JPH0594837U - 投影スクリーン装置 - Google Patents

投影スクリーン装置

Info

Publication number
JPH0594837U
JPH0594837U JP039869U JP3986992U JPH0594837U JP H0594837 U JPH0594837 U JP H0594837U JP 039869 U JP039869 U JP 039869U JP 3986992 U JP3986992 U JP 3986992U JP H0594837 U JPH0594837 U JP H0594837U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
stand
shaft
storage box
raised
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP039869U
Other languages
English (en)
Inventor
東次 菊地
Original Assignee
株式会社キクチ科学研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社キクチ科学研究所 filed Critical 株式会社キクチ科学研究所
Priority to JP039869U priority Critical patent/JPH0594837U/ja
Publication of JPH0594837U publication Critical patent/JPH0594837U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクリーンを壁面に十分に寄せた状態で展張
状態にさせることができ、しかも家庭普及型として簡便
な構造で、低コストに量産できる投影スクリーン装置を
提供すること。 【構成】 横長で、上面を開口部としたスクリーン格納
箱1と、この格納箱内に箱長手方向に略水平に設けら
れ、スクリーン巻き込み方向に常時回転付勢されたスク
リーン巻き込み軸5と、該軸に巻き込ませたスクリーン
6と、前記格納箱内に箱長手方向中央部において基部を
軸19で枢着され、該軸を中心に該格納箱内に前記スク
リーン巻き込み軸に略平行に倒し込み回動でき、また該
格納箱から立て起こし回動できる、伸縮式のスクリーン
スタンド15と、立て起こしたスタンドの倒れ止め手段
13・22と、スクリーンスタンドの上端部に設けたス
クリーン吊り環掛け止め用フック部材33を有してなる
投影スクリーン装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ビデオプロジェクタ・映写機・幻灯機等の投影システム機器の投影 スクリーン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
簡便な投影スクリーン装置として三脚スタンド式がある。これは三脚スタンド にスクリーンを吊り下げて展張支持させるもので、学校や家庭等で多く利用され ている。
【0003】 予め位置選定した天井部や壁面上部にスクリーンボックスを固定配設し、不使 用時はそのスクリーンボックス内にスクリーンを巻き込ませて格納させ、使用時 にスクリーンを巻き戻して、吊り下げ状態にする定置式の電動型又は手動型の装 置もある。
【0004】 また床置き式として、不使用時は床上に据え置いたスクリーンボックス内にス クリーンを巻き込ませ、またスプリングや流体圧シリンダ等で立ち上がり動作す るスクリーン支持昇降動機構を畳み込ませて格納した状態にさせ、使用時はスク リーン支持昇降動機構の立ち上がり動作によりスクリーンを巻き戻させながら下 から上へせり上げさせて展張状態に保持させる装置もある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
近時は家庭へのビデオプロジェクタの普及が目覚ましいが、家庭の居間等の比 較的狭い場所で使用するスクリーン装置としては、前述の定置式の装置は設置工 事を必要とし、またスクリーンの位置替えの自由度がないので、家庭用としては 不適である。
【0006】 床置き式はスクリーンボックスを移動することでスクリーンの位置替えの自由 度があるが、現在市販のものはスクリーン支持昇降動機構等にコストがかかって いて比較的高価なものである点に難点がある。
