JPH037571B2 - - Google Patents

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JPH037571B2
JPH037571B2 JP16607185A JP16607185A JPH037571B2 JP H037571 B2 JPH037571 B2 JP H037571B2 JP 16607185 A JP16607185 A JP 16607185A JP 16607185 A JP16607185 A JP 16607185A JP H037571 B2 JPH037571 B2 JP H037571B2
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JP16607185A
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Masahiro Shimizu
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Publication of JPH037571B2 publication Critical patent/JPH037571B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、産業用ロボツトの制御方法、制御
装置に関し、特に物品のパレタイジング、デパレ
タイジング用ロボツトに好適する制御方法、制御
装置に関する。
〔従来の技術〕
産業用ロボツトを用いて、パレツト上に多数積
上げられた略同一形状の物品をデパレタイジング
(つまり、一個ずつ持ち上げて適当な他所へ搬送
する作業)せしめる場合、パレツト上の物品は作
業が進行するにつれて、段数が減少するので、当
然にロボツトハンドの物品つかみ位置も順次下方
へと変位せしめなければならない。つまり、テイ
ーチング時に、変位するつかみ位置を夫々入力し
ておかなければならない。
ところが、上記物品段数が少く、あるいは物品
の大きさ(高さ)が予め正確に定まつている場合
は問題ないが、物品段数がきわめて多段(例えば
シート状のものを多数枚重ねて積層載置している
場合)であつたり、物品の大きさ(高さ)が予め
正確に判明していない場合、あるいは、物品の大
きさが大略は揃つているが、若干のバラツキがあ
り、その積み上げ順が判明していない場合等に
は、変位するつかみ位置の入力が不可能である。
また、上記のような予め変位位置を入力できな
い場合に、物品保持ハンドの先端に接触センサ
ー、光電スイツチ等の、最上位物品を検出するセ
ンサーを設けておき、このセンサーが物品を検知
した時点でハンドの移動を停止するといつた制御
を行うことも考えられるが、この場合には次のよ
うな不都合がある。
すなわち、上記のようにハンド先端のセンサー
自体でもつてハンド停止位置を検出せしめる時
は、ハンドの物品への激しい衝突を避けるため
に、ハンドの下降(移動)速度を瞬時に止まりう
る程度の低速に設定しなければならず、その場合
には、パレツト上の物品が次第に少数段となるに
従つてきわめて長い低速移動区間が生じ、つま
り、ハンドの上記センサーによる物品上端をセン
シングし乍らの下降距離が長くなつて、当該低速
移動区間に要する時間がきわめて長くなるという
重大な不都合が生じたのである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は、上記問題を解決し、上記のような
変位するロボツト作業位置が予め判明していない
場合にも、当該作業をきわめて迅速に(予め全て
の作業位置をテイーチングしておいた場合とほぼ
同じ程度にまで迅速に)ロボツトによつて実行せ
しめうる制御方法および装置を提供するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、この発明に従つた産業用ロボツトの
制御方法は、ロボツトハンド等のロボツト作動部
の、繰返し行程における第1回目の作業位置をロ
ボツト制御装置内の記憶手段に記憶せしめ、繰返
