JP3091452B2 - 折り畳み式腰掛け - Google Patents

折り畳み式腰掛け

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JP3091452B2
JP3091452B2 JP11166968A JP16696899A JP3091452B2 JP 3091452 B2 JP3091452 B2 JP 3091452B2 JP 11166968 A JP11166968 A JP 11166968A JP 16696899 A JP16696899 A JP 16696899A JP 3091452 B2 JP3091452 B2 JP 3091452B2
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好友 長田
一郎 佐山
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株式会社野口ハードウェアー
磯川産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、玄関内
などの家屋の壁面に沿わせて設置する折り畳み式腰掛け
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】駅やホール等には、コンクリート壁面な
ど、十分に強度を保持している壁面に対して、座板を支
持するフレームを上下に折り畳み可能に装着する構造の
折り畳み式腰掛けが設置されている。このような、十分
に強度を保持している壁面に対して装着する折り畳み式
腰掛けでは、支持脚などを必要とせず、片持ち式に座板
を取り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車椅子を使
用する障害者や、老人、子供のための一時的な腰掛けと
して、一般住居用の家屋の壁面、特に、玄関内等の家屋
内の壁面に、折り畳み式腰掛けを設置する場合には、壁
面強度が不十分で、壁面補強の工事が必要となる。しか
しながら、折り畳み式腰掛けを設置する意図だけで、こ
のような補強工事を施工するのは、経費の面で容易では
なく、これが、利用者にとって有用な、この種の折り畳
み式腰掛けの普及を妨げる原因になっている。
【0004】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、壁面への荷重負担を軽減して比較的軟弱な構造の
壁面でも設置できる折り畳み式腰掛けを提供しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
図示の実施例でも明らかにしたように、フレーム1(1
01)の後部を壁面に装着し、前記フレーム1(10
1)に支持された座板2を、前記壁面に沿わせる折り畳
み状態と前記壁面の前方に突出する腰掛け状態に上下に
回動して設定自在とする構造の折り畳み式腰掛けにおい
て、前記腰掛け状態にある座板2の前部を床面上に支持
するように立設され、前記折り畳み状態に移動する座板
2とともに上動して前記壁面に沿って収納される前部支
持脚5(105)が取り付けられていることを特徴とし
ている。前部支持脚5(105)は、前記座板2の前下
部を直接床面に支持させるようにしても、フレーム1
(101)を介して床面上に支持させるようにしても良
い。
【0006】さらに、本発明では、前記の折り畳み式腰
掛けにおいて、前記フレーム1(101)は、壁面に取
り付ける取付部材3(103)と、該取付部材3(10
3)に上下に回動自在として枢支されると共に前記座板
2を固定した支持部材4(104)とより構成され、該
支持部材4(104)には、その前部に上下に回動自在
として前記座板2の前部支持脚5(105)の基部が枢
支され、また、前記取付部材3(103)には、前記座
板2の後部支持脚6(106)の基部が壁面に沿って固
定的に取り付けられていることを特徴としている。後部
支持脚6(106)の下端は、常時床面上に立設され
て、座板2の後部を、取付部材3(103)及び支持部
材4(104)を介して床面上に保持している。また、
後部支持脚6(106)の中間部を、その中間部の任意
の上下位置で半割り金具などの固定部材17によって、
壁面側に固定させることができる。
【0007】この場合、本発明の実施の形態としては、
前部支持脚5(105)は、支持部材4(104)に枢
