JP3144296B2 - 電動昇降式寝台 - Google Patents

電動昇降式寝台

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JP3144296B2
JP3144296B2 JP10514096A JP10514096A JP3144296B2 JP 3144296 B2 JP3144296 B2 JP 3144296B2 JP 10514096 A JP10514096 A JP 10514096A JP 10514096 A JP10514096 A JP 10514096A JP 3144296 B2 JP3144296 B2 JP 3144296B2
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武男 中川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床部を駆動力によ
り昇降させるようにしてある電動昇降式寝台に関する。
【0002】
【従来の技術】上記電動昇降式寝台として例えば図11
〜図13に示すものがある。これは、床部(図示せず)
を支持する外側フレーム64を昇降させるリンク機構6
2を備えた脚ベースユニット61と前記リンク機構62
を駆動する駆動ユニット63とを備えさせている。従っ
て、これら脚ベースユニット61、駆動ユニット63、
外側フレーム64、床フレーム(図示せず)を組付けて
電動昇降式寝台を完成することになる。
【0003】上記組付けについて説明すれば、まず脚ベ
ースユニット61の4箇所に上方に突出する姿勢で固定
された持ち上げアーム67・・・それぞれに、外側フレ
ーム64を構成する左右一対のサイドフレーム68、6
8の内面にそれぞれ形成の受け溝68A,68Aを嵌め
込んだのち、ビス69止めする。こののち、サイドフレ
ーム68、68の前後端部間に左右一対のリヤフレーム
70,70をビス71により架設するとともに、サイド
フレーム68、68の中間部箇所に駆動ユニット63を
前後一対の支持パイプ72,72を介してビス73によ
り固定する。そして、床フレーム(図示せず)を取付け
て電動昇降式寝台の組付けを完了するようにしている。
【0004】上記組付け方法によれば、前後一対のリヤ
フレーム70,70に左右一対のサイドフレーム68、
68をそれぞれ組付けなければならないだけでなく、駆
動ユニット63をサイドフレーム68、68に組付けな
ければならないことから、組付け部材点数の増大化を招
き、組付け作業に多くの時間を要するものであった。し
かも、サイドフレーム68、68と持ち上げアーム67
・・・とを固定するためには、サイドフレーム68、6
8の内面の受け溝68A,68Aの嵌め込み作業とビス
止めする作業の2つの作業を必要とするだけでなく、長
尺なサイドフレーム68、68は取扱いが難しく前記の
ようにサイドフレーム68、68の受け溝68A,68
Aを持ち上げアーム67・・・に容易に嵌め込むことが
できないため、上記組付け作業が更に多くの時間を要す
るものであった。
【0005】また、持ち上げアーム67・・・が上方に
突出しているため、脚ベースユニット61の運搬時に持
ち上げアーム67・・・に他物を接当させてしまい、持
ち上げアーム67・・・を損傷してしまうことがあっ
た。しかも、持ち上げアーム67・・・とサイドフレー
ム68、68とのビス69止め部分に床部からの重量が
加わるため、ビス69が緩んでガタ付が発生するだけで
なく、その部分を損傷してしまうこともあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、組付け作業及び運搬
作業において有利な電動昇降式寝台を提供する点にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、床部を昇降させるリンク機構を備えた脚ベ
ースユニットと、前記リンク機構を駆動する駆動ユニッ
トとを備え、前記床部を外枠を形成する外側フレームと
寝具等を受ける床フレームとから構成してなる電動昇降
式寝台において、前記外側フレームを左右一対のサイド
フレームとこれらサイドフレームの前後端部にそれぞれ
