JP2002292471A - シーム溶接機用ワーク支持装置 - Google Patents

シーム溶接機用ワーク支持装置

Info

Publication number
JP2002292471A
JP2002292471A JP2001096103A JP2001096103A JP2002292471A JP 2002292471 A JP2002292471 A JP 2002292471A JP 2001096103 A JP2001096103 A JP 2001096103A JP 2001096103 A JP2001096103 A JP 2001096103A JP 2002292471 A JP2002292471 A JP 2002292471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positioning
fuel tank
outer peripheral
peripheral flange
flange portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001096103A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Shimizu
厚志 清水
Junji Nakano
順治 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2001096103A priority Critical patent/JP2002292471A/ja
Publication of JP2002292471A publication Critical patent/JP2002292471A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外周フランジ部を有しシーム溶接されるワー
クを、その外周フランジ部を基準として位置決めするこ
と。 【解決手段】 燃料タンク1の外周フランジ部2のシー
ム溶接線3より外側に形成した孔等の取付基準孔5に係
合部材50を着脱自在に係合して燃料タンク1の仮の位
置決めを行う。仮位置決めされた燃料タンク1の下部部
材1aの外形面に、この外形面の位置を変動させずに当
該外形面に対して自在に追従移動し当接した状態で燃料
タンク1を支持する位置決めユニット62(第1位置決
め部材63と第2位置決め部材64)を設ける。位置決
めユニット62の2種類の位置決め部材63,64で燃
料タンク1を本位置決めする。外周フランジ部2から係
合部材50を離脱させて燃料タンク1を位置決め部材6
3,64だけで位置決めした状態でシーム溶接機10に
よって外周フランジ部2をシーム溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外周フランジ部を
有する燃料タンクなどのワークを旋回させつつ外周フラ
ンジ部をシーム溶接機の一対の電極輪で溶接させるシー
ム溶接機用ワーク支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】外周フランジ部を有するワークの一例と
して図9に自動車用の燃料タンク1を示す。この燃料タ
ンク1は下凸型の下部部材1aと上凸型の上部部材1b
から成り、下部部材1aと上部部材1bの開口周縁に外
側方向へ突設されたフランジ部同士が重合されて環状の
外周フランジ部2が形成されている。そして外周フラン
ジ部2の幅方向略中央に沿って外周フランジ部2の全長
に亘り形成されたシーム溶接線3が図10のシーム溶接
機10でシーム溶接されるようになっている。
【0003】図9に示される外周フランジ部2は全体が
ほぼ同一幅からなる略矩形の環状枠であって、外周フラ
ンジ部2の外縁側複数箇所に形成した張出部4に取付基
準孔5が形成される。取付基準孔5は外周フランジ部2
のシーム溶接線3よりも外側に形成され、燃料タンク1
を自動車ボデー等に取り付ける際に利用される。シーム
溶接機10は、溶接機本体11の前面側に突出して配設
され上下方向に開閉可能な上下一対の電極輪12,13
と、溶接機本体11の前方にあって燃料タンク1を水平
方向に旋回可能に支持する旋回支持台20と、この旋回
支持台20を水平方向で360°旋回させる燃料タンク
旋回機構30と、溶接機本体11の前方に突設された支
持板14に支持されシリンダ15で上下駆動されるクラ
ンプ16を有する。旋回支持台20は水平な位置決め台
21の上面の複数箇所にタンク受け22を固設したもの
で、複数のタンク受け22に燃料タンク1の下部部材1
aが載置されて位置決めされる。
【0004】前述した燃料タンク1の旋回支持構造にお
いて、タンク受け22に燃料タンク1が位置決め載置さ
れると、燃料タンク1の上部部材1bの上面がクランプ
16で押圧されて燃料タンク1が旋回支持台20に固定
され、この後に外周フランジ部2の一部が一対の電極輪
