JP3091647B2 - ファクシミリ装置におけるステッピングモータ駆動制御装置 - Google Patents

ファクシミリ装置におけるステッピングモータ駆動制御装置

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JP3091647B2
JP3091647B2 JP06224425A JP22442594A JP3091647B2 JP 3091647 B2 JP3091647 B2 JP 3091647B2 JP 06224425 A JP06224425 A JP 06224425A JP 22442594 A JP22442594 A JP 22442594A JP 3091647 B2 JP3091647 B2 JP 3091647B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿搬送用駆動源にス
テッピングモータを用いた高速読取仕様対応のファクシ
ミリ装置におけるステッピングモータ駆動制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置にあっては、機
能の高級・多様化に伴い、原稿から読取った画像データ
を符号化してメモリへ入力蓄積させる処理を、A4又は
B4サイズの原稿について約1〜3秒で終了させるよう
にした高速読取機能を持たせたものがある。
【0003】このような高速読取機能を持つ従来のファ
クシミリ装置の原稿読取系の制御ハードウェアの構成例
を図3に示す。概略的には、ファクシミリエンジンブロ
ック1内に具備されたメインのCPU(図示せず)とは
別に、原稿読取系2自身に関して読取処理やモータ制御
用に専用のCPU3を備えた構成とされている。このC
PU3はCPUバス4によってファクシミリエンジンブ
ロック1に接続されている。この他、原稿読取系2内に
おいて、原稿画像を実際に読み取るCIS(密着型イメ
ージセンサ)又はCCDによる読取センサ5が2値化用
の画処理LSI6を介してCPUバス4に接続されてい
る。また、読取センサ5による読取時に原稿を搬送させ
るための駆動源としてステッピングモータ7が設けら
れ、このステッピングモータ7を駆動させるためのドラ
イバ8がモータコントロールブロック9を介してCPU
バス4に接続されている。さらに、CPUバス4にはD
MAC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントロー
ラ)10や符号化LSI11が接続されている。さら
に、DMAC10を制御主体とするPIXバス12が設
けられ、このPIXバス12にはシリアル・パラレル変
換器13、ラインメモリ14及び前記符号化LSI11
が接続されている。前記シリアル・パラレル変換器13
は前記画処理LSI6にも接続されている。
【0004】このような構成において、高速読取処理に
ついて説明する。まず、読取センサ5で読取られた原稿
画像データは画処理LSI6で2値化されてシリアルデ
ータとなる。この後、DMAC10を利用して、シリア
ルデータをシリアル・パラレル変換器13でパラレルデ
ータに変換し、DMA0としてラインメモリ14に転送
し、データのバッファリングを行なう。このバッファリ
ングにより後述するステッピングモータ7のスムージン
グ化が行なわれる。次いで、このデータをDMA1とし
てラインメモリ14から符号化LSI11までデータを
転送し、この符号化LSI11で符号化された符号デー
タをDMA2としてファクシミリエンジンブロック1内
に転送する。転送された符号データはファクシミリエン
ジンブロック1内で画像保存用メモリ(図示せず)へ転
送され格納される。このような一連の読取動作が、A4
又はB4サイズの原稿について約1〜3秒で終了する処
理を、高速読取処理と称している。
【0005】次に、ステッピングモータ7のシフト動作
を制御するためのモータコントロールブロック9の構成
例を図4に示す。このモータコントロールブロック9
は、ハードウェア構成のタイマ15によりシフト制御さ
せることで、高速読取処理におけるCPU3等のソフト
処理の負担を極力減らすように設計されている。このタ
イマ15は設定されたタイマ値に従いモータシフトパル
スをドライバ8に出力するもので、タイマ15の入力側
にはタイマ値設定用のレジスタ16が接続されている。
また、タイマ15の出力側には前述したドライバ8の他
