JP3091456U - 印字システム - Google Patents

印字システム

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JP3091456U
JP3091456U JP2002004375U JP2002004375U JP3091456U JP 3091456 U JP3091456 U JP 3091456U JP 2002004375 U JP2002004375 U JP 2002004375U JP 2002004375 U JP2002004375 U JP 2002004375U JP 3091456 U JP3091456 U JP 3091456U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショートペーパの発生状況に応じて、その後
の印字動作の継続の有無やショートペーパの発生したペ
ージの印字の有無をユーザが選択可能とする。 【解決手段】 パソコンは、プリンタからのショートペ
ーパのアラートに基づいて印字データの送信を一時停止
し(S11)、ユーザに対して印字続行の有無を確認する
(S12,S13)。印字続行の場合には、次にエラーペー
ジの印字を最後に行うか否かを確認し(S16,S17)、
最後に印字する場合には、残りページの印字データを送
信した後、エラーページの印字データを送信する(S1
8,S19)。一方プリンタは、ショートペーパを検出す
ると印字動作を一時停止し(S1)、パソコンにアラー
トを送信する(S2)。その後パソコンから送信されて
くるエラーページの続きの印字データについてはスワス
バッファをクリアし(S5, S6)、次ページからは、
印字用紙を給紙して印字動作を再開する(S7)。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、外部装置であるドライバと印字装置であるインクジェットプリンタ とからなる印字システムに係り、より詳細には、印字動作時、ドライバは印字デ ータを1スワス単位で順次変換して送信し、インクジェットプリンタは前記ドラ イバから送信されてくる1スワス単位の印字データを内部のスワスバッファに一 旦蓄積し、この蓄積した印字データを出力してスワス単位の印字動作を行う印字 システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、インクジェットプリンタは、フィードモータによって印字用紙が印字 終了位置まで給紙されたことを、印字用紙の後端部を検出することによって検知 するペーパセンサを備えており、このペーパセンサによって印字用紙の後端部を 検知(ペーパセンサOFF)すると、その時点で印字用紙を排紙するようになっ ている。
【0003】 また、インクジェットプリンタは、ドライバから1スワス単位の印字データを 順次受け取りながら、内部のスワスバッファに一旦蓄積し、この蓄積した印字デ ータを出力してスワス単位の印字動作を行うが、このとき、インクジェットプリ ンタでは、1ページの印字データが印字用紙のどこまであるのかがわからず、ド ライバから1ページの改ページコマンドがきて初めて、そのページの印字動作を 終了することになる。
【0004】 そのため、受信データに対して短い印字用紙がセットされていた場合には、1 ページ目の受信データがあるにも係わらず、ペーパセンサが印字用紙の後端部を 検知するため、インクジェットプリンタはその時点でショートペーパと判断し、 残りのデータを印字するために、次の新しい印字用紙を給紙して、残りページの 印字動作を行うことになる。
【0005】 具体例を挙げて説明すると、例えばあと1行でそのページの印字が終了すると いった状況のときに、ペーパセンサがOFFになると、プリンタは最後の1行の 印字を行うことなく排紙動作に移行し、次の印字用紙を給紙して、最後の1行の みの印字を行うことになる。また、最後の1行まで印字が終了しているといった 状況のときに、ペーパセンサがOFFになると、プリンタはそのページの番号を 印字することなく排紙動作に移行し、次の印字用紙を給紙して、そのページ番号 のみの印字を行うことになる。 この場合、2枚目の印字用紙は中途半端な印字結果となり、無駄になってしま うといった問題があった。
