JPH06238541A - 工作機械のローダ及びワーク受け渡し方法 - Google Patents

工作機械のローダ及びワーク受け渡し方法

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JPH06238541A
JPH06238541A JP5289493A JP5289493A JPH06238541A JP H06238541 A JPH06238541 A JP H06238541A JP 5289493 A JP5289493 A JP 5289493A JP 5289493 A JP5289493 A JP 5289493A JP H06238541 A JPH06238541 A JP H06238541A
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work
loader
hand
machine tool
position deviation
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JP5289493A
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Yutaka Chatani
豊 茶谷
Naoki Okuno
直起 奥野
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Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
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Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークを工作機械の主軸に装填する際のスト
ッカや主軸チャックとローダのハンドとの間でのワーク
の受け渡しをより簡単に行うことができ、ワークが変わ
っても設定値の変更のみで対応できる汎用性の高いロー
ダ及び該ローダを用いるワークの受け渡し方法を提供す
る。 【構成】 ローダのハンド12を移動させるモータ1
6、17がサーボ制御されており、このモータ16、1
7の出力トルクを設定する出力トルク設定手段25、4
5を備え、サーボ制御装置20、40に与えられる位置
指令a1、a2と位置フィードバック信号b1、b2と
の差信号である位置偏差c1、c2を位置偏差検出手段
26、46で検出する。位置偏差c2の増大を検出した
後、ハンド12でワーク7を把持する。また位置偏差c
1の増大が検出された後、主軸チャック4でワーク7を
把持し、次いでハンド12によるワーク7の把持を解
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、旋盤その他の工作機
械の主軸にワークを装填するローダ及び当該ローダにお
けるワークの受け渡し方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】旋盤などの工作機械で多数のワークを無
人運転により連続加工しようとするときは、ローダ(ロ
ボット)を用いてストッカ上に搭載されたワークを順次
取り上げて工作機械の主軸に装填するという作業が必要
になる。ストッカ上にワークが段積みされているとき
は、例えば図4に示すように、ワーク受け渡し位置にス
トッカ5上のワーク7を上昇させるリフト装置(シリン
ダ等)51を設けると共に受け渡し高さを設定する光電
センサ31を設け、光電センサ31が段積みされたワー
ク7の上端を検出するまでワーク7を上昇させ、一定高
まで下降するローダ30のハンド12で段積みされたワ
ークの最上段のもの7aを把持し、その後ハンド12を
上昇させることによってワーク7を順次取り上げるとい
う手段が採用される。
【0003】他の手段としては、ワーク7の寸法と段積
み数をあらかじめローダ30の制御器に記憶させてお
き、ハンド12をサーボ制御してパレット上のワークの
数をカウントしながらハンド12の下降高さを変えるよ
うにするか、あるいはパレット上のワークの積み数に対
応する数の光電センサ31をワーク7の高さ寸法に応じ
た間隔で上下方向に配置して、パレット上のワークの数
をカウントしながらハンドの下降位置を検出する光電セ
ンサを順に移動させることによりハンド12の下降高さ
を変える手段などが用いられている。
【0004】なお図4に示す例では、ストッカ5上に間
歇周回移動する多数のパレット6が設けられており、隣
接する一方のパレットからワークを取り上げて完成品を
隣のパレットに置き、上記一方のワークがすべて取り上
げられると、パレット6が1ピッチ移動して次のパレッ
トがワーク受け渡し位置に移動し、常に同一の位置でハ
ンド12へのワークの受け渡しが行われるようになって