嵌合する前後一対の平面視略コの字形状のリヤフレーム
とから構成し、前記駆動ユニットの支持部材を前記左右
一対のサイドフレームの内面同士間に架設し、前記左右
一対のサイドフレームと前後一対のリヤフレームの嵌合
部それぞれに水平軸芯周りで回転自在に持ち上げアーム
を取付け、これら各持ち上げアームが前記サイドフレー
ムに対して垂下姿勢になった状態で該持ち上げアームと
嵌合状態にあるサイドフレーム及びリヤフレームを一体
的に固定する固定手段を設け、前記持ち上げアームの下
端部に前記リンク機構の揺動アームに上方から係止する
切欠きを形成するとともに、前記持ち上げアームに該持
ち上げアームと揺動アームの係止状態で前後方向から係
止して揺動アームに対して持ち上げアームの上方側への
移動を阻止する係止部材を設けて、電動昇降式寝台を構
成した。従って、電動昇降式寝台を組付ける場合には、
まず左右一対のサイドフレームと前後一対のリヤフレー
ムを嵌合させるとともに、持ち上げアームを前記サイド
フレームに対して垂下姿勢にしたのち、これら部材を固
定手段にて一挙に固定するのである。こののち、持ち上
げアームの下端部を揺動アームに係止するとともに、係
止部材を係止操作することによって、持ち上げアームの
上方側への移動が阻止され、駆動ユニットを備えるサイ
ドフレームと脚ベースユニットが固定されるのである。
そして、床フレームを組付ければ、電動昇降式寝台の組
付けが完了するのである。前記駆動ユニットを備えるサ
イドフレームを運搬する場合には、持ち上げアームをサ
イドフレームに沿った姿勢に揺動操作することによっ
て、持ち上げアームをサイドフレームから下方に突出し
ない状態にしておけば、サイドフレームの運搬中に、持
ち上げアームに他物が接当することを回避することがで
きるのである。また、床部からの重量を持ち上げアーム
を介して揺動アームに支持させるのである。
【0008】前記駆動ユニットの支持部材を前後一対の
支持パイプからなり、これら前後の支持パイプ間に固定
される支持部材の後部に昇降操作用の駆動モータを枢支
するとともに、前記駆動モータのモータシャフトの先端
を前記支持部材にバンドにより固定してあるから、駆動
ユニットを備えるサイドフレームの運搬中に駆動モータ
が不測に揺動して他物に接当する等により、駆動モータ
の損傷を回避することができる。
【0009】前記床フレームを、後側の水平軸芯周りで
揺動自在に設けられた背部フレームと前後の脚フレーム
とから構成し、前記背部フレームを揺動操作する背部フ
レーム操作用の駆動モータを前記駆動ユニットに備えさ
せ、前記背部フレームの後端に前記前側に位置する脚フ
レームを載置支持する支持部を設けるとともに、前記前
側に位置する脚フレームを後側の水平軸芯周りで揺動自
在に前記支持部材に取付けてあるから、背部フレームが
水平姿勢から傾斜姿勢に揺動操作されると、背部フレー
ムの後端が下方を向いた傾斜姿勢になり、前側に位置す
る脚フレームが前下がり傾斜姿勢になる。このように脚
フレームが前方側への移動力を発生させることができる
から、背部フレームの傾斜姿勢変更中に身体が足元側、
つまり脚フレーム側に移動してしまうことを阻止するこ
とができる。
【0010】前記前側に位置する脚フレームの下方に突
出して該脚フレームを水平姿勢に維持させるためのスト
ッパーを設けるとともに、前記ストッパーを脚フレーム
内に入り込ませた格納姿勢と脚フレームの下方に垂下し
た使用姿勢とに切り換え自在に構成してあるから、スト
ッパーを脚フレーム内に入り込ませた格納姿勢に切り換
えることによって、前記のように背部フレームの傾斜姿
勢変更中に身体が足元側、つまり脚フレーム側に移動し
てしまうことを阻止することができる。ところで、リウ
マチや筋ジス等の患者の場合には、下半身を常にフラッ
トにしなければならない。このような場合には、ストッ
パーを脚フレームの下方に垂下した使用姿勢に切り換え
ることによって、背部フレームの姿勢に係わらず、脚フ
レームを常に水平に維持することができるのである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図4に、電動昇降式寝台が
示されており、この寝台は、下部を構成する脚ベースユ