に、CPU3に対してモータ用割込みをかけるための割
込み信号MINTを出力するフリップフロップ17が接
続されている。
【0006】このような構成において、図5に示すモー
タ制御用のフローチャートを参照しながら、モータコン
トロールブロック9の動作を説明する。まず、CPU3
によるソフト処理で、レジスタ16にステッピングモー
タ7の1シフトの時間(タイマ値)を設定する(ステッ
プS1)。さらに、CPU3によるソフト処理で、LO
AD(負論理)(モータスタート+タイマ値のロード)な
るタイマロードをORゲート18を介してかけると(S
2)、レジスタ16に設定されたタイマ値でタイマ15
からモータシフトパルスが出力される。このモータシフ
トパルスが出力されると、ドライバ8はステッピングモ
ータ7を1シフト駆動させる。これと並行して、モータ
シフトパルスの出力により、フリップフロップ17から
割込み信号MINTが発生し(S3)、CPU3に割込
みがかかる。
【0007】この割込みにより、CPU3はステップS
4〜S6に示すようなモータ用割込み処理を実行する。
まず、ラインメモリ14を監視する(S4)。ここに、
「ラインメモリの監視」とは、図3で説明したDMA0
とDMA1との増減関係を見ることであり、DMA0の
入力量よりもDMA1の出力量のほうが少なければステ
ッピングモータ7の速度を低下させるようにし、逆に、
DMA0の入力量よりもDMA1の出力量のほうが多け
ればステッピングモータ7の速度を上げる(又は、等速
とさせる)ようにするかを判断する処理を意味する。こ
の判断の結果、タイマ値の変更を要する場合には、レジ
スタ16にタイマ値を設定し直す(S6)。このような
割込み処理がモータのスムージング化である。この処理
がなければ、ステッピングモータ7の速度変動が大きく
てぎくしゃくした読取りとなってしまい、場合によって
はライン抜けも生じてしまうため、このスムージング化
処理を必要としている。
【0008】このようなモータ用割込み処理は、図6に
示すように、ステッピングモータ7の1シフト毎に行な
っている。また、モータ用割込み処理には約200μs
かかっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のモー
タ駆動制御による場合、ステッピングモータ7の1シフ
ト毎に割込み信号MINTが発生してCPU3に割込み
がかかり、その都度、約200μsのCPU3の割込み
処理時間を必要としている。例えば、最も高速なSTD
モード(標準モード)の場合であれば、1読取ライン処
理にステッピングモータ7を4ステップ分だけシフトさ
せるので、1読取ライン当り約800μsの割込み処理
時間が必要となる。高速読取処理として1.5秒読取り
を実施させる場合であれば、1読取ラインの周期が約
1.3msであり、500μs(=1.3ms−800
μs)程度の余裕がある。しかし、現実には、割込み処
理としては、モータ用割込み処理の他に、例えば、不定
期にかかる符号化LSI11の割込み処理やDMAC1
0の割込み処理などがあり、これらの割込み処理を50
0μs以内の時間で処理するのは事実上不可能であり、
最低でも、800μs程度は必要である。よって、ST
Dモードで1.5秒なる高速読取処理を行なわせること
はできない。
【0010】つまり、従来のモータ駆動制御による場合
には、依然として、CPU3のソフト処理の負担が大き
くて余裕が少ないため、高速読取化に限界があり、高速
読取機能を十分に発揮できない現状にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、原稿搬送用
駆動源としてステッピングモータを用いるとともに、原
稿読取系専用のCPUと、設定されたタイマ値に従い前
記ステッピングモータのドライバに対してモータシフト
パルスを順次出力するタイマとを備え、高速読取仕様に
対応したタイマ値を前記CPUのモータ用割込み処理に
よって順次設定しながら、このタイマから出力されるタ
イマ値に応じたモータシフトパルスに基づき前記ステッ
ピングモータを順次ステップ駆動させて原稿を搬送させ
ながら高速読取を行なわせるようにしたファクシミリ装
置において、前記CPUにモータ用割込みをかけるため
の割込み信号を読取ライン単位で1回だけ出力させる割
込み信号出力規制回路と、前記読取ライン単位内で必要
とする最大モータシフト数に相当する個数のレジスタを
複数段構造で各段毎に交互に設定・出力自在に有して、
