JP3002103B2 - 可搬式スクリーン - Google Patents

可搬式スクリーン

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JP3002103B2
JP3002103B2 JP6277746A JP27774694A JP3002103B2 JP 3002103 B2 JP3002103 B2 JP 3002103B2 JP 6277746 A JP6277746 A JP 6277746A JP 27774694 A JP27774694 A JP 27774694A JP 3002103 B2 JP3002103 B2 JP 3002103B2
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screen film
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Casio Computer Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/74Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/54Accessories
    • G03B21/56Projection screens
    • G03B21/58Projection screens collapsible, e.g. foldable; of variable area

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロジェクションTV
あるいはプロジェクタによる表示像を拡大投影するスク
リーンに関し、特に可搬式スクリーン関する。
【0002】
【従来の技術】プロジェクションTVを含むプロジェク
タからの画像は一般に、反射型スクリーンあるいは透過
型スクリーンに拡大投影されて表示される。
【0003】反射型スクリーンのうち、天井あるいは壁
面に取り付けて使用されるものは、一般に収納ケースに
収容されたスクリーンフィルムを、必要に応じ、電動あ
るいは手動により下降して使用していた。また、掛図式
スクリーンあるいは三脚スタンド式スクリーンは、所定
の場所に吊り下げるか床置きにして使用していた。
【0004】さらに、ローラに巻回されたスクリーンフ
ィルムを収納ケースに収納した可搬式スクリーンも提案
されており、任意の場所に収納ケースを設置し、例え
ば、パンタグラフによりスプリングの付勢力を利用して
スクリーンフィルムを上昇させて使用していた。
【0005】一方、透過型スクリーンの場合、従来80
インチ以上の業務用スクリーンしかなく、一般に床置き
にして使用するものが多く、使用しない時でも床置きに
した状態で収納する必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】天井あるいは壁面に取
り付けて使用するものは持ち運びが不可能で、設置場所
以外の任意の場所で使用することができず、床置き式ス
クリーンは設置場所に制約があり、持ち運びに不便で、
一般家庭等狭い場所で使用するには無理があった。ま
た、掛図式スクリーンは持ち運びは容易ではあるが、フ
ック、ハンガー等吊り下げる部材を必要とし、やはり設
置場所に制約がある。
【0007】収納ケースに収納した可搬式スクリーン
は、持ち運びには便利であるが、従来重量があり高価
で、かつ、パンタグラフによりスクリーンフィルムを昇
降するものでは、パンタグラフがスクリーンフィルムの
ほぼ中央を垂直方向に横切る構成となっているため、反
射型スクリーンに限定されていた。
【0008】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、軽量かつ収納、持ち
運びに非常に便利で、任意の場所に設置することがで
き、反射型スクリーンとしても、透過型スクリーンとし
ても使用することができる可搬式スクリーンを提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の可搬式スクリーンは、下部ケースと該下部
ケースに枢着された上部ケースを有する収納ケースと、
該収納ケースに回動自在に取り付けられ、スクリーンフ
ィルムが巻回されるとともに、スプリングにより第一の
回転方向に付勢されたロールと、スクリーンフィルムの
一端が貼着されたハンガーバーと、収納位置と該収納位
置に大略垂直な直立位置の間を回動自在に収納ケースの
両端近傍に基端が枢着され、直立位置においてハンガー
バーを保持する回動自在のバークリップが先端に取り付
けられた二組の伸縮自在の昇降手段と、該昇降手段の一
部に着脱自在に取付可能なカール防止部材とを備え、直
立位置における昇降手段をスクリーンフィルムより側方