支されると共に、起立状態を保持する保持手段を具備し
ているのがよく、例えば、前記保持手段が、この腰掛け
の側面から見て、前部支持脚5(105)およびフレー
ム1(101)と共に平行四辺形リンクを構成するリン
ク部材7(107)で構成されているとよい。すなわ
ち、腰掛けの両側において、支持部材4(104)の下
部に、基部が取付部材3(103)の側板部3a(10
3a)に枢支され先端部が前部支持脚5(105)に枢
支されるリンク部材7(107)を設け、支持部材と取
付部材の側板部とリンク部材と前部支持脚が、その上記
各枢支軸を中心として回動する四辺形リンク機構を構成
するとよい。
【0008】また、図1乃至図7の第1の実施形態に示
すように、取付部材3には、少なくとも、座板2の折り
畳み状態及び折り畳み状態に回動する途中を間欠的に係
止するための係止機構が装備されているのがよく、例え
ば、前記係止機構が、取付部材3に設けたノッチ12、
これに係合するように支持部材4あるいはリンク部材7
側に支持された係合子13、および、係合子13をノッ
チ12に弾性的に係合させる弾持手段14から構成させ
ることができる。
【0009】また、図8乃至図14の第2の実施形態に
示すように、例えば、前記係止機構を、前記支持部材1
04の下部にこれと一体に上下に回動するように固定し
て設けられた係止部材122の係止により構成すること
ができる。この係止部材122は、支持部材104の枢
支軸110が貫通し、この枢支軸110を回動中心とし
て回動し、支持部材104若しくは座板2が上動して少
なくとも折り畳み状態とされた時に、係止部材122下
面のカム面に形成した係止部122bが、フレーム10
1の不動部に弾動的に設けられた保持部123cに弾性
的に係止される構成としている。上記枢支軸110に
は、保持部材123の保持筒123aの壁部が貫通して
設けられ、この保持筒123aには内部のバネ部材12
3dにより弾圧付勢された状態の上記保持部123cが
上下に弾動自在として設けられている。
【0010】このような構成では、壁面に、折り畳みの
際の腰掛けの取付支持に必要な負荷だけが掛かり、使用
する際には、前後の支持脚で、座板に掛かる荷重を支え
るのであるから、仮に、壁面が比較的軟弱な、一般住居
用の壁面であっても、折り畳み式腰掛けの設置が可能と
なる。後部支持脚は、座板2の使用状態および折り畳み
状態の双方において、床面上に、座板のみならず、フレ
ームを含む、この折り畳み式腰掛け装置全体の荷重を支
持する。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の折り
畳み式腰掛けの実施の形態を、図面を参照して、以下に
具体的に説明する。図1乃至図7は第1の実施の形態を
示す。第1の実施の形態にかかる折り畳み式腰掛けは、
前述のように、フレーム1の後部を壁面に装着し、フレ
ーム1に支持された座板2を壁面Wに沿わせるように折
り畳む構成であって、フレーム1は、壁面Wに取り付け
る板状のコ字形取付部材3と、取付部材3に上下回動自
在に枢支されると共に座板2を固定した、金属パイプな
どからなる支持部材4とより構成される。取付部材3
は、壁面に沿って水平に固定されるベース部3bと、ベ
ース部3bの両側部に前方に突出状として設けられる側
板部3a,3aと、側板部3a,3aの上面間及び下面
間に架設される天板部3c及び底板部3dとにより構成
される。ベース部3bは、木ねじなどの固定具19によ
り壁面に取付固定されている。支持部材4には、その前
部に、金属パイプなどから構成される前部支持脚5の基
部が回動自在に枢着されて取り付けられる。また、取付
部材3の底板部3dには、金属パイプなどから構成され
る後部支持脚6の上端部が溶接などにより取り付け固定
されている。前部支持脚5は、左右2本の脚の下端部が
U字形に連結された形状とされている。また、後部支持
脚6は2本の杆体により形成されているが、座板2の後
部又は腰掛け全体の重力を床面上に支持する構造であれ
ば良く、例えば、U字形の部材により形成しても良く、
1本の杆体又は板体により形成してもよい。
【0012】また、前部支持脚5は、その基部が上下回
動自在に支持部材4に枢支されて、座板2若しくは支持
部材4と連動して上下に移動すると共に、起立状態を保
持する保持手段を具備している。この実施の形態では、
前記保持手段は、腰掛けの側面から見て、前部支持脚
5、支持部材4及び側板部3aと共に平行四辺形リンク
