JPH1190686A - 鋼材の加工方法および鋼材の回転支持装置並びに鋼材の加工装置 - Google Patents

鋼材の加工方法および鋼材の回転支持装置並びに鋼材の加工装置

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JPH1190686A
JPH1190686A JP25723597A JP25723597A JPH1190686A JP H1190686 A JPH1190686 A JP H1190686A JP 25723597 A JP25723597 A JP 25723597A JP 25723597 A JP25723597 A JP 25723597A JP H1190686 A JPH1190686 A JP H1190686A
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Michiyuki Tameike
満行 溜池
Masaaki Katase
正聡 片瀬
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NIKO TEC KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多工程にわたる加工効率を改善すると共に安
全性の高い鋼材の加工を行う。 【解決手段】 鋼材Wを支持するクランプ装置37が設
けられている回転体33は基台21により回転自在に支
持されており、基台21は台車19の上に立設されてい
るので、一対の回転支持装置9M、9Sにより支持され
た鋼材Wを加工レール3、5に沿って移動させて、一連
の加工ラインの加工位置に移動・位置決めして加工を行
う。鋼材Wは下クランプ装置39によりクランプされる
と同時に常に回転中心に中心割出しされ、上クランプ装
置57と下クランプ装置39によりクランプされるの
で、回転しても鋼材Wが脱落することはない。鋼材Wの
搬入や搬出は、上クランプ装置57を退避させてから行
う。加工が完了したら鋼材Wは搬出され、回転支持装置
9は戻り加工レール7に移動されて、戻り加工レール7
を通って各加工レールの始端に搬送され、再び鋼材Wの
加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋼材の加工方法
および鋼材の回転支持装置並びに鋼材の加工装置に係
り、さらに詳しくは、例えば長尺鋼材などの鋼材の加工
において回転させる必要がある場合に適用される鋼材の
加工方法および鋼材の回転支持装置並びに鋼材の回転支
持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、鋼材としての例えば長尺鋼材
の回転支持装置としては、例えば実公平2−39674
号公報に記載されているようなものが知られている。こ
の長尺鋼材の回転支持装置は、土台に敷設された加工レ
ール上を互いに接近・離反自在の一対の台車を有してお
り、この台車の上に立設された支柱の上に取付け板を備
えた円盤状部材が鉛直面内で回転自在に設けられてい
る。
【0003】すなわち、図7を参照するに、この長尺鋼
材の回転支持装置101では、基台103の上端部に軸
受け105を介して回転自在に設けられている回転体1
07の先端に、円盤状部材109を取付け、この円盤状
部材109の前面に長尺鋼材WのウェブWBを挟む一対
の取付け板111が設けられている。この取付け板11
1にはウェブWBを取付け板111に固定するためのボ
ルト113が設けられている。なお、前記回転体107
は、図示省略のハンドルにより回転駆動される。
【0004】従って、長尺鋼材Wを一対の取付け板11
1の間に差し込んでボルト113を締め付けて長尺鋼材
Wを取付け板111に固定し、作業者が図示省略のハン
ドルを回すことにより円盤状部材を回転させて、長尺鋼
材Wを長尺方向の回転軸周りに回転せしめるものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の技術にあっては、長尺鋼材Wを取付け板111
に挿入した後に作業者が手によりボルト113を締めて
長尺鋼材Wを固定しなければならなため、面倒であると
