JP5315120B2 - 防錆装置 - Google Patents

防錆装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5315120B2
JP5315120B2 JP2009105532A JP2009105532A JP5315120B2 JP 5315120 B2 JP5315120 B2 JP 5315120B2 JP 2009105532 A JP2009105532 A JP 2009105532A JP 2009105532 A JP2009105532 A JP 2009105532A JP 5315120 B2 JP5315120 B2 JP 5315120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
fluid pipe
existing fluid
cut
rust preventive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009105532A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010255724A (ja
Inventor
芳則 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosmo Koki Co Ltd
Original Assignee
Cosmo Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cosmo Koki Co Ltd filed Critical Cosmo Koki Co Ltd
Priority to JP2009105532A priority Critical patent/JP5315120B2/ja
Publication of JP2010255724A publication Critical patent/JP2010255724A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5315120B2 publication Critical patent/JP5315120B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

本発明は、筐体内において、不断流状態で切断された既設流体管の切断面を塗布手段によって防錆する防錆装置に関する。
従来、不断流状態で切断された既設流体管の切断残置管部の切断面を防錆する防錆装置としては、防錆カバーを保持するカバー保持部と、このカバー保持部を押圧するための第1流体圧シリンダと第2流体圧シリンダとを備えており、切断残置管部間に配置されたカバー装着機から第1流体圧シリンダと第2流体圧シリンダとによってカバー保持部を切断残置管部の切断面に対して押圧し、切断残置管部の切断面を防錆カバーの環状凹部に挿入させることで切断残置管部の切断面の防錆を行っているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−8120号公報(第13頁、第9図)
しかしながら、特許文献1にあっては、切断残置管部の切断面への防錆カバーの取り付けは、厳密に防錆カバーの位置決めを行わなければならないため、防錆の確実性に欠けるという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、不断流状態で切断された既設流体管の切断面に対して、確実に防錆を行うことができる防錆装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の防錆装置は、
既設流体管を密封した筐体と、該筐体の上部を開閉可能とする弁体と、前記筐体に対して前記弁体を介して密封状に接続される作業ケースと、該作業ケース内に配置された塗布手段と、を備え、前記筐体内において、不断流状態で切断された前記既設流体管の切断面を前記塗布手段によって防錆塗料を塗布する防錆装置であって、
一端が前記作業ケース内で前記塗布手段に接続され、他端が前記作業ケース外の上方に配置されるとともに、該作業ケースの上下方向に移動可能且つ回動可能に枢支された操作棒を備え、
前記塗布手段は前記防錆塗料を保有する塗料保有部を有し、
前記操作棒を下方に移動させることで前記塗布手段を前記切断面に対向配置するとともに、前記塗布手段を回動させることで前記切断面の全面に前記塗料保有部が前記防錆塗料を塗布することを特徴としている。
この特徴によれば、操作棒を操作することで既設流体管の切断面にくまなく塗装することができるので、不断流状態の既設流体管の切断面に対して容易な塗装作業によって確実な防錆を行うことができる。
本発明の防錆装置は、
