JP3089957B2 - 化粧シート及びその製造方法 - Google Patents

化粧シート及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絵柄層及びエンボスに
よる凹凸模様が施された化粧シートに関し、詳しくは、
木質系ボード類の表面に接着剤で貼り合わせて化粧板と
して用いる化粧シート及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧板などの用途に用いられる化
粧シートとしては、塩化ビニル樹脂シートを主体とした
化粧シートが最も一般的であった。しかし、塩化ビニル
樹脂は焼却時における塩化水素ガスの発生や、このガス
による酸性雨或いは焼却時のダイオキシン発生の要因と
なるとも言われており、近年、環境問題の観点から塩化
ビニル樹脂シートを使用しない化粧シートの要請が高ま
っている。しかしながら、塩化ビニル樹脂以外の樹脂シ
ートでは、塩化ビニル樹脂シートの持つ適度な柔軟性、
耐摩耗性、耐薬品性、耐汚染性、耐候性等のバランスの
とれた性質を満足するものはなかった。
【0003】また、製造方法から、従来の塩化ビニル樹
脂化粧シートにおいては、熱圧をかけたエンボス版によ
り凹凸模様の形成を機械的に行うために、付与された凹
凸模様がエンボス版の70%程度しか再現しておらず、
その凹凸模様も100℃程度の雰囲気に長時間放置する
と消失してしまう欠点があった。
【0004】そこで、塩化ビニル樹脂に変わる樹脂とし
てポリオレフィン系樹脂の使用が考えられるが、しか
し、これらのシート同士をドライラミネート方法で接着
するときに、凹凸模様があるために圧力が逃げてしま
い、接着面にエアーが入りそのまま残ってしまうという
問題があった。さらに、ポリオレフィン系樹脂面に印刷
をする場合には、コロナ放電処理などの表面処理や、木
質系のボード類と現在塩ビシートに使われている接着剤
をつかって接着する場合には、ウレタン系樹脂のバック
コートが必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な問題点を解決するためになされたものであり、その課
題とするところは、絵柄層を有する紙基材シート上に、
ポリオレフィン系樹脂を押し出しラミネートしてなる非
塩化ビニル樹脂による化粧シートで、基材に紙基材を用
いることで、コロナ放電処理などの表面処理を必要とし
ない化粧シート及びその製造方法を提供することを目的
とする。
【0006】この問題を解決するために本発明は、片側
に絵柄層(12)とアンカーコート層(13)とを設け
た基材(11)と、表面にエンボス加工による凹凸模様
(15)を設けて、この凹凸模様(15)にワイピング
によるインキ層(16)を設けて、この上に表面保護層
(17)を設けたポリオレフィン系樹脂層(14)とを
貼着してなる化粧シート(10)であって、前記基材
(11)が、紙基材からなり、且つ、前記ポリオレフィ
ン系樹脂層(14)が、ランダム重合タイプのポリプロ
ピレンからなることを特徴とする化粧シートである。
【0007】また、前記紙基材(11)が、樹脂含浸紙
又はチタン紙からなることを特徴とする化粧シートであ
る。
【0008】また、本発明の化粧シートの製造方法は、
片側に絵柄層(12)とアンカーコート層(13)とを
設けたウェブ状の紙基材シート(18)と、表面にエン
ボス版(a)を有する冷却ロール(22)との間に、オ
ゾンガス(G)を吹きつけながら、溶融したポリオレフ
ィン系樹脂(14)を主体とする樹脂を押出し機で押し
出しラミネートすると同時に、このポリオレフィン系樹
脂層(14)上に凹凸模様(15)を形成して、この凹
凸模様面にコロナ放電処理した後、ワイピングによりイ
ンキ層(16)を施して、この上に表面保護層(17)
を設けたエンボスシート(19)と貼着することからな
る化粧シート(10)の製造方法であって、前記紙基材
シート(18)が、樹脂含浸紙又はチタン紙からなり、
且つ、前記ポリオレフィン系樹脂(14)が、ランダム
重合タイプのポリプロピレンからなることを特徴とする
化粧シートの製造方法である。
【0009】以下、本発明を図面に従って詳細に説明す