1回のモータ用割込み処理で必要とするシフト分の各タ
イマ値が前記CPUによって1つの段の各レジスタに予
約設定されるレジスタ群と、前記割込み信号の出力毎に
このレジスタ群の出力段を順次切り換え選択する選択回
路と、選択された出力段の各レジスタに設定されている
各タイマ値を前記モータシフトパルス出力毎に前記タイ
マに順次出力するタイマ値順次出力回路とを設けた。
【0012】
【作用】CPUに対するモータ用割込みのための割込み
信号は、割込み信号出力規制回路によって読取ライン単
位で1回だけ出力される。このような割込み信号が出力
されると、少なくとも次の割込み信号が出力されるまで
の間に、次の読取ライン単位で必要とする各シフト用の
各タイマ値がCPUの割込み処理によってレジスタ群中
の1つの段の必要なレジスタに予約設定される。一方、
割込み時点で、レジスタ群中の他の段のレジスタには現
在の読取ライン単位中で必要とする各シフト用のタイマ
値が既に予約設定されているので、選択回路及びタイマ
値順次出力回路によって、レジスタから各シフト用のタ
イマ値がシフト動作毎に順次タイマに出力される。これ
により、読取ライン単位中で必要とするタイマ値がハー
ドウェアで確保され、読取ライン単位中にはCPUはさ
らなるモータ用割込みのためのソフト処理の負担を要し
ないことになる。ここに、ステッピングモータの動作は
スローアップテーブル等のデータを参照することによ
り、ある程度予測できるので、読取ライン単位で複数の
シフト用の各タイマ値を一度に設定しても支障ない。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2に基づいて
説明する。図3ないし図6に示した部分と同一部分は同
一符号を用い、説明も省略する。本実施例は、前述した
ような高速読取機能を持つファクシミリ装置に適用され
る。このファクシミリ装置の読取モードとしては、ST
Dモードの他に、FINEモード(ファイン・モー
ド)、SFINEモード(スーパファイン・モード)が
ソフト設定により選択自在に用意されている。ここに、
1読取ラインにおけるステッピングモータ7のシフト動
作として、STDモードでは4シフト、FINEモード
では2シフト、SFINEモードでは1シフトさせるよ
うに設定されている。
【0014】このようなファクシミリ装置において、本
実施例では、図4に示したような構成からなるモータコ
ントロールブロック9に代えて、図1に示すような構成
からなるモータコントロールブロック21が設けられて
いる。まず、このモータコントロールブロック21内に
はドライバ8に対してモータシフトパルスを出力するた
めのタイマ15が設けられている。また、このタイマ1
5の出力側には割込み信号MINTを発生させるための
フリップフロップ17も接続されているが、これらのタ
イマ15・フリップフロップ17間には、割込み信号出
力規制回路22が介在されている。
【0015】この割込み信号出力規制回路22は、読取
モードに拘らず、1読取ライン毎に1回だけ割込み信号
MINTを出力させるために設けられており、3つのA
NDゲート23,24,25と、1つのORゲート26
と、2カウント回路27と、4カウント回路28とによ
り形成されている。前記ANDゲート23はSFINE
モード用であり、その入力側にはタイマ15からの出力
信号と、SFINEモード信号とが入力可能とされてい
る。前記ANDゲート24はFINEモード用であり、
その入力側にはタイマ15からの出力信号が2カウント
回路27を介して入力可能であるとともにFINEモー
ド信号が入力可能とされている。前記ANDゲート25
はSTDモード用であり、その入力側にはタイマ15か
らの出力信号が4カウント回路28を介して入力可能で
あるとともにSTDモード信号が入力可能とされてい
る。これらのANDゲート23,24,25の出力側は
ORゲート26を介して前記フリップフロップ17に接
続されている。
【0016】一方、前記タイマ15の前段側には、タイ
マ値設定用のレジスタ群29が設けられている。このレ
ジスタ群29は、前述したレジスタ16に代わるもので
あり、4個ずつのレジスタA0〜A3,B0〜B3の2
段構造とされている。即ち、本実施例では、1読取ライ
ン内で必要とする最大モータシフト数がSTDモード時
の4シフトであるので、これに相当する4個のレジスタ
を単位として1つの段を形成し、8個のレジスタを用意