を構成する帯板状のリンク部材7で構成されている。更
に詳述すると、図2に示すように、この平行四辺形リン
クを構成するために、支持部材4と前部支持脚5の基部
とを互いに枢着する枢支軸8の位置から下方に所定距離
Hだけ離れた位置で、前部支持脚5に対して、枢支軸9
により、リンク部材7の前端が枢着されている。また、
枢支軸8の位置から後方に所定距離Lだけ離れた位置
で、枢支軸10により、支持部材4が取付部材3の、前
方に突出した側板部3aに枢着されており、その枢支軸
10の位置から下方に所定距離Hだけ離れた位置で、し
かも、枢支軸9の位置から後方に所定距離Lだけ離れた
位置で、枢支軸11により、前述の取付部材3の側板部
3aにリンク部材7の後端が枢着されている。なお、リ
ンク部材7の上面には、折り畳んだ際に枢支軸10に干
渉しないように、所要の切り欠き7aが形成されてい
る。
【0013】また、この第1の実施の形態では、取付部
材3の側板部3aには、少なくとも、座板2の使用状態
および折り畳み状態並びに使用状態から折り畳み状態へ
の回動中間欠的に係止するための係止機構が装備されて
いる。この係止機構は、左右の側板部3aに設けた、円
形孔型のノッチ12(これは、枢支軸11回りに複数
個、半円上に断続して配置されている)、これに係合す
るようにリンク部材7側に支持されたボール状の係合子
13、および、係合子13をノッチ12に弾性的に係合
させる圧縮コイルバネなどの弾持手段14から構成され
ている。なお、弾持手段14は腰掛けの左右のリンク部
材7、7を結ぶパイプ状のステー15内に、バネ座とし
ての支持棒16を介して対向するように、嵌挿されてい
る。なお、この第1の実施の形態では、後部支持脚6を
安定に保持するために、これを壁面に装着する半割り形
具等の固定部材17が用意されている。固定部材17
は、壁面内に設けられる木の桟Waなどの壁面内の固定
部に、木ねじなどの固定具17aを介して固定される。
また、符号18は、枢支部分での回動を円滑にすると共
に前部支持脚5の左右へのズレを防止するためのカラー
である。さらに、壁面の上部には、折り畳み状態にある
座板2若しくは支持部材4を係脱自在に係合保持するた
めの保持具を設けると良い。
【0014】このような構成では、図1の実線で示すよ
うに、床面Fに後部支持脚6を立てた状態で、壁面Wに
取付部材3をネジ止めなどで装着するだけで、折り畳み
腰掛けの装着が簡単にできる。しかも、座板2が壁面W
に沿うように、枢支軸10を中心に座板2の前端若しく
は支持部材4を持ち上げると、折り畳み状態になり、前
部支持脚5も、リンク部材7の働きで、枢支軸8を中心
に折り畳まれ、壁面に沿った状態になる。前部支持脚5
は、リンク機構によりその上下移動時において、常に略
垂直状態を保ち、その操作が容易である。この折り畳み
状態において、座板2、支持部材4、及び前部支持脚5
は、取付部材3の前後幅内に略収納される。
【0015】また、図1の想像線で示すように、座板を
前傾し、壁面から離すと、最終的には、図2に示す状態
となり、前部支持脚が床面Fに垂直に起立する。これに
よって、腰掛けとして、簡単に利用することができる。
なお、係止手段の働きで、少なくとも、前述の折り畳み
状態、および回動途中の状態を間欠的に係止でき、腰掛
けを安定保持することができ、その上下回動作業も安定
する(この実施の形態では、係合子13が、各状態に対
応するノッチ12に弾性的に係合する)。
【0016】なお、本発明の第1の実施の形態では、係
止手段が取付部材3とリンク部材7とに配置されたが、
枢支軸10回りにおいて、取付部材3と支持部材4とに
配置されてもよい。また、ここでは、前部支持脚の折り
畳み動作および立脚状態の保持のために、平行四辺形リ
ンクを構成する保持手段を採用している。
【0017】(第2の実施形態)図8乃至図14は第2
の実施の形態を示す。第2の実施の形態にかかる折り畳
み式腰掛けは、フレーム101の後部を壁面に装着し、
フレーム101に支持された座板2を壁面Wに沿わせる
ように折り畳む構成である。フレーム101は、壁面W
に取り付ける板状のコ字形取付部材103と、取付部材
103に上下回動自在に枢支されると共に座板2を固定
した支持部材104とより構成される。取付部材103
は、壁面に沿って水平に固定されるベース部103b
と、ベース部103bの両側部に前方に突出状として設
けられる側板部103a,103aとにより構成され
