JP2016193531A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザに煩雑な手間を掛けさせることなく、ユーザの求めに応じて、被記録シートをメモ用紙として迅速に排出できる画像記録装置を提供する。【解決手段】画像記録装置は、給送トレイから排出トレイまで被記録シートが通過する経路を備える筐体と、経路に沿って被記録シートを搬送する搬送部と、搬送される被記録シートに画像を記録する記録部と、搬送部及び記録部の動作を制御する制御部と、を備える。制御部は、記録部による記録動作を伴うことなく、給送トレイから排出トレイまで被記録シートを排出する単独のジョブである排紙ジョブの実行要求を受け付ける排紙要求受付処理と、該排紙ジョブの実行要求を受け付けた場合に、被記録シートを、給送トレイから記録部による記録動作を伴わずに搬送して排出トレイへ排出するシート排出処理と、を実行する。【選択図】図5

Description

本発明は、被記録シートに画像を記録する画像記録装置に関する。
画像記録装置は、例えば特許文献1に開示されるように、給送トレイから被記録シートを繰り出して給送する給送ローラと、被記録シートに対して画像記録動作を行う記録部と、被記録シートを記録部に搬送する搬送ローラと、記録部から搬送された被記録シートを受ける排出トレイと、給送ローラ、記録部及び搬送ローラを制御する制御部とを有する。制御部は、例えば装置の筐体に設けた操作部のキーをユーザが押下することにより入力指示を受け、給送ローラで給送したシートに対して記録部に画像記録を行わせ、シートを排出トレイに排出させる。なお、入力指示は、有線/無線を問わず、この画像記録装置と接続された他の入力装置から入力されてもよいことは言うまでも無い。
特開2015−47756号公報
ところで、ユーザが画像記録装置の給送トレイに支持された被記録シートをメモ用紙として使いたいと考えた場合、例えば、画像記録装置から手でトレイを引き出して被記録シートを取り出し、再びトレイを元に戻すための操作が必要であり、煩雑となる。
そこで本発明は、ユーザに煩雑な手間を掛けさせることなく、ユーザの求めに応じて、被記録シートをメモ用紙として迅速に排出できる画像記録装置の提供を目的とする。
本発明に係る画像記録装置は、給送トレイから排出トレイまで被記録シートが通過する経路を備える筐体と、前記経路に沿って被記録シートを搬送する搬送部と、搬送される被記録シートに画像を記録する記録部と、前記搬送部及び前記記録部の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記記録部による記録動作を伴うことなく、前記給送トレイから前記排出トレイまで被記録シートを排出する単独のジョブである排紙ジョブの実行要求を受け付ける排紙要求受付処理と、該排紙ジョブの実行要求を受け付けた場合に、被記録シートを、前記給送トレイから前記記録部による記録動作を伴わずに搬送して前記排出トレイへ排出するシート排出処理と、を実行する。
このような構成によれば、ユーザが画像記録装置から手で給送トレイを引き出して被記録シートを取り出し、再び給送トレイを元に戻す手間を掛けなくても、記録部による記録動作を伴うことなく、給送トレイから排出トレイまで被記録シートを排出する単独のジョブである排紙ジョブの実行要求を受け付ける排紙要求受付処理を実行することにより、被記録シートを、給送トレイから記録部による記録動作を伴わずに搬送して排出トレイへ排出できる。
本発明によれば、ユーザに煩雑な手間を掛けさせることなく、ユーザの求めに応じて、被記録シートをメモ用紙として迅速に排出できる画像記録装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る画像記録装置の概略構成図である。 操作部の正面図である。 画像記録装置の機能ブロック図である。 メモ用紙排出ジョブの基本的なフローチャートである。 メモ用紙排出ジョブの具体的なフローチャートである。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本書で言う「搬送方向」とは、画像記録装置1内の被記録シートの搬送方向を指し、「上流側」と「下流側」とは、搬送方向における「上流側」と「下流側」とを指すものとする。
[画像記録装置]