共に作業の安全性の面で問題がある。
【0006】また、前記長尺鋼材の回転支持装置101
にクランプされている長尺鋼材Wの溶接等が完了して次
の工程に移る際には、クレーンにより長尺鋼材Wをつる
して移動したり、回転支持装置101にクランプされた
まま作業者が手押しにより次の工程を行う位置まで移動
させねばならず、安全性の面および作業効率の面で問題
がある。
【0007】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、多工程にわたる加工
効率を改善すると共に安全性の高い鋼材の加工方法およ
び鋼材の回転支持装置並びに鋼材の加工装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の鋼材の加工方法は、鋼材を
回転自在に支持する対をなす回転支持装置を一連の加工
を行う加工ラインに沿って設けられた加工レールの上を
移動させ、前記回転支持装置を加工位置に位置決めして
所定の加工を行い、加工後次の加工を行うべく次の加工
位置に移動させ、前記加工レールの終端まで移動したら
鋼材を取出して搬出すると共に前記回転支持装置を前記
加工レールと平行に設けられている戻りレールに移送し
てこの戻りレール上を前記加工レールの始端まで移動さ
せること、を特徴とするものである。
【0009】従って、対を成す回転支持装置により支持
された鋼材を加工レールに沿って移動させて、一連の加
工ラインの加工位置に移動・位置決めして加工を行う。
この際に、鋼材を回転させる必要がある時は、回転支持
装置により回転させる。そして、すべての加工が完了し
て回転支持装置が加工レールの終端まで移動したら、回
転支持装置を戻りレールに搬送して加工レールの始端ま
で移動させる。
【0010】請求項2による発明の鋼材の回転支持装置
は、加工ラインに沿って敷設された加工レール上を移動
・位置決め自在に設けられた台車と、この台車に立設さ
れた基台と、この基台に回転自在に設けられると共に前
記加工レール方向の回転軸を有する回転体と、この回転
体に設けられて鋼材を下方から支持すると共にこの鋼材
をクランプするクランプ装置と、を備えてなることを特
徴とするものである。
【0011】従って、鋼材を支持するクランプ装置が設
けられている回転体は基台により回転自在に支持されて
おり、この基台は台車の上に立設されているので、鋼材
は回転自在であると共に加工レール上を移動自在となっ
ている。
【0012】請求項3による発明の鋼材の回転支持装置
は、請求項2 記載の鋼材の回転支持装置において前記ク
ランプ装置が、前記鋼材を下から支持すると共に前記回
転体の回転中心に中心割出しする下クランプ装置と、前
記鋼材を前記下クランプ装置との間でクランプする上下
動自在な上クランプ装置と、を備えてなることを特徴と
するものである。
【0013】従って、鋼材は下クランプ装置によりクラ
ンプされると同時に常に回転中心に中心割出しされる。
さらに、上クランプ装置と下クランプ装置によりクラン
プされるので、回転しても鋼材が脱落することはない。
【0014】請求項4による発明の鋼材の回転支持装置
は、請求項3記載の鋼材の回転支持装置において前記上
クランプ装置が退避自在であること、を特徴とするもの
である。
【0015】従って、鋼材の搬入や搬出は、上クランプ
装置を退避させてから行う。
【0016】請求項5による発明の鋼材の加工装置は、
一連の加工を行う加工ラインに沿って敷設された少なく
とも一組の加工レールと、鋼材を回転自在に支持すると
共に前記加工レール上を移動・位置決め自在に設けられ
た少なくとも一対の回転支持装置と、前記加工レールと
平行に設けられて前記回転支持装置を前記加工レールの
始端側へ搬送するための戻りレールと、を備えてなるこ
とを特徴とするものである。
【0017】従って、回転支持装置により回転自在に支
持された鋼材は、加工レール上を移動しながら加工ライ
ンにおける種々の加工が行われ、加工が完了したら鋼材
は搬出される。回転支持装置は、戻りレールに移動され
て、戻りレールを通って各加工レールの始端に搬送さ
れ、再び鋼材の加工を行う。
【0018】請求項6による発明の鋼材の加工装置は、
請求項5 記載の鋼材の加工装置において前記加工レール