し行程第2回目においては、記憶せしめてある上
記第1回目の作業位置に、予めロボツト制御装置
内の他の記憶手段に入力記憶してあるシフト量を
加えた目標位置までロボツト作動部を高速移動
し、次に上記目標位置を通過した以降は、物品検
出手段により物品をセンシングせしめつつ低速移
動して、検出手段が物品を検出した時点で停止
し、物品を保持、搬送等の所定の動作を行い、第
3回目以降においても同様に、順次記憶してある
前回の繰返し行程での作業位置にシフト量を加え
た目標位置まではロボツト作動部を高速移動し、
次に残りの短い距離を低速移動せしめる方法であ
る。
また、上記方法を実施するためのこの発明に係
る制御装置は、a)物品保持ハンド等のロボツト
作動部の移動速度を(移動・停止も含めて)調節
する手段、とb)上記ロボツト作動部が最上位の
物品等の所望の作業すべき位置にまで到達したこ
とを検出するリミツトスイツチ等の検出手段と、
c)上記ロボツト作動部が停止した位置を検出す
るエンコーダ等の検出手段と、d)上記停止位置
検出手段により検出した停止位置を記憶する手段
と、e)物品の大きさ(高さ)等に基づいて予め
設定されたシフト量を記憶する手段と、f)上記
d)の記憶手段に記憶した停止位置に、上記e)
の記憶手段に記憶したシフト量を加算した値を目
標位置として記憶する手段と、上記f)の記憶手
段に記憶した目標位置までは上記a)の速度調節
手段を高速に設定し、目標位置通過後は低速に切
替える手段とからなる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を直交
座標型ロボツトによる箱状の物品の移し替えシス
テムに適用した例について説明する。
第2図はこの実施例のシステムの全体側面図で
あり、床上2カ所のパレツト載置ステーシヨン
1,2上に、当該ステーシヨン1,2間で往復移
動するように設けられた直交座標型ロボツト3に
より、該ステーシヨン1,2上載置のワーク積載
パレツトPfから空パレツトPeへと箱状ワークW
を移し替えるようになつている。
直交座標型ロボツト3は、上記載置ステーシヨ
ン1,2の上方に水平に架設したレール4上を往
復移動する移動枠5と、該移動枠5から上下動自
在に垂設した昇降アーム6と、該昇降アーム6下
端に連結したロボツトハンド7とからなり、ロボ
ツトハンド7は上記レール4に沿つた水平方向移
動と昇降アーム6の昇降ストローク分の垂直方向
移動との2次元移動を行うが、上記移動枠5を図
面を貫く方向に延びたレール部材とすると共に昇
降アーム6を該レール部材に沿つて移動自在とな
し、ロボツトハンド7を3次元移動を行うハンド
としてもよいことはもちろんである。
また、この実施例のロボツトハンド7は多数の
バキユームパツド8を有した吸着保持式のハンド
であるが、開閉するグリツプ爪を有するつかみ保
持式のハンドになしてもよい(第3図、第7図)。
さらに、この実施例では上記パレツト載置ステ
ーシヨン1,2夫々への、ワーク積載パレツト
Pf、空パレツトPeの搬入、搬出は鎖線図示した
ような、パレツト持上げリフタ9を有した無人車
11でもつて行うようになつているが、例えば該
載置ステーシヨン1,2に替えて搬入、搬出コン
ベアを設けてもよい。
そして、12はこの実施例システムのロボツト
3を制御する制御ユニツトであり、該制御装置ユ
ニツト12内には、第3図示したようなCPU1
3、ROM14、RAM15、インターフエース
16,17、D/Aコンバータ18および前記昇
降アーム6の昇降駆動用サーボモータ19に駆動
信号を与えるドライバ21等が備えてあり、イン
ターフエース16を介してはモータ19の回転
数、すなわち、ロボツトハンド7の高さ位置を検
出するエンコーダ22からの信号が入力され、イ
ンターフエース17を介しては、ロボツトハンド
7に設けたリミツトスイツチ23からのON,
OFF信号が入力されるようになつており、この
リミツトスイツチ23は第4図に詳細図示のよう
に、昇降アーム6の下端に取付けられて、該昇降
アーム6に対して、さらに若干昇降自在に支持さ