図1は、本発明の実施形態に係る画像記録装置1の概略構成図である。画像記録装置1は、被記録シート(以下、シートと称す)Pを支持する給送トレイ10と、給送トレイ10の上方に配置されてシートPに画像を記録する記録部2と、給送トレイ10及び記録部2を収容する筐体3と、記録部2を制御する制御部60(図3参照)とを備える。記録部2は、左右方向(図1において紙面に垂直な方向)に長寸を成す板状のプラテン11と、ノズル孔からインクを吐出する記録ヘッド13等を搭載するキャリッジ12とを有する。キャリッジ12は、プラテン11の更に上方に設けられている。プラテン11よりもシートPの搬送方向の下流側には、記録部2で画像記録されて排出されたシートPを受ける排出トレイ14が設けられている。
筐体3は、給送トレイ10から排出トレイ14までシートPが通過する経路20を内部に備える。経路20は、湾曲パス21、ストレートパス22、及びエンドパス23を有する。湾曲パス21は、給送トレイ10から上方へ向かい、更に前方へ向かうように湾曲しており、プラテン11の後方近傍まで至っている。ストレートパス22は、湾曲パス21の終点からプラテン11のすぐ上を前方へ延び、プラテン11の前方近傍まで至っている。エンドパス23は、ストレートパス22の終点から排出トレイ14まで至っている。従って、経路20を通るシートPは、給送トレイ10から排出トレイ14まで、途中で記録部2とプラテン11との間を通って移送される。
画像記録装置1は、経路20に沿ってシートPを移送させるために、給送ローラ(給送部)30、第1搬送部33及び第2搬送部(排出部)36等を備える。給送ローラ30は、給送トレイ10の直上に設けられ、給送トレイ10内のシートPを経路20へ給送する。第1搬送部33は、湾曲パス21の下流端近傍に配置され、搬送ローラ31及びピンチローラ32を有する。ピンチローラ32は、給送ローラ30によって給送されたシートPを、搬送ローラ31と共に上下から挟持して搬送する。第2搬送部36は、ストレートパス22の下流端近傍に配置され、排出ローラ34及び拍車ローラ35を有する。拍車ローラ35は、第1搬送部33によってストレートパス22を搬送されるシートPを、排出ローラ34と共に上下から挟持して搬送する。
画像記録装置1には、各種のセンサが設けられている。経路20における第1搬送部33の直前(上流側近傍)の位置には、レジスト用のセンサ40が設けられている。このセンサ40は、制御部60のCPU61(図3参照)がシートPの先端位置及び後端位置を検出するためのセンサであって、光学式センサ等で構成される。搬送ローラ31の回転軸の一端部には、ロータリーエンコーダ41が設けられ、ロータリーエンコーダ41の近傍には、CPU61が搬送ローラ31の回転量や回転速度を検出するためのロータリーエンコーダ用のセンサ42が設けられている。なお、搬送ローラ31の回転中心と、ロータリーエンコーダ41の回転中心とは、同一になるように構成されている。キャリッジ12は、その後部下面にメディア用のセンサ43を搭載している。このセンサ43は、CPU61が経路20を搬送されるシートPの幅寸法(搬送方向と直交し、且つ図1において紙面に垂直な幅方向の寸法)やシートPの幅方向両端位置(左右端位置)等を検出するためのセンサであって、光学式センサ等で構成される。更に、キャリッジ12は、その前部下面に、リニアエンコーダ用のセンサ45を搭載している。このセンサ45は、CPU61がキャリッジ12の走査方向や位置や速度を検出するためのセンサであって、光学式センサ等で構成される。このセンサ45は、図示しないリニアエンコーダ(ストリップ)の近傍に設けられている。
図2は、操作部5の正面図である。筐体3の上部のユーザが操作し易い位置には、図2に示す操作部5が設けられている。操作部5には、電源キー50、リセットキー51、テンキー52、及びタッチパネル式のパネル部53が設けられている。パネル部53は、ユーザからの各種実行要求を受け付けるための受付部であり、かつユーザに情報を表示するための表示部でもある。受付部としてのパネル部53には、印刷キー54及びメモ用紙排出キー55等の各種キーが設けられている。印刷キー54は、ユーザから印刷ジョブの実行要求を受け付ける。メモ用紙排出キー55は、ユーザからメモ用紙排出ジョブの実行要求を受け付ける。このメモ用紙排出ジョブとは、給送トレイ10内のシートPをメモ用紙として、記録部2による記録動作を行わずに搬送して排出トレイ14へ排出する単独のジョブ(以下、「排紙ジョブ」という。)である。すなわち画像記録装置1は、ユーザがメモ用紙排出キー55を押下するだけの単一の操作で、画像記録装置1にメモ用紙を排出する排紙ジョブを実行要求できるように構成されている。なお筐体3には、パーソナルコンピュータ(PC)等の他の通信装置からの各種ジョブの実行要求を画像記録装置1が有線または無線の通信で受け付けるための不図示の外部入力部が設けられている。