【0006】 そこで、このようなショートペーパによる印字用紙の無駄を解消するものとし て、特開平11−42832号公報に記載の印字装置がある。 この印字装置は、受信データに対して短い印字用紙がセットされた場合には、 この印字用紙が排出された後でも印字装置の記憶手段内にそのページの受信デー タが残ることになるので、この場合には記憶手段や駆動制御手段及び機構部をイ ニシャライズして、記憶手段内に残っている受信データをクリアするようになっ ている。また、この時点で正しい長さの印字用紙をセットすることにより、外部 機器から再送信される同一データ(ショートペーパが発生したページのデータ) を印字するようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記公報の印字装置では、ショートペーパが発生した場合に、その時点で印字 動作を停止し、記憶手段内に残っている受信データを常にクリアすることから、 印字用紙の無駄を無くすことが可能である。
【0008】 しかしながら、上記したように、ショートペーパが発生した場合でも、2枚目 の印字用紙にページ番号のみを印字するような状況でのショートペーパである場 合には、1枚目の印字用紙には必要なデータが全て印字されていることになる。 そのため、例えば、内容チェック用に印字したような場合には、ページ番号の無 い1枚目の印字用紙の印字内容で十分であり、新たな印字用紙に再度印字する必 要はない。
【0009】 しかし、このような場合でも、上記公報の印字装置では、外部機器から同一デ ータが再送信されるので、ページ番号を除けば全く同じ内容を新たな印字用紙に 印字することになり、結果的に印字用紙が無駄になるといった問題があった。 また、このような無駄を無くすために、次のページから印字するためには、従 来通り、外部機器側でそれまでの印字設定を一旦キャンセルし、印字動作を再度 選択して、印字開始ページを次のページに再設定した後、印字動作を再開させる 必要があり、煩わしい操作になるといった問題があった。
【0010】 本考案は係る問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、ショートペ ーパが発生した場合に、新たな印字用紙に残りデータを印字するといった印字用 紙の無駄を無くすとともに、ショートペーパの発生状況に応じて、その後の印字 動作の継続の有無やショートペーパの発生したページの印字の有無をユーザが選 択できるようにすることで、ショートペーパ発生時の操作性の向上を図った印字 システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案の印字システムは、印字動作時、外部装置は印字データを1スワス単位 で順次変換して送信し、印字装置は前記外部装置から送信されてくる1スワス単 位の印字データを内部のスワスバッファに一旦蓄積し、この蓄積した印字データ を出力してスワス単位の印字動作を行うシステムとなっている。
【0012】 このようなシステムにおいて、印字装置側でショートペーパが検出されたとき 、外部装置は、印字装置から送信されてくるショートペーパのアラートに基づい て印字データの送信を一時停止するとともに、ユーザに対して印字続行の有無を 確認する。すなわち、外部装置は、印字続行の有無の確認メッセージを表示部に 表示する。これに対し、ユーザが印字続行を指示した場合、外部装置は、次にシ ョートペーパが発生したページの印字を最後に行うか否かを確認する確認メッセ ージを表示部に表示する。これに対し、ユーザが最後に印字することを指示した 場合、外部装置は、残りページの印字データを全て送信した後、ショートペーパ が発生したページの印字データを再度1スワス単位で変換して送信する処理を実 行する。
【0013】 一方、印字装置は、ショートペーパを検出すると印字動作を一時停止するとと もに、外部装置に対して前記アラートを送信する。その後、外部装置からの指示 待ちとなる。そして、外部装置から引き続いて印字データが送信されてきた場合 、送信されてくるショートペーパのページの続きの印字データについては、改ペ ージコマンドが送信されてくるまでスワスバッファをクリアする。そして、改ペ ージコマンドが送信されてきた後、続けて印字データが送信されてきた場合には 、次の印字用紙を給紙して印字動作を再開する。
【0014】 また、本考案の印字システムによれば、印字装置側でショートペーパが検出さ れたとき、外部装置は、印字装置から送信されてくるショートペーパのアラート に基づいて印字データの送信を一時停止するとともに、ショートペーパの発生し たページの残りの印字データを破棄した後、ユーザに対して印字続行の有無を確 認する。すなわち、外部装置は、印字続行の有無の確認メッセージを表示部に表 示する。これに対し、ユーザが印字続行を指示した場合、外部装置は、次にショ ートペーパが発生したページの印字を最後に行うか否かを確認する確認メッセー ジを表示部に表示する。これに対し、ユーザが最後に印字することを指示した場 合、外部装置は、残りページの印字データを全て送信した後、ショートペーパが 発生したページの印字データを再度1スワス単位で変換して送信する処理を実行 する。
