JP3088303U - 弁当箱などの被包具 - Google Patents

弁当箱などの被包具

Info

Publication number
JP3088303U
JP3088303U JP2002001027U JP2002001027U JP3088303U JP 3088303 U JP3088303 U JP 3088303U JP 2002001027 U JP2002001027 U JP 2002001027U JP 2002001027 U JP2002001027 U JP 2002001027U JP 3088303 U JP3088303 U JP 3088303U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
piece
locking piece
wrapped
band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002001027U
Other languages
English (en)
Inventor
辻  信太郎
Original Assignee
株式会社サンリオ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サンリオ filed Critical 株式会社サンリオ
Priority to JP2002001027U priority Critical patent/JP3088303U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3088303U publication Critical patent/JP3088303U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Frames And Binding Bands (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】弁当箱類を簡単、確実に被包し、要時には、ほ
とんどワンタッチ操作で簡単に被包を解くことができる
被包具を提供する。 【解決手段】弁当箱などの被包対象物Aを包む柔軟なシ
ート状部体1と、被包対象物を包んだシート状部体1に
外嵌される締め留め用弾性バンド2の組み合わせからな
り、シート状部体1は底となる面に第1の係止片3があ
り、包み時に上面となる面の隅部に前記係止片と係合す
る第2の係止片3’を有し、締め留め用弾性バンド2が
伸縮性帯状体をエンドレスにつないだ締め留め用バンド
本体4に、指引っかけ部61を有する引張り用操作片6
を固定している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は弁当箱などの被包具に関する。
【0002】
【従来の技術】
幼稚園、保育園、学校、あるいは遠足やハイキングなどでの食事のための弁当 やおやつは、通常、弁当箱類に収容されるが、振動などで蓋が本体から外れたり しないようにしたり、蓋と本体とに隙間が生じて汁が外部に漏れ他物を汚さない ようにするため、布巾などの外装シートに包み、さらにシートが解けないように 弾性バンドで締め留めすることが多い。
【0003】 しかし、従来の外装シートは単純な矩形状をなしているだけであったので、い ちいち2組の隅角部分を結縛しなければならず、力のない子供にとって面倒で、 時間がかかり、だらしなく被包されやすかった。また、締め留め用弾性バンドは 、単純に帯状ゴム紐を輪にしたものであったため、取り外すときに面倒であった 。 すなわち、バンドは外装シートの表面に密着しているので、そのバンドと外装 シートの間に手指を差し入れ、バンドを弾性に抗して引張り上げながら、端部ま で移動して抜き取らなければならない。
【0004】 蓋と本体の分離やずれを確実に防止するには、バンドの張力が高いほどよいが 、そうすると、前記したバンドと外装シートの間に手指を差し入れ、バンドを弾 性に抗して引張り上げる操作が困難になり、指先に力のない幼児や子供にとって は手間と時間を要したり、指を強く挟まれて苦痛を訴えることが多くなる。しか も、外装シートは粗面状であることが多く、ベルトの移動時に摩擦抵抗が強いの で、ベルトをずらしにくいという問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とす るところは、弁当箱類を簡単、確実に被包することができ、要時には、ほとんど ワンタッチ操作で簡単に被包を解くことができる被包具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、弁当箱などの被包対象物を包む柔軟なシー ト状部体と、被包対象物を包んだシート状部体に外嵌される締め留め用弾性バン ドからなり、シート状部体が包み時に底となる面に第1の係止片を設けるととも に包み時に上面となる面の隅部に前記係止片と係合する第2の係止片を有し、締 め留め用弾性バンドが伸縮性帯状体をエンドレスにつないだ締め留め用バンド本 体に、指引っかけ部を有し帯軸線と直角方向に伸びる引張り用操作片を固定して いることを特徴としている。
【0007】 このような構造によれば、弁当箱類などの被包対象物を子供でも簡単にシート 状部体で包むことができ、弾性帯状体によって被包対象物を強く締め留めしてお いても、締め留めを解くときには、引張り用操作片をつまんで、水平方向に引張 るだけで弾性帯状体がずれ移動し、きわめて簡単に取り外すことができる。
【0008】 好適には、第1の係止片がシート状部体の中央部位に位置され、シート状部体 が被包対象物の中央部分を第1の係止片に位置させる目印を有している。 これによれば、被包対象物を偏らせずに、また第1の係止片と第2の係止片を 簡単確実に係合させることができる。
【0009】 引張り用操作片は、操作片よりも断面積が大きい塊片を先端部位に有している ことが好ましい。 これによれば、被包対象物をシート状部体で包んだものに弾性帯状体を嵌めて 締め留めしたときに、操作片がシート状部体の表面から適度に浮かされるので、 瞬時に引張り用操作片をつまんで引張り操作することができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。 図1ないし図3は本考案による弁当箱などの被包具の実施例を示しており、A は被包対象物であり、この例では本体A1と蓋体A2を組み合わせた弁当箱である 。 1は被包対象物Aを包む柔軟なシート状部体、2は締め留め用バンドである。
【0011】 シート状部体1は、木綿布、ビニールなどのプラスチックシートなどで矩形状 に作られ、被包対象物Aの上面を適度に厚く覆えるように、対角線上の2つの角 部を表面側に折りたたみ、重合部10,10を形成している。 さらに、裏面の中央部位に第1の係止片3が取り付けられ、一つの隅角部に第 2の係止片3’が取り付けられている。この例では、第1の係止片3はボタン、 第2の係止片3’は伸縮性のあるリングからなっている。
【0012】 そして、被包対象物Aを中央部分が第1の係止片3に位置して偏りなく包める ようにするため、シート状部体1は目印(指標)11を設けている。この目印は 任意であるが、この例ではシート状部体1に第1の係止片3を交差点とする区画 線ないし異色部を印刷的手法で施している。