図3は、画像記録装置1の機能ブロック図である。制御部60は、第1基板及び第2基板を有する。第1基板には、CPU61と、記憶部(ROM62、RAM63、及びEEPROM64)とが実装され、第2基板には、ASIC65が実装されている。CPU61の個数は単一または複数のいずれでもよい。ROM62には、CPU61が印刷ジョブを実行するための印刷制御プログラムと、CPU61が排紙ジョブを実行するための排出制御プログラムとが格納されている。EEPROM64には、ユーザが入力した各種の初期設定の情報が格納されている。ASIC65には、2つのモータドライバIC66、67と、ヘッドドライバIC68とが接続されている。
CPU61は、印刷キー54及び前記外部入力部を介して、ユーザ及び他の通信装置から印刷ジョブの実行要求を受け付ける。CPU61は、印刷ジョブの実行要求を受け付けると、印刷制御プログラムに基づいて、印刷ジョブの実行指令をASIC65へ出力する。またCPU61は、メモ用紙排出キー55及び前記外部入力部を介して、ユーザ及び他の通信装置から排紙ジョブの実行要求を受け付ける。CPU61は、排紙ジョブの実行要求を受け付けると、排出制御プログラムに基づいて、排紙ジョブの実行指令をASIC65へ出力する。ASIC65は、これらの実行指令に基づいて各ドライバIC66〜68のいずれかを駆動する。
モータドライバIC66は、搬送モータ70を駆動すると共に、所定の駆動機構により搬送モータ70の動力の伝達経路を切り替えることで、給送ローラ30、搬送ローラ31、及び排出ローラ34のいずれかに回転動力を付与する。例えば、画像記録装置1は、CPU61、モータドライバIC66、及び前記駆動機構を有するローラ駆動機構を備える。該ローラ駆動機構は、給送ローラ30及び搬送ローラ31へ可変速に搬送モータ70の回転動力を付与するとともに、搬送ローラ31の逆転に連動して給送ローラ30を正転させ、かつ搬送ローラ31の正転に連動して給送ローラ30の動力伝達を切断する。
なお、各ローラ30、31の「正転」とは、シートPを下流側(給送トレイ10から排出トレイ14への向き)へ移送させる回転を意味し、「逆転」とは、その反対方向の回転を意味する。また、上記のようなローラ駆動機構に替えて複数の搬送モータ70を搭載することにより、モータドライバIC66が各搬送モータ70を駆動して、給送ローラ30、搬送ローラ31、及び排出ローラ34を個別に動作させてもよい。
モータドライバIC67は、キャリッジモータ71を駆動してキャリッジ12を主走査方向に往復移動させる。ヘッドドライバIC68は、記録ヘッド13を駆動してインクを吐出させる。
このように給送ローラ30、搬送ローラ31、及び排出ローラ34の各動作は、CPU61がモータドライバIC66を介して搬送モータ70を駆動することで実現される。またキャリッジ12の動作は、CPU61がモータドライバIC67を介してキャリッジモータ71を駆動することで実現される。また記録ヘッド13の動作は、CPU61がヘッドドライバIC68を駆動することで実現される。
制御部60には、レジスト用のセンサ40、ロータリーエンコーダ用のセンサ42、メディア用のセンサ43、及びリニアエンコーダ用のセンサ45の各出力信号が入力される。CPU61は、入力されたこれらの各出力信号に基づき、ASIC65を介して各ドライバIC66〜68を駆動することにより、所定のタイミングで印刷ジョブまたは排紙ジョブを行う。
[印刷ジョブの動作]
以上の構成を有する画像記録装置1は、ユーザによって印刷キー54が押下されると、印刷ジョブを実行する。すなわち、ユーザによる印刷キー54の押下により、CPU61が印刷ジョブの実行要求を検出すると、CPU61は印刷制御プログラムに基づき、給送ローラ30を正転させて給送トレイ10内のシートPを経路20に給送する。シートPが湾曲パス21を搬送されて搬送方向先端部が搬送ローラ31に到達すると、CPU61はシートPのレジスト補正(搬送方向の修正)及び頭出しを行う。CPU61は、シートPをストレートパス22に搬送した後、記録ヘッド13から吐出するインクによりシートPに画像記録する。CPU61は、第2搬送部36を駆動することにより、画像記録されたシートPをエンドパス23に搬送し、排出トレイ14へ排出する。以上でCPU61は、印刷ジョブを終える。
