JP2945395B1 - ホイールのリム締付設備 - Google Patents
ホイールのリム締付設備Info
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- JP2945395B1 JP2945395B1 JP24324298A JP24324298A JP2945395B1 JP 2945395 B1 JP2945395 B1 JP 2945395B1 JP 24324298 A JP24324298 A JP 24324298A JP 24324298 A JP24324298 A JP 24324298A JP 2945395 B1 JP2945395 B1 JP 2945395B1
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- Japan
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- jig
- wheel
- rim
- machine
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- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
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Abstract
【要約】
【課題】 作業者に負担をかけずにスポークの端部をリ
ムに締付けでき、治具の段取替えも自動的にかつ正確に
行えるホイールのリム締付設備を提供する。 【解決手段】 ホイール1のハブ2とリム3とを連結す
るスポーク4をリム3に締付けて固定するリム締付設備
は、搬入機6、本締め機7、記憶媒体9、治具搬出入機
49,64、および治具交換制御手段97を備える。搬
入機6は、仮組みホイール1を、ワーク受入口5まで搬
送する。本締め機7は、ワーク受入口5に搬送された仮
組みホイール1のハブ2とリム3を治具14,15によ
り保持し、スポーク4の他端部をリム3に本締めする。
記憶媒体9は、仮組みホイール1を支持するワーク台8
に取り付けられて、本締め作業に用いられる締付けデー
タおよび治具識別データを記憶する。治具搬出入機4
9,64は、治具交換制御手段97により制御されて、
本締め機7に対して所望の治具14,15を搬入し、不
要の治具14,15を搬出する。
ムに締付けでき、治具の段取替えも自動的にかつ正確に
行えるホイールのリム締付設備を提供する。 【解決手段】 ホイール1のハブ2とリム3とを連結す
るスポーク4をリム3に締付けて固定するリム締付設備
は、搬入機6、本締め機7、記憶媒体9、治具搬出入機
49,64、および治具交換制御手段97を備える。搬
入機6は、仮組みホイール1を、ワーク受入口5まで搬
送する。本締め機7は、ワーク受入口5に搬送された仮
組みホイール1のハブ2とリム3を治具14,15によ
り保持し、スポーク4の他端部をリム3に本締めする。
記憶媒体9は、仮組みホイール1を支持するワーク台8
に取り付けられて、本締め作業に用いられる締付けデー
タおよび治具識別データを記憶する。治具搬出入機4
9,64は、治具交換制御手段97により制御されて、
本締め機7に対して所望の治具14,15を搬入し、不
要の治具14,15を搬出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車などの
ホイールにおける中心部のハブと外周部のリムとを連結
するスポークをリムに自動的に締付けて固定する締付設
備に関する。
ホイールにおける中心部のハブと外周部のリムとを連結
するスポークをリムに自動的に締付けて固定する締付設
備に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車などのホイールは、その中心
部のハブと外周部のリムとを複数本のスポークで連結し
て構成される。そのスポーク連結作業は、仮締め工程と
本締め工程の前後2工程を作業者の手作業により行う。
仮締め工程では、先ずスポークの一端部をハブに係止
し、次にスポークの他端部をリムに仮締めするという作
業をリムの全周にわたって繰り返す。本締め工程では、
仮締めしたホイールを、上下から治具で挟み、この状態
で各スポークの他端部をリムに順次本締めする。このス
ポーク連結作業のうち、仮締め工程においてスポークの
一端部をハブに係止する処理については、これを装置に
より自動的に行う技術が提案されているが(特開平8−
91007号公報)、その他の処理はすべて作業者の手
作業により行われている。
部のハブと外周部のリムとを複数本のスポークで連結し
て構成される。そのスポーク連結作業は、仮締め工程と
本締め工程の前後2工程を作業者の手作業により行う。
仮締め工程では、先ずスポークの一端部をハブに係止
し、次にスポークの他端部をリムに仮締めするという作
業をリムの全周にわたって繰り返す。本締め工程では、
仮締めしたホイールを、上下から治具で挟み、この状態
で各スポークの他端部をリムに順次本締めする。このス
ポーク連結作業のうち、仮締め工程においてスポークの
一端部をハブに係止する処理については、これを装置に
より自動的に行う技術が提案されているが(特開平8−
91007号公報)、その他の処理はすべて作業者の手
作業により行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のスポーク連結作業では、以下に挙げるような課題があ
る。 (1) 作業者によりリムの全周にわたってスポークの
本締めを行うので、リムの全周にスポークを均一に締め
付けるのに、ある程度の技術が作業者に要求される。 (2) また、前記本締め作業は一人の作業者により行
い、しかも手作業であるために、締付方向や締付力にば
らつきが出るので、リムの径方向の振れ(芯ずれ)が生
じる。このため、後工程において振れ取り作業が必要に
なる。 (3) 段取替作業において、作業者は前工程から送ら
れてくる仮組みホイールを目で確認して、棚から必要な
上下治具を選ぶが、このとき治具の取り出しに手間がか
かる。 (4) 段取替時に、作業者が上下治具を棚から持ち運
ぶ必要があるが、この上下治具はセットになっているた
め重く、作業者に負担がかかる。
のスポーク連結作業では、以下に挙げるような課題があ
る。 (1) 作業者によりリムの全周にわたってスポークの
本締めを行うので、リムの全周にスポークを均一に締め
付けるのに、ある程度の技術が作業者に要求される。 (2) また、前記本締め作業は一人の作業者により行
い、しかも手作業であるために、締付方向や締付力にば
らつきが出るので、リムの径方向の振れ(芯ずれ)が生
じる。このため、後工程において振れ取り作業が必要に
なる。 (3) 段取替作業において、作業者は前工程から送ら
れてくる仮組みホイールを目で確認して、棚から必要な
上下治具を選ぶが、このとき治具の取り出しに手間がか
かる。 (4) 段取替時に、作業者が上下治具を棚から持ち運
ぶ必要があるが、この上下治具はセットになっているた
め重く、作業者に負担がかかる。
【0004】本発明は、このような課題を解消し、作業
者に負担をかけることなく、精度よくかつ能率的にリム
にスポークの端部を締付けでき、治具の段取替えも自動
的にかつ適確に行うことのできるホイールのリム締付設
備を提供することを目的とする。
者に負担をかけることなく、精度よくかつ能率的にリム
にスポークの端部を締付けでき、治具の段取替えも自動
的にかつ適確に行うことのできるホイールのリム締付設
備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1のホイールのリム締付設備は、ホイールに
おける中心部のハブと外周部のリムとを連結するスポー
クをリムに締付けて固定する設備であって、搬入機と、
本締め機と、記憶媒体と、治具搬出入機と、治具交換制
御手段とを備える。前記搬入機は、前記ハブに一端部が
係止されたスポークの他端部をリムに仮締めした仮組み
ホイールを、ワーク受入口まで搬送する。前記本締め機
は、前記ワーク受入口に搬送された仮組みホイールのハ
ブとリムを治具により保持し、この状態でスポークの他
端部をリムに本締めする。前記記憶媒体は、前記仮組み
ホイールまたはこのホイールを支持するワーク台に取り
付けられて、前記本締め機による本締め作業に用いられ
る締付けデータおよび治具識別データを記憶するもので
ある。前記治具搬出入機は、前記本締め機に対して所望
の治具を搬入し、不要の治具を搬出する。前記治具交換
制御手段は、前記記憶媒体から治具識別データを読み取
って前記治具搬出入機を制御し、ホイールに対応した治
具を本締め機に搬入させ、不要となった治具を本締め機
から搬出させる。上記構成によれば、治具交換制御手段
で制御される治具搬出入機により、治具が本締め機に搬
入される。治具が搬入されている本締め機のワーク受入
口まで、搬入機により搬送されてきた仮組みホイール
を、作業者が治具に保持させると、本締め機は、記憶媒
体に記憶された締付けデータに基づき、スポークの他端
部をリムに本締めする本締め作業を自動的に行う。次回
の本締め作業に使用しない治具は、治具交換制御手段で
制御される治具搬出入機によって本締め機から搬出され
る。
に、請求項1のホイールのリム締付設備は、ホイールに
おける中心部のハブと外周部のリムとを連結するスポー
クをリムに締付けて固定する設備であって、搬入機と、
本締め機と、記憶媒体と、治具搬出入機と、治具交換制
