JP3092566B2 - パイプライン方式のバスを用いたメモリ制御方式 - Google Patents

パイプライン方式のバスを用いたメモリ制御方式

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JP3092566B2 JP09314213A JP31421397A JP3092566B2 JP 3092566 B2 JP3092566 B2 JP 3092566B2 JP 09314213 A JP09314213 A JP 09314213A JP 31421397 A JP31421397 A JP 31421397A JP 3092566 B2 JP3092566 B2 JP 3092566B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主記憶装置のバン
クビジー管理方式に関し、特にパイプライン方式のシス
テムバスを介して複数のCPU(Central Pr
ocessingUnit),I/O(Input/O
utput)およびMMU(MainMemory U
nit)が接続されるコンピュータにおけるパイプライ
ン方式のバスを用いたメモリ制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
(l) 従来、スプリット制御方式のバスでは、ライト
データとリードデータとの競合を防ぐために、メモリ装
置もリードデータをバスに出力するためにバスを獲得す
る必要があった。特開昭64−88668号公報に開示
されたバス制御方式では、メモリ装置がバス獲得を行わ
ない代わりに、リードデータをバスに送出する際にレス
ポンス信号をバス制御信号として送出している。この方
式では、データバスの獲得プライオリティをメモリ装置
からのレスポンス最優先とするしかなく、動的にプライ
オリティの付け替えを行うことが不可能であり、システ
ムとしての性能向上が望めない。また、バス制御が複雑
となり、ハードウェア量が増加しかねない。
【0003】(2) また、特開平2−235254号
公報に示されるように、従来は、メモリ制御装置側にバ
ンクのビジーチェックの機能を有していた。この場合、
メモリ制御装置側にリクエストおよびライトデータを保
持しておくためのバッファと、そのバッファに空きがな
くなった場合にリクエスト発行装置に対してその旨を通
知する何らかの手段とが必要であり、かなりのハードウ
ェア量を必要とした。
【0004】(3) さらに、特開平4−44136号
公報に示されるパイプライン制御方式には、メモリ制御
装置内部をパイプラインによって制御する手段が記載さ
れているにすぎず、本願発明とは目的が異なるものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の技術において、主記憶装置内のバンクビジー管理をメ
モリ制御装置内に有する制御方式(特に、スプリット制
御方式のバスを用いた装置)を用いると、バスに対して
無駄なリクエストの発行率が高くなり、システムとして
の性能向上が望めないことである。その理由は、リクエ
スト発行装置(CPU,I/O)がメモリ装置内のバン
クの状態を意識することなくリクエストの発行を行うた
め、メモリ装置がそのリクエストを受け付けることが不
可能な状態にあった場合、そのリクエストは無効にさ
れ、再度同じリクエストがバスに発行されるからであ
る。
【0006】第2の問題点は、従来の技術において、ス
プリット制御方式のバスを用いたメモリ装置は、パイプ
ライン方式のバスを用いたメモリ制御装置と比較して、
はるかに複雑な論理構成を必要とし、それに伴いはるか
に大きなハードウェア量を必要とすることである。その
理由は、スプリット制御方式のバスを使用した場合、リ
クエスト発行装置(CPU,I/O)はメモリ装置内の
バンクの状態を意識することなくリクエストの発行を行
うため、メモリ装置内にアドレスおよびデータを一時的
に保持しておくためのバッファが必要となり、そのため
の制御論理も必要となるからである。バッファに空きが
なくなった場合には、受け付けたリクエストに対して受
付不可能であることをリクエスト発行装置に通知する必
要もあり、第1の問題点の要因ともなるからである。ま
た、リクエスト発行装置からのライトデータとメモリ制
御装置からのリードデータとのバス上での競合を防ぐた
めに何らかの手段も必要となってくるからである。
【0007】第3の問題点は、従来の技術において、
イプライン方式のバスを用いたメモリ装置でかつリクエ
スト発行装置内にバンクのビジー管理を有する装置にお
いて、ライトリクエストが発行されたバンクに対してリ
ードリクエストを発行することが可能となるのはライト
リクエストが完了した後でなくてはならず、バンクを無
駄なく使用することができないために性能の向上が望め
ないことである。その理由は、パイプライン方式のバス
を用いると、アドレスとデータとの関係が固定化されて
しまい、ライトリクエストの場合、ライトアドレスに対
してライトデータが一定期間後に発行されるため、バン
クに対してのライト動作そのものが待たされる状態とな
っているからである。実際は、この待ち期間にリード動
作が可能である。
【0008】第4の問題点は、従来の技術において、主
記憶装置で使用するRAM(Random Acces
s Memory)の種別またはサイクルタイムの異な
るRAMを同一装置に使用することは困難であったこと
である。その理由は、バンクのビジー管理が主記憶装置
で使用するRAMの種別またはRAMのサイクルタイム
に併せて設計されているからである。
【0009】本発明の第1の目的は、バスに無駄なリク
エストが発行されることがなくなり、バスの使用率が向
上し、システム性能の向上が見込めるパイプライン方式
のバスを用いたメモリ制御方式を提供することにある。
【0010】本発明の第2の目的は、メモリ制御装置の
論理構成が簡単なものとなり、少量のハードウェアで構
成できるパイプライン方式のバスを用いたメモリ制御方
式を提供することにある。
【0011】本発明の第3の目的は、1台の主記憶装置
で異なるサイクルタイムのRAMが使用可能となるパイ
プライン方式のバスを用いたメモリ制御方式を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のパイプライン方
式のバスを用いたメモリ制御方式は、CPUユニットあ
るいはI/Oユニットからなる複数のリクエスト発行装
置と、RAMで構成される複数のバンクからなる主記憶
装置とがパイプライン方式のシステムバスを介して接続
されるコンピュータにおいて、システムバスにはシステ
ムバス調停回路制御信号(図1の20)を備え、リクエ
スト発行装置は、主記憶装置に対するリクエストを送出
する場合にバンクビジー管理手段から通知されるバンク
のビジー状態を参照し該当バンクがビジー状態でないこ
とを確認してからシステムバス調停回路制御信号を介し
てシステムバス獲得要求を行うリクエスト発行制御手段
(図1の34)と、システムバス調停回路制御信号を介
してシステムバス獲得要求としてリクエストタイプおよ
びバンク番号を入力し、調停の結果システムバスを獲得
したシステムバス獲得要求のリクエストタイプおよびバ
ンク番号をバンクビジー管理手段に送出し、自リクエス
ト発行装置がシステムバスを獲得した場合には前記リク
エスト発行制御手段に対して自リクエスト発行装置がシ
ステムバスを獲得したことを通知するシステムバス調停
手段(図1の60)と、このシステムバス調停手段から
入力したリクエストタイプおよびバンク番号を基に対象
バンクをビジーとするが、ライトリクエストが発行され
た後でも実際にライトが実行されるまでにリードリクエ
ストが発行可能なようにリードビジー状態を制御し、前
記リクエスト発行制御手段に対して主記憶装置内のバン
クのビジー状態を通知するバンクビジー管理手段(図1
の50)とを有し、主記憶装置は、リクエスト発行装置
