程Lで
の治具37の交換は行う必要はない。
【0108】このように、使用する台車35の数を適宜
変更することで、生産能力要求に対応することができ
る。
【0109】また、治具37を治具セット工程Lにて交
換することで、大きなスペースを必要とすることなく多
車種に対応することができ、また、ワークWを治具37
にセットするワークセット工程Mではその工程に作業者
45が待機すればよいので作業効率が向上し、さらにワ
ークWに対して溶接作業を行う溶接・搬出工程Nではそ
の工程にて必要な溶接ロボット47を設置すればよいの
でコスト低下を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態に係わる車体組立装置
の全体構成を示す平面図である。
【図2】図1のP矢視図である。
【図3】図1のQ矢視図である。
【図4】図1の車体組立装置における台車の斜視図であ
る。
【図5】図1の車体組立装置における治具の正面図であ
る。
【図6】図1の車体組立装置における台車への治具の取
付状態を示す正面図である。
【図7】図1の車体組立装置における治具が取り付けら
れる台車側と治具との相対位置関係を示す図6の左側面
図である。
【図8】図1の車体組立装置における治具が取り付けら
れる台車側と治具との相対位置関係を示す図6の底面図
である。
【図9】図6のA−A断面図である。
【図10】図6の一部省略したB−B断面図である。
【図11】図1の車体組立装置における台車を裏面側か
ら見た斜視図である。
【図12】図11における信号伝送用のカプラの側面図
である。
【図13】図1の車体組立装置における治具ハンドリン
グロボットにより治具を把持する際の動作説明図であ
る。
【図14】図13の治具ハンドリングロボットにおける
ロボットハンドの正面図である。
【図15】図14の治具ハンドリングロボットにより把
持される治具側の詳細図である。
【図16】図1の車体組立装置における治具ストレージ
の内部構造図である。
【図17】図16の治具ストレージでの治具の保持状態
を示す説明図である。
【図18】図16の治具ストレージの動作説明図で、
(a)は最前部の治具を取り出す状態、(b)は中間部
の治具を取り出す状態、(c)は最後部の治具を取り出
す状態である。
【図19】図16の治具ストレージの内部構造の要部を
示す斜視図である。
【図20】図19の要部の拡大された側面図である。
【図21】図1の車体組立装置における台車をガイドす
るスライドユニットの内部構造図である。
【図22】図1の車体組立装置におけるベースプレート
上の各種機構の配置構成図である。
【図23】図1の車体組立装置における台車を駆動する
ための駆動機構の平面図である。
【図24】図24のC−C断面図である。
【図25】図23の駆動機構の一部を分解した斜視図で
ある。
【図26】図22のD−D断面図である。
【図27】図1の車体組立装置におけるワーク搬出汎用
ハンドの正面図である。
【図28】図27のワーク搬出汎用ハンドを備えた搬出
用ロボットの動作説明図である。
【図29】図1の車体組立装置において、台車を2台使
用した場合の動作説明図である。
【図30】図1の車体組立装置において、台車を2台使
用した場合の動作説明図である。
【図31】図1の車体組立装置において、台車を2台使
用した場合の動作説明図である。
【図32】図29ないし図31の動作に対応するタイム
チャートである。
【図33】図1の車体組立装置において、台車を1台使
用した場合の動作説明図である。
【図34】図33の動作に対応するタイムチャートであ
る。
【図35】図1の車体組立装置において、台車を3台使
用した場合の動作説明図である。
【図36】図35の動作に対応するタイムチャートであ
る。
【図37】治具ベース上に車種専用の治具を設置した従
来例の車体組立装置の斜視図である。
【図38】図37の車体組立装置に設置するスポット溶
接ガンの正面図である。
【図39】ターンテーブルを利用した従来の車体組立装
置の斜視図である。
【図40】スライドテーブルを利用した従来の車体組立
装置の斜視図である。
【図41】ワークを保持する治具を車種毎に交換する治
具ハンドリングロボットを備えた従来の車体組立装置の
動作説明図である。
【図42】図37における治具に代えて使用する従来の
ゲージ切換式汎用治具の斜視図である。
【図43】NC制御によりゲージを上下左右に移動位置
決めして各車種のワークに対応する従来の車体組立装置
の動作説明図である。
【符号の説明】
W ワーク(車体部品) L 治具セット工程 M ワークセット工程(車体部品セット工程) N 溶接・搬出工程(組立・搬出工程) 35 台車 37 治具 37F 前部治具(分割治具) 37R 後部治具(分割治具) 43 治具ハンドロングロボット 53 クランプ機構 99 前部治具用ストレージ(治具収容部) 101 後部治具用ストレージ(治具収容部) 145 駆動リング(回転駆動部材) 172 連結遮断機構