御手段とを備える。前記搬入機は、前記ハブに一端部が
係止されたスポークの他端部をリムに仮締めした仮組み
ホイールを、ワーク受入口まで搬送する。前記本締め機
は、前記ワーク受入口に搬送された仮組みホイールのハ
ブとリムを治具により保持し、この状態でスポークの他
端部をリムに本締めする。前記記憶媒体は、前記仮組み
ホイールまたはこのホイールを支持するワーク台に取り
付けられて、前記本締め機による本締め作業に用いられ
る締付けデータおよび治具識別データを記憶するもので
ある。前記治具搬出入機は、前記本締め機に対して所望
の治具を搬入し、不要の治具を搬出する。前記治具交換
制御手段は、前記記憶媒体から治具識別データを読み取
って前記治具搬出入機を制御し、ホイールに対応した治
具を本締め機に搬入させ、不要となった治具を本締め機
から搬出させる。上記構成によれば、治具交換制御手段
で制御される治具搬出入機により、治具が本締め機に搬
入される。治具が搬入されている本締め機のワーク受入
口まで、搬入機により搬送されてきた仮組みホイール
を、作業者が治具に保持させると、本締め機は、記憶媒
体に記憶された締付けデータに基づき、スポークの他端
部をリムに本締めする本締め作業を自動的に行う。次回
の本締め作業に使用しない治具は、治具交換制御手段で
制御される治具搬出入機によって本締め機から搬出され
る。
【0006】本発明の好ましい実施形態では、前記本締
め機が、前記スポークの他端部をリムに本締めするロボ
ットと、前記ホイールを保持した治具を回転させて前記
ロボットの動作範囲内に本締め箇所を位置させる治具回
転機とを備える。この構成によれば、ロボットの動作範
囲を狭くして、ホイールを順次回転させながらリムの全
周にわたって本締めを能率よく行うことができる。
め機が、前記スポークの他端部をリムに本締めするロボ
ットと、前記ホイールを保持した治具を回転させて前記
ロボットの動作範囲内に本締め箇所を位置させる治具回
転機とを備える。この構成によれば、ロボットの動作範
囲を狭くして、ホイールを順次回転させながらリムの全
周にわたって本締めを能率よく行うことができる。
【0007】好ましくは、前記治具が軸心を上下方向に
向けたホイールを上下から挟んで保持する治具上半体と
治具下半体とを有し、前記治具下半体は前記治具回転機
に連結されている。この構成によれば、治具回転機で治
具下半体を順次回動させながらロボットによる本締めを
能率よく行うことができる。
向けたホイールを上下から挟んで保持する治具上半体と
治具下半体とを有し、前記治具下半体は前記治具回転機
に連結されている。この構成によれば、治具回転機で治
具下半体を順次回動させながらロボットによる本締めを
能率よく行うことができる。
【0008】前記ロボットは、2台設けられて、前記ホ
イールの軸対称部について前記本締めを行うのが好まし
い。この構成によれば、ホイールの軸対称部の本締め
が、2台のロボットで同時に行われるので、各スポーク
の他端部をリム全周にわたって均一に締め付けることが
でき、従来例の場合のような後工程での振れ取り作業が
不要となる。さらに、好ましい実施形態では、前記治具
がホイールを軸方向両側から挟んで保持する治具上半体
と治具下半体とを有し、前記治具搬出入機が前記治具上
半体と治具下半体のそれぞれを搬出入する治具上半体搬
出入機と治具下半体搬出入機とを有している。
イールの軸対称部について前記本締めを行うのが好まし
い。この構成によれば、ホイールの軸対称部の本締め
が、2台のロボットで同時に行われるので、各スポーク
の他端部をリム全周にわたって均一に締め付けることが
でき、従来例の場合のような後工程での振れ取り作業が
不要となる。さらに、好ましい実施形態では、前記治具
がホイールを軸方向両側から挟んで保持する治具上半体
と治具下半体とを有し、前記治具搬出入機が前記治具上
半体と治具下半体のそれぞれを搬出入する治具上半体搬
出入機と治具下半体搬出入機とを有している。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照しながら詳述する。図1は本発明の
一実施形態である自動二輪車などのホイールのリム締付
設備を示す概略構成図である。このリム締付設備は、図
10に示すハブ2に一端部が係止されたスポーク4の他
端部のニップル10をリム3に仮締めした仮組みホイー
ル1に対して、そのスポーク4をニップル10によって
リム3に本締めする設備であって、図1に示すように、
前記仮組みホイール1をワーク受入口5まで搬送する搬
入機6と、前記ワーク受入口5に搬送された仮組みホイ
ール1を本締めする本締め機7とを備える。
について図面を参照しながら詳述する。図1は本発明の
一実施形態である自動二輪車などのホイールのリム締付
設備を示す概略構成図である。このリム締付設備は、図
10に示すハブ2に一端部が係止されたスポーク4の他
端部のニップル10をリム3に仮締めした仮組みホイー
ル1に対して、そのスポーク4をニップル10によって
リム3に本締めする設備であって、図1に示すように、
前記仮組みホイール1をワーク受入口5まで搬送する搬
入機6と、前記ワーク受入口5に搬送された仮組みホイ
ール1を本締めする本締め機7とを備える。
【0010】前記搬入機6は、たとえばローラコンベア
からなり、この上にワーク台8が載せられている。その
搬送路の始端側で前記ワーク台8に、ホイール1のハブ
2とリム3が載せられ、搬送路の終端部である前記ワー
ク受入口5の前まで搬送される。また、前記搬送路の始
端側では、前記ワーク台8の上に取り付けられた記憶媒
体であるワークIDカード9に、生産計画に基づいて、
図示しない書込み器により、機種名(番号)やリム径、
リム幅、スポーク孔数、スポーク孔ずれ幅、スポークね
じれ角度など、本締め機7によるリム本締め作業に用い
られる締付けデータと、本締め機7に用いる治具の識別
データとが書き込まれる。なお、ワークIDカード9
は、ホイール1のハブ2やリム3などに直接取り付けて
もよい。このワークIDカード9としては、磁気誘導
式、光学式など、種々の非接触型で書込み、読出しが可
能な記憶媒体を使用できる。
からなり、この上にワーク台8が載せられている。その
搬送路の始端側で前記ワーク台8に、ホイール1のハブ
2とリム3が載せられ、搬送路の終端部である前記ワー
ク受入口5の前まで搬送される。また、前記搬送路の始
端側では、前記ワーク台8の上に取り付けられた記憶媒
体であるワークIDカード9に、生産計画に基づいて、
図示しない書込み器により、機種名(番号)やリム径、
リム幅、スポーク孔数、スポーク孔ずれ幅、スポークね
じれ角度など、本締め機7によるリム本締め作業に用い
られる締付けデータと、本締め機7に用いる治具の識別
データとが書き込まれる。なお、ワークIDカード9
は、ホイール1のハブ2やリム3などに直接取り付けて
もよい。このワークIDカード9としては、磁気誘導
式、光学式など、種々の非接触型で書込み、読出しが可
能な記憶媒体を使用できる。
【0011】前記搬送路の途中の所定位置では、スポー
ク4の一端部をハブ2に係止するとともに、スポーク4
の他端部のニップルをリム3に仮締めして仮組みホイー
ル1とする仮締め作業が作業者の手作業で行われる。こ
の仮締め作業を、本締め作業を示す図10と図11を用
いて説明すると、まず、図10のハブ2のスポーク孔2
aに、スポーク4を挿通させて、その一端部の鍔4aを
ハブ2に係止させるとともに、リム3の外周側から、リ
ム3に形成されたスポーク孔3aにニップル10を挿入
し、図11に示すニップル10の雌ねじ部10aをスポ
ーク4の他端の雄ねじ部4bに緩く螺合させて、ニップ
ル10の頭部10bをリム3の外周側に仮係止させる。
ク4の一端部をハブ2に係止するとともに、スポーク4
の他端部のニップルをリム3に仮締めして仮組みホイー
ル1とする仮締め作業が作業者の手作業で行われる。こ
の仮締め作業を、本締め作業を示す図10と図11を用
いて説明すると、まず、図10のハブ2のスポーク孔2
aに、スポーク4を挿通させて、その一端部の鍔4aを
ハブ2に係止させるとともに、リム3の外周側から、リ
ム3に形成されたスポーク孔3aにニップル10を挿入
し、図11に示すニップル10の雌ねじ部10aをスポ
ーク4の他端の雄ねじ部4bに緩く螺合させて、ニップ
ル10の頭部10bをリム3の外周側に仮係止させる。
【0012】図1に示す搬入機6が形成する搬送路の仮
締め作業位置よりも下流側の所定位置では、ワーク台8
上に取り付けられたワークIDカード9のデータを読み
取る読取り器11が設けられている。前記IDカード9
はワーク台8の下面または側面に取り付けてもよい。
締め作業位置よりも下流側の所定位置では、ワーク台8
上に取り付けられたワークIDカード9のデータを読み
取る読取り器11が設けられている。前記IDカード9
はワーク台8の下面または側面に取り付けてもよい。
【0013】前記本締め機7は、ワークである仮組みホ
イール1を、その軸心が上下方向に向いた姿勢で治具に
より保持する回転自在な治具回転機12と、ホイール1
の軸対称部について同時に、スポーク4の他端部のニッ
プルをリム3に本締めする2台のロボット13A,13
Bとを備える。前記治具は、ホイール1を上下から、つ
まり軸方向の両側から挟んで保持する治具上半体14お
よび治具下半体15(図2)からなる。前記治具回転機
12は、治具によりホイール1を保持する作業台16
と、この作業台16を回転駆動する駆動装置17(図
5)とを備え、駆動装置17で作業台16を回転させる
ことにより、前記ロボット13A,13Bの動作範囲内
