JPH0514679Y2 - - Google Patents

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JPH0514679Y2
JPH0514679Y2 JP13165488U JP13165488U JPH0514679Y2 JP H0514679 Y2 JPH0514679 Y2 JP H0514679Y2 JP 13165488 U JP13165488 U JP 13165488U JP 13165488 U JP13165488 U JP 13165488U JP H0514679 Y2 JPH0514679 Y2 JP H0514679Y2
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conductor
flat cable
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line
cable
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は高層ビル等の給電用として用いられる
平型幹線ケーブルの端末部に関し、特には直角曲
り部を有する平型ケーブル線路へ用いるのに好適
な平型ケーブル端末部に関するものである。
[従来の技術] 近年、高層ビル等に用いられる大容量低圧幹線
として、多数本の撚線導体を横一列に配列し、そ
の上に各撚線導体共通の絶縁層及びシースを施し
てなる平型ケーブルが汎用されている。かかる平
型ケーブルは、丸型ケーブルに比べて低インピー
ダンスであり、バスダクトに比べて布設スペース
を縮小できる等の利点を有している。このような
平型ケーブルを用いてケーブル線路を構成する場
合、例えば地下電気室等においては、平型ケーブ
ルを該平型ケーブルの平型導体配列平面内で直角
に湾曲させて曲げ部を形成せねばならないことが
ある。
従来、かかる直角曲げ部を有するケーブル線路
を形成するには、第4図に示すように、端末部を
段剥して端子金具20を取着した一方の平型ケー
ブル10と、同様に端子金具21を取着した他方
の平型ケーブル11とを直交させて配置し、各端
子金具20,21を重ね合せてボルト23により
固定して平型ケーブル10,11を直角状に連結
し、ケーブル線路の直角曲げ部を形成していた。
なお、端子金具20,21の接合部周辺には自己
融着ブチルゴムテープ50及び粘着ビニルテープ
60が順次捲回され、絶縁補強が行なわれてい
る。そして平型ケーブル11の他端には端子22
が取着され、フレキ導体や電気機器と端子接続が
出来るようになつている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、平型ケーブルの両端に端子金具を取
着した線路ピースを作製する場合、その全長を
1m以下にしようとすると製作は非常に困難とな
り、50cm以下であればかかる線路ピースを製作す
ることは不可能となる。ところが、平型ケーブル
線路の直角曲り部の至近に、ケーブル線路と電気
機器とを接続するための端子を設けねばならない
場合が、実線路においては場所的制限等により
多々ある。第4図に示す例で言えば、平型ケーブ
ル10が水平方向に延線されており、平型ケーブ
ル11が垂直方向に延線される場合において、平
型ケーブル11及び端子金具21,22を含めた
垂直線路ピース長、すなわち垂直方向長さX′を
長く取れない(1m以下)場合が多々ある。この
ような場合は、上記従来例の方法では直角曲り部
を形成することができず、布設ルートを変更する
か、平型ケーブルによる線路構成を断念せねばな
らないという不都合があつた。
また第4図に示す方法でケーブル線路の直角曲
り部を形成する場合は、端子金具の使用数が多く
なりコストが上昇してしまう。さらに布設現場で
端子のボルト締めやテーピング処理を行ない直角
曲り部を形成せねばならない為、現場での作業が
煩雑化するという問題もあつた。
従つて本考案は、場所的制限があつても平型ケ
ーブル線路の直角曲り部を形成でき、且つ安価で
現場での布設作業を簡素化し得るような平型ケー
ブル端末部を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の平型ケーブル端末部は、多数本の撚線
導体を横一列に配列し、その上に各撚線導体共通
の絶縁層及びシースを施してなる平型ケーブルの
端末部において導体を所定長露出させ、該導体を
導体配列平面内で湾曲せしめ、導体先端に端子金
具を取着すると共にシース、導体露出部、端子金
具に亙つて絶縁被覆を施してなることを特徴とす
るものである。
[作用] 平型ケーブルの端末部を段剥して露出させた口
出導体を導体配列平面内で湾曲させることによ
り、平型ケーブルの端末部に、該平型ケーブル本
線路から湾曲した線路(例えば垂直曲り部)を一
体的に設けたものである。かかる構成とすること
により、湾曲線路長は平型ケーブル端末部の導体
口出長を任意に調整して設定できるので、例えば
線路の垂直曲り部至近に接続用端子を設けねばな
らない場合でも、その対応が容易である。
[実施例] 以下図面に基づいて本考案の一実施例を詳細に