よりシステムバスを介して受け付けたリクエストタイプ
およびアドレスからバンクに対するアクセスを制御する
バンク制御手段(図1の43)を有することを特徴とす
る。
【0013】また、本発明のパイプライン方式のバスを
用いたメモリ制御方式は、CPUユニットあるいはI/
Oユニットからなる複数のリクエスト発行装置と、DR
AMで構成される複数のバンクからなる主記憶装置とが
パイプライン方式のシステムバスを介して接続されるコ
ンピュータにおいて、システムバスにはシステムバス調
停回路制御信号(図1の20)を備え、リクエスト発行
装置は、主記憶装置に対するリクエストを送出する場合
にバンクビジー管理手段から通知されるバンクのビジー
状態を参照し該当バンクがビジー状態でないことを確認
してからシステムバス調停回路制御信号を介してシステ
ムバス獲得要求を行うリクエスト発行制御手段(図1の
34)と、システムバス調停回路制御信号を介してシス
テムバス獲得要求としてリクエストタイプおよびバンク
番号を入力し、調停の結果システムバスを獲得したシス
テムバス獲得要求のリクエストタイプおよびバンク番号
をバンクビジー管理手段に送出し、自リクエスト発行装
置がシステムバスを獲得した場合には前記リクエスト発
行制御手段に対して自リクエスト発行装置がシステムバ
スを獲得したことを通知するシステムバス調停手段(図
1の60)と、このシステムバス調停手段から入力した
リクエストタイプおよびバンク番号を基に対象バンクを
ビジーとするが、ライトリクエストが発行された後でも
実際にライトが実行されるまでにリードリクエストが発
行可能なようにリードビジー状態を制御し、前記リクエ
スト発行制御手段に対して主記憶装置内のバンクのビジ
ー状態を通知するバンクビジー管理手段(図1の50)
と、主記憶装置内のバンクのリフレッシュの間隔を監視
してリフレッシュの実行を必要とするバンクが発生した
場合にリフレッシュ要求を前記リクエスト発行制御手段
に対して発行するリフレッシュ制御手段(図3の35)
とを有し、主記憶装置は、リクエスト発行装置よりシス
テムバスを介して受け付けたリクエストタイプおよびア
ドレスからバンクに対するアクセスを制御するバンク制
御手段(図1の43)を有することを特徴とする。
【0014】さらに、本発明のパイプライン方式のバス
を用いたメモリ制御方式は、CPUユニットあるいはI
/Oユニットからなる複数のリクエスト発行装置と、D
RAMで構成される複数のバンクからなる主記憶装置と
がパイプライン方式のシステムバスを介して接続される
コンピュータにおいて、システムバスにはシステムバス
調停回路制御信号(図7の20)を備え、リクエスト発
行装置は、主記憶装置に対するリクエストを送出する場
合にバンクビジー管理手段から通知されるバンクのビジ
ー状態を参照し該当バンクがビジー状態でないことを確
認してからシステムバス調停回路制御信号を介してシス
テムバス獲得要求を行うリクエスト発行制御手段(図7
の34)と、システムバス調停回路制御信号を介してシ
ステムバス獲得要求としてリクエストタイプおよびバン
ク番号を入力し、調停の結果システムバスを獲得したシ
ステムバス獲得要求のリクエストタイプおよびバンク番
号をバンクビジー管理手段に送出し、自リクエスト発行
装置がシステムバスを獲得した場合には前記リクエスト
発行制御手段に対して自リクエスト発行装置がシステム
バスを獲得したことを通知するシステムバス調停手段
(図7の60)と、このシステムバス調停手段から入力
したリクエストタイプおよびバンク番号またはシステム
バスを介して入力したリフレッシュ要求およびバンク番
号を基に対象バンクをビジーとするが、ライトリクエス
トが発行された後でも実際にライトが実行されるまでに
リードリクエストが発行可能なようにリードビジー状態
を制御し、前記リクエスト発行制御手段に対して主記憶
装置内のバンクのビジー状態を通知するバンクビジー管
理手段(図7の50)とを有し、主記憶装置は、リクエ
スト発行装置よりシステムバスを介して受け付けたリク
エストタイプおよびアドレスからバンクに対するアクセ
スを制御するバンク制御手段(図7の43)と、前記バ
ンクのリフレッシュの間隔を監視してリフレッシュの実
行を必要とするバンクが発生した場合に主記憶装置内の
バンクビジー管理手段に対しては直接、リクエスト発行
装置に対してはシステムバスを介してリフレッシュ要求
およびバンク番号を発行し、主記憶装置内のバンクビジ
ー管理手段からリフレッシュ実行可能を示す指示を入力
した場合に前記バンク制御手段に対してリフレッシュ要
求を発行するリフレッシュ制御手段(図7の41)と、
システムバスから入力したリクエストタイプおよびバン
ク番号または前記リフレッシュ制御手段から入力したリ
フレッシュ要求およびバンク番号を基に対象バンクをビ
ジーとし、前記リフレッシュ制御手段から入力したリフ
レッシュ要求が実行可能であるかどうかの判断を行い、
リフレッシュが実行可能であれば前記リフレッシュ制御
手段に対してリフレッシュ実行可能を通知するバンクビ
ジー管理手段(図7の50)とを有することを特徴とす
る。
【0015】さらにまた、本発明のパイプライン方式の
バスを用いたメモリ制御方式は、CPUユニットあるい
はI/Oユニットからなる複数のリクエスト発行装置
と、DRAMで構成される複数のバンクからなる主記憶
装置とがパイプライン方式のシステムバスを介して接続
されるコンピュータにおいて、システムバスにはシステ
ムバス調停回路制御信号(図11の20)を備え、リク
エスト発行装置は、主記憶装置に対するリクエストを送
出する場合にバンクビジー管理手段から通知されるバン
クのビジー状態を参照し該当バンクがビジー状態でない
ことを確認してからシステムバス調停回路制御信号を介
してシステムバス獲得要求を行うリクエスト発行制御手
段(図11の34)と、システムバス調停回路制御信号
を介してシステムバス獲得要求としてリクエストタイプ
およびバンク番号を入力し、調停の結果システムバスを
獲得したシステムバス獲得要求のリクエストタイプおよ
びバンク番号をバンクビジー管理手段に送出し、自リク
エスト発行装置がシステムバスを獲得した場合には前記
リクエスト発行制御手段に対して自リクエスト発行装置
がシステムバスを獲得したことを通知するシステムバス
調停手段(図11の60)と、このシステムバス調停手
段から入力したリクエストタイプおよびバンク番号,シ
ステムバスを介して入力したリフレッシュ要求およびバ
ンク番号またはシステムバスを介して入力したリライト
要求を基に対象バンクをビジーとするが、ライトリクエ
ストが発行された後でも実際にライトが実行されるまで
にリードリクエストが発行可能なようにリードビジー状
態を制御し、前記リクエスト発行制御手段に対して主記
憶装置内のバンクのビジー状態を通知するバンクビジー
管理手段(図11の50)とを有し、主記憶装置は、リ
クエスト発行装置よりシステムバスを介して受け付けた
リクエストタイプおよびアドレスからバンクに対するア
クセスを制御するバンク制御手段(図11の43)と、
前記バンクのリフレッシュの間隔を監視してリフレッシ
ュの実行を必要とするバンクが発生した場合に主記憶装
置内のバンクビジー管理手段に対しては直接、リクエス
ト発行装置に対してはシステムバスを介してリフレッシ
ュ要求およびバンク番号を発行し、主記憶装置内のバン
クビジー管理手段からリフレッシュ実行可能を示す指示
を入力した場合に前記バンク制御手段に対してリフレッ
シュ要求を発行し、さらにバンクからの読み出しデータ
に訂正可能エラーを検出した場合に主記憶装置内のバン
クビジー管理手段に対しては直接、リクエスト発行装置
に対してはシステムバスを介してリライト要求を発行
し、主記憶装置内のバンクビジー管理手段からリライト
実行可能を示す指示を入力した場合に前記バンク制御手
段に対してリライト要求を発行するリフレッシュ/リラ
イト制御手段(図11の42)と、システムバスから入
力したリクエストタイプおよびバンク番号,前記リフレ