【0007】 この点、三脚スタンド式は簡便で手軽であるが、開かせた三脚はかなりの広が り面積をとるので、壁ぎわに寄せて立ててもスクリーン背面と壁面との間に数1 0cmのデッドスペースが生じる。狭い居間等ではスクリーンはできるだけ壁面 に寄せたいので、上記の大きなデッドスペースができることは好ましくない。
【0008】 そこで本考案は、スクリーンを壁面に十分に寄せた状態で展張状態にさせるこ とができ、しかも家庭普及型として簡便な構造で、低コストに量産できる投影ス クリーン装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は下記の構成を特徴とする投影スクリーン装置である。
【0010】 (1)横長で、上面を開口部としたスクリーン格納箱と、 該スクリーン格納箱内に箱長手方向に略水平に設けられ、スクリーン巻き込み 方向に常時回転付勢されたスクリーン巻き込み軸と、 該軸に巻き込ませたスクリーンと、 前記格納箱内に箱長手方向中央部において基部を軸で枢着され、該軸を中心に 該格納箱内に前記スクリーン巻き込み軸に略平行に倒し込み回動でき、また該格 納箱から立て起こし回動できる、伸縮式のスクリーンスタンドと、 立て起こしたスクリーンスタンドの倒れ止め手段と、 前記スクリーンスタンドの上端部に設けたスクリーン吊り下げ係止部材 を有してなることを特徴とする投影スクリーン装置。
【0011】 (2)スクリーンスタンドは倒し込み姿勢と立て起こし姿勢の略90°の間だ け軸を中心とする回動自由度があり、またスクリーンスタンドは立て起こした状 態で旋回操作でき、その旋回によりスクリーンスタンド倒れ込み側がスタンド干 渉部材に対向してスタンドの倒れ止めがなされることを特徴とする(1)に記載 の投影スクリーン装置。
【0012】 (3)スクリーンスタンドが立て起こされたとき、スタンド側と不動部材側に 相対的に設けた爪部と凹部とが対応して係合することでスタンドの倒れ止めがな されることを特徴とする(1)に記載の投影スクリーン装置。
【0013】
【作用】
スクリーンを使用するときは、スクリーン格納箱を壁ぎわに寄せて床に寝せ置 き、該格納箱内に倒し込んで格納されているスクリーンスタンドを手で支軸を中 心に立て起こして倒れ止め手段で倒れ止めさせ、スタンドを伸ばして適当高さに 設定し、スクリーン巻き込み軸に巻き込み格納されているスクリーンを巻き込み 軸のスクリーン巻き込み付勢回転力に抗して巻き戻してスクリーンの上辺部をス タンド上端部の吊り下げ係止部に掛け止めることでスクリーンが展張状態に保持 される。
【0014】 スクリーン展張状態の装置全体は横長のスクリーン格納箱が安定な台座となっ て安定に床上に支持される。そして横長のスクリーン格納箱は奥行が小さいから 展張状態のスクリーンと壁との間のデッドスペースは小さく、狭い居間でもスク リーンを壁側に十分に寄せた状態で使用できる。
【0015】 使用後のスクリーンの格納は上記とは逆手順であり、スタンド上端部スクリー ンを外す。スクリーンはスクリーン巻き込み軸に該軸のスクリーン巻き込み付勢 回転力により自然に巻き込まれてスクリーン格納箱内に格納される。スクリーン スタンドの高さを縮め、倒れ止め手段によるスタンドの倒れ止めを解除させ、該 スタンドを支軸を中心に手で倒し込み回動して格納箱内に格納する。格納箱の上 面開口部には蓋板をしてゴミやホコリの侵入を防ぐのが好ましい。格納箱をたて て適当な場所に収納保管することもできる。
【0016】 この投影スクリーン装置は、スクリーンを1本の起倒式・伸縮式のスタンドで 展張支持させる構成であるから全体の装置構成が簡単であり、低コストに量産で きる。
【0017】
【実施例】
〈実施例1〉(図1〜図11) 図1はスクリーン展張状態時(スクリーン使用時)の装置の切欠き背面図、図 2はスクリーン・スタンド格納状態時の装置の切欠き背面図、図3は図2の(3 )−(3)線に沿う拡大横断面図、図4は図2の(4)−(4)線に沿う拡大横 断面図、図5はスクリーン・スタンド格納状態時の要部の平面図、図6はスタン ド立て起こし状態時のスタンド倒れ止め前の要部の平面図、図7はスタンド倒れ 止め後の状態の要部の平面図、である。
【0018】 1は上面を開放した横長のスクリーン格納箱であり、上面開口には開閉蓋板2 が設けられる。
【0019】 3はこの格納箱内に固定して設けた横長のスクリーン格納ハウジング、4・4 はこのハウジング内の長手両端部にそれぞれ設けた軸受、5はこの軸受4・4間 に支持させたスクリーン巻き込み軸、6はこの軸5に下辺側が係止されていて該 軸に巻き込まれるスクリーン、7は該スクリーン6の上辺側に設けた竿(横木) である。
