JP3218095B2 - 管継手具 - Google Patents
管継手具Info
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- joint
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Description
流体輸送管、例えば、地下に埋設された水道管に対し
て、その途中にバルブ等の介在物を設けるのに、断水し
ない状態で水道管を切断撤去してその撤去跡にバルブ等
の介在物を配置し、介在物の継手端部と水道管の切断端
部との管継手部を密閉状態に覆う管継手具に関し、詳し
く説明すると、一対の管を同一軸芯上で各々の端面間に
隙間を明けた状態に配置した管継手部において、前記両
管に外嵌可能な継手本体を設け、前記両管外周面に周方
向に沿って各別に密接する一対のシール材を前記継手本
体に設けた管継手具に関する。
継手本体と前記シール材とのみによって構成してある。
断水での前記バルブ設置工事を例にあげ、図4〜図8に
よってその手順を説明すると、次のとおりである。
のバルブ2設置位置の管軸芯P方向前後に、径方向に分
割構成の管継手具Jを設置する。(ii) 図5に示すように、前記バルブ2設置位置の
水道管1を前記管継手具Jごと密閉容器3で覆う。(密
閉容器3は、水道管1周囲を密閉する第一タンクAと、
管切断機4または設置用バルブ2を出し入れ・収納する
蓋7付き第二タンクBと、前記両タンクA,Bの境界に
開閉自在な作業用仕切り弁5を設けてある。)(iii) 管切断機4をバルブ2設置位置に設置し、
水道管1を切断して、第二タンクBに回収し、前記仕切
り弁5を閉める。(iv) 図6に示すように前記管切断機4に替えて設
置用バルブ2を第二タンクB内に設置して、(iii)
と同様に仕切り弁5を開閉操作しつつ第一タンクAの密
閉状態を保ったまま前記管撤去箇所にバルブ2を配置す
る。(v) 図7に示すように水道管1とバルブ2との管継
手部Cを覆うように、密閉容器3に設けた押し棒6で前
記管継手具Jを近接方向にスライドさせて管接続を行
い、図8に示すように密閉容器3を撤去した後、管継手
具Jと水道管1との隙間へシール用ゴム13bを押し込
むための押し輪Fを取り付ける。
ば、前記管継手具内方の管端面間は、隙間が形成された
ままで、管切断面は管内の流体と直接接触することを避
けることが出来ないので、例えば、水道管等の腐食する
可能性のある管においては、何のライニング処理も施し
ていない前記管切断面から腐食が始まり、管内流体に錆
が混ざったり、管そのものの耐久性が低下したりする欠
点がある。
み、継手本体の外方からの操作でありながら、両切断管
端面に対する腐食防止効果を長期に亘って良好に発揮さ
せることができ、しかも、そのために設けられるシール
用弾性体の損傷を抑制しながら、継手本体の外嵌移動作
業を従来と同様の軽い操作力でスムースに行なうことの
できる管継手具を提供するところにある。
の本発明の請求項1における管継手具の特徴構成は、一
対の管を同一軸芯上で各々の端面間に隙間を明けた状態
に配置した管継手部に外嵌される継手本体の内周面に、
前記隙間を通して両管の各端面の全域に接当可能なシー
ル用弾性体と、このシール用弾性体の管径方向外方に付
設した可撓性の帯状バックアップ材とを収容する収容凹
部を設け、この収容凹部に収容された帯状バックアップ
材を継手本体の外方からの操作で縮径変形させることに
より、シール用弾性体を隙間に押込む押込機構を、継手
本体に設けた点にある。
によれば、継手本体が両管に亘る所定装着位置に外嵌さ
れると、この継手本体に設けられた一対のシール材が両
管の外周面に周方向に沿って各別に密接し、両管の端面
間の空隙を通して管内流体が外部に流出することを防止
することができる。この状態で前記押込機構を継手本体
外方から操作して、シール用弾性体の管径方向外方に付
設した可撓性の帯状バックアップ材を縮径変形させる
と、これに連れてシール弾性体には管径方向内方への力
が作用し、シール用弾性体もバックアップ材と同様に縮
径変形して、管端面間の隙間にシール弾性体が押し込み
移動され、このシール用弾性体で両管の各端面の全域を
覆うことができる。
に、管切断面を露出させて直接的にライニングすること
が不可能な場合であっても、管内流体との接触に起因す
る管切断面の腐食を抑制することができるとともに、シ
ール用弾性体の周方向での押し 込み移動量の均一化を図
ることができ、しかも、管端面間に臨むシール用弾性体
に作用する流体圧力を帯状バックアップ材で受け止め
て、シール用弾性体を押し込み操作位置に保持すること
ができる。
性体及び帯状バックアップ材を収容する収容凹部が形成
されているから、管継手部に対して継手本体を管軸芯方
向にスライド設置する際、管切断面等にシール用弾性体