ッシュ/リライト制御手段から入力したリフレッシュ要
求およびバンク番号またはリライト要求を基に対象バン
クをビジーとし、前記リフレッシュ/リライト制御手段
から入力したリフレッシュ要求またはリライト要求が実
行可能であるかどうかの判断を行い、リフレッシュまた
はリライトが実行可能であれば前記リフレッシュ/リラ
イト制御手段に対してリフレッシュ実行可能またはリラ
イト実行可能を通知するバンクビジー管理手段(図11
の50)とを有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
パイプライン方式のバスを用いたメモリ制御方式の概略
構成図である。本実施の形態に係るパイプライン方式の
バスを用いたメモリ制御方式は、1つ以上のCPUユニ
ット(以下、リクエスタ30という)と、1つ以上のI
/Oユニット(以下、リクエスタ31という)と、主記
憶装置40とが、パイプライン方式のバスであるシステ
ムバス10を介して接続されて、その主要部が構成され
ている。
【0018】リクエスタ30は、MPU(Micro
Processing Unit)32と、MPU32
からのリクエストを受け付けてシステムバス10に発行
するための制御を行うリクエスト発行制御回路34と、
主記憶装置40内のバンク44のビジー状態を示すバン
クビジー管理部50と、分散アービトレーションにより
システムバス10の調停を行うシステムバス調停回路6
0とから構成されている。
【0019】リクエスタ31は、I/O33と、I/O
33からのリクエストを受け付けてシステムバス10に
発行するための制御を行うリクエスト発行制御回路34
と、主記憶装置40内のバンク44のビジー状態を示す
バンクビジー管理部50と、分散アービトレーションに
よりシステムバス10の調停を行うシステムバス調停回
路60とから構成されている。
【0020】リクエスタ30,31内のシステムバス調
停回路60は、システムバス調停回路制御信号20で互
いに接続される。システムバス10を使用したいリクエ
スタ30,31は、システムバス調停回路制御信号20
を介して各リクエスタ30,31内にあるシステムバス
調停回路60にリクエストを発行したいバンク44のバ
ンク番号およびリクエストタイプ(リード,ライト,リ
ードモディファイライト)を通知することでシステムバ
ス獲得要求を行う。システムバス調停回路60で調停し
た結果、ただ1つのリクエスタにシステムバス10の使
用権が与えられる。
【0021】図2は、図1中のリクエスタ30,31の
より詳細な構成を示す回路ブロック図である。バンクビ
ジー管理部50内には、各バンク44対応に対応バンク
用バンクビジー管理部51が設けられている。
【0022】図3は、図1中の主記憶装置40のより詳
細な構成を示す回路ブロック図である。主記憶装置40
は、バンク44に対するアクセスを制御を行うバンク制
御回路43と、例えばDRAM(Dynamic RA
M)で構成される複数のバンク44とから構成され、シ
ステムバス10から入力したリクエストおよびアドレス
から該当バンク44に対してアクセスを行う。
【0023】図4は、図2中のバンクビジー管理部50
内に各バンク44対応に設けられている対応バンク用バ
ンクビジー管理部51の内部構成図である。対応するバ
ンク44毎に同じ回路が複数存在する。どのバンク44
に対応する対応バンク用バンクビジー管理部51を使用
するのかは、システムバス調停回路60から入力したバ
ンク番号により選択される。バンク44のビジー管理は
シフトレジスタ53により行われ、シフトレジスタ53
には、システムバス調停回路60から入力したリクエス
トタイプによりそれぞれに対応したビジーパターンがセ
ットされる。ビジーパターンを任意に設定可能としてお
くことで、バンク44で使用するRAMが制限されな
い。第1の実施の形態では、3システムバスクロックを
システムバス10の1サイクルとしており、シフトレジ
スタ53は毎サイクルシフトを行っている。そのバンク
44のビジー状態算出は、シフトレジスタ53とシフト
レジスタ53にセットされるビジーパターンとの重なり
を検出することで行う。ビジーパターンは、”0”と”
l”とで表記され、システムバス10にリクエストが発
行されるタイミングを基準として実際にバンク44が使
用される期間を”1”として定義される。したがって、
シフトレジスタ53とビジーパターンとのANDを行
い、1ビットでも”l”となる箇所が存在すれば、その
バンク44に対してリクエストを発行することが不可能
であることを表す。バンク44のビジー状態は、全ての
リクエストタイプに対して個別に算出されるため、例え
ばリードリクエストに対してビジー中でもライトリクエ
ストに対してはリクエスト発行可能となる場合も存在す
る。通常、このままの回路では、ライトリクエスト後の
リードリクエストに対してビジー状態となり、ライトリ
クエスト後、ライトリクエスト完了までリードリクエス
トが発行できない状態となってしまう。リードビジー制
御52は、この状態を回避するように、ライトリクエス
トが発行されても、リードに対してはそのままビジー状
態を点灯するのではなく、主記憶装置40でライトリク
エストの受け付け後、同一バンク44に対するリードリ
クエストを受け付け可能な期間のみリードに対するビジ
ー状態をマスクする。すなわち、リードビジー制御52
は、バンク44を有効に使用するために、ライトリクエ
ストが発行された後でも、実際にライトが実行されるま
でにリードリクエストが発行可能なようにリードビジー
状態を制御する。
【0024】次に、このように構成された第1の実施の
形態に係るパイプライン方式のバスを用いたメモリ制御
方式の動作について説明する。
【0025】リクエスタ30または31では、MPU3
2またはI/O33からリクエストがあると、リクエス
ト発行制御回路34が、バンクビジー管理部50からバ
ンク44のビジー状態を入力し、リクエストを発行した
いバンク44がビジー中でなければ、システムバス調停
回路60に対してシステムバス獲得要求を行う。
【0026】システムバス調停回路60は、リクエスト
発行制御回路34からシステムバス獲得要求があると、
システムバス調停回路制御信号20を介して他のリクエ
スタ30,31ヘシステムバス獲得要求を送出するとと
もに、他のリクエスタ30,31からのシステムバス獲
得要求を入力し、全てのシステムバス獲得要求から最適
なリクエスタ30,31からのシステムバス獲得要求に
対してシステムバス10の使用権を与える。このとき、
自リクエスタ30,31がシステムバス10を獲得する
と、システムバス調停回路60は、システムバス10を
獲得したことをリクエスト発行制御回路34に通知し、
リクエスト発行制御回路34は、リクエストをシステム
バス10へ発行する。
【0027】また、システムバス調停回路60は、自リ
クエスタ30,31によるシステムバス10の獲得の成
否にかかわらず、バンクビジー管理部50に対して、シ
ステムバス10を獲得したリクエストの使用するリクエ
ストタイプおよびバンク番号を通知する。
【0028】バンクビジー管理部50は、システムバス
調停回路60からリクエストタイプおよびバンク番号を
入力すると、それに基づきバンク44のビジー管理を行
う。すなわち、バンクビジー管理部50では、バンク番
号に対応する対応バンク用バンクビジー管理部51が、
シフトレジスタ53にリクエストタイプ毎に選択された
ビジーパターンをセットし、シフトレジスタ53とリク
エストタイプ毎のビジーパターンとの重なり検出を行っ
た結果、重なりが発生している期間をバンク44のビジ
ー状態としてリクエスト発行制御回路34へ通知する。
この際、リードビジー制御52は、バンク44を有効に
使用するために、ライトリクエストが発行された後で
も、実際にライトが実行されるまでにリードリクエスト
が発行可能なようにリードビジー状態を制御する。
【0029】主記憶装置40では、システムバス10か