なお、画像記録装置1が有線または無線の通信によりPCと接続されている場合、CPU61は、操作部5と同様の入力項目について入力可能なUI(ユーザーインターフェイス)をPCのモニタに表示する。オペレータが、UIに表示された印刷キーに例えばワンクリック操作で入力すれば、CPU61は、印刷ジョブの実行要求がなされたことを検出できる。
[排紙ジョブの動作]
図4は、画像記録装置1が排紙ジョブを実行する際の基本的な動作を示すフローチャートである。画像記録装置1は排紙ジョブにおいて、CPU61が排出制御プログラムに基づき、排紙ジョブの実行要求を受け付ける排紙要求受付処理(ステップS1:以下、単にS1と称す。他のステップも同様)と、S1で要求を受け付けた場合に、給送トレイ10内のシートPを、給送トレイ10から記録部2による記録動作を伴わずに搬送して排出トレイ14へ排出するシート排出処理(S2)とを順に実行する。
すなわち、画像記録装置1はS1の排紙要求受付処理において、ユーザによるメモ用紙排出キー55またはUIのメモ用紙排出キーの押下により、あるいは、前記外部入力部からの入力により、排紙ジョブの実行要求を受け付ける。そして、S2のシート排出処理では、モータドライバIC66を駆動して、給送トレイ10に支持されたシートPを、経路20を通じて移送して排出トレイ14へ排紙する。但し、この移送の間、当該シートPへの記録動作は行わない。
これにより画像記録装置1は、ユーザの求めに応じてシートPをメモ用紙として迅速に排出することができる。
図5は、画像記録装置1が排紙ジョブを実行する際のより具体的な動作を示すフローチャートである。電源キー50が押下されて画像記録装置1が起動した後、CPU61は、操作部5のメモ用紙排出キー55またはUIのメモ用紙排出キーがユーザに押下されたか否か、あるいは、前記外部入力部から入力がなされたか否かを判定することにより排紙要求受付処理を実行する(S11)。本書で言う「排紙ジョブ」とは、前述したように、記録部2による記録動作を伴うことなく、給送トレイ10から排出トレイ14までシートPを排出する単独のジョブである。また「記録動作」とは、印刷情報またはスキャン情報に基づいて、シートPに実際に文字や画像を記録する記録部2の動作である。従って、「記録動作を伴わない」場合には、画像データの送受信がなく記録部2を動作させない場合と、0データからなる画像データの送受信を伴って記録部2を実質的に記録動作させない場合との両方が含まれる。
S11で、操作部5のメモ用紙排出キー55またはUIのメモ用紙排出キーが押下された、あるいは、前記外部入力部から入力がなされたとCPU61が判定した場合(S11:YES)、CPU61は給送ローラ30を正転させ、給送トレイ10内のシートPを経路20に給送する(S12)。このときCPU61は、シートPの給送速度が、印刷ジョブ時において記録部2でシートPに画像を記録する際の給送速度よりも速くなるように給送ローラ30の駆動を制御する。一例として、本実施形態では、CPU61は給送ローラ30を最速で駆動するように制御する。ここで言う「最速」とは、給送ローラ30でシートPを正常に給送可能な速度範囲における最高速度である。
次にCPU61は、レジスト用のセンサ40の出力信号がONか否かを判定する(S13)。S13で、センサ40の出力信号がONではないとCPU61が判定した場合(S13:NO)、CPU61は、給送トレイ10内にシートPが残っていない、またはシートPがスリップして搬送ローラ31まで搬送されていないと判定して(S14)、このシート排出処理を終了する。なお、S14の後に、一例として「用紙がないか、スリップしています」とのメッセージをパネル部53に表示した上でシート排出処理を終了することとしてもよい。
S13で、センサ40の出力信号がONであるとCPU61が判定した場合(S13:YES)、CPU61は、搬送ローラ31を逆転させたまま給送ローラ30を更に所定量だけ正転させてレジスト補正を行う(S15)。次にCPU61は、搬送ローラ31を最速で正転させてシートPの先端部を搬送ローラ31よりも若干下流側に位置させることで、シートPの頭出しを行う(S16)。なお、S15及びS16は、省略してもよい。