することにより2段(ここでは、A段、B段とする)構
造とされている。ここに、レジスタA0,B0は対をな
し、タイマ値が交互に書き込み設定されるようにCPU
3により制御される。レジスタA1,B1、レジスタA
2,B2、レジスタA3,B3も各々対をなし、タイマ
値が交互に書き込み設定されるようにCPU3により制
御される。
【0017】また、このレジスタ群29の出力側には選
択回路30が接続されている。この選択回路30は、レ
ジスタ群29中のA段、B段の何れのレジスタからタイ
マ値を出力させるかを、割込み信号MINTの発生する
タイミングに相当する前記割込み信号出力規制回路22
からの出力信号であるA/B選択信号に基づき順次切り
換え選択するためのものであり、各対毎のマルチプレク
サ31〜34により形成されている。
【0018】さらに、これらのマルチプレクサ31〜3
4の出力側と前記タイマ15との間には、各マルチプレ
クサ31〜34により選択された各タイマ値の出力順序
及び出力タイミングを制御するためのタイマ値順次出力
回路35が接続されている。このタイマ値順次出力回路
35は、CPU3制御によるLOAD(負論理)を条件
として最初のマルチプレクサ31から出力させるための
ゲート回路36と、タイマ15の出力であるモータシフ
トパルスを2カウント回路37で2回計数することを条
件として2番目のマルチプレクサ32から出力させるた
めのANDゲート38と、モータシフトパルスを3カウ
ント回路39で3回計数することを条件として3番目の
マルチプレクサ33から出力させるためのANDゲート
40と、モータシフトパルスを4カウント回路41で4
回計数することを条件として4番目のマルチプレクサ3
4から出力させるためのANDゲート42と、これらの
ゲート回路36及びANDゲート38,40,42の出
力を入力として前記タイマ15に接続されたORゲート
43とにより形成されている。
【0019】このような構成において、STDモードの
例を示す図2のタイムチャートを参照して割込み処理を
説明する。まず、動作に先立ち、2読取ライン分である
8ステップ分のタイマ値A0 〜A3 ,B0 〜B3 をCP
Uデータとして用意し、タイマ値A0 〜A3 に関しては
書込信号WRA0〜WRA3に基づき対応するA段の各レジスタ
A0〜A3に設定し、タイマ値B0 〜B3 に関しては書
込信号WRB0〜WRB3に基づき対応するB段の各レジスタB
0〜B3に設定しておく。
【0020】この状態で、LOAD(負論理)がかかる
と、ゲート回路36が有効となり、レジスタA0に設定
されているタイマ値A0 がタイマ15にロードされる
(選択回路30がA段側を選択するように初期設定され
ているものとする)。このタイマ値A0 が経過すると、
タイマ15からモータシフトパルスが発生し、ステッピ
ングモータ7はドライバ8により1シフト駆動される。
同時に、2カウント回路37から2カウント・イネーブ
ル信号が出力されてANDゲート38が有効となり、レ
ジスタA1に設定されているタイマ値A1 がタイマ15
にロードされる。このタイマ値A1 が経過すると、タイ
マ15からモータシフトパルスが発生し、ステッピング
モータ7はドライバ8によりさらに1シフト駆動される
(1読取ライン中の2シフト目)。同時に、3カウント
回路39から3カウント・イネーブル信号が出力されて
ANDゲート40が有効となり、レジスタA2に設定さ
れているタイマ値A2 がタイマ15にロードされる。こ
のタイマ値A2 が経過すると、タイマ15からモータシ
フトパルスが発生し、ステッピングモータ7はドライバ
8によりさらに1シフト駆動される(1読取ライン中の
3シフト目)。同時に、4カウント回路41から4カウ
ント・イネーブル信号が出力されてANDゲート42が
有効となり、レジスタA3に設定されているタイマ値A
3 がタイマ15にロードされる。このタイマ値A3 が経
過すると、タイマ15からモータシフトパルスが発生
し、ステッピングモータ7はドライバ8によりさらに1
シフト駆動される(1読取ライン中の4シフト目)。
【0021】このような1読取ラインの動作において、
タイマ15からは4個のモータシフトパルスが出力され
るが、STDモードにおいては、ANDゲート25が有
効となっており、1読取ライン分である4個のモータシ
フトパルスが出たことが4カウント回路28で検出され
た時点で、フリップフロップ17から割込み信号MIN
