JP2584487Y2 - 投影スクリーン装置 - Google Patents

投影スクリーン装置

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JP2584487Y2
JP2584487Y2 JP1992053812U JP5381292U JP2584487Y2 JP 2584487 Y2 JP2584487 Y2 JP 2584487Y2 JP 1992053812 U JP1992053812 U JP 1992053812U JP 5381292 U JP5381292 U JP 5381292U JP 2584487 Y2 JP2584487 Y2 JP 2584487Y2
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stand
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base plate
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Inventor
東次 菊地
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株式会社キクチ科学研究所
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  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ビデオ・プロジェク
タ、映写機、スライド・プロジェクタ等の投影スクリー
ン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時は、家庭へのビデオ・プロジェクタ
の普及が著しい。この場合、家庭の居間等の比較的に狭
い場所で使用するのに簡便なポータブルタイプの投影ス
クリーン装置として三脚スタンドにスクリーンを吊り下
げて支持させる三脚スタンド式が利用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】三脚スタンド式の投
影スクリーン装置は簡便で手軽であるが、安定のために
大きく開脚させた三脚はかなりの広がり面積があるの
で、壁ぎわにできるだけ寄せて立ててもスクリーン背面
と壁面との間に40〜50cmのデッドスペースが生じ
る。狭い居間等ではスクリーンはできるだけ壁面に寄せ
たいので上記の大きなデッドスペースができることは好
ましくない。またスクリーンが揺らぎやすい。
【0004】そこで本考案は、スクリーンを壁面に十分
に寄せてデッドスペースを少なくした状態で展張状態に
させることができ、揺らぎにくく、しかも、簡単な構造
で、低コストに量産できる、家庭の居間等の比較的に狭
い場所で使用するのに適切なポータブルタイプの投影ス
クリーン装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【0006】本考案は下記の構成を特徴とする投影スク
リーン装置である。装置正面からみて左右方向に横長の
装置台板(1)と、この装置台板上に着脱自在に配設さ
れ、内部に、スクリーン巻き込み方向に回転付勢された
スクリーン巻き込み軸(4)と、この軸に巻き込まれ、
この軸のスクリーン巻き込み付勢力に抗して引き出され
る柔軟可撓性のスクリーン(5)を有するスクリーンプ
ロテクタ(3)と、装置台板(1)の長手略中央部位置
に着脱自在に立設され、上端部にスクリーン上辺長手中
央部の吊下金具(7)を引っ掛けるフック部(8d)を
有するスクリーンスタンド(8)とを有し、前記スクリ
ーンスタンド(8)は、パイプ主柱(8a)と、このパ
イプ主柱に差し込まれてパイプ主柱に対し引き出し・押
し込み自在で、上端部に前記フック部(8d)を有する
の中支柱(8b)からなる伸縮式であり、パイプ主柱
(8a)には、外形がパイプ主柱(8a)の横断面内形
よりも小さ目で、中支柱(8b)の横断面外形よりも大
きめの穴形を具備させた輪板部(82)を設けたストッ
プレバー(81)が、輪板部(82)をパイプ主柱(8
a)内に嵌入させ、レバー部をパイプ主柱(8a)の外
側にしてレバー部と輪板部との連設首部(81a)を中
心に上下揺動自由に設けられており、中支柱(8b)は