いる。
【0005】ローダのハンド12に取り上げられたワー
ク7は、ハンド12の移動及び方向転換によって工作機
械の主軸の軸線上に挿入され、工作機械の主軸先端に装
着した主軸チャックに受け渡される。この受け渡しの際
にローダのハンド12は、工作機械の主軸軸線上に挿入
された後、主軸に向けて軸方向に移動し、ワークを主軸
チャックに挿入する。主軸チャックでワークを把持する
際には、ワークの把持位置を正確にするために、ワーク
を主軸チャックの底面に当接させた状態(着座状態)で
ワークを把持することが要求されることが多い。
【0006】そこでこのような場合には、図5に示すよ
うに、ローダ30のハンド12にバネ32で突出方向に
付勢されたワークプッシャ33を設けておき、ストッカ
からワーク7を取り上げるときにこのワークプッシャ3
3が押し込まれた状態でワーク7を把持し、工作機械の
主軸チャック4にワーク7を把持するためにハンド12
のフィンガ29を開いたときに、ワーク7がワークプッ
シャ33で主軸チャック4に押し込まれてワークの先端
34とチャック爪の底面35とが当接した後、チャック
爪を閉じるという動作によりワークの着座状態を実現し
ている。
【0007】また他の手段としては、図6に示すよう
に、タレット36にバネ32で主軸方向に付勢されたワ
ークプッシャ33を装着しておき、ローダから受け渡さ
れたワーク7を主軸チャック4で軽く把持し、このワー
クをワークプッシャ33で主軸チャック4に押し込んだ
後、主軸チャック4を正規の力で閉じてワーク7を把持
するという方法や、図7に示すようにハンド12をロー
ダ30の先端で主軸方向に移動可能に設けて、該ハンド
12を主軸2に向けて付勢するバネ37を設けるという
方法などが採用されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例からも理
解されるように、ローダを用いてワークを受け渡す際に
は、ワークを検出してハンドの移動や開閉を制御する動
作や、ワークを一定の力で主軸チャックに押しつける動
作が必要になる。従来はこのような動作を行わせるため
に、近接スイッチや光電センサ31を用いてワークを検
出したり、ワークプッシャ33でワークを押しつける手
段が採用されていたのであるが、たとえば寸法の小さい
ワークを取り扱う場合と中空孔のあるワークを取り扱う
場合とでは、ワークプッシャ33の形状や取付位置を変
更しなければならないという問題がある。
【0009】またストッカ5との間でのワークの受け渡
しにおいても、図4に示すようにリフト装置51や光電
センサ31を設ける必要があり、ワークが変わる毎に光
電センサ31の設定位置を変えねばならず、またパレッ
ト6上のワーク7の数をカウントしながら受け渡しを行
うものでは、積み数を一定にしなければ空つかみやハン
ド12とワーク7との衝突が起こり、またワーク7の崩
れ防止用のガイドバー52が邪魔になって光電センサ3
1の配置や高さ設定が難しいなどの問題があった。
【0010】またワークを主軸チャックに着座させるた
めに図6に示す方法を採用すると、ワーク7を主軸チャ
ック4に受け渡したあとタレット36を動作させてワー
クを押し込むという2工程が必要になり、またタレット
36の1ステーションが工具装着ステーションとして使
用できなくなるという問題があり、また図7の方法は2
部品点数がふえるという問題がある。
【0011】そこでこの発明は、ローダを用いてワーク
を工作機械の主軸に装填する際のストッカや工作機械の
主軸チャックとローダのハンドとの間でのワークの受け
渡し時の制御をより簡単に行うことができ、ワークの寸
法や形状等が変わってもローダの制御器に与える設定値
の変更のみによって対応することができる、より汎用性
の高いローダおよびワークの受け渡し方法を得ることを
課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る工作機械の
ローダは、工作機械の主軸2の軸線上に挿入されたハン
ド12を該主軸の軸線方向に移動させる送りモータ16
を備えたローダにおいて、上記送りモータ16がサーボ
制御されるとともに当該送りモータ16の負荷検出手段
を備えており、当該負荷検出手段は、上記送りモータ1
6の出力トルクを設定する出力トルク設定手段25と、
当該送りモータのサーボ制御装置20に与えられる位置
指令a1と位置フィードバック信号b1との差信号であ
る位置偏差c1を検出する位置偏差検出手段26と、検
出された位置偏差c1がその設定値d1に達したときに
制御出力e1を生成する比較手段28とを備えているも
のである。また、本発明に係るワーク受け渡し方法は、
前記構成のローダのハンド12で把持されて工作機械の
主軸2の軸線上に挿入されたワーク7を主軸チャック4
に引き渡す工作機械のローダにおけるワーク受け渡し方