れた前記バキユームパツド8の取付枠24基端の
ドツグ25の上昇(第4図実線→鎖線)、つまり
パキユームパツド取付枠24の上昇を検出して、
間接的にバキユームパツド8のワーク上面への当
接を検出するようになつているが、上記RAM1
5およびROM14内にはこの実施例システムに
合わせて次のような順でロボツト動作するプログ
ラムが書込まれている。
なお、第4図において26,27は取付枠24
から突設したガイドシヤフトであり、該ガイドシ
ヤフト26,27が昇降アーム6下端のスリーブ
28,29内に、上下摺動自在に挿通されて取付
枠24の昇降が許容され、中央のガイドシヤフト
26上端に螺装したナツト31により落下防止が
図られている。
第5図に示したフローチヤートに基づいて、ロ
ボツトの動作およびパレツトの入替タイミング等
について説明する。
すなわち、第2図において、左側のパレツト
Pfから右側のパレツトPeへとワークWの積み替
えを行うとし、ロボツトハンド7に矢印イ図示の
搬送移動と、各移動端でのワークWの吸着保持お
よび解放を行わせるのであるが、動作開始に先立
つてはまず、ロボツト制御装置12内のRAM1
5に、パレツトPf,Pe間の間隔、つまりロボツ
トハンド7の水平移動距離、その間での移動速度
等を入力すると同時に、最初のデパレタイジング
動作(パレツトからのワーク持上げ動作)でのロ
ボツトハンド7の高速移動により到達しうる位
置、つまり、ワークWが最大個数積上げられたパ
レツトPf上で昇降アーム6が降下しても、ハン
ド7が最上位のワークWに衝突しない位置(例え
ば第2図においてパレツトPf上に積上げるワー
クの最高高さが最大限床上1730mmであるとする
と、1750mm程度に設定する)を初期目標値DIS0
として入力すると共に、後に詳述する個々のワー
ク高さ(厚み)に応じて設定したシフト量SFT
とパレツト高さに応じて設定した上限値LHIとを
入力する(ステツプ)。
なお、上記初期目標値DIS0、シフト量
(SFT)、上限値LHIは、この場合昇降アーム6
のストローク長さつまり、ハンド7のレール4か
らの下降量として表わす。したがつて、上記値
DIS0、LHFは大であるほど第2図においては低
位置を表し、小であるほど高位置を表す。
この実施例システムでは、パレツトPf上に最
大5個のワークWを積載しステーシヨン1,2上
でのパレツトPf,Pe上面高さが床上700mm、各ワ
ークの高さ(厚み)がほぼ200mmで±5mm程度の
バラツキがあるものとすると、上記パレツト上面
高さ、床上700mmにシフト量を設定する際の低速
移動区間20mmを越える。例えば30mmを加えた高さ
床上730mmを昇降アーム6のストローク長さに換
算し「1470」(mm)を上限値LHIとして入力し、
上記ワーク厚み200mmに20mm程度の低速移動区間
を設定して200−20=「180」(mm)をシフト量
SFTとして入力する。前記初期目標値DIS01750
mmも、昇降アーム6のストロークの長さに換算し
た値「450」(mm)として入力してある。
したがつて、次にシステムを始動すると、ロボ
ツトハンド7は第2図1点鎖線図示のパレツト
Pf上位置に移動して待機し(ステツプ)、ここ
で目標値(DIS0)が上限値LHIより大であるか
どうか、つまり正規の高さ関係でいうならば、目
標値(高さ)が上限値(高さ)よりも低いかどう
かを判定し(ステツプ)、この判定結果に基づ
いて、目標値DIS0が上限値LHIよりも大なら
ば、後に詳述するパレツト入替行程を行い、小な
らば続いてデパレタイジング動作を行う。
上述したように初期目標値DIS0は「450」、上
限値LHIは「1470」であるので、DIS0<LHIで
あり、デパレタイジング動作を続行する。
すなわち、次には前記ROM14内に書き込ん
であるプログラムに従つて昇降アーム6は第6図
に示した台形の速度パターンV1を画いて下降す
る。
すなわち、ROM14内には目標値までは高速
移動νfせしめ、目標値を通過した後は低速に切換
えてハンド7を低速下降νsせしめるプログラムが
書込んであり、上述した第1回目のデパレタイジ