【0015】 一方、印字装置は、ショートペーパを検出すると印字動作を一時停止して、外 部装置に対して前記アラートを送信するとともに、スワスバッファをクリアする 。その後、外部装置からの指示待ちとなる。そして、外部装置から印字データが 送信されてきた場合には、次の印字用紙を給紙して印字動作を再開する。
【0016】 このように、本考案の印字システムによれば、ショートペーパが発生したとき 、印字動作を一時停止するとともに、その時点でユーザに対し問い合わせを行う ように構成している。これにより、ユーザは、ショートペーパの発生状況に応じ て、その後の印字動作の継続の有無やショートペーパの発生したページの印字の 有無を選択できるので、印字用紙の無駄を無くすことができるとともに、引き続 き印字動作を継続して、残りページの印字やショートペーパの発生したページの 印字を行うことができる。すなわち、ショートペーパが発生したときに、その発 生状況に応じて柔軟に対応することができるものである。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照して説明する。 図1は、本考案の印字システムの実施の形態を示すシステムの構成図である。 この印字システムは、印字装置であるインクジェットプリンタ(以下、単にプ リンタという)10が、外部装置であるパソコン(ドライバ)20から1スワス 分の印字データを順次受け取りながら印字動作を行うシステム構成となっている 。そのため、パソコン20とプリンタ10とは、双方向通信が可能な通信ケーブ ル30を介して接続されている。
【0018】 パソコン20は、印字データを保存する印字データ記憶部21と、保存されて いる印字データを1スワス単位で変換してプリンタ10側に送信するデータ変換 部22と、印字動作時のデータ変換処理を制御する制御部23と、印字動作時の 設定条件や各種メッセージを表示する表示部24と、印字動作の開始や終了の指 示及び表示部24に表示されたメッセージに対応した指示などを入力するキー入 力部25とを備えている。制御部23は、図示は省略しているが、印字動作時の データ変換等を制御するファームウェアであるCPU、印字動作を実行するプロ グラム等が格納されたROM、及び各種データを記憶するとともに印字動作時に はワークエリアとして働くRAMを備えている。
【0019】 プリンタ10は、プリンタ専用に構成された論理回路ICであるASIC11 と、これを制御するファームウェアであるCPU12とを備えている。CPU1 2には、印字動作を実行するプログラム等が格納されたROM13、及び各種デ ータを記憶するとともに印字動作時にはワークエリアとして働くRAM14がそ れぞれ接続されている。
【0020】 ASIC11には、印字用紙が印字終了位置まで給紙されたことを印字用紙の 後端部を検出することによって検知するペーパセンサ16の出力が導かれている 。また、ASIC11には、印字用紙を印字位置まで給紙するフィードモータ1 7、印字ヘッド19を搭載したキャリッジを印字用紙の送り方向(主走査方向) に対して直交する方向(副走査方向)に往復移動させるためのキャリッジモータ 18、給紙された印字用紙にインクを噴射等してデータの印字を行う印字ヘッド 19が接続されている。また、ASIC11には、パソコン20から送信されて くる1スワス単位の印字データを一時的に蓄積しておくスワスバッファ11aが 設けられている。
【0021】 図2は、印字及び給紙機構部の構造を概略的に示す斜視図である。 印字ヘッド19を搭載したキャリッジ2が、印字用紙3を上方向(副走査方向 )に送り出すための上流側ガイド手段である給紙ローラ4に対向配置されており 、キャリッジ2は、ガイドシャフト5に沿って主走査方向(図中、符号a及びb で示す方向)に所定距離だけ往復移動可能に設けられている。このキャリッジ2 は、キャリッジモータ18が正回転または逆回転することにより、ギヤベルト6 を介して駆動されるようになっている。
【0022】 一方、給紙ローラ4は、変速ギヤ等によって構成された給紙機構部8を介して フィードモータ17に接続されており、このフィードモータ17によって、図中 矢符c方向に正回転駆動、または矢符d方向に逆回転駆動されるようになってい る。そして、正回転駆動により、セットされた印字用紙3を副走査方向(上方向 )に送り出す(給紙する)ようになっている。