このストップレバー(81)の輪板部(82)の穴形内
を通してパイプ主柱(8a)内に差し込まれており、ス
トップレバー(81)はばね部材(84)により輪板部
(82)が水平に対して傾斜する方向に常時回動付勢さ
れてこの輪板部(82)の傾斜による穴形エッジ部の中
支柱壁面に対する押し当たり力で中支柱のパイプ主柱
(8a)に対する掛止がなされ、ストップレバー(8
1)がばね部材(84)の付勢力に抗して輪板部(8
2)が水平となる方向に回動されることで中支柱のパイ
プ主柱(8a)に対する掛止が解除されることを特徴と
する投影スクリーン装置。 〈作 用〉 装置の保管時は、スクリーン(5)はスクリーンプロテ
クタ(3)内に巻き込ませて収納状態にさせ、スクリー
ンスタンド(8)は装置台板(1)から外すことで、ス
クリーンプロテクタ(3)付の台板(1)と、外したス
クリーンスタンド(8)とを適当な場所に寝せて或は立
て掛けてコンパクトに格納保管することができる。
【0007】使用時は、装置台板(1)を居間等の壁ぎ
わに寄せて床上に据え置き、スクリーンスタンド(8)
を装置台板(1)上に立てる。
【0008】ストップレバー(81)を操作してスクリ
ーンスタンド(8)の高さ寸法、即ちパイプ主柱(8
a)からの中支柱(8b)の引き出し長さを所望に調節
する。
【0009】スクリーンプロテクタ(3)内からスクリ
ーン(5)を、スクリーン巻き込み軸(4)のスクリー
ン巻き込み付勢力に抗して引き出してスクリーン吊下金
具(7)をスクリーンスタンド(8)の中支柱(8b)
の上端部のフック部(8d)に引っ掛ける。これにより
スクリーン(5)が使用状態である展張状態に保持され
る。従って使用時の組み立て操作も簡便である。
【0010】装置台板(1)は比較的幅狭のものにして
も、この上に比較的重量のあるスクリーンプロテクタ
(3)が取り付けられていてスクリーン展張状態時も装
置の重心が低いので装置の起立状態は安定に保持され
る。
【0011】そこで装置台板(1)の幅を比較的狭いも
のにし、該装置台板(1)を壁ぎわにできるだけ寄せて
スクリーン(5)を展張状態にすることで、従来の三脚
スタンド式の場合よりもデッドスペースを格段に小さく
することができる。
【0012】スクリーンスタンド(8)の起立状態は、
スクリーンスタンドの下端部を装置台板側の比較的に浅
い穴に差し込んだ程度の簡単なものでも、スクリーンス
タンド上端フック部(8d)にスクリーン吊下金具
(7)を引っ掛けた状態においては巻き込み軸(4)に
よるスクリーン(5)の下方への引っ張り力によってス
クリーンスタンド(8)に装置台板(1)に対する押し
つけ力が作用して実際上ぐらつきなく安定に起立状態が
保持される。
【0013】そして、展張状態のスクリーン(5)には
軸(4)のスクリーン巻き込み付勢力でスクリーン下辺
側の該軸(4)と上辺側のハートパイプ(6)との間に
かなり強い張力が作用しているから展張状態のスクリー
ン(5)に揺らぎを生じにくい。
【0014】使用後は上記とは逆の手順で、スクリーン
吊下金具(7)をスクリーンスタンド(8)の中支柱
(8b)の上端部のフック(8d)から外してスクリー
ン(5)をスクリーンプロテクタ(3)内に巻き込ませ
て格納させ、スクリーンスタンド(8)を装置台板から
外す。スクリーンスタンド(8)はその長さ寸法を縮め
操作する。従って使用後の装置の格納操作も簡便であ
る。
【0015】装置台板(1)にスタンド・キャッチャ
(14)を設け、装置保管時は、外したスクリーンスタ
ンド(8)をスクリーンプロテクタ(3)と略並行に寝
せて該キャッチャ(14)に挟み込ませて装置台板
(1)に対して保持させることにより、装置台板(1)
から取り外したスクリーンスタンド(8)を散逸してし
まうことが防止される。装置は、装置台板(1)と、ス
クリーン(5)を巻き込み格納させたスクリーンプロテ
クタ(3)と、着脱自在のスクリーンスタンド(8)と
からなる全体に簡単な構造で、低コストに量産できる。
【0016】また伸縮式スクリーンスタンド(8)のパ
イプ主柱(8a)に対する中支柱(8b)の前記のよう
なストッパ機構によれば、 .ストップレバー(81)がばね部材(84)に抗し
て押されない限り、該ストップレバー(81)がばね部
材(84)により輪板部(82)が水平に対して傾斜す
る方向に常時回動付勢されていることで輪板部(82)