ニット1と、この脚ベースユニット1に備えてある床部
昇降用のリンク機構2を駆動する駆動ユニット3と、外
枠を形成する外側フレーム4と寝具等を受ける床フレー
ム5とからなる床部6とを主要部材として構成されてい
る。
【0012】前記脚ベースユニット1は、矩形平面の4
つの角部に配置した下方開放型のボス部7に前後一対の
第1フレーム8,8及び左右一対の第2フレーム9,9
それぞれの端部を溶接により連結固定することによっ
て、外枠を形成し、この外枠にリンク機構2を取付ける
とともに、前記4つのボス部7に下方からそれぞれ脚座
10を内嵌して、構成されている。
【0013】前記リンク機構2は、前記第2フレーム
9,9の内側に固定された4個のブラケット11に水平
軸芯X周りで揺動自在に取付けられた4個の揺動アーム
12・・・と、これら揺動アーム12・・・のうちの左
右に位置する揺動アーム12,12同士を連結する連結
パイプ13,13と、これら前後に位置する連結パイプ
13,13同士を連結するために連結パイプ13,13
の中間部に固定されたブラケット14,14に枢支連結
された押引ロッド15とから構成されている。そして、
後述の第1電動モータ19のモータシャフト19Aがピ
ン16及び抜け止め用のスナップピン17により前記押
引ロッド15に固定の取付部材18に枢支するのであ
る。
【0014】前記駆動ユニット3は、前記取付部材18
にモータシャフト19Aが枢支された床部6昇降用の第
1電動モータ19と、床部6を構成する背フレーム36
を起伏揺動操作する第2電動モータ20とを備え、これ
ら電動モータ19,20が後述のサイドフレーム24,
24の内面間に架設された前後一対の支持パイプ21,
21に断面形状略コの字状の支持部材22,22を介し
てそれぞれ取付けられている。前記両電動モータ19,
20の本体部19B,20Bの後端を、前記支持部材2
2,22の後端部にそれぞれ水平軸芯周りで揺動自在に
ピンPにより枢支され、電動モータ19,20の駆動時
に電動モータ19,20が揺動できるようにしている。
前記電動モータ19,20のモータシャフト19A,2
0Aの先端が電動昇降式寝台の組付け前において、図9
に示すように、バンド23により固定されている。この
ため、駆動ユニット3の運搬時や組付け時に電動モータ
19,20が不測に揺動して他物に接当することがない
ようにしている。前記電動モータ20のモータシャフト
20Aをバンド23により固定する代わりに、サイドフ
レーム24,24に取付けられる後述の揺動部材33に
連結しておいてもよい。
【0015】前記外側フレーム4は、左右一対のサイド
フレーム24,24と、これらサイドフレーム24,2
4の前後端部にそれぞれ内嵌する前後一対の平面視コの
字形状のリヤフレーム25,25とから構成し、前記サ
イドフレーム24,24の内面同士間に前記のように駆
動ユニット3の支持パイプ21,21を架設して、両サ
イドフレーム24,24を連結している。
【0016】前記サイドフレーム24,24の内面のう
ちの前後端部、つまりサイドフレーム24,24とリヤ
フレーム25,25の嵌合部に、図6にも示すように、
サイドフレーム24,24の上下寸法よりも少し大きな
上下寸法を有する板部材26をそれの下端が下方に突出
した状態で固定し、これら板部材26・・・の突出下端
部に水平軸芯Y周りで回転自在に板状の持ち上げアーム
27をそれぞれ枢支するとともに、これら持ち上げアー
ム27・・・がサイドフレーム24,24に対して垂下
姿勢になった状態で持ち上げアーム27・・・と嵌合状
態にあるサイドフレーム24,24及びリヤフレーム2
5,25を一体的に固定する固定手段28を設けてあ
る。この固定手段28は、図7にも示すように、持ち上
げアーム27・・・、板部材26・・・、サイドフレー
ム24,24の内面にそれぞれ形成された貫通孔27A
・・・、26A・・・、24A・・・と、リヤフレーム
25,25に形成された螺子孔25A・・・と、4本の
ビス29・・・とからなり、ビス29を貫通孔27A、
26A、24Aの順に貫通させたのち、螺子孔25Aに
螺合させることにより、持ち上げアーム27とサイドフ
レーム24,24及びリヤフレーム25,25を一体的