らリクエストタイプおよびアドレスを受け取ると、バン
ク制御回路43が、受け取ったリクエストタイプおよび
アドレスに基づきバンク44へのアクセスを行う。リク
エストタイプがリードであれば、バンク制御回路43
は、システムバス10で規定された一定期間後にリード
データをシステムバス10へ送出し、リクエストタイプ
がライトであればシステムバス10で規定された一定期
間後にライトデータを受け付け、バンク44へデータの
ライトを行う。また、ライトリクエストを受け取っても
システムバス10からライトデータを受け取るまではラ
イト動作を行わない。この間に同一バンク44に対して
リードリクエストを受け取ると、バンク制御回路43
は、リードリクエストを優先して実行する。このとき、
バンク44のビジーが重なる場合には、ライトリクエス
トがリードリクエストの完了まで待たされるように制御
を行う。
【0030】図5は、本発明の第2の実施の形態に係る
パイプライン方式のバスを用いたメモリ制御方式におけ
るリクエスタ30,31のより詳細な構成を示す回路ブ
ロック図である。第2の実施の形態におけるリクエスタ
30,31は、図2に示した第1の実施の形態における
リクエスタ30,31に対して、バンク44のリフレッ
シュ実行間隔を制御するリフレッシュ制御回路35を付
加するようにしたものである。
【0031】図6は、図5中のバンクビジー管理部50
内に各バンク44対応に設けられている対応バンク用バ
ンクビジー管理部51の内部構成図である。対応するバ
ンク44毎に同じ回路が複数存在する。どのバンク44
に対応する対応バンク用バンクビジー管理部51を使用
するのかは、システムバス調停回路60から入力したバ
ンク番号により選択される。バンク44のビジー管理は
シフトレジスタ53により行われ、シフトレジスタ53
には、システムバス調停回路60から入力したリクエス
トタイプによりそれぞれに対応したビジーパターンがセ
ットされる。ビジーパターンを任意に設定可能としてお
くことで、バンク44で使用するRAMが制限されな
い。第1の実施の形態では、3システムバスクロックを
システムバス10の1サイクルとしており、シフトレジ
スタ53は毎サイクルシフトを行っている。そのバンク
44のビジー状態算出は、シフトレジスタ53とシフト
レジスタ53にセットされるビジーパターンとの重なり
を検出することで行う。ビジーパターンは、”0”と”
l”とで表記され、システムバス10にリクエストが発
行されるタイミングを基準として実際にバンク44が使
用される期間を”1”として定義される。したがって、
シフトレジスタ53とビジーパターンとのANDを行
い、1ビットでも”l”となる箇所が存在すれば、その
バンク44に対してリクエストを発行することが不可能
であることを表す。バンク44のビジー状態は、全ての
リクエストタイプに対して個別に算出されるため、例え
ばリードリクエストに対してビジー中でもライトリクエ
ストに対してはリクエスト発行可能となる場合も存在す
る。通常、このままの回路では、ライトリクエスト後の
リードリクエストに対してビジー状態となり、ライトリ
クエスト後、ライトリクエスト完了までリードリクエス
トが発行できない状態となってしまう。リードビジー制
御52は、この状態を回避するように、ライトリクエス
トが発行されても、リードに対してはそのままビジー状
態を点灯するのではなく、主記憶装置40でライトリク
エストの受け付け後、同一バンク44に対するリードリ
クエストを受け付け可能な期間のみリードに対するビジ
ー状態をマスクする。すなわち、リードビジー制御52
は、バンク44を有効に使用するために、ライトリクエ
ストが発行された後でも、実際にライトが実行されるま
でにリードリクエストが発行可能なようにリードビジー
状態を制御する。
【0032】次に、このように構成された第2の実施の
形態に係るパイプライン方式のバスを用いたメモリ制御
方式の動作について、第1の実施の形態に係るパイプラ
イン方式のバスを用いたメモリ制御方式の動作と相違す
る点を中心に説明する。
【0033】リフレッシュ制御回路35は、全リクエス
タ30,31内で等しく動作し、リフレッシュの実行を
必要とするバンク44が発生した場合、リフレッシュを
必要とするバンク44のバンク番号を使用してリクエス
ト発行制御回路34に対してリフレッシュ要求を行う。
【0034】リクエスト発行制御回路34は、リフレッ
シュ制御回路35からリフレッシュ要求を受け付ける
と、バンクビジー管理部50からのバンクビジー状態を
参照して該当バンク44がバンクビジー状態でないこと
を確認し、システムバス調停回路60に対してシステム
バス獲得要求を行う。
【0035】システムバス調停回路60は、リクエスト
発行制御回路34からシステムバス獲得要求があると、
システムバス調停回路制御信号20を介して他のリクエ
スタ30,31ヘシステムバス獲得要求を送出するとと
もに、他のリクエスタ30,31からのシステムバス獲
得要求を入力し、全てのシステムバス獲得要求から最適
なリクエスタ30,31からのシステムバス獲得要求に
対してシステムバス10の使用権を与える。このとき、
自リクエスタ30,31がシステムバス10を獲得する
と、システムバス調停回路60は、システムバス10を
獲得したことをリクエスト発行制御回路34に通知し、
リクエスト発行制御回路34は、リフレッシュ要求を通
常のリクエストとしてシステムバス10へ発行する。
【0036】また、システムバス調停回路60は、自リ
クエスタ30,31によるシステムバス10の獲得の成
否にかかわらず、バンクビジー管理部50に対して、シ
ステムバス10を獲得したリクエストの使用するリクエ
ストタイプおよびバンク番号を通知する。
【0037】バンクビジー管理部50は、システムバス
調停回路60からリクエストタイプおよびバンク番号を
入力すると、それに基づきバンク44のビジー管理を行
う。すなわち、バンクビジー管理部50では、バンク番
号に対応する対応バンク用バンクビジー管理部51が、
シフトレジスタ53にリクエストタイプ毎に選択された
ビジーパターンをセットし、シフトレジスタ53とリク
エストタイプ毎のビジーパターンとの重なり検出を行っ
た結果、重なりが発生している期間をバンク44のビジ
ー状態としてリクエスト発行制御回路34へ通知する。
【0038】主記憶装置40では、システムバス10か
らリフレッシュ要求のリクエストタイプおよびアドレス
を受け取ると、バンク制御回路43が、受け取ったリク
エストタイプおよびアドレスに基づきバンク44へのア
クセスを行い、該当バンク44をリフレッシュする。
【0039】図7は、本発明の第3の実施の形態に係る
パイプライン方式のバスを用いたメモリ制御方式の概略
構成図である。本実施の形態に係るパイプライン方式の
バスを用いたメモリ制御方式は、図1に示した第1の実
施の形態に係るパイプライン方式のバスを用いたメモリ
制御方式に対して、主記憶装置40にリフレッシュ制御
回路41およびバンクビジー管理部50を備えるように
したものである。すなわち、主記憶装置40は、バンク
制御回路43と、複数のバンク44と、バンクビジー管
理部50と、リフレッシュ制御回路41とから構成され
ている。
【0040】図8は、図7中のリクエスタ30,31の
より詳細な構成を示す回路ブロック図であり、図2に示
した第1の実施の形態におけるリクエスタ30,31に
対して、バンクビジー管理部50にシステムバス10を
介してリフレッシュ要求が入力されるようにしたもので
ある。
【0041】図9は、図7中の主記憶装置40のより詳
細な構成を示す回路ブロック図であり、図3に示した第
1の実施の形態における主記憶装置40に対して、バン
クビジー管理部50と、リフレッシュ制御回路41とを
付加したことを示している。すなわち、主記憶装置40
は、バンク44に対するアクセス制御を行うバンク制御
回路43と、リフレッシュの実行を指示するリフレッシ
ュ制御回路41と、DRAMで構成された複数のバンク
