JP3086415U - 木造軸組構法における耐力フレーム - Google Patents

木造軸組構法における耐力フレーム

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JP3086415U
JP3086415U JP2001007859U JP2001007859U JP3086415U JP 3086415 U JP3086415 U JP 3086415U JP 2001007859 U JP2001007859 U JP 2001007859U JP 2001007859 U JP2001007859 U JP 2001007859U JP 3086415 U JP3086415 U JP 3086415U
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純一 永田
知希 篠ヶ瀬
典生 小宅
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三井物産ハウステクノ株式会社
株式会社 アイン企画設計
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木造軸組構法に適用される耐力フレームにお
いて、部材生産および現場作業の合理化を図り、構造検
討の過程などでの特別な配慮を不要とする。 【解決手段】 構造用集成材からなる一対の柱5、5と
横架材9、9が構造用集成材からなるトラス梁7とを組
み合わせる。これら柱5、5、トラス梁7を互いに木造
軸組構法用の接合金物で接合して耐力フレーム1を構成
する。これにより、建物本体を加工する工程の中で耐力
フレーム1を生産できるので、部材生産が合理化され
る。現場での組立作業を特別な技量を要することなく行
えるため、現場作業が合理化される。開口部の大きな間
取りに対応でき、構造計算から導き出された接合部に必
要な耐力を有する部材を市場流通部材から選定できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、木造軸組構法に適用するに好適な耐力フレームに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来、木造軸組構法においては、筋違や耐力面材といった壁で水平耐力を保有 させるものと、柱およびトラス梁からなる耐力フレームで水平耐力を保有させる ものの2種類がある。しかし、狭小間口の敷地においてビルトインガレージを設 けたり、店舗などにおいて開口部を大きくとる間取りでは、前者の木造軸組構法 だと、建設省告示第1352号に基づいて壁をバランスよく配置する必要がある ため、構造上の制約を受けることから、後者の木造軸組構法が注目されつつある 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この耐力フレームで水平耐力を保有させる木造軸組構法では次のよう な不都合があった。
【0004】 第1に、耐力フレームは、それを一体化する建物本体とは別の工程で生産され ているため、生産性が高くない。
【0005】 第2に、特殊な接合方法を用いて耐力フレームを建物本体に接合しなければな らないので、現場での組立作業に熟練を要するばかりか、工期が長引く要因とも なる。
【0006】 第3に、耐力フレームの構成部材と建物本体の構成部材との間に互換性がなく 、構造検討の過程や生産過程、現場での組立過程において特別な配慮が必要とな る。
【0007】 本考案は、このような事情に鑑み、部材生産および現場作業の合理化を図り、 構造検討の過程などでの特別な配慮を不要とする木造軸組構法における耐力フレ ームを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は、木造軸組構法における耐力フレーム(1)であって、構 造用集成材からなる一対の柱(5)と横架材(9)が構造用集成材からなるトラ ス梁(7)とを組み合わせ、これら柱、トラス梁を互いに木造軸組構法用の接合 金物(6)で接合して構成される。ここで、このトラス梁(7)を筋違(11) や面材で補剛してもよい。
【0009】 なお、括弧内の符号は図面において対応する要素を表す便宜的なものであり、 したがって、本考案は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このことは 「実用新案登録請求の範囲」の欄についても同様である。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係る木造軸組構法における耐力フレームの第1の実施形態を示 す正面図、 図2は図1に示す耐力フレームの一部を示す正面図、 図3は図1に示す耐力フレームの一部を示す斜視図、 図4は図1に示す耐力フレームの脚部を示す斜視図、 図5は図1に示す耐力フレームと建物本体との接合部を示す斜視図、 図6は本考案に係る木造軸組構法における耐力フレームの第2の実施形態を示 す正面図である。
