JP3090580B2 - 分岐口の防錆工法及び防錆工事用閉塞装置 - Google Patents

分岐口の防錆工法及び防錆工事用閉塞装置

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JP3090580B2
JP3090580B2 JP06222614A JP22261494A JP3090580B2 JP 3090580 B2 JP3090580 B2 JP 3090580B2 JP 06222614 A JP06222614 A JP 06222614A JP 22261494 A JP22261494 A JP 22261494A JP 3090580 B2 JP3090580 B2 JP 3090580B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/04Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor
    • F16L41/06Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor making use of attaching means embracing the pipe

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば水道管やガス管
等に対して、その途中の一部分を不断流状態で穿孔され
ることにより形成される分岐口に分岐管等を設置する際
に、前記分岐口の切り口に防錆処理を施すための分岐口
防錆工法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば水道管等の途中に不断水状
態で分岐管等を設置する際は、例えば小口径の本管の分
岐におけるサドル等の給水管分岐においては、コア部材
が挿入され本管の一部分が切断されることにより形成さ
れた分岐口の切り口に防錆を図る手段があったが、それ
以外の中大径管の分岐口についてはこれといった手段が
なく防錆処理は施されていなかった。
【0003】上述のように、分岐口に防錆処理が施され
ていないと、特に水道管等の腐食する可能性の高い管に
おいては、その分岐口の切り口から腐食が始り、管内の
流体に錆が混ざったり、管そのものの耐久性が低下する
といった問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
する技術として、特開平6−174185号公報のもの
等があるが、防錆処理が絶えず水中で行われるため、防
錆処理方法が限定され、コーティングや接着等の乾燥の
必要な完全な防錆処理を行うことは困難であった。ま
た、上記技術においては施した処理手段を保持させてお
くための装置を作業後も管内に設置させておくため、コ
ストがかかり、さらに流体の流れに対して抵抗の生じる
恐れもあった。
【0005】本発明は、このような問題点に着目されて
なされたもので、分岐口の切り口を流体管内を流れる区
域から隔離し、ドライな状態もしくは大気中で前記分岐
口の切り口の防錆処理を行うことができる分岐口防錆工
法及びその装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述のような問題を解決
するために、本発明の分岐口の防錆工法は、流体管の外
周所定部分に密封空間を形成し、所定の穿孔手段で前記
密封空間内に露出した流体管に分岐口を穿設し、次にこ
の分岐口から流体管内に閉塞手段を挿入し、流体管内と
分岐口の切り口を含む前記密封空間との流体の連通を阻
止し、続いて前記密封空間の密封状態を解くとともに、
分岐口の切り口に防錆処理を施し、再び密封空間を形成
した後、閉塞手段を除去することを特徴としている。
【0007】本発明の分岐口の防錆工法は、密封空間
が、少なくとも仕切弁を有する開閉ケースと、ドリルや
閉塞手段を保持する作業ケースとから構成されているこ
とが好ましい。
【0008】本発明の分岐口の防錆工法は、密封空間に
は、少なくとも1個の作業用の閉塞蓋が形成されている
ことが好ましい。
【0009】本発明の分岐口防錆工事用閉塞装置は、分
岐口防錆工事用閉塞装置が流体管の外周所定部分に形成
された密封空間内に保持され、流体管に穿設された分岐
口から流体管内に挿入され、流体管内と分岐口の切り口
を含む密封空間との流体の連通を阻止する装置であり、
分岐口通過時に縮径し、流体管内で拡径可能な閉塞部材
と、この閉塞部材の挿入、縮拡径を操作できる操作部材
とから成ることが好ましい。
【0010】本発明の分岐口防錆工事用閉塞装置は、閉
塞部分が、少なくとも1枚の保持板と、膨張時にその外
径が保持板の外径よりも大きくなるエアーバッグとから