フロントページの続き Fターム(参考) 3C030 CC01 DA01 DA11 3D114 AA01 AA05 AA06 AA07 AA11 AA12 BA01 CA05 DA02 DA05 DA11 DA17 EA01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体部品がセットされる治具をセット可
    能で、かつ所定の循環経路上を循環移動可能な台車を、
    前記循環経路に対応して順次設けられた作業工程に合わ
    せて循環移動させて車体の組立作業を行うことを特徴と
    する車体組立方法。
  2. 【請求項2】 作業工程は、台車に治具をセットする治
    具セット工程と、前記台車上の治具に車体部品をセット
    する車体部品セット工程と、前記治具上の車体部品に対
    して所定の組立作業を行うとともに組立後の車体部品を
    搬出する組立・搬出工程との三つの作業工程で構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の車体組立方法。
  3. 【請求項3】 使用する台車を、生産能力要求に応じ、
    1台もしくは相互に独立して循環移動可能な複数台のい
    ずれかを選択可能であることを特徴とする請求項1また
    は2記載の車体組立方法。
  4. 【請求項4】 使用する台車を1台とし、この1台の台
    車に治具セット工程にて治具をセットして次の車体部品
    セット工程へ台車を移動させ、この移動後の台車上の治
    具に車体部品をセットし、さらにこの台車を次の組立・
    搬出工程へ移動させて車体部品に対する組立および搬出
    作業を行うことを特徴とする請求項2記載の車体組立方
    法。
  5. 【請求項5】 使用する台車を2台とし、治具セット工
    程での一方の台車に対する治具のセットに続くこの一方
    の台車移動後の車体部品セット工程での治具への車体部
    品のセット作業の間に、他方の台車では治具上の車体部
    品に対して組立および搬出作業行い、前記車体部品のセ
    ット作業および車体部品の搬出作業の終了後に、2台の
    台車を次の作業工程へそれぞれ循環移動させることを特
    徴とする請求項2記載の車体組立方法。
  6. 【請求項6】 使用する台車を3台とし、それぞれの台
    車に対して三つの作業工程にて個別に作業を行った後、
    各台車をそれぞれ次の作業工程へ順次循環移動させるこ
    とを特徴とする請求項2記載の車体組立方法。
  7. 【請求項7】 車体部品がセットされる治具をセット可
    能な台車を、所定の循環経路上を循環移動可能に設け、
    前記循環経路に沿って、前記台車に治具をセットする治
    具セット工程と、前記台車上の治具に車体部品をセット
    する車体部品セット工程と、前記治具上の車体部品に対
    して所定の組立作業を行うとともに組立後の車体部品を
    搬出する組立・搬出工程との三つの作業工程を配置した
    ことを特徴とする車体組立装置。
  8. 【請求項8】 一つの車体部品に対応する治具を二つに
    分割し、この二つの分割治具をそれぞれ別の治具収容部
    に収容したことを特徴とする請求項7記載の車体組立装
    置。
  9. 【請求項9】 治具収容部は、分割治具を上下方向に複
    数収容可能であるとともに、上下方向の各段にも複数収
    容可能であることを特徴とする請求項8記載の車体組立
    装置。
  10. 【請求項10】 二つの分割治具がそれぞれ収容された
    各治具収容部に対し、それぞれの分割治具を個別に把持
    可能な治具ハンドリングロボットを設置したことを特徴
    とする請求項8または9記載の車体組立装置。
  11. 【請求項11】 台車は、治具がセットされる面が、斜
    め上方を向くよう傾斜していることを特徴とする請求項
    7記載の車体組立装置。
  12. 【請求項12】 台車は、治具をクランプ固定するクラ
    ンプ機構を備えていることを特徴とする請求項7または
    11記載の車体組立装置。
  13. 【請求項13】 台車の循環経路を円形とし、この円形
    の循環経路に対して同心状に回転駆動可能な回転駆動部
    材を設け、この回転駆動部材と前記台車との間に、これ
    ら両者間の連結および遮断を行う連結遮断機構を設けた
    ことを特徴とする請求項7記載の車体組立装置。
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