【0020】 スクリーン巻き込み軸5は不図示の内蔵ばねによりスクリーン巻き込み方向に 常時回転付勢されており、スクリーン6は自由状態において図2〜図4のように 該軸5に巻き込まれてハウジング3内に格納された状態に保持される。
【0021】 スクリーン上辺側の竿7はスクリーン6が十分に巻き込まれることでハウジン グ3の細幅のスクリーン出入口部に引っ掛かって受け止められた状態になってい る。
【0022】 竿7は例えばアルミニウムの丸パイプであり、本例のものはしなりを防止する ためにこの丸パイプの外側に更に補強用鞘部材8を外嵌してあり、長手方向の中 央部には吊り環9を取りつけてある。
【0023】 10は格納箱内にスクリーン格納ハウジング3に並行させて固定して設けた、 上面を開放した横長のスクリーンスタンド格納シャシである。
【0024】 11はこのシャシ10内の、シャシ長手方向の略中央部の底面位置(スクリー ン6の幅方向の略中央部に対応)に、縦軸12を中心に回動自由に取り付けた旋 回座、13はこの旋回座の上面側に同心一体に設けた縦筒部であり、この縦筒部 は周壁の一部を切り欠いて側面開口部14を設けてある。
【0025】 15はスクリーンスタンドであり、本例は角パイプ材製の主支柱16と、この 主支柱内に差し込んだ角材製の引き出し自由の副支柱17を有する伸縮式(入子 式・テレスコピック式)のものである。
【0026】 18は主支柱16の下端に一体に取り付けたスタンド基座である。このスタン ド基座18は前記旋回座11の縦筒部13内に内嵌する外径の短円柱状の部材で ある。このスタンド基座18は旋回座11の縦筒部13内に差し込まれていて、 横軸19により該横軸を中心に、縦筒部13の側面開口部14側に横向きに倒し 込んだ状態(図5)と、縦筒部13内に縦向きに起立させた状態(図6)との略 90°の間だけ回動自由度を持たせて縦筒部13に連結させてある。
【0027】 図8は上記の旋回座11、縦軸12、縦筒部13、側面開口部14、スタンド 下端のスタンド基座18、横軸19、の部分の分解斜視図である。
【0028】 20は上記旋回座11・縦筒部13を跨がせてシャシ10に一体に取り付けた 門型のサブシャシであり、このサブシャシ20の上面板21の面には旋回座11 の縦筒部13の位置に対応させて図5・図6のように左方を開口側としたU字形 の切欠き孔22を設けてある。このU字形切欠き孔22の半円部の径はスタンド 下端の短円柱状スタンド基座18の径と略同じにしてある。
【0029】 旋回座11が、その縦筒部13の側面開口部14が上記サブシャシ20の上面 板21の左横向きU字孔22の開口方向と略一致した左横向きの回転角状態にあ るときは、図2・図5のようにシャシ10内に左横向きに倒し込み状態にあるス タンド15を横軸19を中心に図2の2点鎖線示、図6のように立て起し回動操 作できる。また逆に立て起し状態から左横向きに倒し込み回動操作できる。
【0030】 スタンド15が左横向きの倒し込み状態から略垂直に立て起し回動されると、 図6のように上向きとなったスタンド下端の短円柱状スタンド基座18の上端側 の外周面部がサブシャシ20のU字孔22の半円部に当接して受け止められるこ とでそれ以上のスタンド回動が阻止される。
【0031】 この図6のスタンド立て起し状態において、スタンド15を手で時計方向に回 し操作する。この回し操作によりスタンド15・スタンド基座18・横軸19・ 円筒部13・旋回座11の全体が縦軸12を中心に時計方向に旋回する。スタン ド15を時計方向に略90°回し操作すると、図7のようにスタンド下端部に植 設したストッパピン23がサブシャシ20の上面に設けた第1のストッパ部材2 4に衝接して受止められ、それ以上のスタンド回し操作が阻止される。
【0032】 この図7の状態においては、縦筒部13の上記の略90°時計方向回転で側面 開口部14の向きが図6の左横向きから装置前向きに転換されることでサブシャ シ20の上面板21面の左横向きU字孔22の開口方向と90°方向違いの状態 となる。
【0033】 そのため、スタンド15の横軸19を中心とする円筒部側面開口部14側への 倒れ込み回動、即ちスタンド15の装置前方への倒れ込み回動が、スタンド下端 のスタンド基座18の上端側外周面部がサブシャシ20のU字孔22の側縁部に 当接して受け止められることで阻止される。即ちスタンド15は略垂直の立て起 し姿勢状態に安定に保持される。
【0034】 図7の状態において、スタンド15を逆に反時計方向に略90°戻し回動操作 すると、図6のようにストッパピン23がサブシャシ20の上面に設けた第2の ストッパ部材25に衝接して受け止められ、それ以上のスタンド戻し回し操作が 阻止される。
