JP2783013B2 - 自動段替え装置 - Google Patents

自動段替え装置

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JP2783013B2
JP2783013B2 JP3292351A JP29235191A JP2783013B2 JP 2783013 B2 JP2783013 B2 JP 2783013B2 JP 3292351 A JP3292351 A JP 3292351A JP 29235191 A JP29235191 A JP 29235191A JP 2783013 B2 JP2783013 B2 JP 2783013B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワークを保持して搬送す
るワーク保持装置に係り、特に、ワークの種類に応じて
ワーク保持位置を自動的に切り換える自動段替え装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】保持具によりワークを保持して予め定め
られた搬送経路を移動させられるワーク保持装置を有
し、その搬送経路上に設定された各ステーションで加工
や組付け、検査などを行うようにした装置がある。例え
ば、図2はショックアブソーバの内面高圧洗浄およびリ
ークテストを行う装置で、回転テーブル12上には4台
のワーク保持装置14が配設されており、回転テーブル
12が軸心Oの右まわりに90゜ずつ回転駆動されるこ
とにより、各ワーク保持装置14はワークセットステー
ションST1から洗浄ステーションST2,リークテス
トステーションST3,ワーク取出しステーションST
4へ順次移動させられる。そして、ワークセットステー
ションST1ではショックアブソーバがワーク保持装置
14にセットされ、洗浄ステーションST2ではショッ
クアブソーバに内面高圧洗浄が行われ、リークテストス
テーションST3ではリークテストが行われ、ワーク取
出しステーションST4ではショックアブソーバがワー
ク保持装置14から取り出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のワーク保持装置においては、ワークを保持する保
持具の位置が一定であるため、複数種類のワークを取り
扱うことができない場合があった。例えば、前記ショッ
クアブソーバの場合、搭載車種によって長さや小物ブラ
ケットなどの取付位置がそれぞれ異なるため、その種類
によって保持具の位置を変更する必要がある。その場合
に、作業者がワークの種類に応じて保持具の位置を段替
えすることも可能であるが、ショックアブソーバのよう
に需要に応じて生産種類が目まぐるしく異なる場合、作
業者の負担が大きいとともに装置の稼動率が低下し、現
実的でない。また、ワーク保持装置に段替え装置を配設
し、送りねじなどによりワークの種類に応じて自動的に
段替えを行おうとしても、ワーク保持装置は所定の搬送
経路を移動させられるため、動力線や信号線などの取り
廻しが問題となる。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、動力線などをワーク
保持装置に接続することなく保持具の位置をワークの種
類に応じて自動的に段替えできるようにすることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めには、段替え装置の作動部と駆動部とを分離し、駆動
部をワークセットステーション等に別個に配設して作動
部と連結させるようにすれば良く、本発明は、保持具に
よりワークを保持して予め定められた搬送経路を移動さ
せられるワーク保持装置において、前記保持具の位置を
ワークの種類に応じて自動的に切り換える自動段替え装
置であって、(a)外部から駆動力が伝達される第1連
結部を有する送りねじを備えて前記ワーク保持装置に配
設され、その駆動力に従って送りねじが回転駆動される
ことにより前記保持具の位置を変更するスライド機構
と、(b)前記ワーク保持装置に配設され、前記送りね
じの回転を阻止して前記保持具を位置決めする位置決め
機構と、(c)前記第1連結部と連結可能な第2連結部
を有して前記搬送経路上の予め定められた段替えステー