ング動作では目標値は「450」であるので、ハン
ド7は昇降アームストロークが「450」に伸びる
まで高速移動νfし、以後は低速移動νsする(ステ
ツプ)。
なお、第6図における横軸は昇降アーム6の下
降ストローク、縦軸は移動速度を示し、速度パタ
ーンVIは上述の第1回目のデパレタイジング動
作(1個目のワークの移替え行程)における速度
パターンを示し、速度パターンV2,V3は夫々
第2回目以降のデパレタイジング動作(2回目以
降のワークの移替え行程)におけるパターンを示
す(後述)。
そして、低速移動に切換わつて下降を続けるハ
ンド7は、最上段のワークW上面に当接するまで
は下降を続け、最上段のワークWに当接した時点
で、前記リミツトスイツチ23がドツグ25の上
昇、つまりバキユームパツド取付枠24の上昇を
検出して、ON信号を発し(ステツプ)、該ON
信号により下降停止する(ステツプ)。
上記低速による下降移動区間νs(第6図)は、
入力する初期目標値DIS0を、最上段ワークの上
面高さの最高値(例えば前述の床上1730mm)に近
づけて設定しておけば、十分短い区間とすること
ができ、例えば上記例では最上段ワークの上面高
さが、昇降アームストロークに換算して「500」
の高さであつたので、「450」の時点で低速移動に
切換えられたハンド7は50mm下降した「500」の
高さで、リミツトスイツチ23がONして停止す
る(第2図)。
また、上記ハンド7のワーク上面への当接は、
ハンド7が低速移動しているので、ワークに変形
をもたらしたり、あるいはハンド7側に故障をひ
き起こすほどの衝撃は何ら与えずバキユームパツ
ド8の取付枠24が若干量昇降自在になつている
ことと相まつてバキユームパツド8はきわめてソ
フトにワーク上面に当接し停止する。
そして、ハンド7が停止した時点での高さが前
記エンコーダ22からの信号としてRAM15内
に記憶され(例えば上記例では昇降アームストロ
ーク「500」が記憶され」、この記憶値に、予め入
力してあるシフト量SFTの値「180」を加算して
該加算値(「500」+「180」=「680」)を新たな目標
値DS1として記憶し(ステツプ)、次にバキユ
ームパツド8の吸引をONして、ワークWを吸着
保持し、ハンド上昇、搬送移動、ワークを他の空
パレツトPe上へと積御し(パレタイジング動
作)、再び第2図一点鎖線図示の位置へと戻つて
くる、一連の動作(繰返し行程の一単位としての
ワーク移し替え行程)を行う(ステツプ)。
上記ステツプは、もちろん予め入力した多数
のコマンド入力により実行されるが、ステツプ
〜は1つのコマンド入力により実行される。
また、上記他方の空パレツトPeへのパレタイ
ジング動作においても、後に詳述するように、本
発明による制御方法を適用することができる。
上記ステツプで第2図一点鎖線図示位置へと
戻つてきたハンド7は、再び当該位置で待機して
(ステツプ)、ステツプにおいて新たな目標値
として記憶した値DIS1「680」と上限値LHI
「1470」とを比較し、まだ目標値「680」<上限値
「1470」であるので、続けて2個目のワークのデ
パレタイジング動作(単位行程の2回目の繰返
し)を開始する(ステツプ)。
そして、次にステツプで同じく目標値DIS1
までの高速移動νfと、目標値を通過してからの低
速移動νsを実行するのであるが、今度は目標値
DIS1が「680」に変化しているので、第6図示
の高速移動区間νfが延びた速度パターンV2でも
つてハンド7が下降し、上記新たな目標値DIS1
は前回ハンド7が停止した位置、つまり最上段の
ワーク上面位置に、ワーク厚み量より若干小のシ
フト量SFTを加えた値になつているから、ハン
ド7は2段目のワークWに当接する直前で低速移
動に切換わる。
すなわち、目標値「680」で低速移動に切換わ
り、2段目のワークW上面高さは昇降アームスト
ロークに換算して「700」であつたので、ハンド
「700」−「680」=20mmだけ低速移動にて下降してリ
ミツトスイツチ23ONにより停止する(ステツ
プ)。
そして、上記停止位置がエンコーダ22からの
