JP3213547B2 - プレスの型打搬送装置 - Google Patents

プレスの型打搬送装置

Info

Publication number
JP3213547B2
JP3213547B2 JP19945396A JP19945396A JP3213547B2 JP 3213547 B2 JP3213547 B2 JP 3213547B2 JP 19945396 A JP19945396 A JP 19945396A JP 19945396 A JP19945396 A JP 19945396A JP 3213547 B2 JP3213547 B2 JP 3213547B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide
press
work
die
unloading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19945396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1034259A (ja
Inventor
秀一 清野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP19945396A priority Critical patent/JP3213547B2/ja
Publication of JPH1034259A publication Critical patent/JPH1034259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3213547B2 publication Critical patent/JP3213547B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス装置に対す
るワークの搬入及び搬出動作を自動的に行なうようにし
た、プレスの型打搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビレット等の被加工物(以
下、このような被加工物をワークという)を金型でプレ
スして、ビレットを所望の形状の成形するようにしたプ
レス装置として、例えば図10や図11に示すような装
置が開発,実用化されている。図10に示すプレス装置
102は、ワークとしてのビレット6を作業者が手作業
でスライド8に搬入するような手動型のプレス装置であ
る。
【0003】また、図11に示すプレス装置202に
は、ワーク6の搬入,搬出を行なう自動型打搬送装置と
しての多関節ロボット116,118が併設されてい
る。このようなプレス装置102,202には、通常、
1次加工用プレス型10a,12aと2次加工用プレス
型10b,12bとが併設されており、例えば第1工程
では、1次加工用プレス型10a,12aを用いてビレ
ット6に潰し加工(1次加工)を施し、次に第2工程に
おいて、2次加工用プレス型10b,12bを用いて、
仕上げの成形(2次加工)を行なうものである。
【0004】そして、図10に示すようなプレス装置1
02では、まず、作業者はワークとしてのビレット6を
箸(ワークを把持するための作業工具)101を用いて
把持し、プレス装置102のプレス型(上型)10aに
対向するプレス型(下型)12aにビレット6を搬入す
る。その後、プレス装置102に付設されたスイッチ
(図示省略)をONにして、スライド8を下降させ潰し
加工を行なう。次に、スライド8が上昇し終わったのを
確認してから、作業者はやはり手作業でワーク6をプレ
ス型(上型)10bに対向するプレス型(下型)12b
にワーク6を搬送し、上述のスイッチを再びONにして
スライド8を下降させ、仕上げ成を行なうのである。
【0005】そして、作業者は、スライド8が上昇し終
わったのを確認してから、手作業でワーク6をプレス装
置102から搬出するのである。このような、手動型の
プレス装置の作業者のハンドリングによるプレス加工の
一例について、図12に示すフローチャートに基づいて
簡単に説明すると、まず、作業者は給材位置にあるビレ
ット6を箸101で把持し(ステップA1)、第1工程
用のプレス型12aにビレット6を直立状態にセットす
る(ステップA2)。そして、箸101を開いて箸10
1をスライド8と干渉しない位置に退避させ(ステップ
A3)、プレス型12a内でビレット6が倒れていない
かを確認(ステップA4)した後、スイッチをONにし
てスライド8を下降させる(ステップA5)。
【0006】これにより、スライド8が下降して(ステ
ップA6)、所定の圧力でビレット6がプレスされ、潰
し加工が行なわれる(ステップA7)。その後、スライ
ド8が上昇して第1工程での成形が完了する(ステップ
A8)。そして、このような第1工程が終了すると、次
にステップA9以下の第2工程に移行する。すなわち、
上述の第1工程が終了すると、作業者は、スライド8が
上死点で停止しているのを確認してから、ワーク(第1
工程完了品)6を箸101で把持して(ステップA
9)、プレス型10bに対向するプレス型12b位置に
ワーク6を搬送し(ステップA10)、その後、箸10
1を開いて箸101をスライド8と干渉しない位置に退
避させ(ステップA11)、ワーク6のセット状態を確
認(ステップA12)した後、第1工程と同様にスライ
ド8の下降を指令する(ステップA13)。
【0007】これにより、スライド8での第2工程の動
作が開始される。すなわち、スライド8が上死点から下
降して(ステップA14)、仕上げ成形が行なわれ(ス
テップA15)、その後、スライド8が上昇して第2工
程が完了する。この後、作業者は、ワーク6を箸101
で把持して(ステップA17)、ワーク6を所定の搬出
位置に搬出する(ステップA18)。
【0008】そして、このようなステップA1〜ステッ
