JP3087009B2 - チップ状インダクタ・アレイ及びその製造方法 - Google Patents

チップ状インダクタ・アレイ及びその製造方法

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JP3087009B2
JP3087009B2 JP07069123A JP6912395A JP3087009B2 JP 3087009 B2 JP3087009 B2 JP 3087009B2 JP 07069123 A JP07069123 A JP 07069123A JP 6912395 A JP6912395 A JP 6912395A JP 3087009 B2 JP3087009 B2 JP 3087009B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性コアに部分ループ
状導線が埋設されたチップ状インダクタ・アレイ及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、中間部に湾曲
部を有する導線aが磁性コアbの内部に埋設され、該磁
性コアbの両端面に露出した導線aの端末が外部電極
c,cに接続されたチップ状インダクタが提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のチップ状インダ
クタは、従来の直線状の導線aが磁性コアbに埋設され
たチップ状インダクタに比べて外部電極間の長さが短く
なり小型になるという利点があるが、これらを多数個並
設する場合、基板への接続作業に手間が掛かるという不
具合があり、又、上記チップ状インダクタ・チップを多
数個製造するのも手間が掛かるという不具合があった。
【0004】本発明は、従来のこのような不具合のな
い、基板への接続作業が容易であり且つ小型なチップ状
インダクタ・アレイ及びこのアレイを多数個製造するの
に手間が掛からない製造方法を提供することをその目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のチップ状インダクタ・アレイは、磁性コ
アの内部に並列に埋設された複数の部分ループ状導線
と、前記磁性コアの面に形成され且つ前記複数の部分ル
ープ状導線の両端末にそれぞれ接続された複数の外部電
極とから成ることを特徴とする。又、その製造方法は、
コイル状導線を磁性体の内部に埋設し、該コイル状導線
を複数組の部分ループ状導体に分割するように前記磁性
体を切断し、該磁性体の切断面に現われた各組の複数の
部分ループ状導線の両端末にそれぞれ接続する外部電極
を前記切断面に形成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明のチップ状インダクタ・アレイは、上述
のように、磁性コアの内部に複数の部分ループ状導線が
埋設されているので、磁性コアを基板上に載せ、前記複
数の導線に接続された磁性コアの外部電極をそれぞれ基
板の導電ランドに半田付けして接続する。本発明の製造
方法は、コイル状導線を磁性体の内部に埋設し、該コイ
ル状導線を複数組の部分ループ状導体に分割するように
前記磁性体を切断することによりインダクタ・アレイ素
地が形成され、チップ状インダクタ・アレイが容易に製
造される。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す。同図におい
て、1は直方体形状の例えばフェライトから成る磁性コ
ア、2は部分ループ状導線である。部分ループ状導線2
は、磁性コア1の内部に適数個が並列されて埋設されて
おり、その両端末が磁性コア1の一面に露出している。
この一面には適数対の金属被膜から成る外部電極3が形
成され、これらの外部電極3は前記適数個の部分ループ
状導線2の両端末にそれぞれ接続されている。
【0008】次にこのチップ状インダクタ・アレイの製
造方法を説明する。図2に示すように、適当な混合比率
の結合材Sと磁性体原料粉末Bとを混練機4で混練して
磁性体原料粉末と結合材を均一化し、この混練した混練
材5を1次押出成形機6に加圧供給し、1次押出成形機
6の出口から成形された所望の、例えば0.5〜10m
mの径の巻芯としての断面円形の棒体7を、例えば30
m/分の速度で押出す。この棒体7は、例えば、乾燥機
(図示しない)で乾燥した後、巻線機8により導線9を
巻回し、この導線9を巻回した棒体7を2次押出成形機
10に送入する。この2次押出成形機10には、あらか
じめ、混練機4で、1次押出成形機6に加圧供給した混
練材5と比べて混合比率を大きくして混錬材5の収縮率
より小さくした混練材11又は混合比率が同じ混練材1
1を加圧供給してあるので、この成形機10により棒体
7の上に巻回した導線9が混練材11で被覆され、外被
体が形成される。この後、焼成炉の大きさ又は、下に敷