に固定することができるようにしている。又、前記サイ
ドフレーム24,24の中間部内面に上方に突出する板
部材30,30を固定し、これら板部材30,30同士
間に渡って丸パイプ31を回転自在に架設するととも
に、この丸パイプ31の左右両端部に後述の背フレーム
36を載置支持するための受け具32,32を固定し、
且つ、丸パイプ31の中間部に前記第2電動モータ20
のモータシャフト20Aを連結するための揺動部材33
を固定してある。前記前側に位置するリヤフレーム25
には、ヘッドボード34が差し込み支持されるととも
に、後側に位置するリヤフレーム25には、フットボー
ド35が差し込み支持されている。前記サイドフレーム
24,24に駆動ユニット3を固定することによって、
前記板部材30,30、丸パイプ31、受け具32,3
2、揺動部材33を予め該サイドフレーム24,24に
固定しておくことができ、前述のように電動モータ20
のモータシャフト20Aを揺動部材33に連結しておく
ことができるのである。
【0017】前記各持ち上げアーム27の下端部に、図
6及び図7にも示すように、前記揺動アーム12に貫通
突出する溝付軸部材46の溝部46Aに上方から係止す
る逆Uの字状の切欠き27Bを形成するとともに、持ち
上げアーム27を溝部46Aに係止した状態で前後方向
から係止して持ち上げアーム27の上方側への移動を阻
止するための係止部材47を持ち上げアーム27に水平
軸芯周りで揺動自在に枢支してある。従って、持ち上げ
アーム27の切欠き27Bを溝付軸部材46の溝部46
Aに上方から係止させたのち、係止部材47を揺動操作
することによって、係止部材47の切欠き47Aを溝部
46Aに係止させて、持ち上げアーム27を溝付軸部材
46に固定できるようにしている。前記溝付軸部材46
が前記連結パイプ13に内嵌固定されている。
【0018】前記床フレーム5を、寝台の前方側に位置
する背フレーム36と、これの直後方に位置する第1脚
フレーム37と、これの直後方に位置する第2脚フレー
ム38とから構成するとともに、前記背フレーム36を
水平方向の倒伏姿勢とこの倒伏姿勢から設定角度起伏し
た起伏姿勢に姿勢変更できるように構成している。尚、
この実施例では背フレーム36の最大起伏角度を80度
前後に設定しているが、この角度に限定されるものでは
ない。前記第1脚フレーム37と第2脚フレーム38と
を、図3に示すように蝶番50により予め枢支連結して
おくことになる。
【0019】図10に示すように、前記背フレーム36
は、まず、背フレーム36の後端面に形成してある孔3
6Bを側面視略L字状に形成された左右一対の受け具3
2,32の後端の縦板部分に前方側に突出する第1突起
部32b,32bに挿入して、背フレーム36の位置決
めを行ったのち、背フレーム36の中間部分に形成して
ある孔36Cを前記受け具32,32の水平板部分の前
端表面に突設してある突起部32A,32Aに挿入し
て、背フレーム36を係止固定したのち、該背フレーム
36の後側部分に形成してある貫通孔36A,36Aを
通して差し込まれたビス39,39を受け具32,32
の螺子孔32B,32Bに螺合することにより固定でき
るようにしている。
【0020】前記第1脚フレーム37の後端下面側に
は、図5にも示すように、左右一対の垂直金具40,4
0が水平軸芯周りで揺動自在に取付けられており、前記
後側に位置する支持パイプ21の左右両側に固定の角筒
41,41に内嵌するようにしている。前記各角筒41
には、該角筒41の内部に突出するピン体42が板バネ
43に貫通支持されており、この板バネ43の弾性付勢
力によりピン体42を角筒41の内部に突出する側に移
動付勢するようにしている。そして、前記各垂直金具4
0には、ピン体42が貫通する孔40Aが形成されてお
り、垂直金具40,40を角筒41,41に内嵌するこ
とにより、垂直金具40,40の下端部がピン体42先
端部を押してピン体42を板バネ43の弾性付勢力に抗
して外方側に移動操作し、さらに垂直金具40,40を
下方に挿入することにより、ピン体42先端部が垂直金
具40,40の孔40Aに入り込み、第1脚フレーム3
7の上方側への移動が阻止されるのである。前記ピン体