に離間せしめ、スクリーンフィルムの捩れをバークリッ
プを適宜回転させることにより防止する一方、カール防
止部材の一部をスクリーンフィルムに当接させることに
よりスクリーンフィルムのカールを防止するようにした
ことを特徴とする。
【0010】各昇降手段は好ましくは、複数のポールと
該ポールを任意の位置で固定せしめるグリップ手段で構
成される。
【0011】下部ケースの底部に下部ケースの長手方向
に沿って収納された回転脚と、該回転脚を下部ケースに
向かって付勢する付勢手段を更に設け、付勢手段に抗し
て回転脚を引っ張り、更に回転させることにより、収納
ケースを支持することができる。
【0012】スクリーンフィルムと昇降手段との干渉を
防止する隔壁をロールと昇降手段との間に介装せしめて
もよい。
【0013】スクリーンフィルムにスカートフィルムを
一体的に形成し、スカートフィルムにドット抜き印刷を
施すのがよい。
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】スクリーンフィルムが巻回されたロール、スク
リーンフィルムの一端が貼着されたハンガーバー、直立
位置でハンガーバーを保持する昇降手段等の部材をすべ
て収納ケースに収納するようにしたので、任意の場所で
使用できるとともに、収納が容易である。また、スクリ
ーンフィルムが貼着されたハンガーバーを二組の昇降手
段で支持するとともに、昇降手段をスクリーンフィルム
より側方に離間せしめたので、スクリーンフィルムを横
切るものがなく、反射型のみならず透過型スクリーンと
しても使用可能である。また、バークリップを対応する
昇降手段に対し、所定角度の範囲で回動自在に取り付け
たので、直立位置にある昇降手段の捩れによるスクリー
ンフィルムの捩れを、バークリップを回転させることに
より防止できる。さらに、グリップ手段に、必要に応じ
カール防止部材を取り付けることにより、直立位置にあ
るスクリーンフィルムのカールを防止することができ
る。
【0017】各昇降手段を複数のポールで構成しグリッ
プ手段で固定するようにしたので、スクリーンフィルム
の昇降が容易であるばかりでなく、各ポールの固定がワ
ンタッチで行える。
【0018】下部ケースの底部に回転脚を収納したの
で、スクリーンを使用する際、回転脚を回転させること
により、スクリーンフィルム、昇降手段等の直立させる
必要がある部材を安定した状態で保持することができ
る。
【0019】ロールと昇降手段との間に隔壁を介装せし
めたので、スクリーンフィルムと昇降手段との干渉が防
止できる。
【0020】スクリーンフィルムにスカートフィルムを
一体的に形成し、スカートフィルムにドット抜き印刷を
施すと、スカートフィルムを介してリモコン操作が可能
となる。
【0021】
【0022】
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。プロジェクションTVあるいはプロ
ジェクタは一般に、少なくとも一つの光源と、光源から
の光を所定の光束に変換する光学系と、光学系からの光
束が表示される少なくとも一枚の表示パネルから構成さ
れており、表示パネル上に形成された表示画像が拡大さ
れて反射型あるいは透過型スクリーン面に投影される。
【0024】本願発明にかかる可搬式スクリーンは、例
えばプロジェクタの前方で所定距離離間した位置に設置
され、プロジェクタの表示画像を拡大反射あるいは透過
してスクリーン面に映像を投影するものである。スクリ
ーンとプロジェクタとの間隔は、プロジェクタの種類、
サイズに応じて適宜選択される。
【0025】図1は、本願発明にかかる可搬式スクリー
ンのアルミニウム製収納ケース2を示しており、プロジ
ェクタの表示画像を投影するスクリーンフィルム、スク
リーンフィルムを巻回したスプリングロール、スクリー
ンフィルムをほぼ垂直に保持するためのポール等の部材
は、この収納ケース2に収納されており、このケースに
取り付けられたハンドル4を持って任意の場所に自由に
持ち運ぶことが可能である。
【0026】図1及び図2に示されるように、収納ケー
ス2は、下部ケース2aと、下部ケース2aに枢着され
た上部ケース2bと、下部ケース2aの両端に螺着され
た一対のキャップ3で構成されている。上部ケース2b
の開放側中央縁部にはロック6が螺着されており、この
ロック6の先端に形成された凸部6aを、下部ケース2
aのハンドル側側壁の上端縁に形成された凹部2cに嵌
合せしめることにより、下部ケース2aの開口部を上部
ケース2bにより閉止することができるとともに、凸部
6aと凹部2cの嵌合を解除することにより、下部ケー
ス2aを開放することができる。尚、ロック6は図示さ
れているように一個でもよいが、二個設けてもよく、そ
の数量は適宜選択される。
【0027】下部ケース2aの底部には長手方向に離間