くセッタの形状に合わせて切断して、600〜1000
℃、例えば900℃で焼成し、個々のインダクタ素地の
寸法に合わせてカッタで切断する。切断された個々のイ
ンダクタ素地12は、バレル粉と水とでバレル研磨し
て、角部にアールを付ける。
【0009】前記インダクタ素地12は、図3(A)に
示すように磁性体13の内部にコイル状導線14が埋設
されており、これを破線で示す位置で切断する。この切
断によりできた2つインダクタ・アレイ素地15は、図
3(B)に示すように、それぞれ磁性コア1の内部に並
列された適数個の半円形の部分ループ状導線2が埋設さ
れ、磁性コア1の一端面には部分ループ状導線2の両端
末16、16が露出している。次いで、図3(C)に示
すように、この一端面に、適数個の部分ループ状導線2
の各両端末16、16に接続する適数対の外部電極3、
3を、銀ペーストを塗布し焼き付けて形成する。外部電
極3、3の銀層には、ニッケル・メッキと半田メッキと
が施される。
【0010】上記インダクタ・アレイは、上記の製造方
法で作られるが、焼成された断面円形の棒体の上に導線
を図2に示すように巻回し、以後図2及び図3に示す方
法によって製造してもよい。
【0011】上記実施例では、部分ループの形状が半円
形であったが、これに限るものではなく、コ字形(図
4)、く字形、U字形等を用いることもできる。又、コ
イル状導線の分割数も2個に限らず、3個以上でもよ
い。
【0012】図5は、3個に分割して形成されたインダ
クタ・アレイの一例を示す。これは、図6に示すような
押出し成形機6aで管状の棒体7aを形成し、この棒体
7aの上に、図2に示すように導線9を巻回し、これに
押出し成形機10で混練材11の外被体を形成して焼成
し、更に切断してインダクタ素地を形成し、この素地1
2を図5に破線で示すように3等分してインダクタ素地
15を形成し、この素地15に外部電極3、3を形成す
ることにより作成される。
【0013】
【発明の効果】本発明は、上記の構成によれば、配線基
板に搭載するのが容易であり且つ小型なインダクタ・ア
レイを得ることができるという効果を有し、又、磁性コ
アの内部にコイル状導線を埋設したチップ状インダクタ
の素地と共用することができ、コストを低減することが
できると共に、製造に手間が掛からないチップ状インダ
クタ・アレイの製造方法を提供することができるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)及び(B)は本発明の一実施例の下方
から見た斜視図及び断面図。
【図2】 上記チップ状インダクタ・アレイを製造する
本発明製造方法の要部を説明するための線図。
【図3】 (A)(B)及び(C)は、本発明製造方法
によるチップ状インダクタ・アレイの製造過程の要部を
示す斜視図。
【図4】 上記実施例の変形例の断面図。
【図5】 本発明の他の実施例の断面図。
【図6】 本発明製造方法の他例に使用する押出し成形
機の断面図。
【図7】 従来のチップ状インダクタの断面図。
【符号の説明】
1 磁性コア 2 部分ループ状導体 3 外部電極 12 チップ状インダクタ素地 13 磁性体 14 コイル状導線 15 チップ状インダクタ・アレイ素地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−29125(JP,A) 特開 昭60−245202(JP,A) 実開 昭57−93111(JP,U) 実開 昭57−93112(JP,U) 実開 平5−21405(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 27/00 H01F 27/29 H01F 41/04 H01F 41/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性コアの内部に並列に埋設された複数
    の部分ループ状導線と、前記磁性コアの面に形成され且
    つ前記複数の部分ループ状導線の両端末にそれぞれ接続
    された複数の外部電極とから成ることを特徴とするチッ
    プ状インダクタ・アレイ。
  2. 【請求項2】 コイル状導線を磁性体の内部に埋設し、
    該コイル状導線を複数組の部分ループ状導体に分割する
    ように前記磁性体を切断し、該磁性体の切断面に現われ
    た各組の複数の部分ループ状導線の両端末にそれぞれ接
    続する外部電極を前記切断面に形成したことを特徴とす
    るチップ状インダクタ・アレイの製造方法。
JP07069123A 1995-03-28 1995-03-28 チップ状インダクタ・アレイ及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3087009B2 (ja)

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