【0011】 この耐力フレーム1は、図1に示すように、コンクリート基礎2の上に3,6 40mm(二間)間隔で立設された構造用集成材からなる一対の柱5、5を有し ており、これら柱5、5間にはトラス梁7が、図2および図3に示すように、木 造軸組構法用の複数個の接合金物6で水平に接合されている。このトラス梁7は 、構造用集成材からなる2本の横架材9、9間に所定本数の柱材10を立設し、 所定本数の筋違11で補剛した構造を有するものであり、接合金物6はすべて柱 5と横架材9に埋設された状態となっている。また、各柱5の脚部にはそれぞれ 、図3〜5に示すように、土台金物3が取り付けられており、各土台金物3には 、図2に示すように、コンクリート基礎2に埋設された複数本のアンカーボルト 4がボルト接合で締結されている。そして、図5に示すように、この耐力フレー ム1は建物本体12と木造軸組構法用の接合金物13で接合されている。
【0012】 したがって、建物本体12を加工する工程の中で耐力フレーム1を生産できる ことから、部材生産が合理化されるとともに、現場での組立作業を特別な技量を 要することなく行えるため、現場作業も合理化される結果、コストを削減するこ とが可能となる。また、柱5、5とトラス梁7とを組み合わせた耐力フレーム1 は、開口部の大きな間取りに対応できるばかりでなく、構造計算から導き出され た接合部に必要な耐力を有する部材を市場流通部材から選定して構成しうるので 、構造検討の過程や生産過程、現場での組立過程において特別な配慮が不要とな り、通常の木造軸組構法と同様に実施することができる。
【0013】 なお、上述の実施形態においては、3,640mm(二間)の間口を有する耐 力フレーム1について説明したが、これ以外の間口、例えば図6に示すように、 5,460mm(三間)の広い間口に本考案を適用することもできる。また、本 考案は木造平屋建て、木造2階建て、木造3階建てに適用することが可能である 。
【0014】 また、上述の実施形態では、トラス梁7の剛性を高めるべく筋違11を組み付 けた場合について説明したが、この筋違11に代えて、或いはこれに加えて合板 などの面材(図示せず)を柱材10の表裏両面に貼設してトラス梁7を補剛する ようにしても構わない。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、開口部の大きな間取りに対応できるの は勿論のこと、部材生産および現場作業の合理化を図り、構造検討の過程などで の特別な配慮を不要とする木造軸組構法における耐力フレームを提供することが 可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る木造軸組構法における耐力フレー
ムの第1の実施形態を示す正面図である。
【図2】図1に示す耐力フレームの一部を示す正面図で
ある。
【図3】図1に示す耐力フレームの一部を示す斜視図で
ある。
【図4】図1に示す耐力フレームの脚部を示す斜視図で
ある。
【図5】図1に示す耐力フレームと建物本体との接合部
を示す斜視図である。
【図6】本考案に係る木造軸組構法における耐力フレー
ムの第2の実施形態を示す正面図である。
【符号の説明】
1……耐力フレーム 5……柱 6……接合金物 7……トラス梁 9……横架材 11……筋違
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 篠ヶ瀬 知希 東京都中央区日本橋本町3丁目8番3号 三井物産ハウステクノ株式会社内 (72)考案者 小宅 典生 東京都千代田区神田淡路町1丁目21番7号 株式会社 アイン企画設計内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木造軸組構法における耐力フレーム
    (1)であって、 構造用集成材からなる一対の柱(5)と横架材(9)が
    構造用集成材からなるトラス梁(7)とを組み合わせ、 これら柱、トラス梁を互いに木造軸組構法用の接合金物
    (6)で接合したことを特徴とする耐力フレーム。
  2. 【請求項2】 トラス梁(7)を筋違(11)で補剛し
    たことを特徴とする請求項1に記載の耐力フレーム。
  3. 【請求項3】 トラス梁(7)を面材で補剛したことを
    特徴とする請求項1に記載の耐力フレーム。
  4. 【請求項4】 トラス梁(7)を面材で補剛したことを
    特徴とする請求項2に記載の耐力フレーム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015098768A (ja) * 2013-10-16 2015-05-28 岡部株式会社 木造用柱脚金物

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