12,13で挟持される。そして、この状態で燃料タン
ク旋回機構30が旋回支持台20を水平方向で360°
旋回させ、燃料タンク1の外周フランジ部2の全周を電
極輪12,13の間に順に移動させ、同時に電極輪1
2,13が回転しつつ外周フランジ部2を上下方向から
転圧してシーム溶接線3が順にシーム溶接される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】旋回支持台20のタン
ク受け22は、燃料タンク1の下部部材1aの下面と側
面の外形面に当接して燃料タンク1を水平に位置決め保
持し、シーム溶接される外周フランジ部2をシーム溶接
機10に対して水平に位置決めする。しかし、下部部材
1aの下面や側面は一般仕上面として管理されているの
で、図11に示すようにタンク受け22と下部部材1a
との間に不測に隙間gが生じ、この隙間gが原因で燃料
タンク1がタンク受け22に対して上下左右に位置ずれ
する可能性がある。
【0006】一方、燃料タンク1の外周フランジ部2に
形成された取付基準孔5を利用して外周フランジ部2を
直接的に位置決めする方法は安易に考え付くが、この方
法は次に述べるように実現不可能である。
【0007】例えば、図12に示すように燃料タンク1
の外周フランジ部2を基準に位置決めする燃料タンク位
置決め治具40を使用した場合、水平な位置決め台41
の上面に立設した支柱42上端の位置決めピン43を、
外周フランジ部2の取付基準孔5に挿通して燃料タンク
1を水平に位置決め保持すると、下部の電極輪13の支
軸と支柱42とが干渉して、電極輪12,13をシーム
溶接線3に沿って360°の範囲で相対走行させること
ができない。
【0008】次に、電極輪13の支軸と支柱42との干
渉を避けるために外周フランジ部2の取付基準孔5をシ
ーム溶接線3より内側に形成することも考えられるが、
燃料タンクは気密性が重要であり、特に溶接される外周
フランジ部2は高い気密性が要求されるので、この案も
採用できない。
【0009】本発明の目的は、燃料タンク等の被溶接物
の全周に形成された外周フランジ部を基準とした位置決
めが可能であって、外周フランジ部以外のワーク外面の
寸法上のばらつきがあっても、常に一定のシーム溶接軌
跡を再現可能なシーム溶接機用ワーク支持装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明に係るシーム溶接機用ワーク支持装置は、外周フ
ランジ部を有するワークを旋回支持手段によって前記外
周フランジ部よりも内側部分で支持して前記ワークを前
記外周フランジ部の延在方向に旋回させつつ前記外周フ
ランジ部をシーム溶接機の一対の電極輪で溶接させるよ
うにしたシーム溶接機用ワーク支持装置において、前記
旋回支持手段に、前記ワークの前記外周フランジ部の溶
接線よりも外側位置に形成された位置決め用の被係合部
に着脱自在に係合する係合部材を配設すると共に、前記
ワークの前記外周フランジ部よりも内側部分のワーク外
形面に対して、前記ワークの旋回面内で接近離反可能な
第1位置決め部材と、前記旋回面に対する垂直方向から
接近離反可能な第2位置決め部材とをそれぞれ配設し、
前記ワークを前記係合部材を介して前記旋回支持手段に
仮位置決めした状態で前記第1位置決め部材と第2位置
決め部材を前記ワーク外形面に当接させて前記ワークの
本位置決めを行い、前記係合部材を前記一対の電極輪と
干渉しない位置へ移動させた状態で前記旋回支持手段を
旋回させるようにしたことを特徴とする。
【0011】前記被係合部と係合部材の数は、望ましく
はワーク外周フランジ部に沿って可及的等配状態で3以
上とし、また前記第1位置決め部材と第2位置決め部材
の数も、望ましくはワークの外形面周りに沿って可及的
等配状態で3以上とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を図1
〜図8に基づき説明する。図1のシーム溶接機用ワーク
支持装置は係合部材50と位置決め部材60を有し、係
合部材50と位置決め部材60を順番に使用することに
より被溶接ワークとしての燃料タンク1の位置決めがな
される。燃料タンク1は前述した如く下部部材1aと上
部部材1bを上下に重合させたもので、その全外周に環
状の外周フランジ部2が形成されている。外周フランジ
部2には図2に示すように部分的に複数の張出部4が形
成され、この張出部4に被係合部としての取付基準孔5
が形成される。これら取付基準孔5はシーム溶接前にあ
っては係合部材50による位置決め基準として利用さ
れ、シーム溶接後は車両に対する取付けボルトの挿通孔
として利用される。取付基準孔5は気密性維持のため外
周フランジ部2の略中心線に沿って設定されるシール溶
接線3よりもやや外側に位置する。燃料タンク1は外周
フランジ部2だけが寸法精度が高い基準仕上面とされ、
他の下部部材1aと上部部材1bの外形面は寸法精度が