構成されていることが好ましい。
【0011】本発明の分岐口防錆工事用閉塞装置は、閉
塞部材の所定箇所から先端部を流体管内壁に当接できる
保持部材が延設されていることが好ましい。
【0012】
【作用】流体管の所定部分に密封空間を形成し、所定の
穿孔手段で前記密封空間内に露出した流体管に分岐口を
穿設し、次にこの分岐口から流体管内に閉塞手段を挿入
し、流体管内と分岐口の切り口を含む前記密封空間との
流体の連通を阻止し、続いて前記密封空間の密封状態を
解くことにより、分岐口の切り口が大気中に対して開放
されるため、前記切り口に乾燥等の必要な防錆処理を施
すことが可能となる。そして前記防錆処理完了後、再び
密封空間を形成した後に、閉塞手段が除去されるので、
流体の流れに支障をきたす部材が流体中に残らないこと
になる。
【0013】密封空間が、少なくとも仕切弁を有する開
閉ケースと、ドリルや閉塞手段を保持する作業ケースと
から構成されていることにより、分岐口の穿孔及び閉塞
作業を密封空間内で行うことができ、そのため、作業中
に流体管内の流体が外部に漏れない。
【0014】密封空間には、少なくとも1個の作業用の
閉塞蓋が形成されているため、作業者等が密封空間を構
成するケース等を取り外すことなく、密封空間内の分岐
口に直接防錆処理を施すことが可能となる。
【0015】流体管の外周所定部分に形成された密封空
間内に保持され、流体管に穿設された分岐口から流体管
内に挿入され、流体管内と分岐口の切り口を含む密封空
間との流体の連通を阻止する装置であり、分岐口通過時
に縮径し、流体管内で拡径可能な閉塞部材と、この閉塞
部材の挿入、縮拡径を操作できる操作部材とから成るた
め、前記装置を密封空間外部より操作し、分岐口を例え
ば不断水状態で流体管内側より閉塞することができる。
【0016】閉塞部材の所定箇所より、先端部が流体管
内壁に当接する保持部材が延設されていることにより、
閉塞部材の拡径位置を外部から容易に認識できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第1実施例工法及びその装置
を図1〜図7(a)、(b)に基づいて説明する。
【0018】まず、その第1実施例工法を実施するため
の各構成部材について説明すると、1は流体管としての
水道管であって、この水道管1の所定位置には、案内ケ
ース2がサドル3を介して前記水道管1に水封状態で取
付られている。この案内ケース2は図中左右方向に略円
筒形であり、その外周所定位置からは、該案内ケース2
に対して略垂直方向に作業筒4が突設されており、その
開口部は開閉蓋5により閉封されている。
【0019】案内ケース2の先端部には開閉ケース6
が、この開閉ケース6のさらに先端部には作業ケース7
がそれぞれ取付けられており、開閉ケース6には案内ケ
ース2内と作業ケース7内とを仕切る仕切弁8が設けら
れている。仕切弁8には操作棒9が取付けられており、
操作棒9の操作により仕切弁8を案内ケース2内と作業
ケース7内との連通、遮断に用いることができる。10
は仕切弁8が開閉ケース6から退出した際に収納される
ハウジングであって、開閉ケース6の周面に一体に取付
けられている。
【0020】11は案内ケース2、開閉ケース6及び作
業ケース7内を昇降し、水道管1を穿孔する穿孔手段と
してのドリルであって、その上方にはモーター等で回転
される駆動軸12を有している。
【0021】このように、水道管1に各ケース及び各部
材を順に水封状態で設置固定した後、水道管1に分岐口
13を穿設するために、まず、図1に示すように、操作
棒9を操作して仕切弁8を開いて案内ケース2を作業ケ
ース7とを連通させる。そして、適宜駆動操作(図示せ
ず)にて駆動軸12を回転させながら、ドリル11を下
降させて、水道管1を穿孔して分岐口13を設ける。
【0022】ドリル11で水道管1に分岐口13を穿設
した後、ドリル11内に水道管1の分岐口13の切取片
(図示せず)を収納して、ドリル11を上昇させる。そ
の後操作棒9を操作して仕切弁を閉じ、案内ケース2と
作業ケース7との連通を遮断する。
【0023】次に、作業ケース7を開閉ケース6から切
り離すか、あるいは蓋部材23を取り外し、図2に示さ
れるように分岐口13を閉塞するための閉塞部材14を
取り付ける。
【0024】閉塞部材14を図7(a)(b)に基づい
て説明すると、まず中空の操作ロッド15内には摺動可
能に操作棒16が挿入されており、この操作棒16の先
端部には複数のフレーム17がそれぞれ放射状に広がる
ように延設され、これらフレーム17の端部は、前記操
作棒16の先端部に回動可能に軸支されている。さら
に、このフレーム17と操作ロッド15とは、それぞれ
連結棒18を介して連結されており、また各々の連結部