の傾斜による穴形エッジ部の中支柱壁面に対する押し当
たり力で中支柱(8b)のパイプ主柱(8a)に対する
掛止がなされており、中支柱(8b)のパイプ主柱(8
a)からの引き出し位置が安定に保たれる。 .中支柱(8b)にパイプ主柱(8a)内への押し込
み荷重が作用しても、その中支柱(8b)の押し込み方
向は輪板部(82)を傾斜させる方向であるので、輪板
部(82)の傾斜による穴形エッジ部の中支柱壁面に対
する押し当たり力が増強されて、中支柱(8b)のパイ
プ主柱(8a)からの引き出し位置は安定に保たれる。 .ストップレバー(81)をばね部材(84)の付勢
力に抗して輪板部(82)が水平となる方向に回動する
ことで、輪板部(82)の傾斜による穴形エッジ部の中
支柱壁面に対する押し当たり力がなくなり、中支柱(8
b)のパイプ主柱(8a)に対する掛止が解除されて、
中支柱(8b)をパイプ主柱(8a)に対して自由に無
段階に引き出し・押し込み操作してスクリーンスタンド
(8)全体の長さを無段階に調節することができ、スト
ップレバー(81)から手を離すことで該ストップレバ
ー(81)がばね部材(84)で戻り回動して中支柱
(8a)のパイプ主柱(8a)に対する掛止がなされて
中支柱(8b)のパイプ主柱(8a)からの引き出し位
置が安定に保たれる。即ち、伸縮式スクリーンスタンド
(8)の主柱(8a)に対する中支柱(8b)の掛止・
掛止解除をワンタッチ式・無段階調節式に行なうことが
できる。
【0017】
【実施例】図1は本考案に従う投影スクリーン装置の分
解斜視図、図2の(a)はスクリーン立設時の斜視図、
(b)・(c)はそれぞれスタンドスクリーン展張状態
時(スクリーン使用時)のスクリーンの背面側と正面側
からみた斜視図、図3・図4はそれぞれ要部の拡大横断
面図である。
【0018】1は装置正面からみて左右方向横長H形の
板金製の装置台板である。本実施例の該台板1は、長さ
L約1m、幅W約15cm、両端のH形たて片部1a・
1aの長さLa約23cm・幅Wa約5cm、厚さD
(図3)約2cmのものである。
【0019】2a・2b,2a・2bはそれぞれ上記装
置台板1の左右両端部の上面に前後に対向させて設け
た、プロテクタ・キャッチャとプロテクタ押えである。
プロテクタ・キャッチャ2a・2aはそれぞれ台板1に
固定した定置部材であり、プロテクタ押え2b・2bは
それぞれ前後方向長孔2cと締めネジ2dにより前後方
向に可動で、締めネジ2dで固定することができる。
【0020】3はスクリーンプロテクタである。このス
クリーンプロテクタ3はスクリーンを巻き込み内蔵させ
た左右方向横長のスクリーン格納箱であり、該箱内の左
右両端側軸受け3a・3a(図1)間にスクリーン巻き
込み軸4(図3・図4)を軸受け支持させ、不図示の付
勢バネ機構で該軸4をスクリーン巻き込み方向に付勢回
転させ、該軸に柔軟可撓性のスクリーン5の下辺を係止
させてある。
【0021】スクリーン5は自由状態においてスクリー
ン上辺側に設けたハートパイプ(横竿、横木)6がプロ
テクタ3の細幅のスクリーン出入口部3bに引っ掛かっ
て受け止められた状態になるまで巻き込まれてプロテク
タ3内に格納された状態に保持される(図3)。
【0022】ハートパイプ6は例えば鉄ホーニングの丸
パイプであり、本実施例のものはしなりを防止するため
にこの丸パイプ6の外側に補給用鞘部材(弓金具)6a
を外嵌してある。またハートパイプ6の長手方向の略中
央部には吊下金具7を取り付けてある。
【0023】前記装置台板1の左右部の各プロテクタ押
え2bの締めネジ2dを緩めてプロテクタ押え2bを移
動してプロテクタ・キャッチャ2a・2aと間を広げ、
その左右部のプロテクタ・キャッチャ2aとプロテクタ
押え2bとの間に上記のスクリーンプロテクタ3を嵌め
入れ、その長手中央部が装置台板1の長手中央部に略一
致するように左右方向の位置を調整して各プロテクタ押
え2bをプロテクタ・キャッチャ2aとの間にプロテク
タ3を挟み込むように移動させて締めネジ2dを締める
ことにより装置台板1にプロテクタ3を取り付け保持さ
せる。
【0024】8はスクリーンスタンドである。本実施例
では角パイプ材製の主柱8aと、この主柱内に引き出し
・押し込み自在の差し込んだ角材製の中支柱8bとから
なる伸縮式(入子式、テレスコピック式)のものであ
る。