法において、前記構成のローダの送りモータ16の出力
トルクを制限した状態で、請求項1記載の位置偏差c1
を監視しながら、ハンド12を低速で主軸2に向けて移
動させ、上記位置偏差c1の増大が検出された後、主軸
チャック4でワーク7を把持し、次いでハンド12によ
るワーク7の把持を解くことを特徴とするものである。
【0013】本発明に係る工作機械のローダは、ハンド
12を昇降させる昇降モータ17を備えた工作機械のロ
ーダにおいて、前記昇降モータがサーボ制御されるとと
もに、当該昇降モータ17の負荷検出手段を備えてお
り、当該負荷検出手段は、上記昇降モータ17の出力ト
ルクを設定する出力トルク設定手段45と、当該昇降モ
ータのサーボ制御装置40に与えられる位置指令a2と
位置フィードバック信号b2との差信号である位置偏差
c2を検出する位置偏差検出手段46と、検出された位
置偏差c2がその設定値d2に達したときに制御出力e
2を生成する比較手段48とを備えているものである。
また、本発明に係るワーク受け渡し方法は、ストッカ5
上に搭載されたワーク7を前記構成のローダのハンド1
2で把持する工作機械のローダにおけるワーク受け渡し
方法において、前記ハンド12を把持しようとするワー
ク7の直上に臨ませ、前記構成の昇降モータ17の出力
トルクを制限した状態で、請求項3記載の位置偏差c2
を監視しながら、ハンド12を低速でワーク7に向けて
降下させ、上記位置偏差c2の増大を検出した後、ハン
ド12でワーク7を把持することを特徴とするものであ
る。
【0014】
【作用】サーボ制御装置20、40は、NC制御装置2
4から与えられる位置指令a(a1、a2)とパルスエ
ンコーダ18、19などから与えられる位置フィードバ
ック信号b(b1、b2)との差信号(位置偏差)c
(c1、c2)が一定になるように送りモータ16およ
び昇降モータ17を駆動している。従って何らかの理由
で負荷がモータ16、17の出力トルクを上回ってモー
タ16、17が停止ないしスローダウンしたときには、
NC制御装置24からの位置指令aが変化し続けるにも
かかわらず位置フィードバック信号bがそれに追従でき
なくなり、位置偏差(絶対値)cが急激に増加する。
【0015】本発明のローダにおけるハンド12から工
作機械の主軸チャック4へのワーク7の受け渡しにおい
ては、ワーク7をチャック4に着座させるのに必要な押
付力に対応する出力トルクを送りモータ16に設定した
状態で、ハンド12の主軸2側に向かう低速移動をスキ
ップ指令として与えておけば、ワーク7が主軸チャック
4の底面と当接したときに、位置指令cが増大して制御
が次の動作にスキップし、次の動作として主軸チャック
4の閉動作およびハンド12の開動作を行わせることに
より、ワーク7を主軸チャック4に確実に着座させた状
態で、ワーク7をハンド12から主軸チャック4に受け
渡すことができる。そしてこの場合の出力トルクの設定
値および位置偏差c1の設定値d1を変更することによ
って、ワーク7の形状や材質が変わっても常にワーク7
に最適な押付力を与えることができる。
【0016】またストッカ5からのワーク7の取り上げ
時においても、ハンド12を開いてワーク7に向けて下
降させる動作をスキップ指令として与え、そのときの昇
降モータ17の出力トルクを低い値に設定しておけば、
ハンド12がワーク7の上端に当接することによって位
置偏差c2が増大するので、これにより下降動作をスキ
ップさせてハンド12に把持指令を与えてやれば、ワー
ク7の積み高さや形状、材質等にかかわりなく、最上段
のワーク7aの位置を正確に検出してワークを取り上げ
ることができる。そしてこの場合においても、ワークの
形状や材質等にかかわりなくワークを確実に検出できる
ので、ワークの種類によってセンサの種類や取付位置を
考慮しなければならないという煩雑さが生じない。
【0017】
【実施例】次に門形のローダを用いて旋盤にワークを装
填する場合の実施例について図面を参照して説明する。
図1はローダと旋盤の一部およびローダの制御装置を模
式的に示したブロック図である。
【0018】旋盤1の主軸2は、図示されていないベッ
ドと実質上一体の主軸台3に軸支されており、その先端
に主軸チャック4が装着されている。主軸台3の反チャ
ック側にはストッカ5が配置されており、このストッカ
5上に図4に示したと同様な周回パレット6を介してワ
ーク7が多段積みにして搭載されている。
【0019】旋盤1及びストッカ5の上方には、ビーム
8が図示しない支柱で支持されて横架されており、この
ビーム8に沿って走行自在に台車9が装着され、この台
車9に昇降自在にアーム11が装着され、このアーム1
1の下端に旋盤の主軸2の方向と下方とに向きを変える
ことができるハンド12が装着されている。ビーム8の
両端にはプーリ13、14が軸支され、このプーリ1