【0023】 図3は、印字ヘッド19と給紙ローラ4を含む各種ローラとの位置関係を示す 部分拡大図である。 印字ヘッド19の上流側(図示しない給紙トレイ側)には、上流側ガイド手段 である給紙ローラ4とピンチローラ4aとが配置されており、下流側(図示しな い排紙トレイ側)には、下流側ガイド手段である排出ローラ7とピンチローラ7 bとが配置されている。また、上流側ガイド手段のさらに上流側には、ペーパセ ンサ16が配置されており、上流側ガイド手段と印字ヘッド19との間には、給 紙された印字用紙3を押さえて印字ヘッド19と印字用紙3との距離を一定に保 つための押さえ部9が配置されている。
【0024】 このような構成において、ペーパセンサ16により印字用紙3の後端部3aを 検知したとき(すなわち、ペーパセンサ16がONからOFFとなったとき)、 CPU12はASIC11を制御して、印字用紙3を排出するようになっている 。
【0025】 次に、上記構成の印字システムにおける印字動作について簡単に説明する。 パソコン20からの印字開始コマンドを、ASIC11を介してCPU12が 受け取ると、CPU12は、続いてパソコン20から受け取った制御データに従 って印字のための各種設定を行う。例えば、文字間隔や改行幅の設定、加速ラン プテーブルや減速ランプテーブルの設定等である。
【0026】 この後、パソコン20から最初の1スワス分の印字データが送信されてくるの で、ASIC11では、内部のスワスバッファ11aにこの1スワス分の印字デ ータを一旦蓄積し、フィードモータ17、キャリッジモータ18及び印字ヘッド 19をそれぞれ制御して、印字動作を開始する。この印字動作中、ASIC11 は、ペーパセンサ16のON、OFFを常に監視している。
【0027】 すなわち、ASIC11は、内部に蓄積された1スワス分の印字データを、印 字開始位置まで給紙された印字用紙に印字する。このとき、ASIC11はペー パセンサ16の状態を監視し、ペーパセンサ16がON状態である場合には、こ の1スワス分の印字を終了した後、パソコン20から送信されてくる次の1スワ ス分の印字データを、ASIC11のスワスバッファ11aに更新して一旦蓄積 する。この後、ASIC11は、フィードモータ17、キャリッジモータ18及 び印字ヘッド19をそれぞれ制御して、次の1スワス分の印字データを、印字用 紙3に印字する。
【0028】 次に、このような印字動作中において、ショートペーパが発生した場合のパソ コン20側及びプリンタ10側の制御について、実施例1及び実施例2に分けて 以下に説明する。
【0029】 [実施例1] 図4は、ショートペーパが発生した場合のプリンタ10側及びパソコン20側 の実施例1の動作を示すフローチャートである。以下、図4に示すフローチャー トを参照して説明する。
【0030】 上記のような印字動作を行った結果、パソコン20から改ページコマンドが送 信されてくる前に、ペーパセンサ16により印字用紙3の後端部3aが検出され てペーパセンサ16がOFFになると、CPU12は、この時点でショートペー パ発生と判断し、本実施例1に係わる処理動作を開始する。
【0031】 すなわち、プリンタ10は、ショートペーパを検出すると印字動作を一時停止 し(ステップS1)、パソコン20に対してショートペーパ発生のアラートを送 信する(ステップS2)。この後、パソコン20からの信号入力待ちとなる(ス テップS3)。
【0032】 パソコン20では、送信されてきたショートペーパのアラートに基づいて、印 字データの送信を一時停止し(ステップS11)、ユーザに対して印字続行の有 無を確認する(ステップS12)。すなわち、印字続行の有無の確認メッセージ を表示部24に表示する。この表示に対して、ユーザが印字中止を指示した場合 (ステップS13でYesと判断された場合)、制御部23は、印字データ記憶 部21に保存されている印字データを消去するとともに、データ変換部22で変 換した1スワス分の印字データも消去する(ステップS14)。また、制御部2 3は、プリンタ10に対して印字中止コマンドを送信する(ステップS15)。
【0033】 プリンタ10では、この印字中止コマンドを受信すると(ステップS3でYe sと判断されると)、スワスバッファ11aをクリアして蓄積していた1スワス 分の印字データを消去した後(ステップS4)、印字動作を終了する。