【0013】 締め留め用バンド2は、図3のように、ゴム、編みゴム、プラスチックなどの 伸縮性材料で構成された帯状体からなる締め留め用バンド本体(以下バンド本体 と称す)4からなっており、前記バンド本体4の端部40,40をつなぐ連結部 体5を有している。
【0014】 連結部体5は、バンド本体端部40,40にまたがるように表裏に配された合 成皮革、布など任意の柔軟材料かなる当て片5a,5aの周縁を、バンド本体と もども縫い合わせることで、バンド本体端部40,40をエンドレス状に繋いで いる。51は縫い目である。 連結部体5はたとえばキャラクター、動物、植物などの形象を模した所望の輪 郭形状に構成され、印刷などの手法で目、鼻、口などの特徴が表されており、し たがって同時に装飾機能を有している。
【0015】 6はバンド本体4の幅方向縁からベルト軸線と直角方向に延びる引張り用操作 片であり、前記連結部体2に基端部が固定され、中間に指引っ掛け部60を有し ている。 前記引張り用操作片6は、この例では紐状片が使用され、穴状の指引っ掛け部 61を有せしめるべくU字状に湾曲させ、両端部60,60を連結部体5の当て 片5a,5aの間に挿入し、当て片5a,5aの縫合わせと同時にしっかりと縫着し ている。
【0016】 そして、前記引張り用操作片6は、被包対象物を包んだシート状部体1から浮 かされるようにするため、外端部位に適度の大きさの塊片7を有している。塊片 7はこの例ではそろばん玉状をなし、横穴に引張り用操作片6を挿通している。
【0017】 本考案におけるシート状部体1の第1の係止片3と第2の係止片3’は、図4 のように面ファスナー(登録商標:マジックテープ)であってもよい。また、雄 雌のフックであってもよい。 また、引張り用操作片6は必ずしも紐である場合に限らず、リングであっても 、所望輪郭の扁平片であってもよい。後者の場合、図5 (a)のように連結部体 5と一体に構成してもよく、この場合には指引っ掛け部61は窓穴として構成さ れる。塊片7はたとえば詰め物を装填することで形成することができる。
【0018】
【実施例の作用】
本考案による被包具の使用法と作用を説明すると、主食と副食を入れて蓋をし た被包対象物Aを、図1のように広げたシート状部体1の上に配す。このとき、 中央部分の裏面に第1の係止片3が位置し、目印11によってこの位置が識別さ れるようになっているので、被包対象物Aを難なく中央部位が第1の係止片3の 上に位置するように配すことができる。
【0019】 この状態で、重合部10,10を被包対象物Aの上に重ね、第2の係止片3’の ない対角線部分を折りたたんで重ね、その上に第2の係止片3’のある対角線部 分を折りたたんで重ねれば、第2の係止片3’は下面に至るので、第1の係止片 3に係合させることにより簡単、確実に被包対象物Aを包むことができる。
【0020】 締め留め用弾性バンド2は、通常のものと同じように手指で拡開させた状態で 、包み状態のシート状部体1の端から外嵌し、中間部位など適当なところで手指 を抜き出す。これにより、図6ないし図8のように、全体がバンド本体4の縮径 によってしっかりと締め留められる。
【0021】 食事に際して、被包対象物5を取り出すときには、図9(a)のようにバンド 本体4から延出している引張り用操作片6の指引っ掛け穴61に指Bを差込み、 同図(b)(c)のように引張る。こうすれば、引張り用操作片6から連結部体 5に力が伝達され、バンド本体4は幅方向に水平状に牽引され、包み状態のシー ト状部体1の表面に沿ってずらされる。したがって、シート状部体1が粗面状で あっても、バンド本体1は摩擦に抗してずり移動され、簡単に抜き取ることがで きる。
【0022】 引張り用操作片5は外端に塊片7を有しており、塊片7が包み状態のシート状 部体1の表面に接触することで引張り用操作片6が適度の隙間8が形成されるよ うに浮かされるので、引張り用操作片6の指引っ掛け穴61に対する指Bの差込 みを瞬時に確実に行うことができる。また、塊片7が硬質であるため、力を入れ やすくなる。さらに、塊片7はそのありかが触覚ですぐにわかるので、暗がりで も引張り用操作片6を見つけて操作できる。 また、引張り用操作片6は、バンド本体1を洗濯したような場合、物干しに吊 るす手段としても機能させることができる。
【0023】 こうして包み状態のシート状部体1がフリーになったならば、あとは第2の係 止片3’と第1の係止片3の係合を解けばよく、これで簡単、迅速に被包対象物 5を取り出すことができる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明した本考案の請求項1によるときには、弁当箱などの被包対象物Aを 包む柔軟なシート状部体1と、被包対象物を包んだシート状部体1に外嵌される 締め留め用弾性バンド2からなり、シート状部体1が包み時に底となる面に第1 の係止片3を設けるとともに包み時に上面となる面の隅部に前記係止片と係合す る第2の係止片3’を有し、締め留め用弾性バンド2が伸縮性帯状体をエンドレ スにつないだ締め留め用バンド本体4に、指引っかけ部61を有し帯軸線と直角 方向に伸びる引張り用操作片6を固定しているので、弁当箱類を簡単、確実に被 包することができ、要時には、バンド本体4とシート状部体1の密着した隙間に 手指を差し込んで広げる煩雑操作を要さず、指を強く挟まれることもなく、ワン タッチで簡単に取り外すことができるとともに、第2の係止片3’と第1の係止 片3の係合を解くだけばよく、ほとんどワンタッチ操作で簡単に被包を解いて使 用に供することができるというすぐれた効果が得られる。
【0025】 請求項2によれば、第1の係止片3がシート状部体1の中央部位に位置され、 シート状部体1が被包対象物Aの中央部分を第1の係止片3に位置させる目印1 1を有しているので、被包対象物Aを偏らせず、また第2の係止片3’と第1の 係止片3の係合を簡単、確実に行えるというすぐれた効果が得られる。
【0026】 請求項4によれば、引張り用操作片6は、操作片よりも断面積が大きい塊片7 を先端部位に有しているので、引張り用操作片7が被包対象物を包んだシート状 部体1の表面にぺったりとしておらず、表面から適度に浮かされた状態に保たれ 、これにより瞬時に指引っかけ部61にて指を差し込んで力を込めて引張り操作 することができ、また暗がりでも引張り用操作片3のありかを容易に識別できる などのすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による弁当箱などの被包具の実施例を示
す斜視図である。
【図2】(a)はシート状部体の平面図、(b)はその
部分的側面図である。
【図3】(a)は締め留め用弾性バンドの斜視図、
(b)は(a)のX−X線に沿う断面図である。
【図4】シート状部体の他の例を示す平面図である。
【図5】(a)は引張り用操作片の他の実施例を示す平
面図、(b)はその断面図である。
【図6】実施例の使用状態を示す部分切欠平面図であ
る。
【図7】実施例の使用状態を示す部分切欠底面図であ
る。
【図8】(a)は実施例の使用状態を示す部分切欠側面
図、(b)はその部分的拡大図、(c)は(b)のY−
Y線に沿う断面図である。
【図9】(a)、(b)は本考案の作用を段階的に示す平
面図、(c)は(b)の状態の側面図である。
【符号の説明】
1 シート状部体 2 締め留め用バンド 3 第1の係止部 3’第2の係止部 4 バンド本体 6 引張り用操作片 7 塊片 61 指引っかけ部 A 被包対象物