42をそれの頭を持って板バネ43の弾性付勢力に抗し
て引っ張り操作して、ピン体42の先端部を垂直金具4
0,40の孔40Aから抜くことによって、第1脚フレ
ーム37の固定が解除され、第1脚フレーム37を持ち
上げれば、角筒41,41から垂直金具40,40を離
脱することができるのである。又、図8にも示すよう
に、前記第1脚フレーム37の前端部が、前記背フレー
ム36の後端部に後方に延びる左右一対の受け板44,
44に載置支持されている。従って、図8に実線で示す
ように、背フレーム36が起伏姿勢に姿勢変更されるこ
とにより、第1脚フレーム37をそれの前端部が徐々に
下方側に位置する前倒れ姿勢に姿勢変更させて、背フレ
ーム36の起伏姿勢変更に伴い身体が足元側に移動して
しまうことがないようにしている。尚、この実施例で
は、第1脚フレーム37の最大傾斜角度を10度前後に
設定しているが、この角度は自由に変更できるものとす
る。又、リウマチや筋ジス等の患者の場合には、下半身
を常にフラットにしなければならないため、前記のよう
に第1脚フレーム37を前倒れ姿勢に姿勢変更できない
ようにする必要がある。具体的には、第1脚フレーム3
7の中間部下面に水平軸芯周りで揺動自在な左右一対の
ストッパー45,45を枢支してあり、ストッパー4
5,45を図5に仮想線で示す第1脚フレーム37内に
入り込む格納姿勢から図5に実線で示す第1脚フレーム
37の下方に垂下した使用姿勢に切り換えることによっ
て、ストッパー45の下端部が前記前側に位置する支持
パイプ21上に接当する状態になり、背フレーム36の
姿勢に係わらず、第1脚フレーム37を常に水平に維持
することができるようにしている。
【0021】前記第2脚フレーム38は、第1脚フレー
ム37の後端部に枢支連結されている。
【0022】電動昇降式寝台の組付けについて説明すれ
ば、まずサイドフレーム24,24の端部にリヤフレー
ム25,25を内嵌するとともに、持ち上げアーム27
・・・を垂下姿勢に順次揺動したのち、ビス29止めし
て、持ち上げアーム27・・・とサイドフレーム24,
24及びリヤフレーム25,25を一体的に固定する。
この一体化されたサイドフレーム24,24を脚ベース
ユニット1に上方から下降していき、各持ち上げアーム
27の下端部を溝付軸部材46の溝部46Aに係止した
のち、各持ち上げアーム27の係止部材47を溝部46
Aに係止して、脚ベースユニット1にサイドフレーム2
4,24を固定する。こののち、サイドフレーム24,
24に備えてある駆動ユニット3の第1電動モータ19
のモータシャフト19Aを取付部材18にピン16及び
スナップピン17により連結するとともに、第2電動モ
ータ20のモータシャフト20Aを揺動部材33に前記
同様にピン及びスナップピン(図示せず)により連結す
る。そして、サイドフレーム24,24側の受け具3
2,32に背フレーム36を載置させて、ビス39,3
9にて受け具32,32に背フレーム36を固定したの
ち、前述のように予め第2脚フレーム38が枢支連結さ
れている第1脚フレーム37の後端部の垂直金具40,
40をサイドフレーム24,24側の角筒41,41に
差し込んで固定する。このとき、背フレーム36の傾斜
姿勢に伴って第1脚フレーム37を前傾姿勢にしたい場
合には、ストッパー45,45を第1脚フレーム37内
に入り込む格納姿勢に揺動操作し、背フレーム36の姿
勢に係わらず第1脚フレーム37を常に水平に維持した
い場合には、第1脚フレーム37に対してストッパー4
5,45を垂下姿勢に揺動操作する。前記ストッパー4
5,45は棒状部材48にて連動連結されるとともに、
その棒状部材48の一端を一方のストッパー45から左
右方向外方側に突出させてあり、その突出部48Aを持
って一方のストッパー45を揺動操作することによっ
て、他方のストッパー45を同一方向に揺動操作できる
ようにしている。前記ヘッドボード34及びフットボー
ド35は、それの脚部34A,34A、35A,35A
をリヤフレーム25,25の角部にビス止めされるL型
のコーナー部材49・・・に形成の孔49Aに差し込む
ことにより装着できるようにしている。
【0023】
【発明の効果】請求項1により、駆動ユニットをサイド