した一対の回転脚8が設けられており、各回転脚8はプ
レート状のレッグ部8aと、レッグ部8aに立設せしめ
られ、下部ケース2aに形成された穴に挿通されたロッ
ド8bと、ロッド8bの上端に固定されたワッシャー8
cを有している。また、下部ケース2aの底部とワッシ
ャー8cとの間にはロッド8bを囲繞するようにコイル
スプリング10が介装せしめられており、このコイルス
プリング10により回転脚8は常時上向きに付勢されて
いる。この回転脚8は通常、そのレッグ部8aが下部ケ
ース2aの長手方向に沿って下部ケース2aの底部に形
成された凹所2dに収納されているが、スクリーン使用
時には、レッグ部8aを下方に引っ張り90度回転させ
ることにより、収納ケース2を含むスクリーン本体を安
定した状態で所定の場所に保持することができる。尚、
各回転脚8のレッグ部8aには二つの半球状突起8dが
形成されており、収納ケース2に対しレッグ部8aを9
0度回転させた場合、この突起8dが下部ケース底部の
外縁と係合することとなり、レッグ部8aがその位置で
固定される(図4参照)。また、各レッグ部8aの両端
には、スクリーン設置面を保護するためのゴムキャップ
11が装着されている。
【0028】図2、図3及び図4に示されるように、収
納ケース2には、スクリーンフィルム12及びスクリー
ンフィルム12と一体的に形成されたスカートフィルム
13を巻回したスプリングロール14、スクリーンフィ
ルム12及びスカートフィルム13を直立位置に保持す
るための一対の伸縮自在の昇降式ポール16、スクリー
ンフィルム12の上縁部が取り付けられたハンガーバー
18が収納されている。図2において、一対の昇降式ポ
ール16は、収納ケース2の長手方向における同一直線
上で、かつ、スプリングロール14とほぼ同一レベルに
離間して配置されており、ハンガーバー18は、スプリ
ングロール14と昇降式ポール16の斜め上方に配置さ
れている。また、昇降式ポール16は、収縮した状態で
収納されるので、上記各部材を比較的小さな収納ケース
2にコンパクトに収納できる構成となっている。
【0029】ハンガーバー18は、収納ケース2に収納
時、両端末キャップ3から大略垂直に突設せしめられた
一対のハンガーバー受け19で支持されるとともに、ハ
ンガーバー受け19の上端部に形成された突起19aに
より保持されている。
【0030】スプリングロール14は中空円筒体で、そ
の両端は、軸受20を介して図5及び図6に示される一
対のブラケット22に回動自在に取り付けられている。
プロジェクタからの映像を投影するスクリーンフィルム
12と一体的に形成されたスカートフィルム13の下縁
部は、このスプリングロール14の長手方向に両面テー
プにより貼着されており、収納時、スクリーンフィルム
12及びスカートフィルム13の大部分はスプリングロ
ール14に巻回されている。スプリングロール14は、
内蔵したコイルスプリング(図示せず)により常に一定
の回転方向に付勢されており、使用時、スクリーンフィ
ルム12とスカートフィルム13に所定のテンションを
付与するとともに、収納時、スクリーンフィルム12と
スカートフィルム13のスプリングロール14への巻回
を容易にしている。
【0031】ブラケット22は、スプリングロール14
及び昇降式ポール16を軸支するために収納ケース2の
底部に螺着されており、平板状のスプリングロールブラ
ケット22a及び断面U字状のポールブラケットト22
bを備えている。ポールブラケット22bの対向する両
側壁には、水平方向に延在するスリット22cが形成さ
れるとともに、スリット22cの上部に位置する両側壁
の先端部には後述する波形係止部22dが形成されてい
る。
【0032】図7に示されるように、ハンガーバー18
は第一バーセグメント18a及び第二バーセグメント1
8bからなるアルミニウム製中空円筒体で、第一及び第
二バーセグメント18a、18bは中心部及び円周部の
2カ所で長手方向に沿って互いに嵌合している。第一及
び第二バーセグメント18a、18bの互いに対向する
側縁はクランプ部18cを形成しており、スクリーンフ
ィルム12の上縁がこのクランプ部18cで挟持されて
いる。ハンガーバー18の両端にはキャップ26が冠着
されている。
【0033】尚、スカートフィルム13の下縁は、スプ
リングロール14に両面テープで貼着される構成とした
が、スクリーンフィルム12の上縁同様、スプリングロ
ール14に固着する構成とすることもできる。
【0034】又、ハンガーバー18は図7に示されるよ
うな二分割構造に限定されるものではなく、一体構造の
中空円筒体でもよい。この場合、スクリーンフィルム1
2の上縁は、例えば両面テープでハンガーバー18に貼
着される。
【0035】図8及び図9は昇降式ポール16を示して
おり、両図に示されるように、各昇降式ポール16は、