にホイール1の本締め箇所を位置させる。
イール1を、その軸心が上下方向に向いた姿勢で治具に
より保持する回転自在な治具回転機12と、ホイール1
の軸対称部について同時に、スポーク4の他端部のニッ
プルをリム3に本締めする2台のロボット13A,13
Bとを備える。前記治具は、ホイール1を上下から、つ
まり軸方向の両側から挟んで保持する治具上半体14お
よび治具下半体15(図2)からなる。前記治具回転機
12は、治具によりホイール1を保持する作業台16
と、この作業台16を回転駆動する駆動装置17(図
5)とを備え、駆動装置17で作業台16を回転させる
ことにより、前記ロボット13A,13Bの動作範囲内
にホイール1の本締め箇所を位置させる。
【0014】前記作業台16には、作業台16の回転中
心を通る径方向に搬送方向を持つ搬送機34が設けら
れ、後述する支持台38との間で、ホイール1を治具と
ともに搬送する。前記作業台16の搬送機34はローラ
コンベアからなる。
心を通る径方向に搬送方向を持つ搬送機34が設けら
れ、後述する支持台38との間で、ホイール1を治具と
ともに搬送する。前記作業台16の搬送機34はローラ
コンベアからなる。
【0015】前記治具回転機12の駆動装置17は、図
5に示すように、作業台16の下部に設けられた外歯ギ
ア18と、この外歯ギア18に噛み合うウオームギア1
9と、駆動源であるモータ20と、このモータ20の回
転出力を前記ウオームギア19に伝達する減速ギア21
〜23とで構成される。
5に示すように、作業台16の下部に設けられた外歯ギ
ア18と、この外歯ギア18に噛み合うウオームギア1
9と、駆動源であるモータ20と、このモータ20の回
転出力を前記ウオームギア19に伝達する減速ギア21
〜23とで構成される。
【0016】また、前記治具回転機12における作業台
16の下部には、作業台16の上の所定位置に搬入され
た治具下半体15が搬送方向へ移動するのを阻止する一
対のストッパ24が、モータ25の駆動によって起倒自
在となるように設けられている。
16の下部には、作業台16の上の所定位置に搬入され
た治具下半体15が搬送方向へ移動するのを阻止する一
対のストッパ24が、モータ25の駆動によって起倒自
在となるように設けられている。
【0017】さらに、作業台16の下部には、作業台1
6上の治具下半体15を上方に持ち上げる治具持ち上げ
機構26が設けられている。この治具持ち上げ機構26
は、昇降板27を昇降駆動するシリンダ28と、昇降板
27に垂設された4本の持ち上げロッド29と、各持ち
上げロッド29のガイドスリーブ30とからなる。4本
の持ち上げロッド29のうち、2本の持ち上げロッド2
9の上端には、治具下半体15のプレート部15aに設
けられた位置決め孔31に係脱可能な係合突起32が設
けられている。また、前記作業台16の両側部には、作
業台16上の治具下半体15を搬送方向に案内するガイ
ドローラ33(図4)が設けられている。
6上の治具下半体15を上方に持ち上げる治具持ち上げ
機構26が設けられている。この治具持ち上げ機構26
は、昇降板27を昇降駆動するシリンダ28と、昇降板
27に垂設された4本の持ち上げロッド29と、各持ち
上げロッド29のガイドスリーブ30とからなる。4本
の持ち上げロッド29のうち、2本の持ち上げロッド2
9の上端には、治具下半体15のプレート部15aに設
けられた位置決め孔31に係脱可能な係合突起32が設
けられている。また、前記作業台16の両側部には、作
業台16上の治具下半体15を搬送方向に案内するガイ
ドローラ33(図4)が設けられている。
【0018】図1に示す本締め機7の外周には、治具回
転機12を中心として回転自在なリング状のターンテー
ブル37が配置され、このターンテーブル37上には、
その周方向に互いに90度の水平角度だけ離間して4台
の搬送台38が固定されており、これらの搬送台38
は、ターンテーブル37の回転により同期回転する。タ
ーンテーブル37の下部には、図2に示すように、4台
の搬送台38を同期回転させる搬送台回転駆動装置39
が設けられている。この搬送台回転駆動装置39は、前
記ターンテーブル37の下面に固定され、ターンテーブ
ル37の軸心を回転中心とする外歯ギア40と、駆動源
であるモータ41と、このモータ41の回転出力を減速
ギア入力部42に伝達するウオームギア43と、減速ギ
ア入力部42の回転を外歯ギア40に伝達する減速ギア
出力部44とで構成される。
転機12を中心として回転自在なリング状のターンテー
ブル37が配置され、このターンテーブル37上には、
その周方向に互いに90度の水平角度だけ離間して4台
の搬送台38が固定されており、これらの搬送台38
は、ターンテーブル37の回転により同期回転する。タ
ーンテーブル37の下部には、図2に示すように、4台
の搬送台38を同期回転させる搬送台回転駆動装置39
が設けられている。この搬送台回転駆動装置39は、前
記ターンテーブル37の下面に固定され、ターンテーブ
ル37の軸心を回転中心とする外歯ギア40と、駆動源
であるモータ41と、このモータ41の回転出力を減速
ギア入力部42に伝達するウオームギア43と、減速ギ
ア入力部42の回転を外歯ギア40に伝達する減速ギア
出力部44とで構成される。
【0019】前記搬送台回転駆動装置39は1回の駆動
毎に、ターンテーブル37を90度だけ回動させ、これ
により4台の搬送台38は、前記ワーク受入口5に対応
する第1の位置と、本締め済みのホイール1が前記作業
台16から排出される作業台右隣のワーク排出口35に
対応する第2の位置と、前記治具受入口50に対応する
第3の位置と、作業台16の左隣の第4の位置のいずれ
かに停止する。
毎に、ターンテーブル37を90度だけ回動させ、これ
により4台の搬送台38は、前記ワーク受入口5に対応
する第1の位置と、本締め済みのホイール1が前記作業
台16から排出される作業台右隣のワーク排出口35に
対応する第2の位置と、前記治具受入口50に対応する
第3の位置と、作業台16の左隣の第4の位置のいずれ
かに停止する。
【0020】前記各搬送台38は、前記ターンテーブル
37の径方向に搬送方向を持つローラコンベアと、搬送
台38の上に搬入された治具下半体15が搬送方向に移
動するのを阻止するストッパ45(図1)とを有する。
そのストッパ45は、空気圧シリンダ(図示せず)で搬
送台38上に出没するように駆動される。
37の径方向に搬送方向を持つローラコンベアと、搬送
台38の上に搬入された治具下半体15が搬送方向に移
動するのを阻止するストッパ45(図1)とを有する。
そのストッパ45は、空気圧シリンダ(図示せず)で搬
送台38上に出没するように駆動される。
【0021】図1に示すように、前記ターンテーブル3
7を挟んで前記ワーク受入口5と対向する側には、複数
機種の治具下半体15を収納した治具棚46が設けられ
ており、この治具棚46と前記ターンテーブル37との
間には、治具棚46に沿って移動自在で、かつ昇降自在
な治具載置テーブル47を有する治具段取り替え台車4
8が設けられている。この治具段取り替え台車48は、
治具棚46と搬送台38との間で治具下半体15の搬入
および搬出を行う。この治具段取り替え台車48と、前
記ターンテーブル37の搬送台38とで、前記本締め機
7の作業台16に対して所望の治具下半体15を搬入
し、不要の治具下半体15を搬出する治具下半体搬出入
機49が構成される。治具段取り替え台車48の移動路
の、前記ターンテーブル37と対向する位置は、治具下
半体15の受入口50となる。
7を挟んで前記ワーク受入口5と対向する側には、複数
機種の治具下半体15を収納した治具棚46が設けられ
ており、この治具棚46と前記ターンテーブル37との
間には、治具棚46に沿って移動自在で、かつ昇降自在
な治具載置テーブル47を有する治具段取り替え台車4
8が設けられている。この治具段取り替え台車48は、
治具棚46と搬送台38との間で治具下半体15の搬入
および搬出を行う。この治具段取り替え台車48と、前
記ターンテーブル37の搬送台38とで、前記本締め機
7の作業台16に対して所望の治具下半体15を搬入
し、不要の治具下半体15を搬出する治具下半体搬出入
機49が構成される。治具段取り替え台車48の移動路
の、前記ターンテーブル37と対向する位置は、治具下
半体15の受入口50となる。
【0022】治具下半体15は、図10に示すように、
底壁の大部分を形成するプレート部15aと、ホイール
1のリム3を支えるリム支持部15bと、ホイール1の
ハブ2を下から支えるハブ支持部15cとを有する。リ
ム支持部15bは、プレート部15aに固定された固定
リング材56と、この固定リング材56の内周側に配置
され、周方向に並んだ複数のばね57を介してプレート
部15aに上下動可能に支持された可動リング材58と
で構成されている。なお、この実施形態では、ハブ支持
部15cは、プレート部15aに対して着脱自在とされ
ており、治具棚46とは別の場所に設けられ、ワーク受
入口5で手作業によって行われる後述するホイール1の
セット時や、ホイール1の取り外し時に、プレート部1
5aに装着されたり、取り外されたりする。
底壁の大部分を形成するプレート部15aと、ホイール
1のリム3を支えるリム支持部15bと、ホイール1の
ハブ2を下から支えるハブ支持部15cとを有する。リ
ム支持部15bは、プレート部15aに固定された固定
リング材56と、この固定リング材56の内周側に配置
され、周方向に並んだ複数のばね57を介してプレート