前記塗布手段は上板及び下板を備え、前記上板と前記下板との側端部を前記塗料保有部によって接続することで構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、上板と下板との間を中空とすることができるので、塗布手段が切断面に対向配置されても既設流体管の不断流状態を保ったまま塗料保有部による切断面への防錆塗料の塗布を行うことができる。
本発明の防錆装置は、
前記塗布手段は水平方向を向く上杆材及び下杆材を備え、前記上杆材と前記下杆材との水平方向端部を前記塗料保有部によって接続することで構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、塗布手段を簡素な構成とすることができ、上杆材と下杆材との間を中空とすることができるので、塗布手段が切断面に対向配置されても既設流体管の不断流状態を保ったまま塗料保有部による切断面への防錆塗料の塗布を行うことができる。また、塗料保有部を板体に接続して塗布手段を構成する場合よりも筐体内に充満した流体から受ける垂直方向の抵抗が小さくなるので、塗布手段を切断面に容易に対向配置させることができる。
本発明の防錆装置は、
前記塗布手段は前記塗料保有部を複数有していることを特徴としている。
この特徴によれば、切断面の同一箇所に対して複数回防錆塗料を塗装することができるので、切断面への防錆塗料の塗り残しを防ぐことができるとともに、一度防錆塗料を塗装した切断面に再び塗装を行うことで防錆塗料の層を厚くし、より確実な切断面の防錆を行うことができる。
本発明の防錆装置は、
前記防錆塗料は、前記塗料保有部内で保持可能な粘性を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、既設流体管内の水流圧等によって塗料保有部から防錆塗料が流出してしまうことを防ぐことができる。
実施例1における切断された既設流体管を示す平面図である。 既設流体管の切断面に防錆塗料を塗布する前の防錆装置を示す断面図である。 回転体を既設流体管の切断面間まで移動させた状態を示す防錆装置の断面図である。 既設流体管の切断面間に配置された回転体を示す平面図である。 実施例2における既設流体管の切断面に防錆塗料を塗布する前の防錆装置を示す断面図である。 既設流体管の切断面間に配置された枠体を示す平面図である。 実施例3における既設流体管の切断面に防錆塗料を塗布する前の防錆装置を示す断面図である。 ローラを既設流体管の切断面間まで移動させた状態を示す防錆装置の断面図である。 既設流体管の切断面間に配置されたローラを示す平面図である。
本発明に係る防錆装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る防錆装置につき、図1から図4を参照して説明する。図1の符号1は、本発明の防錆装置が適用される既設流体管である。この既設流体管1は、例えば、内部に流体としての上水が流れている水道管であり、この既設流体管1に新たな弁体等を設けるために、所定箇所を図示しない半径L1の長さを有するホールソー等の切削工具によって切断されている。
具体的には、図1及び図2に示すように、先ず既設流体管1には、既設流体管1を水密に密封するための筐体2が取り付けられる。この筐体2の上部には、水平方向にスライド移動することで筐体2内を開閉自在とする弁体3aを備えた仕切部3が水密に取り付けられている。
この仕切部3の上端部に図示しないホールソーを備えた作業ケースを水密に取り付け、弁体3aを開放した状態でホールソーを下方に向けて移動させることで、既設流体管1を不断流状態で切断する。したがって、既設流体管1の切断面1aは、ホールソーによって切断されたことで平面視円弧状に形成されている。
既設流体管1を切断した後は、ホールソーと既設流体管1の切断部とを作業ケース内に収納した後に弁体3aを閉塞し、作業ケースを仕切部3から取り外すことで既設流体管1の切断作業を終了する。このとき、既設流体管1は図1に示すように、切断された状態で筐体2と仕切部3とで水密に密封されている。
本発明の防錆装置は、前述のようにして筐体2内で切断された既設流体管1の切断面1aを防錆するための装置である。
図2に示すように、仕切部3の上端部には作業ケース4が水密に取り付けられている。この作業ケース4内には、既設流体管1の切断面1aを防錆するための、本発明における塗布手段としての回転体5が配置されている。また、作業ケース4の中央上部には、上下方向を向く貫通孔4a形成されている。
更に、作業ケース4の上端部には、回転体5を操作するための操作部6が設けられている。この操作部6は、貫通孔4aを介して作業ケース4内に下端部側が挿通配置された操作棒8を備えており、この操作棒8下端部には、回転体5が取り付けられている。尚、操作棒8は、下端部が回転体5に接続されることにより、回転体5の上下方向を向く中心軸と同一軸線状に配置されている。
