JP3088524B2 - 電線のジョイントカバー - Google Patents

電線のジョイントカバー

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JP3088524B2 JP03296277A JP29627791A JP3088524B2 JP 3088524 B2 JP3088524 B2 JP 3088524B2 JP 03296277 A JP03296277 A JP 03296277A JP 29627791 A JP29627791 A JP 29627791A JP 3088524 B2 JP3088524 B2 JP 3088524B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線のジョイント部分
を被覆するジョイントカバーに関する。
【0002】
【背景技術】従来、建物の屋内配線のジョイント部分に
は、電線を鼠に噛み切られないため等で電線を覆う部材
を設ける必要があった。この屋内配線のジョイント部分
は、通常、図4に示すようなジョイントボックス40に
より被覆していた。
【0003】ジョイントボックス40は、建物の壁裏等
に固定されたジョイントボックス本体41と、この本体
41に着脱可能に取付けられるジョイントボックス蓋4
2とを備えて構成されている。そして、電線43を接続
するには、接続される電線43をそれぞれジョインター
44に結線し、このジョインター44をジョイントボッ
クス本体41内に収納して蓋42を嵌めて行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ジョイ
ントボックス40は、本体41および蓋42の2部材か
らなり、対になる蓋42が輸送時や組立時に紛失する虞
れなどがあって取扱いが煩雑であった。また、ジョイン
トボックス本体41を壁裏等に固定する必要があるた
め、ジョイントボックス40を設置できる箇所が限定さ
れて配線の自由度が低下し、ひいてはコンセントの位置
等も限定されるという問題があった。
【0005】さらに、配線のジョイント作業を壁裏等の
狭いスペースで行わなければならず、その上、結線した
ジョインター44を本体41内の所定位置に設置しつつ
蓋42を嵌めなければならないため、作業性が悪いとい
う問題があった。特に、工場生産された複数の住宅ユニ
ットを建設現場に輸送して組み合わせて施工されるユニ
ット住宅では、各住宅ユニット内の配線は工場で行える
ため、現場での各ユニット内の配線作業を少なくできる
が、各住宅ユニット間に跨がって配線する場合には現場
において電線を接続する必要があり、現場での配線のジ
ョイント作業が煩雑であると施工期間やコストが増大す
るという問題があった。
【0006】本発明の目的は、取扱いが容易で、自由な
位置に設置できるとともに、取付作業を簡単に行えて配
線ジョイントの作業性を向上できる電線のジョイントカ
バーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電線のジョイン
トカバーは、ジョインターで接続された電線のジョイン
ト部分を覆うジョイントカバーであって、閉塞された端
面を備える大径部と、開口された端面を備える小径部と
を備えて略筒状に形成され、かつ大径部から小径部の端
面まで切込部が形成されているとともに、前記小径部の
開口から前記ジョインターで接続された電線のジョイン
ト部分がカバー内部に挿入され、かつ小径部が締付部材
で締付けられていることを特徴とするものである。この
際、前記ジョイントカバーは、可撓性部材により構成さ
れていることが好ましい。
【0008】
【作用】本発明においては、ジョインターで結線した電
線を筒状のジョイントカバーの開口された一端面からジ
ョイントカバー内部に挿入し、カバーの開口面近くをフ
ァスナー等で縛って電線が抜けないように固定し、適宜
な箇所へ設置する。ジョイントカバーは筒状の一体物で
あるため、本体および蓋からなる従来のジョイントボッ
クスに比べて紛失の虞れがなく、取扱いが容易である。
また、壁裏等に固定する必要がないため設置位置の制限
がなく、作業も容易に行える。さらに、電線をジョイン
トカバーに挿入して縛るだけでよいのでジョイントカバ
ーの取付けを簡単に行え、配線ジョイントの作業性が向
上する。また、ジョイントカバーを可撓性部材で構成す
れば、適宜変形させることで狭い隙間等にも設置可能と
なり、より自由な位置への設置が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1および図2に示すように、本実施例のジョ
イントカバー1は、塩化ビニルにより略円筒状に形成さ
れ、閉塞された端面2を備える大径部3と、開口された
端面4を備える小径部5とからなる。ジョイントカバー
1の大径部3から小径部5の端面4までは、一対の切込
部6が形成されている。
【0010】ジョイントカバー1内には、導体にビニル
絶縁体を被覆してなる絶縁線心10を、3条平行に配置
してビニルシースを施したビニル絶縁ビニルシースケー
ブル(VVFケーブル)11の端部が2本挿入されてい
る。このVVFケーブル11の端部は、ビニルシースが
取られて3条の絶縁線心10が剥き出されており、この
3条の絶縁線心10は、それぞれジョインター12によ
り結線されている。
【0011】また、ジョイントカバー1の小径部5に
は、この小径部5および小径部5内に挿入された2本の