が引掛かって損傷することを抑制することができるとと
もに、シール用弾性体が管外周面に圧接されることに起
因する摩擦抵抗を軽減することができ、継手本体を管軸
芯方向に沿ってスムースにスライドさせることができ
る。
よれば、継手本体外方からの帯状バックアップ材の操作
のみによって、両管の各端面全域をシール用弾性体で被
覆することができるばかりでなく、シール用弾性体の周
方向での押し込み移動量の均一化と、シール用弾性体の
押し込み操作位置での保持機能の向上とを図ることがで
きるから、管切断端面に対する腐食防止効果を長期に亘
って良好に発揮させることができる。しかも、両管に亘
る所定装着位置に継手本体を外嵌移動させる際のシール
用弾性体の損傷を抑制することができるとともに、継手
本体の外嵌移動作業を従来と同様の軽い操作力でスムー
スに行なうことができる。
する。
すように、管の一例である既設水道管1の特定箇所S
に、バルブ2を設置する水道管工事において、既設水道
管1の通水を遮断せずに前記特定箇所Sを切断して取り
除くと共に、その箇所に前記バルブ2を配置し、既設水
道管1の管部分1Aとバルブ2の管部分2Aとに外嵌状
態に設置して、相互を連結するための管継手具Jであ
る。
置装置Vは、前記特定箇所Sに掘り下げられた作業用縦
穴T(図4参照)に設置され、水道管1周囲を密閉する
第一タンクAと、管切断機4または設置用バルブ2を出
し入れ・収納する蓋付き第二タンクBと、前記両タンク
A,Bの境界を開閉自在な仕切り弁5とを設けて構成し
てある。
成で、水道管1に設置した状態で管外周面との間を密閉
可能に形成してあり、第一タンクA内方の水道管1管部
分1Aに設置した一対の管継手具Jを、それぞれ水道管
軸芯P方向に沿って近接方向にスライドさせる押し棒6
を水道管1周方向に沿って複数設けてある。
して第一タンクAと連通状態に接続してあり、前記仕切
り弁5とは反対側の端部には、内空部を密閉解放自在な
蓋7を設けてある。この蓋7の開閉操作と、前記仕切り
弁5の開閉操作との適切な組合せによって、第二タンク
Bの内空部への管切断機4またはバルブ2等の出し入れ
を、前記水道管1内からの水を遮断した状態で自在に行
うことが可能となる。
に配置した管切断機4またはバルブ2を水道管1側へ移
動させたり、戻したりするための駆動装置9から延伸し
た駆動伝導軸8を貫通状態に設けてある。
と、図1〜図3に示すように管径方向に二分割構成の継
手本体10を設け、管継手部Cに外嵌させた状態の前記
継手本体10と管端面1a,2a間の隙間Dとの間に配
されて、前記両管部分1A,2Aの各端面1a,2aに
接当可能な長尺のシール用弾性体11を設けて構成して
ある。
ったフランジ部12を両端にそれぞれ設けてあり、この
フランジ部12は、隣接するバルブ2のフランジ部2b
と板状パッキン13aを介してボルト接合可能に形成し
てある。また、内周面には、前記両管部分1A,2Aに
その周方向に沿って各別に密接自在なシール材の一例で
あるゴムシール13を管軸芯P方向に間隔を明けて一対
設けてある。更に、継手本体10の内周面の前記両ゴム
シール13間に、前記シール用弾性体11とこのシール
用弾性体11の管径方向外方に付設した硬質で可撓性の
帯状バックアップ材16とを収納可能な周溝状の収容凹
部14を設けてあり、その収容凹部14の底部には、該
収容凹部14に収容された帯状バックアップ材16を継
手本体10の外方からの操作で縮径変形させることによ
り、前記シール用弾性体11を前記隙間Dに押込むため
の押込機構Eとしての貫通押圧ボルト15を周方向に沿
って複数設けてある。
押込まれた状態で前記各端面1a,2aの全周(全域)
に亘って接当可能な長さ及び幅に形成してあり、これの
管径方向外方に付設される帯状バックアップ材16は、
前記押圧ボルト15の螺進に伴う局部的な押圧力を受け
て水道管1内方に縮径変形して、前記シール用弾性体1
1をほぼ均等な押圧状態で前記隙間Dに押し込めるよう
に形成してある。
8に示すような手順で管継手部Cに管継手具Jを設置し
た状態で、継手本体10に設けた前記押圧ボルト15を
管径方向内方へ螺進させることで前記バックアップ材1
6及びシール用弾性体11は、管内方に押圧されて縮径
し、前記隙間Dに対してシール用弾性体11が押込ま
れ、管端面1a,2aに接当してその部分の腐食を抑制
することが可能となる。
説明した帯状バックアップ材16を管径方向に押圧する
押圧ボルト15に限るものではなく、例えば、帯状バッ
クアップ材16の両端に係止し、その両端を互いに引き
寄せるように形成された引張用ボルトを設けた構成にす
れば、前記シール用弾性体11の隙間Dへの押込み操作
が、複数のボルトを操作する必要がなく、手間が少なく
なって管継手具の取付作業効率をよくすることが可能と
なり、さらには、バックアップ材16には引っ張り応力
を作用させて縮径操作するために、そのバックアップ材