低い一般仕上面とされる。
【0013】係合部材50は、位置決め台51の上に垂
直に立設された複数本の支柱52と、各支柱52の上端
に垂直上向きに突設された位置決めピン53とで構成さ
れる。位置決め台51は旋回支持手段としての垂直な旋
回軸71の上端に固定されている。支柱52ないし位置
決めピン53は、燃料タンク1の取付基準孔5と同一の
配列ピッチで位置決め台51上に配設されている。これ
ら支柱52ないし取付基準孔5は、外周フランジ部2に
沿って可及的等配状態で少なくとも3以上配設するのが
位置決め精度向上のために望ましい。各支柱52は同一
高さで形成され、その上端面は平坦面とされている。そ
してこの平坦面の中央部に位置決めピン53が突設され
ている。位置決めピン53の外径は取付基準孔5に嵌合
可能な大きさとされ、図3に示すように各位置決めピン
53が外周フランジ部2の各取付基準孔5に着脱自在に
嵌合されると、各支柱52の上端で燃料タンク1の外周
フランジ部2が水平に位置決め保持されるようになって
いる。
【0014】位置決め部材60は、係合部材50によっ
て外周フランジ部2を基準に位置決めされた燃料タンク
1を、動かすことなく、すなわち、位置決め台51との
相対的位置関係をまったく変えることなく支持すること
で、係合部材50に代わり燃料タンク1を外周フランジ
部2を基準に位置決め支持するものである。位置決め部
材60は、水平な位置決め台61と、位置決め台61の
上の複数箇所において位置決め台61に対して相対移動
可能に配設された位置決めユニット62とで構成され
る。位置決め台61は旋回軸72の上端部に固定され、
この旋回軸72は前記旋回軸71と同軸かつ一体的に旋
回するもので、軸線方向においては旋回軸71と相対摺
動して独立に上下動するように構成されている。
【0015】位置決めユニット62は、図7(A)
(B)の第1位置決め部材63と図8(A)(B)の第
2位置決め部材64とで構成されている。第1位置決め
部材63と第2位置決め部材64は隣接して配設され、
第1位置決め部材63が水平方向に移動可能とされ、第
2位置決め部材64が垂直方向に移動可能とされてい
る。位置決めユニット62ないし第1位置決め部材63
と第2位置決め部材64の数は、位置決め精度向上のた
め燃料タンク1の位置決め台61の周縁部に沿って可及
的等配状態で少なくとも3以上配設するのがよい。位置
決めユニット62は、燃料タンク1の下部部材1aの下
面や側面の外形面とほぼ符合する当接面を有し、係合部
材50で水平に位置決めされた燃料タンク1の下部部材
1aの外形面が図7と図8で示すように水平下面mと傾
斜側面nの場合、第1位置決め部材63が傾斜側面nに
当接し、第2位置決め部材64が水平下面mに当接する
ようになっている。
【0016】第1位置決め部材63は位置決め台61と
の間に配設された圧縮ばね65で位置決め台61の内方
すなわち図7で右方に常時附勢され、常時はストッパ6
1aに当接して最内方位置に保持されている。位置決め
部材63には電磁ロック機構67が付設され、位置決め
部材63を電磁力によってストッパ61aから離れた任
意ストローク位置でロックできるようになっている。な
お、図7でSaはスイッチであって、スイッチSaのオ
ン作動によって電磁ロック機構67に直流が通電される
ようになっている。
【0017】第2位置決め部材64は図8(A)(B)
に示すように位置決め台61と一体の垂直ガイド61b
に昇降可能に挿入され、位置決め台61との間に配設さ
れた圧縮ばね66で上方に向けて常時附勢されている。
そして第2位置決め部材64は常時はその下端部に突設
したL字状部64bが位置決め台61の端部のストッパ
64cに当接して最上昇位置に保持されている。位置決
め部材64には電磁ロック機構68が付設され、位置決
め部材64をストッパ61cから離れた任意ストローク
位置でロックできるようになっている。なお、電磁ロッ
ク機構68はスイッチSbのオン作動により直流が通電
するようになっている。
【0018】シーム溶接機用ワーク支持装置は前述の如
く構成され、このワーク支持装置を使用したシーム溶接
作業は以下の如くなされる。まず、燃料タンク1を図3
のように複数本の支柱52の上端に載置する。この際、
各支柱52の上端の位置決めピン53を燃料タンク1の
取付基準孔5に挿入嵌合する。次にクランプ16を下降
させて上部部材1bの上面を押圧する。この状態で図4
の如く旋回軸72ないし位置決め台61を所定ストロー
クだけ上昇させると、まず図7(A)のように第1位置
決め部材63が下部部材1aの傾斜側面nに当接し、次
いで図8(B)のように第2位置決め部材64が下部部
材1aの水平下面mに当接する。なお、この当接の順番
は下部部材1aの外形面の形状等により逆にしてもよ
い。
【0019】旋回軸72ないし位置決め台61を更に上
昇させると、図7(B)に示すように第1位置決め部材
63が圧縮ばね65の附勢力に抗して左方へ後退し、ま