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁当箱などの被包対象物Aを包む柔軟なシ
    ート状部体1と、被包対象物を包んだシート状部体1に
    外嵌される締め留め用弾性バンド2からなり、シート状
    部体1が包み時に底となる面に第1の係止片3を設ける
    とともに包み時に上面となる面の隅部に前記係止片と係
    合する第2の係止片3’を有し、締め留め用弾性バンド
    2が伸縮性帯状体をエンドレスにつないだ締め留め用バ
    ンド本体4に、指引っかけ部61を有し帯軸線と直角方
    向に伸びる引張り用操作片6を固定していることを特徴
    とする弁当箱などの被包具。
  2. 【請求項2】第1の係止片3がシート状部体1の中央部
    位に位置され、シート状部体1が被包対象物Aの中央部
    分を第1の係止片3に位置させる目印11を有している
    請求項1に記載の弁当箱などの被包具。
  3. 【請求項3】第1の係止片3と第2の係止片3’がホッ
    クとリング、面ファスナー、ホックのいずれかである請
    求項1又は2に記載の弁当箱などの被包具。
  4. 【請求項4】引張り用操作片6は、操作片よりも断面積
    が大きい塊片7を先端部位に有している請求項1ないし
    3に記載の弁当箱などの被包具。
JP2002001027U 2002-03-01 2002-03-01 弁当箱などの被包具 Expired - Lifetime JP3088303U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001027U JP3088303U (ja) 2002-03-01 2002-03-01 弁当箱などの被包具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001027U JP3088303U (ja) 2002-03-01 2002-03-01 弁当箱などの被包具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3088303U true JP3088303U (ja) 2002-09-06