【0025】このスクリーンスタンド8は、前記装置台
板1の長手方向の略中央部であって、該装置台板1に取
り付けたスクリーンプロテクタ3から外れた上面部位置
に、主柱8aの横断面外形と略同じ形状に形成した差し
込み角穴9に主柱8aの下端部を差し込んで装置台板1
上に立てられる。また逆に抜くことにより外すことがで
きる。8cは中支柱ストッパ、8dは中支柱8bの上端
部に前方に突き出させて設けたスクリーン吊下金具引っ
掛け用フックである。
【0026】図5〜図7により本実施例装置におけるス
クリーンスタンド8の主柱8aに対する中支柱8bのス
トッパ機構を説明する。図5において、81はストップ
レバーであり、このストップレバー81は図7の斜視図
に示したように、レバー先端側に四角形の輪板82を一
体に形成してある。この輪板82の外形は角パイプ材製
の主柱8aの横断面内形よりもやや小さ目であり、内形
(穴形)は角材製の中支柱8bの横断面外形よりも大き
めとしてある。
【0027】このストップレバー81は主柱8aの上端
部の一側面に形成した切り欠き穴部8dにレバー部81
と輪板部82との連設首部81aを落とし込み、輪板部
82内に嵌入させ、レバー部81を主柱8aの外側にし
て係合させてある。中支柱8bは輪板82内を通して主
柱8a内に差し込まれている。86は支柱8aの上端部
に嵌着してねじ83によりねじ止めしたキャップ部材で
ある。このキャップ部材86によりストップレバー81
のレバー部と輪板部の連設首部81aが上から押えられ
て外れ止めされ、ストップレバー81はこの連設首部8
1aを中心に揺動自由である。
【0028】84は主柱8aの壁面に形成したスリット
孔から支柱8a内に先端側を指し込んだ板ばねであり、
主柱8a内の中支柱8bの側面とレバー81の裏面間に
突張っている。
【0029】この板ばね84の突張り力によりストップ
レバー81は連設首部81aを中心に図5上反時計方向
に常時回動付勢されている。これにより輪板82が図5
のように左下りに傾き、内形の前辺エッジ部と後辺エッ
ジ部が中支柱8bの前壁面部と後壁面部とに押し当た
る。その押し当たり摩擦力で中支柱8bの主柱8a内へ
のずり下がりが阻止される。中支柱8bに大きな押し下
げ負荷が加わっても、その負荷の方向は輪板82を更に
左下がりに傾かせる方向であるので、輪板82の内形の
前辺エッジ部と後辺エッジ部の中支柱8bの前壁面部と
後壁面部に対する押し当たり力が大きくなって中支柱8
bの主柱8a内へのずり下がりは安定に阻止される。
【0030】図5の中支柱ストップ状態においてストッ
プレバー81を板ばね84に抗して図6のように押して
輪板82の先端がストッパねじ85に受け止められるま
で連設首部81aを中心に時計方向に回動させると、こ
の状態では輪板82が略水平姿勢になって輪板82の内
形の前辺エッジ部と後辺エッジ部の中支柱8bの前壁面
部と後壁面部に対する押し当たりがなくなるので中支柱
8bのストップ状態が解除される。従って、中支柱8b
の主柱8a内からの引き出し操作、押し込み操作が自由
となる。
【0031】中支柱8bを主柱8aから適当長さ引き出
してストップレバー81から手をはなせば図5で説明し
た原理で中支柱8bにストップがかかるから、中支柱8
bの主柱8aからの引き出し量、即ちスタンド8の高さ
を無段階に調節することができる。
【0032】スクリーンプロテクタ3は通常は前記のよ
うに装置台板1に対してプロテクタ・キャッチャ2a・
2aとプロテクタ押え2b・2bとにより取り付けられ
た状態のままにされる。装置の保管時は、スクリーン5
はプロテクタ3内に巻き込ませて収納状態にさせ、スタ
ンド8は装置台板1の差し込み角穴9から抜き外し、中
支柱8bは主柱8a内に押し込んでスタンド長さを短く
することで、プロテクタ3付の台板1と、外したスタン
ド8とを適当な場所に寝せて或は立て掛けてコンパクト
に格納保管することができる。
【0033】使用時は、装置台板1を居間等の壁ぎわに
寄せて床上に据え置き、スタンド8をその主柱8aの下
端部を装置台板1の前記角穴9に差し込んで装置台板1
上に立てる。この場合、スタンド8はスクリーン吊下金
具引っ掛け用フック8dが前方に向くように立てる。主
柱8a内から中支柱8bを引き出してスタンド8の高さ
を所望に設定する。
【0034】スクリーンプロテクタ3内からスクリーン