3、14にタイミングベルト15が巻架されており、こ
のタイミングベルト15が台車9に連結されている。プ
ーリの一方13は減速機を介して送りモータ16で駆動
されている。また台車9には昇降モータ17が搭載さ
れ、この昇降モータで減速機及びラックピニオン機構を
介してアーム11が昇降駆動されている。
【0020】送りモータ16及び昇降モータ17はサー
ボ制御装置20、40によって制御されている。サーボ
制御装置20、40は差分検出器21、41、補償回路
22、42及びパワーアンプ23、43を備えており、
NC制御装置24から与えられる位置指令a1、a2と
送りモータ16及び昇降モータ17に装着されたパルス
エンコーダ18、19から与えられる位置フィードバッ
ク信号b1、b2との差信号(位置偏差)c1、c2を
補償回路22、42に与え、補償回路22、42は位置
偏差c1、c2に基づく速度指令を算出して、速度フィ
ードバック信号との差信号をパワーアンプ23、43に
与えている。パワーアンプ23、43から出力される電
流は、最大電流設定器25、45の設定値で制限され
る。NC制御装置24はこの設定値を必要なタイミング
で増減する。
【0021】差分検出器21、41から出力される位置
偏差c1、c2は、位置偏差検出手段26、46で検出
されている。一方位置偏差c1、c2の増減を検出する
際の比較対象となる設定値d1、d2は、位置偏差設定
手段27、47に設定され、+側と−側の設定値+d
1、+d2と−d1、−d2とが個別に設定される。比
較器28、48は検出された位置偏差c1、c2が設定
値d1、d2に達したときに制御出力e1、e2を出力
する。
【0022】位置偏差検出手段26、46、位置偏差設
定手段27、47及び比較手段28、48は、実際には
NC制御装置24のプログラムとして構成される。サー
ボ制御装置20、40から位置偏差c1、c2を取り出
すことができないときは、NC制御装置24の位置指令
a1、a2とパルスエンコーダ18、19などの位置フ
ィードバック信号b1、b2を位置偏差検出手段26、
46に入力し、その差分として位置偏差c1、c2を検
出する。
【0023】図2はこの発明の方法によりストッカ5か
らワーク7を取り上げるときの受け渡し動作を示すフロ
ーチャートである。まずハンド12を下向きにし、フィ
ンガ29を開いた状態でハンド12を段積みされたワー
クの最上部のもの7aの直上にまで高速移動する。この
移動動作は送りモータ16による台車9の走行と昇降モ
ータ17によるアーム11の昇降とによって行われ、ハ
ンド12の移動位置は予めワーク7の高さ寸法と積み重
ね数とをNC制御装置24に与えておくことによって制
御される。NC制御装置24はワーク7を一つ取り上げ
る毎に、積み数を一つ減少して最上段のワーク7aの位
置を認識し、ハンド12をその直上の位置まで高速移動
させる。
【0024】次に昇降モータ17の出力トルクを制限
し、昇降モータ17に低速下降指令を与える。そして位
置偏差c2が設定値d2に達したときに出力される制御
出力e2で下降動作をスキップさせ、ハンド12に把持
指令を与え、昇降モータ17に高速上昇指令を与える。
もしハンド12の低速下降動作中に位置偏差c2の増大
が検出されないまま所定時間経過したら、アラームを発
し装置を停止させる。
【0025】このようにしてローダのハンド12にワー
ク7が把持されたら、台車9の走行、アーム11の下降
及びハンド12の方向転換動作により、ハンド12を旋
盤の主軸2の軸線上に移動させる。そして図3に示す手
順により、ワークをローダのハンド12から旋盤の主軸
チャック4に引き渡す。
【0026】図3のフローチャートにおいて、ローダア
ーム11が旋盤1の機内に挿入されたら、台車9を主軸
2の方向に走行させて、ワーク7の先端が主軸チャック
4に当接する直前の位置で台車9を停止させる。次いで
送りモータ16の出力トルクを制限した状態で送りモー
タ16に主軸2側に向かう低速移動指令を与え、位置偏
差c1の増大が検出されたら、ハンド12を開き、ドウ
ェルタイマに設定された時間だけ待機した後、主軸チャ
ック4を閉じ、送りモータ16を駆動してハンド12を
軸線方向に退避させた後、アーム11を上昇させてハン
ド12を旋盤1の機内から退避させる。もしハンド12
を主軸2に向けて低速移動させている間に、位置偏差c
1の増大が検出されないまま所定時間経過したら、アラ
ームを発して動作を停止させる。
【0027】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも理解されるよ
うに、この発明のローダ及びワーク受け渡し方法によれ
ば、ローダのハンドを軽い力でワークに当接させること
によってワークを正確に検出することができ、また主軸
チャックにワークを装填するときに、ワークを軸線方向