ションに配設され、前記ワーク保持装置がその段替えス
テーションに位置させられた状態でその第2連結部を第
1連結部に連結して前記送りねじを回転駆動する駆動装
置と、(d)前記保持具の現在位置と次のワークの種類
とに基づいて、その次のワークの保持位置へ保持具を移
動させるように前記駆動装置の作動を制御する制御装置
とを含むことを特徴とする。
【0006】
【作用】このような自動段替え装置においては、ワーク
保持装置が段替えステーションに位置させられると、ス
ライド機構の第1連結部に駆動装置の第2連結部が連結
されるとともに、保持具の現在位置と次のワークの種類
とに基づいて制御装置により駆動装置の作動が制御さ
れ、スライド機構の送りねじが回転駆動されて次のワー
クの保持位置へ保持具が移動させられる。これにより、
ワーク保持装置はその次のワークを保持し得る状態とな
り、その段替えステーション若しくは別個に定められた
ワークセットステーションでワークを保持して搬送経路
を移動させられる。その場合に、ワークを保持する保持
具は位置決め機構によって位置決めされるため、ワーク
搬送時等に保持具の位置がずれてワークが脱落したり位
置ずれしたりする恐れがない。
【0007】なお、上記位置決め機構は、第1連結部と
第2連結部との連結時に第2連結部と係合させられるこ
とにより、送りねじの回転を許容して保持具の位置決め
を解除する一方、第1連結部と第2連結部との連結が解
除される際に第2連結部との係合が解除されることによ
り、送りねじの回転を阻止して保持具を位置決めするよ
うに構成することもできるが、ばね力などにより常時送
りねじに回転抵抗を付与して保持具を位置決めし、その
回転抵抗に抗して駆動装置により送りねじが回転駆動さ
れるようにしたり、ワーク保持装置が段替えステーショ
ンへ移動させられる際に、その段替えステーションに配
設された係合部材と係合させられることにより保持具の
位置決めが解除されるようにしたり、段替えステーショ
ンに位置決め解除用の駆動装置を設けたりするなど、種
々の態様が可能である。
【0008】
【発明の効果】このように本発明によれば、動力線など
をワーク保持装置に接続することなく保持具の位置をワ
ークの種類に応じて自動的に段替えできるようになり、
保持位置が異なる複数種類のワークを取り扱うことが可
能となる。また、複数のワーク保持装置の段替えが1つ
の駆動装置によって行われるため、装置が全体として安
価に構成される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0010】図1は、ショックアブソーバ10(図4参
照)の内面高圧洗浄およびリークテストを行う装置で、
回転テーブル12、その回転テーブル12上に配設され
た4台のワーク保持装置14、支持台16上に位置固定
に配設された段替え用駆動装置18等を備えている。ワ
ーク保持装置14は、図2の平面図に明らかに示されて
いるように、回転テーブル12の外周部の4箇所にそれ
ぞれ外向きに配設されており、回転テーブル12が軸心
Oの右まわりに90゜ずつ回転駆動されることにより、
各ワーク保持装置14はワークセットステーションST
1から洗浄ステーションST2,リークテストステーシ
ョンST3,ワーク取出しステーションST4へ順次移
動させられるとともに、各ステーションで位置決めされ
るようになっている。ワークセットステーションST1
にはワーク供給装置が配設され、ワークとしてのショッ
クアブソーバ10が自動的にワーク保持装置14にセッ
トされるようになっており、洗浄ステーションST2に
は洗浄装置が配設され、ショックアブソーバ10に内面
高圧洗浄を行うようになっており、リークテストステー
ションST3にはリークテスト機が配設され、ショック
アブソーバ10のリークテストを行うようになってお
り、ワーク取出しステーションST4にはワーク取出し
装置が配設され、ワーク保持装置14から自動的にショ
ックアブソーバ10が取り出されるようになっている。
また、支持台16の4本の脚20にはそれぞれ投光器2
2および光センサ24が取り付けられ、ショックアブソ
ーバ10の有無を検出するようになっている。
【0011】ワーク保持装置14は、その正面図である
図3、一部を切り欠いた右側面図である図4、一部を切
り欠いた平面図である図5、および図3のVI−VI断面図