る。支持部材104には、その前部に、金属パイプなど
から構成される前部支持脚105の基部が回動自在に枢
支軸108により枢着されて取り付けられる。また、取
付部材103の側板部103a,103aの外側面に
は、金属パイプなどから構成される後部支持脚106の
上端部が溶接などにより取り付け固定されている。後部
支持脚106には、固定孔106aが形成され、適宜の
適宜の木ねじ等の適宜の固定具により壁面に固定される
ようになっている。ベース部103bを、木ねじやアン
カーボルトなどの固定具により壁面に取付固定させるよ
うにしてもさしつかえない。前部支持脚105は左右2
本の脚の下端部がU字形に連結された形状とされてい
る。また、後部支持脚106は、同様に左右2本の脚の
下端部がU字形に連結された形状とされている。
【0018】前部支持脚105は、上述したように、そ
の基部が上下回動自在に支持部材104に枢支軸108
により枢支されて、座板2若しくは支持部材104と連
動して上下に移動すると共に、起立状態を保持する保持
手段を左右に具備している。この保持手段は、腰掛けの
側面から見て、前部支持脚105、支持部材104及び
側板部103aと共に平行四辺形リンクを構成するリン
ク部材107で構成されている。
【0019】更に詳述すると、図8、図9に示すよう
に、この平行四辺形リンクを構成するために、支持部材
104と前部支持脚105の基部とを互いに枢着する枢
支軸108の位置から所定距離だけ下方に離れた位置
で、前部支持脚105に対して、枢支軸109により、
リンク部材107の前端が枢着されている。また、枢支
軸108の位置から所定距離だけ後方に離れた位置で、
枢支軸110により、支持部材104が取付部材103
の、前方に突出した側板部103aに枢着されており、
その枢支軸110の位置から所定距離だけ下方に離れた
位置で、しかも、枢支軸109の位置から所定距離だけ
後方に離れた位置で、枢支軸111により、前述の取付
部材103の側板部103aにリンク部材107の後端
が枢着されている。なお、リンク部材107の上面に
は、折り畳んだ際に枢支軸110に干渉しないように、
所要の切り欠き107aが形成されている。支持部材1
04とリンク部材107は、目隠し板状に形成され、そ
の両側が略L形に折曲されて、その折曲両側部が上記上
下左右の各枢支軸108、109、110、111によ
って枢支されている。取付部材103のベース部103
bには、平面から見て略コ形の補強板124が固設さ
れ、補強板124の両側片124aが後方下部の枢支軸
111を軸受けするとともに、リンク部材107の折曲
枢支部分を保持している。リンク部材107の折曲枢支
部分と取付部材103の側板部103aとの間にはカラ
ー125が介設されている。
【0020】このように、上下左右の4個の枢支軸10
8、109、110、111により、固定リンク部材と
しての取付部材103の側板部103aと、可動リンク
部材としての座板支持部材104、前部支持脚105及
びリンク部材107とにより、平行四辺形リンクが構成
されている。これにより、前部支持脚105を常に縦位
置としつつ、下方直立位置と上方収納位置に移動させる
ことができる。
【0021】また、この第2の実施の形態では、座板2
及び支持部材104の下部であって後方上下の枢支軸1
10、111間の左右に、少なくとも、座板2の使用状
態および折り畳み状態を係止するための左右一対の係止
機構が装備されている。この係止機構は、座板2若しく
は支持部材104の底部にリベット等の固定具121に
より固定された係止部材122と、この係止部材122
と係合される保持部材123を具備している。係止部材
122は、図13及び図14に示すように、腰掛けの正
面から見て、開放部を下向きとして略コ形に形成された
板体よりなり、後方上部の枢支軸110に両側板122
aが貫通して上記座板2及び支持部材104と一体に回
動自在に枢支されている。係止部材122の側板122
aの下面はカム面とされ、少なくとも座板2若しくは支
持部材104が上方収納位置にあるときにその位置を保
持する為の係止凹部よりなる係止部122bが形成され
ている。
【0022】保持部材123は、上記係止部材122の
両側板122a間に上部が挿入保持された状態の角筒な
どの保持筒123aと、該保持筒123aの左右対向壁
部に形成した上下方向の案内孔123bに貫通して上下
動自在に設けた保持ピンよりなる保持部123cと、該