Tが出力される。即ち、STDモードでは各モータシフ
トパルス毎には割込み信号MINTは発生しない。
【0022】割込み信号MINTが出力される時点に達
すると、ORゲート26の出力により選択回路30が切
り換えられて、レジスタ群29中のB段のレジスタB0
〜B3がロード可能とされる。これにより、今回の1読
取ラインに関しては、レジスタB0〜B3に既に設定さ
れているタイマ値B0 〜B3 を上記の場合と同様に1シ
フト駆動毎に順次タイマ15にロードさせることによ
り、ステッピングモータ7のシフト駆動制御が継続して
行なわれる。一方、この割込み信号MINTに基づくC
PU3の割込み処理により、次の1読取ラインで必要と
する4シフト分のタイマ値A0 〜A3 が用意され、書込
信号WRA0〜WRA3に基づき対応するA段の各レジスタA0
〜A3に予約設定される。このように今回の1読取ライ
ンに関してはA段のレジスタA0〜A3がロード使用さ
れていないので、次の1読取ライン用の予約設定は、次
の割込み信号MINTが発生するまでの間の任意の時点
で行なえばよい。例えば、高速読取処理として1.5秒
読取りを実施させる場合であれば、1読取ラインの周期
が約1.3msであり、200μs程度要する1回だけ
のモータ用割込み処理をこの1.3ms内で空いている
時に行なえばよく、1読取ラインで約1.1msもの余
裕を確保できる。これにより、CPU3は不定期にかか
るDMAC割込み処理等を十分に処理し得ることにな
る。
【0023】レジスタ群29中のB段のレジスタB0〜
B3に設定されたタイマ値B0 〜B3 により1読取ライ
ン分のシフト駆動(4つのモータシフトパルス)が行な
われて、割込み信号MINTが出力される時点に達する
と、ORゲート26の出力により選択回路30が切り換
えられて、レジスタ群29中のA段のレジスタA0〜A
3がロード可能となる。これにより、これらのレジスタ
A0〜A3に予約設定されていたタイマ値A0 〜A3
上記の場合と同様に1シフト駆動毎に順次タイマ15に
ロードさせることにより、ステッピングモータ7のシフ
ト駆動制御が継続して行なわれる。一方、次の1読取ラ
インで必要とする4シフト分のタイマ値B0 〜B3 がB
段のレジスタB0〜B3に予約設定される。
【0024】以下、各読取ライン毎に同様の割込み処理
動作が繰返される。
【0025】ここに、本実施例では、例えば、STDモ
ードにおいて、1回の割込み処理でCPU3によって4
シフト分のタイマ値A0 〜A3 又はB0 〜B3 Aを順次
用意して予約設定させるようにしているが、予め設定さ
れているスローアップテーブル等を参照することによ
り、現在のラインメモリ14におけるバッファ量から次
の1読取ラインに要する適正なシフト量を予測し得るの
で、各シフト駆動毎に逐一タイマ値を設定しなくても支
障はない。よって、1度に設定される4シフト分のタイ
マ値、例えば、A0 〜A3 は予測に基づくものであり、
0 ,A1 ,A2,A3 が全て同じ値の場合もあるが、
異なる値の場合もある。
【0026】なお、FINEモード時であれば、AND
ゲート24が有効となり、モータシフトパルスが2個出
力される(即ち、1読取ライン)毎に割込み信号MIN
Tが発生する。また、レジスタ群29に関してはレジス
タA0,A1及びレジスタB0,B1のみが使用され
る。さらに、SFINEモード時であれば、ANDゲー
ト23が有効となり、モータシフトパルスが1個出力さ
れる(即ち、1読取ライン)毎に割込み信号MINTが
発生する。また、レジスタ群29に関してはレジスタA
0,B0のみが使用される。
【0027】なお、本実施例では、レジスタ群29を
A,B段の2段構造としたが、さらに段数を増やし、タ
イマ値を予約設定し得るライン数が多くなるようにして
もよい。また、本実施例では、割込み信号MINTを発
生させるライン単位を1読取ライン毎としたが、予測し
得るシフト数が多い場合であれば、複数読取ライン(例
えば、2読取ライン)毎とするようにしてもよい。この
場合、これに対応させてレジスタ数を増やせばよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は、上述したように、原稿搬送用
駆動源としてステッピングモータを用いるとともに、原
稿読取系専用のCPUと、設定されたタイマ値に従い前
記ステッピングモータのドライバに対してモータシフト
パルスを順次出力するタイマとを備え、高速読取仕様に