信号としてRAM15内に記憶され、この記憶値
「700」にシフト量SFTの値「180」が加算されて
(「700」+「180」=「880」)、該加算値が新たな目

値DIS2として記憶される(ステツプ)が、上
記停止位置は昇降アーム6がリミツトスイツチ2
3によるワーク上面をセンシングし乍ら下降し、
実際にワークW上面に当接した時点での停止位置
であるので、例えば2段目のワーク厚みが基準値
(200mm)より僅かに小であり、198mmしかなかつ
た場合には、ロボツトハンド7は上記位置「700」
では停止せず、昇降アームストロークに換算して
「702」の値の高さで停止し、新たな目標値DIS2
は「702」、+「180」=「882」として記憶される。
つまり、制御装置12のRAM15内に記憶さ
れる、次回の繰返し単位行程における目標値は、
常に直前の(1回前の)単位行程における、実際
のハンド停止位置を基にして、当該値にシフト量
SFTを加算して算出するので、ワークWの厚み
のバラツキが累積されて、ハンド7の低速移動区
間νsが長くなつたり、あるいは0になつてしまつ
て、ハンド7が高速移動状態のままワークW上面
に衝突するといつた支障が生じない。
そして、ステツプで2段目のワークWをパレ
ツトPe側へ搬送移載した後、上記のようにして
新たな目標値DIS2として記憶された値「880」
に基づいて第3回目の移し替え行程が、上述の第
1、2回目と同様にして繰り返され(ハンドの下
降動作の速度パターンは第6図パターンV3のよ
うになる)、以後も同様の単位行程を繰返し、最
下段のワークWを搬送移載した時点では、目標値
DIS5は「1300」+「180」=「1480」となつている
ので、5回目の繰返し単位行程におけるステツプ
では、目標値DIS5「1480」>上限値LHI
「1470」となり、デパレタイジング動作に替わつ
て次のようなパレツト入替行程が開始される。
すなわち、上記ロボツトの制御装置12から、
この実施例のシステム全体をコントロールしてい
る上位コンピユータ(図示せず)へとパレツト入
替要求信号が発せられ(ステツプ)、該信号に
よつて前記無人車11が当該ステーシヨン1へと
空になつたパレツトPfを受取りに来て、該パレ
ツトPfをリフタ9上に載せて搬出し、続いて同
一または他の無人車11がワークWを積載したパ
レツトPfを当該ステーシヨン1へと搬入して来
て、受渡し載置する。
並行して同一または他の無人車11が他方のス
テーシヨン2へとワークの満載されたパレツト
Peを受取りに行き、当該パレツトPeをリフタ9
上に受取つて次工程の他所へと搬送し、続いて空
パレツトPeを該他方のステーシヨン2へと搬入
して載置する。
そして、上記ステーシヨン1上への新たな満載
パレツトPfの搬入とステーシヨン2上への新た
な空パレツトPeの搬入とが適正に載置されたこ
とが、信号としてロボツト制御装置12に入力さ
れたならば(ステツプ)、ロボツトは上述のワ
ーク移替え行程(ステツプ〜)を繰返し、再
び最上段のワークWから順に他のパレツトへと移
送載置していく。
上記の新たなパレツトPf上からのワーク移替
え行程が開始される際には、目標値DIS0は再
び、稼動前に入力した初期目標値DIS0つまり前
記「450」(mm)に変更されるが、上記初期目標値
DIS0の書込みを保存しておけば、前回のパレツ
トについての移替行程の最終の目標値DIS5に変
えて、当該初期目標値DIS0を直ちに読出しして
変更できる。また繰返し行程2回目以降に設定す
る目標値DIS1,DIS2……は、同一のアドレス
に書込みして順に塗り変えていくようにしてもよ
いし、逐次別のアドレスへと記憶していくように
してもよい。
上記説明は主にパレツトPfからのデパレタイ
ジング動作についてであつたが、パレタイジング
動作(パレツトPe上へのワークの積御し動作)
についても略同様にして行うことができる。
すなわち、上記実施例の移替えシステムにおけ
るパレタイジング動作について適用した場合に
は、初期目標値DIS′0として、ステーシヨン2
上のパレツトW上面高さよりもワーク一枚の厚み
