JP2554974Y2 - 巻き取り式映写用スクリーン装置 - Google Patents

巻き取り式映写用スクリーン装置

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JP2554974Y2
JP2554974Y2 JP1989140624U JP14062489U JP2554974Y2 JP 2554974 Y2 JP2554974 Y2 JP 2554974Y2 JP 1989140624 U JP1989140624 U JP 1989140624U JP 14062489 U JP14062489 U JP 14062489U JP 2554974 Y2 JP2554974 Y2 JP 2554974Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は例えば投映機から投影された像を映しだす映
写用スクリーンに関するものである。
[従来の技術] 第10図は従来の三脚スタンド式映写用スクリーン装置
の全体構成を示す説明図であり、図において、下部主軸
3が3本の脚部7,8,9によって立設されており、該下部
主軸3の上方へ入れ子式に上部主軸2が出入自在に設け
られている。上部主軸2の上端にはほぼ軸と垂直方向に
傾斜金具1が突設されている。
下部主軸3の立設は、下部主軸3に嵌挿された脚部支
点部6と、この脚部支点部6を支点として開脚した3本
の脚部7,8,9と、開脚を固定する3本の脚部7,8,9のほぼ
中央と下部主軸3の下端とに渡された脚部支え軸10,11,
12により得られる。
下部主軸3のほぼ中央部にスクリーン取付け部材15に
よって、下部主軸3と前記傾斜金具1との双方に垂直な
位置に取付けられた上部に開口を設けたスクリーンカバ
ー5が備わっている。該スクリーンカバー5内部の巻取
軸(図示せず)にスクリーン4が捲回されており、スク
リーン4の上辺部分には、中央にスクリーン取手14を設
けた横棒を備え、傾斜金具1にスクリーン取手14を架け
渡すことによりスクリーン4を張設している。
前記三脚スタンド式映写用スクリーン装置では、スク
リーン取手14を傾斜金具1から外すことによりスクリー
ン4はスクリーンカバー5の内部の巻取軸に自動的に巻
き取られる構成となっている。この巻取り機構としては
実開昭51−96513号に示されるような巻取り軸にコイル
バネを付設した方式が一般的であり、映写用スクリーン
においてはこの機構から巻取りをロックする部分を省
き、常に巻取りの力を加え、この力によってスクリーン
が張設されるようになっている。
また、スクリーン4映写面は巻取り時の内側面であ
り、そこに使用目的に応じた映写用スクリーンの性能を
持たせている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記従来の三脚スタンド式映写用スク
リーン装置では、巻取り軸にコイルバネを付設したため
に、スクリーン4を引き出すほど巻取りトルクが増加し
て、スクリーン4を使用状態まで引き出すと必要以上の
強い力で巻取ろうとする力が働いていた。この為スクリ
ーン取手14を傾斜金具1に引っ掛ける際や、傾斜金具1
に引っ掛けたまま上部主軸2を上方に引き上げる際に
は、この巻取りトルクに対抗する力を必要としていた。
この為、作業性が悪く、またこの巻取りトルクに耐える
為に、傾斜金具1,上部主軸2,下部主軸3,スクリーンカバ
ー5,巻取軸などの強度が必要となり、スクリーン装置の
重量及びコストにおいて問題があった。
また、高明度雰囲気で使用する場合等には、映写スク
リーン面に微細な縦溝を形成する等の特殊加工をして、
スクリーン面状での乱反射を防いで、反射に指向性を持
たせた有指向性高輝度スクリーンが使用されているが、
通常この指向性スクリーンではフラットな面で使用する
と、周辺部の明るさが減少するため、凹面状に湾曲させ
て固定して使用している。このため、指向性スクリーン
は巻取式スクリーンには使用されることが少ないもので
あった。
本考案は、スクリーンの巻取り機構として回転軸に付
設したコイルバネを必要とせず、簡略な機構を有し、ス
クリーンの張設に応じた巻取りトルクの変化を少なくし
た巻き取り式映写用スクリーン装置を得ることを目的と
し、更に使用目的に合致したスクリーン映写面を有する
巻き取り式映写用スクリーン装置を得ることを目的す
る。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る巻き取り式映写用スクリーン装置では、