説明する。第1図は本考案にかかる平型ケーブル
端末部の要部破断正面図、第2図は第1図−
線断面図、第3図は本考案に用いられる平型ケー
ブルの断面図をそれぞれ示している。
図において、多数本の撚線導体12を横一列に
密接に配列し、その上に各撚線導体12共通の架
橋ポリエチレン等からなる絶縁層30、及びポリ
塩化ビニル等からなるシース31を施してなる平
型ケーブル1の端末部において前記絶縁層30及
びシース31を段剥し、前記撚線導体12を露出
させて所定の長さを有する導体口出部4を設けて
いる。
導体口出部4は、撚線導体12が配列されてい
る平面内でほぼ直角に湾曲されており、導体口出
部4の端部には端子金具2が圧縮接続され、端子
金具2に形成されている羽子板端子部24及びボ
ルト孔25により、他の端子類が接続できるよう
になつている。なお端子金具2は、導体口出部4
を湾曲させて導体口出部4の端部を直線状に加工
した後で圧縮取着される。
上記した如く、平型ケーブル1端部の口出導体
部4を導体配列平面内でほぼ直角に湾曲させ端子
金具2を取着したら、端子金具2の導体側端部、
撚線導体12が露出している導体口出部4、及び
平型ケーブル1のシース31端部に亙つて、例え
ば自己融着ブチルゴムテープのような絶縁テープ
5を所定厚さ捲回する。さらに絶縁テープ5の捲
回層上に、例えば粘着ビニルテープのような保護
テープ6を捲回し、本考案の平型ケーブル端末部
が完成される。
本考案の平型ケーブル端末部によれば、平型ケ
ーブル1の撚線導体12を露出させる長さ、すな
わち導体口出部4の長さを調整することにより、
(直角)曲り部からの線路長Xを任意に選択する
ことが可能となる。また平型ケーブルの両端に端
子金具を取着した線路ピースでは不可能であつ
た、ケーブル線路曲り部から至近距離に接続用端
子を設けることも容易である。すなわち、平型ケ
ーブル1が水平方向に延線されている場合におい
て、垂直方向の線路長Xが短かい場合でも、容易
に線路を構成することが可能となる。
なお導体口出部4の長さは上述した通り任意で
あるが、余り短か過ぎると導体口出部を湾曲させ
るのが困難となり曲り部が形成しずらく、長過ぎ
ると絶縁テープ5や保護テープ6を捲回するのに
手間がかかると共に機械的強度が脆くなるので好
ましくない。具体的には、100mm2×5本の撚線導
体12で構成された平型ケーブル1であれば、垂
直方向の線路長Xは250〜1000mm程度が適当であ
る。およその目安としては、最短の線路長Xが撚
線導体12の配列幅(100mm2×5本の撚線導体1
2の場合約60mm)の3倍〜5倍、最長の線路長X
が8倍〜15倍の範囲で垂直方向の線路長Xを選択
することが望ましい。またいずれの撚線導体12
のサイズでも、線路長Xは1m以下とすることが
好ましい。
以上本実施例では導体口出部4を直角状に湾曲
させた場合について説明したが、導体口出部4の
湾曲度合は任意であり、本考案は本実施例に限定
されるものではない。
[効果] 以上説明した本考案の平型ケーブル端末部によ
れば、次のような優れた効果を奏する。
ケーブル線路の曲り部を、平型ケーブル端部
に導体口出部を湾曲させて一体的に設ける構成
であるので、例えばケーブル線路の曲り部の至
近に接続用端子を設けねばならない場合でも、
容易に対処することができる。
平型ケーブルの両端に端子金具を取着した線
路ピースにより線路曲り部を構成する場合に比
べ、端子金具の使用量が少なく済み、安価にケ
ーブル線路が構成できる。
上記線路ピースで線路曲り部を構成する場合
は、布設現場で線路ピースを厄介なボルト締め
作業で接続せねばならないが、本考案品であれ
ばその必要はなく、布設現場での作業を簡素化
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の平型ケーブル端末部の一例を
示す要部破断正面図、第2図は第1図−線断
面図、第3図は本考案に用いられる平型ケーブル
の断面図、第4図は従来のケーブル線路曲り部を
示す要部破断正面図である。 1……平型ケーブル、12……撚線導体、2…
…端子金具、30……絶縁層、31……シース、
4……導体口出部、5……絶縁テープ、6……保
護テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数本の撚線導体を横一列に配列し、その上に
    各撚線導体共通の絶縁層及びシースを施してなる
    平型ケーブルの端末部において、導体を所定長露
    出させ、該導体を導体配列平面内で湾曲せしめ、
    導体先端に端子金具を取着すると共にシース、導
    体露出部、端子金具に亙つて絶縁被覆を施してな
    ることを特徴とする平型ケーブル端末部。
JP13165488U 1988-10-07 1988-10-07 Expired - Lifetime JPH0514679Y2 (ja)

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JPH0253224U JPH0253224U (ja) 1990-04-17
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