CPU61は、レジストセンサ40の出力信号がOFFになるまで、最速で搬送ローラ31を正転させる(S17)。CPU61は、センサ40の出力信号がOFFになったのを検出すると、最速で搬送ローラ31及び排出ローラ34を正転させてシートPを排出し(S18)、排紙ジョブを終了する。このS17及びS18で言う「最速」とは、搬送ローラ31でシートPを正常に搬送可能な速度範囲における最高速度である。なお、S16〜18では、シートPの搬送を最速で行うと説明したが、必ずしも最速に限られない。S16〜18の各場面でのシートPの搬送速度は、印刷ジョブ時の対応する各場面でのシートPの搬送速度より速くてもよく、また、印刷ジョブ時のシートPの搬送速度と同じでもよい。以上に説明したS12、S13、及びS15〜18を順に実行する処理がシート排出処理(図4のS2)に対応する。
以上に説明したように、画像記録装置1によれば、ユーザが手で給送トレイ10を引き出してシートPを取り出し、再び給送トレイ10を元に戻す手間を掛けなくても、ユーザが操作部5のメモ用紙排出キー55またはUIのメモ用紙排出キーを単一の操作で押下するだけでCPU61が排紙ジョブを実行し、給送トレイ10内のシートPを、記録部2による記録動作を伴わずに搬送して排出トレイ14へ排出する。よって、ユーザに煩雑な手間を掛けさせることなく、ユーザの求めに応じて、シートPをメモ用紙として迅速に排出できる。排紙ジョブでは、印刷ジョブを実行する際のように、画像記録すべき画像データの送受信のプロセスが基本的に不要である。このため、例えば記録部2を動作させることなく給送トレイ10内のシートPを排出トレイ14に排出でき、迅速に処理を実行できる。これにより、早くメモ用紙を入手したいユーザのニーズに最も合致した動作を実現できる。
また経路20は、印刷ジョブの実行時にシートPが通過する印刷経路であるとともに、排紙ジョブの実行時にシートPが通過する排紙経路を兼ねるので、シートPに画像記録する場合と同一の経路により、シートPをメモ用紙として排出できる。このため、メモ用紙を排出する専用経路を設けた場合に比べて、装置構成をシンプルかつコンパクトにできる。
また、筐体3に操作部5を設けているので、ユーザが操作部5を操作することで、迅速にシートPを排出できる。また、操作部5はメモ用紙排出キー55を有しており、ユーザがメモ用紙排出キー55を単一の操作で押下するだけでCPU61へ排紙ジョブを実行要求できるので、簡単且つ迅速にシートPを排出できる。
またS17及びS18において、CPU61がシートPの搬送速度を印刷ジョブ時のシートPの搬送速度よりも速くなるように搬送ローラ31を制御することで、ユーザの求めに応じて、シートPをより迅速に排出できる。またS12において、CPU61がシートPの給送速度を印刷ジョブ時の給送速度よりも速くなるように給送ローラ30を制御することによっても、シートPをより迅速に排出できる。
なお筐体3は、経路20とは別に、メモ用紙排出経路24を備えることもできる。すなわち筐体3は、印刷ジョブの実行時にシートPが通過する印刷経路としての経路20と、排紙ジョブの実行時にシートPが通過し、経路20と少なくとも一部が別経路に構成された排紙経路としてのメモ用紙排出経路24とをそれぞれ備えることもできる。
具体的には図1に示すように、筐体3は、給送ローラ30の後方から排出トレイ14に向けて延びるメモ用紙排出経路24を備えてもよい。また、図示しないが、給送ローラ30の前方近傍に、前方斜め上方へ向かうスロープを配置する。そして、その上端を筐体3に枢支して下端を自重によりシートPの上面に接するようにしておく。この場合、CPU61は、シート排紙処理のS12において、給送ローラ30を正転させてシートPの後端が給送ローラ30の近傍に達した時点で、給送ローラ30を逆転させる。このようにすることで、シートPはスロープを上ってメモ用紙排出経路24を通じて給送トレイ10内のシートPを排出トレイ14に排出することができる。
このようにメモ用紙としてシートPを排出する専用の排紙経路を筐体3が備えることで、シートPの排出をさらに好適化できる。例えば図1に示すように、記録部2を経ないで延びるメモ用紙排出経路24を筐体3が備えるようにすれば、記録ヘッド13やプラテン11と接触しないので、メモ用紙の汚れを防止できる。また、給送トレイ10から排出トレイ14までを最短距離で結ぶメモ用紙排出経路24を筐体3が備えるようにすれば、排紙ジョブの更なる高速化を実現することもできる。