対応したタイマ値を前記CPUのモータ用割込み処理に
よって順次設定しながら、このタイマから出力されるタ
イマ値に応じたモータシフトパルスに基づき前記ステッ
ピングモータを順次ステップ駆動させて原稿を搬送させ
ながら高速読取を行なわせるようにしたファクシミリ装
置において、前記CPUにモータ用割込みをかけるため
の割込み信号を読取ライン単位で1回だけ出力させる割
込み信号出力規制回路と、前記読取ライン単位内で必要
とする最大モータシフト数に相当する個数のレジスタを
複数段構造で各段毎に交互に設定・出力自在に有して、
1回のモータ用割込み処理で必要とするシフト分の各タ
イマ値が前記CPUによって1つの段の各レジスタに予
約設定されるレジスタ群と、前記割込み信号の出力毎に
このレジスタ群の出力段を順次切り換え選択する選択回
路と、選択された出力段の各レジスタに設定されている
各タイマ値を前記モータシフトパルス出力毎に前記タイ
マに順次出力するタイマ値順次出力回路とを設けて、読
取ライン単位中で必要とするシフト分のタイマ値に関し
てはハードウェア構成でタイマに順次設定させるように
したので、読取ライン単位におけるCPUの割込み処理
用の余裕を十分に確保することができ、CPUのソフト
処理の負担が軽減されるため、高速読取処理に対処で
き、高速読取機能を十分に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモータコントローラブロッ
クの構成を示すブロック図である。
【図2】STDモード時における動作例を示すタイムチ
ャートである。
【図3】従来例を示すファクシミリ装置の原稿読取系の
ブロック図である。
【図4】そのモータコントローラブロックの構成を示す
ブロック図である。
【図5】モータ制御を示すフローチャートである。
【図6】従来の割込み処理例を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
2 原稿読取系 3 CPU 7 ステッピングモータ 8 ドライバ 15 タイマ 22 割込み信号出力規制回路 29 レジスタ群 30 選択回路 35 タイマ値順次出力回路 A0〜A3,B0〜B3 レジスタ A0〜A3,B0〜B3 タイマ値 MINT 割込み信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 8/00 - 8/42 H04N 1/00 108

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿搬送用駆動源としてステッピングモ
    ータを用いるとともに、原稿読取系専用のCPUと、設
    定されたタイマ値に従い前記ステッピングモータのドラ
    イバに対してモータシフトパルスを順次出力するタイマ
    とを備え、高速読取仕様に対応したタイマ値を前記CP
    Uのモータ用割込み処理によって順次設定しながら、こ
    のタイマから出力されるタイマ値に応じたモータシフト
    パルスに基づき前記ステッピングモータを順次ステップ
    駆動させて原稿を搬送させながら高速読取を行なわせる
    ようにしたファクシミリ装置において、 前記CPUにモータ用割込みをかけるための割込み信号
    を読取ライン単位で1回だけ出力させる割込み信号出力
    規制回路と、 前記読取ライン単位内で必要とする最大モータシフト数
    に相当する個数のレジスタを複数段構造で各段毎に交互
    に設定・出力自在に有して、1回のモータ用割込み処理
    で必要とするシフト分の各タイマ値が前記CPUによっ
    て1つの段の各レジスタに予約設定されるレジスタ群
    と、 前記割込み信号の出力毎にこのレジスタ群の出力段を順
    次切り換え選択する選択回路と、 選択された出力段の各レジスタに設定されている各タイ
    マ値を前記モータシフトパルス出力毎に前記タイマに順
    次出力するタイマ値順次出力回路と、 を設けたことを特徴とするファクシミリ装置におけるス
    テッピングモータ駆動制御装置。
JP06224425A 1994-09-20 1994-09-20 ファクシミリ装置におけるステッピングモータ駆動制御装置 Expired - Fee Related JP3091647B2 (ja)

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