プA18の動作が繰り返し行なわれる。このように、作
業者により直接手作業でワーク6を搬送する場合、ステ
ップA1〜A4におけるワーク6の搬入を行なってか
ら、スライド8の第1工程での作動が開始される。ま
た、ステップA9〜A12におけるプレス装置102内
でのワーク6の搬送を行なってから、その後スライド8
の第2工程での作動が開始され、最後にステップA1
7,A18で示すようなワーク6の搬出動作等を行なう
のである。
【0009】一方、図11に示すプレス装置202につ
いて簡単に説明すると、このプレス装置202では、自
動型打搬送装置としての多関節ロボット116,118
により、ワーク6の搬入,搬出が行なわれるようになっ
ている。また、このプレス装置202も、上述のプレス
装置102と同様に、第1工程として潰し加工(1次加
工)を行なった後、第2工程としての仕上げ成形(2次
加工)を行なうようにしたものである。
【0010】このような自動型打搬送装置をそなえたプ
レス装置202では、スライド8が上死点にあるとき
に、第1多関節ロボット116のハンド部120がワー
クとしてのビレット6を把持して、プレス装置202に
搬入し、ビレット6を解放してから、スライド8と干渉
しない位置に第1多関節ロボット116を退避させる。
そして、第1多関節ロボット116の退避を確認した
後、スライド8を下降させて、第1工程としての潰し加
工を行ない、この後、スライド8が上昇を開始して上死
点まで上昇したことが確認されるとスライド8を停止さ
せる。そして、第1多関節ロボット116を作動させ
て、ワーク(第1工程完了品)6を第2工程の加工位置
まで搬送して、第1多関節ロボット116を退避させて
から、再びスライド8を下降させて、第2工程としての
仕上げ成形を行なうのである。
【0011】さらに、この後、スライド8が再び上昇を
開始して上死点まで上昇したことが確認されるとスライ
ド8を停止させてから、第2多関節ロボット118を作
動させて、ワーク6を搬出するのである。このような多
関節ロボット116,118を用いた自動型打搬送装置
の作動にによるプレス加工の一例について、図13に示
すフローチャートに基づいて簡単に説明すると、まず、
まず、第1多関節ロボット116は給材位置にあるビレ
ット6をハンド部120で把持して(ステップB1)、
第1工程用のプレス型12aにビレット6を搬送し(ス
テップB2)、直立状態にセットする(ステップB
3)。そして、ハンド部120のビレット6を解放して
からハンド部120をスライド8と干渉しない位置に退
避させ(ステップB4)、スライド8の下降動作を指令
してスライド8を下降させる(ステップB5)。
【0012】これにより、スライド8の下降動作が開始
され(ステップB6)、所定の圧力でビレット6がプレ
スされ、潰し加工が行なわれる(ステップB7)。その
後、スライド8が上昇して第1工程での成形が完了する
(ステップB8)。そして、スライド8が上死点まで上
昇すると、第1多関節ロボット116にワーク6の搬送
指令が出力され(ステップB8−1)、第2工程に移行
する。すなわち、上述の第1工程が終了すると、第1多
関節ロボット116は潰し加工が施されたワーク6をハ
ンド部120で再び把持して(ステップB9)、プレス
型10bに対向するプレス型12bにワーク6を搬送し
(ステップB10)、ハンド部120を作動させてワー
ク6を解放する(ステップB11)。そして、ハンド部
120をスライド8と干渉しない位置に退避させ(ステ
ップB12)、第1工程と同様にスライド8の下降を指
令する(ステップB13)。
【0013】これにより、スライド8での第2工程の動
作が開始される。すなわち、スライド8が上死点から下
降して(ステップB14)、仕上げ成形が行なわれ(ス
テップB15)、その後、スライド8が上昇して第2工
程が完了する。そして、この後、第2多関節ロボット1
18が作動して、ハンド部120によりワーク6が把持
され(ステップB17)、ワーク6が所定の搬出位置に
搬送される(ステップB18)。そして、ワーク6を解
放してワーク6を搬出する(ステップB19)。
【0014】このように、多関節ロボット116,11
8を用いてワーク6を搬送する場合、ステップB1〜B
4でワーク6を搬入した後、スライド8の第1工程での
作動が開始される。また、ステップB9〜B12でプレ
ス装置202内でワーク6を搬送させてから、第2工程
のスライド8の作動開始され、ステップA17,A18
でワーク6の搬出動作が行なわれるのである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示すような作業者が直接ワーク6を搬入,搬出するよ
うなプレス装置102では、長時間に亘って高速でプレ
ス装置を作動させることができず、高いタクト(製品を
1個完成させるラインスピード)で製品を生産すること
ができない。
【0016】また、一定タクトによる作業を維持するた
めには作業者を定期的に交代(ローテーション)させる
必要があり、複数の作業者が必要となる。そして、この
ように複数の作業者により作業を行なうことで、コスト
が増加してしまうという課題がある。さらに、作業者の
技量により生産性や品質が異なるという課題もある。
【0017】一方、図11に示すような自動型打搬送装
置では、スライド8と搬送ロボット116,118との
間に、搬送ロボット116,118を保護するためのイ
ンターロック(スライド8が上死点になければ搬送ロボ
ット116,118の作動を禁止する機構)を設けるた
め、一工程に要する時間が増大し、作業者がハンドリン
グする以上に生産性が低いという課題がある。
【0018】また、このような搬送ロボット116によ
るワーク6の搬入動作では、第1工程(潰し工程)中、
ワーク6が下型12a上で倒れる場合がある。すなわ