VVFケーブル11を締付けて固定する帯状の締付部材
13が設けられている。
【0012】次に、本実施例のジョイントカバー1の取
付手順について図3をも参照して説明する。まず、各V
VFケーブル11の端部の被覆をストリップゲージに合
わせて剥き取って端末処理を行う。そして、絶縁線心1
0の導体部分をジョインター12の端子部に差し込んで
結線する。各絶縁線心10の結線が終わったら、VVF
ケーブル11をジョイントカバー1の内部に端面4の開
口から挿入し、締付部材13により締付けてケーブル1
1が抜けないように固定する。そして、ジョイントカバ
ー1により被覆されたケーブル11のジョイント部分を
壁裏や床下、天井裏等の適宜な場所に設置する。
【0013】このような本実施例によれば、ケーブル1
1のジョイント部を被覆するジョイントカバー1を略円
筒状の1部材で構成したので、従来の本体41および蓋
42の2部材からなるジョイントボックス40のように
輸送時等に他方が紛失することなどがなく、容易に取り
扱うことができる。
【0014】また、ジョイントカバー1を壁裏に固定す
る必要がないため、天井裏や床下等の適宜な場所に設置
することができる。特に、ジョイントカバー1を可撓性
の塩化ビニルにより形成したので、ジョイントカバー1
の大径部3よりも狭い箇所にも、ジョイントカバー1を
変形させることで設置できる。このため、設置箇所の制
限が少なくなり、建物内での配線を自由に行えてコンセ
ントの位置などの設定自由度も高くなり、種々のプラニ
ングを実現することができる。
【0015】さらに、VVFケーブル11のジョイント
部へのジョイントカバー1の取付けは、ジョイントカバ
ー1の開口からケーブル11のジョイント部を挿入し、
締付部材13で締付固定するだけでよいので、極めて簡
単な作業で行えて作業性を向上できる。特に、配線のジ
ョイント部分が多くなるユニット住宅においては、各ジ
ョイント部の作業性を向上できれば、現場における配線
作業全体の作業性を著しく向上でき、工期を短縮できて
作業コストも低減できる。
【0016】また、ジョイントカバー1を略透明な塩化
ビニルで形成しているので、ジョイントカバー1内にV
VFケーブル11を挿入していても、その結線状態を目
視により確認でき、点検作業も容易に行うことができ
る。さらに、ジョイントカバー1に切込部6を形成した
ので、ジョイントカバー1の端面4の開口を大きく開く
ことができ、ケーブル11の挿入を容易に行うことがで
きるとともに、締付部材13による締付固定時には、ケ
ーブル11にジョイントカバー1の小径部5が密着して
ケーブル11の抜け止めを確実に行うことができる。
【0017】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、前
記実施例では、ジョイントカバー1を塩化ビニルにより
形成していたが、他のプラスチック等を用いて形成して
もよい。また、ジョイントカバー1は可撓性の部材で形
成されたものに限らないが、前記実施例のように可撓性
部材で形成すれば設置箇所の形状等に合わせて変形でき
るため、狭い箇所でも設置できるという利点がある。
【0018】さらに、ジョイントカバー1の形状は、前
記実施例のように略円筒状のものに限らず、角筒状のも
のなどでもよく、少なくとも筒状に形成されて内部にケ
ーブル11のジョイント部を挿入可能なものであればよ
い。
【0019】
【発明の効果】本発明の電線のジョイントカバーによれ
ば、取扱いが容易で、自由な位置に設置できるととも
に、取付作業を簡単に行えて配線ジョイントの作業性を
向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のジョイントカバーを示す斜
視図である。
【図2】前記実施例のジョイントカバーの取付時の状態
を示す正面図である。
【図3】前記実施例のジョイントカバーの取付前の状態
を示す正面図である。
【図4】本発明の従来例のジョイントボックスを示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 ジョイントカバー 2,4 端面 3 大径部 5 小径部 6 切込部 11 ビニル絶縁ビニルシースケーブル 12 ジョインター 13 締付部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/70 H01R 4/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジョインターで接続された電線のジョイ
    ント部分を覆うジョイントカバーであって、閉塞された
    端面を備える大径部と、開口された端面を備える小径部
    とを備えて略筒状に形成され、かつ大径部から小径部の
    端面まで切込部が形成されているとともに、前記小径部
    開口から前記ジョインターで接続された電線のジョイ
    ント部分がカバー内部に挿入され、かつ小径部が締付部
    材で締付けられていることを特徴とする電線のジョイン
    トカバー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電線のジョイントカバー
    において、前記ジョイントカバーは、可撓性部材により
    構成されていることを特徴とする電線のジョイントカバ
    ー。
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