部15aに上下動可能に支持された可動リング材58と
で構成されている。なお、この実施形態では、ハブ支持
部15cは、プレート部15aに対して着脱自在とされ
ており、治具棚46とは別の場所に設けられ、ワーク受
入口5で手作業によって行われる後述するホイール1の
セット時や、ホイール1の取り外し時に、プレート部1
5aに装着されたり、取り外されたりする。
【0023】前記治具下半体15のプレート部15aに
は、図1に示すように、その治具下半体15の種類を識
別するための識別データを記憶させた記憶媒体である治
具IDカード59が取り付けられている。また、前記ワ
ーク受入口5の近傍には、前記治具IDカード59の識
別データを読み取る読取り器60が設けられている。さ
らに、図10に示す治具下半体15のリム支持部15b
より内側のプレート部15aには、図9に示すように、
治具下半体15にセットされた仮組みホイール1のリム
3の内周面に押し付けられる位置決めピン61を有する
位置決め具62が設けられている。前記位置決めピン6
1は、ばね63によってリム3の内周面を押圧する突出
側に付勢されており、対向する位置にリム3のバルブ孔
3bがくると、このバルブ孔3bに位置決めピン61が
係合して、治具下半体15上で仮組みホイール1が周方
向の基準位置に位置決めされる。バルブ孔3bは、リム
3に装着されるタイヤへ空気を注入するためのバルブが
挿通される孔である。
は、図1に示すように、その治具下半体15の種類を識
別するための識別データを記憶させた記憶媒体である治
具IDカード59が取り付けられている。また、前記ワ
ーク受入口5の近傍には、前記治具IDカード59の識
別データを読み取る読取り器60が設けられている。さ
らに、図10に示す治具下半体15のリム支持部15b
より内側のプレート部15aには、図9に示すように、
治具下半体15にセットされた仮組みホイール1のリム
3の内周面に押し付けられる位置決めピン61を有する
位置決め具62が設けられている。前記位置決めピン6
1は、ばね63によってリム3の内周面を押圧する突出
側に付勢されており、対向する位置にリム3のバルブ孔
3bがくると、このバルブ孔3bに位置決めピン61が
係合して、治具下半体15上で仮組みホイール1が周方
向の基準位置に位置決めされる。バルブ孔3bは、リム
3に装着されるタイヤへ空気を注入するためのバルブが
挿通される孔である。
【0024】図2に示すように、本締め機7の上方に
は、複数種類の治具上半体14から1つの治具上半体1
4を選択して、作業位置、つまり、治具回転機12にお
ける作業台16の上の治具下半体15と対向する位置ま
で進出させ、使用済みの不要な治具上半体14を上方へ
退避させる治具上半体搬出入機64が配置されている。
この治具上半体搬出入機64は、複数機種の治具上半体
14を吊持して水平な一方向に移動させるガイドレール
65(図3)と、治具上半体14の移動方向の中間位置
であって、下方に配置される治具回転機12の作業台1
6と対向する位置に配置され、選択された1つの治具上
半体14を降下させ、治具下半体15とで仮組みホイー
ル1を挟む昇降装置66とを備える。
は、複数種類の治具上半体14から1つの治具上半体1
4を選択して、作業位置、つまり、治具回転機12にお
ける作業台16の上の治具下半体15と対向する位置ま
で進出させ、使用済みの不要な治具上半体14を上方へ
退避させる治具上半体搬出入機64が配置されている。
この治具上半体搬出入機64は、複数機種の治具上半体
14を吊持して水平な一方向に移動させるガイドレール
65(図3)と、治具上半体14の移動方向の中間位置
であって、下方に配置される治具回転機12の作業台1
6と対向する位置に配置され、選択された1つの治具上
半体14を降下させ、治具下半体15とで仮組みホイー
ル1を挟む昇降装置66とを備える。
【0025】前記ガイドレール65の敷設されるレール
支持体71には、そのレール支持体71の長手方向に向
けてベルトまたはチェーンのような無端伝動体72が配
置され、モータ73により回転駆動される。この無端伝
動体72には、各治具上半体14の上面に回転自在に連
結される連結体74を係止させる複数の係止体75が連
結されている。各治具上半体14の連結体74は、図7
に示すように、前記ガイドレール65に係合するガイド
ローラ76と、前記係止体75に係合する係止ローラ7
7とを有する。
支持体71には、そのレール支持体71の長手方向に向
けてベルトまたはチェーンのような無端伝動体72が配
置され、モータ73により回転駆動される。この無端伝
動体72には、各治具上半体14の上面に回転自在に連
結される連結体74を係止させる複数の係止体75が連
結されている。各治具上半体14の連結体74は、図7
に示すように、前記ガイドレール65に係合するガイド
ローラ76と、前記係止体75に係合する係止ローラ7
7とを有する。
【0026】前記連結体74は、図8に示すように、治
具上半体14のプレート部14a中央に固定された円筒
状支軸78の外周に軸受79〜81を介して支持され
る。治具上半体14のプレート部14aには、図9に示
す治具下半体15上にセットされた仮組みホイール1の
リム3を上側から押圧する図8のリム押圧部14bが設
けられる。また、治具上半体14の前記円筒状支軸78
内には、仮組みホイール1のハブ2を上側から押圧する
ハブ押圧ロッド82が回転自在に設けられ、ばね83に
より押圧解除となる上方に付勢されている。
具上半体14のプレート部14a中央に固定された円筒
状支軸78の外周に軸受79〜81を介して支持され
る。治具上半体14のプレート部14aには、図9に示
す治具下半体15上にセットされた仮組みホイール1の
リム3を上側から押圧する図8のリム押圧部14bが設
けられる。また、治具上半体14の前記円筒状支軸78
内には、仮組みホイール1のハブ2を上側から押圧する
ハブ押圧ロッド82が回転自在に設けられ、ばね83に
より押圧解除となる上方に付勢されている。
【0027】図7に示す治具上半体搬出入機64の昇降
装置66は、前記レール支持体71を支持するフレーム
88に対して垂直姿勢に設けられた昇降シリンダ89
と、この昇降シリンダ89によって昇降駆動される治具
係合体90とを有する。この治具係合体90は、昇降装
置66の上昇待機位置において、前記ガイドレール65
と整合してこれの一部分を形成し、レール支持体71の
中間位置にきた治具上半体14における連結体74のガ
イドローラ76が係合可能なガイドレール91と、治具
上半体14の連結体74に形成された図8の係合孔92
に係脱自在な位置決めピン93と、この位置決めピン9
3を出没駆動する位置決めシリンダ94と、治具上半体
14の連結体74のハブ押圧ロッド82を押し下げる押
圧シリンダ95とが設けられている。なお、図7のフレ
ーム88には、図1に鎖線で示す円形の部分に、先述し
た2台のロボット13A,13Bが固定される。
装置66は、前記レール支持体71を支持するフレーム
88に対して垂直姿勢に設けられた昇降シリンダ89
と、この昇降シリンダ89によって昇降駆動される治具
係合体90とを有する。この治具係合体90は、昇降装
置66の上昇待機位置において、前記ガイドレール65
と整合してこれの一部分を形成し、レール支持体71の
中間位置にきた治具上半体14における連結体74のガ
イドローラ76が係合可能なガイドレール91と、治具
上半体14の連結体74に形成された図8の係合孔92
に係脱自在な位置決めピン93と、この位置決めピン9
3を出没駆動する位置決めシリンダ94と、治具上半体
14の連結体74のハブ押圧ロッド82を押し下げる押
圧シリンダ95とが設けられている。なお、図7のフレ
ーム88には、図1に鎖線で示す円形の部分に、先述し
た2台のロボット13A,13Bが固定される。
【0028】図1において、制御装置96は、入力され
たプログラムに従ってリム締付設備全体を制御するもの
であって、CPUからなり、前記読取り器11によって
ワークIDカード9から読み取られた治具識別データに
基づき、前記治具下半体搬出入機49および治具上半体
搬入機64を制御する治具交換制御手段97を内蔵す
る。
たプログラムに従ってリム締付設備全体を制御するもの
であって、CPUからなり、前記読取り器11によって
ワークIDカード9から読み取られた治具識別データに
基づき、前記治具下半体搬出入機49および治具上半体
搬入機64を制御する治具交換制御手段97を内蔵す
る。
【0029】次に、前記リム締付設備による本締め動作
を、図1,図12および図13を参照して、同じ機種の
仮組みホイール1が連続して搬入される場合と、本締め
中のホイール1と異なる機種の仮組みホイール1が搬入
されてくる場合とに分けて説明する。なお、図12およ
び図13において、符合A,Bはホイール1の機種を表
し、その添字1、2…は搬送されてくる仮組みホイール
1の搬送の順番を表し、添字0はホイール1のセットさ
れていない治具下半体15を表し、添字1,2...
は、ホイール1のセットされた治具下半体15、つまり
ワーク付治具下半体15を表す。
を、図1,図12および図13を参照して、同じ機種の
仮組みホイール1が連続して搬入される場合と、本締め
中のホイール1と異なる機種の仮組みホイール1が搬入
されてくる場合とに分けて説明する。なお、図12およ
び図13において、符合A,Bはホイール1の機種を表
し、その添字1、2…は搬送されてくる仮組みホイール
1の搬送の順番を表し、添字0はホイール1のセットさ
れていない治具下半体15を表し、添字1,2...