【0035】 この図6の状態においては、旋回座11の上記の略90°戻し回転により縦筒 部13の側面開口部14の向きがサブシャシ20の上面板21面の左横向きU字 孔22の開口方向と一致した状態に戻されるので、立て起し状態のスタンド15 を横軸19を中心にシャシ10内に図2・図5のように左横向きに倒し込み回動 操作できる。図2において、26はシャシ10内に倒し込んだスタンド15の先 端側を受け止める緩衝ゴム座である。
【0036】 図9〜図11によりスタンド15の主支柱16に対する副支柱17のストッパ 機構を説明する。図9において、27はストップレバーであり、このストップレ バー27は図11の斜視図に示したように、レバー先端側に四角形の輪板28を 一体に形成してある。この輪板28の外形は角パイプ材製の主支柱16の内形よ りもやや小さ目めであり、内形(穴形)は角材製の副支柱17の外形よりもやや 大き目としてある。
【0037】 このストップレバー27は主支柱16の上端部の一側面に形成した切り欠き穴 部にレバー部と輪板部との連設首部27aを落とし込み、輪板部を主支柱16内 に嵌入させ、レバー部を外側にして係合させてある。副支柱17は輪板28内を 通して主支柱16内に差し込まれている。29は主支柱16の上端部に嵌着して ねじ止め30したキャップ部材である。このキャップ部材29によりストップレ バー27のレバー部と輪板部の連設首部27aが上から押えられて外れ止めされ 、ストップレバー27はこの連設首部27aを中心に揺動自由である。
【0038】 31は主支柱16の壁面に形成したスリット孔から主支柱16内に先端側を差 し込んだ板ばねであり、主支柱16内の副支柱17の側面とレバー27の裏面間 に突張っている。
【0039】 この板ばね31の突張り力によりストップレバー27は連設首部27aを中心 に図9上反時計方向に常時回動付勢されている。これにより輪板28が図9のよ うに左下りに傾き、内形の前辺エッジ部と後辺エッジ部が副支柱17の前壁面部 と後壁面部とに押し当てる。その押し当り摩擦力で副支柱17の主支柱16内へ のずり下りが阻止される。副支柱17に大きな押し下げ負荷が加わっても、その 負荷の方向は輪板28を更に左下りに傾かせる方向であるので、輪板28の内形 の前辺エッジ部と後辺エッジ部の副支柱17の前壁面部と後壁面部に対する押し 当り力か大きくなって副支柱17の主支柱16内へのずり下りは安定に阻止され る。
【0040】 図9の副支柱ストップ状態においてストップレバー27を板ばね31に抗して 図10のように押して輪板28の先端がストッパねじ32に受止められるまで連 設首部27aを中心に時計方向に回動させると、この状態では輪板28が略水平 姿勢になって輪板28の内形の前辺エッジ部と後辺エッジ部の副支柱17の前壁 面部と後壁面部に対する押し当りがなくなるので副支柱17のストップ状態が解 除される。従って、副支柱17の主支柱16内からの引き出し操作、押し込み操 作が自由となる。
【0041】 副支柱17を主支柱16から適当長さ引き出してストップレバー27から手を はなせば図9で説明した原理で副支柱17にストップがかかるから、副支柱17 の主支柱16からの引き出し量、即ちスタンド15の高さを無段階に調節するこ とができる。
【0042】 33は副支柱17の上端に設けたスクリーン吊り環掛け止め用フック部材であ り、図2の倒し込み格納状態では下向き姿勢であり、図1の立て起こし・倒れ止 め状態では装置前方を向いた姿勢となる。
【0043】 図2のスクリーン・スタンド格納状態において、スタンド15は主支柱16内 に副支柱17を押し込んで全体の長さ(高さ)を短くした状態で倒し込まれて格 納されている。
【0044】 使用時は格納箱1を壁ぎわに寄せて床上に寝せ置く。格納箱1内のスクリーン ハウジング3側が装置前面側となる。蓋板2を開き、スタンド15を横軸19を 中心に立て起こし(図2の2点鎖線示、図6)、次いでそのスタンド15を90 °時計方向に回転させる(図7)。これにより立て起したスタンド15は安定に 倒れ止めされる。
【0045】 ストップレバー27を押してスタンド15の副支柱17のストップ状態を解除 して副支柱17を主支柱16内から引き出してスタンド15の全体高さを適当に 調節してからストップレバー27から手をはなすことで副支柱17をストップ状 態に保持させる。