である図6に詳しく示されており、回転テーブル12上
に固設された矩形の枠体26を備えている。枠体26に
は上下方向に2本のガイドレール28が設けられ、一対
のスライド部材30a,30bをそれぞれ上下方向の移
動可能に支持している。スライド部材30a,30bに
は、それぞれボールナット32a,32bが取り付けら
れ、上記枠体26に軸心まわりの回転可能に配設された
送りねじ34a,34bに螺合されており、この送りね
じ34a,34bがそれぞれ回転駆動されることによ
り、スライド部材30a,30bはそれぞれ一対のガイ
ドレール28に案内されつつ互いに独立に上下方向へ移
動させられる。
【0012】上記スライド部材30a,30bの上面に
は、それぞれコの字形状のブロック36a,36bが固
設され、把持爪38a,38bがワーク保持装置14の
中央部に取り付けられている。一方の把持爪38aは、
図6から明らかなように、ピン40,42によってそれ
ぞれ上下方向の軸まわりの回動可能にスライド部材30
aに取り付けられた一対の爪部材44,46を備えてい
る。これ等の爪部材44および46の中間部には互いに
噛み合う凸部48および凹部50が設けられ、先端部が
把持中心Aを中心として略対称的に開閉させられるよう
になっているとともに、ピン40,42よりも後方位置
には圧縮コイルスプリング52が介在させられ、常には
先端部を閉じるように付勢されている。また、爪部材4
4の後端部がスライド部材30aに固設されたストッパ
54と当接させられることにより、把持爪38aは一定
量以上閉じることが阻止され、常には半開きの状態に保
持される。したがって、ショックアブソーバ10が把持
爪38aの先端側、すなわち図6の下方から押し込まれ
ると、把持爪38aは圧縮コイルスプリング52の付勢
力に抗して押し開かれ、ショックアブソーバ10の径寸
法の相違に拘らず常にその軸心が把持中心Aと略一致す
る状態でそのショックアブソーバ10を把持することと
なる。他方の把持爪38bも上記把持爪38aと全く同
じ構成であり、ショックアブソーバ10はそれ等の把持
爪38aおよび38bにより上下に離間した2位置を把
持され、略垂直となる姿勢で保持される。把持爪38a
および38bは保持具に相当する。
【0013】ここで、上記ショックアブソーバ10は、
搭載車種によってその長さ寸法や径寸法が相違するとと
もに、ブラケット10aやロアシート10b等の取付位
置も相違する。一方、前記洗浄装置やリークテスト機
は、ショックアブソーバ10の上端を基準として洗浄や
リークテストを行うようになっており、ショックアブソ
ーバ10は長さ寸法の相違に拘らず常に上端が一定の高
さとなるようにワーク保持装置14に供給される。この
ため、上記把持爪38a,38bによって把持すべき高
さ位置はショックアブソーバ10の種類に応じてそれぞ
れ異なり、それ等の把持爪38a,38bの配設高さが
送りねじ34a,34bによってそれぞれ変更され得る
ようになっているのである。前記スライド部材30aの
右端部およびスライド部材30bの左端部は、それぞれ
枠体26の外まで突き出しており、それ等の端部には、
把持爪38a,38bの高さ位置を検出するための係合
バー53a,53bがそれぞれ上方へ突き出すように固
設されている。本実施例では、前記一対のガイドレール
28、スライド部材30a,30b、および送りねじ3
4a,34bを含んで、保持具としての把持爪38a,
38bの位置を変更するスライド機構が構成されてい
る。
【0014】上記送りねじ34a,34bの上端部は枠
体26の上部プレート55から上方へ突き出していると
ともに、その上端部にはそれぞれ係合部材56a,56
bが相対回転不能に取り付けられている。係合部材56
a,56bは、それぞれ上方へ突き出す四角柱形状の第
1連結部58a,58bと、90゜間隔で外周部に凹所
60a,60bが形成された円板形状の係合板62a,
62bとを一体に備えている。それ等の係合部材56a
と56bとの間には、上記凹所60a,60bと係合さ
せられることにより送りねじ34a,34bの回転を阻
止する位置決め機構64が配設されている。位置決め機
構64は、上部プレート55に形成された挿通孔内を上
下方向の移動可能に挿通させられた3本のロッド部材6
