JP3086407B2 - 映写幕装置 - Google Patents
映写幕装置Info
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- Japan
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- projection screen
- holding
- winding pipe
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- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
Description
どの各種の施設に設けられる映写幕装置に関連し、特に
この発明は、映写幕を巻き取る巻取パイプとして長尺の
ものが用いられた映写幕装置に関する。
どに設置して決められた場所で映写幕を張設する設置式
のものと、移動車などに搭載して任意の場所で映写幕を
張設する移動式のものとがある。いずれの方式のもの
も、映写幕を巻き取る長尺の巻取パイプと、この巻取パ
イプの両端をそれぞれ回動自由に支持する左右の支え軸
と、各支え軸を設置面上に保持して前記巻取パイプを水
平状態とする左右の保持具とを備えて成る。前記映写幕
の上端にはワイヤ−が接続され、このワイヤ−を巻上げ
装置により上方へ巻き上げることにより映写幕が張設さ
れる。
映写幕装置の場合、巻取パイプが10メートルにも及ぶ
長尺物であるため、巻取パイプと映写幕との荷重で巻取
パイプは中央部が垂れ下がるように変形する。この変形
により、ワイヤを巻き上げる際、巻取パイプは芯が振れ
て円滑に軸回動せず、映写幕の繰出しに支障が生じ、映
写幕の張設作業に時間と手数とを要する。また映写幕を
張設したとき、前記の変形に起因して映写幕にしわが生
じ、映写幕上の映像が歪むなどの問題もある。また張設
された映写幕を巻取パイプに巻き取る際も、巻取パイプ
が円滑に軸回動しないため、映写幕の巻取りに支障が生
じ、映写幕の巻取作業にも時間と手数とを要する。
もので、巻取パイプの変形を抑制するように巻取パイプ
の支持方法を工夫することにより、映写幕の張設作業お
よび巻取作業を円滑化し、また映写幕のしわの発生を防
止した映写幕装置を提供することを目的とする。
は、映写幕を巻き取る巻取パイプと、この巻取パイプの
両端をそれぞれ回動自由に支持する左右の支え軸と、各
支え軸を設置面上に保持して前記巻取パイプを水平状態
とする左右の保持装置とを備えて成る。各保持装置は、
支え軸を2か所で保持する2個の保持具を備えると共
に、内側位置の保持具は、外側位置の保持具より高位置
で支え軸を保持する。
して支持すると共に、内側位置の保持金具は、外側位置
の保持金具より高位置で支え軸を保持するので、巻取パ
イプは両端部で斜め上方へ押し上げるように支持され
る。このため巻取パイプの中央部の垂れ下がりが抑制さ
れ、巻取パイプの軸回動が円滑となり、映写幕の張設や
巻取りが容易に行える。また張設時、映写幕のしわの発
生が防止される。
置の全体構成を示す。図示例の映写幕装置は、舞台のよ
うな決められた場所で映写幕1を張設する設置式のもの
であるが、この発明はこれに限らず、移動車などに搭載
して任意の場所で映写幕を張設する移動式のものにも実
施できる。
取パイプ2と、この巻取パイプ2の両端をそれぞれ回動
自由に支持する左右の支え軸3,3と、各支え軸3を設
置面B上に保持して前記巻取パイプ2を水平状態とする
左右の保持装置4,4とを備えて成る。なおこの実施例
では、前記設置面Bは、図2に示すように、床面Aに設
けられた凹部Cの底面であり、不使用時には、前記凹部
Cの上面開口に蓋板Dが被せられる。
を張設すると共に、基布5の上端縁に縁棒7を装着した
構造のものである。前記縁棒7には吊下げ機構8を介し
て図示しない巻上げ装置に連繋される。前記吊下げ機構
8は、図3に示すように、巻上げ装置のワイヤー(図示
せず)が接続される支持棒9と、この支持棒9の適所に
吊り下げられる複数個の吊下げ具10と、前記映写幕1
の縁棒7に各吊下げ具10に対応して取り付けられる複
数個の引掛け具11とで構成される。
装着される取付金具12、下端に前記引掛け具11と連
結される連結リング13を備え、中間部には、ねじ軸1
4とナット15との噛合位置に応じて吊下げ具10の長
さを変更できる長さ調節機構16が設けられている。各
引掛け具11は、下端に前記映写幕1の縁棒7に装着さ
れる取付金具17、上端に前記吊下げ具10の連結リン
グ13に係脱可能なフック18を備えたもので、前記取
付金具17には、係止孔20を備えた突片19が一体形
成される。この突片19は、図2に示すように、映写幕
1を巻き取った際、前記凹部Cの側壁に設けられた止め
具Eに係止される。
な軽量な金属パイプをもって構成される。巻取パイプ2
の両端部には、図4に示すように、一対の軸受板21,
22をパイプ内孔に嵌め込んである。各軸受板21,2
2により支え軸3が軸支され、左右の支え軸3により巻
取パイプ2の両端が回動自由に支持される。また、巻取
パイプ2の両端部には、支え軸3と巻取パイプ2との間
に、巻取パイプ2を巻取方向へ付勢する復帰ばね23が
介装され、この復帰ばね23のばね力で映写幕1を巻取
パイプ2の外周面に巻き取る。
示すように、支え軸3を2か所で保持する2個の保持具
24,25より成る。外側の保持具24は支え軸3の端
部を保持し、内側の保持具25は支え軸3の長さ中央部
を保持する。図示例の各保持具24,25は、L型の金
属板26と矩形状の押え板27とで構成される。各金属
板26は、アンカボルト35により設置面Bに固定され
る水平板部28と、支え軸3を保持する垂直板部29と
を一体に備える。
直板部29の構成を示す。図示の垂直板部29は、台形
状であり、上端縁の中央部をU字状に切り欠くことによ
り、支え軸3の保持溝30が形成される。この保持溝3
0は、溝幅が支え軸3の直径より小さく設定してあり、
支え軸3の外周面の対角位置を面取りして形成された係
合面34,34を、保持溝30の溝側縁に係合すること
により、支え軸3を回動不能に保持する。
は、前記押え板27の取付位置に対応させてボルト挿通
孔31,31が形成してある。これらボルト挿通孔3
1,31には、前記押え板27を取り付けるためのボル