【0046】 スクリーンハウジング3内に巻き込み格納されているスクリーン6をその上辺 側の竿7を握って軸5のスクリーン巻き込み付勢力に抗して軸5から巻き戻させ て引き上げ、竿7の中央部の吊り環9を副支柱17の上端側のフック部材33に 引っ掛けて竿7を係止させる。これにより図1のようにスクリーン6が展張状態 に保持される。
【0047】 使用後は上記とは逆の手順で、吊り環9をフック部材33から外してスクリー ン6を軸5の巻き込み力で軸5に巻き込ませてスクリーンハウジング3内に格納 させる。
【0048】 ストップレバー27を押してスタンド15の副支柱17のストップ状態を解除 して副支柱17を主支柱16内へ押し込んでスタンド15の全体高さを短くし、 このスタンド15を90°反時計方向に戻し回転することで倒れ止めを解除し( 図6)、横軸19を中心に左方へ倒し込んでシャシ10内に格納状態にする(図 2)。格納箱1の上面開口部に蓋板2をしてゴミやホコリの侵入を防ぐ。格納箱 1をたてて適当な場所に収納保管することができる。
【0049】 〈実施例2〉(図12〜図15) 本実施例はスタンド15の起倒・倒れ止め手段の他の例である。
【0050】 図12において、41・43はそれぞれ縦板部42・44を具備させた一対の 組付け台座であり、格納箱1内の底面に対向させて固定配設してある。
【0051】 45・47は上記一対の組付け台座41・43の各縦板部42・44の内側に 対向させて固定して設けた一対の軸受板、46・48はこの各軸受板45・47 に対向させて設けた軸挿通孔である。
【0052】 スタンド15の主支柱16の下端部の対向2側面に軸挿通孔49・50を具備 させてあり、この主支柱16の下端部を上記一対の軸受板45・47の間に位置 させて、軸受板45の軸挿通孔46、主支柱16の軸挿通孔49・50、軸受板 47の軸挿通孔48を一致させてボルト軸51を挿通してナット52で適当に締 め付けて抜け止めする。従って、スタンド15の主支柱16は軸受板45・47 の間において軸51を中心に起倒回動自由に支持される。
【0053】 53はスタンド15の主支柱16の下端部内に嵌入させた上下動駒部材である 。54はこの駒部材の側壁部に設けた上下方向長孔であり、前記の軸51はこの 長孔54を貫通していて、駒部材53は該軸51に邪魔されることなく主支柱1 6内を上下方向に移動可能である。55は駒部材53の天井面板56の内面と軸 51との間に縮設したコイルばねであり、駒部材53はこのコイルばね55によ り主支柱16内を引き上げ方向に常時移動付勢される。57は駒部材53の下端 に設けた外方折り曲げ爪部である。
【0054】 図15は上記の軸受板45・47、主支柱16の下端部、上下動駒部材53、 コイルばね55、の部分の分解斜視図である。
【0055】 図12はスタンド15の立て起こし状態時の縦断側面図、図13は一部切欠き 背面図である。このスタンド立て起こし状態時においてはコイルばね55で常時 引き上げ移動付勢されている駒部材53の下端の外方折り曲げ爪部57が軸受板 45の下辺部に設けた係合凹部58に落ち込んで係合した状態にあり、この爪部 57と凹部58との係合によりスタンド15の軸51を中心とする回動が阻止さ れている。即ち、立て起こし状態のスタンド15の倒れ止めがなされている。
【0056】 スクリーンの展張操作は前記実施例1のものとと同様である。即ち、上記のよ うに立て起こし・倒れ止めして状態にあるスタンド15の副支柱17のストップ 状態をストップレバー27を押して解除し(図10)、副支柱17を主支柱16 内から引き出してスタンド15の全体高さを適当に調節してからストップレバー 27から手を離すことで副支柱17をストップ状態に保持させる。スクリーンハ ウジング3内に巻き込み格納されているスクリーン6をその上辺側の竿7を握っ て軸5のスクリーン巻き込み付勢力に抗して軸5から巻き戻させて引き上げ、竿 7の中央部の吊り環9を副支柱17の上端部のフック部材33に引掛けて竿7を 係止させる。これにより図1と同様にスクリーン6が展張状態に保持される。
【0057】 使用後は上記とは逆の手順で、吊り環9をフック部材33から外してスクリー ンを軸5の巻き込み力で軸5に巻き込ませてスクリーンハウジング3内に格納さ せる。
【0058】 ストップレバー27を押してスタンド15の副支柱17のストップ状態を解除 して副支柱17を主支柱16内へ押し込む。副支柱17の下端が前記駒部材53 の天井面板56に当った後も更にコイルばね55に抗して副支柱17を図14の ように押し下げ操作すると、駒部材53が下方へ押し下げられて爪部57が下が り軸受板45の下辺部の凹部58から抜けて爪部57と凹部58との係合が外れ る(図14の状態、図12の2点鎖線示の状態)。