6,68a,68bと、上部プレート55の上側におい
てそれ等のロッド部材66,68a,68bに跨がって
一体的に取り付けられた連結板70と、その連結板70
と上部プレート55との間においてロッド部材66と同
心に配設された圧縮コイルスプリング72とから構成さ
れており、その圧縮コイルスプリング72の付勢力によ
って上方へ付勢されることにより、常にはロッド部材6
6の下端部に設けられたフランジ74が上部プレート5
5の下面に当接する係合位置に保持される。ロッド部材
66,68a,68bは、それぞれ連結板70から上方
へ突き出す係合部76,78a,78bを一体に備えて
おり、係合部78a,78bは上記係合位置に保持され
た状態において前記係合板62a,62bの凹所60
a,60bとそれぞれ係合させられ、送りねじ34a,
34bの回転を阻止して前記把持爪38a,38bの高
さを位置決めする。また、圧縮コイルスプリング72の
付勢力に抗して位置決め機構64が下方へ押し込まれる
と、係合部78a,78bと係合板62a,62bとの
係合が解除されて送りねじ34a,34bの回転が許容
される。
【0015】一方、前記段替え用の駆動装置18は、前
記ワークセットステーションST1に位置決めされたワ
ーク保持装置14の真上に位置するように、ブラケット
82を介して支持台16に位置固定に配設されている。
かかる駆動装置18は、その正面図である図7、側面図
である図8、および底面図である図9に詳しく示されて
いるように、ブラケット82に固設された一対のガイド
レール84に上下方向の移動可能に配設された昇降台8
6と、ブラケット82に配設されて昇降台86を上下駆
動する上下シリンダ88と、昇降台86に下向きに配設
された一対のサーボモータ90a,90bとを備えて構
成されている。サーボモータ90a,90bは、ワーク
セットステーションST1に位置決めされたワーク保持
装置14の第1連結部58a,58bの真上に位置させ
られており、その出力軸にはそれぞれ減速機を介して連
結部材92a,92bが取り付けられている。連結部材
92a,92bの下端面には、第1連結部58a,58
bに対応する四角形状の連結穴94a,94bが形成さ
れており、昇降台86が上下シリンダ88によって下降
端位置まで下降させられることにより、それ等の連結部
材92a,92bは第1連結部58a,58bとそれぞ
れ相対回転不能に連結されるようになっている。連結部
材92a,92bは第2連結部に相当する。昇降台86
の下面にはまた、ワークセットステーションST1に位
置決めされたワーク保持装置14の位置決め機構64の
真上となる位置に、下方に向かって押下げロッド96が
立設され、昇降台86が下降端位置まで下降させられる
ことにより係合部76に当接させられ、係合部78a,
78bと係合板62a,62bとの係合が解除される非
係合位置まで位置決め機構64を下方へ押し下げるよう
になっている。
【0016】図1に戻って、前記支持台16上にはま
た、上記駆動装置18の両側に一対の爪位置検出装置1
00a,100bが設けられている。これ等の爪位置検
出装置100a,100bは、それぞれワークセットス
テーションST1に位置決めされたワーク保持装置14
の係合バー53a,53bの真上となる位置に配設され
ており、下向きに取り付けられた検出用シリンダ102
a,102bと、その検出用シリンダ102a,102
bの出力ロッドが係合バー53a,53bに当接するま
で下方へ突き出されることにより、その突出量すなわち
前記把持爪38a,38bの高さ位置を磁気的に検出す
るマグネスケール104a,104bとを備えている。
【0017】以上のように構成された装置は、図10に
示す段替え用の制御回路を備えており、前記マグネスケ
ール104a,104bによって検出された把持爪38
a,38bの高さ位置を表す爪位置信号は、制御装置と
してのコントローラ106にそれぞれ供給される。コン
トローラ106は、CPU,RAM,ROM,入出力イ
ンターフェイス回路等を備えたマイクロコンピュータに
て構成され、RAMの一時記憶機能を利用しつつROM
に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うも
ので、上記爪位置信号の他に、回転テーブル12が90