ト32が挿通される。押え板27は、保持溝30に係入
された支え軸3上に押し当てられ、押え板27の両端部
をボルト32およびナット33で固定することにより、
支え軸3と設置面B上の所定の高さh1に保持する。な
お前記保持溝30は、図中、一点鎖線で示すように、溝
深さを深く設定して支え軸3を保持する高さh1を自在
に調整できるよう構成してもよい。この場合、ボルト挿
通孔31は縦方向に長い長孔に形成する。
直板部29の構成を示す。この垂直板部29も台形状で
あり、上端縁の中央部をU字状に切り欠くことにより、
支え軸3の保持溝30が形成される。この保持溝30
は、溝幅が支え軸3の直径と同一に設定してあり、この
保持溝30に係入された支え軸3上に押え板27を押し
当て、押え板27の両端部をボルト32およびナット3
3で固定することにより、支え軸3を設置面B上の所定
の高さh2に保持する。この内側位置の保持具25によ
る支え軸3の保持高さh2は、外側位置の保持具24に
よる支え軸3の保持高さh1より大きく設定してあり、
従って内側位置の保持具25は、外側位置の保持具24
より高位置で支え軸3を保持することになる。なお図7
中、31はボルト32が挿通されるボルト挿通孔31,
31である。
れた移動式のものを示す。この移動車40は、着脱可能
な蓋板41を備えた箱状ケース42の下面に複数個の自
在車輪43を取り付けた構造のものであり、映写幕装置
を箱状ケース42の内部に収納して、底板上の設置面B
に設置する。
2に示すように、映写幕1が巻取パイプ2の外周面に巻
き取られた状態で、凹部C内に収納されて蓋板Dが被せ
られている。使用時には、蓋板Dを開放し、映写幕1に
装着された各引掛け具11にそれぞれ吊下げ具10を連
結しかつ支持棒9に巻上げ装置のワイヤーを接続した
後、ワイヤーを上方へ巻き上げる。これにより左右の支
え軸3により支持された巻取パイプ2が復帰ばね23の
ばね力に抗して回動して、映写幕1は上方へ繰り出され
て張設される。
個の保持具24,25で安定して支持されており、しか
も内側位置の保持具25は、外側位置の保持具24より
高位置で支え軸3を保持しているので、巻取パイプ2は
両端部で斜め上方へ押し上げるように支持されることに
なり、巻取パイプ2の中央部の垂れ下がりが抑制され
る。その結果、巻取パイプ2は芯振れを起こすことなく
円滑に軸回動し、映写幕1を容易に張設できる。また張
設時には、映写幕1のしわの発生が防止される。
ることにより、巻取パイプ2が復帰ばね23の復帰力に
より回動し、映写幕1は巻取パイプ2の外周面に巻き取
られてゆく。このとき同様に巻取パイプ2は両端部で斜
め上方へ押し上げるように支持されているので、巻取パ
イプ2の中央部の垂れ下がりが抑制される結果、巻取パ
イプ2は芯振れを起こすことなく円滑に軸回動し、映写
幕1を容易に巻き取ることができる。
端をそれぞれ回動自由に支持する左右の支え軸を、それ
ぞれ2個の保持具を用いて2か所で保持すると共に、内
側位置の保持具は、外側位置の保持具より高位置で支え
軸を保持するようにしたから、巻取パイプの中央部の垂
れ下がりが抑制されて、巻取パイプの軸回動が円滑とな
り、映写幕の張設や巻取りを容易に行うことができ、ま
た張設時には、映写幕のしわの発生を防止できるという
効果がある。
成を示す正面図である。
である。
示す一部を断面した正面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 映写幕を巻き取る巻取パイプと、この巻
取パイプの両端をそれぞれ回動自由に支持する左右の支
え軸と、各支え軸を設置面上に保持して前記巻取パイプ
を水平状態とする左右の保持装置とを備えて成り、 各保持装置は、支え軸を2か所で保持する2個の保持具
を備えると共に、内側位置の保持具は、外側位置の保持
具より高位置で支え軸を保持するようにした映写幕装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07344571A JP3086407B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 映写幕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07344571A JP3086407B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 映写幕装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09160130A JPH09160130A (ja) | 1997-06-20 |
JP3086407B2 true JP3086407B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=18370307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07344571A Expired - Lifetime JP3086407B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 映写幕装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3086407B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5790008B2 (ja) * | 2011-02-10 | 2015-10-07 | セイコーエプソン株式会社 | スクリーン装置 |
CN103543594B (zh) * | 2013-10-12 | 2015-08-05 | 南京通派光电科技有限公司 | 投影软幕装置及包含该投影软幕装置的软电子白板系统 |
-
1995
- 1995-12-04 JP JP07344571A patent/JP3086407B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09160130A (ja) | 1997-06-20 |
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