第一ポール16aと、該第一ポール16aの内部に摺動
自在に収容された第二ポール16bと、該第二ポール1
6bの内部に摺動自在に収容された第三ポール16cと
から構成されており、第三ポール16cの先端にバーク
リップ28が取り付けられ、バークリップ28の反対側
の第一ポール16aの基端にポールサポート30が取り
付けられている。また、第一及び第二ポール16a、1
6bの先端には第一及び第二ポールグリップ34a、3
4bがそれぞれ枢着せしめられており、ポールグリップ
34a、34bに内蔵されたカム機構により第二ポール
16bを第一ポール16aに対して、また、第三ポール
16cを第二ポール16bに対して任意の位置で固定す
ることが可能である。さらに、第二ポール16b及び第
三ポール16cの基端にはそれぞれ抜止ストッパー(図
示せず)が配設されており、第二ポール16bの第一ポ
ール16aからの離脱あるいは第三ポール16cの第二
ポール16bからの離脱を阻止している。
【0036】尚、昇降式ポール16は、上記三段昇降式
ポールに限定されるものではなく、四段昇降式ポールと
することもでき、スクリーンフィルム12のサイズに応
じてポールの数は適宜増減される。
【0037】ポールサポート両側部のピン32より所定
距離離間した位置には、図10に示される半円形断面を
有する被係止部30aが形成されており、ポール16を
直立させた場合、この被係止部30aが、図5に示され
るポールブラケット22bの波形係止部22dと嵌合す
ることにより、ポール16は直立位置に保持される。こ
の時、ポールサポート30のポール16の反対側に形成
された平坦部32がブラケット22の上面と当接し、面
接触するように設定されているので、ポール16は安定
した状態で保持される。
【0038】第三ポール16cの先端に取り付けられた
バークリップ28には、その両側部の各々に二つのスリ
ット28aが形成されており、この二つのスリット28
aに挟まれた部分が、ハンガーバー18の端部に冠着せ
しめられたキャップ26を保持するクリップ部28bと
なっている。図11に示されるように、このクリップ部
28bの先端には内側に突出する凸状部28cが形成さ
れており、対向する凸状部28cの間隔はバーキャップ
26の直径より多少短く設定されている。このため、昇
降式ポール16が直立位置にある時、バーキャップ26
をバークリップ28に対し上方より押圧すると、対向す
るクリップ部28bが多少拡開し、バーキャップ26は
バークリップ28の内部に保持される。
【0039】このバークリップ28は、その支軸28d
の直径方向に穿設された孔28eに圧入されたスプリン
グピン29を有しており、昇降式ポール16の第三ポー
ル16cに形成された長孔(図示せず)とスプリングピ
ン29の一端が係合することにより、バークリップ28
は第三ポール16cに保持されるとともに、所定角度の
範囲で回動自在に構成されている。
【0040】この昇降式ポール16は、収納位置では、
図12に示すポールホルダ36に保持されている。ポー
ルホルダ36は、収納ケース2の底部に螺着せしめら
れ、対向する二つの保持部36aを有している。保持部
36aに形成された内側に突出する凸状部36bの間隔
は、第一ポール16aの直径より多少短く設定されてお
り、ポール16をポールホルダ36に対し上方より押圧
すると、対向する保持部36aが多少拡開し、ポール1
6はポールホルダ36の内部に保持される。
【0041】尚、図2及び図4に示されているように、
スクリーンフィルム12とスカートフィルム13を巻回
したスプリングロール14と昇降式ポール16との間に
は、隔壁38が立設せしめられており、スクリーンフィ
ルム12とスカートフィルム13及び昇降式ポール16
に設けられたポールグリップ34a,34bとの干渉を
防止している。
【0042】しかしながら、隔壁38は必ずしも必要で
はなく、ポールグリップ34a,34bの取付位置を適
宜選定することにより省略することも可能である。
【0043】スクリーンフィルム12としては、LCD
のバックライト用拡散フィルムとして使用されているP
ETフィルムをベースとした拡散フィルムが好ましい
が、必ずしもこのフィルムに限定されるものではなく、
スクリーンフィルム12の材料を適宜選択することによ
り、本願発明の可搬式スクリーンは透過型スクリーンと
して、あるいは、反射型スクリーンとして使用すること
ができる。
【0044】すなわち、スクリーンフィルム12の上縁
及びスカートフィルム13の下縁が、両面テープにより
ハンガーバー18及びスプリングロール14にそれぞれ
貼着された構成では、フィルムのみ交換することによ
り、また、スクリーンフィルム12の上縁及びスカート
フィルム13の下縁が固着された構成では、フィルム1
2、13、ハンガーバー18、スプリングロール14を