回転体5は、図2及び図4に示すように、前述したホールソーの半径L1よりも短い半径R1を有している平面視円形状の上板5a及び下板5bを備えている。これら上板5aと下板5bとは、既設流体管1の切断面1aに対して防錆塗料10を塗布する複数(本実施例では4本)の塗料保有部11を介して接続されている。このため、回転体5は上板5aと下板5bとの間を既設流体管1内を流れる流体が通過可能となっている。
尚、塗料保有部11は、上板5aと下板5bとの中心を挟んで回転体5の側部で対向配置されている。また、回転体5の上下幅寸法は、既設流体管1の直径よりも長寸に形成されている。
これら塗料保持部11は、上板5aと下板5bとの円周端部に上下端部が取り付けられた柱体5cと、回転体5の上下幅寸法と略同一の上下幅寸法を有し、柱体5cの側面にボルト等によって取り付けられた一対の刷毛体11bと、から構成されている。これら刷毛体11bは、回転体5の拡径方向への突設長さが柱体5cよりも長寸のR2に形成されており、回転体5の中心軸から刷毛体11bの先端までの長さR1+R2は、前述したホールソーの半径L1よりも長寸となっている。
これら刷毛体11bには、図4に示すように、予め既設流体管1の切断面1aに塗布するための防錆塗料10が保持されている。この防錆塗料10は、刷毛体11bで保持可能な粘性を有する樹脂系塗料である。刷毛体11bは、本実施例ではウレタンゴム等により構成された板体状であるが、既設流体管1内を流れる流体の流速や物性によっては、豚や山羊等の獣毛の他、糸状のアクリル樹脂等によって構成してもよい。
次に、操作部6について説明する。図2及び図3に示すように、操作部6は、作業ケース4の貫通孔4a上に配置された固定用カプラー6aを備えており、操作棒8は、この固定用カプラー6aと貫通孔4aを貫通して作業ケース4内に配置されている。このため、操作棒8は貫通孔4aと固定用カプラー6aを貫通していることで、固定用カプラー6aに上下方向に移動自在に保持されるようになっており、操作棒8の作業ケース4上方でのぐらつきが防止されている。尚、操作棒8が貫通する貫通孔4a内にはパッキンが設けられており、操作棒8と貫通孔4aとの間は水密となっている。
また、操作棒8の上端部には、水平方向を向くハンドル8aが設けられている。このハンドル8aの水平方向端部には、下方を向くリング体8bが取り付けられている。一方、作業ケース4の上面にも、ハンドル8aと同一構成のリング体4bが取り付けられており、これらリング体8b,4bにはチェーン12等の紐体が挿通されるようになっている。
次に、前述したように構成された防錆装置の既設流体管1の切断面1aに対する防錆動作について説明する。先ず図2に示す状態から、仕切部3の弁体3aをスライド移動させ、筐体2内と作業ケース4内とを連通させる。このとき、既設流体管1が切断されているため、筐体2内に溜まっていた上水等の流体が作業ケース4内にまで流入する。
そして、リング体8b,4bに挿通されているチェーン12の両端部を図示しないレバーブロック等の機器により巻き取ることによりリング体8b,4b間に下向きの牽引力を発生させ、この下向きの牽引力によって操作棒8を筐体2内に押し込む。
操作棒8が筐体2内に押し込まれると、回転体5は、図3に示すように、塗装開始位置である筐体2内の既設流体管1の対向する切断面1a間に配置される。このとき、回転体5の中心軸から刷毛体11bの先端までの長さR1+R2は、前述したホールソーの半径L1よりも長寸となっているので、回転体5は塗料保持部11が既設流体管1の切断面1aに対して左右側方となるように既設流体管1の対向する切断面1a間に配置されることが望ましい。
そして、回転体5を設流体管1の対向する切断面1a間に配置したら、リング体8b,4b間からチェーン12を取り外した後に、使用者がハンドル8aを把持することによって図3及び図4に示すように、操作棒8を白抜き矢印の方向に回動させる。このとき、操作棒8と共に回転体5も白抜き矢印の方向に回動することによって、刷毛体11bが順次既設流体管1の切断面1aに当接していき、既設流体管1の切断面1aの全面に対しての防錆塗料の塗布がなされる。
既設流体管1の切断面1aに対しての防錆塗料10の塗布が終了したら、刷毛体11bが既設流体管1の切断面1aから離れる塗装終了位置まで操作棒8を所定角度(本実施例では塗装開始位置から180度)回動させる。
そして、ハンドル8aに図示しないクレーン車等から降ろしたワイヤー等を係止させた後、クレーンを作動させることによってハンドル8aを作業ケース4の上方に向けて引き上げる。更に、弁体3aをスライド移動させることによって筐体2と作業ケース4との間を閉塞する。