も回動可能に軸着されている。このように構成されたフ
レーム17は、操作ロッド15と操作棒16との相対摺
動により放射状に広がったり、操作ロッド15近傍まで
接近する。
【0025】19は防水性のシートであり、前記フレー
ム17の外面に固着されている。また、このシート19
の外周には環状のシールゴム20が形成され、シート1
9と一体となっており、さらにそれぞれ延設されたフレ
ーム17の先端部が前記シールゴム20内に埋設されて
いるため、シート19及びシールゴム20はフレーム1
7に伴って傘状に開閉される。また、前記シールゴム2
0は少なくともフレーム17先端部内面を覆うように形
成されている。
【0026】このように構成された閉塞部材14は、図
2のようにフレーム17がやや閉じられた状態のまま分
岐口13を通過し、水道管1内に完全に入るまで挿入さ
れる。また、この時の操作ロッド15の挿入手段は図示
しないが、ドリル11の昇降と同じように適宜駆動装置
あるいは手動によるものであってもよい。
【0027】そしてフレーム17及びシート19が水道
管1内に入ったことを確認した後、操作ロッド15と操
作棒16との相対摺動でシート19を拡張し、図3に示
されるように環状のシールゴム20が水道管1内周面よ
り分岐口13外周を覆うまで操作ロッド15を挿入方向
と逆方向に引寄せ、さらにこの引寄せた状態で作業ケー
ス7の蓋部材23に対して適宜装置(図示せず)により
ロックする。
【0028】こうして水道管1内の流水は断水されるこ
となく、かつ水道管1内と、分岐口13及び各ケース内
とは完全に隔離される。ここで、いずれかのケース所定
箇所に形成された排水弁(図示せず)を開放し、ケース
内の水を徐々に抜いていく。ここでケース内の圧力降下
に伴い、閉塞部材14のシート19及びシールゴム20
には水道管1側より圧力がかかり、シールゴム20と水
道管1内周面とはより強力に密着し、より確実なシール
が達成される。また張設されたシート19及びフレーム
17は、水道管1内に対して凸面形状になっているた
め、圧力により潰されにくくなっている。
【0029】このようにして各ケース内の水が抜き終わ
った時点で、図4のように案内ケース2に突設された作
業筒4の開閉蓋5を開放し、小径管のものであればその
開口より手を挿入し、また大径管のものであれば、開口
より作業者が侵入し、分岐口13の切口面21に防錆の
処理を施すことができる。この場合、防錆の処理は完全
にドライな状態で防錆塗料を塗ったり、防錆コーンを嵌
め込むような作業ができ、また塗布した薬品、接着剤等
が完全に乾くまで待つことができるので、より確実な防
錆処理を施すことができる。
【0030】そして防錆処理完了後は、図5に示される
ように開閉蓋5を取付け、水抜栓を締めて再び各ケース
内を密封し、操作ロッド15を水道管1方向に挿入しな
がらシート19及びフレーム17を閉じ、水道管1内と
各ケース内とを再び連通させ、さらに操作ロッド15を
介してシート19が作業ケース7内に引き戻されたこと
を確認すると同時に仕切弁8を閉じ、作業ケースを取り
外す。最後に図6に示すように開閉ケース6に分岐管2
2を取付け、仕切弁8を開放することにより、分岐口1
3の防錆処理を施した分岐管22の配管工事が完了す
る。
【0031】次に本発明第2実施例工法及びその装置を
図8〜図15に基づいて説明する。この実施例と前述し
た本発明第1実施例との相違点としては、主に閉塞部材
14の形態及び機能に伴い案内ケース2の作業筒4が削
除されている点である。
【0032】この実施例における閉塞部材14を図14
及び図15に基づいて説明すると、まず楕円形状でかつ
中心部に向って湾曲している2枚の保持板24、24は
円筒形状の取付部材25を介して所定間隔が保持される
ようにその中心部が固着されている。さらにこの保持板
24、24との間には、ゴム製のエアバッグ26が挟持
されるように固着されている。さらにこのエアーバッグ
26は、空気封入時保持板24、24の外周より大きく
膨出し、保持板24、24の外周部近傍で断面略円形の
環状チューブ状になるように形成されている。
【0033】取付部材25は前記エアバッグ26内を貫
通しており、取付部材25には、連通路28、連通室2
7、そして雌ネジ部29を有する連通路30が形成され
ている。また、31は操作部材としての中空状のロッド
であり、その先端部には雄ネジ部32が形成されてお
り、前記連通路30と前記ロッド31とはそれぞれに形
成された雌ネジ部29と雄ネジ部32とが螺合すること
により連結されるようになっており、前記ロッド31が
連通路30に完全に差込まれた時点で、ロッド31の連
通路33と連通室27内とが連通されるようになってい
る。さらに連通室27内には逆止弁37が配設されてお