フレームに予め取付けておくことによって、部材点数の
削減化を図ることができることとと、持ち上げアームと
サイドフレーム及びリヤフレームを一挙に固定する構成
にすることによって、組付け工程数の削減化を図ること
ができることとから、組付け作業において有利にするこ
とができる。また、リヤフレームを平面視略コの字形状
にすることによって、サイドフレームの前後長を極力短
く構成することができ、駆動ユニットを取付けてあるサ
イドフレームであっても、その取扱いが容易であるか
ら、組付け作業に有利になるだけでなく、運搬作業にお
いても有利にすることができる。さらに、持ち上げアー
ムを揺動アームに対して係止により固定することができ
るから、ビスにより固定するものに比べて、組付け時間
の短縮化を図ることができ、より一層組付け作業におい
て有利になる。また、床部からの重量が持ち上げアーム
と揺動アームとの係止部に加わったとしても、従来のよ
うなビス止め部分に加わった場合のビスの緩みや損傷等
のトラブル発生がなく、長期間に渡って良好に使用する
ことができる。また、駆動ユニットが取付けられている
サイドフレームに対して長さの異なるリヤフレームを付
け替えるだけで、外側フレームの前後長さを変更するこ
とができるから、身長に合わせた電動昇降式寝台を構成
することを長さの異なるリヤフレームの付け替えだけで
完了することができ、駆動ユニットが取付けられている
サイドフレームの共用化を図ることにより部材の製造管
理面は勿論のこと、組付け作業面においても有利にでき
る。
【0024】請求項2により、駆動モータのモータシャ
フトの振れ止めをバンドにより行うことによって、駆動
ユニットを備えるサイドフレームの運搬中に駆動モータ
が不測に揺動して他物に接当すること等により、駆動モ
ータが損傷してしまうことを回避することができるよう
にしている。
【0025】請求項3により、背部フレームが揺動され
ることにより背部フレームの後端が下がることに着目
し、これを利用することによって、脚フレームを背部フ
レームの揺動に伴って前下がり傾斜姿勢にすることがで
きから、背部フレームの傾斜姿勢変更中に身体が足元
側、つまり脚フレーム側に移動してしまうことを確実に
阻止することができ、寝台使用者に不安感を与えること
なく、快適に使用することができるのである。
【0026】請求項4により、ストッパーを格納姿勢に
切り換えることによって、請求項3で述べたように背部
フレームの傾斜姿勢変更中に身体が足元側、つまり脚フ
レーム側に移動してしまうことを確実に阻止することが
できることは勿論のこと、リウマチや筋ジス等の患者の
場合には、ストッパーを使用姿勢に切り換えることによ
って、背部フレームの姿勢に係わらず、脚フレームを常
に水平に維持することができ、使用者に的確に対応させ
ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動昇降式寝台の一部省略平面図
【図2】床部を上昇させ、且つ、背フレームを起伏姿勢
にした状態を示す電動昇降式寝台の一部省略側面図
【図3】床部を下降させた状態を示す電動昇降式寝台の
一部省略側面図
【図4】電動昇降式寝台の一部省略分解斜視図
【図5】第1脚フレームの支持構造を示す縦断側面図
【図6】持ち上げアームの取付部を示す側面図
【図7】持ち上げアームの取付部を示す縦断正面図
【図8】背フレームに対する第1脚フレームの支持構造
を示す縦断側面図
【図9】電動モータの側面図
【図10】背フレームの取付部を示す一部切欠き縦断側
面図
【図11】電動昇降式寝台の従来例を示す一部省略分解
斜視図
【図12】電動昇降式寝台の駆動ユニットの取付部を示
す一部省略分解斜視図
【図13】電動昇降式寝台の従来例を示す一部省略分解
斜視図
【符号の説明】
