JP3089456U - 見 台 - Google Patents
見 台Info
- Publication number
- JP3089456U JP3089456U JP2002002256U JP2002002256U JP3089456U JP 3089456 U JP3089456 U JP 3089456U JP 2002002256 U JP2002002256 U JP 2002002256U JP 2002002256 U JP2002002256 U JP 2002002256U JP 3089456 U JP3089456 U JP 3089456U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- plate
- wedge
- side plates
- mounting plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Assembled Shelves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 見台を組み立てた際にぐらつかないようにす
る。見台を分解して運搬したり収納する際の利便性を高
める。 【解決手段】 側板2に嵌合孔7を穿設する。棚板4の
両端面に嵌合片4aを突設し、該嵌合片4aにくさび孔
8を穿設する。嵌合孔7に嵌合片4aを挿し込み、側板
2の外側にくさび孔8を突出させる。くさび孔8にくさ
び片5を挿し込み、側板2,2と棚板4,4とを分解可
能に連結する。側板2,2の上部間に載置板3を架設す
る。
る。見台を分解して運搬したり収納する際の利便性を高
める。 【解決手段】 側板2に嵌合孔7を穿設する。棚板4の
両端面に嵌合片4aを突設し、該嵌合片4aにくさび孔
8を穿設する。嵌合孔7に嵌合片4aを挿し込み、側板
2の外側にくさび孔8を突出させる。くさび孔8にくさ
び片5を挿し込み、側板2,2と棚板4,4とを分解可
能に連結する。側板2,2の上部間に載置板3を架設す
る。
Description
【0001】
本考案は、謡本や譜面を始めとする各種書物を載せるのに用いられる見台に関 する。
【0002】
謡の稽古をする場合に、謡本を置く見台が用いられるが、近年舞台稽古者の高 齢化が進んで、正座できない稽古者が多くなり、また正座に不慣れな稽古者も多 見されるため、見台上部の載置板を嵩上げして、載置板上の謡本を椅子に座った まま見られるようにした見台が提案されており、その一例として、例えば特開2 000−166655号公報に示されるものがある。
【0003】 この見台は、上縁部が互いに平行に傾斜する一対の側板と、該側板の上部間に 側板上縁部の傾斜面と平行に傾斜して架設される載置板と、前記側板の下部間に 架設される一枚の棚板とからなり、前記側板と載置板とを紐帯で結んで、見台を 運搬したり格納する際には、側板と載置板との三枚を紐帯で連結したまま折り畳 めるようにしている。
【0004】
しかしながら、見台を組み立てした際には、両側板と直接係合関係を持つのは 下部の棚板一枚だけであるため、見台がぐらつきやすいという欠点がある。また 、載置板と連結される側板の上縁部は傾斜面であるために、連結板は載置板に対 して傾いて折り畳まれ、その一部が載置板からはみ出すという不格好なものとな り、運搬時の体裁や収納時の収まりがわるいものであった。さらに、側板と載置 板とが折り畳めるとはいっても、折り畳み時には紐帯に適度な緩みを持たせる作 業が必要があり、また見台として組み立てた場合には、紐帯を緩みなく緊締する という作業が必要となる。
【0005】 本考案は、このような実情を背景にしてなされたもので、その目的とするとこ ろは、運搬時や収納時の利便性に優れ、また組み立て時にはぐらつくことなく安 定した状態で使用することのできる見台を提供することにある。
【0006】
上述の目的にしたがって、本考案は、縦長方形の左右一対の側板と、該側板の 上部間で正面方向へ下り勾配に傾斜して架設される載置板と、前記載置板の下方 で前記側板間に架設される複数の棚板とを備え、該棚板の両端面に嵌合片を突設 し、該嵌合片にくさび孔を穿設するとともに、前記側板に嵌合孔を穿設し、該嵌 合孔と前記嵌合片との嵌合にて、前記側板の外側へ突出する前記くさび孔にくさ び片を係脱可能に挿し込んで、前記側板と棚板とを分解可能に連結したことを特 徴とするものである。
【0007】
以下、本考案を謡稽古用の見台に適用した一形態例を、図面に基づいて説明す る。
【0008】 図中、図1は見台の分解斜視図、図2は見台の組み立て斜視図、図3は見台の 使用状態を示す断面側面図、図4は要部拡大図、図5は図4のV−V断面図であ る。
【0009】 見台1は、脚片となる左右一対の側板2,2と、謡本Bを載置するための載置 板3と、該載置板3の下方で側板2,2をつなぐ二枚の棚板4,4と、側板2, 2及び棚板4,4とを分解可能に連結する複数のくさび片5とからなっている。 側板2,2には、長方形の板材が縦長に用いられていて、見台1に正対した稽古 者が椅子Cに座したまま、載置板3上の謡本Bを自然な姿勢で見られるようにし ており、また載置板3と棚板4,4には、略同一形状の長方形の板材が横長に用 いられていて、載置板3の左右方向に謡本Bを支障なく開けるスペースを確保し ている。
【0010】 側板2,2の相対する内側面上部には、載置板受け片6,6が、稽古者が対峙 する正面方向へ向けて下り勾配に傾斜して固着されており、その下方に横長の嵌 合孔7が2つ1組で上下に2組穿設されている。載置板3は、下面背面側に係止 片3aが固着され、上面正面側中央に書物受け片3bが突設されている。棚板4 の両端面には、矩形の嵌合片4aが2つずつ側板2の板厚tよりも長く突出して おり、各嵌合片4aの棚板4の端面から側板2の板厚t分を隔てた位置に、それ ぞれくさび孔8が穿設されている。
【0011】 本形態例は、このように構成されており、見台1を組み立てる場合には、一対 の側板2,2を左右に離間して対向配置し、両側板2,2の間に棚板4,4を差 し入れて、各棚板4の嵌合片4aをそれぞれ側板2の嵌合孔7にはめ込み、棚板 4の端面を側板2の内側面に当接させることにより、嵌合片4aのくさび孔8が 側板2の外側へ突出する。
【0012】 次に、くさび孔8のそれぞれにくさび片5を上方より挿し込んで、該くさび片 5と棚板4とで側板2を隙間なく挟むことにより、側板2,2と棚板4,4とが 連結される(図4,5)。そして、側板2,2の上部に相対向する載置板受け片 6,6上に載置板3を載せて、係止片3aを載置板受け片6,6の上端面に係止 することにより、見台1が組み立てられる(図2)。