と前記戻りレールの始端部同士および終端部同士を連結
して前記回転支持装置を搬送自在の搬送装置、を備えて
なることを特徴とするものである。
【0019】従って、加工レール上を移動しながら加工
レールの終端まで至った回転支持装置は、搬送装置によ
り戻りレールに搬送される。また、戻りレールにより始
端側に搬送された回転支持装置は、搬送装置により各加
工レールの始端に搬送される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0021】図6には、この発明にかかる長尺鋼材など
の鋼材の加工装置1の全体が示されている。この加工装
置1では、例えば、セット・罫書き工程、組み立て工
程、溶接第一工程、溶接第二工程、仕上げ工程、取出し
・搬出工程等の種々の工程を行うための第一ラインおよ
び第二ラインが設けられており、この各工程を連結する
第一加工レール3、第二加工レール5が各々敷設されて
いる。また、前記第一ラインおよび第二ラインに隣接し
て戻りラインが設けられており、第一加工レール3 およ
び第二加工レール5と同様の戻り加工レール7が敷設さ
れている。この戻り加工レール7の中央には、全長にわ
たってチェーン7Aが巻回されている。
【0022】前記第一加工レール3および第二加工レー
ル5には、対をなす長尺鋼材の回転支持装置9が移動自
在に設けられると共に、前記各工程位置に位置決め自在
に設けられている。また、前記各レール3、5、7の始
端(図6中右端)および終端(図6中左端)には、各々
搬送装置としての搬送レール11、13が設けられてい
る。この搬送レール11、13には、回転支持装置9を
積載する例えば台車15が移動自在に設けられている。
【0023】この搬送レール11、13は、各加工レー
ル3、5、7、間を連結するものであり、終端における
搬送レール13は、第一加工レール3または第二加工レ
ール5において各工程が完了した回転支持装置9を戻り
加工レール7に搬送するためのものである。また、始端
における搬送レール11は、戻り加工レール7により始
端側へ戻された回転支持装置9を第一加工レール3また
は第二加工レール5に搬入するためのものである。
【0024】上記構成により、第一加工レール3または
第二加工レール5の始端側にセットされた一対の回転支
持装置9に長尺鋼材Wをセットして、図6中左方向に手
押しにより移動させながら各工程を行う。第一加工レー
ル3または第二加工レール5の終端まで移動して各工程
が完了したら、長尺鋼材Wを回転支持装置9から取出し
て搬出し、対をなす回転支持装置9を搬送レール13の
台車15により戻り加工レール7に搬送する。戻り加工
レール7に搬送された回転支持装置9は、チェーン7A
により自動で図6中右端まで戻され、必要に応じて搬送
レール11の台車15により第一加工レール3または第
二加工レール5に搬入され、次の長尺鋼材Wの加工を行
う。
【0025】図1を参照するに、回転支持装置9は駆動
側回転支持装置9Mと従動側回転支持装置9Sを有して
いる。
【0026】前記駆動側回転支持装置9Mでは、前記第
一加工レール3(または第二加工レール5でも同様)の
上を4 個の車輪17により走行自在の台車19が設けら
れている。この台車19の上には基台21が立設されて
おり、基台21の前側(図1中右側)がリブプレート2
3により補強されている。
【0027】なお、台車19の底部には、台車19が第
一加工レール3から脱落しないようにガイドブロック2
5が設けられている。また、各加工レール3、5には、
前述の各工程を行う位置に位置決めするためのストッパ
27(図6(B)参照)が回動自在に設けられており、
台車19を位置決めするようになっている。
【0028】前記基台21の上端部には、軸受け取付部
29が設けられており、この軸受け取付部29にベアリ
ング軸受け31が取付けられていて、回転体33が回転
自在に支持されている。
【0029】前記回転体33の後端面33R(図1中右
側端面)には鋼材支持ブロック35が一体的に設けられ
ており、この鋼材支持ブロック35の後面には長尺鋼材
Wをクランプするクランプ装置37が設けられている。
【0030】前記鋼材支持ブロック35の下部前面には
長尺鋼材Wを下から支持する下クランプ装置39が設け