【0034】 一方、パソコン20において、印字続行の有無の確認メッセージの表示に対し 、ユーザが例えば印字用紙を正しい長さの用紙にセットし直して印字続行を指示 した場合(ステップS13でNoと判断された場合)には、制御部23は、次に ショートペーパが発生したページ(以下、エラーページという)の印字を最後に 行うか否かを確認する確認メッセージを表示部24に表示する(ステップS16 )。
【0035】 これに対し、ユーザがエラーページを最後に印字することを指示した場合(ス テップS17でYesと判断された場合)には、制御部23は、停止していた印 字データの送信を再開し、残りページの印字データを全て送信した後(ステップ S18)、最後に、エラーページの印字データを再度1スワス単位で変換して送 信すると(ステップS19)、印字動作を終了する。
【0036】 一方、ユーザがエラーページを最後に印字することを指示しなかった場合(ス テップS17でNoと判断された場合)には、制御部23は、停止していた印字 データの送信を再開し、残りページの印字データを全て送信すると(ステップS 20)、印字動作を終了する。例えば、2枚目の印字用紙にページ番号のみを印 字するような状況でのショートペーパである場合には、1枚目の印字用紙には必 要なデータが全て印字されていることになる。このような状況では、ユーザがエ ラーページを最後に印字することを指示しない場合が考えられる。
【0037】 一方、プリンタ10では、ステップS3での待機状態において、印字中止コマ ンドを受けることなく、パソコン20から引き続いて印字データが送信されてき た場合(ステップS3でNoと判断された場合)には、送信されてくるショート ペーパのページの続きの印字データについては、改ページコマンドが送信されて くるまでスワスバッファ11aをクリアして蓄積された1スワス分の印字データ をその都度消去する(ステップS5からステップS6の繰り返し)。そして、改 ページコマンドが送信されてくると(ステップS5でYesと判断されると)、 プリンタ10は次の印字用紙3を給紙し、続けて送信されてきた印字データの印 字動作を再開する(ステップS7)。
【0038】 その結果、パソコン20側でユーザがエラーページを最後に印字することを指 示した場合には、一番最後に、エラーページを印字して動作を終了し、パソコン 20側でユーザがエラーページを最後に印字することを指示しなかった場合には 、最終ページまで印字して動作を終了することになる。
【0039】 [実施例2] 図5は、ショートペーパが発生した場合のプリンタ10側及びパソコン20側 の実施例2の動作を示すフローチャートである。以下、図5に示すフローチャー トを参照して説明する。
【0040】 上記のような印字動作を行った結果、パソコン20から改ページコマンドが送 信されてくる前に、ペーパセンサ16により印字用紙3の後端部3aが検出され てペーパセンサ16がOFFになると、CPU12は、この時点でショートペー パ発生と判断し、本実施例2に係わる処理動作を開始する。
【0041】 すなわち、プリンタ10は、ショートペーパを検出すると印字動作を一時停止 し(ステップS31)、パソコン20に対してショートペーパ発生のアラートを 送信する(ステップS32)。また、スワスバッファ11aをクリアして、蓄積 されている1スワス分の印字データを消去する(ステップS33)。この後、パ ソコン20からの信号入力待ちとなる(ステップS34)。
【0042】 パソコン20では、送信されてきたショートペーパのアラートに基づいて、印 字データの送信を一時停止する(ステップS41)。そして、ショートペーパの 発生したエラーページの残りの印字データを印字データ記憶部21から消去する とともに、データ変換部22で変換した1スワス分の印字データも消去する(ス テップS42)。この後、ユーザに対して印字続行の有無を確認する(ステップ S43)。すなわち、印字続行の有無の確認メッセージを表示部24に表示する 。この表示に対して、ユーザが印字中止を指示した場合(ステップS44でYe sと判断された場合)、制御部23は、プリンタ10に対して印字中止コマンド を送信する(ステップS45)。
【0043】 プリンタ10では、この印字中止コマンドを受信すると(ステップS34でY esと判断されると)、そのまま印字動作を終了する。