44と、システムバス10を介して受け付けたリクエス
トタイプおよびバンク番号から当該バンク44のビジー
状態を示すバンクビジー管理部50とから構成されてい
る。
【0042】主記憶装置40内のバンクビジー管理部5
0は、リクエスタ30,31内のバンクビジー管理部5
0と同じ回路構成を有しており、リクエスタ30,31
内のバンクビジー管理部50に対して1サイクルずれで
動作する。主記憶装置40内のバンクビジー管理部50
は、システムバス10から受け取ったリクエストを基に
動作し、リフレッシュの実行タイミングを検出するため
にのみ使用される。
【0043】リフレッシュ制御回路41は、主記憶装置
40内のバンク44がDRAMで構成されていた場合に
DRAMのリフレッシュの実行を指示する。すなわち、
リフレッシュ制御回路41は、バンク44に対するリフ
レッシュのタイミングを算出し、主記憶装置40内のバ
ンクビジー管理部50に対して直接リフレッシュの指示
を行い、リクエスタ30,31内のバンクビジー管理部
50に対してシステムバス10を介してリフレッシュの
指示を行う。このとき、リフレッシュの指示はシステム
バス10の空きビットを使用して行われるため、リクエ
スタ30,31からのリクエストを妨げることはない。
この後、主記憶装置40内のバンクビジー管理部50か
らリフレッシュ実行可を通知されると、リフレッシュ制
御回路41は、バンク制御回路43に対してリフレッシ
ュ要求を行う。
【0044】図10は、図8中および図9中のバンクビ
ジー管理部50内に各バンク44対応に設けられている
対応バンク用バンクビジー管理部51の内部構成図であ
り、図6に示した対応バンク用バンクビジー管理部51
に対して、リフレッシュ制御フリップフロップ(以下、
リフレッシュ制御FFと略記する)54が付加されたも
のである。対応バンク用バンクビジー管理部51は、リ
フレッシュの指示を受け付けると、いったんリフレッシ
ュ制御FF54を点灯し、全リクエストタイプに対して
ビジー状態とする。これは、リフレッシュを最優先で実
行するために他のリクエストを対象バンク44に対して
発行させないためである。リフレッシュ制御FF54
は、リフレッシュが実行可能な状態となるまで保持さ
れ、リフレッシュ実行可能となった時点でリフレッシュ
制御回路41へリフレッシュ実行可を通知する。
【0045】次に、このように構成された第3の実施の
形態に係るパイプライン方式のバスを用いたメモリ制御
方式の動作について、第1の実施の形態に係るパイプラ
イン方式のバスを用いたメモリ制御方式の動作と相違す
る点を中心に説明する。
【0046】主記憶装置40では、リフレッシュ制御回
路41が、バンク44に対するリフレッシュのタイミン
グを算出し、主記憶装置40内のバンクビジー管理部5
0に対して直接リフレッシュの指示を行い、リクエスタ
30,31内のバンクビジー管理部50に対してシステ
ムバス10を介してリフレッシュの指示を行う。
【0047】主記憶装置40内のバンクビジー管理部5
0では、リフレッシュ制御回路41からリフレッシュの
指示およびバンク番号を入力すると、バンク番号に対応
する対応バンク用バンクビジー管理部51が、リフレッ
シュ制御FF54を点灯し、全リクエストタイプに対し
てビジー状態にする。これは、リフレッシュの実行タイ
ミングを作るためである。リフレッシュ制御FF54
は、リフレッシュが実行可能な状態となるまで保持さ
れ、リフレッシュが実行可能となった時点でリフレッシ
ュ制御回路41へリフレッシュ実行可を通知する。
【0048】リフレッシュ制御回路41は、主記憶装置
40内のバンクビジー管理部50からリフレッシュ実行
可の通知を受けると、バンク制御回路43に対してリフ
レッシュ要求を行う。
【0049】バンク制御回路43は、リフレッシュ要求
を受けると、バンク番号に該当するバンク44をリフレ
ッシュする。
【0050】一方、リクエスタ30,31内のバンクビ
ジー管理部50では、システムバス10を介してリフレ
ッシュの指示を受け付けると、バンク番号の対応バンク
用バンクビジー管理部51が、リフレッシュ制御FF5
4を点灯し、バンク44の全リクエストタイプに対する
ビジー状態をリクエスト発行制御回路34へ通知する。
リフレッシュ制御FF54は、リフレッシュが実行可能
な状態となるまで保持される。
【0051】図11は、本発明の第4の実施の形態に係
るパイプライン方式のバスを用いたメモリ制御方式の概
略構成図である。本実施の形態に係るパイプライン方式
のバスを用いたメモリ制御方式は、図7に示した第3の
実施の形態に係るパイプライン方式のバスを用いたメモ
リ制御方式におけるリフレッシュ制御回路41に代え
て、主記憶装置40にリフレッシュ/リライト制御回路
42を備えるようにしたものである。すなわち、主記憶
装置40は、バンク制御回路43と、複数のバンク44
と、バンクビジー管理部50と、リフレッシュ/リライ
ト制御回路42とから構成されている。
【0052】図12は、図11中のリクエスタ30,3
1のより詳細な構成を示す回路ブロック図であり、図8
に示した第3の実施の形態におけるリクエスタ30,3
1に対して入力されていたリフレッシュの指示の代わり
に、リフレッシュ/リライトの指示が入力されるように
したものである。
【0053】図13は、図11中の主記憶装置40のよ
り詳細な構成を示す回路ブロック図であり、図9中のリ
フレッシュ制御回路41がリフレッシュ/リライト制御
回路42となっていることを示している。主記憶装置4
0内のバンクビジー管理部50は、システムバス10か
ら受け取ったリクエストタイプおよびバンク番号を基に
動作し、リフレッシュの実行タイミングと、バンク44
からのリードデータに訂正可能エラーを検出した場合の
リライト(再書き込み)のタイミングとを検出するため
に使用される。リフレッシュ/リライト制御回路42
は、図9中のリフレッシュ制御回路41について説明し
たリフレッシュ動作に加えて、リライト動作の制御を行
う。
【0054】図14は、図12中および図13中のバン
クビジー管理部50内に各バンク44対応に設けられて
いる対応バンク用バンクビジー管理部51の内部構成図
であり、図10に示した第3の実施の形態における対応
バンク用バンクビジー管理部51に対して、さらにリラ
イト制御フリップフロップ(以下、リライト制御FFと
略記する)55が付加されたものである。
【0055】このように構成された第4の実施の形態に
係るパイプライン方式のバスを用いたメモリ制御方式の
動作について、第3の実施の形態に係るパイプライン方
式のバスを用いたメモリ制御方式の動作と相違する点を
中心に説明する。
【0056】リフレッシュ/リライト制御回路42は、
バンク44からのリードデータに訂正可能エラーを検出
すると、主記憶装置40内のバンクビジー管理部50に
対して直接リライトの指示を行い、リクエスタ30,3
1内のバンクビジー管理部50に対してシステムバス1
0を介してリライトの指示を行う。このとき、リライト
の指示はシステムバス10の制御線を使用して行われる
ため、リクエスタ30,31からのリクエストを妨げる
ことはない。
【0057】主記憶装置40内のバンクビジー管理部5
0では、リフレッシュ/リライト制御回路42からリラ
イトの指示およびバンク番号を受け付けると、バンク番
号の対応バンク用バンクビジー管理部51が、いったん
リライト制御FF55を点灯し、全リクエストタイプに
対してビジー状態とする。これは、リライトの実行タイ
ミングを作るためである。リライト制御FF55は、リ
ライトが実行可能な状態となるまで保持され、リライト
実行可能となった時点でリフレッシュ/リライト制御回
路42へリライト実行可を通知する。
【0058】主記憶装置40内のバンクビジー管理部5
0からリライト実行可が通知されると、リフレッシュ/
リライト制御回路42は、バンク制御回路43に対して
リライト要求を行う。
【0059】バンク制御回路43は、リライト要求を受