尚、作業ケース4を仕切部3から取り外す際には、作業ケース4に備えられた図示しない排水弁を開放することで作業ケース4内に溜まっている流体を外部に排出し、流体の排出完了後に取り外しを行う。更に尚、作業ケース4が取り外された後は、筐体2内の設置する弁体を内部に備えた図示しない作業ケースが仕切部3に取り付けられ、弁体3aをスライド移動させて筐体2と作業ケースとを連通させることで、筐体2内での弁体の取り付け作業を行い、切断された既設流体管1間に弁体を設ける。
以上、本実施例における防錆装置にあっては、既設流体管1を密封した筐体2と、筐体2の上部を開閉可能とする弁体3aと、筐体2に対して弁体3aを介して密封状に接続される作業ケース4と、作業ケース4内に配置された回転体5と、を備え、筐体2内において、不断流状態で切断された既設流体管1の切断面1aを回転体5によって防錆塗料10を塗布する防錆装置であって、一端が作業ケース4内で回転体5に接続され、他端が作業ケース4外の上方に配置されるとともに、作業ケース4の上下方向に移動可能且つ回動可能に枢支された操作棒8を備え、回転体5は防錆塗料10を保有する塗料保有部11を有し、操作棒8を下方に移動させることで回転体5を切断面1aに対向配置するとともに、回転体5を回動させることで切断面1aの全面に塗料保有部11が防錆塗料10を塗布することによって、操作棒8を操作することで既設流体管1の切断面1aにくまなく塗装することができるので、不断流状態の既設流体管1の切断面1aに対して容易な塗装作業によって確実な防錆を行うことができる。
また、回転体5は上板5a及び下板5bを備え、上板5aと下板5bとの側端部を塗料保有部11によって接続することで構成されるので、上板5aと下板5bとの間を中空とすることができるので、回転体5が切断面1aに対向配置されても既設流体管1の不断流状態を保ったまま塗料保有部11による切断面1aへの防錆塗料10の塗布を行うことができる。
また、回転体5は塗料保有部11を複数有しているので、切断面1aの同一箇所に対して複数回防錆塗料10を塗装することができるので、切断面1aへの防錆塗料10の塗り残しを防ぐことができるとともに、一度防錆塗料10を塗装した切断面1aに再び塗装を行うことで防錆塗料10の層を厚くし、より確実な切断面1aの防錆を行うことができる。
また、防錆塗料10は、塗料保有部11内で保持可能な粘性を有しているので、既設流体管1内の水流圧等によって塗料保有部11から防錆塗料10が流出してしまうことを防ぐことができる。
次に、実施例2に係る防錆装置につき、図5と図6を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。
実施例1における防錆装置は、塗布手段を回転体5とし、この回転体5の側面の複数箇所に塗料保持部11と防錆塗料10とを設けたが、例えば、図5に示すように、塗布手段を枠体13として構成し、この枠体13の両側端面に刷毛体11bを設けてもよい。
具体的には、図5及び図6に示すように、枠体13は、水平方向を向く上杆材13aと下杆材13bとを備えており、これら上杆材13aと下杆材13bとの水平方向の両端部を塗料保持部11を介して接続する。尚、上杆材13aの平面視略中央には、操作棒8の下端部が接続されている。更に尚、本実施例で塗料保持部11が有している刷毛体11bは一条のみである。
そして、既設流体管1の両切断面1aに防錆塗料10を塗布するには、実施例1と同様に、リング体8b,4b間に挿通されたチェーン12の両端部をレバーブロック等の機器により巻き取ることで既設流体管1の両切断面1a間に枠体13を配置し、リング体8b,4b間からチェーン12を取り外した後に使用者がハンドル8aを水平回動させて既設流体管1の両切断面1aに刷毛体11bによって防錆塗料10を塗布する。
以上、本実施例における防錆装置にあっては、枠体13は水平方向を向く上杆材13a及び下杆材13bを備え、上杆材13aと下杆材13bとの水平方向端部を塗料保有部11によって接続することで構成されるので、枠体13を簡素な構成とすることができ、上杆材13aと下杆材13bとの間を中空とすることができるので、枠体13が切断面1aに対向配置されても既設流体管1の不断流状態を保ったまま塗料保有部11による切断面1aへの防錆塗料10の塗布を行うことができる。また、塗料保有部11を板体に接続して塗布手段を構成する場合よりも筐体2内に充満した流体から受ける垂直方向の抵抗が小さくなるので、枠体13を切断面1aに容易に対向配置させることができる。
次に、実施例3に係る防錆装置につき、図7から図9を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。
実施例1及び実施例2では、既設流体管1の両切断面1a間に塗布手段を配置した後に塗布手段を水平回動させることで切断面1aに防錆塗料10を塗布したが、例えば、図7に示すように、既設流体管1がチェーンソー等の切削工具によって垂直に切断された場合には、塗布手段を垂直回動するようにして切断面1bに防錆塗料10を塗布するようにしてもよい。