16に金属等の引張応力が期待できる材質を用いる場合
は、バックアップ材16の部材断面積を減らすことが可
能となり、厚さが薄い材料を用いることができて、取扱
い性及び全体としてのコンパクト性を向上させることも
可能となる。
変形例として、図9に示すように、先の実施例の押圧ボ
ルト15の拡径頭部に替えて、ボルト端面部に角穴17
を設け、その角穴17に嵌合可能な角レンチによって螺
進できるように形成したものであってもよく、さらに
は、その押圧ボルト15によって、前記シール用弾性体
11を前記隙間Dに押し込んだ後、押圧ボルト15に螺
着可能で且つシール用ゴムリング13cを付設してある
袋ナット18を、前記押圧ボルト15を覆う状態に螺着
させることによって、前記押圧ボルト15に対するボル
ト穴の密閉性をより向上させることが可能となる。
実施例で説明した流体輸送管の一例である水道管1の管
部分1Aと、介在物の一例であるバルブ2の管部分2A
との管継手部Cに設置するものに限らず、他の流体輸送
管と他の介在物との管継手部、さらには、流体輸送管同
士や介在物同士等の管継手部に設けることも可能で、要
するに管部分を備えたもの同士の管継手部に設置するこ
とができる。それら管部分を総称して管Rという。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
Claims (1)
- 【請求項1】 一対の管(R)を同一軸芯(P)上で各
々の端面(1a),(2a)間に隙間(D)を明けた状
態に配置した管継手部(C)において、前記両管(R)
に外嵌可能な継手本体(10)を設け、前記両管(R)
外周面に周方向に沿って各別に密接する一対のシール材
(13)を前記継手本体(10)に設けた管継手具であ
って、 前記継手本体(10)の内周面に、前記隙間(D)を通
して両管(R)の各端面(1a),(2a)の全域に接
当可能なシール用弾性体(11)と、このシール用弾性
体(11)の管径方向外方に付設した可撓性の帯状バッ
クアップ材(16)とを収容する収容凹部(14)を設
け、この収容凹部(14)に収容された帯状バックアッ
プ材(16)を継手本体(10)の外方からの操作で縮
径変形させることにより、シール用弾性体(11)を隙
間(D)に押込む押込機構(E)を、継手本体(10)
に設けてある管継手具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23354092A JP3218095B2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 管継手具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23354092A JP3218095B2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 管継手具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681377A JPH0681377A (ja) | 1994-03-22 |
JP3218095B2 true JP3218095B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=16956656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23354092A Expired - Lifetime JP3218095B2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | 管継手具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3218095B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020235594A1 (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 株式会社水道技術開発機構 | 仕切弁 |
JP7291379B2 (ja) * | 2019-05-23 | 2023-06-15 | 株式会社水道技術開発機構 | 仕切弁及び仕切弁の設置方法 |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP23354092A patent/JP3218095B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0681377A (ja) | 1994-03-22 |
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