る。図1は、本発明に係わる化粧シートの一例を示す断
面図である。図2は、本発明に係わる化粧シートの製造
工程の一例を示す概略図である。任意の絵柄層(12)
とアンカーコート層(13)を設けたウエブ状の紙基材
シート(18)と、表面にエンボス版(a)を有する冷
却ロール(22)との間に、オゾンガス(G)を吹きつ
けながら溶融したポリオレフィン系樹脂(14)を押出
し機で押し出すと同時に、このポリオレフィン系樹脂層
(14)上にエンボス加工による凹凸模様(15)を形
成してなるエンボスシート(19)を、加圧ロール(2
1)により貼り合わせることにより、表面に凹凸模様
(15)を有する化粧シートが得られる。また、得られ
たエンボス化粧シート(10)の表面にコロナ放電処理
したあと、凹凸模様(15)の凹部内にワイピングによ
るインキ層(16)を埋めこみ、しかる後に最表面に表
面保護層(17)設けることにより、意匠性を向上させ
ることが可能となる。
【0010】本発明で使用されるポリオレフィン系樹脂
(14)としては、特にポリプロピレンのホモポリマ
ー、ランダム重合ポリマー、ブロック重合ポリマーに、
軟質成分として低密度ポリエチレン、αオレフィン、エ
チレン−プロピレン共重合ゴムのいずれか、若しくは混
合物を5〜30重量%単純に混合して添加した樹脂から
なるものが使用できる。
【0011】前記ポリプロピレンのポリマーの種類は、
得られるシートに耐熱性、硬度等を要求する場合にはホ
モポリマーを、耐衝撃性を要求する場合にはブロックポ
リマーを、また、耐衝撃性、低温加工性、透明性を要求
する場合にはランダムポリマーを適宜選択すれば良い。
但し、塩化ビニル樹脂シートの特徴である低温加工性を
重視することから、ランダム重合タイプのポリプロピレ
ンが最適と言える。
【0012】前記添加される軟質成分の量は、5重量%
以下では低温加工性に対する効果が無く、30重量%以
上では得られたシートの弾性が大きすぎする。添加する
軟質成分は単純に混合するだけであるが、工程が簡略で
あるばかりでなく、両者を架橋させると透明性を損なっ
たり、ポリプロピレン中に架橋してドメイン構造を取る
軟質成分の界面が受ける衝撃により、白化現象を起こす
などの不都合があるからである。
【0013】さらに、化粧シートとする際に隠蔽性を得
るため、この紙基材(11)はチタン紙など任意に着色
されているものが望ましい。さらに、折り曲げ加工に耐
えるように、アクリル系、ラテックス系樹脂を含浸させ
た樹脂含浸紙が特に最適である。
【0014】また、絵柄層(12)に用いられるインキ
としては、紙基材(11)との密着が良ければ特に規定
されるものではないが、インキ自体の凝集力、汎用性か
らウレタン系のインキが最適である。また、オレフィン
系シートへの密着ということからは、塩素化オレフィン
系のインキも使用可能であるが塩素を嫌うという点から
は本発明の主旨からは外れる。
【0015】また、アンカーコート層(13)として、
2液油性ウレタン系樹脂、2液油性ポリエステル系樹脂
や2液水性アクリルエマルジョン系を1μm〜10μm
(DRY)塗布する。
【0016】オゾン処理としては、オゾン濃度20〜1
00g/Nm3 、オゾン流量1〜10Nm3 /h(25
0mmの場合)で、アンカーコート層(13)面と接す
る側の溶融したポリオレフィン樹脂に吹きつけ、表面を
酸化する。
【0017】エンボス版による凹凸模様(15)を形成
する樹脂層も、紙基材と同様の理由によりポリオレフィ
ン系樹脂を選択すれば良い。特にエンボス加工を施すシ
ートであるため透明性が要求されるために場合によって
は、ポリプロピレン中に造核剤を添加して透明性を上げ
ることも可能である。造核剤としてはシリカやステアリ
ン酸などの公知の物を使う。
【0018】紙基材シート(18)上に貼着するエンボ
スシート(19)は、透明であることから、紙基材、ア
ンカー剤、絵柄層のインキに対して紫外線を防ぐため
に、溶融したポリオレフィン系樹脂には、酸化防止剤及
び光安定剤だけでなく、ベンゾトリアゾール系に代表さ
れる紫外線吸収剤が添加されている。また、透明樹脂層
ということで紙基材とは異なり、着色顔料は添加されな
い。
【0019】ここで押し出された溶融したポリオレフィ