5を、ハートパイプ6或はスクリーン吊下金具7を持て
スクリーン巻き込み軸4のスクリーン巻き込み付勢力に
抗して上方へ引き出し、スクリーン吊下金具7をスタン
ド中支柱上端部のフック8dの切り欠き部8eに引っ掛
ける。これによりスクリーン5が図2の(b)や(c)
のように使用状態である展張状態に保持される。従って
使用時の組み立て操作も簡便である。
【0035】装置台板1は比較的幅狭のものにしても、
この上に比較的重量のあるスクリーンプロテクタ3が取
り付けられていてスクリーン展張状態時も装置の重心が
低いので装置の起立状態は安定に保持される(図2の
(b)・(c))。
【0036】そして上記のように装置台板1の幅を比較
的狭くしてもスクリーン展張状態時も装置の起立状態が
安定に保持されるから、装置台板1の幅を比較的狭いも
のにし、該装置台板1を壁ぎわにできるだけ寄せてスク
リーン5を展張状態にすることで、スクリーン背面と壁
面との間のデッドスペースα(図4)をかなり小さくす
ることができる。
【0037】本実施例装置の場合はそのデッドスペース
αを18cm程度にすることができ、三脚スタンド式の
場合よりもデッドスペースを格段に小さくすることがで
きる。従って狭い居間等で使用する投影スクリーン装置
として有効適切である。
【0038】スタンド8の起立状態は、スタンドの下端
部を装置台板1側の比較的に浅い穴9に差し込んだ程度
の簡単なものでも、フック8dにスクリーン吊下金具7
を引っ掛けた状態においては巻き込み軸4によるスクリ
ーン5の下方への引っ張り力によってスタンド8に装置
台板1に対する押しつけ力が作用して実際上ぐらつきな
く安定に起立状態が保持される。
【0039】そして、展張状態のスクリーン5には軸4
のスクリーン巻き込み付勢力でスクリーン下辺側の該軸
4と上辺側のハートパイプ6との間にかなり強い張力が
作用しているから展張状態のスクリーン5に揺らぎを生
じにくい。
【0040】使用後は上記とは逆の手順で、スクリーン
吊下金具7をスタンド中支柱上端部のフック8dから外
してスクリーン5をプロテクタ3内に巻き込ませて格納
させ、スタンドの中支柱8bを主柱8a内に押し込んで
スタンド長さを短くし、スタンド8を装置台板1の差し
込み角穴9から抜き外す。従って使用後の装置の格納操
作も簡便である。
【0041】装置使用時において、スタンド8の起立状
態をより安定化させるために、図8のように装置台板1
にスタンド8の下端部を差し込む、高さを比較的に高く
したスタンド下端部差し込み筒部材12を具備させる、
更には該筒部材12とこれに差し込んだスタンド下端部
とを締結するネジ部材13を具備させても良い。
【0042】装置格納時において、図9のように装置台
板1の左右両端部にスタンド・キャッチャ14・14を
設け、上記外したスタンド8をスクリーンプロテクタ3
と略並行に寝せて両端部を上記キャッチャ14・14間
に挟み込ませて装置台板1に対して保持させ付属させる
ことにより、装置台板1から取り外したスタンド8を散
逸してしまうことを防止できる。
【0043】図10・図11は、スタンド8の中支柱8
bの上端部に設けた前記の固定のスクリーン吊下金具引
っ掛け用フック8dを第1のフックとしたとき、このフ
ック8dとは別に、該フック8dの下位に第2のフック
15(傾斜金具)を軸16を中心に回動自由に設けたも
のである。
【0044】この第2のフック15は第1のフック8d
よりも長さが長く、その長手に沿って間隔をおいて複数
個、本例では3つの切り欠き部15a・15b・15c
を形成してある。
【0045】そして、この可動の第2のフック15を図
10の2点鎖線示ように第1のフック7と同じ前方方向
に略水平に回動して第2のフック15に設けた吊り環1
5dを第1のフック8dの切り欠き部8eに引っ掛ける
ことにより、該第2のフック15を略水平の回動角姿勢
に保持させる。この第2のフック15の切り欠き部15
a・15b・15cのいずれかにスクリーン5の吊下金
具7を引っ掛けてスクリーン5を展張状態にする。この
場合、スクリーン吊下金具7を引っ掛ける第2のフック
15の切り欠き部15a・15b・15cの位置を選択
することにより、図11のように展張スクリーン5の前
傾角を適当に調整することができる。
【0046】本実施例の投影スクリーン装置は装置台板
1の左右部の各プロテクタ押え2bの締めネジ2dを緩