分より若干大きい250mmを加えた床上高さ950mm
を、昇降アームストロークに換算した値「1250」
にして入力し、シフト量SFT′としてはワーク厚
み200mmに20mm程度の低速移動区間を設定して200
+20=220mmを、負号をつけて「−220」(mm)と
して入力する。
また、上限値LHIに替えて、下限値LLOを
「290」として入力し、前記ステツプでの判定内
容を目標値DIS≦下限値LLOになし、NOならば
続けてステツプ〜のパレタイジング動作を中
止し、ステツプの新パレツト入替を行うよう
にする。
すなわち、上記のように設定し、システムを始
動したならば、まず最初に吸着したワークWをス
テーシヨン2上へ移送して来たロボツトハンド7
は、初期目標値「1250」>下限値「290」であるの
でワークWを保持したまま目標値「1250」(つま
り、床上高さ950mm)まで高速で下降し、後低速
にて下降する。短い区間(約50mm)の低速移動後
ワークW下面がパレツトPeの上面に当接するの
で、前記リミツトスイツチ23がONし、ロボツ
トハンド7は下降を停止し、ワークWを解放する
と共に、記憶した停止位置「1300」にシフト量
「−220」を加えた値「1080」を次回の目標値DIS
1′として設定する。この際、シフト量が負の値
(つまり、昇降アームのストローク量としては、
緒小の方向)、次回の目標値DIS1′としては、前
述のデパレタイジング動作とは逆に、順に高い位
置が設定され、その設定位置も予想される次回の
パレタイジング動作により積降ろすワーク上面よ
りも僅か(「220」−「200」=「20」(mm))上方の位
置が設定され、当該20mm程度が2回目以降の低速
移動区間となる。
上記のようにして次々に新しい目標値DIS1′,
DIS2′……が設定され、新しい目標値に基づい
て次回のパレタイジング動作が行われて行き、こ
の実施例ではワーク厚さが約200mmに略一定して
いるので、(つまり5個積御した後には)5回目
には目標値DIS5′が「280」になり、目標値DIS
5「280」<下限値LLO「290」となつて(ステツ
プ)、パレタイジング動作が停止して新パレツ
ト入替行程へと移行する。
上記パレタイジング動作、デパレタイジング動
作を行う場合、シフト量DISの絶対値はワークの
標準の厚み(高さ)に安全を見込んだ若干量を、
夫々減算または加算した値(つまり、上述の例で
は「200」−「20」=「180」、「200」+「20」=「220
」)
としておけば、低速移動区間を極力短距離になし
て、所要時間を短縮できるが、例えば多数枚積層
載置してある可撓シート状物を上から1枚ずつ吸
着して持ち上げ、移送するような特殊な場合に
は、ワーク(シート状物)の実質的な厚みが
「0」に近いということと、ロボツトハンドは目
標値までは高速で移動するとはいえ、第6図示の
ように目標値に近づいた時点ではハンド移動速度
は台形パターンを画いて急激に減速するので、上
記シフト量を「0」に設定してもよい。
つまり、可撓シートの吸着持ち上げの場合に
は、ロボツトハンドは前回の吸着持ち上げ動作に
おいて降下した高さまでは、第6図示のような台
形の速度パターンを画いて高速下降するようにし
てもよい。
また、上記実施例ではいずれもロボツトハンド
が垂直方向に移動してワークをパレタイジングま
たはデパレタイジングする場合の例であつたが、
第7図示のようにワークWをパレツトP上に、水
平方向に互いに面を接して、載置していく(矢印
ロ)のような場合にも、本発明を容易に適用しう
ることは明らかであろう。なお、第7図において
7aはグリツプ爪である。
さらに、第1図に、本発明の制御方法を実施す
るためのコンピユータを含めた種々の手段からな
る制御装置全体を機能別にブロツクとして表した
ブロツク図を示す。
すなわち、21はロボツトハンド7の下降(移
動)速度を調節する手段、つまり、駆動モータ1
9の回転数を外部からの入力信号(後述の切換手
段35または前記リミツトスイツチ23からの信
号)により高低速に切換えたり、停止する手段と
してのドライバ、32は、ロボツトハンド7の下