Family

ID=43239614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002001027U Expired - Lifetime JP3088303U (ja) 2002-03-01 2002-03-01 弁当箱などの被包具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3088303U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8350808B2 (en) Mouse pad carrying case
US20210204659A1 (en) Apparatus and methods for securing a belt used in martial arts and other combative sports
US2472235A (en) Garment fastener
JP3088303U (ja) 弁当箱などの被包具
US20110308014A1 (en) Bed sheet clasps
JPH0642916U (ja) 指サック
JP3088294U (ja) 締め留め用弾性バンド
JP3139303U (ja) 首掛けエプロン
JP3177272U (ja) 軽装帯
JPH033542Y2 (ja)
US11388969B2 (en) Ring storage apparatus
US20060017277A1 (en) Adjustable book cover and method of making an adjustable book cover
JP3070457U (ja) 掛け布団カバ―の留め具付きズレ防止紐
US2408631A (en) Bow tie device
JPS6328169Y2 (ja)
JP3096054U (ja) ザックカバー
JP2003339485A (ja) 座席カバー
US20030192225A1 (en) Fishing lure protector device
JPH0545192Y2 (ja)
JPS6232965Y2 (ja)
JPH072570Y2 (ja) 前結び帯具
JP3074040U (ja) 簡単着衣綿ファスナー付き袴
JP3009755U (ja) たとう布
JP3037653U (ja) 和服用付け帯
JPH0728080U (ja) ボトルカバー

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080619

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080619

Year of fee payment: 6