JP3650755B2 - ロールホルダー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はビニールシートあるいはビニール袋等をロール状に捲着し、これを回転自在に保持するロールホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のロールホルダーは、図9に示すように、長尺のビニールシートあるいはビニール袋等を巻回さたロール34の筒芯にロールの幅より長尺に形成されている芯棒31を挿通させ、この芯棒31の両端を枠体32のU字形掛止溝33に載置し、回転自在に係合させ、前記ビニールシートあるいはビニール袋を引き出しが可能な状態にしている。ロール34には円周面を圧接してロール34の惰性回転を防止する押さえ金35が枠体32に対してバネ36を介して圧接する方向に付勢された構成のものが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のロールホルダーは、芯棒31の両端が枠体32のU字形掛止溝33に係合されたままであるために、ロール34の回転が不安定で、係止機構が設けられていないので、芯棒31が外れやすい。このため商品陳列棚等の壁面や天井に設置することが困難であった。
【0004】
よって本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、壁面や天井に設置してもロールが外れることなく、しかもロールの装脱が容易なロールホルダーの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のロールホルダーに係る請求項1は、固定枠と、固定枠に対し回動可能に支持されて、固定枠とともにコの字形の枠を形成する可動枠と、可動枠に一端が固定され、可動枠の回動時に他端が固定枠による支持を解かれてリフトアップし、可動枠の回動復帰時に固定枠に支持される芯棒と、芯棒に取り付けられて該芯棒に保持された巻回ロールの一端を軸方向に押圧する押圧手段と、固定枠に設けられ、芯棒に保持されて軸方向に押圧された巻回ロールの他端を円滑に支持する滑り台と、固定枠に設けられ、芯棒に保持された巻回ロールの外周をばねの弾発力を利用して押さえる惰性回転防止手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
請求項1によれば、固定枠に対し可動棒が回動可能に取り付けられ、この可動枠に芯棒の一端が固定されているので、可動枠を回動して芯棒の他端をリフトアップすることが可能となる。これにより芯棒にロールを装着することが容易になる。また固定枠のうち可動枠に対向する芯棒支持板に芯棒の他端を係止し、また係止を開放する係止手段を設けたことにより使用中に芯棒が芯棒支持板から外れる惧れがなくなる。これにより、例えばロールホルダーを壁面又は天井の下面等に設置することが可能となる。また、滑り台は押圧手段により押された巻回ロールの端面を、磨耗、損傷しないように円滑に支持する。さらに、惰性回転防止手段はバネの弾発力を利用して巻回ロールの外周を押圧するため、これが巻回ロールの下方に設けられても、巻回ロールの回転ブレーキとして確実に機能する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1から図8は本発明の実施の形態に係り、図1はロールホルダーの全体を示す斜視図、図2は固定枠と可動枠の連結部を示す上面図、図3は可動枠に対する芯棒の取付構造と可動枠の挙動を示す正面図、図4は固定枠の芯棒支持構造を示す側面図、図5は同上面図、図6から8はロールホルダーの設置例を示す図である。
【0008】
本発明のロールホルダーは、巻回ロール1を回転自在に保持する芯棒2と、芯棒2の一端を固定して回動することにより芯棒2の他端をリフトアップする可動枠3と、該可動枠3が回動可能に連結されかつ芯棒2の他端を係脱自在に支持する固定枠4と、該固定枠4の支持部5から芯棒2が外れないように係止しまたは係止を開放する係止手段と、ロール1の一端を軸方向に押圧する押圧手段と、ロール1の円周面を圧接する惰性回転防止手段とを備えたものである。
【0009】
固定枠4はL形に形成され、L形の固定枠4の端部に、図2に示すように連結ボルト8を介して可動枠3が回動自在に連結されている。そして固定枠4と可動枠3とは全体としてコの字形の枠体をなす。なお可動枠3の固定枠4と重なる部位には位置決め突起3aが形成されており、この突起3aが固定枠4の対応する位置に形成された位置決め凹部4aに係合するように可動枠3が回動停止されたとき、前記コの字形が保たれるようになっている。
【0010】
芯棒2をリフトアップして可動枠3を回動させ、突起3aを凹部4aから脱出させて固定枠4の側面に摺動するように移動させることにより、そのリフトアップ状態が維持される。これによりロール1の芯棒2への装填が可能となる。一方、装填後はロール1の重量により芯棒2は自動的に所定の位置(図1および図3の実線の位置)にセットされる。
【0011】
可動枠3は、図3に示すようにL形の固定枠4の芯棒支持板部11と対向する芯棒固定板部9に芯棒2の一端が当接され、かつこの芯棒固定板部9を挟み込んで外側からボルト10がネジこまれることで、固定されている。従ってこの状態で連結ボルト8を中心に可動枠3を回動することにより芯棒2の他端が2点鎖線にて示すように斜め上方にリフトアップされるようになっている。
【0012】
固定枠4は、図4に示すように可動枠3の芯棒固定板部9と対向する芯棒支持板部11の上縁に芯棒2の他端部を支持するU字形支持溝12が形成されている。更にU字形支持溝12付近の芯棒支持板部11にはU字形支持溝12内に支持された芯棒2の抜け止めをする係止手段としてストッパー6がネジ軸13を中芯に回動自在に設けられている。このストッパー6は先端に係止突起14が形成されており、水平方向に回動した位置で係止突起14により芯棒2を係止してU字形支持溝12から外れることを防止している。また、ストッパー6が垂直方向に回動した位置では係止突起14が下方の位置に移動することにより係止が開放され、芯棒がU字形支持溝12から上方に離脱可能となる。
【0013】