スクリーンの一端辺を捲回軸に固着し、該捲回軸に捲回
した映写用スクリーン装置において、 前記スクリーンが、渦巻バネ様に捲回軸に捲回され、
張設時に捲回されたもとの形状に復元する復元力を発揮
する材質で構成され、 張設時に湾曲する前記スクリーンの巻取り内側面に、
スクリーン面上での乱反射を防いで反射に指向性を持た
せた指向性スクリーン幕を備えたものである。
[作用] 本第1考案においては、スクリーンが、渦巻バネ様に
捲回軸に捲回され、張設時に捲回された元の形状に復元
する復元力を発揮する材質で構成されたものであるた
め、コイルバネ等の機構部品を省略でき、かつ従来の欠
点であるスクリーンの引き出し量による巻取りトルクの
変化を少なくし、それにより、スクリーン装置の構造体
の強度を減少することが可能となり、小形軽量化及び作
業性の向上を図ることができる。
また、第2考案においては、スクリーンの巻取り内側
面に、スクリーン面上での乱反射を防いで反射に指向性
を持たせた指向性スクリーンを備えたものであるため、
復元力を有する材質が張設された場合に生じる巻取り内
側面への湾曲を利用することにより、指向性スクリーン
を使った場合に問題となった周辺部の明るさの減少を抑
えることができ、スクリーン全面の明るさの均一化が図
れる。従って、より高い指向性スクリーンの使用が可能
となる。
[実施例] 第1図は本考案の主要部の構成の一実施例を示す説明
図、第2図は第1図のスクリーンを張設した時の説明
図、第3図は第1図の断面図である。図において、スク
リーン装置40は、両端に小径の軸19を備えた円筒状の捲
回軸18に、一端辺を固着されたスクリーン41が渦巻バネ
様に捲回されており、他端辺を中央にスクリーン取手14
を備えた辺部材に固着されている。スクリーン41は捲回
された形に成形された弾性を有する材質で構成され、第
2図に示すような張設時には、捲回された元の渦巻バネ
様の形状に復元する復元力を発揮する材質で構成されて
いる。また、捲回軸18の両端の小径の軸19は2つの軸受
に軸支される。
図のように捲回された形に成形された弾性を有する材
質で構成されたスクリーン41は、従来のように捲回軸18
に付勢するコイルバネを使用することなくスクリーン41
自体の復元力によって巻き取ることが可能となる。
更に、この方式においては捲回軸に付勢するコイルバ
ネによるものと違い、スクリーンの引き出し量の変化に
よる巻取りトルクの変化が極端に少なくなり、必要な初
期トルクとほぼ同じ巻取りトルクのままスクリーン取手
14を引っ掛ける金具へのセットができるため、セッティ
ングが容易になる。また使用状態(スクリーンを張った
状態)での巻取りトルクが小さくなる為に傾斜金具1,上
部主軸2,下部主軸3,スクリーンカバー5,巻取りパイプ18
の強度を低くすることが可能であり、小形軽量化ができ
る。
張設時に捲回された元の形状に復元する復元力を発揮
する材質としては、種々のものが適用可能であり、弾性
変形を行う弾性体をシート状にしたものであり、使用時
に自身の有する限界を越えない材質であればよく、例え
ばポリエステル等の高弾性率を有するプラスチック類、
鋼等の金属類等をシート状にして表面に白色等の高輝度
のスクリーン幕を張合せて用いる。また、良好な復元力
を得るため、必要に応じてシート状にした複数種の材質
を張合せて用いてもよい。
また、巻取り内側面と外側面とを種類の相違したスク
リーン幕を張合せてもよく、本願では、巻取り内側面42
に、高明度雰囲気で使用するため、映写スクリーン面に
微細な縦溝を形成する等の特殊加工をして、スクリーン
面状での乱反射を防いで、反射に指向性を持たせた有指
向性高輝度スクリーン幕を張合せ、外側面43を通常のス
クリーン幕を張合せた。
また、スクリーン装置は、三脚スタンド式、天井及び
壁据置式等に適用可能である。
第4図、第5図は本考案の巻取りスクリーン装置を三
脚スタンドに適用した際の側面図である。尚、前記第10
図従来の三脚スタンド式スクリーン装置と重複する部分
は同一の符号を付した。
第4図において、下部主軸3のほぼ中央部にスクリー
ン取付け部材15によって、下部主軸3と傾斜金具との双
方に垂直な位置に、スクリーン41の巻取り内側面42を映
写面としてスクリーン装置40を張設している。スクリー
ン装置40の取付けは、左右端面に捲回軸18の両端の小径
の軸19を遊嵌する軸受20を備えたコ字状の軸支部材21の