゜回転駆動されて位置決めされる毎に起動信号が供給さ
れるとともに、ショックアブソーバ10の種類、すなわ
ち搭載車種が供給順序に従って設定器108により入力
される。上記起動信号は、作業者が起動押釦等によって
入力するようにしても差支えない。車種設定について
も、画像装置などによりショックアブソーバ10の種類
を検出して自動的に設定されるようにしたり、予め定め
られた生産順序データを入力したりするなど、種々の手
段を採用できる。また、コントローラ106は、モータ
駆動制御回路110a,110bにそれぞれ駆動信号を
出力して前記サーボモータ90a,90bの作動を制御
するとともに、第1切換弁112に励磁信号を出力して
上下シリンダ88の作動状態を切り換え、第2切換弁1
14に励磁信号を出力して検出用シリンダ102a,1
02bの作動状態を切り換える。更に、ランプ等の表示
器116に表示信号を出力して異常表示を行う。上記サ
ーボモータ90a,90bからは、それぞれ原位置から
の回転位置を表す位置信号が供給されるようになってい
る。
【0018】上記コントローラ106にはティーチング
ボックス118が接続されており、ショックアブソーバ
10の種類すなわち搭載車種毎にサーボモータ90a,
90bをそれぞれ原位置から回転させて、把持爪38
a,38bをそのショックアブソーバ10に応じた高さ
位置へ移動させることにより、その原位置からの回転位
置を車種別に求めてコントローラ106内に記憶させて
いる。把持爪38a,38bの高さ位置、すなわちサー
ボモータ90a,90bの回転位置は、前記係合部材5
6a,56bの係合板62a,62bに形成された凹所
60a,60bが位置決め機構64の係合部78a,7
8bと一致するように設定される。また、その車種別に
定められた把持爪38a,38bの位置を爪位置検出装
置100a,100bによって検出し、その検出した爪
位置を車種別にコントローラ106内に記憶させてい
る。上記サーボモータ90aの原位置は把持爪38aの
上昇端に設定されており、サーボモータ90aが原位置
から回転駆動されることにより把持爪38aは上昇端か
ら下方へ移動させられる一方、サーボモータ90bの原
位置は把持爪38bの下降端に設定されており、サーボ
モータ90bが原位置から回転駆動されることにより把
持爪38bは下降端から上方へ移動させられる。
【0019】以下、本実施例の自動段替え装置の作動
を、図11および図12のフローチャートを参照しつつ
説明する。なお、以下の説明では、A,B,C,Dの4
種類のショックアブソーバ10を取り扱う場合について
説明する。
【0020】先ず、ステップS1において起動信号が供
給されたか否かが判断され、回転テーブル12が90゜
回転駆動されて位置決めされることにより起動信号が供
給されると、ステップS2が実行され、設定器108に
より予め入力された供給順序データから次に供給される
ショックアブソーバ10の搭載車種Xが読み込まれる。
続くステップS3では、第2切換弁114が切り換えら
れて検出用シリンダ102a,102bの出力ロッドが
それぞれ下方へ突き出され、ワークセットステーション
ST1に位置決めされているワーク保持装置14の係合
バー53a,53bに当接させられることにより、把持
爪38a,38bの現在の爪位置がそれぞれマグネスケ
ール104a,104bによって検出される。
【0021】ステップS4では、上記マグネスケール1
04a,104bによって検出された両把持爪38a,
38bの現在の爪位置が、予め記憶された車種Aの場合
の爪位置と一致するか否かが判断され、一致する場合に
はステップS5において、前記ステップS2で読み込ん
だ次車種XがAであるか否かが判断される。そして、X
=Aでない場合には、ステップS6においてサーボモー
タ90a,90bが原位置から車種Aの回転位置までそ
れぞれ空回転させられ、X=Aの場合には図12のステ
ップS31が実行される。上記ステップS4の判断がN
Oの場合には、ステップS7において現在の爪位置が車
種Bの場合の爪位置と一致するか否かが判断され、一致
する場合にはステップS8においてX=Bであるか否か
が判断される。そして、X=Bでない場合には、ステッ
プS9においてサーボモータ90a,90bが原位置か
ら車種Bの回転位置までそれぞれ空回転させられ、X=