ン系樹脂(14)は、エンボス版を有する冷却ロール
(22)により冷却固化とエンボス加工が同時になされ
るわけであるが、従来、塩化ビニルの化粧シートで行わ
れている加熱ダブリングエンボスのように機械的にエン
ボス加工を施しているのではなく、溶融している樹脂を
型に入れている状態なので、例えばホログラムに用いら
れるような非常に微細なエンボスも問題なく入り、エン
ボス加工後の凹凸模様の耐熱性も良好なものが得られ
る。
【0020】ここで溶融したポリオレフィン系樹脂(1
4)にエンボス加工を施すために、加圧ロール(21)
によりポリオレフィン系樹脂をエンボス版を有する冷却
ロール(22)に押しつける。従来のポリプロピレンの
成形等で行われているエアーナイフあるいはエアーチャ
ンバー方式のようなキャスト法では、樹脂をエンボスに
押しつける力が弱く、エンボスの入りが甘くなる。
【0021】最終的に前記エンボスシート(19)と、
絵柄層を有するウエブ状の紙基材シート(18)とを加
圧ロール(21)により積層接着を行い、本発明の化粧
シート(10)を得る。さらに、高い意匠性を付与する
ために本化粧シートの凹凸模様(15)にワイピングに
よるインキ層(16)を埋めこみ、表面保護層(17)
を設けることも可能となる。
【0022】
【作用】以上に示したように、本発明の如く任意の絵柄
が施された紙基材の絵柄層に、アンカー層を設けたウエ
ブ状の紙基材シートと、エンボス版を有する冷却ロール
との間に、オゾンガスを吹きつけながら溶融したポリオ
レフィン系樹脂を押出機で押し出すと同時に、エンボス
加工による樹脂層の凹凸模様面に、コロナ放電処理した
後に、ワイピングによるインキ層と表面保護層を設けた
もので、この紙基材としては樹脂含浸紙又はチタン紙を
使用した化粧シート及びその製造方法を提供するもの
で、従来のように、シート同士をドライラミネートで接
着するときにエンボスがあるため、接着面にエアーが残
ってしまうという問題が無くなる。また、ポリオレフィ
ン系樹脂に印刷する前にコロナ放電処理などの表面処理
をしないくとも、紙基材と現在塩ビシートに使われてい
る接着剤をつかって接着する場合、ウレタン系樹脂のバ
ックコートの必要がなくなった。
【0023】さらに、樹脂を溶融押し出しすると同時
に、エンボス版を有する冷却ロールに抱かせることによ
り、後加工時の熱によりエンボス戻りの心配もなく、ま
た、例えばホログラムに用いられるような微細なエンボ
ス付与も可能となった。
【0024】
【実施例】
<実施例1>紙基材として坪量50g/m2 の樹脂含浸
紙(チタン紙に、例えばアクリル系ラテックス系樹脂な
どを含浸させた紙)に、グラビア印刷法により絵柄用イ
ンキ(東洋インキ製造(株)製:「ラミスター」)を使
用して木目模様を印刷した。次に2液ウレタン樹脂系ア
ンカー剤(AD−502、東洋インキ製造(株)製)を
5μm(DRY)塗布乾燥した。
【0025】これとは別にランダム重合ポリプロピレン
に、低密度ポリエチレンを15重量%、フェノール系酸
化防止剤を0.2重量%、ヒンダードアミン系光安定剤
を0.3重量%、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を
0.5重量%、ブロッキング防止剤を0.2重量%、添
加した樹脂を押し出し機により、導管エンボス版を有す
る冷却ロール上と、上記の絵柄層、アンカーコート層を
設けたウエブ状の紙基材シートに、溶融押し出しを行い
ながら紙基材シート側の押し出し樹脂にオゾンガスを吹
きつけ(オゾン濃度40g/Nm3 、オゾン流量4Nm
3 /h(250mm幅の場合)エンボスシートを得た。
【0026】このエンボスシートの凹凸模様面にワイピ
ングによりインキを埋め込み、さらに、表面物性、艶調
整のためウレタン系樹脂による表面保護層を設けて、前
記紙基材シートと積層して化粧シートを得た。さらに、
この化粧シートとMDFボードを水性エマルジョン接着
剤(CVC36コニシ製)を100g/m2 塗布して貼
り合わせて化粧板とした。
【0027】本発明の化粧シートを用いた化粧板をMD
F基材側からシート直前までV字溝を彫り折り曲げても
割れの無い化粧シートを得た。