中央をスクリーン取付け部材15に回転軸22で回転可能に
軸支している。
即ち、第5図ではスクリーン装置40を回転軸22に180
度回転した際の側面図を示しており、この場合には巻取
り外側面43を映写面として張設している。
第6図、第7図は別の実施例の構成を示す側面図、第
8図は第6図及び第7図の要部の正面図、第9図は第8
図の側面図である。第6図において、下部主軸3のほぼ
中央部にスクリーン取付け装置15によって、下部主軸3
と傾斜金具との双方に垂直な位置に、スクリーン41の巻
取り内側面42を映写面としてスクリーン装置40を張設し
ている。スクリーン装置40の取付けは、スクリーン装置
40を覆い、上部に開口23を有し、小口面に捲回軸18の両
端の小径の軸19を遊嵌する軸受20を備えたスクリーンカ
バー24の中央下部を、スクリーン取付け装置15に備わっ
たL字状の取付け金具25に取付け螺子26によって螺着さ
れている。
また、第7図では、スクリーンカバー24を表裏反対に
して同じく取付け螺子26によって取付け金具25に螺着し
た際の側面図を示しており、スクリーン41の巻取り外側
面43を映写面として張設している。
以上のような構成としたので、スクリーン41の両面に
種類の異なるスクリーン性能を持たすことにより、性能
切替えの可能なスクリーン装置とすることができる。
また、巻取り内側面42を有指向性高輝度スクリーンと
しているため張設時に、上下・左右辺部が内側に湾曲し
た状態となり、両端部分の指向性からくる明るさの減少
を抑えることができる。また自然に湾曲するだけでな
く、フィルム成形時に、予め内側面42を内側に有為に曲
がるように成形処理を行なってもよい。これにより両端
部分の指向性からくる明るさの減少を抑え、更に均一化
が図れる。
[考案の効果] 本考案は以上説明したとおり、本第1考案において
は、スクリーンが、渦巻バネ様に捲回軸に捲回され、張
設時に捲回された元の形状に復元する復元力を発揮する
材質で構成されたものであるため、コイルバネ等の機構
部品を省略でき、かつ従来の欠点であるスクリーンの引
き出し量による巻取りトルクの変化を少なくし、それに
より、スクリーン装置の構造体の強度を減少することが
可能となり、小形軽量化及び作業性の向上を図ることが
できる。
また、第2考案においては、スクリーンの巻取り内側
面に、スクリーン面上での乱反射を防いで反射に指向性
を持たせた指向性スクリーンを備えたものであるため、
復元力を有する材質が張設された場合に生じる巻取り内
側面への湾曲を利用することにより、指向性スクリーン
を使った場合に問題となった周辺部の明るさの減少を抑
えることができ、スクリーン全面の明るさの均一化が図
れる。従って、より高い指向性スクリーンの使用が可能
となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の主要部の構成の一実施例を示す説明
図、第2図は第1図のスクリーンを張設した時の説明
図、第3図は第1図の断面図、第4図,第5図は本考案
の巻取りスクリーン装置を三脚スタンドに適用した際の
側面図、第6図,第7図は別の実施例の構成を示す側面
図、第8図は第6図及び第7図の要部の正面図、第9図
は第8図の側面図、第10図は従来の三脚スタンド式映写
用スクリーン装置の全体構成を示す説明図である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーンの一端辺を捲回軸に固着し、該
    捲回軸に捲回した映写用スクリーン装置において、 前記スクリーンが、渦巻バネ様に捲回軸に捲回され、張
    設時に捲回されたもとの形状に復元する復元力を発揮す
    る材質で構成され、 張設時に湾曲する前記スクリーンの巻取り内側面に、ス
    クリーン面上での乱反射を防いで反射に指向性を持たせ
    た指向性スクリーン幕を備えたことを特徴とする巻き取
    り式映写用スクリーン装置。
JP1989140624U 1989-12-06 1989-12-06 巻き取り式映写用スクリーン装置 Expired - Lifetime JP2554974Y2 (ja)

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JP4533767B2 (ja) * 2005-02-07 2010-09-01 株式会社リコー 梱包装置
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