保持部123cを上方に弾動付勢して上記係止部材12
2の側板122a下面のカム面に弾圧させるコイルバネ
等より成るバネ部材123dとを具備している。保持筒
123aは、その上部と下部が後部上方の枢支軸110
と後部下方の枢支軸111に貫通保持されている。ま
た、バネ部材123dは、保持部123cの底部に接す
る可動板よりなるバネ座123eと保持筒123aの下
部の左右対向壁部間に設けたピンなどのバネ受け123
f間に保持され、バネ座123eを介して保持部123
cを係止部材122の側板122a下面のカム面に弾圧
させている。
【0023】このような係止機構の構成では、座板2及
び支持部材104を、後部上方の枢支軸110を中心と
して水平腰掛け状態から上方収納状態に回動させた時
に、係止部材122が上記後部上方の枢支軸110を中
心として一体に回動し、その下面係止部122bがバネ
部材123dによって上動付勢された保持部123cに
弾圧係合する。座板2及び支持部材104の水平腰掛け
位置及び上記回動途中位置においても、係止部材122
の係止部122bが保持部材123の保持部123cに
弾圧し、その状態を安定に保持させる。このような係止
機構では、座板2の重力が直接作用し、その係止保持状
態がより安定化する。また、係止機構を構成する係止部
材122の両側板122aと保持部材123の保持筒1
23aとを、共通する枢支軸110に貫通保持させてい
るので、係止動作が確実で係止位置に狂いが生じる恐れ
がない。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、折
り畳み式腰掛けにおいて、腰掛け状態にある座板の前部
を、座板とともに上下に回動する前部支持脚によって、
床面上に保持させるようにしている。また、上記座板の
後部若しくは腰掛け装置全体の荷重を取付部材を介して
後部支持脚によって、床面上に保持させるようにしてい
る。さらにフレームを、壁面に取り付ける取付部材と、
該取付部材に枢支されると共に前記座板を固定した支持
部材とより構成し、該支持部材に、前部支持脚を取り付
け、また、前記取付部材に、後部支持脚を取り付けてい
る。従って、壁面への荷重負担を軽減して比較的軟弱な
構造の壁面でも設置でき、利用者にとって有用な折り畳
み式腰掛けを、一般家屋においても、容易に設置するこ
とが可能となり、その普及を促進することができる。
【0025】また、座板の上下回動作業中断続して係脱
する係止機構を介して、座板の折り畳み状態を保持さ
せ、さらに、座板(その支持部材)の上下回動作業の途
中状態を断続的に係止保持させることにより、その操作
の安全性が確保できる。
【0026】また、座板及び支持部材の下部に、その回
動枢支軸を中心として回動する係止部材を設け、該係止
部材の下面係止部を、フレームの不動部に設けた保持部
材の保持部に弾性的に係合させることにより、係止部材
の下面係止部と保持部材の保持部との位置決めも確実で
狂いがなく、その係止保持状態がより安定化する。
【0027】さらに、後部支持脚の中間部を固定部材に
より壁面側の任意の上下位置に固定させることにより、
壁面内の桟等が入った強い位置に取付固定できる。
【0028】また、座板の折り畳み収納状態において、
座板とその支持部材並びに前部支持脚を、取付部材の前
方突出長さ内に略収納させることができ、コンパクトで
ある。
【0029】さらに、リンク機構を介して、座板(その
支持部材)と前部支持脚とを連動させることにより、前
部支持脚を略縦状態として操作でき、その保持状態も安
定化し、前部支持脚を持った折り畳み操作も容易で安全
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す折り畳み状態
の側面図である。
【図2】同じく、腰掛けとしての使用状態の側面図であ
る。
【図3】同じく、使用状態の正面図である。
【図4】同じく、座板を外した使用状態の平面図であ
る。
【図5】同じく、図2のA矢印に沿う断面図である。
【図6】同じく、図2のB矢印に沿う断面図である。
【図7】同じく、図3のC矢印に沿う断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す折り畳み状態
の側面図である。
【図9】同じく、腰掛けとしての使用状態の側面図であ
る。
【図10】同じく、使用状態の正面図である。
【図11】同じく、座板を外した使用状態の平面図であ