ち、作業者が手作業でワーク6を搬入する場合には、プ
レス型10aがワーク6に接するまで箸101でワーク
6を直立状態に把持することも可能であり、これによ
り、図14(a)に示すような所定の潰し形状を得るこ
とができるが、搬送ロボット116によるワーク6の搬
入動作ではワーク6が下型12a上で傾いたり倒れた場
合でも、ワーク6を直立状態に把持しなおすことができ
ないため、図14(b)に示すように、潰し形状の不良
を招いてしまうのである。
【0019】そして、このような状態で第2工程の成形
加工が施されると、図15に示すよに、潰し形状の不良
による欠肉や品質低下等を招きやすいという課題があ
る。なお、特開平2−192834号公報,特開平2−
197332号公報及び特開平2−197333号公報
には、トランスファプレスに関する技術が開示されてい
るが、このような技術は上述のような課題を解決するよ
うなものではなかった。
【0020】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、自動搬送装置によるプレスの作業時間を大幅
に短縮して、生産効率を向上させるようにした、プレス
の型打搬送装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のプレスの型打搬送装置は、上下方向に往復動
可能に構成されたスライドを有するプレス装置に付設さ
れ、上記スライドの上下位置を検出するスライド位置検
出手段と、ワークを把持して上記プレス装置に対しワー
クの搬入及び搬出を行なう搬送手段と、上記プレス装置
及び上記搬送手段の作動を制御する制御手段とを有し、
上記制御手段は、上記搬送手段の搬入動作の途中で上記
スライドの下降動作を開始させ、上記スライド位置検出
手段からの検出情報に基づいて上記スライドが上昇途中
の所定位置に達したことが検出されると上記搬送手段の
搬出動作を開始させるように構成されていることを特徴
としている。かかる構成によれば、搬送手段による搬入
作業の後期とスライドの下降時の前期とをオーバラップ
させるとともに、スライドの上昇時の後期と搬送手段に
よる搬出工程の前期とをオーバーラップさせることがで
き、作業時間(タクトタイム)を大幅に短縮することが
でき生産性を向上させることができる。
【0022】また、請求項2記載の本発明のプレスの型
打搬送装置は、上記請求項1記載のプレスの型打搬送装
置の構成に加えて、上記制御手段は、上記スライドが下
降途中の所定位置に達した時までワークを把持するよう
に上記搬送手段の作動を制御することを特徴としてい
る。かかる構成によれば、プレス装置内でのワークの倒
れや傾きを防止することができ、製品の歩留りを向上さ
せることができる。また、請求項3記載の本発明のプレ
スの型打搬送装置は、上記請求項1記載のプレスの型打
搬送装置の構成に加えて、上記プレス装置が、1次加工
用プレス型と2次加工用プレス型とが併設されて構成さ
れるとともに、上記搬送手段は上記ワークの1次加工用
プレス型に対する搬入及び搬出ならびに2次加工プレス
型に対する搬入及び搬出を行なうように構成され、上記
制御手段は、上記搬送手段の上記1次加工用プレス型に
対する搬入動作の途中で上記スライドの下降動作を開始
させ、1次加工後上記スライドが上昇途中の所定位置に
達したことを検知すると上記搬送手段による上記1次加
工用プレス型からの搬出動作を開始させ、上記搬送手段
の上記2次加工用プレス型に対する搬入動作の途中で上
記スライドの下降動作を開始させ、2次加工後上記スラ
イドが上昇途中の所定位置に達したことを検知すると上
記搬送手段の上記2次加工用プレス型からの搬出動作を
開始させるように構成されていることを特徴としてい
る。かかる構成によれば、搬送手段による各搬入搬出動
作とスライドとの作動をオーバラップさせることがで
き、プレス加工が連続するような工程においても作業時
間(タクトタイム)を大幅に短縮することができ生産性
が向上する。 なお、請求項1記載の本発明の好ましい態
様として、上記制御手段は、上記スライドによるプレス
成形時には上記ワークの成形中寸法に対応して上記搬送
手段の把持部を拡径させるように上記搬送手段の作動を
制御するように構成するとよい。 この場合、プレス成形
後に迅速にワークを把持することができ、タクトタイム
を短縮して生産性を向上させることができる。
【0023】また、上記搬送手段は、ワークを把持する
ハンド部と上記ハンド部を移動させる搬送装置本体とを
有し、上記ハンド部の基端部又は上記ハンド部と上記搬
送装置本体との接続部に脆弱部が設けられているように
構成するのも好適な態様である。この場合、搬送手段の
ハンド部の基端部又は上記ハンド部と搬送装置本体との
接続部に脆弱部を設けることで、本装置に誤作動が生じ
ても搬送装置本体が破損することを防止できる。
【0024】また、上記ワークを把持すべく上記搬送手
段に設けられたハンド部が、中空材により構成されてい
ることも好適な態様である。この場合、搬送手段のハン
ド部を中空材により構成することで、やはり、本装置に
誤作動が生じてもプレス装置のプレス型が破損すること
を防止できる。また、上記ワークを把持すべく上記搬送
手段に設けられたハンド部が、スプリングにより把持方
向に付勢されていることも好適な態様である。この場
合、スプリングの付勢力を越える負荷が作用するとハン
ド部が拡径して、誤作動によりハンド部が破損する可能
性を低減できる。
【0025】
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の一実
施形態としてプレスの型打搬送装置について図1〜図9
を用いて説明する。図1において、2はプレス装置であ
って、このプレス装置2には、上下方向にスライド可能
に構成されたスライド8がそなえられ、このスライド8
の下面にプレス型(上型)10が取り付けられている。