は、ホイール1のセットされた治具下半体15、つまり
ワーク付治具下半体15を表す。
【0030】(1) 同じ機種(A)の仮組みホイール
が連続して搬入される場合。 図1に示すスポーク4の他端部のリップルをリム3に仮
締めした仮組みホイール1が、搬入機6によってワーク
受入口5の前に搬送される途中で、ワーク台8に取り付
けられたワークIDカード9の機種データを読取り器1
1が読み取る(図12のステップS1)。読み取られた
機種データに基づき、治具交換制御手段97が治具下半
体搬出入機49および治具上半体搬出入機64を制御し
て、先ず前記機種(A)に対応する治具下半体15(A
0 )がワーク受入口5に搬入される。
が連続して搬入される場合。 図1に示すスポーク4の他端部のリップルをリム3に仮
締めした仮組みホイール1が、搬入機6によってワーク
受入口5の前に搬送される途中で、ワーク台8に取り付
けられたワークIDカード9の機種データを読取り器1
1が読み取る(図12のステップS1)。読み取られた
機種データに基づき、治具交換制御手段97が治具下半
体搬出入機49および治具上半体搬出入機64を制御し
て、先ず前記機種(A)に対応する治具下半体15(A
0 )がワーク受入口5に搬入される。
【0031】すなわち、先ず、治具段取り替え台車48
が治具棚46から選択された治具下半体15を取り出
し、治具受入口48からこの位置に来ている搬送台38
に搬入する(ステップS2,S3)。次に、搬送台38
が右回りへの90度回動を2回繰り返して、治具下半体
15をワーク受入口5まで搬入する(ステップS4,S
5)。
が治具棚46から選択された治具下半体15を取り出
し、治具受入口48からこの位置に来ている搬送台38
に搬入する(ステップS2,S3)。次に、搬送台38
が右回りへの90度回動を2回繰り返して、治具下半体
15をワーク受入口5まで搬入する(ステップS4,S
5)。
【0032】それに先立ち、搬入機6の読取り器11に
よってワークIDカード9から読み取られる機種データ
から、次に搬入されてくる仮組みホイール1も同一機種
(A)であることが分かっているので、先のステップS
5で、治具段取り替え台車48が治具棚46から先の場
合と同じ機種(A)の治具下半体15を取り出す。な
お、治具下半体15は1機種につき2つ存在する。
よってワークIDカード9から読み取られる機種データ
から、次に搬入されてくる仮組みホイール1も同一機種
(A)であることが分かっているので、先のステップS
5で、治具段取り替え台車48が治具棚46から先の場
合と同じ機種(A)の治具下半体15を取り出す。な
お、治具下半体15は1機種につき2つ存在する。
【0033】次に、ワーク受入口5に搬入された治具下
半体15のプレート部15a(図10)に取り付けられ
た治具IDカード59の治具識別データを読取り器60
が読み取り、先にワークIDカード9から読み取られた
機種(A)に対応していることを治具交換制御手段97
が確認する。ここで、搬入機6によりワーク受入口5の
前に搬送されてきた仮組みホイール1を、作業者が手作
業でワーク受入口5にある治具下半体15の上にセット
する(ステップS6)。A1 は治具下半体A0に1番目
の仮組みホイール1がセットされた状態を示す。なお、
このとき、セットの前に、図10に示す治具下半体15
のプレート部15aに、機種(A)に対応するハブ支持
部15cが手作業で装着される。
半体15のプレート部15a(図10)に取り付けられ
た治具IDカード59の治具識別データを読取り器60
が読み取り、先にワークIDカード9から読み取られた
機種(A)に対応していることを治具交換制御手段97
が確認する。ここで、搬入機6によりワーク受入口5の
前に搬送されてきた仮組みホイール1を、作業者が手作
業でワーク受入口5にある治具下半体15の上にセット
する(ステップS6)。A1 は治具下半体A0に1番目
の仮組みホイール1がセットされた状態を示す。なお、
このとき、セットの前に、図10に示す治具下半体15
のプレート部15aに、機種(A)に対応するハブ支持
部15cが手作業で装着される。
【0034】このとき、図9に示すリム3のバルブ孔3
bが、治具下半体15のプレート部15aに突設された
位置決め具62の位置決めピン61にほぼ対向する位置
となるように仮組みホイール1をセットし、この状態で
仮組みホイール1を治具下半体15の上で若干回すこと
により、位置決めピン61がリム3の内周面に摺動して
バルブ孔3bに係合する。これにより、仮組みホイール
1は基準の周方向位置に位置決めされる。また、図1の
治具下半体15のセットと並行して、治具段取り替え台
車48から、治具受入口50の搬送台38に同じ機種
(A)に対応するもう1つの治具下半体15が搬入され
る。
bが、治具下半体15のプレート部15aに突設された
位置決め具62の位置決めピン61にほぼ対向する位置
となるように仮組みホイール1をセットし、この状態で
仮組みホイール1を治具下半体15の上で若干回すこと
により、位置決めピン61がリム3の内周面に摺動して
バルブ孔3bに係合する。これにより、仮組みホイール
1は基準の周方向位置に位置決めされる。また、図1の
治具下半体15のセットと並行して、治具段取り替え台
車48から、治具受入口50の搬送台38に同じ機種
(A)に対応するもう1つの治具下半体15が搬入され
る。
【0035】次に、ワーク受入口5の搬送台38のスト
ッパ45が下方に没入して、その搬送台38が搬送駆動
するとともに、治具回転機12の作業台16も搬送駆動
して、仮組みホイール1をセットした治具下半体15を
中央の作業台16の上に搬入する(ステップS7)。次
に、作業台16の下からストッパ24が突出して、作業
台16上の中央位置に治具下半体15が仮位置決めされ
る。
ッパ45が下方に没入して、その搬送台38が搬送駆動
するとともに、治具回転機12の作業台16も搬送駆動
して、仮組みホイール1をセットした治具下半体15を
中央の作業台16の上に搬入する(ステップS7)。次
に、作業台16の下からストッパ24が突出して、作業
台16上の中央位置に治具下半体15が仮位置決めされ
る。
【0036】次に、作業台16の下方の4本の持ち上げ
ロッド29が若干上昇して、治具下半体15が若干持ち
上げられる(図7)。このとき2本の持ち上げロッド2
9は、図5に示すように、その上端の係合突起32が、
治具下半体15のプレート部15aの位置決め孔31に
係合するので、持ち上げロッド29で持ち上げられた治
具下半体15は作業台16に対して位置決めされた状態
にある。
ロッド29が若干上昇して、治具下半体15が若干持ち
上げられる(図7)。このとき2本の持ち上げロッド2
9は、図5に示すように、その上端の係合突起32が、
治具下半体15のプレート部15aの位置決め孔31に
係合するので、持ち上げロッド29で持ち上げられた治
具下半体15は作業台16に対して位置決めされた状態
にある。
【0037】このような動作と並行して、図2に示す治
具上半体搬出入機64では、治具交換制御手段97(図
1)により制御されて、無端伝動体72が駆動し、ガイ
ドレール65に沿って治具上半体14が移動する。前記
作業台16上の治具下半体15に対応する所望の機種の
治具上半体14が、上昇待機する昇降装置66のところ
まで来ると、無端伝動体72が停止する。このとき、図
7に示す治具上半体14の連結体74のガイドローラ7
6はガイドレール65から昇降装置66における治具係
合体90のガイドレール91に移載される。次に、図8
に示す治具係合体90の位置決めシリンダ94が作動し
て、位置決めピン93が連結体74の係合孔92に係合
し、治具上半体14がガイドレール91に沿って移動す
るのを規制する。続いて、図7の昇降装置66の昇降シ
リンダ89が作動して、治具係合体90が下降する。こ
れにより、治具係合体90に支持された治具上半体14
が下降して、作業台16の上の治具下半体15とで仮組
みホイール1を、図10に示すように挟んで保持する。
具上半体搬出入機64では、治具交換制御手段97(図
1)により制御されて、無端伝動体72が駆動し、ガイ
ドレール65に沿って治具上半体14が移動する。前記
作業台16上の治具下半体15に対応する所望の機種の
治具上半体14が、上昇待機する昇降装置66のところ
まで来ると、無端伝動体72が停止する。このとき、図
7に示す治具上半体14の連結体74のガイドローラ7
6はガイドレール65から昇降装置66における治具係
合体90のガイドレール91に移載される。次に、図8
に示す治具係合体90の位置決めシリンダ94が作動し
て、位置決めピン93が連結体74の係合孔92に係合
し、治具上半体14がガイドレール91に沿って移動す
るのを規制する。続いて、図7の昇降装置66の昇降シ
リンダ89が作動して、治具係合体90が下降する。こ
れにより、治具係合体90に支持された治具上半体14
が下降して、作業台16の上の治具下半体15とで仮組
みホイール1を、図10に示すように挟んで保持する。
【0038】このとき、図8の昇降装置66における治
具係合体90の押圧シリンダ95が、治具上半体14の
ハブ押圧ロッド82を押し下げるので、このハブ押圧ロ
ッド82と図10の治具下半体15のハブ支持部15c
とでハブ2が挟まれて保持される。
具係合体90の押圧シリンダ95が、治具上半体14の
ハブ押圧ロッド82を押し下げるので、このハブ押圧ロ
ッド82と図10の治具下半体15のハブ支持部15c
とでハブ2が挟まれて保持される。
【0039】この保持状態のもとに、図1に示す仮組み
ホイール1に対してその軸対称位置に配置された2台の
ロボット13A,13Bが、仮組みホイール1のリム3
に対して、その回動位置(バルブ孔3bに相当する位
置)に対応する例えば各4本のスポーク4のニップルの
本締めを行う。すなわち、リム3の外側からスポーク孔
3aに挿通され、図11(A)のスポーク4の他端部の
雄ねじ部4bに仮締め状態に螺合されているニップル1
0の頭部10bの係合溝98に、図10のロボット13
A,13Bの把持する工具99を係合させて本締めす
る。その際、図1のワークIDカード9から読み込まれ
た締付けデータに基づいて、制御装置96により、ロボ
ット13A,13Bが制御され、高精度で能率よくニッ
プルの本締めがなされる。
ホイール1に対してその軸対称位置に配置された2台の
ロボット13A,13Bが、仮組みホイール1のリム3
に対して、その回動位置(バルブ孔3bに相当する位
置)に対応する例えば各4本のスポーク4のニップルの
本締めを行う。すなわち、リム3の外側からスポーク孔
3aに挿通され、図11(A)のスポーク4の他端部の
雄ねじ部4bに仮締め状態に螺合されているニップル1
0の頭部10bの係合溝98に、図10のロボット13
A,13Bの把持する工具99を係合させて本締めす
る。その際、図1のワークIDカード9から読み込まれ
た締付けデータに基づいて、制御装置96により、ロボ