る。
【図12】同じく、要部の拡大横断面図である。
【図13】同じく、正面側から見た要部の拡大縦断面図
である。
【図14】同じく、側面側から見た拡大縦断面図であ
る。
【符号の説明】
W 壁面 Wa 桟 F 床面 1,101 フレーム 2 座板 3,103 取付部材 3a,103a 側板部 3b,103b ベース部 3c 天板部 3d 底板部 4,104 支持部材 5,105 前部支持脚 6,106 後部支持脚 106a 固定孔 7,107 リンク部材 7a,107a 切り欠き 8、9、10、11,108、109、110、111
枢支軸 12 ノッチ 13 係合子 14 弾持手段 15 ステー 16 バネ座(支持棒) 17 固定部材 17a 固定具 18 カラー 19 固定具 121 固定具 122 係止部材 122a 側板 122b 係止部 123 保持部材 123a 保持筒 123b 案内孔 123c 保持部 123d バネ部材 123e バネ座 123f バネ受け 124 補強板 125 カラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平7−39678(JP,U) 実開 平2−119091(JP,U) 実開 昭57−175648(JP,U) 実開 昭55−175569(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 9/00 - 9/10 A47C 4/00 - 4/54

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの後部を壁面に装着し、前記フ
    レームに支持された座板を、前記壁面に沿わせる折り畳
    み状態と前記壁面の前方に突出する腰掛け状態に上下に
    回動して設定自在とする構造の折り畳み式腰掛けにおい
    て、 前記フレームは、壁面に取り付ける取付部材と、該取付
    部材に上下に回動自在として枢支されると共に前記座板
    を固定した支持部材とより構成され、該支持部材には、
    その前部に上下に回動自在として前記座板の前部支持脚
    の基部が枢支され、また、前記支持部材の下部には、基
    部が前記取付部材に枢支され先端部が前記前部支持脚に
    枢支されるリンク部材が設けられ、支持部材と取付部材
    とリンク部材と前部支持脚が、その上記各枢支軸を中心
    として回動する四辺形リンク機構を構成しており、前記
    前部支持脚は、前記リンク機構によりその上下移動位置
    において常に略縦状態を保っており、 前記座板の後部若しくはフレームは、その前記折り畳み
    状態及び腰掛け状態において、壁面に沿って固定的に取
    り付けられた後部支持脚の下端により床面上に支持され
    ており、 前記座板の使用状態および折り畳み状態並びに使用状態
    から折り畳み状態への回動中弾圧係止するための弾持手
    段を有する係止機構を具備する ことを特徴とする折り畳
    み式腰掛け。
  2. 【請求項2】 前記前部支持脚及び前記後部支持脚は、
    それぞれ、左右2本の脚を具備しており、前記前部支持
    脚は左右2本の脚の下端がU字状に連結された形状とさ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式
    腰掛け。
  3. 【請求項3】 前記取付部材には、少なくとも、前記座
    板の折り畳み状態を係止するための係止機構が装備され
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳
    み式腰掛け。
  4. 【請求項4】 前記支持部材の下部には、支持部材の上
    記枢支軸を回動中心として回動するように係止部材が固
    定して設けられ、支持部材若しくは座板が少なくとも折
    り畳み状態とされた時に、係止部材の係止部が、フレー
    ムの不動部に設けられた保持部に係止されることを特徴
    とする請求項1、2又は3に記載の折り畳み式腰掛け。
  5. 【請求項5】 前記後部支持脚は、その中間部が固定部
    材により壁面側に固定されていることを特徴とする請求
    項2、3又は4に記載の折り畳み式腰掛け。
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