り、ロッド31の抜き取りにより連通路30を閉塞でき
るようになっている。
【0034】また、取付部材25の連通路30の反対面
には先端部に保持板34を有する保持部材35が、フラ
ンジ36を介してボルト固定されている。この保持板3
4は、水道管1の内周面と同様に湾曲しており、その内
周面と保持板34との接面には特に図示はされないが、
適宜の滑り止めの処理を施すこともできる。
【0035】次に、以上説明してきた閉塞部材14を使
用した工法を図8〜図13に基づいて説明する。この第
2実施例工法を実施するための各構成部材の本発明第1
実施例との相違点は、作業筒4が削除されている点のみ
であるため、以下、その説明は省略する。
【0036】まず図8に示されるように第1実施例と同
様に水道管1に各ケースおよび各部材を順に水封状態で
設置固定した後、ドリル11を介して水道管1を穿孔し
て分岐口13を設け、代りに図9に示されるように本発
明第2実施例の閉塞部材14を装着した作業ケース7を
開閉ケース6に取り付け、仕切弁8を開放し、閉塞部材
14をロッド31を介して、エアバッグ26内に空気が
満たされていない状態で水道管1内まで挿入する。
【0037】やがて閉塞部材14の保持板34が水道管
1内の内周面に当接されたことを確認できた時点で、こ
こでは特に図示しないがロッド31の連通路33に接続
されたコンプレッサー等により空気をエアバッグ26内
に注入する。空気が注入されると図10に示すようにエ
アバッグ26の外周環状部が膨張し、膨張したエアバッ
グ26の外周環状部が分岐口13の外周部近傍の水道管
1の内周面に当接するので、水道管1内と分岐口13お
よび各ケース内とが隔離される。ここで保持板24、2
4は保持部材35によって位置決定されているため、さ
らに適宜量の空気を送ることにより、エアバッグ26を
より強く水道管1内周面に押圧することもできる。
【0038】そして閉塞部材14のロッド31を取付け
部材25より取外すが、ここで連通室27内の逆止弁3
7は連通路30を閉塞するため、エアバッグ26内の空
気は封入されたままの状態が保持される。これによりロ
ッド31を取外しても、エアバッグ26は空気によって
押し戻される力とその力を受ける保持部材35とによっ
て保持されることになる。この押圧手段は特にガスや、
低水圧の管に適しているが管内の内部圧力が高い場合
は、その圧力差でエアバッグ26は自然に管内面に押圧
される。その後、ロッド31および作業ケース7を取外
し、図11に示されるように仕切弁8を開放すれば、第
1実施例と同じようにドライな状態で分岐口13の切り
口面21に防錆処理を施すことができる。この実施例の
場合、別途作業筒4等を設ける必要がなくなる。
【0039】防錆処理が完了したら再びロッド31次い
で作業ケース7を取り付けた後、エアバッグ26内の空
気を抜いてから閉塞部材14を図11のように作業ケー
ス7内に引き上げて仕切弁8を閉じ、作業ケース7の代
りに図13のように分岐管22を取り付けて仕切弁8を
開放することにより、分岐口13の防錆処理を施した分
岐管22の配管工事が完了する。
【0040】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0041】例えば、本実施例ではドリル11の挿入方
向から閉塞部材14を挿入設置しているが、作業ケース
をドリル用と閉塞部材挿入用に例えば垂直方向に別々に
設け挿入方向を別にしてもよい。
【0042】また、本実施例では流体管の中心に向って
ドリルを挿入して穿設する例を示したが、管軸を外すよ
うにドリルで管の一部を切取るいわゆるCカット、ハー
フカットにも適用できることは明らかである。
【0043】
【発明の効果】本発明の分岐口の防錆工法にあっては、
流体管の所定部分に密封空間を形成し、所定の穿孔手段
で前記密封空間内に露出した流体管に分岐口を穿設し、
次にこの分岐口から流体管内に閉塞手段を挿入し、流体
管内と分岐口の切り口を含む前記密封空間との流体の連
通を阻止し、続いて前記密封空間の密封状態を解くこと
により、分岐口の切り口が大気中に対して開放されるた
め、前記切り口に乾燥等の必要な防錆処理を施すことが
可能となる。そして前記防錆処理完了後、再び密封空間
を形成した後に、閉塞手段が除去されるので、流体の流
れに支障をきたす部材が流体中に残らないことになる。
【0044】また、本発明の分岐口防錆工事用閉塞装置
にあっては、流体管の外周所定部分に形成された密封空
間内に保持され、流体管に穿設された分岐口から流体管
内に挿入され、流体管内と分岐口の切り口を含む密封空
間との流体の連通を阻止する装置であり、分岐口通過時
に縮径し、流体管内で拡径可能な閉塞部材と、この閉塞
部材の挿入、縮拡径を操作できる操作部材とから成るた