けると、バンク番号に該当するバンク44にリライトを
行う。
【0060】一方、リクエスタ30,31内のバンクビ
ジー管理部50では、システムバス10を介してリライ
トの指示を受け付けると、バンク番号の対応バンク用バ
ンクビジー管理部51が、リライト制御FF55を点灯
し、バンク44の全リクエストタイプに対するビジー状
態をリクエスト発行制御回路34へ通知する。リライト
制御FF55は、リライトが実行可能な状態となるまで
保持される。
【0061】図15は、第1,第2,第3および第4の
実施の形態に係るパイプライン方式のバスを用いたメモ
リ制御方式におけるリード時のタイミングを表してお
り、システムバス10のAがアドレス送出サイクル、D
0が前半のデータ、Dlが後半のデータの送出サイクル
を表している。あるリクエスタ30,31からシステム
バス獲得要求をAサイクルで送出した結果システムバス
10を獲得すると、次のAサイクルにリクエスト/アド
レスを送出する。このリクエスト/アドレスに対して主
記憶装置40からD0/Dlのタイミングでリードデー
タが送出される。この場合、リクエスタ30,31内の
バンクビジー管理部50内のシフトレジスタ53は、D
lサイクルのタイミングでセットされ、リクエスト/ア
ドレス送出と同時にビジーが点灯する。第1,第2,第
3および第4の実施の形態では、リードリクエストが発
行されたことに対して同一バンク44へはリードとリー
ドモディファイライトとがビジー状態となる。主記憶装
置40内のバンクビジー管理部50は、システムバス1
0から受け付けたリクエストに対して、リクエスタ3
0,31の1サイクル遅れのD0サイクルで、シフトレ
ジスタ53がセットされ、同じくビジーを点灯する。
【0062】図16は、第1,第2,第3および第4の
実施の形態に係るパイプライン方式のバスを用いたメモ
リ制御方式におけるライト時のタイミングを表してい
る。システムバス10の獲得までの流れは、図15のリ
ード時のタイミングと同じである。ライトデータはリク
エスト/アドレスを送出したリクエスタ30,31がD
0/Dlのタイミングでシステムバス10で送出し、そ
れを受け取った主記憶装置40が該当バンク44へライ
トを実行する。第1,第2,第3および第4の実施の形
態では、ライトリクエストが発行されたことに対して同
一バンク44へはリード,ライトおよびリードモディフ
ァイライトがタイムチャートで示されるようにビジー状
態となる。
【0063】図17は、第2,第3および第4の実施の
形態に係るパイプライン方式のバスを用いたメモリ制御
方式におけるリードモディファイライト時のタイミング
を表している。システムバス10の獲得までの流れは、
図15のリード時のタイミングと同じである。第2,第
3および第4の実施の形態では、リードモディファイラ
イトリクエストが発行されたことに対して同一バンク4
4へはリード,ライトおよびリードモディファイライト
がタイムチャートで示されるようにビジー状態となる。
【0064】図18は、第3および第4の実施の形態に
係るパイプライン方式のバスを用いたメモリ制御方式に
おけるリフレッシュ時のタイミングを表している。
は、リフレッシュ対象のバンク44がビジー状態でない
場合を表しており、バンクビジー管理部50のリフレッ
シュ制御FF54が点灯することで、全てのリクエスト
タイプに対してビジー状態となることを表している。
は、リフレッシュ対象のバンク44がビジー状態ですぐ
にリフレッシュが発行できない場合を表している。リフ
レッシュ制御FF54は、リードのビジーが解除された
次のタイミングでリセットされ、リフレッシュが発行さ
れる。
【0065】図19は、第4の実施の形態に係るパイプ
ライン方式のバスを用いたメモリ制御方式におけるリラ
イト時のタイミングを表している。は、リライト対象
のバンク44がビジー状態でない場合を表しており、バ
ンクビジー管理部50のリライト制御FF55が点灯す
ることで、全てのリクエストタイプに対してビジー状態
となることを表している。は、リライト対象のバンク
44がビジー状態ですぐにリライトが発行できない場合
を表している。リライト制御FF55は、リードモディ
ファイライトのビジーが解除された次のタイミングでリ
セットされ、リライトが発行される。
【0066】図20は、第1,第2,第3および第4の
実施の形態に係るパイプライン方式のバスを用いたメモ
リ制御方式におけるライトリクエスト後に同一バンク4
4に対してリードリクエストが発行された場合を表して
いる。先に発行されたライトリクエストは、データをシ
ステムバス10から受け取るまで待たされており、その
間に受け付けたリードリクエストが優先的に実行され
る。
【0067】
【発明の効果】第1の効果は、システムバスに対して無
駄なリクエストの発行がなくなり、システムバスを有効
に使用することで、性能の向上が望めるということであ
る。その理由は、リクエスト発行装置(CPUユニッ
ト,I/Oユニット)がメモリ装置内のバンクの状態を
意識し、システムバスに対してリクエストの発行を行う
ため、システムバスに対して一切無駄なリクエストが発
行されることがないからである。
【0068】第2の効果は、メモリ制御装置が極端に簡
単な論理で構成可能であり、ハードウェア量も小さなも
のとなることである。その理由は、パイプライン制御方
式のバスを用いることで、メモリ制御装置がシステムバ
スの調停に参加する必要がないことと、バンクのビジー
管理をリクエスト発行装置が行うため、余分なバッファ
を持つ必要がないこととからである。
【0069】第3の効果は、パイプライン方式のバスを
用いた場合にバンクの使用率が悪化するのを防ぐことが
できるということである。その理由は、バンクのビジー
管理およびメモリ制御装置がライトリクエスト後でも同
一バンクにリードリクエストが発行可能なように制御さ
れるからである。
【0070】第4の効果は、使用するRAMの種別また
はサイクルタイムに影響されないことである。その理由
は、バンクのビジー管理にシフトレジスタを用い、任意
にビジーパターンが設定可能であるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2の実施の形態に係るパ
イプライン方式のバスを用いたメモリ制御方式を示す概
略構成図である。
【図2】図1中のリクエスタのより詳細な構成を示す回
路ブロック図である。
【図3】図1中の主記憶装置のより詳細な構成を示す回
路ブロック図である。
【図4】図2中のバンクビジー管理部内に各バッファ対
応に設けられている対応バンク用バンクビジー管理部の
内部構成図である。
【図5】第2の実施の形態に係るパイプライン方式のバ
スを用いたメモリ制御方式におけるリクエスタのより詳
細な構成を示す回路ブロック図である。
【図6】図5中のバンクビジー管理部内に各バッファ対
応に設けられている対応バンク用バンクビジー管理部の
内部構成図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るパイプライン
方式のバスを用いたメモリ制御方式を示す概略構成図で
ある。
【図8】図7中のリクエスタのより詳細な構成を示す回
路ブロック図である。
【図9】図7中の主記憶装置のより詳細な構成を示す回
路ブロック図である。
【図10】図8中および図9中のバンクビジー管理部内
に各バッファ対応に設けられている対応バンク用バンク
ビジー管理部の内部構成図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係るパイプライ
ン方式のバスを用いたメモリ制御方式を示す概略構成図
である。
【図12】図11中のリクエスタのより詳細な構成を示
す回路ブロック図である。
【図13】図11中の主記憶装置のより詳細な構成を示
す回路ブロック図である。
【図14】図11中のバンクビジー管理部内に各バッフ
ァ対応に設けられている対応バンク用バンクビジー管理
部の内部構成図である。