た図8(B)に示すように第2位置決め部材64が圧縮
ばね66の附勢力に抗して下下方へ相対的に下降する。
そして、位置決め台61の上昇が停止すると、位置決め
台61に対する第1位置決め部材63の後退と、第2位
置決め部材64の相対下降が停止する。これと同時に、
図示しない制御手段の働きで電磁ロック機構67,68
のスイッチSa,Sbが作動して電磁ロック機構67,
68が第1位置決め部材63と第2位置決め部材64を
位置決め台61上の所定位置に固定する。
【0020】なお、クランプ16を下降させる前に位置
決め台61を上昇させる操作方法も可能であるが、その
場合は第1位置決め部材63と第2位置決め部材64の
前述の移動から電磁ロック機構67,68による固定に
至る間、燃料タンク1を支柱52から浮上がらせてはな
らない。そのためには、前記圧縮ばね65,66の強度
は第1位置決め部材63と第2位置決め部材64の復動
に必要な最小限度とするのがよい。
【0021】図5に示すように燃料タンク1が位置決め
部材63,64で位置決めされると、次に図6のように
燃料タンク1の外周フランジ部2から係合部材50を完
全に離脱させ、燃料タンク1を位置決め部材60とクラ
ンプ16で位置決め保持する。燃料タンク1からの係合
部材50の離脱操作は、図5の状態で旋回軸72の高さ
はそのままにして旋回軸71のみを下降させ、位置決め
台61に対して係合部材50を相対下降させることで行
われる。燃料タンク1から係合部材50を離脱させる
と、図6のように燃料タンク1の外周フランジ部2の上
方スペースと下方スペースに電極輪12,13によるシ
ーム溶接を邪魔するものが無くなる。そして、この状態
で燃料タンク1の外周フランジ部2が一対の電極輪1
2,13の間に挟持され、電極輪12,13の回転によ
り外周フランジ部2がシーム溶接線3に沿って連続的に
シーム溶接される。この際、旋回軸72及びクランプ1
6は電極輪12,13に対して水平方向に適宜移動しつ
つ所定方向に旋回してシーム溶接線3が正確に溶接され
るようにする。
【0022】以上本発明の一実施形態につき説明した
が、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の
変形が可能であって、例えば実施形態では燃料タンク1
の外周フランジ部2の取付基準孔5を被係合部とした
が、被係合部は取付基準孔5に限らず、外周フランジ部
の外縁に形成した切欠きや電極輪12,13と干渉しな
い凹ないし凸状の被係合部であってもよい。また、前記
実施形態では位置決め台61を上昇させて燃料タンクの
下部外形面を第1位置決め部材63と第2位置決め部材
64に当接させたが、他方の位置決め台51を下降させ
て燃料タンクの下部外形面を第1位置決め部材63と第
2位置決め部材64に当接させるようにしてもよい。ま
た前記実施形態では第1位置決め部材63と第2位置決
め部材64を電磁ロック機構67,68で吸着ロックす
るようにしたが、電磁石とメカニカルブレーキ手段とを
組合わせたロック機構など、各種ロック機構を採用する
ことが可能である。また前記実施形態では2本の旋回軸
71,72を使用したが、一方の旋回軸71のみを使用
して他方の旋回軸72は使用せず、代わりに第2位置決
め部材64の垂直方向ストロークを延長するか、あるい
は燃料タンク1の外形変更が殆どない場合では位置決め
台61を最初から図5のように比較的高い位置に固定配
置しておき、支柱52に対する燃料タンク1の載置と同
時に第1位置決め部材63と第2位置決め部材64を下
部部材1aの外形面(水平下面mと傾斜側面n)で押圧
移動させるようにしてもよい。ただし、位置決め台61
を位置決め台51に対して高さ方向で固定配置すると、
構造的には簡単になるが燃料タンク1の型式変更に対す
る対応性が低くなるので、位置決め台61の固定配置は
ケース・バイ・ケースで対応するのがよい。
【0023】
【発明の効果】本発明は前述の如く、ワークを係合部材
を介して旋回支持手段に仮位置決めした状態で第1位置
決め部材と第2位置決め部材をワーク外形面に当接させ
てワークの本位置決めを行い、係合部材を一対の電極輪
と干渉しない位置へ移動させた状態で旋回支持手段を旋
回させるようにしたから、ワークの外周フランジ部の寸
法精度が確保されている限り、外周フランジ部以外の外
形面寸法精度が低くてもワークを旋回支持手段に対して
高精度で位置決めすることができ、シーム溶接軌跡のば
らつき防止とシーム溶接不良率の低減を図れ、さらに、
従来はシーム溶接軌跡のある程度のばらつきを許容する
ために外周フランジ部の幅をやや広目に設定せざるを得
なかったが、本発明はワークの外周フランジ部以外の外
形面の寸法上のばらつきがあってもシーム溶接軌跡を常
に安定して正確に再現可能なので、外周フランジ部の幅
についても従来のようにシーム溶接軌跡のばらつきを見
込む必要性が殆ど無くてシーム溶接に必要な最小幅にす