め、前記装置を密封空間外部より操作し、分岐口を例え
ば不断水状態で流体管内側より閉塞することができる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の工法及び装置による作業状態を
示す図である。
【図2】本発明実施例の工法及び装置による作業状態を
示す図である。
【図3】本発明実施例の工法及び装置による作業状態を
示す図である。
【図4】本発明実施例の工法及び装置による作業状態を
示す図である。
【図5】本発明実施例の工法及び装置による作業状態を
示す図である。
【図6】本発明実施例の工法及び装置による作業完了状
態を示す図である。
【図7】(a)は本発明実施例の閉塞部材を表わす斜視
図であり、(b)は(a)の要部拡大断面図である。
【図8】本発明第2実施例の工法及び装置による作業状
態を示す図である。
【図9】本発明第2実施例の工法及び装置による作業状
態を示す図である。
【図10】本発明第2実施例の工法及び装置による作業
状態を示す図である。
【図11】本発明第2実施例の工法及び装置による作業
状態を示す図である。
【図12】本発明第2実施例の工法及び装置による作業
状態を示す図である。
【図13】本発明第2実施例の工法及び装置による作業
完了状態を示す図である。
【図14】本発明第2実施例の閉塞部材を表わす斜視図
である。
【図15】図14の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 水道管(流体管) 2 案内ケ
ース(密封空間) 3 サドル 4 作業筒 5 開閉蓋 6 開閉ケ
ース(密封空間) 7 作業ケース(密封空間) 8 仕切弁 9 操作棒 10 ハウジ
ング 11 ドリル 12 駆動
軸 13 分岐口 14 閉塞
部材 15 操作ロッド(操作部材) 16 操作
棒(操作部材) 17 フレーム 18 連結
棒 19 シート 20 シー
ルゴム 21 切り口 22 分岐
管 23 蓋部材 24、24 保持
板 25 取付部材 26 エア
バッグ 27 連通室 28 連通
路 29 雌ネジ部 30 連通
路 31 ロッド(操作部材) 32 雄ネ
ジ部 33 連通路 34 保持
板 35 保持部材 36 フラ
ンジ 37 逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−174185(JP,A) 特開 平6−129587(JP,A) 特開 昭62−17493(JP,A) 実開 平4−36196(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 58/18 E03B 7/00 E03C 1/02 F16L 41/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体管の外周所定部分に密封空間を形成
    し、所定の穿孔手段で前記密封空間内に露出した流体管
    に分岐口を穿設し、次にこの分岐口から流体管内に閉塞
    手段を挿入し、流体管内と分岐口の切り口を含む前記密
    封空間との流体の連通を阻止し、続いて前記密封空間の
    密封状態を解くとともに、分岐口の切り口に防錆処理を
    施し、再び密封空間を形成した後、閉塞手段を除去する
    ことを特徴とする分岐口の防錆工法。
  2. 【請求項2】 密封空間が、少なくとも仕切弁を有する
    開閉ケースと、ドリルや閉塞手段を保持する作業ケース
    とから構成されている請求項1に記載の分岐口の防錆工
    法。
  3. 【請求項3】 密封空間には、少なくとも1個の作業用
    の閉塞蓋が形成されている請求項1または2に記載の分
    岐口の防錆工法。
  4. 【請求項4】 流体管の外周所定部分に形成された密封
    空間内に保持され、流体管に穿設された分岐口から流体
    管内に挿入され、流体管内と分岐口の切り口を含む密封
    空間との流体の連通を阻止する装置であり、分岐口通過
    時に縮径し、流体管内で拡径可能な閉塞部材と、この閉
    塞部材の挿入、縮拡径を操作できる操作部材とから成る
    分岐口防錆工事用閉塞装置。
  5. 【請求項5】 閉塞部分が、少なくとも1枚の保持板
    と、膨張時にその外径が保持板の外径よりも大きくなる
    エアーバッグとから構成されている請求項4に記載の分
    岐口防錆工事用閉塞装置。
  6. 【請求項6】 閉塞部材の所定箇所から先端部を流体管
    内壁に当接できる保持部材が延設されている請求項4ま
    たは5に記載の分岐口防錆工事用閉塞装置。
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