ット13A,13Bが制御され、高精度で能率よくニッ
プルの本締めがなされる。
【0040】この例では、図10に示すスポーク4は周
方向に4本ずつが1組になっており、各組の4本のスポ
ーク4は互いに、ハブ2に対するねじれ角、周方向のス
ポーク孔3aのずれなどが異なっている。ニップル頭部
10bの係合溝が図11(B)に示すようなプラス溝の
場合には、工具99としてプラスドライバを使用する。
また、ニップル頭部10bの係合溝98が図11(C)
に示すような六角溝の場合には、工具99として六角レ
ンチを使用する。
方向に4本ずつが1組になっており、各組の4本のスポ
ーク4は互いに、ハブ2に対するねじれ角、周方向のス
ポーク孔3aのずれなどが異なっている。ニップル頭部
10bの係合溝が図11(B)に示すようなプラス溝の
場合には、工具99としてプラスドライバを使用する。
また、ニップル頭部10bの係合溝98が図11(C)
に示すような六角溝の場合には、工具99として六角レ
ンチを使用する。
【0041】各ロボット13A,13Bによる4本のス
ポーク4のリム3への本締めが終わると、次の4本のス
ポーク4の本締め位置が各ロボット13A,13Bの動
作範囲内となる位置まで、図2に示す治具回転機12の
作業台16が、駆動装置17の作動により回動して停止
し、同様に、図10の2台のロボット13A,13Bに
よる本締め作業が行われる。このとき、図8の治具上半
体14は、その円筒状支軸の78が連結体74に対して
自由に回転することにより、治具下半体15の回転に追
従する。以上の本締め作業を、リム3の全周にわたって
順次行う。このとき、治具上半体14は、その上面の連
結体74に対して回転自在であるため、治具下半体15
との共廻りが許容される。
ポーク4のリム3への本締めが終わると、次の4本のス
ポーク4の本締め位置が各ロボット13A,13Bの動
作範囲内となる位置まで、図2に示す治具回転機12の
作業台16が、駆動装置17の作動により回動して停止
し、同様に、図10の2台のロボット13A,13Bに
よる本締め作業が行われる。このとき、図8の治具上半
体14は、その円筒状支軸の78が連結体74に対して
自由に回転することにより、治具下半体15の回転に追
従する。以上の本締め作業を、リム3の全周にわたって
順次行う。このとき、治具上半体14は、その上面の連
結体74に対して回転自在であるため、治具下半体15
との共廻りが許容される。
【0042】このように、対向配置された2台のロボッ
ト13A,13Bで、リム3の軸対称部が同時に本締め
され、しかも締付方向や締付力がロボット13A,13
Bによって正確に管理されるので、振れのない高精度の
本締め作業を行うことができる。したがって、従来例の
場合のように、後工程でホイールの振れ取り作業を行う
必要がない。また、ホイール1を保持した治具上半体1
4と治具下半体15を、治具回転機12で順次回転させ
て、本締めするロボット13A,13Bの動作許容範囲
内に、ホイール1の本締め箇所を位置させるようにして
いるので、ロボット13A,13Bの動作範囲を少なく
して、本締めを能率よく行うことができる。
ト13A,13Bで、リム3の軸対称部が同時に本締め
され、しかも締付方向や締付力がロボット13A,13
Bによって正確に管理されるので、振れのない高精度の
本締め作業を行うことができる。したがって、従来例の
場合のように、後工程でホイールの振れ取り作業を行う
必要がない。また、ホイール1を保持した治具上半体1
4と治具下半体15を、治具回転機12で順次回転させ
て、本締めするロボット13A,13Bの動作許容範囲
内に、ホイール1の本締め箇所を位置させるようにして
いるので、ロボット13A,13Bの動作範囲を少なく
して、本締めを能率よく行うことができる。
【0043】前記本締め動作の間、図1の搬送台38が
右回りへの90度回動を2度繰り返し、治具受入口50
の搬送台38に搬入された別の治具下半体15がワーク
受入口5に送られる(図12のステップS8,S9)。
右回りへの90度回動を2度繰り返し、治具受入口50
の搬送台38に搬入された別の治具下半体15がワーク
受入口5に送られる(図12のステップS8,S9)。
【0044】ワーク受入口5に送られた治具下半体15
に対して、先の場合と同様に次の仮組みホイール1がセ
ットされる(ステップS10)。
に対して、先の場合と同様に次の仮組みホイール1がセ
ットされる(ステップS10)。
【0045】前記本締め作業が完了すると、図2の治具
上半体搬出入機64の昇降装置66が治具上半体14を
上昇退避させるとともに、作業台16の持ち上げロッド
29も下降して治具下半体15が作業台16上に載る。
上半体搬出入機64の昇降装置66が治具上半体14を
上昇退避させるとともに、作業台16の持ち上げロッド
29も下降して治具下半体15が作業台16上に載る。
【0046】次に、治具回転機12の駆動装置17が作
動して、右回りに作業台16が90度だけ回動し、作業
台16の搬送方向がその左右に待機する搬送台38に対
向する。次に、作業台16の搬送機34と、右隣の搬送
台38の搬送機51とが駆動することにより、作業台1
6から右のワーク搬出口35に対向している搬送台38
上へ本締め済みホイール1のセットされた治具下半体1
5が移載される(ステップS11)。この後、右の搬送
台38の下から図1に示すストッパ45が突出して、搬
送台38上での治具下半体15の搬送方向への移動が阻
止される。
動して、右回りに作業台16が90度だけ回動し、作業
台16の搬送方向がその左右に待機する搬送台38に対
向する。次に、作業台16の搬送機34と、右隣の搬送
台38の搬送機51とが駆動することにより、作業台1
6から右のワーク搬出口35に対向している搬送台38
上へ本締め済みホイール1のセットされた治具下半体1
5が移載される(ステップS11)。この後、右の搬送
台38の下から図1に示すストッパ45が突出して、搬
送台38上での治具下半体15の搬送方向への移動が阻
止される。
【0047】次に、治具回転機12の作業台16がさら
に右回りに90度回動して、作業台16はその搬送方向
がワーク受入口5に向く姿勢とされる。次に、ワーク受
入口5の搬送台38と作業台16の各搬送機34,51
が駆動して、次の仮組みホイール1をセットした治具下
半体15が搬送台38から中央の作業台16上に移載さ
れる(ステップS12)。以下、先の場合と同様にし
て、作業台16上の仮組みホイール1の本締めが行われ
る。
に右回りに90度回動して、作業台16はその搬送方向
がワーク受入口5に向く姿勢とされる。次に、ワーク受
入口5の搬送台38と作業台16の各搬送機34,51
が駆動して、次の仮組みホイール1をセットした治具下
半体15が搬送台38から中央の作業台16上に移載さ
れる(ステップS12)。以下、先の場合と同様にし
て、作業台16上の仮組みホイール1の本締めが行われ
る。
【0048】この間、搬送台38が90度だけ右回りに
回動して、図2の本締め済みホイール1のセットされた
治具下半体15を載せた搬送台38がワーク受入口5
(図1)まで移動する(ステップ13)。次に、その治
具下半体15から、本締め済みホイール1が作業者の手
作業により取り外され(ステップS14)、図1の搬送
機36上に置かれて、次工程へ送られる。次に、作業者
は、搬入機6によりワーク受入口5に搬送されて来てい
る次の仮組みホイール1(先の仮組みホイールと同一機
種(A))を、ワーク受入口5の搬送台38に載ってい
る治具下半体15に手作業でセットする(ステップS1
5)。
回動して、図2の本締め済みホイール1のセットされた
治具下半体15を載せた搬送台38がワーク受入口5
(図1)まで移動する(ステップ13)。次に、その治
具下半体15から、本締め済みホイール1が作業者の手
作業により取り外され(ステップS14)、図1の搬送
機36上に置かれて、次工程へ送られる。次に、作業者
は、搬入機6によりワーク受入口5に搬送されて来てい
る次の仮組みホイール1(先の仮組みホイールと同一機
種(A))を、ワーク受入口5の搬送台38に載ってい
る治具下半体15に手作業でセットする(ステップS1
5)。
【0049】ホイール1の本締めが完了すると、先のス
テップS11の場合と同様にして、本締め済みホイール
1をセットした治具下半体15は、作業台16から右隣
の搬送台38に移載される(ステップS16)。次に、
仮組みホイール1がセットされたワーク受入口5の治具
下半体15が、先のステップS12の場合と同様にし
て、中央の作業台16に移載される(ステップS1
7)。次に、先のステップS13の場合と同様にして、
搬送台38が右回りに90度だけ回動して、本締め済み
ホイール1のセットされた治具下半体15がワーク受入
口5に送られる(ステップS18)。
テップS11の場合と同様にして、本締め済みホイール
1をセットした治具下半体15は、作業台16から右隣
の搬送台38に移載される(ステップS16)。次に、
仮組みホイール1がセットされたワーク受入口5の治具
下半体15が、先のステップS12の場合と同様にし
て、中央の作業台16に移載される(ステップS1
7)。次に、先のステップS13の場合と同様にして、
搬送台38が右回りに90度だけ回動して、本締め済み
ホイール1のセットされた治具下半体15がワーク受入
口5に送られる(ステップS18)。
【0050】以上のような手順を繰り返すことにより、
ワーク受入口5に搬送されてくる同一機種(A)の仮組
みホイール1が順次、本締めされる。
ワーク受入口5に搬送されてくる同一機種(A)の仮組
みホイール1が順次、本締めされる。
【0051】(2) 本締め中のホイール1と異なる機
種(B)の仮組みホイール1が搬入されてくる場合。 図13において、ステップN1は、それまでの機種
(A)とは異なる機種(B)の仮組みホイール1が搬入
される前の状態を示しており、この異機種(B)の仮組
みホイール1よりも2つ先に搬入機6により搬送されて
きた仮組みホイール1が本締め作業中で、この本締め中
の仮組みホイール1より1つ先に搬入された本締め済み
ホイール1のセットされた治具下半体15が、作業台1
6の右隣の搬送台38上に排出された状態を示す。
種(B)の仮組みホイール1が搬入されてくる場合。 図13において、ステップN1は、それまでの機種
(A)とは異なる機種(B)の仮組みホイール1が搬入
される前の状態を示しており、この異機種(B)の仮組
みホイール1よりも2つ先に搬入機6により搬送されて
きた仮組みホイール1が本締め作業中で、この本締め中
の仮組みホイール1より1つ先に搬入された本締め済み
ホイール1のセットされた治具下半体15が、作業台1
6の右隣の搬送台38上に排出された状態を示す。
【0052】これより先に、右側の作業台38上の前記
本締め済みホイール1より1つ先に搬入された仮組みホ
イール1が本締め中に、図1の搬入機6の読取り器11
は、それまでと異なる機種(B)の仮組みホイール1を