ればよく、これによりワーク外形寸法のコンパクト化を
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワーク位置決め装置の概要を示す
側面図。
【図2】図1装置における燃料タンクと支柱の部分斜視
図。
【図3】図2の支柱で燃料タンクを位置決めしたときの
側面図。
【図4】図3の支柱に位置決め部材を組み付けた状態の
側面図。
【図5】図4の位置決め部材で燃料タンクを位置決め保
持したときの側面図。
【図6】シーム溶接機によるシーム溶接時の側面図。
【図7】(A)(B)は第1位置決め部材による燃料タ
ンクの位置決め動作を説明するための側面図。
【図8】(A)(B)は第2位置決め部材による燃料タ
ンクの位置決め動作を説明するための側面図。
【図9】燃料タンクの斜視図。
【図10】従来の燃料タンク旋回支持装置とシーム溶接
機の側面図。
【図11】図10における燃料タンクの支持部分の拡大
図。
【図12】燃料タンクの仮定的位置決め構造の側面図。
【符号の説明】 1 燃料タンク 1b 上部部材 1a 下部部材 2 外周フランジ部 3 シーム溶接線 4 張出部 5 取付基準孔 10 シーム溶接機 11 溶接機本体 12,13 電極輪 14 支持板 15 シリンダ 16 クランプ 20 旋回支持台 21 位置決め台 30 燃料タンク旋回機構 40 燃料タンク位置決め治具 41 位置決め台 42 支柱 43 位置決めピン 50 係合部材 51 位置決め台 52 支柱 53 ピン 60 位置決め部材 61 位置決め台 61a ストッパ 61b 垂直ガイド 61c ストッパ 62 位置決めユニット 63 第1位置決め部材 63a 傾斜前面 64 第2位置決め部材 64b L字状部 64a 水平上面 65,66 圧縮ばね 67,68 電磁ロック機構 71,72 旋回軸 m 水平下面 n 傾斜側面 Sa スイッチ Sb スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周フランジ部を有するワークを旋回支
    持手段によって前記外周フランジ部よりも内側部分で支
    持して前記ワークを前記外周フランジ部の延在方向に旋
    回させつつ前記外周フランジ部をシーム溶接機の一対の
    電極輪で溶接させるようにしたシーム溶接機用ワーク支
    持装置において、前記旋回支持手段に、前記ワークの前
    記外周フランジ部の溶接線よりも外側位置に形成された
    位置決め用の被係合部に着脱自在に係合する係合部材を
    配設すると共に、前記ワークの前記外周フランジ部より
    も内側部分のワーク外形面に対して、前記ワークの旋回
    面内で接近離反可能な第1位置決め部材と、前記旋回面
    に対する垂直方向から接近離反可能な第2位置決め部材
    とをそれぞれ配設し、前記ワークを前記係合部材を介し
    て前記旋回支持手段に仮位置決めした状態で前記第1位
    置決め部材と第2位置決め部材を前記ワーク外形面に当
    接させて前記ワークの本位置決めを行い、前記係合部材
    を前記一対の電極輪と干渉しない位置へ移動させた状態
    で前記旋回支持手段を旋回させるようにしたことを特徴
    とするシーム溶接機用ワーク支持装置。
JP2001096103A 2001-03-29 2001-03-29 シーム溶接機用ワーク支持装置 Withdrawn JP2002292471A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001096103A JP2002292471A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 シーム溶接機用ワーク支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001096103A JP2002292471A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 シーム溶接機用ワーク支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002292471A true JP2002292471A (ja) 2002-10-08

Family

ID=18950057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001096103A Withdrawn JP2002292471A (ja) 2001-03-29 2001-03-29 シーム溶接機用ワーク支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002292471A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012110987A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Daihatsu Motor Co Ltd 位置決め装置