また、S12では、給送ローラ30を最速で駆動し、S16〜18では、搬送ローラ31を最速で駆動したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、S12における給送ローラ30、またはS16〜18における搬送ローラ31を、最速よりも遅い速度で駆動してもよい。
また、記録部2の方式は、記録ヘッド13からインクを吐出してシートPに画像記録するインクジェット方式に限定されず、例えば、トナーをシートPに付着させて画像記録をする電子写真方式であってもよい。
本発明は、例えばインクジェット式プリンタや電子写真式プリンタ、感熱リボン方式のファクシミリやプリンタ等の画像記録装置に適用することができる。
1 画像記録装置
2 記録部
3 筐体
5 操作部
10 給送トレイ
14 排出トレイ
20 経路
24 排紙経路
30 給送ローラ(給送部)
33 第1搬送部(搬送部)
36 第2搬送部(搬送部)
60 制御部
P 被記録シート

Claims (8)

  1. 給送トレイから排出トレイまで被記録シートが通過する経路を備える筐体と、
    前記経路に沿って被記録シートを搬送する搬送部と、
    搬送される被記録シートに画像を記録する記録部と、
    前記搬送部及び前記記録部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記記録部による記録動作を伴うことなく、前記給送トレイから前記排出トレイまで被記録シートを排出する単独のジョブである排紙ジョブの実行要求を受け付ける排紙要求受付処理と、
    該排紙ジョブの実行要求を受け付けた場合に、被記録シートを、前記給送トレイから前記記録部による記録動作を伴わずに搬送して前記排出トレイへ排出するシート排出処理と、
    を実行する、画像記録装置。
  2. 前記筐体には、ユーザによる操作を受け付けて前記制御部へ前記排紙ジョブの実行要求を入力する操作部が設けられている、請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記操作部は、ユーザの単一の操作によって前記制御部へ前記排紙ジョブの実行要求を入力可能に構成されている、請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 前記制御部は、前記シート排出処理時の被記録シートの搬送速度を、前記記録部により被記録シートに画像を記録する印刷ジョブ時の被記録シートの搬送速度よりも速くなるよう、前記搬送部を制御する、請求項1〜3のいずれかに記載の画像記録装置。
  5. 前記給送トレイから被記録シートを給送する給送部を更に備え、
    前記制御部は、前記シート排出処理時の被記録シートの給送速度を、前記記録部により被記録シートに画像を記録する印刷ジョブ時の給送速度よりも速くなるよう、前記給送部を制御する、請求項1〜4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 前記筐体が有する前記経路は、前記記録部により被記録シートに画像を記録する印刷ジョブの実行時に被記録シートが通過する印刷経路が、前記排紙ジョブの実行時に被記録シートが通過する排紙経路を兼ねている、請求項1〜5のいずれかに記載の画像記録装置。
  7. 前記筐体は前記経路として、前記記録部により被記録シートに画像を記録する印刷ジョブの実行時に被記録シートが通過する印刷経路と、前記排紙ジョブの実行時に被記録シートが通過し、前記印刷経路とは少なくとも一部が別経路に構成された排紙経路とを備える、請求項1〜5のいずれかに記載の画像記録装置。
  8. 給送トレイから排出トレイまで被記録シートが通過する経路を備える筐体と、
    前記経路に沿って被記録シートを搬送する搬送部と、
    搬送される被記録シートに画像を記録する記録部と、
    前記搬送部及び前記記録部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記筐体には、前記記録部による記録動作を伴うことなく前記給送トレイから前記排出トレイまで被記録シートを排出する単独のジョブの実行要求を、ユーザの単一の操作によって前記制御部に入力させる操作部が設けられている、画像記録装置。
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