具体的には、図7から図9に示すように、操作棒8の下端部には、既設流体管1の軸方向を向く基板14が取り付けられている。この基板14の既設流体管1の軸方向の両端部には、塗布手段としてのローラ15が垂直回動可能に枢支されている。
これらローラ15は、既設流体管1の直径と略同寸の左右幅寸法を有している。また、ローラ15の周面には、合成樹脂材等で構成された多孔質且つ柔軟性を有するスポンジ材15aが巻回されており、防錆塗料10はこのスポンジ材15a吸入された状態で保持されている。つまりスポンジ材15aは本実施例における塗料保有部を構成している。
そして、既設流体管1の両切断面1bに防錆塗料10を塗布するには、実施例1と同様に、リング体8b,4b間に挿通されたチェーン12の両端部をレバーブロック等の機器により巻き取り、操作棒8を筐体2内に押し込む。このとき、両ローラ15が既設流体管1の両切断面1bに上端部側から順次当接していき、ローラ15が両切断面1bの下端部まで下方に移動しながら垂直回動することで切断面1bにスポンジ材15aに吸入されていた防錆塗料10が塗布されていく。
操作棒8が筐体2内に押し込まれることで既設流体管1の両切断面1bの防錆塗料10の塗布が終了したら、再び実施例1と同様に、ハンドル8aに図示しないクレーン車等から降ろしたワイヤー等を係止させた後、クレーンを作動させることによってハンドル8aを作業ケース4の上方に向けて引き上げる。更に、弁体3aをスライド移動させることによって筐体2と作業ケース4との間を閉塞する。
このとき、両ローラ15が再び既設流体管1の両切断面1bに下端部側から順次当接していき、既設流体管1の両切断面1bに重ね塗りがなされる。このため、切断面1bに対する防錆塗料10の層が厚くなるので、切断面1bに対する防錆をより確実に行うことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、既設流体管1を内部に上水が流れる水道管として説明したが、既設流体管1内を流れる流体は上水の他、石油等の水以外の液体でもよく、また、液体とガス等の混合物であってもよい。
また、前記実施例では、防錆塗料10を樹脂系塗料として説明したが、この防錆塗料10は既設流体管1内を流れる流体の物性に応じて適宜変更することが望ましい。
また、前記実施例では、複数の刷毛体11bを回転体5の側面の上下方向略全長に亘って設けたが、各刷毛体11bの上下幅寸法を回転体5の上下寸法よりも短く形成するとともに、各刷毛体11bを回転体5の側面の異なる上下位置に設け、回転体5を回動時に既設流体管1の切断面1aに異なる刷毛体11bが当接して防錆塗料10を塗布するようにしてもよい。
1 既設流体管
1a 切断面
2 筐体
3a 弁体
4 作業ケース
5 回転体(塗布手段)
5a 上板
5b 下板
8 操作棒
10 防錆塗料
11 塗料保有部
11b 刷毛体
12 チェーン
13 枠体(塗布手段)
13a 上杆材
13b 下杆材
14 基板
15 ローラ(塗布手段)
15a スポンジ材

Claims (5)

  1. 既設流体管を密封した筐体と、該筐体の上部を開閉可能とする弁体と、前記筐体に対して前記弁体を介して密封状に接続される作業ケースと、該作業ケース内に配置された塗布手段と、を備え、前記筐体内において、不断流状態で切断された前記既設流体管の切断面を前記塗布手段によって防錆塗料を塗布する防錆装置であって、
    一端が前記作業ケース内で前記塗布手段に接続され、他端が前記作業ケース外の上方に配置されるとともに、該作業ケースの上下方向に移動可能且つ回動可能に枢支された操作棒を備え、
    前記塗布手段は前記防錆塗料を保有する塗料保有部を有し、
    前記操作棒を下方に移動させることで前記塗布手段を前記切断面に対向配置するとともに、前記塗布手段を回動させることで前記切断面の全面に前記塗料保有部が前記防錆塗料を塗布することを特徴とする防錆装置。
  2. 前記塗布手段は上板及び下板を備え、前記上板と前記下板との側端部を前記塗料保有部によって接続することで構成されることを特徴とする請求項1に記載の防錆装置。
  3. 前記塗布手段は水平方向を向く上杆材及び下杆材を備え、前記上杆材と前記下杆材との水平方向端部を前記塗料保有部によって接続することで構成されることを特徴とする請求項1に記載の防錆装置。
  4. 前記塗布手段は前記塗料保有部を複数有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の防錆装置。
  5. 前記防錆塗料は、前記塗料保有部内で保持可能な粘性を有していることを特徴としている請求項1ないし4のいずれかに記載の防錆装置。