【0013】 本形態例の見台1は、このようにして組み立てられ、見台正面に椅子Cを置い て稽古者がこれに座り、載置板3上に謡本Bを置いて謡を稽古する(図3)。棚 板4,4には、扇子や他の謡本等の稽古品を置くことができる。側板2,2と棚 板4,4とは、嵌合片4aと嵌合孔7とを用いた嵌め合いと、くさび片5とくさ び孔8とを用いたくさび打ちとの連結手段によって直接的に連結され、左右の側 板2,2の上下に二枚の棚板4,4が固定されるため、見台1の組み立て状態が ぐらつきなく強固に保たれる。
【0014】 また、見台1を分解する場合には、上記組み立てとは逆の手順で、まず載置板 3を取り外し、くさび孔8に挿し込んだくさび片5を上方へ引き抜いて、側板2 ,2と棚板4,4とを分解する(図1)。したがって、見台1を構成する側板2 ,2,載置板3,棚板4,4及びくさび片5がそれぞれ単品に分離されるので、 分解した見台1の運搬や保管の態様に制約がなくなり、運搬が簡便に行えるとと もに、僅かなスペースにも体裁よく保管することが可能となる。
【0015】 さらに、本形態例の見台1を舞台等で使用する場合に、舞台上の強力な照明が 謡本Bに直接当たって支障となる場合があるが、傾斜した載置板3の左右には縦 長方形の側板2,2の上部が突出しているので、この突出部分が不要な照明の侵 入をカットする。
【0016】 なお、上述の形態例では、側板に設けた載置板受け片に載置板を載せるだけと したが、棚板と同様に、載置板と側板とを嵌め合いとくさび打ちとの連結手段を 用いて連結するようにしてもよい。棚板の枚数や載置板の傾斜角度のほか、嵌合 片,嵌合孔,くさび片,くさび孔の数や形状は、適宜変更することができる。さ らに、本考案は、形態例で例示した謡以外に、浪曲や民謡,各種楽器を稽古する 際の稽古本や譜面を置く稽古用見台のほか、読書用の書見台としても幅広く使用 することが可能である。
【0017】
以上説明したように、本考案の見台によれば、組み立てと分解とを簡単な操作 で容易に行うことができる。また、左右の側板と複数枚の棚板とが固定関係を持 つので、見台の組み立て状態をぐらつきなく強固に保持できて、安定した使用が 可能となる。さらに、見台を分解した際には、構成部材のそれぞれが単品に分離 され、従来品のように紐体でつながれた関係を持たないから、分解した見台の運 搬や保管の際の態様に制約がなくなり、運搬が簡便に行えるとともに、僅かなス ペースにも体裁よく保管することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一形態例を示す見台の分解斜視図
【図2】 見台の組み立て斜視図
【図3】 見台の使用状態を示す断面側面図
【図4】 見台の要部拡大図
【図5】 図4のV−V断面図
1…見台、2…側板、3…載置板、4…棚板、4a…嵌
合片、5…くさび片、6…載置板受け片、7…嵌合孔、
7a…係止片、8…くさび孔、B…謡本、C…椅子、t
…側板2の厚さ
合片、5…くさび片、6…載置板受け片、7…嵌合孔、
7a…係止片、8…くさび孔、B…謡本、C…椅子、t
…側板2の厚さ
Claims (1)
- 【請求項1】 縦長方形の左右一対の側板と、該側板の
上部間で正面方向へ下り勾配に傾斜して架設される載置
板と、前記載置板の下方で前記側板間に架設される複数
の棚板とを備え、該棚板の両端面に嵌合片を突設し、該
嵌合片にくさび孔を穿設するとともに、前記側板に嵌合
孔を穿設し、該嵌合孔と前記嵌合片との嵌合にて、前記
側板の外側へ突出する前記くさび孔にくさび片を係脱可
能に挿し込んで、前記側板と棚板とを分解可能に連結し
たことを特徴とする見台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002002256U JP3089456U (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 見 台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002002256U JP3089456U (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 見 台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3089456U true JP3089456U (ja) | 2002-10-25 |
Family
ID=43240715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002002256U Expired - Lifetime JP3089456U (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 見 台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3089456U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005051137A2 (en) * | 2003-11-25 | 2005-06-09 | Sungil Co., Ltd. | Foldable paper bookshelf |
JP2014234633A (ja) * | 2013-06-03 | 2014-12-15 | 株式会社オーティス | 屋根上物品取付具 |
-
2002
- 2002-04-22 JP JP2002002256U patent/JP3089456U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005051137A2 (en) * | 2003-11-25 | 2005-06-09 | Sungil Co., Ltd. | Foldable paper bookshelf |
WO2005051137A3 (en) * | 2003-11-25 | 2005-08-04 | Sungil Co Ltd | Foldable paper bookshelf |
JP2014234633A (ja) * | 2013-06-03 | 2014-12-15 | 株式会社オーティス | 屋根上物品取付具 |
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