られている。この下クランプ装置39は、前記回転体3
3の回転中心であるクランプ中心に対して左右(図2中
左右方向)へ対称的に移動する一対の下クランプジョー
41L、41Rを有している。
【0031】すなわち、前記鋼材支持ブロック35の下
部前面には下クランプブロック43が取付けられてお
り、この下クランプブロック43の前方(図1中左側)
には長尺鋼材Wを支持する際に長尺鋼材Wの端部を当接
させて位置決めするためのストッパ45が設けられてい
る。また、前記下クランプブロック43の下側にはほぼ
台車19の全幅にわたる下クランプボックス47が取付
けられている。
【0032】図4および図5を参照するに、この下クラ
ンプボックス47の内部には下クランプ開閉用モータ4
9が設けられており、この下クランプ開閉用モータ49
によりベルト51を介して回転駆動される送りネジ53
が回転自在に支持されている。この送りネジ53は、図
4中左半分は左ネジが切られた左ネジ部53Lを、右半
分は右ネジが切られた右ネジ部53Rを有しており、前
記左ネジ部53Lには左ネジナット55Lが、また右ネ
ジ部53Rには右ネジナット55Rが設けられている。
前記左ネジナット55Lには左の下クランプジョー41
Lが一体的に設けられており、右ネジナット55Rには
右の下クランプジョー41Rが一体的に設けられてい
る。
【0033】上記構成により、下クランプ開閉用モータ
49により送りネジ53を回転駆動すると、左ネジナッ
ト55Lおよび右ネジナット55Rがクランプ中心に関
して互いに接近または離反するように対称的に移動す
る。このため、長尺鋼材WのウェブWBの下面を支持し
ている左右の下クランプジョー41L、41Rが互いに
離反して長尺鋼材WのフランジWFを外向きに押してク
ランプする。従って、長尺鋼材Wは常にクランプ中心に
中心割出しされることになる。
【0034】再び図1を参照するに、前記鋼材支持ブロ
ック35の上部後面には、上クランプ装置57が設けら
れている。この上クランプ装置57は、前述の下クラン
プジョー41L、41Rとの間で長尺鋼材Wをクランプ
すべく上下シリンダ59により上下方向へ移動自在の上
クランプジョー61が設けられている。また、前記上下
シリンダ59をクランプ位置(図1中二点鎖線で示され
る位置)と、退避位置(図1中実線で示される位置)と
の間で移動自在に支持する前後シリンダ63が設けられ
ている。
【0035】上記構成により、長尺鋼材Wをクランプ装
置37でクランプする際には、まず前後シリンダ63に
より上下シリンダ59を退避位置に移動させておき、長
尺鋼材Wを搬入して下クランプジョー41L 、41Rの
上に載置すると共にストッパ45に当接させて位置決め
し、下クランプ装置39でクランプすると共に中心割出
しした後に、前後シリンダ63により上下シリンダ59
をクランプ位置まで押し出して、上下シリンダ59によ
り上クランプジョー61を下降させて下クランプジョー
41L、41Rとの間に長尺鋼材Wをクランプする。
【0036】一方、前記回転体33の前端面33F(図
1中左側端面)には、中央に小さな貫通孔65を有する
回転軸押え67を挟むようにして止めブロック69が取
付けられている。従って、前記回転軸押え67と止めブ
ロック69の働きにより、前記回転体33がベアリング
軸受け31から脱落するようなことはない。
【0037】また、図1において左側の前記回転体33
の前端面33Fの外周部には、回転体33の回転中心を
中心とする大径のスプロケット71が取付けられてお
り、この大径のスプロケット71の下方にはアイドルス
プロケット73が前記基台21に設けられている回転軸
75の回りに回転自在に設けられている。更に、このア
イドルスプロケット73の下方にはモータ77が設けら
れており、このモータ77の回転軸に設けられている駆
動スプロケット79、前記アイドルスプロケット73お
よび前記大径のスプロケット71にはチェーン81が巻
回されている。
【0038】上記構成により、モータ77が駆動スプロ
ケット79を介してチェーン81を回転走行せしめる
と、大径のスプロケット71が回転駆動されるので、前
述のようにして回転体33にクランプされている長尺鋼
材Wが回転体33の回転中心回りに回転する。