降端停止位置をエンコーダ22からの入力信号と
して記憶する手段33は物品の大きさ(上例の場
合にはワークの厚み)等に基づいて予め設定され
たシフト量を記憶する手段であり、34は上記記
憶手段32に記憶したハンドの停止位置に、上記
他の記憶手段33に記憶してあるシフト量を加算
した値を目標値として記憶する手段、35は上記
記憶手段34に記憶した目標値までは上記ドライ
バ21に高速移動の信号を発信せしめ、目標値通
過後は低速移動に切換えて信号を発信せしめる切
換手段である。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、この発明に従え
ば変位するロボツト作業位置が予め個々に判明し
ていない場合にも、当該作業を、最初から全動作
をテイーチングした場合とほとんど同様の迅速さ
でもつて実行せしめうる。また、それだけ迅速に
移動せしめても、ハンド等のロボツト作動部の物
品への衝突といつた事故が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の制御装置全体を機能別のブ
ロツクとして表わしたブロツク図、第2図はこの
発明を直交座標型ロボツトを用いた箱状物品の移
し替えシステムに適用した場合の全体側面図、第
3図はロボツトの制御装置内の構成を主に示した
ブロツク図、第4図はロボツトハンドの一部縦断
面図、第5図はデパレタイジング作業のフローチ
ヤート、第6図は各繰返し行程でのロボツトハン
ドの下降速度パターンを示す図、第7図はワーク
をパレツト上水平方向に連続して並置していく場
合のパレタイジング作業を示した説明図である。 1,2…パレツト載置ステーシヨン、3…直交
座標型ロボツト、7…ロボツトハンド、12…制
御装置ユニツト、13…CPU、14…ROM、1
5…RAM、19…サーボモータ、21…ドライ
バ、22…エンコーダ、23…リミツトスイツ
チ、32…停止位置記憶手段、33…シフト量記
憶手段、34…目標値記憶手段、35…切換手
段、Pf,Pe…パレツト、W…ワーク、DIS,
DIS′…目標値、SFT,SFT′…シフト量、V1,
V2,V3…速度パターン、νf…高速移動、νs…
低速移動。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 物品保持ハンド等のロボツト作動部に、物品
    受取受渡し動作、搬送動作等の一連の動作からな
    る単位行程を繰返させて、物品パレタイジング作
    業または物品デパレタイジング作業等の、作業す
    べき位置が単位行程を繰返すにつれて略同一量ず
    つ変位する作業を実行せしめる際、上記ロボツト
    作動部の各単位行程での作業位置を記憶せしめて
    いき、順次次回の単位行程では、記憶してある前
    回の単位行程での作業位置に予め設定したシフト
    量を加えた目標位置まではロボツト作動部を高速
    で移動し、次に最終の停止位置までの残りの短距
    離は停止位置検出手段によりセンシングせしめつ
    つ低速移動することを特徴とする産業用ロボツト
    の制御方法。 2 a 物品保持ハンド等のロボツト作動部の移
    動速度を調節する手段。 b 上記ロボツト作動部が作業位置まで到達した
    ことを検出する手段。 c 上記ロボツト作動部が停止した位置を検出す
    る手段。 d 上記c)の検出手段による停止位置を記憶す
    る手段。 e 物品の大きさ等に基づいて予め設定されたシ
    フト量を記憶する手段。 f 上記d)の記憶手段に記憶した停止位置に、
    上記e)の記憶手段に記憶したシフト量を加算
    した値を目標位置として記憶する手段。 g 上記f)の記憶手段に記憶した目標位置まで
    は、上記a)の速度調節手段を高速に設定し、
    目標位置通過後は低速に切換える手段。 とからなることを特徴とする産業用ロボツトの制
    御装置。
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