一体的に交換することにより、本願発明の可搬式スクリ
ーンは透過型スクリーンとして、あるいは、反射型スク
リーンとして使用される。
【0045】また、スクリーンフィルム12と一体的に
形成されたスカートフィルム13にはドット抜き印刷が
施されており、例えば、直径0.5ミリメートルの無数
のドットを縦横3ミリメートルのピッチで配したドット
模様が形成されている。
【0046】図13は、スクリーンフィルム12のカー
ル防止部材40を示しており、ポールグリップ34a,
34bの一つに冠着される略"U”字状の取付部40a
と、スクリーンフィルム12あるいはスカートフィルム
13と当接してフィルムのカールを防止する略平坦なフ
ィルム当接部40bを備えている。取付部40aの内側
中央部には半円状突起40cが形成され、カール防止部
材40をポールグリップ34a,34bの一つに取り付
けると、突起40cが昇降式ポール16の対応するポー
ルの溝に嵌入し、カール防止部材40の回転が防止され
る。
【0047】上記構成の可搬式スクリーンを使用する場
合、プロジェクションTVあるいはプロジェクタの前方
所定距離離間した位置で、各回転脚8を下方に引っ張り
約90度回転させることにより、スクリーンをまず固定
させる。
【0048】次に、上部ケース2bのロック6を解除し
て上部ケース2bを開放する。更に、昇降式ポール16
をポールホルダ36より取り出し、収納位置から直立位
置まで回転して、ポール16の基端に取り付けられたポ
ールサポート30の被係止部30aをポールブラケット
22bの係止部22dに嵌合せしめて、ポール16を直
立位置に保持する。その後、第二ポールグリップ34b
を緩めて第三ポール16cを所定位置まで上昇させ、そ
の位置で第二ポールグリップ34bを締めることにより
第三ポール16cを第二ポール16bに対して固定す
る。同様に、第一ポールグリップ34aを緩めて第二ポ
ール16bを所定位置まで上昇させ、その位置で第一ポ
ールグリップ34aを締めることにより第二ポール16
bを第一ポール16aに対して固定する。
【0049】次に、ハンガーバー18をハンガーバー受
け19より取り出してハンガーバー18をほぼ水平に保
持した状態で垂直に上昇させ、ハンガーバー18の両端
に冠着したキャップ26を対応するバークリップ28に
嵌着せしめる。この時、スプリングロール14の内部に
配設されたコイルスプリングによりスプリングロール1
4は常にスクリーンフィルム12とスカートフィルム1
3をスプリングロール14に巻回する方向に付勢されて
いるので、スクリーンフィルム12とスカートフィルム
13には所定のテンションが付与される。
【0050】この時、直立した昇降式ポール16の捩れ
により、スクリーンフィルム12及びスカートフィルム
13が多少捩れている場合には、所定角度の範囲内で回
動自在のハンガーバー18を適宜回転させることによ
り、スクリーンフィルム12及びスカートフィルム13
をほぼ直立した状態で保持することができる。
【0051】また、スプリングロール14に巻回された
フィルム12,13を引き上げると、フィルム12,1
3の左右の端縁部はフリーとなり、フィルム12,13
は全体として多少カールする傾向にあるが、所定数のカ
ール防止部材40をポールグリップ34a,34bに取
り付け、そのフィルム当接部40bをフィルム12,1
3の表面あるいは裏面に当接させることにより、フィル
ム12,13のカールが防止される。カール防止部材4
0はさらに、風によるフィルム12,13の揺れを防止
する効果もある。
【0052】また、前述したように、スカートフィルム
13にはドット抜き印刷が施されているので、スカート
フィルム13を介してリモコン操作が可能である。
【0053】スクリーンを使用後、各部材を収納ケース
2に収納する場合には、組み立てる場合の上記手順と逆
の順序で行われる。
【0054】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0055】スクリーンフィルムが巻回されたロール、
スクリーンフィルムの一端が貼着されたハンガーバー、
直立位置にハンガーバーを保持する昇降手段等の部材を
すべて収納ケースに収納するようにしたので、収納、持
ち運びに非常に便利で、設置場所の制約がない。また、
直立した昇降式ポールの捩れによりスクリーンフィルム
及びスカートフィルムが多少捩れても、バークリップを
適宜回転させることにより、スクリーンフィルム及びス
カートフィルムを略直立状態に保持することができるの
で、鮮明な画像がスクリーンフィルムに投影される。さ
らに、着脱自在のカール防止部材をポールグリップに取
り付けることにより、直立位置にあるスクリーンフィル
ム及びスカートフィルムのカールあるいは風による揺れ
を防止することができるので、スクリーンフィルムに投