【0039】なお、従動側回転支持装置9Sは、前述の
駆動側回転支持装置9Mにおける回転駆動機構がない点
を除いて同様の構成なので、同じ部位には同じ符号を付
すこととして重複する説明は省略する。
【0040】以上の結果から、クレーンを使用すること
なく容易に長尺鋼材Wの回転を行うことができると共
に、長尺鋼材Wを積み替えることなく加工レール3、5
に従って一連の加工を行うことができる。また、加工レ
ール3、5に沿って長尺鋼材Wの加工が完了すると、回
転支持装置9M、9Sは戻り加工レール7により加工レ
ール3、5の始端まで搬送されるので、迅速に次の長尺
鋼材Wの加工を行うことができる。特に、複数組の回転
支持装置9M、9Sを使用することにより、回転支持装
置9M、9Sを始端に戻す途中においても次々に長尺鋼
材Wの加工を行うことができ、作業効率が大幅に改善さ
れる。
【0041】また、下クランプ装置39が、長尺鋼材W
を下から支持すると同時に中心割出しを行うので、作業
効率の改善を図ることができる。更に、上クランプ装置
57は退避自在となっているので長尺鋼材Wのセットの
際に邪魔にならないし、長尺鋼材Wを回転させても落下
することはない。
【0042】なお、この発明は前述の実施の形態に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。すなわち、前述の実施
の形態においては、第一加工レール3と第二加工レール
5の二本の加工レール3、5が設けられている場合につ
いて説明したが、三本以上の加工レールを設けるように
してもよい、また、前述の実施の形態においては上クラ
ンプ装置57において上下シリンダ59を前後シリンダ
63により退避自在としたが、その他モータ等を使用し
た移動機構により前後動自在としてもよい。
【0043】更に、前述の実施の形態においては、一方
を駆動側回転支持装置9Mとして他方を従動側回転支持
装置9Sとしたが、両方とも駆動側回転支持装置9Mを
用いて、同期して回転するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる鋼材の加工方法では、一対の回転支持装置により支
持された鋼材を加工レールに沿って移動させて、一連の
加工ラインの加工位置に移動・位置決めして加工を行
い、その際に、鋼材を回転させる必要がある時は、回転
支持装置により鋼材を回転させることができる。また、
クレーンを用いることなく次の工程に移ることができ
る。そして、すべての加工が完了して回転支持装置が加
工レールの終端まで移動したら、回転支持装置を戻りレ
ールに搬送して加工レールの始端まで移動させることに
より、迅速に次の鋼材の加工を行うことができる。
【0045】請求項2の発明による鋼材の回転支持装置
では、鋼材を支持するクランプ装置が設けられている回
転体は基台により回転自在に支持されているので、鋼材
を容易に回転させることができる。また、回転支持体は
台車により加工レールの上を移動自在となっているの
で、クレーンを用いることなく鋼材を回転自在に支持し
た状態で各加工位置に位置決めし、回転が必要な加工で
も容易に行うことができ、作業の安全性の確保および作
業の効率を改善することができる。
【0046】請求項3による発明の鋼材の回転支持装置
では、鋼材は下クランプ装置によりクランプされると同
時に常に回転中心に中心割出しされるので、容易に鋼材
の位置決めを行うことができる。さらに、上クランプ装
置と下クランプ装置によりクランプされるので、回転し
ても鋼材が脱落することはない。
【0047】請求項4による発明の鋼材の回転支持装置
では、鋼材の搬入や搬出は、上クランプ装置を退避させ
てから行うので、回転支持装置や鋼材を傷つけたりする
ことがなく、また、搬入が容易になるので作業性が改善
される。
【0048】請求項5による発明の鋼材の加工装置で
は、鋼材を回転自在に支持した回転支持装置が加工レー
ル上を移動しながら加工ラインにおける種々の加工を行
うので、クレーンを用いることなく容易かつ安全に次の
工程に移ることができる。加工が完了して鋼材が搬出さ
れたら、回転支持装置は戻りレールに移動されて各加工
レールの始端に搬送されるので、回転支持装置を戻りレ
ールで戻している間でも別の回転支持装置により支持さ