【0044】 一方、パソコン20において、印字続行の有無の確認メッセージの表示に対し 、ユーザが例えば印字用紙を正しい長さの用紙にセットし直して印字続行を指示 した場合(ステップS44でNoと判断された場合)には、制御部23は、次に エラーページの印字を最後に行うか否かを確認する確認メッセージを表示部24 に表示する(ステップS46)。これに対し、ユーザがエラーページを最後に印 字することを指示した場合(ステップS47でYesと判断された場合)には、 制御部23は、停止していた印字データの送信を再開し、残りページの印字デー タを全て送信した後(ステップS48)、最後に、エラーページの印字データを 再度1スワス単位で変換して送信すると(ステップS49)、印字動作を終了す る。一方、ユーザがエラーページを最後に印字することを指示しなかった場合( ステップS47でNoと判断された場合)には、制御部23は、停止していた印 字データの送信を再開し、残りページの印字データを全て送信すると(ステップ S20)、印字動作を終了する。
【0045】 一方、プリンタ10では、ステップS34での待機状態において、印字中止コ マンドを受けることなく、パソコン20から引き続いて印字データが送信されて きた場合(ステップS34でNoと判断された場合)には、次の印字用紙3を給 紙して、印字データの印字動作を再開する(ステップS35)。
【0046】 その結果、パソコン20側でユーザがエラーページを最後に印字することを指 示した場合には、一番最後に、エラーページを印字して動作を終了し、パソコン 20側でユーザがエラーページを最後に印字することを指示しなかった場合には 、最終ページまで印字して動作を終了することになる。
【0047】
【考案の効果】
本考案の印字システムによれば、ショートペーパが発生したとき、印字動作を 一時停止するとともに、その時点でユーザに対し問い合わせを行うように構成し ている。これにより、ユーザは、ショートペーパの発生状況に応じて、その後の 印字動作の継続の有無やショートペーパの発生したページの印字の有無を選択で きるので、印字用紙の無駄を無くすことができるとともに、引き続き印字動作を 継続して、残りページの印字やショートペーパの発生したページの印字を行うこ とができる。すなわち、ショートペーパが発生したときに、その発生状況に応じ た柔軟な対応が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示す印字装置のシステム
構成図である。
【図2】印字及び給紙機構部の構造を概略的に示す斜視
図である。
【図3】印字ヘッドと給紙ローラを含む各種ローラとの
位置関係を示す部分拡大図である。
【図4】ショートペーパが発生した場合のプリンタ側及
びパソコン側の実施例1の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】ショートペーパが発生した場合のプリンタ側及
びパソコン側の実施例2の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
2 キャリッジ 3 印字用紙 4 給紙ローラ 8 給紙機構部 10 プリンタ 11 ASIC 11a スワスバッファ 12 CPU 13 ROM 14 RAM 16 ペーパセンサ 17 フィードモータ 18 キャリッジモータ 19 印字ヘッド 20 パソコン 21 印字データ記憶部 22 データ変換部 23 制御部 24 表示部 25 キー入力部
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月30日(2002.8.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字動作時、外部装置は印字データを1
    スワス単位で順次変換して送信し、印字装置は前記外部
    装置から送信されてくる1スワス単位の印字データを内
    部のスワスバッファに一旦蓄積し、この蓄積した印字デ
    ータを出力してスワス単位の印字動作を行う印字システ
    ムにおいて、 前記印字装置側でショートペーパが検出されたとき、 前記外部装置は、前記印字装置から送信されてくるショ
    ートペーパのアラートに基づいて印字データの送信を一
    時停止するとともに、ユーザに対して印字続行の有無を
    確認し、印字続行の指示を受けた場合には、次にショー
    トペーパが発生したページの印字を最後に行うか否かを
    確認し、最後に印字する指示を受けた場合には、残りペ
    ージの印字データを全て送信した後、ショートペーパが
    発生したページの印字データを再度1スワス単位で変換
    して送信する処理を実行し、 前記印字装置は、ショートペーパを検出すると印字動作
    を一時停止するとともに、前記外部装置に対して前記ア