映された画像の画質が低下することがない。
【0056】各昇降手段を伸縮自在の複数段のポールで
構成したので、比較的小さな収納ケースにコンパクトに
収納することができるともに、スクリーンフィルムの昇
降が容易に行える。また、カム機構を内蔵したポールグ
リップを採用したので各ポールの固定がワンタッチで簡
単に行える。
【0057】下部ケースの底部に回転脚を収納したの
で、収納ケースを持ち運ぶに際し邪魔にならず、収納ケ
ースを任意の場所で安定した状態で支持できる。
【0058】ロールと昇降手段との間に隔壁を介装せし
めたので、スクリーンフィルムと昇降手段との干渉がな
くなり、組み立て時あるいは収納時、スクリーンフィル
ムが損傷することがない。
【0059】スクリーンフィルムにスカートフィルムを
一体的に形成し、スカートフィルムにドット抜き印刷を
施すことにより、プロジェクションTV、プロジェク
タ、あるいは、ビデオデッキ等のリモコン操作をスカー
トフィルムを介して行なうことができ、機器の操作性が
向上する。
【0060】
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明にかかる可搬式スクリーンの収納時
の斜視図である。
【図2】 図1のスクリーンの横断面図である。
【図3】 図1のスクリーンの使用時の正面図である。
【図4】 図3のスクリーンの側面図である。
【図5】 ブラケットの平面図である。
【図6】 ブラケットの側面図である。
【図7】 ハンガーバーの横断面図である。
【図8】 収納時の昇降式ポールの正面図である。
【図9】 図8における線IX−IXに沿った断面図で
ある。
【図10】図8における線X−Xに沿った断面図であ
る。
【図11】バークリップの一部断面図である。
【図12】ポールホルダの側面図である。
【図13】カール防止部材の斜視図である。
【符号の説明】
2 収納ケース 2a 下部ケース 2b 上部ケース 8 回転脚 12 スクリーンフィルム 13 スカートフィルム 14 スプリングロール 16 昇降式ポール 18 ハンガーバー 29 スプリングピン 28 バークリップ 34 ポールグリップ 38 隔壁 40 カール防止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−94837(JP,U) 実公 昭35−18370(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/56 - 21/58 H04N 5/74

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部ケースと該下部ケースに枢着された
    上部ケースを有する収納ケースと、該収納ケースに回動
    自在に取り付けられ、スクリーンフィルムが巻回される
    とともに、スプリングにより第一の回転方向に付勢され
    たロールと、スクリーンフィルムの一端が貼着されたハ
    ンガーバーと、収納位置と該収納位置に大略垂直な直立
    位置の間を回動自在に収納ケースの両端近傍に基端が枢
    着され、直立位置においてハンガーバーを保持する回動
    自在のバークリップが先端に取り付けられた二組の伸縮
    自在の昇降手段と、該昇降手段の一部に着脱自在に取付
    可能なカール防止部材とを備え、直立位置における昇降
    手段をスクリーンフィルムより側方に離間せしめ、スク
    リーンフィルムの捩れをバークリップを適宜回転させる
    ことにより防止する一方、カール防止部材の一部をスク
    リーンフィルムに当接させることによりスクリーンフィ
    ルムのカールを防止するようにした可搬式スクリーン。
  2. 【請求項2】 前記各昇降手段は、複数のポールと該ポ
    ールを任意の位置で固定せしめるグリップ手段からなる
    請求項1に記載の可搬式スクリーン。
  3. 【請求項3】 前記下部ケースの底部に下部ケースの長
    手方向に沿って収納された回転脚と、該回転脚を下部ケ
    ースに向かって付勢する付勢手段を更に備え、該付勢手
    段に抗して回転脚を引っ張り、更に回転させることによ
    り、収納ケースを支持するようにした請求項1に記載の
    可搬式スクリーン。
  4. 【請求項4】 前記スクリーンフィルムと昇降手段との
    干渉を防止する隔壁をロールと昇降手段との間に介装せ
    しめた請求項1に記載の可搬式スクリーン。
  5. 【請求項5】 前記スクリーンフィルムにスカートフィ
    ルムを一体的に形成し、該スカートフィルムにドット抜
    き印刷を施した請求項1に記載の可搬式スクリーン。
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