れている鋼材の加工を行うことができる。これにより、
作業の効率を改善することができる。
【0049】請求項6による発明の鋼材の加工装置で
は、加工レール上を移動しながら加工レールの終端まで
至った回転支持装置は搬送装置により戻りレールに搬送
され、戻りレールにより始端側に搬送された回転支持装
置は搬送装置により各加工レールの始端に搬送されるの
で、クレーンを使用することなく回転支持装置を戻りレ
ールに移送したり各加工レールの始端に移送することが
でき、安全性を確保できる。また、次々に新しい鋼材を
供給して加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる鋼材の回転装置を示す側面図
である。
【図2】図1中II方向から見た正面図である。
【図3】図2中III 方向から見た平面図である。
【図4】下クランプ装置の拡大図である。
【図5】図4中V方向から見た正面図である。
【図6】(A)はこの発明にかかる長尺鋼材の加工装置
の全体を示す平面図であり、(B)は加工位置に位置決
めするストッパを示す拡大図である。
【図7】従来における長尺鋼材の回転装置の要部を示す
側面図である。
【符号の説明】
3、5 加工レール 7 戻り加工レール 9 回転支持装置 11、13 搬送レール(搬送装置) 19 台車 21 基台 33 回転体 37 クランプ装置 39 下クランプ装置 57 上クランプ装置 W 長尺鋼材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼材を回転自在に支持する対をなす回転
    支持装置を一連の加工を行う加工ラインに沿って設けら
    れた加工レールの上を移動させ、前記回転支持装置を加
    工位置に位置決めして所定の加工を行い、加工後次の加
    工を行うべく次の加工位置に移動させ、前記加工レール
    の終端まで移動したら鋼材を取出して搬出すると共に前
    記回転支持装置を前記加工レールと平行に設けられてい
    る戻りレールに移送してこの戻りレール上を前記加工レ
    ールの始端まで移動させること、を特徴とする鋼材の加
    工方法。
  2. 【請求項2】 加工ラインに沿って敷設された加工レー
    ル上を移動・位置決め自在に設けられた台車と、この台
    車に立設された基台と、この基台に回転自在に設けられ
    ると共に前記加工レール方向の回転軸を有する回転体
    と、この回転体に設けられて鋼材を下方から支持すると
    共にこの鋼材をクランプするクランプ装置と、を備えて
    なることを特徴とする鋼材の回転支持装置。
  3. 【請求項3】 前記クランプ装置が、前記鋼材を下から
    支持すると共に前記回転体の回転中心に中心割出しする
    下クランプ装置と、前記鋼材を前記下クランプ装置との
    間でクランプする上下動自在な上クランプ装置と、を備
    えてなることを特徴とする請求項2 記載の鋼材の回転支
    持装置。
  4. 【請求項4】 前記上クランプ装置が退避自在であるこ
    と、を特徴とする請求項3 記載の鋼材の回転支持装置。
  5. 【請求項5】 一連の加工を行う加工ラインに沿って敷
    設された少なくとも一組の加工レールと、鋼材を回転自
    在に支持すると共に前記加工レール上を移動・位置決め
    自在に設けられた少なくとも一対の回転支持装置と、前
    記加工レールと平行に設けられて前記回転支持装置を前
    記加工レールの始端側へ搬送するための戻りレールと、
    を備えてなることを特徴とする鋼材の加工装置。
  6. 【請求項6】 前記加工レールと前記戻りレールの始端
    部同士および終端部同士を連結して前記回転支持装置を
    搬送自在の搬送装置、を備えてなることを特徴とする請
    求項5記載の鋼材の加工装置。
JP25723597A 1997-09-22 1997-09-22 鋼材の加工方法および鋼材の回転支持装置並びに鋼材の加工装置 Expired - Fee Related JP3224364B2 (ja)

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