【図15】本発明の第1,第2,第3および第4の実施
の形態に係るパイプライン方式のバスを用いたメモリ制
御方式におけるリード時のタイムチャートである。
【図16】本発明の第1,第2,第3および第4の実施
の形態に係るパイプライン方式のバスを用いたメモリ制
御方式におけるライト時のタイムチャートである。
【図17】本発明の第2,第3および第4の実施の形態
に係るパイプライン方式のバスを用いたメモリ制御方式
におけるリードモディファイライト時のタイムチャート
である。
【図18】本発明の第3および第4の実施の形態に係る
パイプライン方式のバスを用いたメモリ制御方式におけ
るリフレッシュ時のタイムチャートである。
【図19】本発明の第4の実施の形態に係るパイプライ
ン方式のバスを用いたメモリ制御方式におけるリライト
時のタイムチャートである。
【図20】本発明の第1,第2,第3および第4の実施
の形態に係るパイプライン方式のバスを用いたメモリ制
御方式におけるライト後の同一バンクに対するリード時
のタイムチャートである。
【符号の説明】
10 システムバス 20 システムバス調停回路信号 30 リクエスタ(CPUユニット) 31 リクエスタ(I/Oユニット) 32 MPU 33 I/O 34 リクエスト発行制御回路 40 主記憶装置 41 リフレッシュ制御回路 42 リフレッシュ/リライト制御回路 43 バンク制御回路 44 バンク 50 バンクビジー管理部 51 対応バンク用バンクビジー管理部 52 リードビジー制御 53 シフトレジスタ 54 リフレッシュ制御FF 55 リライト制御FF 60 システムバス調停回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/368,12/06 G06F 13/18,15/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUユニットあるいはI/Oユニット
    からなる複数のリクエスト発行装置と、RAMで構成さ
    れる複数のバンクからなる主記憶装置とがパイプライン
    方式のシステムバスを介して接続されるコンピュータに
    おいて、 システムバスにはシステムバス調停回路制御信号を備
    え、 リクエスト発行装置は、主記憶装置に対するリクエスト
    を送出する場合にバンクビジー管理手段から通知される
    バンクのビジー状態を参照し該当バンクがビジー状態で
    ないことを確認してからシステムバス調停回路制御信号
    を介してシステムバス獲得要求を行うリクエスト発行制
    御手段と、システムバス調停回路制御信号を介してシス
    テムバス獲得要求としてリクエストタイプおよびバンク
    番号を入力し、調停の結果システムバスを獲得したシス
    テムバス獲得要求のリクエストタイプおよびバンク番号
    をバンクビジー管理手段に送出し、自リクエスト発行装
    置がシステムバスを獲得した場合には前記リクエスト発
    行制御手段に対して自リクエスト発行装置がシステムバ
    スを獲得したことを通知するシステムバス調停手段と、
    このシステムバス調停手段から入力したリクエストタイ
    プおよびバンク番号を基に対象バンクをビジーとする
    が、ライトリクエストが発行された後でも実際にライト
    が実行されるまでにリードリクエストが発行可能なよう
    にリードビジー状態を制御し、前記リクエスト発行制御
    手段に対して主記憶装置内のバンクのビジー状態を通知
    するバンクビジー管理手段とを有し、 主記憶装置は、リクエスト発行装置よりシステムバスを
    介して受け付けたリクエストタイプおよびアドレスから
    バンクに対するアクセスを制御するバンク制御手段を有
    することを特徴とするパイプライン方式のバスを用いた
    メモリ制御方式。
  2. 【請求項2】 CPUユニットあるいはI/Oユニット
    からなる複数のリクエスト発行装置と、DRAMで構成
    される複数のバンクからなる主記憶装置とがパイプライ
    ン方式のシステムバスを介して接続されるコンピュータ
    において、 システムバスにはシステムバス調停回路制御信号を備
    え、 リクエスト発行装置は、主記憶装置に対するリクエスト
    を送出する場合にバンクビジー管理手段から通知される
    バンクのビジー状態を参照し該当バンクがビジー状態で
    ないことを確認してからシステムバス調停回路制御信号
    を介してシステムバス獲得要求を行うリクエスト発行制
    御手段と、システムバス調停回路制御信号を介してシス
    テムバス獲得要求としてリクエストタイプおよびバンク
    番号を入力し、調停の結果システムバスを獲得したシス
    テムバス獲得要求のリクエストタイプおよびバンク番号
    をバンクビジー管理手段に送出し、自リクエスト発行装
    置がシステムバスを獲得した場合には前記リクエスト発
    行制御手段に対して自リクエスト発行装置がシステムバ
    スを獲得したことを通知するシステムバス調停手段と、
    このシステムバス調停手段から入力したリクエストタイ
    プおよびバンク番号を基に対象バンクをビジーとする
    が、ライトリクエストが発行された後でも実際にライト
    が実行されるまでにリードリクエストが発行可能なよう
    にリードビジー状態を制御し、前記リクエスト発行制御
    手段に対して主記憶装置内のバンクのビジー状態を通知
    するバンクビジー管理手段と、主記憶装置内のバンクの
    リフレッシュの間隔を監視してリフレッシュの実行を必
    要とするバンクが発生した場合にリフレッシュ要求を前
    記リクエスト発行制御手段に対して発行するリフレッシ
    ュ制御手段とを有し、 主記憶装置は、複数のリクエスト発行装置よりシステム
    バスを介して受け付けたリクエストタイプおよびアドレ
    スからバンクに対するアクセスを制御するバンク制御手
    段を有することを特徴とするパイプライン方式のバスを
    用いたメモリ制御方式。
  3. 【請求項3】 CPUユニットあるいはI/Oユニット
    からなる複数のリクエスト発行装置と、DRAMで構成
    される複数のバンクからなる主記憶装置とがパイプライ
    ン方式のシステムバスを介して接続されるコンピュータ
    において、 システムバスにはシステムバス調停回路制御信号を備
    え、 リクエスト発行装置は、主記憶装置に対するリクエスト
    を送出する場合にバンクビジー管理手段から通知される
    バンクのビジー状態を参照し該当バンクがビジー状態で
    ないことを確認してからシステムバス調停回路制御信号
    を介してシステムバス獲得要求を行うリクエスト発行制
    御手段と、システムバス調停回路制御信号を介してシス
    テムバス獲得要求としてリクエストタイプおよびバンク
    番号を入力し、調停の結果システムバスを獲得したシス
    テムバス獲得要求のリクエストタイプおよびバンク番号
    をバンクビジー管理手段に送出し、自リクエスト発行装
    置がシステムバスを獲得した場合には前記リクエスト発
    行制御手段に対して自リクエスト発行装置がシステムバ
    スを獲得したことを通知するシステムバス調停手段と、
    このシステムバス調停手段から入力したリクエストタイ
    プおよびバンク番号またはシステムバスを介して入力し
    たリフレッシュ要求およびバンク番号を基に対象バンク
    をビジーとするが、ライトリクエストが発行された後で
    も実際にライトが実行されるまでにリードリクエストが
    発行可能なようにリードビジー状態を制御し、前記リク
    エスト発行制御手段に対して主記憶装置内のバンクのビ
    ジー状態を通知するバンクビジー管理手段とを有し、 主記憶装置は、リクエスト発行装置よりシステムバスを