また、プレス装置2の固定台14には、下型12が設け
られている。
【0027】このプレス装置2は、図2に示すように、
一般的な機械式プレス装置同様にクランク機構によりス
ライド8が上下方向にスライドするようになっている。
また、このプレス装置2では、プレスの1次加工と2次
加工との両方を行なうようになっており、図1に示すよ
うに、プレス型10には、1次加工用プレス型10a,
12aと2次加工用プレス型10b,12bとが併設さ
れている。
【0028】そして、本実施形態では、1次加工用プレ
ス型10a,12aを用いてワーク6に1次加工として
の潰し加工を施し(第1工程)、2次加工用プレス型1
0b,12bを用いて2次加工としての仕上げ成形を施
す(第2工程)ようになっている。また、図1中におい
て、4はプレス装置2に対しワーク(被加工物)6を搬
入,搬出するための搬送手段である。搬送手段4は、第
1搬送ロボット16と第2搬送ロボット18とからなっ
ており、これらの搬送ロボット16,18は、プレス装
置2を挟むようにして対向する位置に配設されている。
また、搬送ロボット16,18は、ともに3軸サーボモ
ータ32〜34(図3,図4参照)をそなえた直行座標
ロボットとして構成されている。
【0029】このうち第1搬送ロボット16は、1次加
工前に給材位置からワーク6としてのビレットをプレス
装置2に搬入するとともに、1次加工の終了後に、ワー
ク6を2次加工用プレス型(上型)10bに対向するプ
レス型(下型)12bに搬送するための装置である。ま
た、第2搬送ロボット18は、2次加工の終了後に、ワ
ーク6をプレス装置2から搬出するための装置である。
【0030】以下、このような搬送ロボット16,18
について説明すると、これらの搬送ロボット16,18
は、中空材により形成された一対のハンド部20と、こ
のハンド部20が取り付けられて移動可能に構成された
搬送装置本体24とをそれぞれ有しており、図5
(a),(b)に示すように、ハンド部20の先端に
は、ワーク6を把持するための把持部22が設けられて
いる。
【0031】また、図5(a),(b)に示すように、
このハンド部20の基端部21と、搬送装置本体24の
先端部とには、それぞれフランジ部21a,24aが形
成されており、このフランジ部21a,24aを介して
ハンド部20と搬送装置本体24とが接続されている。
このフランジ部21a,24aは、図7に示すようなヒ
ューズボルト38により締結されており、ヒューズボル
ト38には、脆弱部としての切り欠き40が形成されて
いる。これにより、ハンド部20に過大な負荷が作用す
ると、このヒューズボルト38が切り欠き40から切断
されて、搬送装置本体24の損傷が回避されるようにな
っている。
【0032】また、図6に示すように、ハンド部20
は、ピン部材42を介して基端部21に取り付けられて
おり、ハンド部20はこのピン部材42を回転中心とし
て水平方向に回動可能に構成されている。そして、ハン
ド部20と基端部21との接続部近傍には、図6に示す
ように、リターンスプリング(緩衝部)30が設けられ
ており、このリターンスプリング30の付勢力により、
把持部22がワーク6を拘束する方向(把持する方向)
付勢されるようになっている。
【0033】一方、搬送装置本体24は、上述したサー
ボモータ32,34により、図1に示すX軸方向及びZ
軸方向に移動可能に構成されている。また、ハンド部2
0は、サーボモータ33により、図1に示す把持軸方向
に開閉駆動可能に構成されており、把持部22によるワ
ーク6の拘束及び解放が可能に構成されている。また、
図1に示すように、本装置には、プレス装置2の作動及
び各搬送ロボット16,18の作動を制御するためのコ
ントローラ(制御手段)26が設けられており、このコ
ントローラ26からの制御信号に基づいて、プレス装置
2のスライド動作や搬送ロボット16,18のサーボモ
ータ32〜34の駆動状態が制御されるようになってい
る。
【0034】また、図1,図2に示すように、プレス装
置2には、スライド8の上下位置を検出しうるスライド
位置センサ(スライド位置検出手段)28が設けられて
おり、このスライド位置センサ28は、上述のコントロ
ーラ26に接続されている。なお、このスライド位置セ
ンサ28は、可変磁気抵抗型の直線位置センサにより構
成されている。
【0035】そして、コントローラ26では、スライド
位置センサ28から出力されるスライド8の位置情報に
基づいて、各搬送ロボット16,18の作動を制御する
ようになっているのである。以下、各搬送ロボット1
6,18の作動制御について具体的に説明すると、ま
ず、第1工程では、第1搬送ロボット16によりプレス
装置2へのワーク6の搬入が行なわれるが、このとき、
コントローラ26では、この搬入動作の途中でスライド
8の下降動作を開始させて、第1工程の作業時間を短縮
するようになっている。
【0036】そして、第1搬送ロボット16は、スライ
ド8が下降して、上型10aがワーク6に接してから
も、所定位置(以下、第1の所定位置という)に達する
までワーク6を把持するとともに、スライド位置センサ
28によりスライド8が第1の所定位置まで下降したこ
とが検出されると、ワーク6を解放して上型10及び下
型12と干渉しない場所にハンド部22を退避させるよ
うになっている。
【0037】なお、上型10aがワーク6を押し潰して
いくと、ワーク6は徐々に拡径していくことになるが、
スライド8が第1の所定位置に達するまでの間は、この
ようなワーク6の成形過程の径変化に同調させて搬送ロ
ボット16の把持部22を作動させるようになってい
る。ここで、このような把持部22のワーク6の径変化
に対応した作動制御について説明すると、コントローラ
26には、図8中に示すような、スライド位置とワーク
6の潰し半径との関係が入力されており、このような関
係に基づいて、ワーク6の成形過程の径変化に対応させ