    ラートを送信し、その後外部装置から送信されてくるシ
    ョートペーパのページの続きの印字データについては、
    改ページコマンドが送信されてくるまで前記スワスバッ
    ファをクリアし、改ページコマンドが送信されてきた
    後、続けて印字データが送信されてきた場合には、次の
    印字用紙を給紙して印字動作を再開する処理を実行する
    ことを特徴とする印字システム。
  2. 【請求項2】 印字動作時、外部装置は印字データを1
    スワス単位で順次変換して送信し、印字装置は前記外部
    装置から送信されてくる1スワス単位の印字データを内
    部のスワスバッファに一旦蓄積し、この蓄積した印字デ
    ータを出力してスワス単位の印字動作を行う印字システ
    ムにおいて、 前記印字装置側でショートペーパが検出されたとき、 前記外部装置は、前記印字装置から送信されてくるショ
    ートペーパのアラートに基づいて印字データの送信を一
    時停止するとともに、ユーザに対して印字続行の有無を
    確認し、印字続行の指示を受けた場合には、残りページ
    の印字データを全て送信する処理を実行し、 前記印字装置は、ショートペーパを検出すると印字動作
    を一時停止するとともに、前記外部装置に対して前記ア
    ラートを送信し、その後外部装置から送信されてくるシ
    ョートペーパのページの続きの印字データについては、
    改ページコマンドが送信されてくるまで前記スワスバッ
    ファをクリアし、改ページコマンドが送信されてきた
    後、続けて印字データが送信されてきた場合には、次の
    印字用紙を給紙して印字動作を再開する処理を実行する
    ことを特徴とする印字システム。
  3. 【請求項3】 印字動作時、外部装置は印字データを1
    スワス単位で順次変換して送信し、印字装置は前記外部
    装置から送信されてくる1スワス単位の印字データを内
    部のスワスバッファに一旦蓄積し、この蓄積した印字デ
    ータを出力してスワス単位の印字動作を行う印字システ
    ムにおいて、 前記印字装置側でショートペーパが検出されたとき、 前記外部装置は、前記印字装置から送信されてくるショ
    ートペーパのアラートに基づいて印字データの送信を一
    時停止するとともに、ショートペーパの発生したページ
    の残りの印字データを破棄した後、ユーザに対して印字
    続行の有無を確認し、印字続行の指示を受けた場合に
    は、残りページの印字データを全て送信する処理を実行
    し、 前記印字装置は、ショートペーパを検出すると印字動作
    を一時停止して、前記外部装置に対して前記アラートを
    送信するとともに、前記スワスバッファをクリアし、続
    けて印字データが送信されてきた場合には、次の印字用
    紙を給紙して印字動作を再開する処理を実行することを
    特徴とする印字システム。
  4. 【請求項4】 印字動作時、外部装置は印字データを1
    スワス単位で順次変換して送信し、印字装置は前記外部
    装置から送信されてくる1スワス単位の印字データを内
    部のスワスバッファに一旦蓄積し、この蓄積した印字デ
    ータを出力してスワス単位の印字動作を行う印字システ
    ムにおいて、 前記印字装置側でショートペーパが検出されたとき、 前記外部装置は、前記印字装置から送信されてくるショ
    ートペーパのアラートに基づいて印字データの送信を一
    時停止するとともに、ショートペーパの発生したページ
    の残りの印字データを破棄した後、ユーザに対して印字
    続行の有無を確認し、印字続行の指示を受けた場合に
    は、次にショートペーパが発生したページの印字を最後
    に行うか否かを確認し、最後に印字する指示を受けた場
    合には、残りページの印字データを全て送信した後、シ
    ョートペーパが発生したページの印字データを再度1ス
    ワス単位で変換して送信する処理を実行し、 前記印字装置は、ショートペーパを検出すると印字動作
    を一時停止して、前記外部装置に対して前記アラートを
    送信するとともに、前記スワスバッファをクリアし、続
    けて印字データが送信されてきた場合には、次の印字用
    紙を給紙して印字動作を再開する処理を実行することを
    特徴とする印字システム。
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