JP2009105532A 2009-04-23 2009-04-23 防錆装置 Active JP5315120B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009105532A JP5315120B2 (ja) 2009-04-23 2009-04-23 防錆装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009105532A JP5315120B2 (ja) 2009-04-23 2009-04-23 防錆装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010255724A JP2010255724A (ja) 2010-11-11
JP5315120B2 true JP5315120B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=43316868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009105532A Active JP5315120B2 (ja) 2009-04-23 2009-04-23 防錆装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5315120B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60109688A (ja) * 1983-11-17 1985-06-15 コスモ工機株式会社 伸縮可撓継ぎ手管の不断水設置方法及びその装置
JP3090580B2 (ja) * 1994-08-24 2000-09-25 コスモ工機株式会社 分岐口の防錆工法及び防錆工事用閉塞装置
JP2005090581A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Meeshikku:Kk 鋼管補修方法
JP4717409B2 (ja) * 2004-10-15 2011-07-06 コスモ工機株式会社 挿入体の設置工事における切断口防錆方法
JP4744981B2 (ja) * 2005-08-26 2011-08-10 コスモ工機株式会社 制水体設置装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010255724A (ja) 2010-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220379354A1 (en) Machine for cleaning a section of pipeline
EP3469247A1 (fr) Robot pour la renovation de conduites forcees, muni d'un systeme anti-vrille de deplacement
JP5315120B2 (ja) 防錆装置
CA2156344A1 (en) Method and equipment for the repair of the outer layer of submarine flexible pipings
WO2007089171A1 (fr) Vanne à action rapide
JP5656470B2 (ja) 穿孔防錆方法
JP2012013162A (ja) 流体管の制流弁
KR100814501B1 (ko) 3층 피복 강관의 분말 용착식 코팅장치와 이를 이용한코팅방법
US7237456B2 (en) Power tong with reduced die markings
JP6118881B2 (ja) 取付構造
JP6371890B2 (ja) 分岐装置
JP5843389B2 (ja) 取付構造
JP5813492B2 (ja) 防錆装置
JP2013130252A (ja) 流体管穿設方法
JP6396140B2 (ja) 弁本体取付構造
US4596204A (en) Flag-type pig-sig
JP5306891B2 (ja) 防錆装置
JP5913961B2 (ja) 流体管穿設方法
CN206814200U (zh) 一种钢丝绳油泥清理装置
JP2013117295A (ja) 弁筐体設置方法
JP4707472B2 (ja) 管切断方法および装置ならびに分岐管の撤去工法
CN204253903U (zh) 一种用于埋地管线的闸阀
JP6291105B2 (ja) 取付構造
JP5663217B2 (ja) 制流弁
JP2013181603A (ja) 仮弁体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5315120

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250