またストッパー6の後端上部には固定枠4の外側に向けてハンドル15が曲折形成されており、このハンドル15は手操作にてストッパー6の回動を容易にすると共に固定枠4の上縁に当接してストッパー6の水平位置を保って芯棒2の係止を保つ役をなしている。
【0014】
また図3示すように可動枠3に固定した芯棒2の基端部にはロール1の端面を軸方向、即ち芯棒支持板部11側に押圧する押圧手段としてコイルバネ16及び座金17が嵌着されている。そして固定枠4の芯棒支持板部11内面には押圧手段にて押圧されたロール1の他端の摺動を容易にする滑り台18が設けられている。
【0015】
更に、芯棒2の他端の端面側にはネジ孔が設けられ、図3及び図5に示すようにネジ軸19がネジ固定されている。このネジ軸19の軸部にはスリーブ20が嵌合されており、スリーブ20により芯棒2の端面とネジ軸19の頭部との間隔が保たれ、この部分がU字形支持溝12に支持されている。
【0016】
一方、固定枠4の長板部7の内側には、ロール1の円周面に圧接してロール1の空回りを阻止する惰性回転防止手段としての、押さえ金21が設けられ、これが捩りコイルバネ22によってロール1の円周面を圧接する方向に付勢されている。
【0017】
更に、底面7にはロールホルダーを、例えば壁面等に設置するための複数の取付穴23が設けられている。
【0018】
以上述べたロールホルダーは、使用に際して、先ずストッパー6を垂直方向に回動して固定枠4側に支持された芯棒2の端部の係止を解除する。更に可動枠3を回動して芯棒2の開放端を斜め上方にリフトアップし、芯棒2にロール1を保持させる。
【0019】
次にロール1を可動枠3側に押圧し、かつ押さえ金21を押し開きつつ芯棒2の開放端を固定枠4のU字形支持溝12内に押し込む。これにより芯棒2の開放端は固定枠4のU字形支持溝12内に支持されるので、この状態でストッパー6を水平に倒すことによりストッパー6の係止突起14がU字形支持溝12の開口部を塞ぎ、芯棒2が係止されて外れなくなる。これにてロール1の装着が完了し使用可能な状態となる。
【0020】
この構成のロールホルダーは、前述した通り、芯棒2がストッパー6にて係止され脱落防止されているので、例えば図6に示すように、スタンド24の片面又は両面に固定することができる。また、図7に示すように、壁面25又は図8に示すように、天板26の下面に固定してもロールが脱落することがない。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、固定枠4に可動枠が回動可能に連結され、更に可動枠に芯棒の一端が固定されているので、可動枠を回動することにより芯棒の他端をリフトアップすることができ、ロールの装着が容易になる。
【0022】
またロールを装着した芯棒の開放端は固定枠の支持部に支持され、かつ係止手段にて係止して抜け止めすることが可能であるので使用中に芯棒が支持部から外れる恐れがない。これによりロールホルダーを壁面又は天板の下面等に設置することが可能となる。
【0023】
更にロールは押圧手段にて軸方向に押圧され、更に惰性回転防止手段のコイルバネにて円周面が圧接されているので安定した状態でロールを回転させながら引き出したビニールの袋等を適切な長さにて切断することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態係るロールホルダーの全体を示す斜視図。
【図2】固定枠と可動枠の連結部を示す上面図。
【図3】可動枠に対する芯棒の取付構造と可動枠の挙動を示す正面図。
【図4】固定枠に対する芯棒支持構造を示す側面図。
【図5】同上面図。
【図6】ロールホルダーの設置例を示す図。
【図7】ロールホルダーの設置例を示す図。
【図8】ロールホルダーの設置例を示す図。
【図9】従来のロールホルダーの説明図。
【符号の説明】
1…ロール 2…芯棒
3…可動枠 4…固定枠
5…支持部 6…ストッパー
7…L形の底面 8…連結ボルト
9…可動枠側の平行面 10…ボルト
11…固定枠側の平行面 12…U字形支持溝
13…ネジ軸 14…係止突起
15…ハンドル 16…コイルバネ
17…座金 18…滑り台
20…スリーブ 21…押さえ金
22…捩りコイルバネ 23…取付穴
24…スタンド 25…座面
26…天板
Claims (1)
- 固定枠と、固定枠に対し回動可能に支持されて、固定枠とともにコの字形の枠を形成する可動枠と、可動枠に一端が固定され、可動枠の回動時に他端が固定枠による支持を解かれてリフトアップし、可動枠の回動復帰時に固定枠に支持される芯棒と、芯棒に取り付けられて該芯棒に保持された巻回ロールの一端を軸方向に押圧する押圧手段と、固定枠に設けられ、芯棒に保持されて軸方向に押圧された巻回ロールの他端を円滑に支持する滑り台と、固定枠に設けられ、芯棒に保持された巻回ロールの外周をばねの弾発力を利用して押さえる惰性回転防止手段とを備えたことを特徴とするロールホルダー。
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JP2002029257A JP3650755B2 (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | ロールホルダー |
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JP2002029257A JP3650755B2 (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | ロールホルダー |
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JP5356671B2 (ja) * | 2007-11-29 | 2013-12-04 | 株式会社TanaーX | ロールペーパー収納箱 |
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2002
- 2002-02-06 JP JP2002029257A patent/JP3650755B2/ja not_active Expired - Fee Related
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