載せたワーク台8のワークIDカード9のデータを読み
終わっており、治具段取り替え台車48は、その新たな
機種(B)に対応する治具下半体15を治具棚46から
取り出す作業に取りかかっている。
本締め済みホイール1より1つ先に搬入された仮組みホ
イール1が本締め中に、図1の搬入機6の読取り器11
は、それまでと異なる機種(B)の仮組みホイール1を
載せたワーク台8のワークIDカード9のデータを読み
終わっており、治具段取り替え台車48は、その新たな
機種(B)に対応する治具下半体15を治具棚46から
取り出す作業に取りかかっている。
【0053】図13のステップN1に次いで、搬送台3
8が右回りに90度だけ回動して、本締め済みホイール
1をセットした治具下半体15(A3 )がワーク受入口
5に送られる(ステップN2)。そのワーク受入口5の
治具下半体15から、手作業によって本締め済みホイー
ル1が取り除かれる(ステップN3)。
8が右回りに90度だけ回動して、本締め済みホイール
1をセットした治具下半体15(A3 )がワーク受入口
5に送られる(ステップN2)。そのワーク受入口5の
治具下半体15から、手作業によって本締め済みホイー
ル1が取り除かれる(ステップN3)。
【0054】次に、これまでの機種(A)の最後の仮組
みホイール1が、手作業によって、ワーク受入口5の搬
送台38に載せられた治具下半体15(A5 )にセット
される(ステップN4)。
みホイール1が、手作業によって、ワーク受入口5の搬
送台38に載せられた治具下半体15(A5 )にセット
される(ステップN4)。
【0055】この間に、本締め機7による本締め作業が
完了し、作業台16から右隣の搬送台38に、本締め済
みホイール1をセットした治具下半体15(A4 )が移
載される(ステップN5)。これと並行して、新たな機
種(B)のホイール1に対応する治具下半体15
(B0 )が、治具棚46から治具段取り替え台車48に
取り出される。
完了し、作業台16から右隣の搬送台38に、本締め済
みホイール1をセットした治具下半体15(A4 )が移
載される(ステップN5)。これと並行して、新たな機
種(B)のホイール1に対応する治具下半体15
(B0 )が、治具棚46から治具段取り替え台車48に
取り出される。
【0056】次に、これまでの機種(A)の最後の仮組
みホイール1をセットした治具下半体15が、搬送台3
8から作業台16に移載される(ステップN6)。これ
と並行して、治具段取り替え台車48から治具受入口5
0の搬送台38に新たな機種(B)に対応する治具下半
体15が搬入される。
みホイール1をセットした治具下半体15が、搬送台3
8から作業台16に移載される(ステップN6)。これ
と並行して、治具段取り替え台車48から治具受入口5
0の搬送台38に新たな機種(B)に対応する治具下半
体15が搬入される。
【0057】続いて、搬送台38が右回りに90度だけ
回動して、本締め済みホイール1のセットされた治具下
半体15がワーク受入口5に送られる(ステップN
7)。その治具下半体15から、手作業により本締め済
みホイール1が取り外される(ステップN8)。なお、
このときの治具下半体15(A0 )は以後、不要となる
ので、図10のハブ支持部15cがプレート部15aか
ら、手作業で取り外される。
回動して、本締め済みホイール1のセットされた治具下
半体15がワーク受入口5に送られる(ステップN
7)。その治具下半体15から、手作業により本締め済
みホイール1が取り外される(ステップN8)。なお、
このときの治具下半体15(A0 )は以後、不要となる
ので、図10のハブ支持部15cがプレート部15aか
ら、手作業で取り外される。
【0058】次に、図13の搬送台38が右回りに90
度回動して、ワーク受入口5に、新たな機種(B)のホ
イール1に対応する治具下半体15を載せた搬送台38
が来る(ステップN9)。続いて、ワーク受入口5にあ
る治具下半体15に、新たな機種(B)の仮組みホイー
ル1が、手作業によりセットされる(ステップN1
0)。
度回動して、ワーク受入口5に、新たな機種(B)のホ
イール1に対応する治具下半体15を載せた搬送台38
が来る(ステップN9)。続いて、ワーク受入口5にあ
る治具下半体15に、新たな機種(B)の仮組みホイー
ル1が、手作業によりセットされる(ステップN1
0)。
【0059】この間に、これまでと同じ機種(A)の最
後のホイール1の本締め作業が完了し、その本締め済み
ホイール1をセットした治具下半体15(A5 )が、作
業台16から右隣の搬送台38に移載される(ステップ
N11)。これと並行して、新たな機種(B)の2番目
に搬送されてくる仮組みホイール1に用いる治具下半体
15(B0 )が、治具棚45から治具段取り替え台車4
8に取り出される。
後のホイール1の本締め作業が完了し、その本締め済み
ホイール1をセットした治具下半体15(A5 )が、作
業台16から右隣の搬送台38に移載される(ステップ
N11)。これと並行して、新たな機種(B)の2番目
に搬送されてくる仮組みホイール1に用いる治具下半体
15(B0 )が、治具棚45から治具段取り替え台車4
8に取り出される。
【0060】次に、新たな機種(B)の1番目の仮組み
ホイール1をセットした治具下半体15(B1 )が、ワ
ーク受入口5にある搬送台38から作業台16に移載さ
れる(ステップN12)。これと並行して、治具段取り
替え台車48から、治具受入口48の搬送台38に治具
下半体15が搬入される。
ホイール1をセットした治具下半体15(B1 )が、ワ
ーク受入口5にある搬送台38から作業台16に移載さ
れる(ステップN12)。これと並行して、治具段取り
替え台車48から、治具受入口48の搬送台38に治具
下半体15が搬入される。
【0061】続いて、搬送台38が右回りに90度だけ
回動する(ステップN13)。これにより、それまでの
機種(A)のホイール1の本締め済みのものをセットし
た治具下半体15がワーク受入口5に送られ、それまで
の機種(A)に対応するもう1つの治具下半体15が治
具受入口50に送られる。
回動する(ステップN13)。これにより、それまでの
機種(A)のホイール1の本締め済みのものをセットし
た治具下半体15がワーク受入口5に送られ、それまで
の機種(A)に対応するもう1つの治具下半体15が治
具受入口50に送られる。
【0062】次に、ワーク受入口5の治具下半体15か
ら、これまでの機種(A)の最後の本締めホイール1が
手作業で取り外される(ステップN14)。この場合の
機種(A)の治具下半体15(A0 )も、以後、使用し
ないので、図10のプレート部15aからハブ支持部1
5cが、手作業で取り外される。これと並行して、図1
3の治具受入口50の搬送台38から、これまでの機種
(A)に対応する治具下半体15が治具段取り替え台車
48に移載される。移載された治具下半体15は治具棚
46(図1)に戻される。
ら、これまでの機種(A)の最後の本締めホイール1が
手作業で取り外される(ステップN14)。この場合の
機種(A)の治具下半体15(A0 )も、以後、使用し
ないので、図10のプレート部15aからハブ支持部1
5cが、手作業で取り外される。これと並行して、図1
3の治具受入口50の搬送台38から、これまでの機種
(A)に対応する治具下半体15が治具段取り替え台車
48に移載される。移載された治具下半体15は治具棚
46(図1)に戻される。
【0063】次に、搬送台38が右回りに90度だけ回
動する(ステップN15)。これにより、新たな機種
(B)に対応する2つ目の治具下半体15(B0 )が、
ワーク受入口5に送られる。次に、ワーク受入口5の治
具下半体15に、新たな機種(B)の仮組みホイール1
の2番目のものが、手作業によりセットされる(ステッ
プN16)。
動する(ステップN15)。これにより、新たな機種
(B)に対応する2つ目の治具下半体15(B0 )が、
ワーク受入口5に送られる。次に、ワーク受入口5の治
具下半体15に、新たな機種(B)の仮組みホイール1
の2番目のものが、手作業によりセットされる(ステッ
プN16)。
【0064】この間に、新たな機種(B)の仮組みホイ
ール1の1番目のものが、本締め機7により本締めされ
る。この場合、図2に示す治具上半体14として、それ
までの機種(A)に対応するものに替えて、新たな機種
(B)に対応する治具上半体14が使用される。この段
取り替えは以下のように行われる。
ール1の1番目のものが、本締め機7により本締めされ
る。この場合、図2に示す治具上半体14として、それ
までの機種(A)に対応するものに替えて、新たな機種
(B)に対応する治具上半体14が使用される。この段
取り替えは以下のように行われる。
【0065】すなわち、先ず、治具上半体搬出入機64
の昇降装置66が待機位置まで上昇(後退)する。これ
により、治具上半体14の上面に設けられた連結体74
の図7に示す係止ローラ77が、待機する係止体75に
係合する。次に、位置決めピン93(図8)が上昇した
後、無端伝動体72(図2)が作動して、全部の治具上
半体14が水平移動する。これにより、使用済みの不要
な治具上半体14における連結体74のガイドローラ7
6が、昇降装置66における治具係合体90のガイドレ
ール91からレール支持体71のガイドレール65に乗
り移り、昇降装置66から外れる。新たな機種(B)に
対応する選択された所望の治具上半体14が、図2の昇
降装置66の待機位置まで移動すると、無端伝動体72
が停止し、位置決めピン93を挿入する。これにより、
選択された治具上半体14が昇降装置66に連結され、
昇降装置66の下降動作により、選択された新たな治具
上半体14が作業台16の上方の作業位置にまで進出す
る。
の昇降装置66が待機位置まで上昇(後退)する。これ
により、治具上半体14の上面に設けられた連結体74
の図7に示す係止ローラ77が、待機する係止体75に
係合する。次に、位置決めピン93(図8)が上昇した
後、無端伝動体72(図2)が作動して、全部の治具上
半体14が水平移動する。これにより、使用済みの不要
な治具上半体14における連結体74のガイドローラ7
6が、昇降装置66における治具係合体90のガイドレ
ール91からレール支持体71のガイドレール65に乗
り移り、昇降装置66から外れる。新たな機種(B)に
対応する選択された所望の治具上半体14が、図2の昇
降装置66の待機位置まで移動すると、無端伝動体72
が停止し、位置決めピン93を挿入する。これにより、
選択された治具上半体14が昇降装置66に連結され、
昇降装置66の下降動作により、選択された新たな治具
上半体14が作業台16の上方の作業位置にまで進出す
る。
【0066】本締めが完了すると、そのホイール1をセ
ットした治具下半体15が、図13の作業台16から右
横の搬送台38に移載される(ステップN17)。次
に、ワーク受入口5の搬送台38から、仮組みホイール
1をセットした治具下半体15(B2 )が作業台16に