Bの場合にはステップS31が実行される。上記ステッ
プS7の判断がNOの場合には、ステップS10におい
て現在の爪位置が車種Cの場合の爪位置と一致するか否
かが判断され、一致する場合にはステップS11におい
てX=Cであるか否かが判断される。そして、X=Cで
ない場合には、ステップS12においてサーボモータ9
0a,90bが原位置から車種Cの回転位置までそれぞ
れ空回転させられ、X=Cの場合にはステップS31が
実行される。また、上記ステップS10の判断がNOの
場合には、ステップS13において現在の爪位置が車種
Dの場合の爪位置と一致するか否かが判断され、一致す
る場合にはステップS14においてX=Dであるか否か
が判断される。そして、X=Dでない場合には、ステッ
プS15においてサーボモータ90a,90bが原位置
から車種Dの回転位置までそれぞれ空回転させられ、X
=Dの場合にはステップS31が実行される。なお、ス
テップS13の判断がNOの場合、すなわち現在の爪位
置がA,B,C,Dの何れの車種の爪位置でもない場合
には、図12のステップS32が実行され、表示器11
6に表示信号を出力して異常表示を行うとともに、ワー
ク供給装置の作動を停止させる。
【0022】ステップS6,S9,S12,またはS1
5が実行されると、次にステップS16が実行され、第
2切換弁114が切り換えられて検出用シリンダ102
a,102bの出力ロッドが引き込まれるとともに、続
くステップS17では第1切換弁112が切り換えら
れ、上下シリンダ88により昇降台86が下降端位置ま
で下降させられる。サーボモータ90a,90bは現在
の爪位置に対応する回転位置まで回転させられているた
め、連結部材92a,92bはそれぞれ係合部材56
a,56bの第1連結部58a,58bと同じ回転位相
に保持されて連結可能であり、昇降台86が下降端位置
まで下降させられることによりそれ等の第1連結部58
a,58bに相対回転不能に連結される。また、位置決
め機構64は、係合部76に押下げロッド96が当接さ
せられることにより、係合部78a,78bと係合板6
2a,62bとの係合が解除される非係合位置まで押し
下げられ、送りねじ34a,34bの回転すなわち把持
爪38a,38bの上下移動が許容される。その後ステ
ップS18が実行され、サーボモータ90a,90bが
それぞれ原位置まで回転駆動されることにより、送りね
じ34a,34bがそれぞれ回転させられ、把持爪38
aは上昇端へ移動させられ、把持爪38bは下降端へ移
動させられる。
【0023】続いて図12のステップS19が実行さ
れ、次車種XがAであるか否かが判断される。X=Aの
場合には、ステップS20においてサーボモータ90
a,90bがそれぞれ車種Aの回転位置まで回転させら
れ、把持爪38a,38bがそれぞれ車種Aの場合の爪
位置へ移動させられる。ステップS19の判断がNOの
場合には、ステップS21においてX=Bであるか否か
が判断され、X=Bの場合にはステップS22において
サーボモータ90a,90bがそれぞれ車種Bの回転位
置まで回転させられ、把持爪38a,38bがそれぞれ
車種Bの場合の爪位置へ移動させられる。ステップS2
1の判断がNOの場合には、ステップS23においてX
=Cであるか否かが判断され、X=Cの場合にはステッ
プS24においてサーボモータ90a,90bがそれぞ
れ車種Cの回転位置まで回転させられ、把持爪38a,
38bがそれぞれ車種Cの場合の爪位置へ移動させられ
る。ステップS23の判断がNOの場合には、ステップ
S25においてX=Dであるか否かが判断され、X=D
の場合にはステップS26においてサーボモータ90
a,90bがそれぞれ車種Dの回転位置まで回転させら
れ、把持爪38a,38bがそれぞれ車種Dの場合の爪
位置へ移動させられる。なお、ステップS25の判断が
NOの場合、すなわち次車種XがA,B,C,Dの何れ
の車種でもない場合には、ステップS32が実行されて
表示器116に異常表示が為される。
【0024】ステップS20,S22,S24,または
S26が実行されると、次にステップS27が実行さ
れ、第1切換弁112が切り換えられて上下シリンダ8
8により昇降台86が上昇端位置まで上昇させられる。
この過程で、位置決め機構64は圧縮コイルスプリング