て把持部22の動作を制御するようになっているのであ
る。
【0038】ここで、スライド8の位置と、上型10a
がワーク6に接触することによるワーク6の半径拡大変
化との関係は、ワーク6の体積が一定であることを考慮
して下式(1)により算出することができる。 r=〔V/(π・S)〕1/2 ・・・(1) r:ワーク6の半径 V:ワーク6の体積 S:スライド8の下死点からの高さ また、図8中の実線は、スライド8の位置とワーク6の
潰し半径との関係を加工時間で実測して示すものであ
る。そして、図8に示すように、このような実測値と、
上述の式(1)とから算出される理論値(図8中に破線
で示す特性)とは略等しくなるものの、理論値と実測値
との差を極力少なくするために補正量αを設定して、実
際には式(1)に補正量αを加味した式(2)により把
持部22の動作を制御するようになっている。
【0039】 r=〔V/(π・S)〕1/2 +α・・・(2) そして、スライド8が下降してきて、上型10aがワー
ク6に接触してから、上述の式(2)によるワーク6の
拡径情報に基づいてサーボモータ33の駆動が制御さ
れ、把持部22によるワーク6の径変化に同調した解放
動作が行なわれるようになっている。
【0040】次に、第1工程において、潰し加工の終了
後スライド8が上昇して、所定位置(以下、第2の所定
位置という)にまで達したことがスライド位置センサ2
8により検出されると、スライド8が上昇途中であって
も、コントローラ26は第1搬送ロボット16に指令信
号を発して、第1搬送ロボット16の動作を再開させる
ようになっている。これにより、第1搬送ロボット16
がワーク6を再び把持して、ワーク6が2次加工用プレ
ス上型10bに対向する下型10bに搬送されるのであ
る。そして、このようにスライド8の上昇途中で第1搬
送ロボット16の動作(再把持動作)を開始させること
により、第1工程から第2工程へ移行する間の作業時間
を短縮するようになっているのである。
【0041】また、このような第1工程から第2工程へ
の移行時においても、第1搬送ロボット16によるワー
ク6の2次加工用所定位置への搬送動作の途中で、スラ
イド8の下降動作を開始させるようになっており、やは
り、作業時間を短縮するようになっている。ところで、
上述したように、第1工程時において、スライド8がワ
ーク6に接してから第1所定位置に達するまでは、連続
して上型10及び下型12と干渉しない位置まで解放動
作を行なうようになっている。
【0042】したがって、第1工程の終了後に、スライ
ド8が第2の所定位置まで上昇すると、第1搬送ロボッ
ト16の把持部22は、ワーク6を解放したときの状態
で再把持動作を開始するようになっており、これによ
り、再把持動作に要する作業時間を短縮するようになっ
ている。そして、スライド8が下死点まで下降して、第
2工程による成形作業が終了する。
【0043】なお、第1工程の潰し加工時において、ワ
ーク(ビレット)6が、ビレット6の切断面不良等によ
り傾いた状態で下型12の上に搬送された場合等は、所
望の潰し形状を得られずに、ワーク6の径が上述の式
(1)で算出される値よりも大きな値となってしまうこ
とが考えられる。このような場合は、式(1)による把
持部22の制御では、把持部22が破損してしまい、第
1工程から第2工程に移行する際にワーク6の再把持が
不能になってしまう。上述の式(2)の補正値αはこの
ような事態も考慮したものであり、ワーク6が所望の形
状に加工されなかった場合でも、補正値αを加味した制
御量で把持部22を制御することにより、ワーク6を連
続して再把持できるようになっているのである。
【0044】また、第2工程による成形作業終了する
と、第2搬送ロボット17が作動して、ワーク6をプレ
ス装置2から取り除き、次工程の装置にワーク6を搬送
するようになっている。ここで、本装置では、第2工程
による成形作業が終了して、スライド8が上昇を開始し
たときに、スライド位置センサ28によりスライド8が
第2の所定位置まで達したしたことが検出されると、コ
ントローラ26では、第2搬送ロボット17への作動指
令信号を設定して、この作動指令信号に基づいて第2搬
送ロボット17の作動を開始させるようになっている。
そして、これによりスライド8が作動中であっても、第
2搬送ロボット17によるワーク6の搬送作業が開始さ
れるので、作業時間を短縮することができるのである。
【0045】また、このときは、第2搬送ロボット17
の作動開始と略同時に、第1搬送ロボット16も作動を
開始するようになっており、プレス装置2へ新たにワー
ク6を搬入するようになっている。本発明の一実施形態
としてのプレスの型打搬送装置は、上述のように構成さ
れているので、加工されるワーク6と、プレス装置2の
作動状態と、搬送ロボット16,18の作動状態との関
係を示すと、例えば図9に示すようなフローチャートの
ようになる。
【0046】まず、第1搬送ロボット16が給材位置の
ワーク6をハンド部20の把持部22で把持すると(ス
テップS1)、コントローラ26によりスライド8の下
降動作を指令する制御信号が設定され(ステップS
2)、スライドの下降動作が開始される(ステップS
3)。一方、第1搬送ロボット16は、1次加工用プレ
ス上型10aに対向する下型12aにワーク6を搬送し
(ステップS4)、直立状態でワーク6をセットする
(ステップS5)。この間に、スライド8が下降してき
ており、ワーク6がセットされると、略同時に1次加工
が開始される。
【0047】また、スライド位置検出手段28からの検
出情報に基づいて、コントローラ26では、スライド8
の位置に応じてハンド部20の把持部22に解放動作を
指令する(ステップS6)。そして、スライド位置検出
手段28によりスライド8が第1の所定位置まで下降し
たことが検出されると、ワーク6を解放して(ステップ