US8276804B2 (en) * 2007-06-07 2012-10-02 Nippon Steel Corporation Manufacturing method of fuel tank, and fuel tank
CN108393635A (zh) * 2018-04-27 2018-08-14 柳州煜华科技有限公司 油箱缝焊柔性定位方法
CN109732232A (zh) * 2019-02-22 2019-05-10 安徽星马专用汽车有限公司 干拌混凝土搅拌运输车水箱支撑组焊工装及使用方法
CN110369885A (zh) * 2018-04-12 2019-10-25 湖北航鹏化学动力科技有限责任公司 一种激光点焊接工装
CN110815829A (zh) * 2018-08-10 2020-02-21 意大利汽车照明股份公司 用于塑料材料制成的工件的焊接机器

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8276804B2 (en) * 2007-06-07 2012-10-02 Nippon Steel Corporation Manufacturing method of fuel tank, and fuel tank
JP2012110987A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Daihatsu Motor Co Ltd 位置決め装置
CN110369885A (zh) * 2018-04-12 2019-10-25 湖北航鹏化学动力科技有限责任公司 一种激光点焊接工装
CN110369885B (zh) * 2018-04-12 2024-04-05 湖北航鹏化学动力科技有限责任公司 一种激光点焊接工装
CN108393635A (zh) * 2018-04-27 2018-08-14 柳州煜华科技有限公司 油箱缝焊柔性定位方法
CN110815829A (zh) * 2018-08-10 2020-02-21 意大利汽车照明股份公司 用于塑料材料制成的工件的焊接机器
CN110815829B (zh) * 2018-08-10 2023-03-03 意大利汽车照明股份公司 用于塑料材料制成的工件的焊接机器
CN109732232A (zh) * 2019-02-22 2019-05-10 安徽星马专用汽车有限公司 干拌混凝土搅拌运输车水箱支撑组焊工装及使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN113478159B (zh) 一种封头焊接设备
CN109175867A (zh) 一种自动双面焊接机
JP2013104744A (ja) リム組立体、タイヤ試験機及びリム組立体交換方法
JP4992298B2 (ja) ワーク位置決め装置
JP2002292471A (ja) シーム溶接機用ワーク支持装置
MX2007012621A (es) Sistema de soldadura industrial.
CN211248990U (zh) 焊接工件用工位快速切换装置
CN114535917A (zh) 卡板组件自动化焊接平台及焊接定位方法
US4181211A (en) Pallet exchange apparatus for machine tool
US20110089148A1 (en) Laser welder
CN105689877A (zh) 一种燃气燃烧器的点焊机械手
US6463781B2 (en) System for drawing outer cylinder of rubber bush
JP2002331381A (ja) 部品溶接装置
CN115533441B (zh) 一种热镀锌型钢材焊接制作加工设备
US6420671B1 (en) Welding apparatus
CN104191132B (zh) 车厢后门拼焊工装
JP2519152B2 (ja) ポジショナにおける位置決め装置
JPH03110138A (ja) タイヤユニフォミティマシンにおけるリムチエンジャ装置
CN117798585B (zh) 封头组焊工装及封头组焊方法
JP2516129B2 (ja) 二重容器の重合底縁部自動溶接装置
JPH10244378A (ja) シーム溶接装置のハンドリング治具
CN221019307U (zh) 焊接机的上料机构
CN218341330U (zh) 振动筛振动体的焊接设备
CN220659791U (zh) 一种汽车焊装生产线用工件翻转焊接平台
CN215238958U (zh) 一种用于传感器生产线的焊接机

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080603