72の付勢力に従って係合位置まで上昇させられ、係合
部78a,78bがそれぞれ係合板62a,62bの凹
所60a,60bに係合させられて、送りねじ34a,
34bの回転が阻止され、把持爪38a,38bが位置
決めされる。また、連結部材92a,92bは第1連結
部58a,58bからそれぞれ離脱させられ、次のステ
ップS28においてサーボモータ90a,90bがそれ
ぞれ原位置まで空回転させられる。その後、ステップS
29において第2切換弁114が再度切り換えられ、検
出用シリンダ102a,102bの出力ロッドが下方へ
突き出されることにより、マグネスケール104a,1
04bによって再び爪位置が検出される。そして、ステ
ップS30において、上記マグネスケール104a,1
04bによって検出された爪位置が次車種Xの場合の爪
位置と一致するか否かが判断され、一致する場合には、
ステップS31において第2切換弁114が切り換えら
れ、検出用シリンダ102a,102bの出力ロッドが
引き込まれて一連の段替え作動は終了する一方、一致し
ない場合にはステップS32が実行されて異常表示が為
される。
【0025】上記ステップに従って段替えが正常に実行
されると、このワークセットステーションST1のワー
ク保持装置14にはワーク供給装置からショックアブソ
ーバ10が自動供給され、一対の把持爪38a,38b
によって保持される。その後、回転テーブル12が90
゜回転させられ、ワークセットステーションST1のワ
ーク保持装置14がショックアブソーバ10を保持した
まま次の洗浄ステーションST2へ移動させられるとと
もに、ワーク取出しステーションST4においてショッ
クアブソーバ10が取り出された次のワーク保持装置1
4がワークセットステーションST1へ移動させられる
と、上記作動が繰り返され、そのワーク保持装置14の
把持爪38a,38bの位置が次のショックアブソーバ
10の種類に応じて自動的に段替えされる。ショックア
ブソーバ10を保持する把持爪38a,38bは位置決
め機構64によって位置決めされているため、回転テー
ブル12の回転時などにショックアブソーバ10が位置
ずれしたり脱落したりする恐れがないとともに、ワーク
セットステーションST1まで把持爪38a,38bの
爪位置が前回の車種の爪位置に良好に保持され、把持爪
38a,38bの位置ずれに起因する作動不良が回避さ
れる。本実施例では、ワークセットステーションST1
が段替えステーションに相当する。
【0026】このように本実施例の段替え装置は、駆動
装置18をワークセットステーションST1に位置固定
に配設することにより、回転テーブル12によって回転
駆動されるワーク保持装置14に動力線などを接続する
ことなく、把持爪38a,38bの位置をショックアブ
ソーバ10の種類に応じて自動的に段替えできるように
したのであり、これにより、複数種類のショックアブソ
ーバ10を取り扱うことが可能となったのである。ま
た、複数のワーク保持装置14の段替えが1つの駆動装
置18によって行われるため、装置が全体として安価に
構成される利点がある。
【0027】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0028】例えば、前記実施例では一対の把持爪38
a,38bによってワークを保持するワーク保持装置1
4について説明したが、単一の保持具でワークを保持す
るワーク保持装置にも本発明は適用され得る。
【0029】また、前記実施例では保持具として把持爪
38a,38bが用いられていたが、ワークセットステ
ーションST1やワーク取出しステーションST4に配
設された駆動装置によってワークを保持したり放したり
する保持具を採用したり、ワークが一定の姿勢で載置さ
れる載置台が保持具として用いられたりしても良いな
ど、ワークを保持できるとともにワークの種類に応じて
移動させられる種々の態様の保持具が採用され得る。
【0030】また、前記実施例ではワーク保持装置14
が回転テーブル12に配設されて回転駆動されるように
なっていたが、チェーン等により所定の搬送経路を移動
させられるパレット等にワーク保持装置が配設されてい
る場合にも本発明を適用できる。
【0031】また、前記実施例では爪位置検出装置10