に押しつけながらワークを受け渡すという動作がセンサ
やワークプッシャなどの付属装置を設けることなく可能
となる。またワークの検出時や受け渡し時にワークに与
える当接力やワークを押し込むときの押付力を制御装置
に設定する設定値の変更のみによって容易に変更するこ
とができ、またあらゆる形状や材質のワークに対して
も、制御装置に与える設定の変更のみによって対処でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を模式的に示すブロック図
【図2】ストッカからのワークの取り上げ動作を示すフ
ローチャート
【図3】主軸チャックへのワークの受け渡し動作を示す
フローチャート
【図4】従来のワーク取り上げ動作を示す模式的な斜視
【図5】従来の主軸へのワーク受け渡し動作を示す模式
的な側面図
【図6】主軸へのワーク受け渡し動作の他の従来例を示
す模式的な側面図
【図7】主軸へのワーク受け渡し動作の第3の従来例を
示す模式的な側面図
【符号の説明】
2 主軸 4 主軸チャック 5 ストッカ 7 ワーク 12 ハンド 16 送りモータ 17 昇降モータ 20 サーボ制御装置 23 パワーアンプ 26 位置偏差検出手段 28 比較器 40 サーボ制御装置 45 最大電流設定器 46 位置偏差検出手段 48 比較器 a NC装置の指令 b パルスエンコーダからのフィードバック信号 c 差信号 d 設定値 e 制御出力

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の主軸(2) の軸線上に挿入され
    たハンド(12)を該主軸の軸線方向に移動させる送りモー
    タ(16)を備えたローダにおいて、上記送りモータ(16)が
    サーボ制御されるとともに、当該送りモータ(16)の負荷
    検出手段を備えており、当該負荷検出手段は、上記送り
    モータ(16)の出力トルクを設定する出力トルク設定手段
    (25)と、当該送りモータのサーボ制御装置(20)に与えら
    れる位置指令(a1)と位置フィードバック信号(b1)との差
    信号である位置偏差(c1)を検出する位置偏差検出手段(2
    6)と、検出された位置偏差(c1)がその設定値(d1)に達し
    たときに制御出力(e1)を生成する比較手段(28)とを備え
    ている、工作機械のローダ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のローダのハンド(12)で把
    持されて工作機械の主軸(2) の軸線上に挿入されたワー
    ク(7) を主軸チャック(4) に引き渡す工作機械のローダ
    におけるワーク受け渡し方法において、請求項1記載の
    送りモータ(16)の出力トルクを制限した状態で、請求項
    1記載の位置偏差(c1)を監視しながら、ハンド(12)を低
    速で主軸(2) に向けて移動させ、上記位置偏差(c1)の増
    大が検出された後、主軸チャック(4) でワーク(7) を把
    持し、次いでハンド(12)によるワーク(7) の把持を解く
    ことを特徴とする、工作機械のローダにおけるワーク受
    け渡し方法。
  3. 【請求項3】 ハンド(12)を昇降させる昇降モータ(17)
    を備えた工作機械のローダにおいて、前記昇降モータが
    サーボ制御されるとともに、当該昇降モータ(17)の負荷
    検出手段を備えており、当該負荷検出手段は、上記昇降
    モータ(17)の出力トルクを設定する出力トルク設定手段
    (45)と、当該昇降モータのサーボ制御装置(40)に与えら
    れる位置指令(a2)と位置フィードバック信号(b2)との差
    信号である位置偏差(c2)を検出する位置偏差検出手段(4
    6)と、検出された位置偏差(c2)がその設定値(d2)に達し
    たときに制御出力(e2)を生成する比較手段(48)とを備え
    ている、工作機械のローダ。
  4. 【請求項4】 ストッカ(5) 上に搭載されたワーク(7)
    を請求項3記載のローダのハンド(12)で把持する工作機
    械のローダにおけるワーク受け渡し方法において、前記
    ハンド(12)を把持しようとするワーク(7) の直上に臨ま
    せ、請求項3記載の昇降モータ(17)の出力トルクを制限
    した状態で、請求項3記載の位置偏差(c2)を監視しなが
    ら、ハンド(12)を低速でワーク(7) に向けて降下させ、
    上記位置偏差(c2)の増大を検出した後、ハンド(12)でワ
    ーク(7) を把持することを特徴とする、工作機械のロー
    ダにおけるワーク受け渡し方法。
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