1 脚ベースユニット 2 リンク機構 3 駆動ユニット 4 外側フレーム 5 床フレーム 6 床部 7 ボス部 8 第1フレーム 9 第2フレーム 10 脚座 11 ブラケット 12 揺動アーム 13 連結パイプ 14 ブラケット 15 押引ロッド 16 ピン 17 スナップピン 18 取付部材 19 第1電動モータ 19A モータシャフト 20 第2電動モータ 20A モータシャフト 21 支持パイプ 22 支持部材 23 バンド 24 サイドフレーム 25 リヤフレーム 26 板部材 27 持ち上げアーム 24A,25A,26A,27A 貫通孔 27B 切欠き 28 固定手段 29 ビス 30 板部材 31 丸パイプ 32 受け具 32A 第2突起部 32B 螺子孔 32b 第1突起部 33 揺動部材 34 ヘッドボード 35 フットボード 34A,35A 脚部 36 背フレーム 36A 貫通孔 36B,36C 孔 37 第1脚フレーム 38 第2脚フレーム 39 ビス 40 垂直金具 40A 孔 41 角筒 42 ピン体 43 板バネ 44 受け板 45 ストッパー 46 溝付軸部材 46A 溝部 47 係止部材 47A 切欠き 48 棒状部材 48A 突出部 49 コーナー部材 49A 孔 50 蝶番 61 脚ベースユニット 62 リンク機構 63 駆動ユニット 64 外側フレーム 67 持ち上げアーム 68 サイドフレーム 68A 受け溝 69 ビス 70 リヤフレーム 71 ビス 72 支持パイプ 73 ビス P ピン X,Y 水平軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 20/08 - 20/10 A47C 19/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床部を昇降させるリンク機構を備えた脚
    ベースユニットと、前記リンク機構を駆動する駆動ユニ
    ットとを備え、前記床部を外枠を形成する外側フレーム
    と寝具等を受ける床フレームとから構成してなる電動昇
    降式寝台において、前記外側フレームを左右一対のサイ
    ドフレームとこれらサイドフレームの前後端部にそれぞ
    れ嵌合する前後一対の平面視略コの字形状のリヤフレー
    ムとから構成し、前記駆動ユニットの支持部材を前記左
    右一対のサイドフレームの内面同士間に架設し、前記左
    右一対のサイドフレームと前後一対のリヤフレームの嵌
    合部それぞれに水平軸芯周りで回転自在に持ち上げアー
    ムを取付け、これら各持ち上げアームが前記サイドフレ
    ームに対して垂下姿勢になった状態で該持ち上げアーム
    と嵌合状態にあるサイドフレーム及びリヤフレームを一
    体的に固定する固定手段を設け、前記持ち上げアームの
    下端部に前記リンク機構の揺動アームに上方から係止す
    る切欠きを形成するとともに、前記持ち上げアームに該
    持ち上げアームと揺動アームの係止状態で前後方向から
    係止して揺動アームに対して持ち上げアームの上方側へ
    の移動を阻止する係止部材を設けてある電動昇降式寝
    台。
  2. 【請求項2】 前記駆動ユニットの支持部材を前後一対
    の支持パイプからなり、これら前後の支持パイプ間に固
    定される支持部材の後部に昇降操作用の駆動モータを枢
    支するとともに、前記駆動モータのモータシャフトの先
    端を前記支持部材にバンドにより固定してある請求項1
    記載の電動昇降式寝台。
  3. 【請求項3】 前記床フレームを、後側の水平軸芯周り
    で揺動自在に設けられた背部フレームと前後の脚フレー
    ムとから構成し、前記背部フレームを揺動操作する背部
    フレーム操作用の駆動モータを前記駆動ユニットに備え
    させ、前記背部フレームの後端に前記前側に位置する脚
    フレームを載置支持する支持部を設けるとともに、前記
    前側に位置する脚フレームを後側の水平軸芯周りで揺動
    自在に前記支持部材に取付けてある請求項1記載の電動
    昇降式寝台。
  4. 【請求項4】 前記前側に位置する脚フレームの下方に
    突出して該脚フレームを水平姿勢に維持させるためのス
    トッパーを設けるとともに、前記ストッパーを脚フレー
    ム内に入り込ませた格納姿勢と脚フレームの下方に垂下
    した使用姿勢とに切り換え自在に構成してある請求項3
    記載の電動昇降式寝台。
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