【0059】 この係合外れ状態においてはスタンド15を軸51を中心に図12上反時計方 向へ倒し回動することが可能であり(図13の2点鎖線示の状態)、スタンド1 5を軸51を中心に格納箱1内に図2と同様に左横向きに倒し込んだ格納状態に できる。
【0060】 図12・図15において、45aは軸受板45に形成した、前記駒部材53の 爪部57についての円弧ガイド部であり、スタンド15の起倒回動過程時は上記 の爪部57はこの円弧ガイド部に沿って摺動する。
【0061】 図13の2点鎖線示のスタンド倒し込み状態において、スタンド15を軸51 を中心に立て起こし回動し、スタンド15が略垂直に立て起こされると、駒部材 53の爪部57が軸受板45の下辺部の凹部58に図12・図13のように落ち 込み、爪部57と凹部58とが係合状態になって前述したように立て起こしたス タンド15の倒れ止めが自然になされる。
【0062】
【考案の効果】
以上のように本考案の投影スクリーン装置は、スクリーンを壁面に十分に寄せ た状態で展張状態にさせることができ、しかも簡便な構造で低コストに量産でき る構成のもので、例えばしかも家庭普及型の装置として有効適切である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例装置のスクリーン展張状態時
(使用時)の切欠き背面図
【図2】 スクリーン・スタンド格納状態時の切欠き背
面図
【図3】 図2の(3)−(3)線に沿う横断面図
【図4】 図2の(4)−(4)線に沿う横断面図
【図5】 スクリーン・スタンド格納状態時の要部の平
面図
【図6】 スタンド立て起こし状態時のスタンド倒れ止
め前の要部の平面図
【図7】 スタンド倒れ止め状態の要部の平面図
【図8】 要部の分解斜視図
【図9】 スタンドの副支柱ストッパ機構部の縦断面図
(ストップ状態時)
【図10】 スタンドの副支柱ストッパ機構部の縦断面
図(ストップ解除状態時)
【図11】 ストップレバーの斜視図
【図12】 第2の実施例装置のスタンド立て起こし状
態時の要部の縦断側面図
【図13】 スタンド立て起こし状態時の要部の一部切
欠き背面図
【図14】 スタンド倒れ止め解除状態時の要部の縦断
側面図
【図15】 要部の分解斜視図
【符号の説明】
1 スクリーン・スタンド格納箱 3 スクリーン格納ハウジング 5 スクリーン巻き込み軸 6 スクリーン 9 スクリーン吊り環 15 伸縮式のスクリーンスタンド 16 主支柱 17 副支柱 27 副支柱ストップ・ストップ解除レバー 33 スクリーン吊り環掛け止め用フック部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横長で、上面を開口部としたスクリーン
    格納箱1と、 該スクリーン格納箱1内に箱長手方向に略水平に設けら
    れ、スクリーン巻き込み方向に常時回転付勢されたスク
    リーン巻き込み軸5と、 該軸5に巻き込ませたスクリーン6と、 前記格納箱1内に箱長手方向中央部において基部を軸1
    9で枢着され、該軸19を中心に該格納箱1内に前記ス
    クリーン巻き込み軸5に略平行に倒し込み回動でき、ま
    た該格納箱1から立て起こし回動できる、伸縮式のスク
    リーンスタンド15と、 立て起こしたスクリーンスタンド15の倒れ止め手段1
    3・22と、 前記スクリーンスタンド15の上端部に設けたスクリー
    ン吊り下げ係止部材33を有してなることを特徴とする
    投影スクリーン装置。
  2. 【請求項2】 スクリーンスタンド15は倒し込み姿勢
    と立て起こし姿勢の略90°の間だけ軸19を中心とす
    る回動自由度があり、またスクリーンスタンド15は立
    て起こした状態で旋回操作でき、その旋回によりスクリ
    ーンスタンド倒れ込み側がスタンド干渉部材22に対向
    してスタンド15の倒れ止めがなされることを特徴とす
    る請求項1に記載の投影スクリーン装置。
  3. 【請求項3】 スクリーンスタンド15が立て起こされ
    たとき、スタンド15側と不動部材45側に相対的に設
    けた爪部57と凹部58とが対応して係合することでス
    タンド15の倒れ止めがなされることを特徴とする請求
    項1に記載の投影スクリーン装置。