移載される(ステップN18)。
ットした治具下半体15が、図13の作業台16から右
横の搬送台38に移載される(ステップN17)。次
に、ワーク受入口5の搬送台38から、仮組みホイール
1をセットした治具下半体15(B2 )が作業台16に
移載される(ステップN18)。
【0067】以後は、初めの機種(A)のホイール1の
場合と同様にして、搬送されてくる仮組みホイール1の
本締めが順次行われる。
場合と同様にして、搬送されてくる仮組みホイール1の
本締めが順次行われる。
【0068】なお、上記実施形態では、治具下半体15
の種類に応じて別の種類の治具上半体14が用意されて
いたが、この治具上半体14は、複数の治具下半体15
に対して1つの共通なものが用意される場合もある。
の種類に応じて別の種類の治具上半体14が用意されて
いたが、この治具上半体14は、複数の治具下半体15
に対して1つの共通なものが用意される場合もある。
【0069】また、本発明は、上記実施形態におけるニ
ップルを使用しないで、スポークの他端部を把持して回
転させることにより、スポークの先端ねじ部をハブにね
じ込むとともに、他端部をリムに締めつけるリム締付設
備(特公昭58−44481号公報の図4参照)にも適
用できる。
ップルを使用しないで、スポークの他端部を把持して回
転させることにより、スポークの先端ねじ部をハブにね
じ込むとともに、他端部をリムに締めつけるリム締付設
備(特公昭58−44481号公報の図4参照)にも適
用できる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明のホイールのリム
締付設備によれば、治具交換制御手段が制御する治具搬
出入機により、本締め機に搬入され、この治具が搬入さ
れている本締め機のワーク受入口まで、搬入機により搬
送されてきた仮組みホイールを、作業者が治具に保持さ
せると、本締め機が、記憶媒体に記憶された締付けデー
タに基づき、スポークの他端部をリムに本締めする本締
め作業を自動的に行い、次回の本締め作業に適合しない
治具は、治具搬出入機によって本締め機から搬出される
ので、作業者に特定の技術が要求されることなく、精度
よくかつ能率的にリムにスポークの端部を締付けでき、
治具の段取替えも自動的にかつ正確に行うことができ
る。
締付設備によれば、治具交換制御手段が制御する治具搬
出入機により、本締め機に搬入され、この治具が搬入さ
れている本締め機のワーク受入口まで、搬入機により搬
送されてきた仮組みホイールを、作業者が治具に保持さ
せると、本締め機が、記憶媒体に記憶された締付けデー
タに基づき、スポークの他端部をリムに本締めする本締
め作業を自動的に行い、次回の本締め作業に適合しない
治具は、治具搬出入機によって本締め機から搬出される
ので、作業者に特定の技術が要求されることなく、精度
よくかつ能率的にリムにスポークの端部を締付けでき、
治具の段取替えも自動的にかつ正確に行うことができ
る。
【図1】本発明の一実施形態に係るホイールのリム締付
設備を示す概略平面図である。
設備を示す概略平面図である。
【図2】前記リム締付設備を示す一部破断した要部正面
図である。
図である。
【図3】前記リム締付設備を示す側面断面図である。
【図4】前記リム締付設備における治具回転機の要部正
面図である。
面図である。
【図5】前記治具回転機を示す一部破断した要部断面図
である。
である。
【図6】(A)前記リム締付設備における治具上半体搬
出入機の平面図、(B)は同治具上半体搬出入機の正面
図である。
出入機の平面図、(B)は同治具上半体搬出入機の正面
図である。
【図7】前記治具上半体搬出入機の側面図である。
【図8】前記治具上半体搬出入機の要部断面図である。
【図9】前記リム締付設備における治具下半体への仮組
みホイールの位置決め状態を示す要部断面図である。
みホイールの位置決め状態を示す要部断面図である。
【図10】前記リム締付設備における本締め機によるホ
イールの本締め作業を示す断面図である。
イールの本締め作業を示す断面図である。
【図11】リムのスポーク連結部を示す断面図である。
【図12】前記リム締付設備の動作の一例の説明図であ
る。
る。
【図13】前記リム締付設備の動作の他の例の説明図で
ある。
ある。
1…ホイール、2…ハブ、3…リム、4…スポーク、5
…ワーク受入口、6…搬入機、7…本締め機、8…ワー
ク台、9…ワークIDカード(記憶媒体)、12…治具
回転機、13A,13B…ロボット、14…治具上半
体、15…治具下半体、49…治具下半体搬出入機、6
4…治具上半体搬出入機、97…治具交換制御手段
…ワーク受入口、6…搬入機、7…本締め機、8…ワー
ク台、9…ワークIDカード(記憶媒体)、12…治具
回転機、13A,13B…ロボット、14…治具上半
体、15…治具下半体、49…治具下半体搬出入機、6
4…治具上半体搬出入機、97…治具交換制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 利幸 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (72)発明者 向井 敏幸 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社 明石工場内 (56)参考文献 特開 平8−91007(JP,A) 特開 平4−262902(JP,A) 特開 平2−152754(JP,A) 特開 平5−42456(JP,A) 特開 平6−182657(JP,A) 特開 平5−285801(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60B 31/00 B23P 19/00 304 B23Q 41/00
Claims (5)
- 【請求項1】 ホイールにおける中心部のハブと外周部
のリムとを連結するスポークをリムに締付けて固定する
締付設備であって、 前記ハブに一端部が係止されたスポークの他端部をリム
に仮締めした仮組みホイールをワーク受入口前まで搬送
する搬入機と、 前記ワーク受入口に搬送された仮組みホイールのハブと
リムを治具により保持し、この状態でスポークの他端部
をリムに本締めする本締め機と、 前記仮組みホイールまたはこのホイールを支持するワー
ク台に取り付けられて、前記本締め機による本締め作業
に用いられる締付けデータおよび治具識別データを記憶
した記憶媒体と、 前記本締め機に対して所望の治具を搬入し、不要の治具
を搬出する治具搬出入機と、 前記記憶媒体から治具識別データを読み取って前記治具
搬出入機を制御し、ホイールに対応した治具を本締め機
に搬入させ、不要となった治具を本締め機から搬出させ
る治具交換制御手段とを備えたホイールのリム締付設
備。 - 【請求項2】 請求項1において、前記本締め機は、前
記スポークの他端部をリムに本締めするロボットと、前
記ホイールを保持した治具を回転させて前記ロボットの
動作範囲内に本締め箇所を位置させる治具回転機とを備
えたホイールのリム締付設備。 - 【請求項3】 請求項2において、前記治具は軸心を上
下方向に向けたホイールを上下から挟んで保持する治具
上半体と治具下半体とを有し、前記治具下半体が前記治
具回転機に連結されているホイールのリム締付設備。 - 【請求項4】 請求項2または3において、前記ロボッ
トは2台設けられて、前記ホイールの軸対称部について
前記本締めを行うホイールのリム締付設備。 - 【請求項5】 請求項1から4のいすれかにおいて、前
記治具はホイールを軸方向両側から挟んで保持する治具
上半体と治具下半体とを有し、前記治具搬出入機は前記
治具上半体と治具下半体のそれぞれを搬出入する治具上
半体搬出入機と治具下半体搬出入機とを有しているホイ
ールのリム締付設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24324298A JP2945395B1 (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | ホイールのリム締付設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24324298A JP2945395B1 (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | ホイールのリム締付設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2945395B1 true JP2945395B1 (ja) | 1999-09-06 |
JP2000071706A JP2000071706A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17100964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24324298A Expired - Fee Related JP2945395B1 (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | ホイールのリム締付設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2945395B1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107962910A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-04-27 | 苏州贝尔纳德铁路设备有限公司 | 一种弹性车轮自动压装装置 |
CN108655701A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-10-16 | 中信戴卡股份有限公司 | 一种用于铝合金车轮压装螺栓辅助上料的装置 |
CN114700717A (zh) * | 2022-03-11 | 2022-07-05 | 麦金太尔(江苏)空调有限公司 | 一种空调压缩机中轴承及防转销自动压装设备 |
CN116214134A (zh) * | 2023-03-15 | 2023-06-06 | 佛山市悠潜乐科技有限公司 | 一种用于轮圈钢丝锁紧的工业机器人 |
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CN109570940B (zh) * | 2018-11-15 | 2020-04-24 | 慈溪市圣福车业有限公司 | 一种用于花鼓体加滚珠的装置 |
-
1998
- 1998-08-28 JP JP24324298A patent/JP2945395B1/ja not_active Expired - Fee Related
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