めてプロテクタ押え2bを移動してプロテクタ・キャッ
チャ2a・2aと間を広げてスクリーンプロテクタ3を
装置台板1から外すことができ、この外したプロテクタ
3を、図12のようにその両端部に設けた吊り環3c・
3cを壁面や天井部に設けたフックに引っ掛けて吊し、
スクリーン5を引き下げることにより吊り下げ式スクリ
ーン装置として使用することもできる。
【0047】
【考案の効果】以上のように本考案の投影スクリーン装
置は、スクリーンを壁面に十分に寄せてデッドスペース
を少なくした状態で展張状態にさせることができ、揺ら
ぎにくく、スタンドの高さを無段階に調節することがで
き、しかも、簡便な構造で、低コストに量産できるもの
であり、家庭の居間等の比較的に狭い場所で使用するの
に適切なポータブルタイプの投影スクリーン装置として
有効適切である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例装置の分解斜視図
【図2】 (a)はスクリーンスタンド立設時の斜視
図、(b)・(c)はそれぞれスクリーン展張状態時
(使用時)のスクリーンの背面側と正面側とからみた斜
視図
【図3】 要部の拡大横断面図
【図4】 要部の拡大横断面図
【図5】 スタンドの中支柱ストップ機構のストップ状
態時の図
【図6】 スタンドの中支柱ストップ機構のストップ解
除状態時の図
【図7】 ストップレバーの斜視図
【図8】 スタンド立設部の他の例の斜視図
【図9】 装置格納形態の他の例の斜視図
【図10】 第2のフックを具備させた中支柱の部分図
【図11】 第2のフックの使用時の図
【図12】 スクリーンプロテクタを吊下げ式で使用し
た状態の斜視図
【符号の説明】
1 装置台板 3 スクリーンプロテクタ 4 スクリーン巻き込み軸 5 スクリーン 7 スクリーン吊下金具 8 スクリーンスタンド 8a パイプ主柱 8b 中支柱 8d フック部 81 ストップレバー 81a 連設首部 82 輪板部 84 ばね部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置正面からみて左右方向に横長の装置
    台板(1)と、 この装置台板上に着脱自在に配設され、内部に、スクリ
    ーン巻き込み方向に回転付勢されたスクリーン巻き込み
    (4)と、この軸に巻き込まれ、この軸のスクリーン
    巻き込み付勢力に抗して引き出される柔軟可撓性のスク
    リーン(5)を有するスクリーンプロテクタ(3)と、 装置台板(1)の長手略中央部位置に着脱自在に立設さ
    れ、上端部にスクリーン上辺長手中央部の吊下金具
    (7)を引っ掛けるフック部(8d)を有するスクリー
    ンスタンド(8)を有し、 前記スクリーンスタンド(8)は、パイプ主柱(8a)
    と、このパイプ主柱に差し込まれてパイプ主柱に対し引
    き出し・押し込み自在で、上端部に前記フック部(8
    d)を有するの中支柱(8b)からなる伸縮式であり、 パイプ主柱(8a)には、外形がパイプ主柱(8a)の
    横断面内形よりも小さ目で、中支柱(8b)の横断面外
    形よりも大きめの穴形を具備させた輪板部(82)を設
    けたストップレバー(81)が、輪板部(82)をパイ
    プ主柱(8a)内に嵌入させ、レバー部をパイプ主柱
    (8a)の外側にしてレバー部と輪板部との連設首部
    (81a)を中心に上下揺動自由に設けられており、 中支柱(8b)はこのストップレバー(81)の輪板部
    (82)の穴形内を通してパイプ主柱(8a)内に差し
    込まれており、 ストップレバー(81)はばね部材(84)により輪板
    部(82)が水平に対して傾斜する方向に常時回動付勢
    されてこの輪板部(82)の傾斜による穴形エッジ部の
    中支柱壁面に対する押し当たり力で中支柱のパイプ主柱
    (8a)に対する掛止がなされ、ストップレバー(8
    1)がばね部材(84)の付勢力に抗して輪板部(8
    2)が水平となる方向に回動されることで中支柱のパイ
    プ主柱(8a)に対する掛止が解除される ことを特徴と
    する投影スクリーン装置。
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