JP039869U 1992-05-18 1992-05-18 投影スクリーン装置 Pending JPH0594837U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP039869U JPH0594837U (ja) 1992-05-18 1992-05-18 投影スクリーン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP039869U JPH0594837U (ja) 1992-05-18 1992-05-18 投影スクリーン装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0594837U true JPH0594837U (ja) 1993-12-24

Family

ID=12564985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP039869U Pending JPH0594837U (ja) 1992-05-18 1992-05-18 投影スクリーン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0594837U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0869057A (ja) * 1994-06-20 1996-03-12 Casio Comput Co Ltd 可搬式スクリーン
WO2005043235A1 (ja) * 2003-10-31 2005-05-12 Izumi-Cosmo Company Limited 可搬式スクリーン装置
JP2006072291A (ja) * 2004-08-02 2006-03-16 Izumi-Cosmo Co Ltd 可搬式スクリーン装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0869057A (ja) * 1994-06-20 1996-03-12 Casio Comput Co Ltd 可搬式スクリーン
WO2005043235A1 (ja) * 2003-10-31 2005-05-12 Izumi-Cosmo Company Limited 可搬式スクリーン装置
JP2006072291A (ja) * 2004-08-02 2006-03-16 Izumi-Cosmo Co Ltd 可搬式スクリーン装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5094418A (en) IV pole
US5320227A (en) Bicycle stand
US4609174A (en) Foldable easel
US8025261B2 (en) Combination stand and jack for wire spools
US20030103357A1 (en) Integral worklight
US5428520A (en) Adjustable protable utility light stand
US5156366A (en) Golf bag stand
JPH0814219B2 (ja) 内倒れ式上下動窓
US5167364A (en) Rotatable mounting assembly for a rural mailbox
US6478265B2 (en) Post mounted hose reel
JPH0594837U (ja) 投影スクリーン装置
US6006680A (en) Portable stage assembly
US6052227A (en) Screen assembly with pivoting leg members
US3961176A (en) Adjustable lamp stand
US2732487A (en) Adjustable lamp
JP2584487Y2 (ja) 投影スクリーン装置
JP4241965B2 (ja) 可搬式クレーン
JPH062350U (ja) 映写スクリーン装置
US20130105646A1 (en) Space-Saving Flat Screen Television Stand
JP3756112B2 (ja) ロールスクリーン
JP2742876B2 (ja) 消防用ホースリールの支持装置
JPH0463784A (ja) 自転車の駐車装置
CN215111741U (zh) 三角支架、环形灯和摄像装置
CN109764224B (zh) 一种可隐藏云台及支脚双向锁定三脚架结构
JP3011732U (ja) 消火ホース懸垂装置