S7)、ハンド部20を上型10,下型12と干渉しな
い位置に退避させる。
【0048】この後、スライド8が下死点まで下降する
ことで第1工程によるプレス加工が行なわれ、スライド
8が下死点に達すると、スライド8は上昇動作を開始す
る。そして、スライド位置検出手段28からの情報に基
づいて、スライド8の位置が第2の所定位置に達したこ
とが検出されると、コントローラ26では把持部22に
対して再把持動作を指令する(ステップS8)。
【0049】スライド8は、この後上死点まで上昇して
(ステップS9)、第1工程が終了する(ステップS2
1)が、この間に、第1搬送ロボット16によるワーク
6の再把持動作が実行され(ステップS10)、この再
把持動作の途中で、第2工程開始をさせるべく、スライ
ド8の下降動作の指令が出力され(ステップS11)、
スライド8が再び下降動作を開始する(ステップS1
2)。
【0050】一方、スライド8が再び下降動作を開始す
ると、第1搬送ロボット16では、第2工程のプレス上
型10bに対向する下型12bにワーク(第1工程完了
品)6を搬送して(ステップS13)、ワーク6をセッ
トする(ステップS14)。そして、第1搬送ロボット
16の把持部22からワーク6を解放して把持部22を
上型10,下型12と干渉しない位置に退避させる(ス
テップS15)。
【0051】この後、スライド8が下死点に到達するこ
とで第2工程による成形作業が行なわれ、スライド8が
下死点に達した後は上昇動作を開始する。そして、スラ
イド位置検出手段28からの情報に基づいて、スライド
8の位置が第2の所定位置に達したことが検出される
と、コントローラ26は、今度は第2搬送ロボット18
による把持動作の指令信号を出力する(ステップS1
6)。
【0052】スライド8は、この後上死点まで上昇して
(ステップS17)、第2工程が終了する(ステップS
22)が、このようなスライド8の上昇途中に、第2搬
送ロボット18によるワーク6の把持動作が実行される
(ステップS18)。そして、ワーク6を搬出するため
の所定位置までワーク6を搬送し(ステップS19)、
ワーク6を搬出位置で解放する(ステップS20)。
【0053】なお、このようなステップS16における
第2搬送ロボット18の作動開始と略同時に、第1搬送
ロボット16の作動も開始されるようになっており、こ
れにより、第1搬送ロボット16により、次に潰し加工
が行なわれるワーク6が把持されるようになっている。
そして、このような動作を繰り返し行なうことで、効率
的にワーク6のプレス成形を実行するようになっている
のである。
【0054】このように、本発明のプレスの型打搬送装
置では、搬送手段としての第1搬送ロボット16による
ワーク6の搬入作業の後期とスライド8の下降時の前期
とをオーバラップさせ、且つ第1搬送ロボット16によ
るワーク6のプレス装置2内での搬送作業とスライド8
の上昇時の後期から下降時の前期にかけての時期とをオ
ーバラップさせ、さらには、スライド8の上昇時の後期
と第2搬送ロボット18による搬出工程の前期をオーバ
ーラップさせることで、作業時間(タクトタイム)を大
幅に短縮することができ生産性を向上させることができ
るのである。
【0055】また、コントローラ26により、スライド
8が下降途中の第1の所定位置に達した時までワーク6
を把持するように第1搬送ロボット16の作動が制御さ
れるので、ワーク6の上型10a及び下型12aに対す
る倒れや傾きを防止することができ、製品の歩留りを向
上させることができるようになる。さらに、コントロー
ラ26では、スライド8による第1工程のプレス成形時
にはワーク6の成形後寸法に対応して第1搬送ロボット
16の把持部22を拡径させるように制御し、その後、
把持部22を拡径した状態で待機させるので、第1工程
後、迅速にワーク6を把持することができ、タクトタイ
ムを短縮して生産性が向上させることができるのであ
る。
【0056】また、搬送ロボット16,18のハンド部
20の基端部21と、搬送装置本体24の先端部との間
に脆弱部40を設け、さらに、ハンド部20を中空材で
構成することにより、本装置に誤作動等が生じてハンド
部20に過大な負荷が作用しても、ハンド部20のみの
破損で損傷を留めることができ、搬送装置本体24の破
損を防止することができる。
【0057】また、ハンド部20がリターンスプリング
30により把持方向に付勢されるように構成すること
で、この付勢力を越える負荷が作用するとハンド部20
が拡径するため、誤作動又は第1工程時の式(2)の値
を越える異常な径拡大によりハンド部20が破損する可
能性を低減することができる。なお、上述の実施形態に
おいては、スライド位置検出手段28として、可変磁気
抵抗型の直線位置センサを用いて説明しているが、スラ
イド位置検出手段28はこのようなものに限定されるも
のではなく、例えば、図2に示すクランク軸(エキセン
シャフト)の角度を検出するような角度センサを用い
て、上記角度とエキセンシャフト(エキセントリックシ
ャフト)44の腕の長さRとピットマンアーム(コネク
ティングロッド)46の長さLとにより、式(2)のス
ライド下死点からの高さSを求めるようにしてもよい。
【0058】また、上述の実施形態では、ワーク6の半
径rを式(2)により算出して把持部22の拡径制御を
行なうようにしているが、この式(2)を時間微分し
て、半径変化の速度に基づいて制御を行なうようにして
もよい。さらに、上述では、ハンド部20の基端部21
のフランジ部21aと、搬送装置本体24の先端部のフ
ランジ部24aとの間を締結するヒューズボルト38に
脆弱部としての切り欠き40を形成しているが、脆弱部
40を設ける位置はこのような部位に限定されるもので
はなく、ハンド部20の基端部21に、脆弱部としての
切り欠きを設けるようにしてもよい。
【0059】また、上述の実施形態では、加工工程が2