【0028】以上の構成により得られた化粧シートは、
非塩化ビニル化粧シートであることは言うまでもなく、
形成された凹凸模様が忠実にエンボス版を再現してお
り、かつ、高温での凹凸模様が深さの変化もなく、さら
に接着したあとのエアーの混入も無かった。
【0029】以上、詳細に述べたように、本発明の化粧
シートは塩化ビニルを一切使用しないため環境問題の心
配もなく、かつ、塩化ビニルと同等で、むしろそれ以上
の物性を持つ化粧シートが得られ、特に溶融した樹脂を
押出しエンボスを行うためエンボス版の再現性、耐熱性
に優れた化粧シートが得られる。また、ラミネート時の
エアーの混入のないシートが得られ。さらに、紙基材
を用いることによって、現在使用されている塩ビシート
用の接着剤をそのまま用いても接着することができると
ともに、印刷やバックコート前処理のコロナ放電処理、
接着のためのバックコートもいらなくなるなどの優れた
効果を生ずる。特に、ポリオレフィン系樹脂としてラン
ダム重合タイプのポリプロピレンを用いることによっ
て、従来の塩化ビニル樹脂シートと同等の低温加工性を
備え、耐衝撃性やポリオレフィン系樹脂層の透明性にも
優れた化粧シートが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における化粧シートの一例を示
す断面図である。
【図2】本発明の実施例における化粧シートの製造方法
の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
10…化粧シート 11…基材(紙基材) 12…絵柄層 13…アンカーコート層 14…ポリオレフィン系樹脂層 15…凹凸模様 16…ワイピングによるインキ層 17…表面保護層 18…紙基材シート 19…エンボスシート 21…加圧ロール 22…冷却ロール 23…剥離ロール 24…ワイピング装置 25…コーティング装置 26…乾燥装置 G …オゾンガス a …エンボス版
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B32B 31/30 B32B 31/30 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】片側に絵柄層(12)とアンカーコート層
    (13)を設けた基材(11)と、表面にエンボス加工
    による凹凸模様(15)と、この凹凸模様(15)にワ
    イピングによるインキ層(16)を設けて、この上に表
    面保護層(17)を設けたポリオレフィン系樹脂層(1
    4)とを貼着してなる化粧シート(10)であって、前
    記基材(11)が、紙基材からなり、且つ、前記ポリオ
    レフィン系樹脂層(114)が、ランダム重合タイプの
    ポリプロピレンからなることを特徴とする化粧シート。
  2. 【請求項2】前記紙基材が、樹脂含浸紙又はチタン紙か
    らなることを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
  3. 【請求項3】片側に絵柄層(12)とアンカーコート層
    (13)とを設けたウェブ状の紙基材シート(18)
    と、表面にエンボス版(a)を有する冷却ロール(2
    2)との間に、オゾンガス(G)を吹きつけながら、溶
    融したポリオレフィン系樹脂(14)を主体とする樹脂
    を押出し機で押し出しラミネートすると同時に、このポ
    リオレフィン系樹脂層(14)上に凹凸模様(15)を
    形成して、この凹凸模様面にコロナ放電処理した後、ワ
    イピングによりインキ層(16)を施して、この上に表
    面保護層(17)を設けたエンボスシート(19)とを
    貼着することからなる化粧シート(10)の製造方法で
    あって、前記紙基材シート(18)が、樹脂含浸紙又は
    チタン紙からなり、且つ、前記ポリオレフィン系樹脂
    (14)が、ランダム重合タイプのポリプロピレンから
    なることを特徴とする化粧シートの製造方法。
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