    介して受け付けたリクエストタイプおよびアドレスから
    バンクに対するアクセスを制御するバンク制御手段と、
    前記バンクのリフレッシュの間隔を監視してリフレッシ
    ュの実行を必要とするバンクが発生した場合に主記憶装
    置内のバンクビジー管理手段に対しては直接、リクエス
    ト発行装置に対してはシステムバスを介してリフレッシ
    ュ要求およびバンク番号を発行し、主記憶装置内のバン
    クビジー管理手段からリフレッシュ実行可能を示す指示
    を入力した場合に前記バンク制御手段に対してリフレッ
    シュ要求を発行するリフレッシュ制御手段と、システム
    バスから入力したリクエストタイプおよびバンク番号ま
    たは前記リフレッシュ制御手段から入力したリフレッシ
    ュ要求およびバンク番号を基に対象バンクをビジーと
    し、前記リフレッシュ制御手段から入力したリフレッシ
    ュ要求が実行可能であるかどうかの判断を行い、リフレ
    ッシュが実行可能であれば前記リフレッシュ制御手段に
    対してリフレッシュ実行可能を通知するバンクビジー管
    理手段とを有することを特徴とするパイプライン方式の
    バスを用いたメモリ制御方式。
  4. 【請求項4】 CPUユニットあるいはI/Oユニット
    からなる複数のリクエスト発行装置と、DRAMで構成
    される複数のバンクからなる主記憶装置とがパイプライ
    ン方式のシステムバスを介して接続されるコンピュータ
    において、 システムバスにはシステムバス調停回路制御信号を備
    え、 リクエスト発行装置は、主記憶装置に対するリクエスト
    を送出する場合にバンクビジー管理手段から通知される
    バンクのビジー状態を参照し該当バンクがビジー状態で
    ないことを確認してからシステムバス調停回路制御信号
    を介してシステムバス獲得要求を行うリクエスト発行制
    御手段と、システムバス調停回路制御信号を介してシス
    テムバス獲得要求としてリクエストタイプおよびバンク
    番号を入力し、調停の結果システムバスを獲得したシス
    テムバス獲得要求のリクエストタイプおよびバンク番号
    をバンクビジー管理手段に送出し、自リクエスト発行装
    置がシステムバスを獲得した場合には前記リクエスト発
    行制御手段に対して自リクエスト発行装置がシステムバ
    スを獲得したことを通知するシステムバス調停手段と、
    このシステムバス調停手段から入力したリクエストタイ
    プおよびバンク番号,システムバスを介して入力したリ
    フレッシュ要求およびバンク番号またはシステムバスを
    介して入力したリライト要求を基に対象バンクをビジー
    するが、ライトリクエストが発行された後でも実際に
    ライトが実行されるまでにリードリクエストが発行可能
    なようにリードビジー状態を制御し、前記リクエスト発
    行制御手段に対して主記憶装置内のバンクのビジー状態
    を通知するバンクビジー管理手段とを有し、 主記憶装置は、リクエスト発行装置よりシステムバスを
    介して受け付けたリクエストタイプおよびアドレスから
    バンクに対するアクセスを制御するバンク制御手段と、
    前記バンクのリフレッシュの間隔を監視してリフレッシ
    ュの実行を必要とするバンクが発生した場合に主記憶装
    置内のバンクビジー管理手段に対しては直接、リクエス
    ト発行装置に対してはシステムバスを介してリフレッシ
    ュ要求およびバンク番号を発行し、主記憶装置内のバン
    クビジー管理手段からリフレッシュ実行可能を示す指示
    を入力した場合に前記バンク制御手段に対してリフレッ
    シュ要求を発行し、さらにバンクからの読み出しデータ
    に訂正可能エラーを検出した場合に主記憶装置内のバン
    クビジー管理手段に対しては直接、リクエスト発行装置
    に対してはシステムバスを介してリライト要求を発行
    し、主記憶装置内のバンクビジー管理手段からリライト
    実行可能を示す指示を入力した場合に前記バンク制御手
    段に対してリライト要求を発行するリフレッシュ/リラ
    イト制御手段と、システムバスから入力したリクエスト
    タイプおよびバンク番号,前記リフレッシュ/リライト
    制御手段から入力したリフレッシュ要求およびバンク番
    号またはリライト要求を基に対象バンクをビジーとし、
    前記リフレッシュ/リライト制御手段から入力したリフ
    レッシュ要求またはリライト要求が実行可能であるかど
    うかの判断を行い、リフレッシュまたはリライトが実行
    可能であれば前記リフレッシュ/リライト制御手段に対
    してリフレッシュ実行可能またはリライト実行可能を通
    知するバンクビジー管理手段とを有することを特徴とす
    るパイプライン方式のバスを用いたメモリ制御方式。
  5. 【請求項5】 前記バンクビジー管理部が、リクエスト
    タイプ毎に選択されたビジーパターンとの重なり検出を
    行った結果、重なりが発生している期間をバンクのビジ
    ー状態として前記リクエスト発行制御手段へ通知するシ
    フトレジスタと、ライトリクエストが発行されたときに
    リードに対しては主記憶装置でライトリクエストの受け
    付け後に同一バンクに対するリードリクエストを受け付
    け可能な期間のみリードに対するビジー状態をマスクす
    るリードビジー制御とを含んで構成される請求項1ない
    し4記載のパイプライン方式のバスを用いたメモリ制御
    方式。
  6. 【請求項6】 前記バンクビジー管理部が、リクエスト
    タイプ毎に選択されたビジーパターンとの重なり検出を
    行った結果、重なりが発生している期間をバンクのビジ
    ー状態として前記リクエスト発行制御手段へ通知するシ
    フトレジスタと、ライトリクエストが発行されたときに
    リードに対しては主記憶装置でライトリクエストの受け
    付け後に同一バンクに対するリードリクエストを受け付
    け可能な期間のみリードに対するビジー状態をマスクす
    るリードビジー制御と、リフレッシュが実行可能な状態
    となるまで保持されリフレッシュ実行可能となった時点
    で前記リフレッシュ制御手段へリフレッシュ実行可を通
    知するリフレッシュ制御フリップフロップとを含んで構
    成される請求項2ないし4記載のパイプライン方式のバ
    スを用いたメモリ制御方式。
  7. 【請求項7】 前記バンクビジー管理部が、リクエスト
    タイプ毎に選択されたビジーパターンとの重なり検出を
    行った結果、重なりが発生している期間をバンクのビジ
    ー状態として前記リクエスト発行制御手段へ通知するシ
    フトレジスタと、ライトリクエストが発行されたときに
    リードに対しては主記憶装置でライトリクエストの受け
    付け後に同一バンクに対するリードリクエストを受け付
    け可能な期間のみリードに対するビジー状態をマスクす
    るリードビジー制御と、リフレッシュが実行可能な状態
    となるまで保持されリフレッシュ実行可能となった時点
    で前記リフレッシュ/リライト制御手段へリフレッシュ
    実行可を通知するリフレッシュ制御フリップフロップ
    と、リライトが実行可能な状態となるまで保持されリラ
    イト実行可能となった時点で前記リフレッシュ/リライ
    ト制御手段へリライト実行可を通知するリライト制御フ
    リップフロップとを含んで構成される請求項4記載のパ
    イプライン方式のバスを用いたメモリ制御方式。
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