0a,100bによって把持爪38a,38bの現在位
置を実際に検出するようになっていたが、コントローラ
106内に前回のワークの種類を記憶しておくなど、ソ
フト的に現在位置を判断するようにすることもできる。
【0032】また、前記実施例ではサーボモータ90
a,90bを一々原位置へ戻していたが、現在の爪位置
と次車種の爪位置との差を求めて、その差だけサーボモ
ータ90a,90bを回転駆動することにより、把持爪
38a,38bを次の車種の爪位置へ直接移動させるよ
うにしても差支えない。
【0033】また、前記実施例では第1連結部58a,
58bと連結部材92a,92bとの連結時に非係合位
置へ移動させられて送りねじ34a,34bの回転を許
容する位置決め機構64が用いられていたが、送りねじ
34a,34bの1/4回転毎に節度を付与するボール
プランジャなど、他の種々の位置決め機構を採用するこ
とが可能である。
【0034】また、前記実施例では第1連結部58a,
58bと連結部材92a,92bとが所定の回転位相で
相対回転不能に嵌合されるようになっていたが、磁力や
摩擦力などにより回転位相の制約を受けることなく相対
回転不能に連結される他の連結構造等を採用することも
できる。
【0035】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である自動段替え装置の正面
図である。
【図2】図1の実施例においてワーク保持装置が配設さ
れた回転テーブルを示す平面図である。
【図3】図1の実施例のワーク保持装置を示す正面図で
ある。
【図4】図3のワーク保持装置の一部を切り欠いた右側
面図である。
【図5】図3のワーク保持装置の一部を切り欠いた平面
図である。
【図6】図3のVI−VI断面図である。
【図7】図1の実施例の段替え用駆動装置を示す正面図
である。
【図8】図7の駆動装置の一部を切り欠いた右側面図で
ある。
【図9】図7の駆動装置の底面図である。
【図10】図1の自動段替え装置に備えられている制御
回路を示すブロック図である。
【図11】図1の自動段替え装置の作動を説明するフロ
ーチャートである。
【図12】図11と共に図1の自動段替え装置の作動を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10:ショックアブソーバ(ワーク) 14:ワーク保持装置 18:駆動装置 28:ガイドレール 30a,30b:スライド部材 34a,34b:送りねじ 38a,38b:把持爪(保持具) 58a,58b:第1連結部 64:位置決め機構 88:上下シリンダ 90a,90b:サーボモータ 92a,92b:連結部材(第2連結部) 106:コントローラ(制御装置) ST1:段替えステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 41/00 B23Q 7/04 B25J 9/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持具によりワークを保持して予め定め
    られた搬送経路を移動させられるワーク保持装置におい
    て、前記保持具の位置をワークの種類に応じて自動的に
    切り換える自動段替え装置であって、 外部から駆動力が伝達される第1連結部を有する送りね
    じを備えて前記ワーク保持装置に配設され、該駆動力に
    従って該送りねじが回転駆動されることにより前記保持
    具の位置を変更するスライド機構と、 前記ワーク保持装置に配設され、前記送りねじの回転を
    阻止して前記保持具を位置決めする位置決め機構と、 前記第1連結部と連結可能な第2連結部を有して前記搬
    送経路上の予め定められた段替えステーションに配設さ
    れ、前記ワーク保持装置が該段替えステーションに位置
    させられた状態で該第2連結部を該第1連結部に連結し
    て前記送りねじを回転駆動する駆動装置と、 前記保持具の現在位置と次のワークの種類とに基づい
    て、該次のワークの保持位置へ該保持具を移動させるよ
    うに前記駆動装置の作動を制御する制御装置とを含むこ
    とを特徴とする自動段替え装置。
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