次加工までの場合を示したが、3次加工,4次加工等の
加工工程がより多いものにも、本装置を適用することが
できる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明のプレスの型打搬送装置よれば、搬送手段による搬
入作業の後期とスライドの下降時の前期とをオーバラッ
プさせるとともに、スライドの上昇時の後期と搬送手段
による搬出工程の前期とをオーバーラップさせること
で、作業時間(タクトタイム)を大幅に短縮することが
でき生産性を向上させることができるという利点があ
る。
【0061】また、請求項2記載の本発明のプレスの型
打搬送装置よれば、制御手段により、スライドが下降途
中の所定位置に達した時までワークを把持するように搬
送手段が制御されるので、ワークのプレス装置内での倒
れや傾きを防止することができ、製品の歩留りを向上さ
せることができるという利点がある
【0062】
【0063】た、請求項記載の本発明のプレスの型
打搬送装置よれば、搬送手段による各搬入搬出動作とス
ライドとの作動をオーバラップさせることで、プレス加
工が連続するような工程においても作業時間(タクトタ
イム)を大幅に短縮することができ生産性を向上させ
ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのプレスの型打搬送
装置の全体構成を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのプレスの型打搬送
装置におけるプレス装置の作動原理を説明するための模
式図である。
【図3】本発明の一実施形態としてのプレスの型打搬送
装置の全体構成を示す模式的な正面図である。
【図4】本発明の一実施形態としてのプレスの型打搬送
装置の全体構成を示す模式図で上面図である。
【図5】本発明の一実施形態としてのプレスの型打搬送
装置のハンド部を示す模式図であって、(a)はその上
面図、(b)はその正面図である。
【図6】本発明の一実施形態としてのプレスの型打搬送
装置のハンド部を示す模式的な断面図であって、図5
(b)におけるA−A断面図である。
【図7】本発明の一実施形態としてのプレスの型打搬送
装置の要部を拡大して示す模式的な断面図であって、図
5(a)におけるB−B断面図である。
【図8】本発明の一実施形態としてのプレスの型打搬送
装置におけるスライドの位置とワークの潰し半径との関
係を加工時間で示す図である。
【図9】本発明の一実施形態としてのプレスの型打搬送
装置における動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図10】従来のプレス装置における作業者による搬送
作業を説明するための模式図である。
【図11】従来例のプレスの自動型打搬送装置による搬
送作業を説明するための模式図である。
【図12】従来のプレス装置における作業者による搬送
作業を説明するためのフローチャートである。
【図13】従来例のプレスの自動型打搬送装置による搬
送作業を説明するためのフローチャートである。
【図14】プレスによる潰し加工の潰し形状を示す模式
図であって、(a)は正常な潰し加工によるワークを形
状を示す図、(b)は潰し形状が不良のワークを示す模
式図である。
【図15】潰し形状が不良の加工品を用いて仕上げ成形
を行なった場合の製品形状を示す模式図である。
【符号の説明】
2 プレス装置 4 搬送手段 6 ワーク(被加工物)としてのビレット 8 スライド 10 プレス型(上型) 10a 1次加工用プレス型(上型) 10b 2次加工用プレス型(上型) 12 下型 12a 1次加工用プレス型(下型) 12b 2次加工用プレス型(下型) 14 固定台 16 第1搬送ロボット 18 第2搬送ロボット 20 ハンド部 21 基端部 21a フランジ部 22 把持部 24 搬送装置本体 24a フランジ部 26 コントローラ(制御手段) 28 スライド位置センサ(スライド位置検出手段) 30 リターンスプリング 32〜34 サーボモータ 36 フランジ 38 ヒューズボルト 40 脆弱部としての切り欠き 42 ピン部材 44 エキセンシャフト(エキセントリックシャフト) 46 ピットマンアーム(コネクティングロッド) 101 箸 102,202 プレス装置 116,118 多関節ロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B21D 43/05 B21D 43/05 C (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21K 27/00 B21D 43/00 B21J 13/10 B30B 13/00 B21D 43/05

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に往復動可能に構成されたスラ
    イドを有するプレス装置に付設され、上記スライドの上
    下位置を検出するスライド位置検出手段と、 ワークを把持して上記プレス装置に対しワークの搬入及
    び搬出を行なう搬送手段と、 上記プレス装置及び上記搬送手段の作動を制御する制御
    手段とを有し、 上記制御手段は、上記搬送手段の搬入動作の途中で上記
    スライドの下降動作を開始させ、上記スライド位置検出
    手段からの検出情報に基づいて上記スライドが上昇途中
    の所定位置に達したことが検出されると上記搬送手段の
    搬出動作を開始させるように構成されていることを特徴
    とする、プレスの型打搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記スライドが下降途
    中の所定位置に達した時までワークを把持するように上
    記搬送手段の作動を制御することを特徴とする、請求項
    1記載のプレスの型打搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記プレス装置が、1次加工用プレス型
    と2次加工用プレス型とが併設されて構成されるととも
    に、上記搬送手段は上記ワークの1次加工用プレス型に
    対する搬入及び搬出ならびに2次加工プレス型に対する
    搬入及び搬出を行なうように構成され、 上記制御手段は、上記搬送手段の上記1次加工用プレス
    型に対する搬入動作の途中で上記スライドの下降動作を
    開始させ、1次加工後上記スライドが上昇途中の所定位
    置に達したことを検知すると上記搬送手段による上記1
    次加工用プレス型からの搬出動作を開始させ、上記搬送
    手段の上記2次加工用プレス型に対する搬入動作の途中
    で上記スライドの下降動作を開始させ、2次加工後上記
    スライドが上昇途中の所定位置に達したことを検知する
    と上記搬送手段の上記2次加工用プレス型からの搬出動
    作を開始させるように構成されている ことを特徴とす
    る、請求項1記載のプレスの型打搬送装置。
JP19945396A 1996-07-29 1996-07-29 プレスの型打搬送装置 Expired - Fee Related JP3213547B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19945396A JP3213547B2 (ja) 1996-07-29 1996-07-29 プレスの型打搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19945396A JP3213547B2 (ja) 1996-07-29 1996-07-29 プレスの型打搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1034259A JPH1034259A (ja) 1998-02-10
JP3213547B2 true JP3213547B2 (ja) 2001-10-02

Family

ID=16408072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19945396A Expired - Fee Related JP3213547B2 (ja) 1996-07-29 1996-07-29 プレスの型打搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3213547B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4499632B2 (ja) * 2005-09-07 2010-07-07 住友重機械テクノフォート株式会社 自動プレス設備

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1034259A (ja) 1998-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4516067B2 (ja) 基板搬出入装置および基板搬出入方法
JP6179457B2 (ja) アンダードライブ式プレス機のワーク搬送装置
JP3813441B2 (ja) ワーク搬入搬出装置
JP3640316B2 (ja) プレス機械とロボットの同期装置
JP3213547B2 (ja) プレスの型打搬送装置
JPH06142914A (ja) 熱切断加工機のワーク搬送装置
JP2571754Y2 (ja) 把持具交換装置
JPH06238541A (ja) 工作機械のローダ及びワーク受け渡し方法
JP2004136300A (ja) プレスライン
JP7458629B2 (ja) 順送プレス用搬送装置及び順送プレス装置並びに金属製品の製造方法
JP2001300795A (ja) プレス加工装置およびプレス加工方法
CN210435802U (zh) 一种cnc自动上下料系统
JP2004216404A (ja) プレス生産装置およびプレス方法
JP2003205331A (ja) ワーク積込方法及びワーク積込装置
JP4871510B2 (ja) 製品の加工・搬出システム及びその方法
JP2003170231A (ja) 板材加工機
JPH08224624A (ja) スクラップ排出方法およびスクラップ排出装置
JP2853411B2 (ja) 板材片位置決め装置
JPH0614910Y2 (ja) プレス製品の自動排出装置
KR0131954Y1 (ko) 수치제어 선반용 공작물 자동급속 로딩시스템
JP3698479B2 (ja) 自動モーション復帰装置
JPH03284542A (ja) パレタイズ装置
JPH09122790A (ja) プレス成形品の搬出装置
JPH06114771A (ja) プレスのワークチャージ装置
JP2001105272A (ja) ワーク搬入搬出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010710

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070719

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 9

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 9

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130719

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees